○議事日程
平成19年度一般会計予算等審査特別委員会
平成19年度鎌倉市一般会計予算等審査特別委員会会議録
〇日時
平成19年3月22日(木) 14時30分開会 20時24分閉会(会議時間 2時間29分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
山田委員長、赤松副委員長、早稲田、萩原、本田、野村、三輪、高野、伊東、藤田の各委員
〇理事者側出席者
戸原経営企画部長、植松経営企画部次長、小村経営企画課長、兵藤総務部長、小山総務部次長、内藤総務課長、松永財政課長、高橋(理)環境部長、塩崎環境部次長兼環境政策課長、椎野資源循環課長、小野田教育総務部長、中野教育総務部次長、勝山教育総務部次長兼教育総務課長、菱田教育総務課課長代理、飯尾教育指導課長、山本(満)教育センター所長
〇議会事務局出席者
石井局長、磯野次長、福島次長補佐、原田議事調査担当担当係長、鈴木議事調査担当担当係長、久保議事調査担当担当係長、小島担当書記
〇本日審査した案件
1 議案第77号の原案訂正について
2 議案第89号鎌倉市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
3 議案第90号鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
4 議案第91号鎌倉市子育て支援センター条例の一部を改正する条例の制定について
5 議案第93号鎌倉市廃棄物の減量化、資源化及び処理に関する条例の一部を改正する条例の制定について
6 議案第77号平成19年度鎌倉市一般会計予算
7 議案第78号平成19年度鎌倉市下水道事業特別会計予算
8 議案第79号平成19年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算
9 議案第80号平成19年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計予算
10 議案第81号平成19年度鎌倉市老人保健医療事業特別会計予算
11 議案第82号平成19年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計予算
12 議案第83号平成19年度鎌倉市介護保険事業特別会計予算
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○山田 委員長 皆さんおそろいになりましたので、これより平成19年度鎌倉市一般会計予算等審査特別委員会を開会いたします。
委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。三輪裕美子委員にお願いいたします。
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○山田 委員長 事務局より報告をお願いします。
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○事務局 資料の配付につきまして、御確認をお願いいたします。
予算審査資料その2−4といたしまして、笛田リサイクルセンター内鎌倉市資源回収協同組合の平成18年4月1日から平成19年2月分までの理事会議事録、こちらを配付してございますので、御確認をお願いいたします。
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○山田 委員長 ただいま、事務局から、資料の配付についての確認がなされましたが。
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○本田 委員 これは、お願いしていた、一番最初にお願いしていたやつが今来たということ。
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○山田 委員長 事務局お願いします。
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○事務局 当委員会を設置した当初に要求したものでございますが、先方で理事会を開いて、公開について確認をした後、提出されるということで本日となったということでございます。
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○本田 委員 延びていなかったら、これはもうもらっていなかったということだね。
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○事務局 当初要求しましたときは、この理事会の議事録とそれから平成17年度の決算書、こちらを要求いたしまして、決算書については既に配付させていただいておりますけども、こちらの方が先方のそういう理由で本日になったということでございます。
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○本田 委員 そうすると、従前の日程である最終本会議は、本来きょうであったわけですから、とりあえず、最終本会議には間に合わせようと、間に合ったという、当初の予定でいけば、日程でいけば、そういうことなんだね。そうすると、じゃあ、これが出てきたことによって、じゃあ、もう一度この部分は審査ができるということだね。
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○山田 委員長 ちょっと休憩をさせていただきます。
(14時33分休憩 14時47分再開)
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○山田 委員長 再開します。
事務局から資料の提出の御案内がございました平成19年度予算審査資料その2−4に関しましては、本日の日程で既に御案内のございます議案第77号の原案訂正についてと、これの提案理由の説明、質疑、意見等々を終了した時点で、再度、取り扱い等についての協議をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
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○山田 委員長 それでは、先ほどの本会議で承認されました議案第77号の原案訂正について、審査を行います。
議案第77号の原案訂正についてを議題といたします。原局から訂正理由の説明をお願いいたします。
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○教育総務課課長代理 議案第77号平成19年度鎌倉市一般会計予算の原案訂正について、その内容を御説明いたします。
2月定例会議案集その3の原案訂正文の初めから6枚目の112ページを御参照ください。55款教育費、5項教育総務費、15目教育指導費を100万円増額し、2億7,165万9,000円とするものです。
2月定例会議案集その3(原案訂正分)の最終ページを御参照ください。情報教育事業として、平成19年3月に小・中学校に導入しました教育用コンピュータ246台について、OSをウィンドウズXPからウィンドウズ・ビスタにアップグレードする経費100万円を追加するものです。ウィンドウズ・ビスタや環境復元ソフトのインストール、メモリーの増設経費などを50カ月リースにより対応するもので、リース料3カ月分を追加計上いたしました。ウィンドウズ・ビスタの動作環境の安定性などを見きわめてからの対応とするため、導入は平成20年1月からを予定しております。なお、70款予備費、5項予備費、5目予備費について100万円減額をするものです。
以上で説明を終わります。
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○山田 委員長 それでは、質疑に入りたいと思います。質疑はございますでしょうか。
ございませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、御意見はございませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、意見を打ち切ります。
以上で、議案第77号の原案訂正についての審査を終わります。
暫時休憩といたします。
(14時50分休憩 14時51分再開)
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○山田 委員長 それでは、再開いたします。
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○山田 委員長 先ほど皆さんにお諮りいたしました、平成19年度の予算審査資料その2−4の取り扱いについて協議をさせていただきたいと思いますが、先ほど藤田委員の方から、19日から本日、22日までの経過等について、趣旨が間違っていれば御指摘いただきたいんですが、確認する必要があるんではなかろうかというようなこと、御意見をちょうだいいたしましたが、その他の委員の方から御意見ございませんか。どうですか。
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○本田 委員 さっきも言ったようにですね、きょう総務に届いた。総務から議会事務局か。それはいいんだけども、原局がこれをもらったのは19日だと。それで、月曜日でしょう、火、それから水が休日か、それできょう木曜日か。その経過をね、ちょっとお聞かせ願いたいということで、よろしくお願いします。
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○山田 委員長 はい。
ほかの委員の方、御意見ございませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、特にないようですので、今、お二人の方からその経過についてという意見を確認いたしました。
ちょっと休憩いたします。
(14時53分休憩 14時55分再開)
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○山田 委員長 それでは、再開いたします。
それでは、その経過についての確認が必要ですので、その時間を、所要時間を確保するために3時10分まで休憩といたします。よろしくお願いいたします。
(14時56分休憩 15時10分再開)
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○山田 委員長 再開いたします。
じゃあ、事務局から報告をお願いします。
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○事務局 それでは、御報告いたします。
原局からの報告によりますと、3月16日金曜日でございますが、この協同組合の定例会がとり行われまして、理事会議事録の提出が承認されたそうであります。3月19日になりまして組合の方から原局の方に連絡が入り、その書類を取りに行ったそうであります。そのとき一応受け付けたんですが、中身、この消し墨があった中で消し漏れが数カ所発見されまして、その確認をとるため、もう一度組合の方に連絡をとりまして、組合の方から確認がとれましたのが3月20日夕刻だそうでございます。原局に届きまして、すぐに市長決裁までの決裁を上げ、3月22日午前中に決裁がおり、即、印刷をし、総務課を通じて議会事務局に提出をされました。
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○山田 委員長 御質疑ございますでしょうか。
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○本田 委員 この消し漏れがあったというのは、原局が消し漏れを見つけたんですか。
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○事務局 この消し漏れのところで、氏名のところかどこだか、事務局では確認しておりませんが、数カ所あって、それでまた組合の方に連絡をしたということのようです。
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○本田 委員 だから、最初から、じゃあ、この消してあるのは、最初から、組合の方から消してあった。で、それを原局が見て、消し漏れを見つけて、組合に聞いたということですか。
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○事務局 そのように伺っております。
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○本田 委員 これ、何消してるんですか。
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○事務局 聞きましたところ、個人名だと伺っております。場所がどちらかは、ちょっと伺っておりません。
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○本田 委員 いやいや、だから、これ、何を消してるんですか、この。
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○事務局 それはちょっと、こちらの事務局では聞いておりません。わかりません。
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○本田 委員 じゃあ、何を基準にこれを消しているんですか。
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○事務局 原局の判断でございますので、ちょっと事務局ではわかりかねます。
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○本田 委員 じゃあ、聞いてきてください。
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○山田 委員長 休憩いたします。
(15時14分休憩 15時17分再開)
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○山田 委員長 再開いたします。
予算審査資料その2−4につきまして、経過につきまして事務局から報告をいただきましたが、さらに詳しい内容に至りますので、原局の方に御出席をお願いしたいというふうに思いますが、よろしゅうございますか。
(「はい」の声あり)
それでは、暫時休憩いたします。
(15時18分休憩 15時19分再開)
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○山田 委員長 再開いたします。
それでは、原局の準備がおおむね30分には整うということですので、再開時間を15時30分といたします。
暫時休憩いたします。
(15時20分休憩 15時30分再開)
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○山田 委員長 それでは、再開いたします。
環境部の職員の皆さん、どうもありがとうございます。
それでは、本日、当委員会の方に配付されました予算審査資料その2−4につきまして、本日が提出となった経緯について、委員の方からの御質疑がございましたので、委員会の方に御出席を御要請させていただきました。
それでは、本日までの経過については、先ほど事務局から粗いところは出たんですけれども、さらにちょっと詳細な補足も含めて、いま一度、環境部の方から御説明いただければと思いますが、よろしくお願いいたします。
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○資源循環課長 先ほど審査資料を出させていただきました件につきまして、経過を御説明させていただきます。
3月9日の理事会、それから3月16日の定例会を踏まえてお出ししたいというような組合からの話ございましたので、その旨、議会事務局の方にも御連絡を申し上げたというところでございます。その後、3月16日に、夕方ですが、定例会で出してもいいよということが決まったという連絡がございましたので、私ども17日土曜日、18日の日曜日を挟みまして、19日の11時ぐらいに組合の理事者と時間の調整をいたしまして、取りにまいりました。それで昼ごろに戻りまして、受け付けをし、決裁を上げている途中に、個人名が入っている部分が数カ所ございました。その個人名が、これでお出ししていいんですかという確認をいたしましたところ、それはもう1回見直したいということでございまして、結果的に3月20日の10時ぐらいでしたか、伺いまして、ここの部分ですよという確認を再度いたしました。そうしましたら、その場にいらっしゃった理事、副理事長を含めまして、ああ、これはまずいなということがございまして、じゃあ、そこの部分だけ訂正させてくれというお話ありましたので、その日の夕方、20日の夕方に私の方に届けていただくようにお願いをいたしました。で、21日を挟みまして、きょう午前中に改めて決裁を市長からいただきまして、終わり次第、総務を通してお配りさせていただいたという状況でございます。
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○山田 委員長 ちょっと先ほどの御質疑と重複するかもしれませんが、本田委員の方から確認いただけますか。
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○本田 委員 まずもって、また再度御出席願いましてありがとうございました。
今ちょっと確認させていただきますが、9日が理事会があったということですね。で、16日の定例会というのは何ですか。
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○資源循環課長 組合の話ですと、組合員が集まってその場で議論をする会というふうに聞いてございます。
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○本田 委員 これは理事会とは違うのかな。
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○資源循環課長 理事会は理事ということで定款にも定められておりますけれども、定例会というのは特に定款に定められておりません。慣例でやられているというふうに私ども理解していますが、総会ともまた違うということのようでございます。
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○本田 委員 理事会があって、定例会があって、総会があると。今回、予算審査資料でお願いしてたのは理事会の議事録なんで、この理事会、こういうのは全部定例会で決めるんですか。理事会で決めるんじゃないの。
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○資源循環課長 これは、私どもが理事会の議事録をお願いしたいということにつきましては、組合の方から理事会及び定例会を経てお出ししたいというようなことございましたので、私ども了承して、それを待っておりました。
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○本田 委員 これ、理事会の議事録は、だから、理事会の議事録というのは理事会の承認だけじゃだめなわけ。
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○資源循環課長 そこの内部の決め事は私どもわかりませんけれども、組合としてはそういうような取り扱いをされているというふうに聞きましたので、それを待っておりました。
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○本田 委員 いや、内部の決め事ではなくて、これは我々が、3月の前、2月の、いつ資料要求したんだっけな。ちょっと待って、いつ資料要求したんだっけ。
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○事務局 2月28日でございます。2月28日に当委員会が設置されまして、そこで要求を確認して、手続を行ったというものでございます。
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○本田 委員 そのときは、理事会の会議録ということで要求したんですよね。
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○事務局 笛田リサイクルセンター内鎌倉市資源回収協同組合の理事会議事録ということで、確認をしております。
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○本田 委員 そうすると、これは予算委員会がどういう流れで審査進められていくということも、原局としては回収組合の方にお示しはされたんですか。
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○資源循環課長 去年に、たしか、こういった資料要求、要請ございまして、そのときにも理事会といいますか、組合の方にはお願いをしてございます。ですから、今回ありましたので、去年と同じ流れというようなことは説明をしておりますけれども、詳しい日程をいついつというようなことまでは説明をしてございません。
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○本田 委員 そうすると、予算委員会がいつまでで、第1日目がいつと、こう、あったじゃないですか、予算のその、それは示さなかったんですか。
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○資源循環課長 そこまでの細かい日程は私どもでは示してございません。まず、出せるか出せないかというお話をさせていただきまして、組合の方から、組合の理事会あるいは定例会でその取り扱いを協議したいので、それまでは待ってくれというお話でございました。
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○本田 委員 何で示さなかったんですか。
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○資源循環課長 提出できるかどうかということについてまずお伺いしましたところ、理事会あるいは定例会を経て、それで扱いを決めたいというお話でございましたので、私の方から特に日時は指定しませんけれども、じゃあ、いつ理事会があるんですか、いつ定例会ですかということで、そこの日の確認をさせていただいたところでございます。
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○本田 委員 基本的に、我々は、ただその資料が欲しいという、そういうものではないでしょ。予算委員会があるんだと、これは平成19年度、来年というか、年度としては来年度、4月1日から始まる予算の審査でしょ。そのためにやるんでしょ。そのための資料が欲しいということなんで、ただ、ちょうだいということじゃないでしょ。それはわかりますか。
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○資源循環課長 審査に必要な資料ということで要請があったものというふうに受けとめてございます。
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○本田 委員 そうですよね。それで、何で審査に必要なための資料なのに、いついつが予算委員会なんですよということを言わないんですか、言っていただけないんですか。
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○資源循環課長 出せるか出せないかというふうな、そこの部分からまず入るんだろうというふうに思いまして、これも初めてのことではございませんでしたので、まずそれをお伺いして、それからの対応というふうに思ってございました。その結果、理事会あるいは定例会、それを踏まえて取り扱いを決めたいということでございましたので、私どもはそれを待つしかないというふうに思ったところでございます。
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○本田 委員 じゃあ、その資源回収組合の日程を優先して、こっちの日程は向こうにも伝えずに、こういう状況なんですよということも伝えなかったということですね。
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○資源循環課長 前年も1回経験しておる事項でございますが、理事会の議事というのは、多分、相当多岐にわたるようなこともされているんだろうというふうに私ども思っておりますので、どこまで、理事会として、あるいは組合としてオープンにできるかというようなことは、やはり組合内で御審議があるんだろうというふうに考えてございまして、私どもの日程を優先させることではなくて、出せるか出せないかの議論、そちらを優先させたといいますか、そういったような考え方でございました。
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○本田 委員 それはあれじゃないですか、私たちの日程といっても、あなたたちの日程じゃないんだから。我々の日程なんだから。そうじゃないの。そうじゃないんですか。
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○資源循環課長 もちろん、市議会の日程がその中で審議されるものというふうに認識はしてございますけれども、出せるか出せないかということにつきまして、その理事会、定例会、それで決めたいということでございましたので、それを待たなければならないんだろうというふうに私どもは考えた次第でございます。
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○本田 委員 だから、そのためには、出せるか出せないかということで、理事会及び定例会を経てお出ししたいということを聞いたわけでしょう。だから、そのときに、なぜ、もうこういうふうに予算の日程が出ているでしょ。第1日目は、これこれ、議会費からこういうふうに入りますよと。第2日目、3月6日はこういう状況ですよと。この部分は、第2日目の3月6日火曜日というのが環境部の所管部分かな。そうだな。だから、それを何で言ってくれないんですか。
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○資源循環課長 その部分を組合の方に言わなかったというのは、私どもの手落ちかと思います。ただ、出すか出さないかということの取り扱いについて、やっぱり、人が集まって日程を組んでいるという、その議論で集まっているわけではないんですけれども、そういった日程が組まれているということをその時点で聞きましたので、そこに諮って決めたい、取り扱いを決めたいということでございましたので、私の方は了承したということでございます。
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○本田 委員 そうすると、資源回収組合にこの資料要求をお願いした時点で、環境部所管のこのときには、この資料は絶対出ないということはわかっていたんですね。
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○資源循環課長 私どもがお願いしたのは3月1日といいますか、3月1日に組合からそういう返事がありましたので、3月1日には、この時期に3月の委員会に間に合うかどうかというのはちょっとわかりませんでした。それは、組合の方から聞きました内容を、私ども総務課を通じまして御連絡を差し上げたというふうに認識しております。
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○本田 委員 いや、だって、そのときに、だってそのときに理事会及び定例会に諮って出すというふうには聞かされたんでしょ。総務が聞いたの、直接。
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○資源循環課長 理事会あるいは定例会に諮ってその取り扱いを決めたいというふうに聞きましたのは私どもでございまして、その旨を私どもから総務課を通じて議会事務局の方に御連絡申し上げているということでございます。
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○本田 委員 それはいつですか。
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○資源循環課長 私どもの資料提出という決裁ございますけれども、そのときの起案が3月1日。3月2日に決裁がおりておりますので、3月2日に御連絡をしているというふうに考えてございます。
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○本田 委員 じゃあ、3月2日に原局が資源回収組合から聞いた。それは、理事会及び定例会の了承を経て提出したいと、提出したいというか、そうじゃないとだめだというふうに言われたんでしょ。じゃあ、その3月2日の時点で、この3月6日には間に合わないということはわかってたんだ。
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○資源循環課長 3月2日の時点で3月6日には間に合わないということはわかってございました。
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○本田 委員 じゃあ、何で言ってくれないんですか。
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○資源循環課長 私どもから総務課を通じて、議会事務局にその旨御連絡が行っているものというふうに考えてございました。
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○本田 委員 そうすると、じゃあ、総務は、3月6日の時点にこの資料は出てこないというのはわかってたんだね。
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○小山 総務部次長 3月5日に、平成19年予算審査資料その2−2の中で、議会の方にお送りしましたけども、ページでいきますと437ページでございますが、その中で、今、環境部の方からお答えがありましたような、3月1日時点では市の要請に応じることができない回答があったという旨を添えまして、議会事務局の方に送付させていただいております。
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○本田 委員 だから、3月2日の時点で、環境部はそういうことを言っているわけですよ。それは総務の方には伝わっていたんですねということです。
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○小山 総務部次長 伝わっております。
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○本田 委員 何でそれで、これは3月2日の時点で、3月6日にはもうこれはそろわないということはわかっていたわけでしょう。だから、言ったからいいやというもんじゃないじゃないですか、そんなもん。こんなの、こんな資料は審査にも値しないというふうに思っていたんですか。
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○小山 総務部次長 そういうことではございませんで、私ども環境部の方からそれを受けました段階で、資料を送付する段階で、今の理事会の会議録につきましては、理事会、定例会で取り扱いを協議する必要があることから、3月1日時点では提出ができないというような回答を得ましたので、それを受けまして、ほかの資料の提出をさせていただいたときに、議会事務局の方にその旨をお伝えをさせていただいております。
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○本田 委員 実際の話、資料要求をしてて、それで3月6日に出ませんよと。じゃあ、行ったときに、いや、これは予算の審査のために必要なんですよと。そんなことも言わないで、ああそうですか、わかりましたって、それをじゃあ、とりあえず言っときゃいいやって。そういうことでしょう。それで、これ、あれですよ、普通だったら、3月22日というのは、最初からの日程だったら、これは最終本会議ですよ。とりあえず最終本会議までに間に合わせときゃいいやって、そういうあれじゃないの。
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○資源循環課長 そういった意図は全くありませんで、この取り扱いについてお出しするかお出ししないかという取り扱いを組合として決める。それを理事会、定例会に諮って決めたいと、ということでございましたので、やむを得ないというふうに理解をしております。
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○本田 委員 じゃあ、あれですか、この時期に突然ぽーんと、これ出てきて、質疑も終わってる中で、これもやむを得ないということなんですね。それの審査の資料を、ぜひこの予算、だって、予算の審査のために、これ、頼んでるんだから。そうでしょう。何でそういうところを、いや、もうこれ、理事会、定例会を経ないとどうのこうのだから、出せませんよと言われて、ああそうですか、わかりましたって。それで最終日に出してくる。本来、これ、最終日じゃないもん。そうしたら、きょうやったとしても、もう本来は1週間前に終わっているんだから。この予算はね。それでもやむを得ないと、当たり前だぐらいのこと言われたら、そんなの、だって、冗談じゃないですよということになるんですよ。終わったから済むという問題じゃないですよ、これは。全然、誠意がないじゃないですか、だって。今までそういう気持ちでやってきたんですか。
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○塩崎 環境部次長 今回、資料の御請求をいただきまして、私どもとして、予算等審査特別委員会の予算の審査に必要な資料の要求であるということは十分認識しておりました。ただ、先ほどから担当課長が答弁してますとおり、確かに審査の日程等をお話ししないで、それと同時に、私どもがさらにそれについて強いお願いをしないで今日まで来てしまったことについては、大変申しわけなく思っております。その辺のところについての認識については今後改めていきたいとは思いますが、今回、たまたま、この資源回収協同組合の関係につきましては、先ほどから御答弁していますとおり、従前の例もちょっとあったもんですから、そういう中で、大分、当時、資源回収協同組合とやりとりしまして、なかなか、先ほど申し上げました理事会、定例会を経ないと、そこで議を経ないと決定ができないというような話があったものですから、私どもも、それらの過去の経過で流されてしまった点があったことについても、おわびしたいと思います。
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○兵藤 総務部長 本田委員の御指摘、こちらとしましては、この特別委員会の重み、資料請求の重みというのは、当然、理解しているところでございます。
ただ、今回、言いわけがましいんですが、たまたま、先方のことを、先方の準備状況をおもんぱかって、ちょっと我々総務部としても、その対応についてきちんと処理できなかった。それからまた、この資料を提出するときにお断り書きをしたんですが、その後の状況等もきちんと原課と十分調整して、できるだけ、まず6日に間に合う、間に合わなければ、その状況を事務局に伝え、また、そのフォローについてきちんとしてなかったというのは、本当にこれは、まことに申しわけなかったというふうに考えております。
今後のことを申し上げて御了承いただくということではないんですが、このようなことがあっては絶対いけない、きちんとした審査ができないということで、これは十分、私ども反省したいと思います。今後、もう、すぐに6月議会以降あるわけでございますが、資料請求につきましては、間に合わなければ間に合わないということで、きちんとその理由を付して事務局に伝え、また、では、いつ間に合うのか、その辺の進捗状況等につきましても、きちんと協議をいたしまして、御報告も含めて、何らかの対応をしていくということで今後処置したいと思いますが、今回につきましては、できるだけ急いでいたということなんですが、その事前の説明が足りなかったということは深くおわび申し上げたいと思います。
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○本田 委員 わかりました。
それで、もしこういうのが、これ、決算もあるし、予算もありますからね。で、もしあれだったら、これ、毎月、理事会の会議録もらっておくように。そうすれば、出るんだから。そうでしょう。そういうね、私はね、十分努力していただいていると思ってたの。その予算の審査資料、資料の提出については、もうできるだけのぎりぎりの交渉をしながらやってくれているのかなという気持ちはあったんだけど、もう、聞いたら、全然やってないじゃない。それだったら、もう、これ、毎回、私がいる限りは聞くから、とりあえず、毎月もらっておくように。
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○高橋[理] 環境部長 今、本田委員さん御指摘のとおり、以後、理事会ごと、終わり次第、その会議録を市の方に送付するよう要請してまいります。
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○山田 委員長 その他の委員の方、よろしいですか。
(「はい」の声あり)
それでは、質疑をこのあたりで打ち切りたいと思います。
暫時休憩いたします。どうもありがとうございました。
(15時56分休憩 15時58分再開)
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○山田 委員長 それでは、再開いたします。
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再開後、20日まで理事者質疑を行った項目について、一覧表を配付し、それぞれ意見とするかどうか各委員に確認したところ、いずれも意見とすることを確認した。
ここで各委員から出された意見を整理するため、一たん休憩した。
(16時00分休憩 16時10分)
再開後、配付された意見の一覧表に漏れがないかどうかを確認し、意見を申し述べたいと申し出た委員から、順次意見の趣旨について説明を受けた。
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○山田 委員長 それでは、議案第77号一般会計、第10款総務費(1)「コールセンターの開設について」高野委員。
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○高野 委員 市民の問い合わせに対する基本情報を整備するFAQシステムには一定の積極性が認められる一方、コールセンターの開設については、電話対応が住民サービスの基本であることや、市民ニーズを十分に踏まえて慎重に検討することとします。
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○山田 委員長 それでは、(2)「コールセンターの開設について」三輪委員。
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○三輪 委員 コールセンターの開設については、何千万円もの経費をかけて外部に委託するのはいかがかと思います。FAQシステムが構築された時点でホームページに掲載することや職員に活用を促すことは必要だが、多大な経費をかけて機能しないコールセンターを外部委託することは不要と考えます。市の内部での対応で十分と考えます。
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○山田 委員長 それでは、(3)「まちづくり条例の早急な見直しについて」三輪委員の御意見をお願いいたします。
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○三輪 委員 まちづくり条例の早急な見直しについては、総務の委員会でも述べましたが、今回、新たな制度改正が行われましたが、その周知を十分行うこととともに、一団の土地の開発、時期をずらしての開発がまだ可能になっている今回のまちづくり条例の改正では不十分と考えます。この点に関して一団の土地の基準をきちんと設け、そして、早急なまちづくり条例の改正を行うことを求めます。
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○山田 委員長 (4)「まちづくり条例等の見直しについて」赤松副委員長。
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○赤松 副委員長 一団の土地の開発についての現状の規定が不十分なために、細分化されて、次々と後からまた開発が進んで全体の開発につながり、公共施設の整備も極めて不十分な状態で全体の開発が進んでしまっているという問題点並びに全体の開発で秩序ある全体の周辺との環境の調和の問題にも大きな問題点を残しているのが、市内全域で、ここ数年、大変目立ってきているという問題。さらには、公共施設管理者の同意の問題、32条の同意に関連して、市民の財産を扱うわけですから、直接そこにかかわりのある住民並びに議会の意向をきちっとつかんだ上で市長の判断ということを求める意味で、二つの条例の見直しに当たっては、そういう観点をしっかり取り込んだものにしていただきたいということで、意見を申し上げます。
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○山田 委員長 それでは、第15款民生費に移ります。(1)「車両購入等について」本田委員お願いいたします。
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○本田 委員 これは、こども部の所管で、子供の、学童の安全を考えてパトロールカーを軽車両を3台購入するということで、もう、どうせぐるぐる回るだけなんだから、環境に配慮したハイブリッドカーを買ったらどうかということと、それから、車両を購入するに当たっての積算ですね。それで、それと、どうせなら、鎌倉市が保有している車両についてパトライトとかそういうの、あと塗装ですね、そういうものも考えたらどうかという意見でありました。
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○山田 委員長 それでは、(2)「障害者福祉について、障害者自立支援法への対応に関連して」高野委員。
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○高野 委員 障害者自立支援法施行に伴う利用料負担や施設運営費の問題については、国の対策を踏まえつつ、利用者及び事業者の実情に十分配慮し、鎌倉市として適切な対応を図ることとします。
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○山田 委員長 第25款労働費(1)「労働費について」本田委員お願いいたします。
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○本田 委員 これは、労働費の中で、労働金庫で鎌倉市の勤労者が住宅ローンを借りるときに、鎌倉市が利子補給をしているということであります。鎌倉市の中の勤労者が住宅ローンを借りるに当たって、ほかの市中銀行、金融機関で借りる人は利子補給がないのに、労働金庫で借りる人だけ利子補給が、利子補給というのは利子を鎌倉市が支払うということですね、そういうことがあるのは不公平ではないかということでありますので、この際だからやめたらどうかと。どうせやめるんであれば、どうせ公平感をとるんであれば、全部の住宅ローンを鎌倉市の勤労者に、住宅ローンを借りている勤労者に全部利子補給をするか、逆に、全部やらないか、そういうのが公平ではないかと。それに伴って、利子補給するに当たって、毎年毎年2億9,000万円が預託をされている。そういうことも、預託をするということは、すべて上げているというのと同じなんだから、これは公平感を増すためには、公平性のためには、これは一切のこの事業をやめたらどうかと、そういう意見であります。
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○山田 委員長 それでは、第30款農林水産業費に移ります。(1)「農業委員会のあり方について」藤田委員。
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○藤田 委員 日ごろの市内の中の農業用地の激減を目にして、その中で、今回、鎌倉市の農業委員会の委員の定数を含めて、農業委員会のあり方について質疑させていただきましたが、この農地の激減という中で、この後の本田委員の御質疑の中にもありましたが、農転の問題、いろんな課題、諸課題が、この鎌倉市における農業を取り巻く環境というのは、いろんな課題があるというふうに考えます。
一方では、国もそうですが、鎌倉市も含めて農業の自給率の問題とか、または食育の問題とか、この農業というのが重要な位置づけになってくるんではないかという、そういう思いから意見を申し上げましたが、農業委員会のあり方、人も含めて、また、さらに充実するように専門的な方たちに御助言いただくなど、そのあり方そのものをもう一度根本的に考えていったらどうかということで、意見を申し上げます。
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○山田 委員長 それでは、(2)「農地転用について」本田委員。
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○本田 委員 これは、さきの農業委員会のあり方についてという藤田委員の質疑を聞いている中で、確かにそうだなということで、実はこの農地転用というのが、最初は農地でありますから、農地法に基づいた農地の使用の仕方、そしてそれを農地から農転をしたときに、農転した後というのは、これは都市計画法に基づく土地になってしまう。ただ、農転をした後、目的と違った使い方をしているということもありましたので、これは、後の第45款の土木費の中でも、続いて質疑をさせていただきました。ただ、この30款のところでは、とりあえず農地から農転をした後は、都市計画法のもとにその土地自体は拘束されるということをとどめただけでありますので、この時点では、いろいろな笛田の、いわゆる笛田方面とか笛田の一団の土地とかいう、農地法違反それから都市計画法違反の土地の指摘をしたということでありました。
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○山田 委員長 それでは、(3)「市民農園用地の塩漬けの土地について」本田委員お願いします。
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○本田 委員 これはですね、たまたま市民農園の答弁を聞いている中で、市民農園は、現在、大船に1カ所あると。笛田のところは、返してくれと言ったんで、土地の所有者に返したと。それで、じゃあ、10年前の二階堂の市民農園のごたごたがあったわけですけども、あのときの市民農園の土地というのは今どうなっているんですかというところから始まりまして、いまだに土地開発公社が先行取得している土地であって、鎌倉市が買いかえをしていない土地であるということがわかりました。それで、じゃあ、土地開発公社が、今10年間持っているんだけども、いわゆる塩漬けの土地というのは、おおむね何年かということを聞きましたら、おおむね5年を先行取得して、使ってない土地を塩漬けと言われているということもわかりましたし、その部分で10年間塩漬けの土地になっているということがわかりましたので、じゃあ、一体これからどうするのかと。やはり、土地開発公社の健全化計画さえもいまだ出されてない状態でありますので、特に、この市民農園用地というのは、あれだけごたごたがあり、緊急性があるという形で買い取ったところでもありますから、それとは矛盾している今現在がありますので、これはちゃんと、適正に市が買い取り、そして、市民農園として開設することが必要であろうということで意見としました。
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○山田 委員長 それでは、第45款土木費(1)「荏柄天神参道整備について」三輪委員の意見をお願いいたします。
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○三輪 委員 鎌倉の世界遺産登載の候補地として挙げられている荏柄天神、その参道は、今、一部が査定が未査定ということで参道は指定になっておらないわけですが、この参道を一体として見るべきだと考えます。そして、この参道、今回、北側だけが舗装するという計画になりましたが、南側も含めて、一体化した自然なままでの、砂利のままでの道路として、参道として残すことが鎌倉の世界遺産を守ることにつながると思い、この整備については熟考するように求めます。
また、これは、3年前に景観づくり賞ということで、景観部が「広報かまくら」において、砂利道のまま残すということが実現したと胸を張って、鎌倉の景観を守るということを行ったわけですから、その景観についての行政としてのスタンスを変えることなく、鎌倉のまちづくりを進めていただきたい。そう思います。
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○山田 委員長 (2)「違反建築物等の是正について」三輪委員お願いいたします。
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○三輪 委員 続きまして、違反建築物の是正については、昨年12月に私が一般質問で取り上げさせていただきました。その際、私の質問の前日でしょうか、是正計画書を業者に対して行政が出させるという指示を与えていたということがわかりました。是正計画書をつぶさに見させていただきましたが、中には、市に、行政に、別の土地を見つけてくれというような、そういったことを言っている業者もございました。行政も、今後、厳正にこの是正に対しては対処していくということ、また、これまで10年以上にわたって是正が行われてこなかったことに対しては深く反省しているということでしたので、今後、進捗状況を厳しく管理して、是正を徹底していっていただきたいと思います。
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○山田 委員長 (3)「都市景観の保全について」三輪委員お願いいたします。
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○三輪 委員 続きまして都市景観の保全についてですが、これは、質疑の中では、先ほどの荏柄天神のこと、また、豆腐川のことについて触れさせていただきましたが、市民の思いを受けて世界遺産登載を目指す鎌倉の町、鎌倉の景観を、市長が、市長の思い一つで守れるのではないかと思います。
理事者質疑を終わった後にですが、先日、きのうですか、都市計画法第32条の解釈に対する神奈川県の回答書というものが渡されました。15日に松沢知事から回答書が来ておりますが、編入同意に関して、大船マンションの県の開発審査会の二度目の裁決書に書いてある附帯事項に書いてありますことに関しての、鎌倉市から神奈川県に伺いを立てた、見解をお聞きした、その回答が出されたところです。残念ながら、県としては、その取り扱いに対し見解をお示しする立場にはない、法令の解釈に関しても見解をお示しする立場にはないと、そういった答えが出ました。こういった答えが出ましたが、この市有財産を大切にする、現行の財産を守っていくという視点で、十分慎重に、これからも、都市景観である、例えば川とか緑とかを守っていく、その視線をもってまちづくりに当たっていかれるよう、また、この編入同意の解釈に関しては、法令の解釈に関して県に聞くということは答えが出ない。国に対して、国のつくった法令ですから、国に対して、この法の解釈について市から見解を求めていくということを求めます。
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○山田 委員長 それでは、(4)「岡本二丁目の緑地保全推進地区の拡大の提案について」本田委員お願いいたします。
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○本田 委員 この岡本二丁目のマンション問題に関しては、非常に迷惑している部分もありまして、一つは、県の開発審査会が一度目の、これは去年、おととしか、一度目の許可の取り消しの裁定をしまして、その後、二度目は、これは二度の過ちは、これはもうあわせ技一本でね、これはもう、本当に政治生命絶たれますよということで、市長に再考を求めたというところであります。結果は、結局はまた許可をしてしまって、それでまた、二度目の許可の取り消しという裁定を受けたわけであります。だから、あのときに我々が、本当に命をかけて、何でそういうことをまたするのかと。そして、とにかくあれだけの原状を破壊してしまった、その部分の回復の予算を入れてくださいという、原状の回復の予算を入れてくれというところで、ぎりぎりの攻防を前回の予算委員会の中で、そして、その後でも申し入れをしていたわけであります。
そこで、なぜか中村県会議員が出てきまして、それで、とにかく予算は賛成しろという非情なるものがあったわけであります。そして、最終的には、中村県会議員が言うには、もともと市長を推したのは、おまえらも市長を推しただろうと、推したのに何で予算賛成しないんだというところまで脅迫を受けたわけであります。そして、その脅迫を受けつつも、その中でもやはり、これは二度は絶対だめだからということで、あえて原状回復の予算が入っていないということをもって、この平成18年度の予算を反対したわけであります。
そうしましたら、その次の日に自民党鎌倉支部の役員会が緊急招集されて、そこで支部が除名をするという、除名をしますよということで決定され、そして、それが、自民党神奈川県連の河野太郎会長に対して除名の上申書を提出したわけであります。しかし、その除名の上申書は没になり、我々はいまだに除名をされていないという状況。それもこれも、実際ここにあったと、問題はここにあったと。言うなれば、あの横車を押した中村県会議員と、それを無理無理こういうふうにやってしまったこの石渡市長の責任は重い。非常に迷惑している部分でね。
そういうものがありましたんで、非常に私としては迷惑な話だなということから、ただ、今はもうああいう形になっちゃってるわけだから、これは議会も、やっと、事の重大さに気づき、原状回復しなさいとか、いろいろな問題に対して、石渡市長に対して猛省の決議を出したり、そういう部分もあるわけですけれども。
さて、これから、じゃあ、どうするんだという話で、市が編入してしまったのは、市長の話としては、もうそれを、編入を解除しなさいという、解除しているということを部下に指示しているということも話は聞いていますが、じゃあ、これからどうするんだということで、それであれば、ただ反対しているだけでは、これはよくないわけでありますから、その部分で、じゃあ、我々は提言をしようということで、あそこがいわゆる緑地保全推進地区が半分、半分といっても半分ちょっと少ないですけれども、緑地保全推進地区であるので、行政計画として、例えば緑地保全推進地区の拡大ということで、それで守ったらどうかということを提案させていただいたわけであります。やはり、対案を持って話さなければ、これはやはり建設的な意見になりませんから。そして、これからできるだけ早く原状を回復し、そして、永久にマンションが建たないという、そういうような行政計画を立てなければいけないという点において、意見を述べさせていただいたわけです。
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○山田 委員長 それでは、(5)に移ります。「市街化調整区域内農地における農地法及び都市計画法違反について」本田委員お願いいたします。
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○本田 委員 これは、先ほどの第30款農林水産業費の続きという形でありました。なぜかといいますと、農地は農地法に基づいているわけですけれども、農地転用した後の部分というのは、これは農地法から外れて、都市計画法に基づくものになるわけですね。それで、各、農地法は農業委員会、産業振興課、そして、都市計画法は都市計画部というふうにセクションが分かれているので、一体となって、土地は一つなんだけれども、一体となって、セクションが違うから、やったことがなかったということで、やはり、土地は一つなのであるから、合同で土地を管理しないといけないのではないか。また、総務部の部分で、目的と違った、農地転用して目的と違った使い方をしている部分に関して、つまり、あのときに笛田の一団の土地というところで、不法に2階建て、3階建て、本来建ててはいけないところにそういう住居が実際あったということもわかりました。そして、住居のみならず、そこに住んじゃってるという、その事実もわかったわけであります。
ですから、その意味でこれから、じゃあ、今の現時点ではどうなんだということで聞きましたところ、今、是正済みが何件だっけな、9件か10件、それで今、指導中が8件ということだったんですが、じゃあ、全部もう1回調べてくれというふうに言ったら、これは土日を挟んで調べていただいた。そして、その資料も出していただきました。そのときには午前3時までかかったということで、非常に感謝を申し上げたんですが、そしたら、新たに指導中が2件、そして、指導もしてない状態の違反が8件あるということがわかったわけです。そこで、まさか、何でそんな、指導しているのが2件新たに出て、指導もしてないところが8件出てくるんだと。まさにこれは、まあ、縦割りの弊害もありますけれども、もう少し真剣に、そして、その部分は課税もされていなかったということもありましたので、もう少ししっかりしてくださいと。何でそんなことがあったんだと。まさか市長、自分の知り合いが、全然指導されていない中では、指導されなかったところの人の中にいませんでしたよねということを聞きましたら、あれでは、法人では寄附はもらえないから、法人ではもらっていませんでしたと。そしたら、個人ではもらってるかもしれないというあいまいなことがありましたが、実は、市長の関係者に、全然指導していなかった部分がいるということが判明したわけであります。会計責任者だったという、これは大事な、大変なことだったんですけれども。
そういうこともありましたんで、とにかく、これから農転に関連して農地法と都市計画法、つまり、農業委員会とそれから都市計画部が一体となって、また、総務部も一体となって一つの土地を管理していきなさいと、いった方がいいんではないかと、そういう意見でありました。
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○山田 委員長 それでは、(6)「岡本二丁目マンション問題について」赤松副委員長。
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○赤松 副委員長 二度にわたる開発許可取り消しとなったこの岡本の開発問題、市民も議会も納得いく解決に向けて、一つは三者協議ということで、一定の話し合いのテーブルが持てる見通しがついてきたことは喜ばしいことですが、これは本当に実のある、そういう場として設定され、話し合いも進むかどうかは、まさに市長が議会決議の方向に沿って市側の努力が決定的に重要だということから、この点を強く求めたいということが1点であります。
それから、2点目は、市有地260−2、これは市民に対しても、議会に対しても、市長ははっきりと約束したことでありますので、速やかに区域変更をもとに戻す措置を講ずるよう議会としても求めたいと、意見を上げるようにできればしたいというふうに思っております。
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○山田 委員長 それでは、第55款教育費(1)「小・中学校のコンピューターのリース契約について」本田委員。
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○本田 委員 これはですね、一番最初の話としては、ことしの平成19年3月1日から、小学校のコンピューターが、246台だと思いましたけども、変わるということでありました。2月末までの契約は5年間で、途中のバージョンアップをするという条件で5年間の契約をしてたんですが、ずっとことしの2月末までOSがウィンドウズ98を使っていたということもわかったわけであります。それで、今度は3月1日から、OSは何ですかと聞いたら、XP2じゃなくてXPだということでね。これも2世代前じゃないかということで、今はビスタがあるんだから、逆にXPを探す方が大変ですよという話で、何で最近のOSを使わないのかということが話になった。それとともに、リース契約自体が、非常に1台当たり高くなっているということが判明しました。これが1台約40万円ということで、実際に買い取りしちゃった方がいいじゃないと。実際、鎌倉市の、市役所の中で職員が使っているので、買い取りをしているコンピューターもあるんですが、そのコンピューターは、大体11万から13万、14万とか、そのぐらいの買い取り、それから、リースにしても、大体、最低で11万円でした。なぜ教育委員会だけ、そんな、1台40万円のコンピューターが必要なのか。ましてや、そしたら子供用のソフトが高かったという答弁だったんですが、よく調べたらそんなに高くはなかった。
そして、もう一つはすみ分けという問題があった。これは、市の鎌倉市市長部局では富士通、それからNEC、それから日立が占めている。3社が占めている。ただ、もう一つは、教育委員会はすべて東芝が握っている。過去5年も東芝だし、これから5年間も東芝だということが判明した。つまり、非常にきれいなすみ分けをしているということが判明したわけです。こんなきれいなすみ分けなんていうのは本来ないですから。何らかの作用があったんだろうということも判明しました。
そういう部分で、これからのリース契約という、私が思っていたリース契約は買い取りよりも安いんじゃないかとか、バージョンアップできるんじゃないかとか、そういう部分で少し高いけどバージョンアップできるんだったらその方が安いんじゃないかとかいうのが、ことごとく違っていた。ただ単に高いというだけ。そうして、行政ではリース契約のメリットはないということもわかった。つまり、会社で言うと、このリース契約は、資産に入らなくて損金で計上できるということだから、会社としてはメリットがある。だけど、鎌倉市は、損金だろうが、資産になろうが、つまり備品ですよね、になろうが関係ないんだから。だから、そういう部分でリース契約というのは、実際、今の時点であれば、メリットがないということがわかったわけであります。これからのコンピューターを借りるなり、買うなりする中でのリース契約の見直しというのが大切ではないかということが判明しましたので、意見とさせていただきました。
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○山田 委員長 それでは(2)「教育への信頼回復に向けての取り組みについて」早稲田委員お願いいたします。
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○早稲田 委員 元気な子供の声の聞こえる町、そして、安全、安心のまちづくりを標榜しておりますこの鎌倉市において、子供の人権、人生というものを踏みにじるような教師の不祥事が二度も繰り返されましたことは、まことに残念で、強い怒りを覚えるものでございます。
このような事件を二度と繰り返さないためにも、改めて子供の視点に立った相談体制の強化など防止策と、そしてまた、子供たち一人ひとりを育てていくという教師の強い使命感を徹底するための人格形成の研修を強化してほしいということを求める意見を述べさせていただきたいと思います。
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○山田 委員長 (3)「子供の人権を守るための具体策について」三輪委員。
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○三輪 委員 子供の人権を守るために、代表質問や一般質問などでもこれまで子供の人権オンブズマン制度を導入するようにと、長年訴えてまいりました。残念なことに、二度のわいせつ事件が起こり、3年前の事件も契機にして設置されたという事故防止会議ですが、その要綱にある議事録もとられておらず、また、保護者や子供たちの声を受けるというポストも設置されていない。そういった状態が明らかになりました。3年前の事件がまるで生かされていない。そのために、この1月にまた再発してしまった。そういった教育委員会の監督責任、また、市の責任というものは重大だと思います。教育長からは、今後、具体策を進める、責任をとるつもりだという御答弁でしたが、提訴している被害者や児童生徒の子供の人権、女性の人権を、まず第一に具体策に取り組んでいただきたいと思います。
具体策としては、メールの相談や、先ほど言ったポストの設置、また、初任者研修だけでなく、CAPの研修を全教員が行う。また、スクールソーシャルワーカーなどの全校配置、そして、先生方のコミュニケーションの場をつくることなど、提案させていただきました。
特に、今回のように、教育委員会に、学校に対して不信感を持ってしまっている保護者にとっては、学校の外にそういった人権を擁護する窓口を設置することが必要です。二度とこういった事件が起こらないためにも、学校の外に、外部の人権オンブズマン、子供のための人権オンブズマン制度を早急に設置することを求めます。
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○山田 委員長 議案第78号下水道事業特別会計(1)「下水道使用料について」高野委員。
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○高野 委員 下水道使用料については、来年度から平均して約20%の値上げとすることが決まっております。下水道事業が、法的には公営企業として位置づけられるとはいえ、その実態としては、全市民を対象にした事業であることを踏まえ、市民の生活実態を十分配慮して、一般会計から応分の繰り入れを行うなど、今後はできる限り、料金の抑制に努めていただきたいといたします。
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○山田 委員長 それでは、議案第79号鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計に移ります。(1)「再開発ビルの高さと市民への周知について」三輪委員お願いいたします。
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○三輪 委員 この再開発ビル、このビルについては、地権者や市民の意見をもとに、住居部分を加えた今回の計画が出されました。しかし、ビルの高さについては、防災上、安全上などの懸念があります。今後、市民への周知を十分行い、意見を聞いて、慎重に進めるべきと考えます。そして、環境への影響評価を十分行うことをあわせて要望いたします。
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○山田 委員長 (2)「大船駅東口再開発事業について」伊東委員、御意見をお願いいたします。
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○伊東 委員 議会が附属機関への委員の派遣をどうするかという議論が、議会運営委員会を通じまして二度ほど議論をされたことがあります。私が申し上げたいのは、都市計画審議会への議会選出の委員のことなんですが、結論から言いますと、都市計画審議会という審議会の性格上、まさに鎌倉市のまちづくりの基本となります、いわゆる都市計画、これを決定するについて、都市計画審議会というのは計画案を付議されて、そこで議論をして結論を出していくと。そういうまちづくりの中での非常に大切な役割を担っております。
議会の方も、議会は議会の立場から議論を進めるということで、会派の中には、そういった審議会への議員を出すことについていかがなものかという意見もありましたけれども、現在のところ、鎌倉市の議会としては、今も都市計画審議会に委員を4名、議選の委員として出しているわけです。
そうした中で、今回の大船駅の東口の再開発事業を進めるために、かつて、これまでありました都市計画の変更手続が審議会の中で行われました。私も審議会の委員をしていた時期がありまして、昨年7月20日に行われた都市計画審議会の中で、このときは高度利用地区の指定の指針ということがこの審議会の中で諮問をされまして、その中で、ある委員さんの中から、これは当然、高度利用地区の指定の指針ということは、大船駅の東口の再開発を想定してのことだろうという意見がありまして、実際、そこの中ではどういった建物を建てようとしているのかという、特に建物の高さについての質問がありまして、それに対して都市計画課の方で答える形で、第1街区についてはこの指針の適用を行って、高さが大体85メートルになるという、そういった答弁がありました。その後、消防上の問題、その他幾つか委員の中から指摘もありましたけれども、おおむね、この指針については了承がされていると。もう、昨年の7月の段階でそういうことになっておりました。そして、ことしの2月20日に、実際に都市計画の変更、高度利用地区の変更、それから地区計画の決定と、この三つの議案が付議され、結論が出され、原案のまま、一応、審議会を通っているということがこれまでの経緯であります。
ほかに、都市計画審議会では、鎌倉独特のいわゆるローカルルールといいますか、風致地区外での15メートルを超す建物についての諮問というのがありますけれども、本来の都市計画審議会は、都市計画の決定について、これはもう法令上、審議会に諮って決定をするということになっておりまして、これは、議会に議案として出してくる話ではございません。これは、いわゆるまちづくりの基本というのは、公平、公正、中立にあくまでも行っていこうということが都市計画法の中でもうたわれております。そういうことから、都市計画審議会の中で議論をする。当然のことながら、議会から出た委員さんもそこで議論するということは、これは当然あってしかるべきだと思いますが、審議会の結論については、議会はやはりその結論を尊重する立場にあるというふうに私は考えております。
そういう意味から、今回、都市計画の変更の中でありましたのは、一番大きいのは、これまで商業施設あるいは商業関連施設ということであったのが、商業、公益、住宅と、そういった用途の変更というのがまず一番大きなことでありまして、もう一つは、先ほどの高度利用地区の中で変更がありまして、それは容積率がそれまでの600%、10分の60であったものを10分の85、850%にすると、これが大きな違いであります。高さについては、おおむね90メーターの高さまでを、特にこれは第1街区といいますか、そこについてはそういった高さを求めているということで、約170戸の住宅を建てるというのを目標にしていると、そういう計画であります。
したがいまして、これから、当然のことながら、権利者に対して賛成の方をふやしていくという努力は、当然のことながらこれはしなければならないことでありますし、また、意匠やデザインについては、これから基本設計に入る中で、当然のことながら、市民の方の要望も入れながら設計計画をしていけば、私はいいというふうに思っております。
そういう意味で、結論を申し上げますと、この再開発事業については、都市計画審議会の結論を議会はやはり尊重すべきであるということであります。同じ14名の委員の中で議会から4名出ておりますけれども、その結論をもって、それに反対であるからということで裏づけとなる予算を否決するというのは、私は、都市計画審議会というものを、やはり議会が尊重してないということになりかねませんので、そういう意味から意見を申し上げたいと思います。
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○山田 委員長 (3)「高さ90メートル、奥行き12メートルのぺらぺらビルについて」本田委員、御意見をお願いします。
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○本田 委員 この部分では、まず、高さが90メートルで奥行きが12メートルという、そういうビルが果たして鎌倉市になじむのかどうか。それは景観部にもお聞きした部分でもありますけれども、景観部はむにゅむにゅという話でもありました。そして、この都市計画決定をする、これから都決を打つという、まあ、これは変更なんですけどね。今は、前回の都市計画決定をした計画があるはずです。それを変更するということでもあります。これはこういうふうに議案として出ているわけだから、これは確かに都計審の意見は尊重はするが、それどおりにやらなければいけないという問題ではない。なぜならば、そんなことであれば我々は必要ないということで、我々は我々の責任を持って、それで結論を出していくべきである。尊重はしますよ。だけども、それに拘束されることはないということです。
そして、この都市計画決定、都決を打つという中で、市長はおおむね70%というふうに言っていた。しかし、権利者の賛否の状況を考えてみると、賛否が不明な人がいるというのがいた。それを賛成、反対、判断つかずで考えると、これは賛成が、大体50%から、50%切ってしまう。市と財務省とJR、この法人を抜かした場合は、何と46.7%になっている。市長がボーダーとしておおむね70%としていたものを、2割も下がっている状態であるということは、これは市長が言われていた70%、それに届かないという、現実的に、今はですね、届かないということだと。
そして、これをもし、無理無理この変更を認めたとしても、この後、事業計画では、事業計画の認可を受けるには、80%から90%の賛成にしなければいけない。そして、なぜならば、その後、事業計画の認可を受けた後、権利変換計画をつくり、そして、権利変換計画の認可を受けなければいけない。これが100%であるからです。今が無理無理やったとしても、権利変換計画で100%の賛成者にならなければ、これはまた、無になってしまう。そういう計画なんであります。よって、この無理な50%を切っていると、賛成者が50%を切っているというこの状況で、また、この変更を認めるわけにはいかない。
そして、鎌倉らしさ、景観的に鎌倉らしさという中でも、この90メーター、そして奥行き12メーターというのは、鎌倉の玄関としてはふさわしくないという、そういう建物なんですから。そういうものは我々が責任を持って、私は言いました、例えば、これを70%にまずしてくださいよと。3カ月とか6カ月でも待ってもいいですから。20年も待っているのに、これで無理無理こんなに拙速にやることはないじゃないですかということも言わせていただきましたが、とにかくこのおおむね70%というのは、今現在では50%以下になっているということがありますので、これは無理無理やることではないということを、意見とさせていただきました。
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○山田 委員長 それでは(4)「大船駅東口再開発事業について」赤松副委員長。
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○赤松 副委員長 原局質疑、理事者質疑はさせていただきまして、この大船駅の再開発事業、都市計画事業でありますから、都市計画として定めるに当たって決定的に大事なことは市民の参加です。同時に、駅前の再開発事業ですから、そこに土地を持ち、建物を持ち、商売をされ、生活している、こういう方々の資産がもとになる事業でありますから、まあ、権利者、権利者と言うわけですけど、権利者の、少なくとも計画を決定する段階でも100%に限りない、近い賛同率がなければ、大枠を決めてしまう都市計画決定はすべきでない。つまり、それをすることによって賛成できない方々を、本当に、何といいますか、枠にはめてしまうことによって事業決定そして権利変換という、先へ進めば進むほど大事になる一つ一つの山が、より困難な状態をつくり出してしまう。だからこそ、今、都市計画の決定という大枠を決めるこの段階で、しっかりとした住民合意、権利者の合意が得られてない中でこれを進めることは、この先々の計画の展開にも大きな問題を残すという状況が、もう目に見えております。
現段階でも、今も話ありましたとおり、賛同率は非常に低い。条例に基づく縦覧・意見書、そして法定縦覧への意見書、35%、30数%という反対意見が明確に意思表示されているわけですね。こういう現実を踏まえるならば、この段階で三つの都市計画の決定と変更をするのは時期尚早。もっと時間をかけて、権利者の皆さん、市民の皆さんの意見を十分反映する、そういう時間をとって、拙速にならずに、十分練り上げる計画をさらに進めていくことが重要であるという点が1点であります。
それから、もう1点は、ドイツのケルンの大聖堂、世界遺産。世界遺産委員会から数キロ離れたところに、100メーターからの4棟の高層ビル計画。これはケルン市の再開発事業が計画されている状況の中で、世界遺産委員会から世界遺産の登録を取り消すという厳しい指摘がされている中で、ケルン市当局は、再開発事業の根本的な見直しを進めているという現実がありました。一方、鎌倉市は、景観法も制定されて、全国の地方自治体がこの景観計画、一つは京都市の例を挙げて紹介いたしましたが、これまでの町の建築物の高さ、これを従来の高さを31メートル以下に抑えて、6段階で地域ごとに区分設定をして、世界遺産にふさわしい京都市のまちづくりを進めようという新たな施策の展開をスタートさせるという状況の中で、鎌倉市も、同様に世界遺産登録を目指す鎌倉のまちづくりどうあるべきかということを考えたときに、大船はまさに鎌倉の玄関口である、古都鎌倉の玄関口であって、鎌倉全域も、風致地区以外は高度地区を設定して15メーター以下にしようという、そういう計画を進める中で、大船の駅前だけは高度利用地区ということで、850の容積率を設定し、現実には90メーターからのビルを建てようとしている。これは、全く、今の同じ世界遺産を登録されている京都、そして鎌倉も目指している中で、全く時代に逆行する。まちづくりを市民と一緒にやって、景観をしっかりとよいまちづくりを進めようという方向とは逆行する方向でこの計画が進められているという、こういう新たな視点から、この再開発計画の見直しをやる必要があるという問題を提起をさせていただきました。
そういう方向で議会としての意見も出せれば、私は大事ではないかというふうに思っております。私も都計審のメンバーの1人でありますが、都計審の高度利用地区の指針の段階では、進めるに当たっても住民合意がまず大前提ですよという意見も申し上げましたし、付議されたときにも明確に意見を述べて、これには反対をいたしましたけれども、議会は議会として、市民の代表機関としての責任を私は果たすべきと、そういう一員として私はこういう意見を述べさせていただきました。
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○山田 委員長 それでは、最後に歳入でございます。(1)「市税収入について」高野委員。
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○高野 委員 鎌倉市の市税収入を見ると、今年度予算当初ベースと比べて来年度は市税が約22億円ふえるということで、大変高い伸び率を示しています。中でも、その中心となる市民税を見ると、約19億円の増収見込みとなっています。理事者質疑でも申し上げましたけども、中でも市民お一人お一人からいただく個人市民税を見ますと、18年度と比べて19年度は約15億円の増加になる。
こうした中で、市長とも認識の共有を図りましたけれども、市税収入はこれだけふえているが、しかしながら、生活保護伸び率、就学援助の伸び率、国保の滞納世帯の増加など、市民の生活実態としては、決してこれらの税収増を反映した、今、実態にないということから、今後の財政運営に当たっては、市債の発行抑制など財政の健全化に考慮しつつ、何よりも市民生活への配慮、それぞれの施策における負担の抑制に努め、これらの増収分を、暮らしを応援する立場でぜひ市政運営をしていただきたいと、意見を申し上げます。
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○山田 委員長 どうもありがとうございました。以上で、意見開陳を終わります。
それでは、審査の過程において出されました意見について、委員長報告に盛り込むかどうか、盛り込む場合についてはどのように盛り込むか、まとめに入りたいと思います。
一般論ではございますけれども、取りまとめにつきましては、この場で御協議いただくか、休憩中に行うというような方法がございますが、いかがいたしましょうか。
特に御意見ございませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、私の判断とさせていただきたいと思いますけれども、しばらくお時間をちょうだいいたしまして、今、25項目の意見についての取りまとめ作業を正・副委員長の方で、まず皆さんの方にお伺いしながらまとめる作業に入りたいと思いますが、それでよろしゅうございますか。
(「はい」の声あり)
それでは、暫時休憩いたします。
(17時15分休憩 20時10分再開)
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○山田 委員長 それでは、再開いたします。
皆様の御協力により、休憩中に御協議をさせていただき、委員長報告に盛り込む意見をまとめさせていただいておりますので、副委員長から御報告を申し上げる方法でよろしゅうございますでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、副委員長より報告をお願いいたします。
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○赤松 副委員長 先ほど25項目にわたって、一般会計、特別会計、意見の開陳がございました。委員会の確認に基づきまして、正・副委員長、これらをもとに委員長報告に盛り込むべき点について協議をさせていただき、各会派に、二度、御意向を伺いながら、調整を進めてまいりました。その結果、一般会計について、4点について各会派の理解が得られ、委員長、副委員長として、この4点について合意に達したということで報告をさせていただきたいと思います。報告の内容は、項目とその委員長報告で述べる観点について、私の方から報告させていただきます。
一般会計の1点目、まちづくり条例等の見直しについてということで、一つは、市のこれまでの総合的な見直し等については評価すること。同時に、一団の土地の開発等において、細分化されるなどの問題など課題が残っていること。3点目に、世界遺産を目指す本市としては早急な見直しが必要であるという観点で、この点についてまとめたいということでございます。
大きな二つ目、市街化調整区域内農地における農地法及び都市計画法違反についてということで、一つは、二つの法律違反に対する早急な是正指導が必要であること。二つ目に、今後、都市計画部、総務部、農業委員会が連携を強化し、再発を防止するように努めること。3点目は、農業委員会の機能について今後研究をされたいという3点についてでございます。
それから、大きな三つ目、岡本二丁目マンション問題についてということで、一つは、市民、事業者、行政の三者による協議の場が持たれる方向が出てきたことを評価すること。二つ目に、議会としてもさらなる努力を求め、今後も重視していくという点について述べたいということであります。
それから、大きな4点目は、子供の人権についてということで、一つは、不幸にも子供の人権を傷つける教員の不祥事が起きたこと。二つ目に、子供の人権は最大限尊重されるべきであり、今後、教員の研修や意識改革など再発防止に努められたい。こういう内容でまとめていきたいということであります。
以上が一般会計でございますが、意見としてまとまったものではございませんけれども、大船駅東口の特別会計につきましては、採決結果の前に、審議の経過と両論に分かれた意見を記載するということで意見の一致をいただきました。その内容は、一つは、都市計画決定の変更に当たり、都市計画審議会の結論を尊重すべきであり、予算を反対すべきではないという意見。二つ目に、尊重するが、議会としてその結論に拘束されるものではない。権利者の現状を踏まえれば、都市計画決定の変更は時期尚早である。こういう両論を述べて、これは特別会計の報告の中で最初に述べて、そして意見が分かれましたので、採決の結果こういう結果になりましたという報告になろうかというふうに思います。
雑駁ですが、以上でございます。
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○山田 委員長 どうもありがとうございました。
ただいまの報告どおり確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、そのように確認させていただきます。
以上をもちまして、意見の開陳とまとめが終了いたしました。
暫時休憩といたします。
(20時15分休憩 20時18分再開)
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○山田 委員長 それでは、再開します。
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再開後、各議案について採決を行った結果は次のとおりであった。
〇 議案第89号鎌倉市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
総員の賛成により原案可決
〇 議案第90号鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
総員の賛成により原案可決
〇 議案第91号鎌倉市子育て支援センター条例の一部を改正する条例の制定について
総員の賛成により原案可決
〇 議案第93号鎌倉市廃棄物の減量化、資源化及び処理に関する条例の一部を改正する条例の制定について
多数の賛成により原案可決
〇 議案第77号平成19年度鎌倉市一般会計予算
多数の賛成により原案可決
〇 議案第78号平成19年度鎌倉市下水道事業特別会計予算
多数の賛成により原案可決
〇 議案第79号平成19年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算
少数の賛成により原案否決
〇 議案第80号平成19年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計予算
総員の賛成により原案可決
〇 議案第81号平成19年度鎌倉市老人保健医療事業特別会計予算
多数の賛成により原案可決
〇 議案第82号平成19年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計予算
総員の賛成により原案可決
〇 議案第83号平成19年度鎌倉市介護保険事業特別会計予算
総員の賛成により原案可決
最後に、委員長報告の確認のための委員会を3月28日(水)午前10時に開催することを確認し、以上で本日は散会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成19年3月22日
平成19年度鎌倉市一般会計
予算等審査特別委員長
委 員
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