○議事日程
平成19年 3月 2日総務常任委員会
総務常任委員会会議録
〇日時
平成19年3月2日(金) 10時00分開会 14時50分閉会(会議時間 2時間54分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
早稲田委員長、原副委員長、千、久坂、三輪、小田嶋、白倉の各委員
〇理事者側出席者
戸原経営企画部長、植松経営企画部次長、小村経営企画課長、梅原文化・教養施設整備担当課長、廣瀬行革推進課長、小礒秘書課長、大村市民相談課長、山田広報課長、浅羽情報推進課長、大坪情報推進課課長代理、鈴木(信)文化推進課長、宮崎(淳)鎌倉芸術館担当担当課長、辻行革推進担当担当部長、原世界遺産登録推進担当担当部長、神田生涯学習推進担当担当次長兼世界遺産登録推進担当担当次長、島田世界遺産登録推進担当担当課長、古谷文化財課長兼世界遺産登録推進担当担当課長、金川生涯学習推進担当担当部長、兵藤総務部長、小山総務部次長、岡部総務部次長、金丸総務部次長兼納税課長、内藤総務課長、松永財政課長、讓原職員課長、出田管財課長、小嶋契約検査課長、甘粕契約検査課課長代理、松井納税課課長代理、小川(久)市民税課長、島崎資産税課長、植手防災安全部長、小川防災安全部次長兼総合防災課長、戸張総合防災課課長代理、嶋村安全安心推進課長、山内拠点整備部次長兼鎌倉深沢地域整備課長、三ツ堀会計課長、三浦選挙管理委員会事務局長、石井(勇)選挙管理委員会事務局次長、東山監査委員事務局長、迫監査委員事務局次長、北村農業委員会事務局長、浦消防長、畑消防本部次長兼警防課長、高橋(卓)消防総務課長、佐々木警防課課長代理、斉藤救急救命担当担当課長、平井予防課長、佐藤(孝)予防課課長代理、代田鎌倉消防署長、郷原鎌倉消防署警備第二課長、山崎大船消防署長、小川(博)大船消防署副署長
〇議会事務局出席者
石井局長、福島次長補佐、鈴木議事調査担当担当係長、久保議事調査担当担当係長、原田担当書記
〇本日審査した案件
1 議案第77号平成19年度鎌倉市一般会計(第50款消防費)
2 議案第85号鎌倉市災害派遣手当等の支給に関する条例の制定について
3 議案第77号平成19年度鎌倉市一般会計予算(第10款総務費第5項総務管理費のうち防災安全部所管部分及び第57目市民活動推進費のうち防災安全部所管部分並びに第45款土木費第5項土木管理費(防災安全部所管部分))
4 報告事項
(1)鎌倉市国民保護計画の作成について
(2)安全・安心まちづくり推進事業の現状について
5 議案第89号鎌倉市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
6 議案第77号平成19年度鎌倉市一般会計予算(第5款議会費、第10款総務費第5項総務管理費のうち生涯学習推進担当所管部分を除く5目一般管理費から20目財産管理費)
7 議案第82号平成19年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計予算
8 議案第77号平成19年度鎌倉市一般会計予算(第10款総務費第5項総務管理費のうち防災安全部、生涯学習推進担当所管部分、世界遺産登録推進担当及び景観部所管部分並びに35目支所費及び57目市民活動推進費を除く25目企画費から60目諸費)
9 議案第77号平成19年度鎌倉市一般会計予算(第10款総務費第5項総務管理費のうち生涯学習推進担当所管部分及び世界遺産登録推進担当所管部分並びに第55款教育費第20項社会教育費のうち世界遺産登録推進担当所管部分)
10 報告事項
(1)世界遺産登録に関する準備状況について
11 議案第77号平成19年度鎌倉市一般会計予算(第10款総務費第10項徴税費・第15項戸籍住民基本台帳費のうち10目住居表示整備費、第20項選挙費から第30項監査委員費、第30款農林水産業費のうち5目農業委員会費、第60款公債費、第65款諸支出金、第70款予備費)
12 その他
(1)継続審査案件について
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○早稲田 委員長 おはようございます。ただいまから、総務常任委員会を開会いたします。
会議録署名委員の指名をいたします。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。三輪裕美子委員にお願いいたします。
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○早稲田 委員長 それでは、審査日程の確認をいたします。お手元に配付したとおりでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認をいたしました。
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○事務局 中京テレビ放送株式会社より取材及び撮影の申し出があります。御協議お願いいたします。
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○早稲田 委員長 今の申し出につきまして、いかがお取り計らいいたしましょうか。よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは確認をいたしましたので、暫時休憩といたします。
(10時01分休憩 10時02分再開)
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○早稲田 委員長 それでは、再開いたします。
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○早稲田 委員長 日程第1「議案第77号平成19年度鎌倉市一般会計予算(第50款消防費)」を議題といたします。原局からの説明を願います。
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○消防総務課長 議案第77号平成19年度鎌倉市一般会計予算のうち、50款消防費の内容について御説明いたします。
平成19年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書の108ページ、109ページを、平成19年度鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明の273ページから276ページをお開きください。
50款5項消防費、5目常備消防費は24億5,619万9,000円で、消防一般の経費は、神奈川県消防学校等各種研修旅費、光熱水費、職員の貸与被服費、各種会議や研修に伴う負担金などの消防運営事業費、鎌倉市消防職員消友会への委託料などの福利厚生事業費、消防職員221名分の給料などの職員給与費、消防出初式挙行に係る参加団体報償金などの行事開催費、消防本部ほか8署所の庁舎維持管理に係る維持修繕料及び委託料などの施設維持管理費を計上いたしました。
予算事項別明細書の277ページから279ページに入りまして、警防対策の経費は、配備車両等の修繕料のほか、各種委託料及び救助資機材等の備品購入費などの警防活動事業費を計上いたしました。
救急対策の経費は、救急救命士養成研修のほか、各種救急研修に対する旅費、消防車両及び市内各公共施設に設置するAED(自動体外式除細動器)の使用料及び賃借料、メディカルコントロール協議会負担金などの救急活動事業費を計上いたしました。
指令業務の経費は、緊急情報システム保守点検委託料、自動出場指定装置・支援事務処理コンピューター賃借料並びに鎌倉FMへの緊急割り込み放送に対する負担金などを計上いたしました。
予算事項別明細書の280ページに入りまして、予防対策の経費は、火災予防活動に係る消耗品費、火災原因調査用デジタルカメラなどの購入に係る備品購入費、火災調査等専科教育研修に対する旅費及び負担金などを計上いたしました。
続きまして、10目非常備消防費について、御説明をいたします。一般会計予算に関する説明書の108ページから111ページまでを、予算事項別明細書の281ページから282ページを御参照ください。10目非常備消防費は7,080万4,000円で、消防団の経費として、消防団員の年額報酬、消防団員等公務災害共済基金などの共済費、団員の貸与被服費、退職報償金負担金などの消防団運営事業費、鎌倉市消防団員互助会への委託料などの福利厚生事業費、年末年始火災特別警備等に対する報償費、災害出場等の費用弁償など消防団活動事業費、本団・分団に対する維持費交付金の助成事業費を計上いたしました。
引き続きまして、15目消防施設費について御説明いたします。一般会計予算に関する説明書の110ページ、111ページを、予算事項別明細書の283ページ、284ページを御参照ください。15目消防施設費は1億5,335万9,000円で、消防施設の経費は、消火栓路面焼付塗装委託料のほか、消火栓2,760基の維持管理及び新設消火栓1基分の消火栓管理事業費、救助工作車及び消防ポンプ自動車の車両購入事業費を計上いたしました。
以上、50款消防費は26億8,036万2,000円であります。
以上で説明を終わります。
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○早稲田 委員長 御質疑はありませんか。
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○白倉 委員 ここに資料が提出されておりますので、これに関連して、二、三伺いたいと思います。
県あるいは鎌倉市の文化財指定、国ももちろん含めてですが、文化財に対する火災に対してどういうふうな整備状況になっているか、現在の消火施設ですか、そういったものの整備状況を伺いたいと思います。
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○予防課長 ただいま文化財の社寺の消防用設備等の保有状況といいますか、そういう御質問と思いますが、鎌倉市には、文化財保有社寺が73社寺ほどございます。消防法で当然、消防用設備の規制を受けまして、自動火災報知設備等、あるいは消火器の義務を負うところがございます。また、新たに指定になりまして消防用設備を取りつける社寺もございます。さらには、法的な義務以外に自主的に文化財を守るために社寺の関係者等の御協力でドレンチャー設備、あるいは放水銃というような、法で定められていない部分の文化財を守るための設備も取りつけられておりますけども、さらには収蔵庫等、耐火の収蔵庫の中に文化財を設けるというような社寺もございます。
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○白倉 委員 今度の世界遺産登録を目指しての準備の中に、この資料の中に24カ所でしたか、指定されているようですが、これらについて、整備状況は怠りなく整っているとは思うんですが、これらについて体制は万全なのかどうか、もう一度確認させていただきます。
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○予防課長 現在、消防法で批判になっている社寺等はございませんので、消防法等的には万全だと思っております。
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○白倉 委員 今度、世界遺産登録を目指している鎌倉市ですが、これらの施設については、特に消防関係の対応が重要だろうと思います。登録前に失火等で焼却することのないような体制を常に心がけて整備していっていただきたいと、これを要望しておきます。
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○早稲田 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
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○原 副委員長 おはようございます。ちょっとまず基本的なことで救急車の出場回数、これまとまっているところまで、ちょっとことし、昨年教えていただきたいんですけれども。
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○救急救命担当課長 昨年の18年度中の救急出場件数ですが、8,218件になります。
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○原 副委員長 ありがとうございます。これってやっぱり、かなり他市に比べて多いものかということと、それとやっぱりこれを呼ぶ回数という特徴的なことって、鎌倉市においてどういったものが挙げられるか教えていただきたいんですけれども。
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○救急救命担当課長 救急につきましては、近隣市町村、昨年は一昨年に比べまして平均的に件数は減っております。当市の救急の傾向ですが、高齢化に反映しまして急病人の要請が多いです。
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○原 副委員長 ありがとうございます。やっぱり高齢化ということは、鎌倉市はやっぱりこの中で逗子に続いて2番目に高齢化率が高いところになっていると思うんですけれども、それに比べてあと、次にAEDについてお伺いしたいんですけれども、AEDとかの効果がそういった方に最初の時点であったのかどうかということと、AEDを置かれている設置場所は昨年に比べてふえたと思うんですけど、その設置場所も教えていただきたいんですけれども。
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○救急救命担当課長 AEDの設置場所につきましては、昨年18年度、公共施設に12施設、19年度につきましては16台、同じく高齢者福祉施設と文化芸術施設に16台を設置します。民間事業所につきましては、現在、消防が把握しておりますのが、このたび江ノ電の方にも設置をされましたので29カ所、消防本部では把握しております。AEDの使用についてですが、公共施設で今まで設置した場所についての使用はございません。救急隊につきましては、当然、心肺停止患者につきましてはすべてAEDの使用というのはあります。
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○原 副委員長 ありがとうございます。今、設置されても民間に置いてはないということで、それに対してやっぱり民間の方に置いていただいたということで、いろいろとAEDに対して消防署の方々いろいろ、受講した方にいろいろ何というのかな、受講をいろいろやってくださいとかいって御案内はいっぱいしていただいていると思うんですけども、やっぱり今、普及率というか、そういう皆さん、AEDに対する認識なんかはどうですかね、昨年に比べては。今、全体的には上がっているのかなと感じるんですけれども、そういった点おわかりになりますか。
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○救急救命担当課長 AEDの使用につきましては、市民の方、国民的にはニーズがございますので、十分な対策といいますか、注目はあると思います。昨年度の救急救命担当としまして救命講習会、一昨年は17年度中82回の1,915名の受講者と、昨年18年度中につきましては141回の3,144名を、市の方に対して、市の職員も含めまして、全体で3,144名受講して取り扱いについての資料もお配りしております。
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○原 副委員長 ありがとうございます。じゃあ、よりよくAEDも含めて救急もない方が一番いいと思いますので、皆さんのまた御活躍を何とぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
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○早稲田 委員長 ほかにございませんか。
千委員から御質問がありますので、暫時休憩といたします。
(10時13分休憩 10時21分再開)
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○早稲田 委員長 それでは再開いたします。
千委員の代読をお願いいたします。
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○千 委員 (代読)救急への質問です。どの地区が何件ぐらいですか。また、子供から大人まで道路の事情で発動した例は幾つぐらいありますか。ちなみに私は、道路から脱輪して二度お世話になっております。
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○救急救命担当課長 ただいまの質問なんですが、狭隘道路における事故ということでよろしいでしょうか。
狭隘道路につきましては、現在、順番的には急病人の次につきまして一般の子供さん、高齢者の大人の方の事故というのが、一般負傷、けが人ということで、当市においては順番的には多い順になっております。現在、件数的に狭隘道路で何件あったかということはちょっと把握をしていないんですが、順番的には急病人に続いて一般負傷、けが人に当たる急病の要請が多い現状です。
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○早稲田 委員長 再質問ですか。
それでは、暫時休憩といたします。
(10時23分休憩 10時24分再開)
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○早稲田 委員長 それでは再開いたします。
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○救急救命担当課長 大変失礼しました。管内別におきましては、平成18年度中、鎌倉管内におきましては1,608件、全体の19.6%、腰越地域につきましては1,057件、12.9%、深沢地区にありましては1,293件、15.7%、長谷地区にありましては481件、5.9%、浄明寺にありましては310件、3.8%、大船地区にありましては1,907件、23.2%、玉縄地区にありましては842件、10.2%、台地区にありましては704件、8.6%、市外につきましては16件の0.1%になっております。
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○早稲田 委員長 よろしいですか。それでは、ほかに御質問ありませんか。
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○久坂 委員 済みません、各家庭に住宅の方に火災を知らせる、ちょっと正式な名称を忘れてしまったんですけれども、火災探知機の方の設置が義務づけられまして、そちらの方の設置数というのは増加しているのかどうか、そこら辺のところの実情がわかったらお願いいたします。
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○予防課長 ただいまの御質問の機器につきましては、住宅用火災警報器という名称で広報等させていただいております。
現在、住宅用火災警報器が義務となりまして、平成18年6月1日から義務づけられまして、新築住宅の方は取りつけが既にもう済んだお宅がいっぱいできているわけです。昨年になりますけども、秋の火災予防運動にモデル地区を選定させていただきまして、1,385世帯の一般住宅を調査させていただきましたら、約10.3%のお宅に既に設置がされておりました。
また、東京ガスさんでは、自分のところで調査をしまして、同じような形で東京ガスをお使いになっている世帯で設置されている数も10%ということで資料をいただいたことがございますので、報告させていただきます。
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○久坂 委員 ありがとうございました。18年6月から義務づけにしては10%、まあいい数字かなと思うんですけれども、先ほど高齢化というお話もあったんですが、やっぱり高齢の単身者の方だけで構成されている家庭ですと、やっぱりこういった機器の設置の方が大事になってくると思いますので、周知の方をより重ねていただきますようお願いいたします。
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○早稲田 委員長 ほかにございませんか。
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○小田嶋 委員 今、本署と大船署、2カ所にありますはしご車、いずれかの方は高層階対応で、たしか11階までだったと思うんですが、その点、確認したいんですが。
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○警防課課長代理 鎌倉のはしご車については長さが24メートル、大船のはしご車については37メートルの長さとなっております。階数につきましては、1階の階数によって約3メートルと算定していただければ、24メートルは7階、8階ですか。ごめんなさい、失礼しました。大船のはしご車については37メートルですので、3メートルの計算であれば12階となっております。
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○小田嶋 委員 そうしますと、今、鎌倉市内にあります高層建物の中で、一番高い大船の37メートルの対応のはしご車でいくと、それを超える高さの高層階の建物は幾つぐらいありますか。
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○山崎 大船消防署長 大船管内に2カ所あります。鎌倉市全域で2カ所ということです。
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○小田嶋 委員 鎌倉市内に2カ所あるということで、そうしますと37メートルを超えるということは、同時に火災または震災によって救助を求められる方が発生した場合は、当然、下の1階部分から救助に駆け上がる必要もあるんだろうけど、事情によってははしご車が出動しなければならないということになりますと、大船の地域に一番近いところから救助を始めていくんだと思うんですが、大体、時間的には2カ所に行くとなるとどのぐらいの時間を要するものか、その点は把握しておりますか。
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○山崎 大船消防署長 六、七分で大船のはしご車が到着すると思われます。
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○小田嶋 委員 消防法では、こういった高層階での火災を起こさないための対応は建築基準法とかでされておりますし、消防法でもその対応を建築確認でされていると思うんですが、今、大船駅東口再開発事業では、90メートルに近いような高層階を計画されているんですが、この点でも37メートルをはるかに超えるような高層建物は鎌倉市で初めての計画になると思うんですが、この対応では、火災が発生した場合、37メートル以上の高層階での火災の対応というのは一体どういうふうに対応しているのか、その点お聞かせください。
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○山崎 大船消防署長 ただいまの委員の質問なんですが、非常用エレベーター、このような設備を設置させるとか、あとはバルコニーを連結させる。さらには上下階の避難ハッチ、このようなものを設置させて、救助、消火活動に努めます。
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○小田嶋 委員 それで今、箇所数を聞いたわけですが、こういった同時多発の火災、それは多分、大きな震災に伴って火災が発生した場合、優先順位を決めながら、その状況ごとに出動しなければならないということを考えますと、できるだけ高層階は私は少なくすべきだなと、当初の計画から考えるべきだなと思うんですが、そこは消防署の考え方としては、なるべく高層階はない方がいいとは思うんですけども、それにかわる厳しい基準がそれに対応して、今、答弁があったようにあると思うんですが、しかし、問題としては消防署が考える問題ではないとは思う。まちづくりとか、都市計画の問題なんで、意見として話になってしまうんですが、これまで鎌倉市でそういった高層階での火災の場合、対応した事例はあるんでしょうか。
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○畑 消防本部次長 今の御質問ですけども、高層階という火災は承知しておりません。ただ、中高層で4階ぐらいの階で火災が発生したのは記憶があります。
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○早稲田 委員長 よろしいですか。ほかにございませんでしょうか。
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○三輪 委員 済みません、今の小田嶋委員の質問の答えで、例えば90メートルぐらいのビルだったらヘリコプターとか、そういうところから消火活動と私は思っていたんですけども、そういうふうな、例えばそういう火事のときにはどうするかというところをお聞きしたいです。
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○畑 消防本部次長 ただいまの御質問ですけども、消防活動につきましては救助と消火活動、これが重点になると思います。救助活動につきましては、地上から先ほど大船署長の方から答弁がありましたように、非常時に消防隊が専用に使える非常用エレベーターというものがあります。それを活用します。
それともう1点、空から、屋上からヘリコプターによる救助活動、これも含めた形の施設等を設けるように指導していきます。
次に、消火活動につきましては、熱を感知しますと自動で水を噴出しまして消火するスプリンクラー設備の設置、地上からは出火階までホースを延長することのないように、あらかじめ配管を埋設させまして、連結送水管という設備があります。これを使っての消防隊の消火活動を考えております。
今後につきましては、具体的な建築計画が示されましたら、居住者の安全と迅速な消防活動ができるような消防施設とか、消防用設備を指導していきたいと考えております。
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○三輪 委員 今、少し詳しくお伺いいたしました。そうすると約90メートル、建物85メートルと言っていましたか、そういうような建物ができたときには万全な消火と救急の体制が消防本部としてはとれるんでしょうかということを確認させていただきます。
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○畑 消防本部次長 先ほど答弁させていただきましたように、迅速な消防活動ができるような設備、指導をしていきたいと考えております。
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○三輪 委員 わかりました、結構です。
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○早稲田 委員長 よろしいですか。ほかにございませんか。
はい、千委員。暫時休憩いたします。
(10時36分休憩 10時41分再開)
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○早稲田 委員長 それでは、再開いたします。
千委員の代読をお願いいたします。
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○千 委員 (代読)高齢者、障害者などの持病の発作などには、救急はどの程度発動していますか。わかる範囲内で教えてください。
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○救急救命担当課長 昨年の18年度中の救急件数8,218件のうち、高齢者65歳以上の患者さんに対しては、4,252件の搬送がございました。全体の53.4%となっております。
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○早稲田 委員長 障害者の方もお答え願います。
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○救急救命担当課長 申しわけございません。障害者については把握をしておりません。高齢者に対しての、すべて65歳以上という統計はデータのとおりです。
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○早稲田 委員長 それでは、暫時休憩いたします。
(10時42分休憩 10時45分再開)
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○早稲田 委員長 それでは、再開いたします。
千委員の代読をお願いいたします。
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○千 委員 (代読)それは高齢というだけで、ひとり暮らしであるとか、持病であるとかは把握していないのですか。
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○救急救命担当課長 救急につきましては、119番要請があって出場して、市民の方を守るという、助けるということが仕事になっておりますので、プライバシーの知見については救急把握をしておりません。
先ほどの件数につきましては、障害者の件数は絶対数で少ないということもあります。年齢的な区分については、統計上はすぐに確認できます。
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○早稲田 委員長 よろしいですか。ほかに御質問ありませんか。
それでは、私から1点質問させていただきます。
先ほど救急車の出場件数、昨年8,218件ということで、一昨年よりは減っているということでございましたが、これは単に急病人、あとけが人が減ったのか、それとも救急車を出場しても搬送に至らない軽い症状のものが多いので、皆さんに周知をしていきたいということが、多分、昨年出ておりましたが、その効果なのか、それを把握していらっしゃるかどうかを教えていただきんですけど。
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○救急救命担当課長 減少数については、やはり急病人、程度的に申し上げますと軽症の部分が減っております。これはやはり、応急手当の普及啓発を進めている中で、市民の方が救急車の適正利用について御理解をいただいたんではないかなというふうに思っております。
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○早稲田 委員長 搬送に至らなかった昨年の方の割合を教えてください。
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○救急救命担当課長 昨年中8,218件のうち357件の4.3%に当たります。
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○早稲田 委員長 はい、わかりました。その4.3%が一昨年よりもふえているわけだと思うんですけども、私もよく伺うのは、やはり高齢者の方で風邪で急に熱が出たとか、そういうことで「1年間に3回救急車を呼んだわ」というようなお話も聞いておりまして、なかなかそれでは、救急車の方の対応も大変だろうなということがございます。これは救急、消防の方のお仕事ではないのかもしれないんですが、各病院等に張ってあるところもございますが、小さな医院にも、ぜひ休日の診療とか、そういうことをもっと啓発していただきたいと思います。広報でやっていただくのも、大変、効果的だとは思いますが、いつもいつも広報活動が広報に載せられるわけではないので、ぜひ各医院とか、病院にこういう場合はこちらにお電話くださいと。意外に祭日の救急診療ということを御存じない方もまだまだ多いので、これは要望としてお願いをしておきます。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見の有無を確認いたします。ございませんでしょうか。
(「なし」の声あり)
それでは、審査特別委員会への送付意見はないということで確認をいたしました。
職員入退室のため、暫時休憩といたします。
(10時49分休憩 10時51分再開)
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○早稲田 委員長 それでは再開いたします。
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○早稲田 委員長 日程第2「議案第85号鎌倉市災害派遣手当等の支給に関する条例の制定について」を議題といたします。原局の説明を願います。
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○総合防災課課長代理 議案第85号鎌倉市災害派遣手当等の支給に関する条例の制定について、内容の説明をいたします。議案集(その4)2ページをお開きください。
本条例は、災害対策基本法及び武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律いわゆる国民保護法の規定に基づき、災害応急対策または災害復旧及び国民の保護のための措置の実施に当たり、本市の要請に基づき派遣された職員に対し、災害派遣手当または武力攻撃災害派遣手当を支給することができるよう、必要な事項を定めようとするものです。
平成16年9月の国民保護法の施行に伴い、武力攻撃災害等の発生時に、国民保護法の規定に基づき派遣され、鎌倉市内に滞在した職員に対しては、条例の定めによって、災害対策基本法の災害派遣手当の支給に関する規定を準用することにより、武力攻撃災害等派遣手当を支給することが可能となりました。神奈川県からは、国民保護法の作成時期にあわせて、県内の自治体の足並みをそろえるため、未制定の市町村について条例制定するよう指示がきておりました。このことから、鎌倉市災害派遣手当等の支給に関する条例を制定し、本市の要請に基づいて、指定行政機関等から職員が派遣された場合、鎌倉市内に滞在した場合には、滞在した期間及び利用施設の区分に応じて災害派遣手当または武力攻撃災害等派遣手当を支給する旨を定めようとするものです。
なお、手当の額は、災害派遣手当の額の基準として、総務省告示により定められているものと同様の額です。また、本条例は公布の日から施行しようとするものです。
以上で説明を終わります。
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○早稲田 委員長 御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
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○早稲田 委員長 質疑を打ち切ります。
御意見はありませんか。
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○小田嶋 委員 私どもの会派は、この武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律そのもの、あわせて本市でもこれに関係する条例制定に対しては反対の立場をとっておりますので、災害時における派遣手当の支給については賛成の立場でありますが、先ほど申し上げました武力攻撃事態等に関する法律に基づく手当には反対の立場を主張いたします。
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○三輪 委員 神奈川ネットワーク運動も、同じく緊急事態法については反対ですので、この災害派遣手当等の支給に関する条例の制定については反対いたします。今まで昭和36年以来、災害対策基本法ということで、その中でこういった支給制度をきちっと定めてきていなかったという説明を受けました。きちんと自然災害のところの部分は定めていかなければいけないのかとは思いますが、先ほど申し上げたように、武力事態に対しての災害派遣の手当については承服いたしますので、これについて反対いたします。
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○早稲田 委員長 ほかに御意見はありませんか。
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○白倉 委員 各会派の見解ですから、あえて反論するつもりはございませんが、例えば国民保護法に準じたものか、あるいはそれに併発して起こった一般災害に近いような災害も併発することは予想できるわけですが、そういった判断をどこですればいいのか。例えば、これは武力法で要請したものだから出しませんとか、あるいはこれはそれとは別の事件でこういう事態が起こったんだからこの条例を適用しようとかいう判断をするのは、非常に難しい場面が幾つもあると思うんですが、その辺も、これは我々としては、災害が発生したときにその区別を我々がするのは非常に問題があるということで、すべて国民が困った場合には、困っていることが予想される場合には、それらに対応して職員を派遣し、あるいは派遣していただき、派遣していただいた方には、それ相当の日当をお支払いするのが筋だろうと思うんです。その準備を具体的にここで決めておこうということですから、こういう条例は絶対に必要だと、遅きに失した感があるところは事実ですが、必要であるという見解を持っております。
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○早稲田 委員長 ほかに御意見ありませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、意見を打ち切ります。
議案第85号鎌倉市災害派遣手当等の支給に関する条例の制定について、採決をいたします。
本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(多 数 挙 手)
それでは、多数の挙手によりまして、議案第85号は原案のとおり可決されました。
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○早稲田 委員長 日程第3「議案第77号平成19年度鎌倉市一般会計予算(第10款総務費・第5項総務管理費のうち防災安全部所管部分及び第57目市民活動推進費のうち防災安全部所管部分並びに第45款土木費・第5項土木管理費(防災安全部所管部分))」を議題といたします。原局から説明を願います。
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○小川 防災安全部次長 議案第77号鎌倉市一般会計予算のうち、防災安全部所管部分について説明をいたします。
議案集(その3)1ページをお開きください。平成19年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書の44ページから45ページを御参照ください。予算事項別明細書の内容説明は41ページから42ページになります。
10款総務費、5項総務管理費、27目総合防災対策費は7,586万6,000円で、総合防災の経費は災害対策用備蓄品の購入費、防災行政用無線設置業務委託料、防災・安全情報提供システム委託料、移動系無線機器賃借料、ミニ防災拠点の屋外備蓄倉庫の購入費、自主防災組織活動育成費補助金などを計上いたしました。
続きまして、予算説明書の48ページから、内容説明は61ページを御参照ください。57目市民活動推進費のうち、安全・安心まちづくり推進の経費は7,527万5,000円で、安全・安心まちづくりを推進するため、防犯グッズや防犯パトロール車の購入及び防犯灯維持費補助金など、防犯活動の支援充実に要する経費を計上いたしました。
続きまして、予算説明書の94ページから95ページ、内容説明は219ページを御参照ください。45款土木費、5項土木総務費、5目土木総務費のうち、がけ地対策の経費は1億8,599万5,000円で、県が施工を予定しております急傾斜地防災工事の市負担金及び既成宅地等防災工事への補助金などを計上いたしました。
以上で説明を終わります。
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○早稲田 委員長 御質疑はありませんか。
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○久坂 委員 済みません、事項別の方で41ページの中に入るものなんですけど、ミニ防災拠点の屋外備蓄倉庫の購入ということなんですが、済みません、これはミニ防災拠点、全カ所分、それとも何カ所かに限っての倉庫ですか、何カ所分ですか。
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○小川 防災安全部次長 これは山崎小学校と七里ガ浜小学校、こちらの備蓄コンテナの分でございます。
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○久坂 委員 その2校は、今まで校内にあったものが手狭になったとか、そういった御事情で屋外のものを購入することになったんですか。
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○小川 防災安全部次長 両小学校とも非常に少数学級といいますか、使える場所が少なくなったということで、学校の要望で私どもの方で屋外にコンテナとして設置するものです。
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○久坂 委員 その点はわかりました。
以前、当委員会で申し上げました折に、自主防災組織さんの方から、校内の3階ですとかに備蓄倉庫があるよりは屋外に設置してほしいというような御要望もあったものですから、全校に対してこういった対応をとることは難しいとは思うんですけれども、今おっしゃられたように、そういった学校の事情がないと、こういった対応はとることは難しいと理解してよろしいんでしょうか。
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○小川 防災安全部次長 基本的には、学校の空き教室を利用して、備蓄倉庫として今までも準備してまいりました。それはそれとして継続していきますが、今後、学校の生徒の状況、そういうものも踏まえた中で、コンテナもあわせて検討していきたいと思っています。
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○久坂 委員 その点についてはわかりました。
あと自主防災組織への、済みません、組織活動への補助金なんですけれども、これは済みません、昨年と比べますと若干減っているんですが、これは補助する対象の組織が減っているということなんでしょうか。
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○小川 防災安全部次長 自主防災組織は、かなり活動のそういう補助としては活用をしていただいておりますが、やはり数というよりも購入する金額が少しずつ減っているというような傾向が見られます。それはある程度、今まで購入した自主防災組織については、ある程度、大きいものについては充足ができてきているんだろうというふうに感じています。この金額は、去年から比べて、若干、低くなっておりますが、対応できるだろうというふうに考えております。
失礼、あと組織等については減っておりません。
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○久坂 委員 わかりました。物的なものはそろってきているので、金額が減ったということなんですけれども、この自主防災組織に関しましては、今後いろんな高齢者の御対応、済みません、防災組織に関してはいろんな役目が期待されているということを、いろいろ私どもの会派だけではなくて、ほかの会派さんもいろいろ指摘されているところですので、今後、物的なものだけではなくて講習会の方ですとか、指導の方を充実させるとか、そういったことをお願いしたいと思います。これは要望です。
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○早稲田 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見の有無を確認いたします。
(「なし」の声あり)
それでは、送付意見はなしということで確認をいたしました。
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○早稲田 委員長 日程第4報告事項(1)「鎌倉市国民保護計画の作成について」を議題といたします。原局からの報告をお願いいたします。
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○総合防災課課長代理 報告事項(1)鎌倉市国民保護計画の作成について報告いたします。鎌倉市国民保護計画の作成事務につきましては、平成18年3月に関係条例の制定を行い、3月29日に第1回、8月11日に第2回鎌倉市国民保護協議会を開催するとともに、9月の当委員会において中間報告をさせていただいたところです。その後、10月に「広報かまくら」、鎌倉市ホームページなどで素案を公開いたしまして、市民からの意見を募集するとともに、市役所内の各部局への意見照会を行いました。
また、11月からは、国民保護法の規定に基づく神奈川県との協議を開始し、12月末に県からの修正意見をいただいております。
これら一連の意見照会の結果及びその取り扱いですが、まず、第2回国民保護協議会においていただいた意見を計画に反映するとともに、庁内の意見につきましても14件計画に反映いたしました。
次に、パブリックコメントですが、本庁舎、4支所で素案を配布するとともに、市ホームページにおいても素案を公開し、電話・メール・ファクス等により意見の提出をいただいております。提出された意見の総数は57件で、そのうち計画に反映したものは5件でした。
最後に、県との事前協議結果ですが、県から68件の意見が出され、基本的に修正意見として取り扱っております。
これらの結果に基づいて修正を行った計画案について、本年1月19日に開催しました第3回鎌倉市国民保護協議会において審議をいただいた結果、1点の修正を加えることで御了承をいただきました。修正後の計画案をもって市長に答申を行っております。
その後、2月8日付で神奈川県知事あてに正式協議書を提出したところ、2月15日付で異議がない旨の回答を得られました。これを受けまして、2月22日付で市長決裁をもって鎌倉市国民保護計画を確定いたしました。
今後は、「広報かまくら」4月1日号で市民への周知を行いたいと考えております。
以上で説明を終わります。
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○早稲田 委員長 御質疑はありませんか。
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○三輪 委員 先ほどの庁内の意見というのはちょっとどういうものなのかということと、パブコメの意見、項目、それから取り上げられた項目というところを、ざっとでいいですからお願いします。
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○総合防災課課長代理 庁内からの意見は、ほとんど平素からの準備というところに各部の事務が列記してあるんですが、それにつきまして修正ということが出ております。
それから、パブリックコメントについては、修正は5カ所ですけれども、これは市の地形あるいは社会的特徴、それからそういう部分での指摘、それとあと、ほとんどはそういうところですかね、鎌倉市の地形とか、そういうことを書いている部分があるんですが、そこについての修正箇所がございました。
パブリックコメントを見ますと、57件の内訳をちょっと説明させていただきますと、分類しますと計画作成の前提となる考え方に関するもの、これが17件、それから計画全体に対する意見、これが21件、計画の個別内容に対する意見、これが17件、計画以外の意見、これは2件、合計57件、15人の方からいただいております。
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○三輪 委員 今、大体をいただきましたけれども、そうですね、全体とか、この計画の前提というところ、要するに私どものように法自体にというような反対とか、その辺の反対意見、賛成意見、その辺はおわかりでしょうか。
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○総合防災課課長代理 憲法ですとか、鎌倉市の平和都市宣言、それに基づいて計画をつくるべきではないという意見、これは9件ございました。
それから、内容的にはパブリックコメントのやり方、あるいは期間に関すること、それが4件ですね。それから計画の運用や周知に関するもの、これが10件。計画の中身について実行性のあるものにしてくださいという意見が2件、こういうような内容が出ております。
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○三輪 委員 そうしますと、その中で先ほど反映されたところというのは、割と何というのか、記述的な描写のところのような報告があったんですけれども、今言った法的な問題とか、その辺の周知の問題とか、その辺はこの計画の中には反映できないというようなことで返答が行っているんでしょうか。
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○総合防災課課長代理 まず、反対する意見ということに関しましては、法に基づく計画でありますので御了承いただきたいということを私どもの方では考えております。
それから、具体的に反映させたものですけれども、先ほど言いました市の地理や社会的特徴の記述を詳しくしてほしい。それから、用語・定義を正確にしてほしい。それから、防衛当局と協議することの重要性を明記すべき。それから、国、都道府県との整合性をとるべき。計画については図解を多用し、わかりやすくしてほしいというような意見が出されております。
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○三輪 委員 少しちょっとあれです。まだそうすると回答は出していないということで、周知のこととか、パブコメの期間とかいう、その辺は実際のこの計画の中には特に書き込めるというとこではないですけれども、57件のうちは、先ほど言ったように5件だけが反映したというところで、そのほかの意見に対しては、今後どういった形で対処していくのか、もう一度お願いします。
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○総合防災課課長代理 パブコメの結果の報告のことでございますけれども、広報、それからホームページで、パブコメ何件ありましたという報告はさせていただいています。詳しい内容については、来ていただければ文書で回答しますと。量が多かったものですから全部載せることはできなかったので、来ていただければ、出ているパブコメについてはお見せいたしますということで出しております。個別回答はしていません。
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○三輪 委員 今後のことをちょっと聞きたかったんですけども、これからしていくということでしょうか。
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○総合防災課課長代理 パブコメにつきましては、これからも特に出していただいた方、匿名の方もいらっしゃいますし、回答していく予定はございません。
中で幾つか、相当数がこれから作成していきます資料編、訓練の仕方ですとか、それから避難の仕方ですとか、そういうところに対する意見がありましたので、それは資料編の方で対応していこうと考えております。ただ、これも特に出していただいた方に報告するということは予定しておりません。
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○三輪 委員 わかりました、結構です。
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○早稲田 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
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○久坂 委員 済みません、先ほどのパブコメの中で、鎌倉市の地形に関して特徴的なところで指摘するという声もあったというふうにおっしゃっていたんですけれども、例えば、この計画、各自治体さんで、大体、同じようなものを設定していらっしゃるとは思うんですが、鎌倉市の地形的な特徴にかんがみて、ここはちょっと特徴的、鎌倉市の実情に合わせて策定しているとか、そういった箇所を教えていただきたいんですけれども。
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○総合防災課課長代理 まず、地理的条件、これはお手元の計画書の10ページになるんですけれども、まず、遠浅の海岸がありますと、それから舟艇の接岸には不向きである、そういうふうな表現がございます。あと、丘陵地が複雑に入り込んで谷戸という形式、地形が見られますといって、これは避難する場合に計画づくり、避難計画をつくる場合には注意を要するというような表現になります。それは12ページの(1)の一番下なんですけども、「使用道路の多くは切通し、隧道など災害時に損傷を受けやすい箇所を持っているため、緊急時における輸送路の確保が課題となっている。」この計画の段階ではこういう表現になりますけれども、これを受けた資料編の方では、実際にこういうところをどういうふうに克服していくのかというのを資料編の方で書いていくということになります。
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○久坂 委員 はい、わかりました。その資料編の方でも、避難の方法について具体的に制定をされると思うんですが、そういう理解でよろしいですか。
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○総合防災課課長代理 まず、攻撃とか、テロとか、そういうようなものを形式に分けまして、そのパターン、基本的パターンを資料編の方ではつくっていこうというふうに考えております。まず、近場にまず一度避難して、それから遠くに避難する。最初から遠くに避難しなければいけない事態、そういうようないろいろなケースがございますので、それから、どこが攻撃されたか、例えば大船駅でテロが起きたケースとか、いろいろございますので、それを全部を網羅するのはちょっと無理なので、パターンとして避難パターンを作成していくと。これは計画書の26ページに避難パターンをつくっていきますという表現になっております。
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○久坂 委員 はい、わかりました。そういったところが、今後、避難訓練などを実施するところで必要になってくるし、かつ周知していくべきところかと思いますので、そういったところのフォローをよろしくお願いいたします。
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○早稲田 委員長 ほかにございませんか。
はい、千委員。暫時休憩いたします。
(11時19分休憩 11時25分再開)
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○早稲田 委員長 再開いたします。
千委員の代読をお願いいたします。
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○千 委員 (代読)3ページの6及び17ページの健康福祉部のところに関係するところですが、3ページの6の最後の保護の留意とはどういうことなのかはこれからですか。
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○総合防災課課長代理 これは国民保護の措置に関することだけではなくて、自然災害にもかかわることなんですけれども、災害時の要援護者と言われる方、鎌倉市に今1,187人登録されていますけれども、そういう方々に対してできるだけ手厚い援護をしていこうと、そういうことを言うための表現として、留意するという言葉を使わせていただいています。鎌倉市には、実は要援護、災害の弱者になり得ると思われる方が、要介護認定者で5,027名、それから障害者、これは3障害ですけれども、合計で6,032名。それから独居のお年寄りの方、これが1,564名。先ほど私が言いましたけれども、登録者が1,187名というふうになっています。これらの方の中からこれから市内の行政の中での情報を共有していきまして、それぞれ問いかけをして、本当の要援護者の方がどのぐらいいるのかというところをこれからつかんで、この計画の方にも反映させていこうというふうに考えております。
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○早稲田 委員長 はい、千委員。暫時休憩いたします。
(11時27分休憩 11時29分再開)
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○早稲田 委員長 再開いたします。
千委員の代読をお願いいたします。
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○千 委員 (代読)そうすると、具体的なことはこれから把握してからですね。
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○総合防災課課長代理 基本的に今、登録されている方については、これからもっと具体的な支援者の登録と、それから地元、自主防災組織に情報を提供していいかどうかということの確認を進めさせていただきます。
もう一つの、全体的な1万人以上いる可能性のある方についてはこれからの作業になります。
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○早稲田 委員長 よろしいですか。ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
ただいまの報告について了承するということでよろしいでしょうか。
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○小田嶋 委員 済みません、質疑はしておりませんが、聞きおくということで。
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○三輪 委員 同じく、これは聞きおくということにさせてください。
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○早稲田 委員長 それでは、お2人から今、聞きおくということがございましたが、ただいまの報告については多数了承ということで確認をいたしました。
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○早稲田 委員長 日程第4報告事項(2)「安全・安心まちづくり推進事業の現状について」を議題といたします。原局の報告を願います。
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○安全安心推進課長 報告事項(2)安全・安心まちづくり推進事業の現状について御報告いたします。
本市におきましては、平成16年度から犯罪のない安全で安心して暮らせるまちづくりを目指し、犯罪被害に遭わないため、また、犯罪が起きないためのさまざまな取り組みを、市民、警察、行政などが連携、協力しながら一体となって、総合的かつ効果的に推進しております。
さて、このたび平成18年の刑法犯認知件数が公表されましたので、お手元の資料に基づき、市内の状況と所管の主な推進事業の現状について御説明いたします。
お手元の配付資料、平成15年〜18年の刑法犯認知件数の推移を御参照ください。1ページを御参照ください。市内の刑法犯認知件数の状況ですが、本市の認知件数がピークであった平成15年から平成16年は約16%、平成16年から平成17年は約18%と、2年間連続して減少してきました。平成18年においては、刑法犯認知件数は1,532件、平成17年との比較ではマイナス335件、約18%減少し、平成15年のピーク時からは連続して減少し、マイナス1,171件、約43%の減少となりました。下段は刑法犯の7割以上を占め、市民の身近に発生する窃盗犯の推移でございます。
2ページは5地域別の件数、3ページからは窃盗犯の各町内別の件数を記載してございます。これらの件数減少は、市民一人ひとりの防犯意識が向上してきたこと、及び日ごろ地域での防犯パトロールや子供の見守り活動など、自主的な防犯活動の広がりの成果であると警察も認識しているところでございます。
それでは、次に主な取り組みの現状について御報告いたします。犯罪発生件数や不審者情報などの情報提供につきましては、従来からホームページへの掲載、本庁舎・4支所での掲示、年4回発行の「安全・安心まちづくり推進ニュース」で行ってきました。今年度からは、不審者情報につきましては、注意喚起をさらに促すため、情報提供の場を拡大し、指定管理者施設を含む各公共施設や民間駐輪施設などにも新たに御協力をいただき、現在167施設に拡充するとともに、速やかな伝達体制の整備を図るなど、情報提供の充実を図っているところでございます。特に、伝達の手法につきましては、引き続き、充実を図つていきたいと考えております。なお、平成18年の不審者情報の件数は50件と、平成17年の76件を下回りました。
次に、市民の自主的な防犯活動への支援につきましては、平成17年度から、腕章・ベストの防犯グッズの貸し出しを開始しました。今年度からは、新たにわんわんパトロール用腕章の貸し出しを実施しました。また、防犯アドバイザーを2名体制とし、防犯教室、防犯訓練、合同パトロール、子供の見守り活動などを実施するなど、地域の安全対策を推進する支援体制の充実も図っているところでございます。
本年2月末では、既に自主防犯活動団体は163団体となりまして、昨年3月末の97団体から確実に活動が広まっています。また、地域での自主防犯活動が広がってきた状況を踏まえ、地域の団体同士の交流、連携を図るため、昨年、第1回の防犯フォーラムを開催し、地域内における横の連携を推進するための場づくりなども行ったところでございます。このような地域での連携強化につきましては、引き続き取り組んでいきたいと考えております。
続きまして、子供の安全確保対策についてですが、地域や保護者等による見守り活動や子ども110番の促進など、子供を取り巻く環境の整備を関係部局と連携しながら推進しております。このような環境整備とともに、子供自身が犯罪被害に遭わないために、危険を察知し、回避する能力を身につけられるよう、また、緊急時の職員等の危機管理体制の整備を図るため、子供関連施設での誘拐連れ去り防止教室や不審者侵入対策訓練、防犯教室、地域安全マップづくりなど、防犯アドバイザーが中心となり、警察等とも連携しながら実施しております。今後とも市民が利用する施設の防犯性の向上を目指し、継続的な取り組みを実施していく予定でおります。
最後に、行政の取り組み方針でございますが、防犯は、まちづくりの一環として総合的に推進していく必要があることから、総合計画を初め、各分野別の行政計画の見直しに当たっては、防犯の視点を取り入れた計画への見直しを提案しております。関係課かいでの事業実施や業務においては、防犯の視点を取り入れた施設の設計や維持管理及びそれぞれの現場に対応した安全確保対策など、全庁的な取り組みとしてお願いしているところでございます。
また現在、市内の各組織の代表者からなる鎌倉市安全・安心まちづくり推進協議会において、今後、取り組むべき推進方策について御協議をいただいているところでございます。本年3月には、協議会からの最終報告書が市長に提案される予定になってございます。この提案を受け、市において、市民、警察、行政の役割や連携を整理し、さらなる事業の推進等を図っていきたいと考えているところでございます。
今後とも犯罪のない安全で安心して暮らせるまちづくりの実現に向け、取り組みを推進していきたいと考えております。
以上で報告を終わります。
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○早稲田 委員長 御質疑はありませんか。
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○白倉 委員 先ほど説明の中にもございましたが、16年ごろから各自治体の防犯パトロール、あるいは子供の安全を守るための見守り活動、こういった自治体の協力が、民間の協力が非常にいい結果が出たというサンプルのようなデータが出ております。対して、鎌倉市としては、さらにこういった防犯パトロール、各自治体の協力を要請して、さらにふやしていこうという方針は今後も続けていくでしょうか。
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○安全安心推進課長 委員が御指摘のとおり、今後ともすそ野を広げるということで拡大をしていきたいというふうに考えております。
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○白倉 委員 フォーラム等で各自治体の関係者は、自分たちがどのぐらい、自分たちの努力がどういう結果にあらわれているかというデータについては、恐らく周知されていることだと思いますけれども、実際に協力してくださっている一般の市民、町民、こういった方にも周知徹底するように今後も取り組みをやっていただきたいと、これは要望しておきます。
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○早稲田 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
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○原 副委員長 私は白倉委員と一緒なんですけれども、この市民団体が97団体から163団体にふえたというのは、非常に皆さんのあれと、やっぱり地域の皆さんが防犯をしようということで自治体が各取り入れられていると思うんですけれども、その中で、平成17年腕章とベスト、18年にはわんわんパトロールとやったんですけれども、これの貸し出し件数と、どのぐらい持っていて貸し出したのか、それを教えていただけますか。
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○安全安心推進課長 17年から貸し出しを開始いたしまして、腕章につきましては、2月末現在で1,717本、ベストにつきましては、1団体で20が限度になっておりますので、1,363本ですね。わんわんパトロールは18年度の夏からスタートしまして、現在のところ333本。
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○原 副委員長 ありがとうございます。ということは、やっぱり今までに比べて多くふえているということで、よく私も町中でわんわんパトロールの人とか見えているんですけれども、やっぱりこの方たちが活躍してくださることによって地域の安心・安全って守られると思っておりますので、今後も啓発していっていただいて、さらに御努力を重ねていただくようにお願いいたします。
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○早稲田 委員長 ほかに御質疑ありませんでしょうか。
はい、千委員。暫時休憩いたします。
(11時40分休憩 11時46分再開)
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○早稲田 委員長 それでは再開いたします。
千委員の代読をお願いいたします。
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○千 委員 (代読)子供ばかりでなく、認知症の方や、知的または精神障害の方の障害をお持ちの方の啓発をお願いしたいのですが、いかがですか。
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○安全安心推進課長 千委員の御提案の内容につきましては、先ほど御報告いたしました推進協議会の方でも御提言を多分いただく予定になると思いますので、具体的にどういう形でお知らせをするかということにつきましては検討していきたいというふうに思っております。
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○早稲田 委員長 よろしいですか。ほかに御質疑ありませんか。
それでは、私から1点伺わせていただきます。平成15年度ピークで、18年度はマイナス1,000件以上ということで、大変、皆様の御努力と、それから市民の協力の成果だと思っております。高く評価したいと思っております。その中でひったくりについてなんですが、オートバイからのひったくり、この間も小町で起こっておりますが、これが最近の非常に傾向というように感じているんですけれども、17年度はひったくりだけがふえているということもございますが、このひったくり、特にオートバイ、自転車からのひったくりについては、少し逮捕が出て落ちついているとか、そういうことはあるんでしょうか。それともまだ未解決のままなのでしょうか。
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○安全安心推進課長 1ページ目の下段の方に、17年のひったくりの件数が出ておりますけれども、確かに17年度ふえておりました。18年は一気に減っております。17年の部分につきましては、ほとんどが逮捕されているというふうに聞いております。逆にひったくりは減る傾向にありまして、逆に車上ねらいですね、これが横ばいか少しふえてきているというふうに警察の方からお話を聞いております。
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○早稲田 委員長 わかりました。
それと、もう1点、このように非常に全体的に見れば減っていて、安全・安心のまちづくりの鎌倉だなということを感じているんですけれども、一つ残念だったのは、鎌倉警察署の署員の犯罪というものが目立ちましたですね、昨年。そのことにつきまして、警察署のこれは何といいますか、全体的に幾ら減っていても、やはりこういう事件が起こりますと非常に市民から不安の声も高いわけで、警察署の方から何か市の方にお話があったのか、またこちらからそのことについて何かお話をされたのか、ぜひ伺いたいと思います。
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○安全安心推進課長 その事件につきましては、市長の方から警察の方に遺憾の意をあらわすということで、新聞にも報道されました。警察の方からは、私どもの方には日々何しろ犯罪をなくすために頑張っていきたいということで、鎌倉には鎌倉と大船両警察がございますので、一生懸命連携してやっていきましょうということで、毎月1回定例会を開いておりますので、その中で確認をさせていただいております。
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○早稲田 委員長 わかりました。ほかに。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
ただいまの報告につきまして了承ということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、了承ということを確認しました。
職員入退室のため、暫時休憩といたします。
(11時50分休憩 11時51分再開)
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○早稲田 委員長 再開いたします。
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○早稲田 委員長 日程第5「議案第89号鎌倉市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。原局から説明を願います。
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○職員課長 議案第89号鎌倉市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、その内容を説明いたします。
議案集(その4)13ページをお開きください。初めに、今回の条例制定の理由ですが、本件は、技能労務職の給料表の給料月額を引き下げ、技術吏員等の加給制度の廃止に伴った在職者の調整を行い、国の給与改定に準じ、3人目以降の扶養親族に係る扶養手当の額を引き上げるとともに、管理職手当の定額化を行うための規定の整備を行おうとするものでございます。
主な内容といたしまして、まず、扶養親族に係る3人目以降の扶養手当の月額を、5,000円から1,000円引き上げ6,000円にするため、第10条第3項を改正しようとするものであります。
次に、管理職手当を定額化するための規定の整備として、第16条の2第2項を、管理職手当の月額の上限について、給料月額の100分の25以内の額としていたものを、職員の属する職務の級における最高号給の給料月額の100分の25以内の額とする規定にしようとするもので、規則で各職員の区分の級の平成18年4月1日現在の職員分布の中位に当たる給料月額に管理職手当の分類基準ごとの支給割合と同率の算定割合を乗じて得た定額を定めます。
また、技術吏員及び消防吏員の初任給加給の廃止に伴い、廃止後に採用された職員との権衡を図るため、平成20年1月1日以後の昇給させるべき号給数の合計が4号給を超えない間は、昇給しない規定を付則第4項として加えるほか、必要な措置を第5項、第6項に規定しようとするものであります。そして、技能労務職の給料を県内各市との均衡を図るため、技能労務職の給料表の給料月額を平均約2万200円引き下げるため、別表第1の3を改正しようとするものであります。
なお、付則第1項で、施行期日については平成19年4月1日から施行しようとするものであります。第2項では、技能労務職の給料表の改正に伴い、施行日以後の給料月額が、施行日の前日における給料月額に達しない間は、給料月額のほかにその差額に相当する額を給料として支給するという、いわゆる現給保障について規定しようとするものであります。
以上で説明を終わります。
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○早稲田 委員長 御質疑はありませんか。
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○職員課長 私、さっき説明の中で、技能労務職の給料月額を平均2万200円と読んでしまったんですが、1万200円の引き下げでございますので、訂正させていただきます。
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○早稲田 委員長 御質疑はありませんでしょうか。
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○原 副委員長 ちょっと何点かお伺いしたいんですけれども、まず、管理職手当の定額化なんですけれども、こちら今、中位の額と言われたんですけれども、この中位の額というのは幾らなのか教えてください。
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○職員課長 中位の額につきましては、今の例えば部長級で8級にいるわけなんですけど、その平均の額ということになりまして、部長等で、部長で9万4,400円、それから、次長で同じく8級ですけども8万3,700円、それから課長で、これは7級でございますけども7万8,800円、課長代理で同じく7級で6万8,800円。これを規則で明定する予定でございます。
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○原 副委員長 ありがとうございます。そうすると、これをすることによって、今までよりは管理職の定額化をすることによって、給与的には是正されることになるんですかね。
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○職員課長 一つは、今、給与構造改革を実施中でございますので、現給保障をしている段階でございますので、これについては現給保障そのままですと、例えば部長級ですと先ほど9万4,400円と申しましたけども、現給保障では10万648円が平均でございます。それで、これについてはそのまま現給保障ではなくて、19年度は100分の105でその額を支払って、平成20年度は差額の分を100分の75、あるいは21年度は100分の50と、差額の方を半分、そして22年度は100分の25で、23年度に例えば部長の場合ですと、平均で9万4,400円という形になるというような、そういった規定を明定する予定でございます。
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○原 副委員長 ちなみに最高が、今、一番多いのが部長の10万648円だったんですけど、最低の人だと幾らになっているんですか。
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○職員課長 今の金額は平均でございまして、例えば最高でございますと、給与構造改革後で9万6,600円で、最低が9万2,020円ですけども、現給保障ですと、この約7%ぐらい多くなろうかと思います。
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○原 副委員長 そうすると、これ定額化してもそんなさほど変わりはないんですかね。この定額化にする理由って何なんですか、そもそも。
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○職員課長 そもそもの定額化にする理由でございますけども、一つは、人事院勧告の中で民間企業の役付手当、いわゆる管理職手当、私どもでいう、これが定額化されているということと、それから、あと年功的な給料処遇を改めたいということでなってございまして、原副委員長さんが言われた財政効果で言いますと、仮に現給保障しておっても、平成19年度は先ほど経過措置で100%払うということで申しましたんで、そのままの管理職がいたとして、やった場合に19年度はそのままですけども、20年度に、約、年間で300万円、それから21年度で700万円、それで22年度には約1,000万円の削減効果が、今のままの管理職はそのままずっといらっしゃるとした場合には、そういった削減効果が出ることになります。
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○原 副委員長 わかりました。じゃあ、ありがとうございます。その点は理解できましたので。
あと、ここに出ている技術、技労と1号加給廃止のことは、私も再三、一般質問させていただいた件なんですけども、結果的には満足な結果には至らなかったというところですが、組合の皆様と交渉していただいてということで1万202円の引き下げ、平均になったということなので、上程に上がったことで私もやっといいかなと思うんですけれども、今後もこれは要望になりますが、さらなる努力を続けていただき、よろしくお願いします。
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○早稲田 委員長 ほかにございますか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
予算等審査特別審査委員会への送付意見の有無を確認いたします、ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
送付意見はなしということで確認をいたしました。
それでは、暫時休憩といたします。
(12時02分休憩 13時15分再開)
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○早稲田 委員長 それでは、再開いたします。
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○早稲田 委員長 日程第6「議案第77号平成19年度鎌倉市一般会計予算(第5款議会費、第10款総務費・第5項総務管理費のうち生涯学習推進担当所管部分を除く5目一般管理費から20目財産管理費)」を議題といたします。原局から説明を願います。
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○財政課長 議案第77号平成19年度鎌倉市一般会計予算の内容について説明いたします。
議案集(その3)1ページをお開きください。歳入歳出それぞれ549億4,100万円で、款項の金額は第1表のとおりであります。
まず、歳出予算、議会費の予算内容から説明します。平成19年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書の38ページを、平成19年度鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明の7ページから9ページを御参照ください。
5款5項5目議会費は4億2,926万4,000円で、議会運営の経費は議員の調査研究に要する政務調査費、議員28人の報酬、議会事務局職員11人の給料などの人件費、議会だより等の印刷、会議録の作成に要する経費などを計上いたしました。
続きまして、10款総務費、5項総務管理費のうち生涯学習推進担当所管分を除きます5目一般管理費から20目財産管理費までの予算内容について説明いたします。説明書の40ページを、内容説明の10ページから17ページを御参照ください。
10款総務費、5項総務管理費、5目一般管理費は36億4,241万円で、秘書事務の経費は、全国市長会などへの負担金と交際費、市政功労者表彰事業、頒徳会総会の実施委託料などを。給与一般の経費は特別職3人と経営企画部、行革推進担当、世界遺産登録推進担当、生涯学習推進担当、税三課を除く総務部各課、総合防災課がけ地対策担当を除く防災安全部各課、市民経済部のうち、消費生活担当及び勤労者福祉担当を除く市民活動課、人権男女共同参画課、4支所並びに会計課の職員191人の人件費、普通旅費、臨時的任用職員の賃金、非常勤嘱託員報酬などを。人事一般の経費は給与人事システム運用支援業務委託料と機器賃借料、職員採用試験委託料などを。職員研修の経費は研修講師謝礼、各種研修会への出席者負担金及び研修用旅費などを。職員厚生の経費は災害補償費、職員の福利厚生や健康診断などに要する経費を。契約の経費は電子入札システム事業委託料、業者管理システム機器等賃借料などを。工事検査の経費は検査事務に要する経費を計上いたしました。
内容説明の18ページから27ページを御参照ください。10目文書広報費は2億5,264万1,000円で、市民相談の経費は法律・税務など各種市民相談の相談員謝礼などを、建築等紛争調整の経費は建築等紛争相談員の報酬などを。広聴活動の経費は市政モニター謝礼などを、広報活動の経費は「広報かまくら」の製作・配布委託料、市政番組の放映・放送委託料などを。情報公開の経費及び個人情報保護の経費は情報公開・個人情報保護審査会委員の報酬などを。
予算説明書は42ページに入ります。コールセンターの経費はコールセンターFAQ運営管理業務委託料を。文書事務の経費は郵便料、文書処理等業務委託料などを。市史編さんの経費は古文書解読相談謝礼などを、法制事務の経費は例規サポートシステム委託料、法律相談等弁護士に対する報償費などを計上いたしました。
内容説明の28ページ及び29ページを御参照ください。15目財政会計管理費は2,040万9,000円で、財政一般の経費は予算書の印刷など、財政事務に要する経費を。会計管理の経費は口座振替、郵便振替の取り扱い手数料などを計上いたしました。
予算説明書は45ページにかけまして、内容説明は30ページから33ページを御参照ください。20目財産管理費は10億7,404万3,000円で、財産管理一般の経費は市有地の測量委託、公共公益施設整備基金への積立金など、財産の管理に係る経費、市庁舎総合管理業務委託料、市庁舎屋上ルーバー設置工事、庁用共通備品の購入など、庁舎の管理に要する経費、公用車の定期整備や損害賠償責任保険など車両の管理に要する経費、公共用地先行取得事業特別会計への繰出金などを計上いたしました。
内容説明の34ページ、文化・教養施設管理の経費は生涯学習推進担当の所管となりますので説明を省略いたします。
以上で説明を終わります。
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○早稲田 委員長 御質疑はありませんか。
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○三輪 委員 支所の経費なんですけれども、職員、さっき全体で173人ということだったんですけど、支所に職員は何人入れるかというのは。
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○早稲田 委員長 支所は別の方でございます。
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○三輪 委員 別でした。そうか、給与のとこで今出てきたので人数を聞きたかったので、いいんじゃないですか。
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○早稲田 委員長 給与の関係ですね。
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○職員課長 支所の職員の人数でございますけども、まず、腰越支所が3名、それから深沢支所が4名、それから大船支所が5名、それとあと玉縄支所が3名、それ以外に支所長がそれぞれおりまして、あと再任用の短時間の職員が大船、深沢それぞれ玉縄と、ほぼ玉縄と深沢については1名、それから大船が2人、それとあと腰越が1名、再任用職員が予算上張りつくという形になっております。
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○三輪 委員 嘱託はこのまた別のところですよね。嘱託というか、非常勤嘱託。
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○職員課長 事務補助嘱託員ということで、今の段階では玉縄支所に事務補助嘱託員3名を配属する予定で考えてございます。
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○三輪 委員 そうすると、事務補助嘱託3名出ていますけど、それは18年度はなかったということですか。
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○職員課長 18年度はございません。
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○三輪 委員 はい、わかりました。ありがとうございます。
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○早稲田 委員長 よろしいですか、ほかに御質疑ありませんか。
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○久坂 委員 済みません、事項別明細書の12ページの超過勤務手当のところでお伺いしたいんですが、昨年度と比較しますと1,000万超えでちょっとふえているんですけども、どういったことを見込んで増加にされているか、その理由をお願いいたします。
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○職員課長 確かに一般管理費で、今、御指摘のとおりふえてございます。それで、特に前年と異なる分と申しますのは、一つは、私ども職員の意思疎通を図るために職場研修を実は昨年途中から義務づけまして、1職場で2回やってくださいと。それで時間外で、昼間勤務時間中にできない場合は時間外で構いませんということで、その分の経費の増と、あとは昨年の確か6月議会ですけども、週当たりの労働時間、所定の労働時間を超えて勤務した場合、その場合にかわりに休日を振りかえということで与えられたとしても、休んだ日の賃金を差し引いた差額分、100分の35を労働基準法に則して支払うように給与条例を変えさせていただきまして、そういったものは新たに18年度と比べて19年度の新しい要素でございまして、それ以外に業務の、若干、昨年と違ったものも超過勤務手当に反映されている分はございます。
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○久坂 委員 はい、わかりました。
じゃあ、済みません、次のところに移りまして、14ページの職員研修のところでお伺いしたいんですけれども、今年度まちづくりですとか、特命担当が配置されると思うんですけれども、そういったことにあわせて研修を、済みません、そこに配置される方に対して特別な研修を行うとか、そういったことは行わないんですか。
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○職員課長 研修でございますけども、私どものこのメニューと申しますのは、いろいろ階層別であるとか、行政課題別ということがありますけども、今、委員の御指摘の部分については、特段、特殊事情ということでなくて、毎年、行政課題研修の中でまちづくりの関係の研修は行ってございます。
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○久坂 委員 済みません、通常のメニューの中で特命担当とか、そういった部署にも対応できるというふうにお考えになっていらっしゃるということでよろしいでしょうか。
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○職員課長 今、私が話したのは特命担当ということとは別に、まちづくりの観点での研修を以前から行っているところであって、今回の特命にかかわって特に新たな研修メニューをつくったということではございません。
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○久坂 委員 はい、わかりました。そういう担当を置くということは、割と力を入れて今後やっていかれるのかなというような印象があるんですけれども、今後、新たな担当を設けるですとか、特命を設けるといったときに、新しい研修ですとか、研修内容もちょっと違うことを受けていただくとか、そういったことは特にお考えにはなっていないんでしょうか。
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○職員課長 実は、19年度の研修計画はまだ具体的な細かいのまでは詰めていない段階でございますけども、例えば、19年度で人事評価の関係で、やはり評価される側とする側での共通認識を持つ必要があるだろうということで、そういったものを重点的に行うとか、そういった研修計画を現在つくっている段階でございます。
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○早稲田 委員長 よろしいですか。ほかに御質疑ありませんか。
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○原 副委員長 ちょっと何点かお伺いしたいんですけれども、まず、職員のこと、人数とかはここでよろしいんですよね。職員の人数のことについてお伺いしたいんですが、職員適正化計画があって、正規職員が今後150人是正されて1,424名という推計がされているんですけれども、正規の職員の方はわかるんですけれども、その後、今、働いている方、正規の中じゃなくて再任用、パート、アルバイトさんとかいらっしゃると思うんですが、その方たちの人数がわかっていたら教えていただきたいんですけれども。
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○職員課長 アルバイトで全体の人数というのは、ちょっと職員課で所管している分で申しわけないんですけども、アルバイトにつきましては、当初、一般管理費の中ではフルタイムで24名を予定していまして、それから、先ほどもちょっと話出ましたけども、非常勤嘱託員で事務補助嘱託員、これについては74名を当初の予算で計上しています。あとはそれ以外に全体で申しますと、再任用職員、これについては68名、そういった形で正規職員以外に、再任用の職員は正規職員なんですけども、再任用も含めて正規職員以外にアルバイトで、例えば弾力的な単純作業をやっていただくとか、あるいは事務補助的な、ある意味では補助的な業務をやっていただくとか、そういう形で業務を進めていきたいというふうに考えています。
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○原 副委員長 というと、アルバイトさんと非常勤さんで大体100人ぐらい、正規職員の方以外に勤められているという理解でよろしいですか。
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○職員課長 これはあくまで職員課で予算で執行している数字でございまして、実際に市全体ということになりますと、これは大変申しわけないですけど、18年度の見込み人数でいきますと、私どもつかんでいるのは非常勤嘱託員で約591人、それからアルバイトで180名から190名ということで、嘱託とアルバイトで、大体780名ぐらいが正規職員以外で仕事に従事していると。ただ、アルバイトの場合には1年通してということではなくて、短期間で、例えば1週間とかいうのもありますし、そういうのも人数に今のに数字は入れさせていただいております。
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○原 副委員長 というと、今、約780名ということなんですけれども、職員もいろいろと職員人数を減らしていくということでやっているんですけれども、パートさんとか、再任用さんが多いというところで、全体的な金額としてはどういうふうになっているのかというのがわかるような表みたいなものはありますかね。
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○職員課長 残念ながら、正規職員については給与費明細という形で、全体の今回の予算の中でも提示させてございますけども、その中に嘱託分がありますけど、これはあくまで全部の嘱託で、市の職員の仕事の嘱託以外に、例えば審議会の委員さんとか、そういうのも入っていますので、今、副委員長さんが言われているような細かい数字全体の、アルバイトも含めた人件費の明細的な資料というのは、申しわけございませんけども、今回、予算の関係では資料という形で提示をさせていただいてはございません。
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○原 副委員長 では、正規の方ではこちらに、一般会計の説明書の後ろの方に載っていたんですけれども、ちょっと私としては、今後のいろいろ参考のために、パート、アルバイトさんの一覧表みたいので全部どういうふうになっているのか、全体を見たいと思うので、その表を後でで結構なんですが、お出ししていただくことは可能ですか。
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○職員課長 それで対応します。ちょっと時間をいただいてお渡しすることは、関係課かいと申しますか、市長部局以外の部署もありますんで、ちょっと時間をいただければ作成はできるかと思います。
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○原 副委員長 時間はかかるということですが、後々出していただくことをお願いいたします。
じゃあそれと、あと2点なんですが、全体的な超過勤務手当なんですけれども、こちら昨年でここに書いてある4億1,000万円ですね。補正で5億ちょっとになったんですけれども、前年から比べて最初の予算よりも1.2億円ぐらい多くなっているんですけども、これは先ほど久坂さんのときにお答えしたので、職員の意思疎通をということの点でこんな1億2,000円もふえたんですかね。
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○職員課長 先ほどの久坂委員さんのお答えでは、一般管理費の中での数字をお答えしたんですけども、原副委員長が言われている1億2,000万円というのは全会計だと思います。全会計で申し上げますと、まず、大きなものとしまして選挙関係、これは県知事、県議会の選挙と参議院選挙、これで約4,070万円ぐらい占めてございます。それ以外に久坂委員さんにお答えしましたように職場研修、これは全部でいきますと約1,700万円ぐらいになります。それから同じく振りかえの100分の35を新たに制度としました、これが約1,500万円ぐらい。それが特殊な事情でございまして、それ以外に、昨年度と比べてそれを差し引きしますと、多分4,000万円ぐらいまだふえているかと思います。4,000万円というのは、例えば世界遺産の推進担当の方で、これは登載を目指して時限的に仕事をしているということの中で、保存管理規約の策定が例えば400万円であるとか、あとは保育課の方で民営化の業務ということで、これも500万円程度であるとか、あと都市計画課の方で特定地域指定とか、景観の計画の周知で600万円とか、あるいは特別会計で言えば、国保の関係で高齢者の受給者証の更新事務で600万円であるとか、そういったものを合わせて、全体でいくと1億2,000万円が昨年の当初予算に比べてふえているということになります。
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○原 副委員長 いろいろと大変なんだなと思うところと、やっぱり超過勤務をしていることによって、サービス残業とかはないと思うんですけれども、そういった点を含め、あとそれだけ仕事が偏ってしまっていたりとか、そういう点は考えられるんですか。
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○職員課長 一つ、超過勤務自体は、私どもの考えといたしまして、やはり健康上、余り好ましくないということで、一つは、昨年、労働安全衛生法の改正もございまして、長時間労働については産業医の先生と面接をしてどうしたらいいかと、そういう面談を所属長あるいは本人と面談して解決方法を見出すということもございますし、あと副委員長のおっしゃられた、職場によって格差と申しますか、あるんではないかと。この辺は12月の常任委員会に御報告させていただきましたけども、メンタルヘルスの調査結果等ももとにしまして、私ども行革推進課とも調整しまして、これはすべてが職員数の問題ではないんですけども、やはり、その職場全員が危険度ランクが高いということになりますと、共通した理由があるわけですから、そういったものについては、職員数を多く配置するようにということで行革推進課と実際協議しまして、今回の予算の中でもそういったところは配慮した形で人件費は計上させていただくという状況でございます。
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○原 副委員長 なかなか難しいと思うんですけれども、適正なところに配置というのは、またそこで難しいところもあると思いますが、なるべく超過勤務のないように、できるだけ配慮していただきたいと思います。
あと済みません、1点だけ、一般会計予算に関する説明書の141ページのオの部分の、定年退職及び勧奨退職に係る退職手当ってあるんですが、これすべて同じ額になっているんですけれども、すべて国と同じというのはどうしてなんですか。
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○職員課長 給与費明細書の御質問で、定年退職及び勧奨退職による退職手当ということで、これは支給率については20年、25年、35年、最高限度と、あるいはその他の加算率については国の制度と同様ですよと。これは従前、20年から25年について中膨れと申しますか、国の支給率を上回っていたのを是正しまして、18年7月、昨年7月から支給率を同様にしました。また、16年には給与条例、これは退職手当ですね、定年退職の見なし昇給の廃止を行いました。しかし今、副委員長の御指摘の分で全く同じかと申しました場合に、給与条例上のこれは20年以上の勤続者の勧奨退職の特別昇給、これは今の制度で4号級、従前の1号級、これを特別昇給をさせて退職金を支払うというところは国の制度と異なっているところでございます。
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○原 副委員長 条例上、それって特別昇給制度ですよね。それって鎌倉市だけのものなんですかね。
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○職員課長 県内でも何市かやっておりますが、全国全市行っている制度ではございません。
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○原 副委員長 それ私は、ちょっとお話とかいろいろさせていただいている中で、私は見直すべきものと考えていますけれども、そこら辺の考えありますかね。
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○職員課長 実は、今の特別昇給制度につきましては、ことしに入って1月末に職員団体等にこの特別昇給を廃止したいということで実は提案を行っています。ただその後、まだ実はほかの課題、当時、技術吏員1号加給の是正であるとか、あるいは技能労務職の給料の引き下げ等で、そちらの方で精力的に時間をかけてしまいましたので、特別昇給制度の廃止については提案だけで、まだ実質的な交渉には入ってございませんが、私どもとしましては、廃止に向けて精力的に交渉を行っていきたいというふうに考えています。
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○原 副委員長 じゃあ、廃止に向けて精力的に行っていただくということで、部長の方から御答弁いただいてよろしいですか。
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○兵藤 総務部長 ただいま原副委員長からの御質問なんですが、これまで職員課長が答弁させていただいているように、職員組合とは長年の懸案事項について、我々から言わせていただければ精力的に、組合も非常に受けていただいたということもあるんですが、交渉してきました。それで今、御指摘の特別昇給につきましては、これはもう国の方の制度が御指摘のように廃止されておりますので、これにつきましてはぜひ廃止の方向で、交渉についても精力的に取り組んでまいりたいというふうに考えております。
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○原 副委員長 では、ぜひ廃止に向けて何とぞよろしくお願いしますということを要望して終わりにします。
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○早稲田 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見の有無を確認いたします。送付意見はございますか。
(「なし」の声あり)
それでは、送付意見なしと確認いたしました。
職員入退室のため、暫時休憩といたします。
(13時41分休憩 13時42分再開)
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○早稲田 委員長 それでは、再開いたします。
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○早稲田 委員長 日程第7「議案第82号平成19年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計予算」についてを議題といたします。原局から説明を願います。
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○管財課長 議案第82号平成19年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計予算の内容について説明いたします。
議案集(その3)は27ページ、平成19年度鎌倉市特別会計予算に関する説明書は115ページから122ページまで、平成19年度鎌倉市特別会計予算事項別明細書の内容説明は399ページをお開きください。
まず、歳出から説明いたします。鎌倉市特別会計予算に関する説明書の120ページ、121ページを御参照ください。10款5項公債費、5目元金は6億4,876万8,000円で、長期債償還の経費は元金の償還金を、10目利子は2,283万2,000円で、長期債償還の経費は長期債の支払利子をそれぞれ計上いたしました。
次に、歳入でありますが、118ページ、119ページを御参照ください。3款財産収入、5項財産運用収入、5目財産貸付収入は3,965万4,000円で、深沢地域国鉄跡地周辺総合整備事業用地の貸地料を。5款繰入金、5項他会計繰入金、5目一般会計繰入金は6億3,190万円で、長期債償還の元金及び支払利子に充てるため一般会計からの繰入金を、7款5項5目繰越金は4万6,000円で、前年度からの繰越金をそれぞれ計上いたしました。以上により、歳入歳出の合計は、それぞれ6億7,160万円となります。
次に、地方債について御説明いたします。122ページを御参照ください。地方債は、これまでの用地取得に係る事業費の財源として起債したもので、平成19年度未における現在高見込額は11億5,347万2,000円となります。
以上で説明を終わります。
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○早稲田 委員長 御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見の有無を確認いたします。送付意見はございませんでしょうか。
(「なし」の声あり)
それでは、送付意見なしと確認いたしました。
職員入退室のため、暫時休憩といたします。
(13時46分休憩 13時48分再開)
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○早稲田 委員長 それでは、再開いたします。
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○早稲田 委員長 日程第8「議案第77号平成19年度鎌倉市一般会計予算(第10款総務費第5項総務管理費のうち防災安全部、生涯学習推進担当所管部分、世界遺産登録推進担当及び景観部所管部分並びに35目支所費及び57目市民活動推進費を除く25目企画費から60目諸費)」についてを議題といたします。原局からの説明を願います。
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○財政課長 それでは、予算説明書の44ページを、内容説明の35から39ページを御参照ください。
10款総務費、5項総務管理費、25目企画費は7,193万6,000円で企画総合計画の経費は、(仮称)自治基本条例制定支援業務委託料などを。都市政策の経費はまちづくり審議会委員報酬などを、事務管理の経費は市民にわかりやすい窓口とするための修繕料や行政評価アドバイザーの報償などを計上いたしました。
内容説明の40ページにあります世界遺産条約登録の経費は、世界遺産登録推進担当の所管となりますので説明を省略いたします。
27目総合防災対策費は、防災安全部所管となりますので、同じく説明を省略いたします。
では、予算説明書は46ページを、内容説明は43から45ページを御参照ください。31目情報化推進費は4億3,171万3,000円で、情報化推進の経費は地域医療センター維持管理費負担金、LAN運用保守業務委託料、OA用パソコンや庁内ネットワーク機器、ホストコンピューター等の賃借料などを計上いたしました。
内容説明の46ページから49ページの35目支所費は、市民経済部所管となりますので説明を省略いたします。
内容説明は50ページを御参照ください。40目公平委員会費は100万7,000円で、公平委員会の経費は、公平委員会委員報酬などを計上いたしました。
内容説明の51ページ、45目恩給及び退職年金費は657万8,000円で、扶助料の経費は6名分の遺族扶助料に要する経費を計上いたしました。
予算説明書の48ページから51ページ、内容説明の52ページから65ページの50目文化振興費、55目芸術館費は、生涯学習推進担当及び景観部所管、57目市民活動推進費は、防災安全部及び市民経済部所管となりますので説明を省略いたします。
内容説明は66から67ページを御参照ください。60目諸費は9,623万3,000円で、還付金・返還金の経費は、市税等過誤納還付金と国県支出金等返還金を計上いたしました。
以上で説明を終わります。
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○早稲田 委員長 御質疑ありませんか。
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○小田嶋 委員 記者発表の資料の資料3、平成19年度分野別主な実施計画事業、ページ数は1ページ目の、第2期基本計画の進行管理というところでなんですが、私が去年の一般質問のときに、大船東口再開発事業の市民意見を反映させる上で行政として何をやるのかという質問をしたときに、答弁の中で、ここに書かれておりますように市民意識調査をやるんだという答弁をいただいていたんですが、この市民意識調査という中身について、ちょっと説明をお願いします。
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○経営企画課長 市民意識調査は今年度から、18年度から年1回ずつやっていこうというもので、特に第2期の基本計画の進行管理、市民満足度等を把握していこうという調査でございます。そこで大船東口の再開発の中に公共施設としてどういうものを入れたらいいかという項目を追加して、2月の初めに実施をいたしております。現在、その回答が返ってきておりますので、現在、集計中でございます。
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○小田嶋 委員 現在、集計中だということなんですが、ちょっと私、実際にもう始まっていたというのが認識なかったんですが、この中で、そうしますと市民に対して公共施設、公益施設でもいいんですが、市側としてはこれまで適切なというのか、駅にどういう公共公益施設が必要かという委託調査を行ってきていて、市側が検討してきた中身についてもこういうものを考えていますよというような、そういう紹介はそこの意識調査の中では示していたんでしょうか。
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○経営企画課長 そこの中では、今までの調査でやってきたところは示しておりません。ただし例示として、例えば診療関係の施設が欲しいですとか、あるいは子育て関係の施設、あるいは市民活動に必要な施設が欲しいとかっていう例示を幾つか挙げておりまして、それと自由記入欄を設けて皆さんに聞いております。それで、対象者が2,000人に対して発送しております。
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○小田嶋 委員 2,000人というお言葉、答弁をいただいたんで、その抽出というのは全く無差別だと思うんですが、その点どういう手法で選んだんでしょうか。
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○経営企画課長 18歳以上の方の無差別抽出で選んでおります。
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○小田嶋 委員 そうすると、無差別抽出となると18歳以上ということであれば、年齢的な偏りとか、地域的な偏りということには配慮はされているんでしょうか。
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○経営企画課長 無差別抽出って等間隔でやると思いますので、その辺のバランスはとれるものと思っております。
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○小田嶋 委員 ひとまずいいです。
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○早稲田 委員長 ほかに御質疑ありませんか。よろしいですか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見の有無を確認いたします。送付意見はございませんでしょうか。
(「なし」の声あり)
それでは、送付意見はなしと確認をいたしました。
職員入退室のため、暫時休憩といたします。
(13時55分休憩 13時57分再開)
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○早稲田 委員長 それでは、再開いたします。
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○早稲田 委員長 日程第9「議案第77号平成19年度鎌倉市一般会計予算(第10款総務費第5項総務管理費のうち生涯学習推進担当所管部分及び世界遺産登録推進担当所管部分並びに第55款教育費第20項社会教育費のうち世界遺産登録推進担当所管部分)」についてを議題といたします。原局から説明を願います。
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○神田 生涯学習推進担当担当次長 議案第77号平成19年度鎌倉市一般会計予算のうち、10款総務費、5項総務管理費における生涯学習推進担当所管の文化・教養施設整備担当、文化推進課及び鎌倉芸術館担当の3課にかかる内容を御説明いたします。
一般会計予算に関する説明書は42ページ、一般会計予算事項別明細書の内容説明は34ページからでございます。20目財産管理費は10億7,404万3,000円で、このうち生涯学習推進担当の事務事業に要する経費は857万6,000円で、文化教養施設管理の経費は、野村総合研究所跡地における警備業務委託料など施設管理に係る経費を計上いたしました。
説明書は48ページ、内容説明は52ページから57ページとなります。50目文化振興費は5,598万円で、このうち生涯学習推進担当の事務事業に要する経費は3,791万9,000円で、文化振興の経費は市民文化祭の実施など、文化行政推進に係る事業や平和推進事業の経費、旧川喜多邸の管理や、(仮称)川喜多記念館建設事業に係る設計業務に要する経費などを計上いたしました。
内容説明は56ページに移りまして、国際交流の経費は国際交流事業奨励金などを、内容説明は57ページに移りまして、都市提携の経費は姉妹都市交流事業等報償などの経費を計上いたしました。
内容説明は58ページに移りまして、55目芸術館費は3億5,194万7,000円で、鎌倉芸術館の経費は、鎌倉芸術館の維持修繕に要する経費や指定管理料、施設予約システムの更新を行うために要する経費などを計上いたしました。生涯学習推進担当担当所管部分につきましては、以上でございます。
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○世界遺産登録推進担当課長 引き続きまして、議案第77号平成19年度鎌倉市一般会計予算のうち、10款総務費、5項総務管理費における世界遺産登録推進担当所管の内容を御説明いたします。
鎌倉市一般会計予算に関する説明書は44ページ、鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明は40ページからでございます。25目企画費のうち、世界遺産条約登録の経費は4,329万6,000円で、世界遺産啓発のためのリーフレットの増刷及び神奈川県教育委員会との共催によるポスターコンクールに係る経費や市民等との協働により啓発事業等の取り組みを進めていくための鎌倉世界遺産登録推進協議会への負担金及び神奈川県、横浜市、逗子市、鎌倉市の4県市により新たに設置され、世界遺産登録に向けた推薦書原案作成等の取り組みを共同して進める(仮称)神奈川県・横浜市・鎌倉市・逗子市世界遺産登録推進協議会への負担金などの経費を計上いたしました。
続きまして、55款教育費、20項社会教育費における世界遺産登録推進担当所管の内容を御説明いたします。鎌倉市一般会計予算に関する説明書は122ページ、鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明は330ページからでございます。10目文化財保護費のうち、世界遺産に係る史跡等準備の経費は7,642万8,000円で、世界遺産登録推薦準備のために必要な史跡の保存管理計画策定に要する経費や建造物の保存活用計画策定に携わる専門嘱託員の経費及び同計画の策定に要する経費などを計上いたしました。
以上で、世界遺産登録推進担当所管の内容説明を終わります。
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○早稲田 委員長 御質疑はありませんか。
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○久坂 委員 済みません、事項別明細書の40ページの世界遺産のところで、今の神奈川県と横浜市と、あと逗子による協議会の負担金というのがあったんですけれども、これは済みません、推薦書の原案を作成するということだったんですが、この負担金の割合は、各市、県、どのようになっているか、わかりましたらお願いいたします。
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○世界遺産登録推進担当課長 平成19年度予算では、神奈川県及び逗子市が骨格予算ということで、当初予算にはまだ計上しておりません関係がございますが、全体で今、19年度に必要な経費としては3,760万円を予定しており、神奈川県、横浜市、逗子市については各50万円ずつを負担するというような方向で詰めているところでございます。
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○久坂 委員 わかりました。鎌倉市がもちろん中心になって取り組みを進めるということを了解はしているんですけれども、ぜひ県の方にも後押しをお願いしたいという関係で、もうちょっとこちらの方、どういった感じで今後金額が出てくるかちょっとわからないんですけれども、そちらの方に県の方にも強くプッシュをするようにお願いいたします。というのも、以前、松沢知事とちょっとお会いする機会があったときに、富士山の方も世界遺産に登録したいということで、そちらの方からも働きかけは来ているというような話を受けていまして、うちとしては、富士山、何で松沢知事のところに来ているのかなとも思ったんですけれども、うちとしては、ぜひここで鎌倉市登載を目指していますので、そこら辺のところのプッシュも含めてよろしくお願いいたします。これは要望です。
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○早稲田 委員長 ほかに御質疑ありませんか。よろしいですか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見の有無を確認いたします。送付意見はありませんでしょうか。
(「なし」の声あり)
それでは送付意見なしと確認いたします。
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○早稲田 委員長 日程第10報告事項(1)「世界遺産登録に関する準備状況について」を議題といたします。原局から説明を願います。
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○世界遺産登録推進担当課長 報告事項(1)世界遺産登録に関する準備状況について、御報告をいたします。
平成18年6月開催の当委員会において、候補遺産20件の準備の進捗状況の概要等について御報告させていただいたところでありますが、今回は、その後の候補遺産に関する検討の状況及び広域的な推進体制の取り組みに関する準備状況について、御報告をさせていただくものであります。
まず、対象候補遺産の検討状況ですが、お手元の資料1、武家の古都・鎌倉候補遺産の検討状況をごらんください。この資料は、各候補遺産に関し、その概要、指定文化財の状況、コンセプト上の位置づけ及び作業指針上の分類についてそれぞれ記載したものです。
対象とする候補遺産の検討につきましては、鎌倉市歴史遺産検討委員会において、登録に向けた基本的な考え方である武家の古都・鎌倉における位置づけやユネスコの世界遺産条約のための作業指針により求められている遺産の真正性の証明及びその保護の状況がどのように図れるかといった視点などから進めてまいりましたが、去る2月5日に開催した第16回委員会において、さらに資料3ページ目の21番以降に記載の4件について、候補としていくことが確認されたものです。
この4件の候補遺産の概要ですが、21、一升桝遺跡は、京・鎌倉往還の交通路支配の拠点と考えられる土塁に囲まれた方形の枡形遺構で、発掘調査により13世紀後半には存在していたと推定され、独自の都市構造を示すものとして位置づけられています。22、寿福寺は、源義朝が館を構えたとされる地で、鎌倉に武家政権が成立した由緒の地であること、及び茶の文化の伝播を伝えるものとして位置づけられています。23、称名寺は、六浦の支配のために建てられた金沢北条氏の氏寺で、鎌倉の仏教教学を示す図書館である金沢文庫を併設していること、また、鎌倉武士の浄土思想をあらわす庭園があり、独自の都市構造や武家の文化を示すものとして位置づけられています。24、極楽寺は、京・鎌倉往還の要所に建てられ、交通路支配と防御の拠点となった北条氏一族の氏寺であり、また、中世鎌倉における戒律復興運動の中心となった寺院として位置づけられています。なお、極楽寺境内については、現在、開山である忍性の墓所のみが史跡指定されており、今後、現境内の範囲を中心に史跡指定の取り組みを進めていく予定です。今後は、この24件を候補遺産として、登録推薦に向けた必要な準備をさらに進めていくものであります。
また、鎌倉の候補遺産については、基本的に遺跡というカテゴリーにより史跡指定地を対象にして登録していくものとされていましたが、今後は記念物としての登録もあわせて想定していくことが、やはり歴史遺産検討委員会で確認されています。
具体的には、資料の指定文化財の状況欄に記載の国指定重要文化財として指定されている17件の建造物や工作物で、これらも世界遺産として登録される対象としようとするものであります。このため、現在、候補遺産となる史跡の保存管理計画の策定を進めておりますが、さらに建造物等に関する保存活用計画の策定も必要となるため、19年度予算では、これに要する経費を新たに計上させていただいております。
以上が候補遺産に関する検討の状況であります。
続きまして、広域的な推進体制の取り組みについてでありますが、ただいま御説明したとおり、候補遺産として、横浜市域にある称名寺を加えていくこと。また、朝夷奈切通、名越切通及び和賀江嶋の各史跡については、横浜市域、または逗子市域にまたがることから、準備を進めていく上で広域的な取り組みが必要となるため、神奈川県、横浜市、逗子市及び鎌倉市の4県市による新たな登録推薦に向けた推進体制の確立に向けて、これまで協議を進めてまいりました。
現段階までの協議の結果では、19年度には4県市により新たな組織を設置していくことについて基本的な方向性がまとめられています。組織の構成等詳細についてはまだ検討を進めているところですが、新たに設置する組織で全体的な推薦書原案の作成を行っていくこと及び4県市間の総合調整を行っていくことなどが確認されています。
なお、こうした協議が調ってきたことから、18年度に予定していた鎌倉市単独による推薦書原案作成準備は取りやめることとし、19年度から本格的な着手を行っていくこととしたものです。このため推薦書原案の作成準備については、当初予定より、若干おくれることとなりますが、今後の業務内容を勘案する中で推薦までの全体的なスケジュールに合わせて執行していけるものと見込んでいるものです。また、この新組織にかかる具体的な内容等につきましては、詳細がまとまり次第、改めて、本委員会に御報告させていただきたいと考えております。
以上で、報告を終わります。
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○早稲田 委員長 御質疑はありませんか。
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○三輪 委員 この候補遺産の今、基準みたいなものをちょっと伺ったんですけども、例えば八幡宮とか、境内という形になっていますけども、これは参道とかそういうものも含まれているんでしょうか。
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○世界遺産登録推進担当課長 鶴岡八幡宮の参道は若宮大路がその位置づけになりますので、若宮大路は、別に国指定史跡若宮大路というふうに指定されております。鶴岡八幡宮につきましては、この参道を含む境内と若宮大路の両方を候補遺産としていくというふうな考え方でございます。
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○三輪 委員 わかりました。例えば、八幡宮と言ったんですけども、ほかの神社、下の荏柄天神とか、その辺は、たしか以前、報告があったときには、参道は査定がまだだということで、候補遺産にはできなかったということですけども、そういう問題がなければ、いわゆる参道も含めて境内を候補遺産としたいという、そういうことでしょうか。
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○世界遺産登録推進担当課長 一応、候補遺産になります範囲、候補遺産となる史跡の具体的な対象はこの24件になりました。そして、それぞれ登録されていく範囲は、今、国指定史跡として指定されている範囲がまず原則になります。その範囲の中から、またさらに、特にいろんな土地利用が介在する場合がありますので、厳に保護していくといいますか、そういう例えば住宅地として使われているようなところで、今後、将来的にも住宅地として使われるようなエリアを除くとかいった作業を、今後、行っていく予定です。
ですから、コアの範囲というのは、史跡の範囲の中でさらにまた選定をしていくという作業を今後行っていきます。そうした中で、参道というものがどこまで位置づけられていくかというところで検討していく。鶴岡八幡宮と若宮大路の場合はメーンとなる史跡ですので、あらかじめそういう結論が一定程度出ているというところです。今のところでは、参道という位置づけで多分きちっとできるのは、寿福寺さんの部分の参道がコアとして入っていくのかなというふうには考えているところでございます。
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○三輪 委員 そうですね、寿福寺さんが今はちょっと候補にということですけども、その基準というのはどういうところでしょうか、歴史的に何かあるとか、その辺がどういう基準でというところを伺います。
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○世界遺産登録推進担当課長 寿福寺が候補遺産として追加されてきた理由ということでよろしいでしょうか。
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○早稲田 委員長 参道が。
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○世界遺産登録推進担当課長 参道が、失礼しました。寿福寺の参道は比較的よく残っている状況にあるということです。当時の姿を残して、参道が境内と一体となって残っているという例が比較的少ないということで、寿福寺は山門までの参道を一帯によく残しているということで一例として挙げさせていただいたものです。
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○三輪 委員 今、荏柄天神の参道も、真ん中が分断されているというところは問題があるとは思うんですけれども、非常に古道として道祖神が入り口にありますね。あれが古道の証明ということで、非常にあの参道は貴重な私は候補遺産だと思っています。その辺も検討して追加の方向に考えていくということはいかがでしょうか。
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○世界遺産登録推進担当課長 荏柄天神さんは、この世界遺産登録推進の準備を進めていく中で史跡指定を行っております。史跡指定をするに当たって文化庁といろいろ協議をさせていただいていますが、参道について、また、それから荏柄天神については一乗院跡ですとか、資料としてあらわれますけれども、必ずしも場所が明確でないところもございます。そういったものは、今後そういう状況が整うなり、発掘調査等で遺構が確認することができた段階で、追加していけるものは行っていきたいというふうには考えております。
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○三輪 委員 わかりました。ぜひ道祖神とか、いろいろありますので、その辺を研究していただきたいと思いますが、荏柄天神ということじゃなくて、この候補遺産ということになりますと、その後の保存というんでしょうか、保全というんでしょうか、それについては何か手を加えないというような、どういうふうにしていくのかということをお伺いします。
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○世界遺産登録推進担当課長 世界遺産の登録をしていくに当たっては、推薦書にこの遺産についてどういうふうな管理の計画、考え方、実際の方法はあるかということを記載していく必要がございます。その記載をしていくために、今、史跡の保存管理計画というものを策定しているということです。実際に、この保存管理計画の内容につきましては、ある一定のゾーニングをしていくと。厳に保存をしていくエリア、例えば建長寺さんですと、本山の伽藍の中心の範囲ですとか、そういう、また塔頭さんとしてある寺院、それから一般住宅の入っている地域、山稜部の地域、そういうようなエリア分けをして、それぞれにどのように保存をしていくかということの基本的な考え方を整理しています。
現にお寺様、それからお宮様で宗教活動をしている場合、どうしても維持していくために現状変更というのが出てまいります。参詣者のための施設を整備するとか、そうしたことをどのように認めていくか、それをどのようにしていくことで史跡との調和が図れるかということを保存管理計画の中で定めていこうということでございます。
そういう意味では、候補遺産、登録された後も、当然そういうふうに土地利用、それから保存すべき状態に応じた形で保存をしていくというふうに考えているところです。
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○三輪 委員 あと1点、ごめんなさい、管理計画、保存計画、これはいつまでを目標につくっていくということでしょうか。
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○世界遺産登録推進担当課長 保存管理計画につきましては、候補遺産24件のうち21件の策定が必要でございます。18年度までに9件が策定をしておる。19年度中に16件の策定を予定しております。20年度当初に早い時期に残りの件数を5件になりますが策定していくと。今、スケジュールではそのような方向で考えているところでございます。
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○三輪 委員 わかりました。ありがとうございます。
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○早稲田 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
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○久坂 委員 済みません、1点ちょっと確認なんですけれども、単独の推薦書の原案の作成はやめて、県とほかの市が一緒になって推薦書の原案を作成すると、説明の中でおっしゃったでしょうか。はい、わかりました。
それで、平成18年度の事項別の中で1,500万円ほど原案の作成のために予算は一応入っていたんですけれども、そちらの方を19年度の方に流用というか、使われるというふうに考えてよろしいんでしょうか。
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○世界遺産登録推進担当課長 推薦原案につきましては、これまで鎌倉市単独でというふうに考えておったんですが、鎌倉市で称名寺の保存、全体的な推薦書をつくるわけにいかないという、どうしても一つ広域的な組織が必要であるということで、新たな広域組織をつくっていくということになりました。そこに各市が負担金を出して、そこが主体となって作成をしていくというふうな方向でございます。そういった関係から、18年度に予算措置しておりました経費については、2月に全額補正減をさせていただいているところでございます。
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○久坂 委員 ありがとうございました。
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○早稲田 委員長 ほかにございませんでしょうか。
では、私から1点、お聞きします。先日の新聞報道で世界遺産鎌倉についてのかなり大きな報道がされておりましたが、暫定リストに残っているのは彦根城と鎌倉で、鎌倉も予断を許さない状況だと。それについてはどのようにお考えでしょうか。
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○世界遺産登録推進担当課長 先日の朝日新聞であった報道かと思います。その中で記事として、鎌倉もかなり努力しているが予断を許さないというような記事であったと思います。市で進めております推薦に向けての準備につきましては、逐次、文化庁、神奈川県と協議し、指導を受けながら進めてきております。全体会議等も年1回定期的な報告を兼ねてやらせていただいております。そうした中では、その進捗につきましては文化庁からも一定の評価を受けているものというふうに認識をしております。
しかし一方、世界遺産委員会では毎年のように新しい視点や課題が提示されております。それに対応した登録の基準といいますか、準備内容というものも新たに示される状況もございます。このようなことから、例えば現在の状態で登録基準を満たしているとしても、新たな課題に対して確実に審査をクリアできるとは必ずしも言い切れない状況は常にあるということでもって、そういうことが想定されるため、予断を許さないと述べたのではないかというふうに我々は考えています。それは日ごろ、直接、担当者の方に確認したわけではありませんが、日ごろも指導を受けている中で、このコメントについて同様な発言をいただいておりますので、そのような意味であるというふうに判断をしております。
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○早稲田 委員長 わかりました。危機遺産登録ということもありまして、年々、世界遺産登載に向けてのハードルが高くなっているということの御発言だったと思うんですけれども、一つに、市民の方からも、こちらの対象候補遺産の中の社寺の中でも、どこどこは協力が得られないと聞いているとか、そういうようなことのお話も出ていることは事実でございますので、ぜひその辺を、土地利用のことについても、寺社の方でも非常にナーバスな部分があるんだとは思いますが、今のお話ですと、エリアごとに保存計画を立てていくから必ずしも改変を全部だめだということではないという、こういう理解でよろしいんですか。
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○世界遺産登録推進担当課長 当然に、その史跡を由緒を守っていくということで、現にお寺さんやお宮様が宗教活動し、継続されることで史跡が維持されているというふうに考えております。ですから、保存管理計画を策定する上でも、そうした基本的考え方にのっとって策定をしているということでございます。
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○早稲田 委員長 わかりました。そういうことを今後もっと深く詰めて寺社ともやっていただきたいですし、単独の原案作成をやめられて4県市ということであれば、なおさらその連携が強く望まれるところですので、大変であろうとは思いますが、よろしくお願いいたします。
ほかにございませんでしょうか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑の方を打ち切ります。
ただいまの報告、了承ということでよろしいでしょうか。
(「聞きおく」の声あり)
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○早稲田 委員長 聞きおく、はい。では、千委員の方から聞きおくという御発言が出ましたが、多数了承ということで確認をさせていただきます。
それでは、職員入退室のため、暫時休憩といたします。
(14時24分休憩 14時26分再開)
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○早稲田 委員長 それでは、再開いたします。
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○早稲田 委員長 日程第11「議案第77号平成19年度鎌倉市一般会計予算(第10款総務費・第10項徴税費・第15項戸籍住民基本台帳費のうち10目住居表示整備費、第20項選挙費から第30項監査委員費、第30款農林水産業費のうち5目農業委員会費、第60款公債費、第65款諸支出金、第70款予備費)」についてを議題といたします。原局からの説明を願います。
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○財政課長 それでは、予算説明書の50ページ、内容説明は68から69ページを御参照ください。10款総務費、10項徴税費、5目税務総務費は6億1,959万6,000円で、税務一般の経費は市税の賦課・徴収に係る納税課、市民税課、資産税課の職員71人の人件費及び出張旅費などを計上いたしました。
予算説明書は52ページを、内容説明は70ページから73ページを御参照ください。10目賦課徴収費は1億1,149万1,000円で、徴収の経費は滞納整理支援システム機器賃借料などを。賦課の経費は課税データ入力業務委託料、固定資産税の評価がえに伴う鑑定委託料などを計上いたしました。
内容説明の74から76ページの15項戸籍住民基本台帳費、5目戸籍住民基本台帳費は市民経済部所管となりますので説明を省略いたします。
予算説明書の54ページを、内容説明については77ページを御参照ください。10目住居表示整備費は133万8,000円で、住居表示の経費は街区表示板等消耗品費などを計上いたしました。
予算説明書は57ページにかけて、内容説明は78から79ページを御参照ください。20項選挙費、5目選挙管理委員会費は5,466万3,000円で、選挙一般の経費は選挙管理委員会委員の報酬や選挙管理委員会事務局の職員5人に要する人件費などを。
内容説明は80ページに入ります。10目選挙啓発費は37万7,000円で、選挙啓発の経費は明るい選挙推進協議会補助金などを計上いたしました。
内容説明の81ページを御参照ください。25目県知事及び県議会議員選挙費は4,273万6,000円で、県知事・県議会選挙執行の経費は、平成19年4月に執行が予定されている県知事・県議会選挙に係る職員の超過勤務手当、投票用紙自動読取分類機購入費などを計上いたしました。
予算説明書は59ページにかけまして、内容説明は82ページを御参照ください。35目参議院議員選挙費は7,077万9,000円で、参院選挙執行の経費は、平成19年7月に執行が予定されております参議院選挙に係る職員の超過勤務手当、臨時的任用職員賃金、投票用紙自動読取分類機購入費などを計上いたしました。
内容説明は83から84ページを御参照ください。25項統計調査費、5目統計調査総務費は2,733万4,000円で、統計調査管理の経費は、統計調査員報償や総務課市政情報担当の統計所管職員3人に要する人件費などを計上いたしました。
予算説明書は61ページにかけて、内容説明は85から86ページ、10目諸統計費は639万円で、統計調査の経費は各種統計調査に要する経費を計上いたしました。
予算説明書は63ページにかけまして、内容説明は87から88ページを御参照ください。30項5目監査委員費は7,511万7,000円で、監査委員事務の経費は、監査委員の報酬と監査委員事務局の職員7人に要する人件費などを計上いたしました。
引き続きまして、30款5項農林水産業費のうち、5目農業委員会費について説明いたします。予算説明書の88ページを、内容説明は196ページを御参照ください。30款5項農林水産業費、5目農業委員会費は716万7,000円で、農業委員会の経費は農業委員会委員の報酬などを計上いたしました。
続きまして、60款公債費について説明いたします。予算説明書の130ページを、内容説明については345から348ページになります。60款5項公債費、5目元金は41億4,890万円で、長期債償還の経費は長期債元金の償還金を、10目利子は9億8,690万円で、長期債償還の経費は長期債の支払利子を、一時借入金の経費は一時借入金の支払利子を。15目公債諸費は3万2,000円で、平成15年度に発行いたしました鎌倉みどり債の償還事務に係る手数料を計上いたしました。
なお、一般会計において、平成19年度に起こす予定の地方債は17億9,000万円で、一般会計の平成19年度末の地方債現在高見込額は460億6,687万5,000円となる予定です。
予算説明書は132ページを、内容説明は349から350ページを御参照ください。65款諸支出金、5項5目土地開発公社費は11億3,169万2,000円で、鎌倉市土地開発公社の経費は、鎌倉市土地開発公社の経営健全化に伴う公社借入金に対する利子負担金と年度内返還の貸付金であります。
予算説明書の134ページに入りまして、70款5項5目予備費は5,000万円を計上いたしました。以上、平成19年度鎌倉市一般会計歳出予算の総額は549億4,100万円となります。
以上で説明を終わります。
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○早稲田 委員長 御質疑はありませんか。
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○原 副委員長 では、済みません、簡単なところだけ1点だけなんですけれども、徴税率のところで徴収率というかありますよね。それ昨年と比べてどれぐらいになっているのか、その数字を教えていただきたいんですが。
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○納税課課長代理 徴収率の関係でございますが、19年1月末現在でございますけど、前年対比で現年度の徴収率に関しましては0.1%の増、滞納繰越分については0.7%の減という現状でございます。
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○原 副委員長 というと、前年比から0.7下がっているということですか。
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○納税課課長代理 滞納繰越分は確かに下がっておりますが、トータルいたしますと0.8%ほど、というのも現年度分の調定額が大きいものですから、トータルいたしますと0.8%ほど上がっております。
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○原 副委員長 鎌倉市は、結構、徴収率が低いというふうに言われているんですけれども、それで、やっぱりいろいろと職員の皆さんの御努力が大変なものだと思われるんですけれども、そういった中では、去年、私もこれに関連したことで質問させていただいたんですが、財政計画上頑張っていくということで、8.5億でしたっけ、それをやっていくというところだったんですけど、今、税のあれも変わって0.8上がったということは、どういった見込みで今後やっていくのかを、そこら辺を教えていただければと。
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○納税課課長代理 財政計画の見込みでございますが、5年間で8.数億円と、1年間に換算いたしますと1億7,000万円ほどということで、今現在の状況でございますが、具体的な数字を申し上げますと1億3,000万円ほど上げております。あと4,000万円ほどという、私ども試算しておりますけれど、3月までの2カ月、それから出納閉鎖、これを加えまして頑張っていきたいと思っております。
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○原 副委員長 ありがとうございます。大変だと思いますけれども、さらなる努力を目指して頑張っていってください。よろしくお願いします。
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○早稲田 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
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○三輪 委員 選挙のところなんですけども、結構、選挙の投票所をふやしてほしいというのがあって、ここでも報告があったんですけども、費用的には、選挙、報酬とか、そういうものでどのぐらい1カ所でふやすとなるのかというのはおわかりになるでしょうか。
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○石井[勇] 選挙管理委員会事務局次長 御質問のありました選挙投票所1カ所につきまして、人件費等で約50万円程度かかります。
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○三輪 委員 確かに1カ所で50万円ということは大きいと思うんですけども、投票意欲を増すために、すごく今、高齢化が進んでいて、「遠い、遠い、行かないよ」と言う人がすごく多いんですね。ますますその傾向はふえていっていくと思いますので、明るい選挙推進協議会なども頑張っていらっしゃるとは思いますが、市としても、そういう投票所増に向けての計画をもう少しきちんとつくっていかなくちゃいけないと思いますが、その辺は変わらないんでしょうか。
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○石井[勇] 選挙管理委員会事務局次長 今回、玉縄中学校の投票区ですね、規模が8,000人ということで2つにいたしました。現在も6,000を超える投票所もございまして、その辺、今後、検討していかなければいけないこととは考えておりますけれども、何分にも公共的な投票所等が少ないというようなことから、投票所をふやすということについては非常に難しいという状況もありまして、状況を見ながら、さらに検討を進めてまいりたいというふうに思います。
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○三輪 委員 私は、お金の面で結構難しいというのがこの間の答弁だったと思うんですけれども、公会堂とか、自治会の集会室とか、それが現にあるところでも難しいということでしょうか。
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○石井[勇] 選挙管理委員会事務局次長 今、御質問にもありましたように、1カ所ふえますと金額的なものというのは非常に大きなものになります。その辺も含めて検討していくということでございまして、公共的な施設がほかにあるからというようなことで、そこにふやしていくというようなことでは考えてはおりません。
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○三輪 委員 そういう御答弁で、非常に消極的だなと、本当に投票率を上げる気があるのかなって本当に感じますね。すごく多くの方から、年とっているからそんな遠くまで行けないよということを聞くんですね。毎回毎回、もう私が議員になってから何度も言われているんですけれども、どんどん投票率が下がってもいいと考えているのかなと本当に思いますが、どうなんですか。
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○石井[勇] 選挙管理委員会事務局次長 当然、投票所が多ければ、近い方は行きやすいというようなメリットはございますけども、制度的にも期日前投票というものができまして、そちらを利用していただくとか、そういう方法もあります。その辺につきまして、もう少し利用を図るようPRをして、こちらの方でしていきたいと思いますし、投票所の件につきましてもさらに検討していきたいというふうに思います。
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○三輪 委員 じゃあ、早急な検討をお願いしたいと思います。
それと、以前ちょっとほかの委員さんが聞いたかもしれないんですけども、選挙の投票日の翌日に、平日に開票というような、そういうことで横浜でしたっけ、そういうことをやっていますが、鎌倉ではそれはしないという理由をちょっとお聞きしたいんです。
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○石井[勇] 選挙管理委員会事務局次長 現在、選挙につきましては、すべて即日開票で行っております。これを翌日開票にいたしますと、やはり開票に要する人員というのを職員から充てるというふうなことで、約百二、三十人、その分が翌日欠になるというようなことからも、これについては非常に難しいというふうに考えております。
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○三輪 委員 横浜なんかでは、平日にやってお金を浮かせるというようなメリットというふうに新聞等でも書いてあったんですけども、今のお答えでは、そういったことよりも日常業務に支障を来たす方が問題だというふうに鎌倉市では判断しているということでしょうか。
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○石井[勇] 選挙管理委員会事務局次長 それだけではございませんけど、非常に大きな部分であるというふうに存じております。
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○三輪 委員 これについては、もう今後、鎌倉はそういう検討はしないということでしょうか。
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○石井[勇] 選挙管理委員会事務局次長 ただいまの御質問ですけども、今後しないかどうかについては、また状況等変わった場合には、やはり検討すべきだと思いますけども、今のところは職員がかなり厳しいような状況の中から、検討していくことは近々においてはないというふうに思います。
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○三輪 委員 済みません、後先になってしまったんですけども、例えば、翌日開票にした場合の経費というのはどのぐらい浮くんでしょうか。
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○石井[勇] 選挙管理委員会事務局次長 鎌倉市で概算でやったケースがあるんですけれども、約120万円ぐらいかかると思います、経費だけで。
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○三輪 委員 済みません、かかるということ、ちょっとわからないんですけど、経費が浮くということではないんですか、余計かかるということですか。
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○石井[勇] 選挙管理委員会事務局次長 済みません、超勤が今言った金額がかかりまして、済みません、今の質問ですけれども、120万円ぐらいの超勤がなくなるということでございます、済みません。
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○三輪 委員 はい、わかりました、結構です。ぜひ検討していただきたいなと思います。
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○早稲田 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
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○白倉 委員 今の三輪委員の質問に関連してなんですが、同じ質問になるかもしれませんけれども、120万円マイナスになるという報告だったように思いますが、これは平日の場合でも、やはり超過勤務はかなりかかるんじゃないかと思うんですが、総数を今申し上げられないんですが、職員が何人、100何人とか行っているという話ですが、その職員が全部、勤務時間外、少なくとも最低3時間は必要とすると思うんですけれども。それでもそういう120万円とかっていうマイナスになるんでしょうか。片方は休日出勤、何時間かかるかわかりませんけれども、休日出勤と比べた場合、それと平日の超過勤務、少なくとも最低3時間以上は総員にかかってくると思うんですけれども、その辺の比較はどうなんでしょう。
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○石井[勇] 選挙管理委員会事務局次長 済みません、答弁がちょっと錯綜して、今、委員がおっしゃいましたように、休日については超過勤務が発生しますけども、平日で行う場合には、当然、時間内ということで時間外の手当、超勤については発生はいたしません。ただ、その人数分が平常の業務からとられてしまうというような課題がございまして、そういうことからなかなか難しいという判断はしております。
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○白倉 委員 わかりました。どうも私、個人的に勘違いをしていたみたいで、失礼しました。
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○早稲田 委員長 よろしいですか。ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見の有無を確認いたします。送付意見はありますでしょうか。
(「なし」の声あり)
それでは、送付意見はなしと確認をいたしました。
職員退室のため、暫時休憩といたします。
(14時48分休憩 14時49分再開)
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○早稲田 委員長 それでは、再開いたします。
───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
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○早稲田 委員長 日程第12その他(1)「継続審査案件について」事務局から報告を願います。
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○事務局 現在、当委員会には12月定例会において、お手元に配付いたしましたとおり、継続審査となっております陳情5件がございます。この5件の取り扱いにつきまして御協議をお願いいたします。
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○早稲田 委員長 ただいまの報告のとおり、これまで継続扱いになっているものを継続扱いにするということで確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
はい、確認をいたしました。
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○事務局 そうしましたら、最終本会議におきまして閉会中継続審査要求を行うことについて御確認をお願いいたします。
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○早稲田 委員長 ただいまの事務局の報告どおりでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
はい、それでは、確認をいたしました。
それでは、以上をもちまして総務常任委員会を閉会いたします。
ありがとうございました。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成19年3月2日
総務常任委員長
委 員
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