○議事日程
平成19年10月 5日議会運営委員会
議会運営委員会会議録
〇日時
平成19年10月5日(金) 9時30分開会 23時41分閉会(会議時間 0時間53分)
〇場所
議会第1委員会室
〇出席委員
岡田委員長、本田副委員長、早稲田、久坂、石川、野村、三輪、小田嶋、高野、藤田の各委員及び山田議員(代理)、並びに松中議長、高橋副議長
〇理事者側出席者
なし
〇議会事務局出席者
植手局長、磯野次長、田中次長補佐、小島次長補佐、原田議事調査担当担当係長、久保担当書記
〇本日審査した案件
1 本会議第5日(10月5日)の議事日程について
(1)日程第1 諸般の報告
(2)日程第2 議案第44号損害賠償請求控訴事件について
〇 議案第44号損害賠償請求控訴事件について
〇 議会議案第6号沖縄戦集団自決への軍関与を否定する教科書検定意見の再検討を求めることに関する意見書の提出について
〇会期延長について
2 再開本会議について
(1)再開日時について
(2)次回議会運営委員会の開催について
3 陳情第19号石渡徳一鎌倉市長への辞職勧告決議を求めることについての陳情
4 その他
(1)陳情者の発言の取り扱いについて
(2)陳情署名簿の取り扱いについて
(3)傍聴者名簿の取り扱いについて
〇審査内容
開会後、会議録署名委員に石川委員を指名した後、議長から、昨日、一般会計決算等審査特別委員長から、決算審査が終了した旨の報告書が提出され、あわせて委員長報告を作成中のため特段の配慮を願いたい旨の申し入れを受けたこと、この際、最小限の会期延長をして対応したいと考えていること、取り扱いについて、後ほど協議願いたいとの発言があり、この議長の発言を確認した。
以下日程に沿って次のとおり審査を行った。
1 本会議第5日(10月5日)の議事日程について
本日の議事日程については、協議の結果、別紙議事日程案のとおりとするとともに開会は午前10時とすることを改めて確認し、それぞれ次のとおり確認した。
(1)日程第1 諸般の報告
委員長から、昨日付で、一般会計決算等審査特別委員長から議長あて、議案審査報告書が提出されているが、冒頭の議長発言のとおり、委員長報告を作成中であるため、本日の諸般の報告には掲載していない旨の発言があり、これを確認した。
(2)日程第2 議案第44号損害賠償請求控訴事件について
協議した結果、説明を聴取した後、総務常任委員会へ付託することを確認した。
次に事務局から配付資料に基づき、本会議の流れについて次のような説明を受け、これを確認した。
?日程第2まで終了した段階で、一たん本会議を休憩とし、総務常任委員会を開催すること。?総務常任委員会における議案の審査及び委員長報告がまとまり次第、議会運営委員会を再開し、議案第44号の日程追加並びに質疑及び討論の有無を確認すること。?議会運営委員会終了後、本会議を再開し、総務常任委員長の報告を受け、採決を行い散会とすること。
ここで一たん休憩した。
(9時39分休憩 17時00分再開)
再開後、議長から、先ほど総務常任委員長から、議案第44号について委員会の審査が終了し、本会議に報告したい旨の申し出があったこと、また、森川千鶴議員外4名から議会議案第6号沖縄戦集団自決への軍関与を否定する教科書検定意見の再検討を求めることに関する意見書の提出についてが提出されたことから、あわせて取り扱いについて協議願いたい旨の発言があった。議長発言を踏まえて協議した結果、議案第44号損害賠償請求控訴事件については、本日の日程に追加し議題とすることを確認するとともに、次のとおり取り扱うことを確認した。
〇 議案第44号損害賠償請求控訴事件について
総務常任委員長から報告を受けること、質疑がないこと、日本共産党から小田嶋敏浩議員が、民主党から久坂くにえ議員がそれぞれ賛成討論を行うことを確認した。
〇 議会議案第6号沖縄戦集団自決への軍関与を否定する教科書検定意見の再検討を求め
ることに関する意見書の提出について
森川千鶴議員外4名からの提出議案であること、議案第44号損害賠償請求控訴事件についての次に日程追加し議題とすること並びに説明を聴取した後、文教常任委員会に付託することを確認した。
(主な内容は次のとおり)
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○本田 副委員長 この沖縄戦集団自決への軍関与を否定する教科書検定意見の再検討を求めることに関する意見書の提出、この部分に関して、即決をしていただきたくない。まさに慎重な審議をしていただきたいということであります。基本的には中身には入りませんが、この沖縄戦に関して旧日本軍として私の伯父が、戦死をしております。そういう部分で戦没者の慰霊という意味でも私はこういう軽々に即決をしていただきたくないと、いうところを述べさせていただきます。
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○岡田 委員長 そのほかに。
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○野村 委員 即決という形ではいいと思いますけれども、ただこの問題は非常に今、大変話題になっている問題ですしね、賛成討論、反対討論の方も多分出てくるのかなと、このような気がいたします。今、出て即、賛成か反対かということよりも十二分に検討させていただいて、その後、即決という形でもいいと思いますけれども、そういった時間を与えてやった方がいいんではないかと、こういうような気がしますので方向的にはそのようにさせていただければなと思います。
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○岡田 委員長 ほかの委員さんいかがですか、共産党さんよろしいでしょうか。
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○高野 委員 今、野村委員から御発言がございましたけれども、確かに今日出てきたということですからね、検討する時間も必要だろうという御意見を受けとめましたから、この前の議運では、議長からも最小限の会期延長というお話もね、ございましたから、そのことも含めて野村委員おっしゃられたような配慮がなされる形で私はこの議案を取り扱われたらいいのではないかと思います。
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○岡田 委員長 即決かどうかはいかがですか。
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○高野 委員 野村委員も即決が前提ですから。
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○岡田 委員長 即決は可ですけれども、そういう意見がございますので、考える時間がほしいんだと、そういうことであります。
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○藤田 委員 高野委員の御意見と同じです。
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○本田 副委員長 提出者がちょっと待ってほしいというのはどういう意味。
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○藤田 委員 野村委員さんもおっしゃってたように、討論したい方もいらっしゃるでしょうし、そういう意味でね、時間的にちょっと配慮してあげる必要があるんではないのかなという思いで、それで、高野委員さんと同じように、議長の前段の議運での発言も踏まえた上でね、そういうことが可能であるならばそういうふうにしたらどうかと思いまして。
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○久坂 委員 今、藤田委員から御意見ございましたように、そういう時間をとったらという御意見もございましたので、そういう考え方を尊重して私どもも同様の考えを持っております。
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○三輪 委員 皆さんがそうおっしゃるんでしたらそういった時間をとることはやぶさかではありません。
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○岡田 委員長 それでは、時間をとるということと、即決とするということで、慎重審議をしてほしいと。
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○本田 副委員長 何かというと、中身には入りませんけれども、いろいろな思いでね、そういうものを戦争というものですから、これを軽々にね、扱ってほしくないし、もしそういうんであれば文教の継続しているところは何なんだと、その時の議運の決まり事は何だったんだということもね、入ってきちゃうんですよ。それと、やはりちゃんと常任委員会なり、それが継続しているものと今出てきたものとをちゃんと審議してほしいんですよ。そうしなければ浮かばれないということですよ。軽々にそんなことはやってほしくないということですよ。やるんならちゃんとやってほしいんですよ。
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○岡田 委員長 本田副委員長のお話もございますが、即決とすることが多数で、時間はとっていただきたいということになっておりますが、そのようにしてよろしいでしょうか。
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○本田 副委員長 どのようにやるのよ。
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○岡田 委員長 即決ということを確認することと、それから反対討論、賛成討論があると思うので、時間をとるということです。
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○本田 副委員長 即決というんだったら、すぐやればいいじゃないですか。時間をとるんだったら、ちゃんと審議してくださいよ。
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○三輪 委員 私どもの会派から出させていただいているので、先ほど皆様方の御意見に沿うのはやぶさかではないと申し上げましたけれども、文教でのもう一度審議を開始してということで、手続上、その中でまたという形で、今提案ありましたけれども、私はそれでいいと思いますけれども。
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○岡田 委員長 今、提出者の方から時間をかけるということで文教でやってもいいんではないかと言われましたけれども。
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○藤田 委員 ちょっと提案が急だったもんで、いろんな御意見があると思うんですが、本来ならばちゃんときちっと丁寧にね、委員会に付託して審査した上でやるというのが、この鎌倉議会のちゃんとしたやり方だと思っております。今、提出者の方からもそういうお話があったということであれば、何ら私は異議を唱えるもんでもありませんので、ちゃんときちっと丁寧に手続を踏むということで、よろしいんではないかと思います。
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○岡田 委員長 ほかの委員さんはいかがですか。
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○野村 委員 議案については急にね、こういった議案が出てきたということで、本来はこれをかける前に議運で頭出ししてもらってやってもらえれば本来一番よかったのかなと、でなければこういう問題にはならなかったなと、私は思うんですね。文教で扱った内容は継続という扱いを聞いていますので、まあ私ども賛同者となっておりますのでね、提出者の意見も尊重しながら文教でやるのであれば差し支えないと、そのような気がします。
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○高野 委員 私ね、先ほど野村委員が時間をかけるということをおっしゃったんで、即決であるけれども会期延長ということも議長からも御発言もありましたから、それが可能であればそういう発言に配慮したらどうですかと、それには賛成しますということで、今も野村委員おっしゃられた、提出者からもありましたから、皆さんがそうであれば構いませんけど。
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○久坂 委員 提出者の方から御意向もございましたので、より丁寧に審議を尽くすということで皆様の御意向があれば従いたいと思います。
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○岡田 委員長 それでは、即決ではなくて文教常任委員会へ付託するということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
そのように、確認させていただきます。
〇会期延長について
冒頭の議長発言を踏まえ協議した結果、議事の都合により会期を10月9日(火)まで4日間延長することを確認した。
2 再開本会議について
(1)再開日時について
休憩を挟んで協議した結果、10月9日(火)開議とすること、文教常任委員会を開催し議会議案第6号の審査を行う必要があるため、開議時間は追って連絡することを確認した。
(2)次回議会運営委員会の開催について
協議した結果、10月9日(火)午後1時10分開催を確認した。
次に、会議時間を考慮し時間延長について協議した結果、議長一任とすること、本会議を午後5時50分に再開すること、議員提出議案については、この休憩中の議場に配付することを確認し、本会議再開のため、ここで一たん休憩した。
(17時30分休憩 18時20分再開)
再開後、委員長から、久坂委員にかわり代理者として山田議員が出席していることが報告され、これを了承した。次に議長から、先ほど、議会議案第7号石渡徳一市長の辞職勧告を求める決議についてが提出されたので、取り扱いについて協議願いたい旨の発言があり、協議した結果、本議案と同一内容の陳情が付託されている中で、議案が提出された経過について問題提起があり、結論のないまま延会した。
(主な内容は次のとおり)
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○藤田 委員 今の議長の報告をお聞きしまして、私この決議初めて見るんです。
大体こういう決議とか意見書とかいうのは議会の中で、各会派の御理解を得るというような行動をしながら私たちは皆さんの意見を聴取しながら動いているという過去の慣例がずっとありましてね、これいつどこで、全然私はここで初めて見たんですけれど、うちの会派にはだれもどなたもこの提出者からお話がなかったもんで、今までの鎌倉の良識あるやり方というのはどうなっちゃっているのかと思って。これ、いつどなたが、各会派に回っているところと回っていないところあるんですか、その辺、委員長御存じですか。
これどなたが回ってたかわかればお教えください。
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○岡田 委員長 それでは扱いに入っちゃいますがよろしいですか。
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○藤田 委員 扱うという前に、まず、これ初めて見たもんで、付託されるかされないか別として、まず、この出だしを確認したいんですよ。
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○松中 議長 提出されたわけですから、提出されている事実を述べているだけだから。
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○藤田 委員 議長には聞いていません、委員長に聞いているんです。各会派きちっと回って鎌倉の良識あるやり方をしてきたのかどうか。それをちょっと確認したいんです。
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○岡田 委員長 今、議長発言の確認というところなんで、議長発言を確認してよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認しました。
現在、当委員会には、陳情第19号石渡徳一鎌倉市長への辞職勧告決議を求めることについての陳情が付託されております。取り扱いをどうするか、御協議願いたいと思います。ここで陳情等の審査のため、正・副議長は退席した。
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○藤田 委員 先ほど言ったとおりで、今まで鎌倉市議会の中は決議なり意見書なり各会派に回って提出者が御理解を得る、それぞれ会派の考えはありますから、議員個人の考えはありますから、それで賛否をとるという良識ある運営をしてきて、今回、この席で初めてこの決議を見ているんですね。まして、陳情の決議と全く内容が同一のものであって、これ提出しようとしている人はどういう意図があって、だれがどこの会派を回って理解を得たのかそこを明確に教えてください。
委員長、御存じないですか。回っている会派の方に聞いてくださいよ、だれがこれ持ってきて、どういう説明があったか、説明のない会派は全くわかりませんから、ほかの会派に聞いてください。
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○岡田 委員長 これはですね、私が回りました。
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○藤田 委員 つい直近の議会のときにもこういうことがあって、議運の委員長が回っててよろしいんですかということで委員長、謝りましたよね、議運の席で。また、同じことをやっているんで、これ議会運営上、とっても問題ですよ、そう思いませんか、つい直近ですからみんな記憶に新しいですよ。
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○岡田 委員長 あの時はですね、回っているときに陳情の要旨について説明しなかったじゃないかということでおわびしたわけです。
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○藤田 委員 今回も全然説明がありません。紙も回っていません。前回と同じですよ。
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○岡田 委員長 前回は陳情につきまして説明をせずに署名をいただいた、そのことについて説明がなかったじゃないかということであったわけです。
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○藤田 委員 でも、大体同一のものだと思いますよ、やっぱりきちっと説明をすることと、それともう1点、議運の委員長がなぜ回るんですか、同一会派の代表がいるじゃないですか、こんなことで議会の運営できるんですか。責任重大ですよ、議会運営をスムーズにやる立場の中で、陳情が出て審査もしていないのに同一の決議出すなんて信じられないですよ。議会の権能、議員個人の権能がほんとに疑われる問題だと思います。それで私冒頭、最初の陳情付託されたときにも、市民の負託を受けて現職の市長である石渡さんの問題ですから慎重にということで私申し上げていましたよ、そういう陳情の審査もしないうちに、同一の決議が出るなんて、まして議員提案で、辞職勧告だったら、不信任案だったら、議会としての権能はありますけれど。陳情と同じ内容のものですよ、それを議運の委員長がやっているんですよ、そのことについてきちっと釈明しないと進みません。
(「そのとおり」の声あり)
大体陳情者は、この出た陳情の審査もしないで、どういう考えなのか全く理解しがたいし、議会に対しての大いになる誤りだと思いますよ、こういうのがまかり通ってたら議会運営なんか成り立ちませんから、その辺きちっとした説明を、これ認められた議長もお考えあるでしょうから2人で相談してやってください。きちっとした答えをください。これを付託した議長も召致して付託しているんですから議運に、だからちゃんと答えをください。
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○岡田 委員長 今、藤田委員からそのように言われたんで…。
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○藤田 委員 大体、陳情者にも失礼ですよ、審査もしないのに同一のものを陳情者の言っていることをなぞるような決議をするなんて、全く考えられない、信じられない。議員としての権能を疑います。
鎌倉市議会にとっても重大な問題ですよ、慎重に審査しなくてはいけないものは審査しなくてはいけないんですよ、陳情の審査もしていないのに、なぜ出してきたか、その理由をきちっと言ってください。そうでないと入れません。
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○岡田 委員長 暫時休憩いたします。
(18時34分休憩 23時30分再開)
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○岡田 委員長 再開します。各会派の皆様とさまざまにお話しさせていただきました。
いろいろとお話をさせていただきましたが、意見の一致をまだ見れないというような状況でございました。本日は大変恐縮ですが、この程度で延会したいと思いますがいかがでしょうか。よろしいですか。
(「はい」の声あり)
次に、次回の議会運営委員会の開催について、休憩を挟んで協議した結果、10月9日(火)午後1時10分開催を改めて確認した。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成19年10月5日
議会運営委員長
委 員
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