平成19年自治基本問題調査特別委員会
2月21日
○議事日程  
平成19年 2月21日自治基本問題調査特別委員会

自治基本問題調査特別委員会会議録
〇日時
平成19年2月21日(水) 10時00分開会 12時05分閉会(会議時間 0時間39分)
〇場所
議会第1委員会室
〇出席委員
山田委員長、前川副委員長、久坂、納所、野村、三輪、小田嶋、高野、高橋、森川の各委員
〇理事者側出席者
なし
〇議会事務局出席者
石井局長、磯野次長、原田議事調査担当担当係長、鈴木議事調査担当担当係長、小島担当書記
〇本日審査した案件
1 議会に関する検討
(1)議会の本会議・委員会の活性化について
(2)追加項目
  ?議会の権限・権能について ?苦情救済制度について ?議会広報(能動的なもの)
  ?議会活動の支援体制について ?議員の倫理規定について
2 今後の進め方について
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○山田 委員長  大変御苦労さまでございます。ただいまより自治基本問題調査特別委員会を開催させていただきます。委員会条例第24条第1項の規定によりまして、本日の会議録署名委員を指名いたします。納所輝次委員にお願いいたします。
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○山田 委員長  それでは、審査日程、お手元に資料を配付させていただいておりますが、日程の確認をさせていただきたいのですが、いかがでございますか。
                  (「はい」の声あり)
 それでは、日程第1より進めさせていただきたいと思いますが、日程と資料として、自治基本問題調査特別委員会の検討経過、1月23日開催のまとめをしたものがございます。よろしいでしょうか。もし、この検討経過について、不足している部分などありましたらどうぞ。
 
○高橋 委員  (3)の議員立法など政策立案機能の強化の?ですけれども、私、前回いわゆる外局でしっかりとやっていた人間が、市長部局に戻ったときに管理職としてしっかりやっていけるような環境づくりというようなこと、情報通報制度というか、そういうことについて検討してほしいということを意見として言ったと思うんですけれども、その部分がちょっと触れられていないようですので、ここに加えて検討していただきたいと思います。
 
○山田 委員長  そういう意見がありましたが、ちょっと協議したいので、休憩します。
               (10時03分休憩   10時05分再開)
 
○山田 委員長  それでは、再開いたします。
 ただいまの高橋委員からの御意見ですけれども、?として情報通報制度等、外局での業務が評価される制度(意見)というような形で盛り込むということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 それでは、その部分御確認をお願いいたします。
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○山田 委員長  では、前回の確認については、これまでといたしまして、日程の1、議会に関する検討、議会の本会議・委員会の活性化についてに入りたいと思いますけれども、いつものように、ちょっと御意見を出していただきますので、休憩させてください。
               (10時07分休憩   11時15分再開)
 
○山田 委員長  では、再開いたします。休憩時間の中で御論議いただきましたけれども、改めて御発言をお願いいたします。
 
○高橋 委員  まず、資料を用意してほしいと思います。各議会における一般質問について、これは時間制限ですとか、それから代表質問など、本会議の運営の仕方、それから、各委員会の審査の流れについて、県下全市と、ちょっと関係がありますので、葉山町について調査し、一覧表にしてほしいと思います。
 それで、議運検討会の中で、例えば再開発、ごみ問題、財政問題など、行政の大きな課題については、議会として特別委員会を設置して議論するなり、また所管の委員会で特別に時間をとって議論するような活動も必要であろうと思います。議会としてこうした大きな課題を整理して、議論していくことで、より成果が上がるものと思います。
 それから、行政が持っている各種の審議会、これは50から60くらいですか、あると思うんですけれども、議会としては、こうした審議会に議員を出さない方向になってきているわけですけれども、中間の審議経過を委員会に報告して、それを議会として議論し、必要であればとりまとめをして行政へ出すようなしくみも必要であろうと思います。
 
○森川 委員  一般質問については、質問の内容を事前通告しているわけですけれども、これは人によって違うのかもしれませんけれども、何しろ答弁調整が細か過ぎます。一々質問の内容を聞いていたのでは、本会議がセレモニー化してしまうと思っています。それから、各委員会に出席する職員の数が多過ぎるので、関係外の職員は入室しないなど、スリム化すべきと考えます。
 
○高野 委員  大きな方向性を示すものということを前提にお話ししますけど、自治法の改正でも含まれてますけれども、例えば、定例会の回数を増やすこともできるようになり、議長において臨時会の招集を請求できるようになったわけです。現状が不十分とは言わないけれども、法改正を踏まえ、前向きに開かれた議会としての方向づけをしたいということです。
 
○納所 委員  一般質問は行政に対する批判が含まれていると思うんですけれども、一般質問が1人の議員の質問で完結してしまっているということ、議会全体で議論する場がないということ、議員個人、1人の意見であり議会の意思ではないということを踏まえ、一般質問も議会の意見とすることも必要であるという意見です。また、委員会での委員同士の議論がないということです。
 
○久坂 委員  特別委員会の設置については、無所属からも委員を出すなど、委員会の構成について議論する必要があると思います。
 
○前川 委員  特別委員会を設置するのは大事なことですけれども、設置するだけでなくて中身のあるものにしてほしいと思います。
 
○山田 委員長  一般質問のあり方、委員会運営、代表質問などについて、御意見をいただきました。議員同士のやりとりが活発になるということについては否定するものではありませんが、私は、政策実現の方向性を担保することが必要と考えております。
 それでは、追加項目として5点ほど出されておりますけれども、そちらに移りたいと思いますが、?議会の権限・権能について、?苦情救済制度について、?議会広報(能動的なもの)、?議会活動の支援体制についてについては、既に一定の協議をし、御意見もいただいておりますので、?議員の倫理規定についてから始めたいと思いますが、それでよろしゅうございますか。
                  (「はい」の声あり)
 では、御意見のある方はお願いいたします。
 
○高橋 委員  五、六年前になると思いますが、本市でも倫理規定が出されたことがあります。たしか決議を出している経過があると思うんですけれども、それもあわせて県下の倫理規定制定状況について調査していただきたいと思います。
 
○三輪 委員  観光ナビの特別委員会の中で、倫理規定の話もしたことがありますけれども、議会でも考えておくべきことであると考えたものです。
 
○納所 委員  昭和58年、大阪府堺市での倫理条例が最初のものだったと思いますけれども、近隣市の倫理規定についても入手しておくべきであると思いますので、お願いします。
 
○森川 委員  倫理条例は全国的に例は少ないんじゃないでしょうか。
 
○山田 委員長  事務局で資料を集め、出していただいた上で、次回、倫理規定について議論したいと思いますがよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 
○高橋 委員  ?から?までについては議論してきていると思うので、調整していただきたいと思います。
 
○山田 委員長  ?議員の倫理規定についての資料を出してもらって、次回冒頭に議論したいと思いますが、事務局どうですか。
 
○事務局  インターネットで調べた上で、堺市のもの、近隣市の状況、それから本市議会の決議についても提示させていただきます。
 
○高橋 委員  オンブズマン制度の資料を出していただいたんですけれども,これも協議願いたいと思います。
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○山田 委員長  それでは、この辺で、今後の進め方の方に移りたいと思いますが、ただいま、高橋委員からオンブズマン制度について議論したいという御発言がありましたけれども、どのように取り扱いましょうか。御意見をお願いいたします。
 ちょっと休憩します。
               (11時34分休憩   11時45分再開)
 
○山田 委員長  再開いたします。
 
○高橋 委員  苦情救済制度について、事務局から資料を出していただいております。一般的に市民の方は市民相談課の窓口へ来て苦情を伝えるわけですけれども、またさらに自治法で決められた制度として監査請求があるんですが、この制度の間を埋める苦情救済制度がないということなんです。実際には、議員なり政党なりがその受け皿になっていることが多いと思うんですが、こうしたことを制度化していくべきではないかということなんです。ここは、議会の役割についての議論ですし、行政の内部に作るのが多いわけですし、行政内部に作るのがいいのかということはあるんですが、行政がやらないならば議会につくるのも一つの方法であろうと思います。また、オンブズマンに行政評価をしていただいているところもありますので、市民、議会、行政の3者の中で取り上げていくのも一つの方法であろうと思います。改めて協議していただきたいと思います。
 
○三輪 委員  苦情救済について検討したことがあるんですけれども、有効な制度ではありますけれども、回数とか、広報の仕方とかの問題があり、必ずしも有効活用できていない市もあるようなんですね。ですから、精査した上で、行政で設置するべきであると思っております。
 
○高橋 委員  民主党さんが提案しているオンブズマン制度について説明してほしいと思います。
 
○山田 委員長  検討スケジュールによると、一月おくれている状況です。議会については肝心な部分なので時間をかけてやってきた経過がありますけれども、次回は行政に入りたいと思います。そこで、行政についての課題ですが、いわゆる紋切り型ではないかと思っておるんですが、具体的な課題について協議していただいて、あれば出してほしいと思うんですが、いかがですか。
 
○高橋 委員  行政にはいろいろな計画があるんですね。総合計画、都市マスタープラン、みどりの基本計画などがあるんですが、相関関係がわからないので、図を出すように担当課に言ってありますので、もうできていると思います。政策形成、ルールのところで必要になると思いますので、次回配っていただければと思うんですが、お願いします。
 
○高野 委員  委員長が提示された項目で結構ですよ。
 
○山田 委員長  どこからでもいいんですが、この切り口で協議を進めていきたいと思います。よろしいですか。
 では、ちょっと休憩させてください。
               (11時59分休憩   12時04分再開)
 
○山田 委員長  再開します。
 では、次回の日程ですが、3月14日、水曜日、午前10時から議会第1委員会室で開催いたします。よろしくお願いします。
 お疲れさまでした。
 以上で本日は閉会した。


 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   平成19年2月21日

             自治基本問題調査特別委員長

                       委 員