平成19年総務常任委員会
2月16日
○議事日程  
平成19年 2月16日総務常任委員会

総務常任委員会会議録
〇日時
平成19年2月16日(金) 10時00分開会 14時46分閉会(会議時間 3時間02分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
早稲田委員長、原副委員長、千、久坂、三輪、小田嶋、白倉の各委員
〇理事者側出席者
石渡市長、佐野助役、金澤助役、戸原経営企画部長、植松経営企画部次長、小村経営企画課長、梅原文化・教養施設整備担当担当課長、廣瀬行革推進課長、山田広報課長、浅羽情報推進課長、大坪情報推進課課長代理、鈴木(信)文化推進課長、宮崎(淳)鎌倉芸術館担当担当課長、辻行革推進担当担当部長、神田生涯学習部次長兼世界遺産登録推進担当担当次長、島田世界遺産登録推進担当担当課長、兵藤総務部長、小山総務部次長、岡部総務部次長、金丸総務部次長兼納税課長、内藤総務課長、松永財政課長、讓原職員課長、出田管財課長、松井納税課課長代理、小川(久)市民税課長、島崎資産税課長、小川防災安全部次長兼総合防災課長、米木みどり課長、高橋(鏡)都市整備部次長兼都市整備総務課長、稲葉都市整備部次長兼下水道課長、堀道水路管理課課長代理、高橋(一)道路整備課長、石井(勇)選挙管理委員会事務局次長、浦消防長、畑消防本部次長兼警防課長、高橋(卓)消防本部総務課長、佐々木警防課課長代理、斉藤救急救命担当担当課長、平井予防課長、佐藤(孝)予防課課長代理、代田鎌倉消防署長、山崎大船消防署長、
〇議会事務局出席者
石井局長、磯野次長、小島次長補佐、鈴木議事調査担当担当係長、原田担当書記
〇本日審査した案件
1 議案第70号平成18年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち第50款消防費
2 報告事項
(1)鎌倉市土地開発公社の業務代行について
3 議案第67号鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の臨時特例に関する条例の制定について
4 議案第70号平成18年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)
5 報告事項
(1)鎌倉行政経営戦略プラン平成18年度上半期の取組状況について
(2)組織の変更について
(3)岡本二丁目マンション計画調査対策委員会の設置について
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○早稲田 委員長  おはようございます。ただいまから、総務常任委員会を開会いたします。
 会議録署名委員の指名をいたします。久坂くにえ委員にお願いいたします。
    ───────────────────────────────────────
 
○早稲田 委員長  審査日程の確認をいたします。本日の審査日程は、お手元に配付したとおりの審査日程でよろしいでしょうか。
 
○小田嶋 委員  本日、日程にあります第4のところの鎌倉市一般会計補正予算にかかわって、岡本二丁目マンション開発の問題にかかわって、鎌倉市が市道の原状回復に向けての予算計上がされているに当たりまして、提案されている担当原局、都市整備部の職員の方にお聞きしたいこと、確認したいことがございますので、出席をお願いしたいと思います。
 
○早稲田 委員長  ただいま小田嶋委員の方から、所管外の職員の要請がございましたが、どのようにお取り計らいいたしましょうか。いかがですか。
 
○白倉 委員  長くなりますか。
 
○小田嶋 委員  なるべく建設常任委員会で質疑があったことを踏まえて質疑をしたいと思っていますので、重複するようなことはないように考えています。
 
○早稲田 委員長  よろしいですか。ほかの方。
 
○三輪 委員  今、小田嶋委員から手短だということでしたらいいと思います。
 それと、もう一つなんですけれども、場合によっては市長に質疑を求めさせていただきたいと思いますが、その辺は一言言わせていただきたいと思いますが。
 
○早稲田 委員長  日程第4で市長に質疑ということでよろしいですか。
 それでは、まず小田嶋委員からお話がございました都市整備部に質疑をしたいという申し出につきましては、よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 それでは、都市整備部をお呼びするということで確認をいたしました。
 それでは、その件につきまして、日程第4議案第70号平成18年度鎌倉市一般会計補正予算の審査の方法についてお諮りをいたします。
 まず、総務常任委員会の補正予算関係の原局の入室者が多いために、総務常任委員会所管の補正予算関係の原局の説明を聴取し、その後、質疑を終了して休憩をとり、関係外職員退室と都市整備部関係職員の入室を願い、再開後に、都市整備部関係の質疑を行いたいと思います。そして、質疑終了後、都市整備部関係職員の退室のため休憩をとり、再開後、採決を行いたいと思います。いかがでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 それでは、そのように確認をいたしました。
 
○三輪 委員  今のに加えて、場合によっては、市長質疑というのを入れていただきたいと思います。
 
○早稲田 委員長  わかりました。それでは、三輪委員にどのような御質問かということを伺いたいのですが。
 
○三輪 委員  課長や職員の方に聞いてもらちが明かない場合です。
 
○早稲田 委員長  職員の方に質疑をしても明快な答えが得られないといいますか、そういう場合に限ってということでしょうか。
 
○三輪 委員  はい、そうです。
 
○白倉 委員  あえて反対はしません。
 
○早稲田 委員長  らちが明かない場合ということに限って、市長をお呼びするということですが、その点については、いかがですか。
 
○小田嶋 委員  その際は、呼ぶか呼ばないかを委員会で諮るということで理解してよろしいですね。
 
○早稲田 委員長  もう一回、協議、そうですね。
 
○小田嶋 委員  わかりました。
 
○早稲田 委員長  それでは、関係職員に質疑をした後に、もう一度どうかということを協議をいたしまして、市長をお呼びするかどうかを決めたいと思います。よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 それでは、そのように確認をいたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○早稲田 委員長  それでは、日程第1「議案第70号平成18年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち第50款消防費」についてを議題といたします。こちらは、原局から報告を聴取し、質疑の有無を確認した後、採決については、ほかの科目とあわせて日程第4のところで採決を行うということで、まず、原局から報告を受けたいと思います。原局の説明を願います。
 
○消防本部総務課長  議案第70号平成18年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち、消防本部所管部分について、その内容を御説明いたします。
 平成18年度鎌倉市補正予算に関する説明書52ページ、53ページをお開きください。
 50款5項消防費、5目常備消防費は1,697万8,000円の増で、消防一般の経費は勧奨退職、普通退職による退職手当及び消防車両の出場回数増及び原油価格高騰による燃料費を増額補正しようとするものであります。
 15目消防施設費は3,467万5,000円の減で、消防施設の経費は消防本部の防災パトロール車、鎌倉本署の消防ポンプ自動車、浄明寺出張所の高規格救急自動車、大船消防署の防災搬送車更新に伴う備品購入費及び今泉消防出張所建設に伴う事前の家屋調査の委託料、新築工事請負費などの執行差金を減額補正しようとするものであります。
 以上で説明を終わります。
 
○早稲田 委員長  それでは、御質疑はありませんか。
 
○白倉 委員  今泉消防出張所の建設について関連ですが、今、減額補正というお話がございましたけれども、まだ現在建設中なので、今後の見通し、わかりにくいかもしれませんが、周辺の方から工事が遅いようだけれども工期までに間に合うのかという御質問を受けましたので、参考までに教えてください。
 
○消防本部総務課長  ただいまの御質問なんですけれども、回答としましては、工期については、間違いなく3月いっぱいには終わるというふうな形になります。現在なんですが、今、内装工事を行っておりまして、3月の中旬にはその内装工事も終わります。ですので、この委員会にも報告をさせていただいたんですけれども、4月で開庁をするというふうな形で考えております。
 市民の方には、3月31日及び4月1日にかけて、一応お披露目という形で庁舎を見ていただきたいというふうなことで考えておりますので、その辺、先生の方からも、ぜひ市民の方に言っていただければというふうに思います。
 
○白倉 委員  結構です。
 
○早稲田 委員長  よろしいですか。ほかに御質疑はありませんか。
 
○原 副委員長  おはようございます。ちょっと定年の退職者の人数を、定年と勧奨と普通退職どれぐらいの人数か、それと、あと金額を詳細に教えていただきたいんですけれども。
 
○消防本部総務課長  退職者なんですけれども、全員で8名おりましてですね、その内訳といたしましては、まず5名が定年退職でございます。それで、1名が勧奨退職、普通退職2名おります。手当については、普通退職の1名は勤続年数が至らなかったので、その者については退職金は支給しておりません。この場で、一人ひとりの退職金額をお知らせするというのはいかがかなというふうに思いますので、その辺は避けさせていただいてよろしいでしょうか。
 
○原 副委員長  ありがとうございました。勧奨退職の退職金がどれぐらいなのかをちょっと参考までに知りたかったので、でも個人的なことがあると思いますので、ありがとうございます。
 
○白倉 委員  退職金に該当しない職員が2名というお話でしたけれども、1名ですか。これの退職の理由というのは何でしょう。
 
○消防本部総務課長  一応、うちの方は深く聞いておりませんが、自己都合ということになっております。この職員は、平成18年7月1日に採用した者なんでございますけれども、家庭的な事情がございまして、その関係でやむなく退職せざるを得ないというふうなことで聞いております。
 
○白倉 委員  結構です。
 
○早稲田 委員長  よろしいですか。ほかに御質疑ありませんか。
 
○久坂 委員  出場回数が若干増加したという先ほど御説明の中にあったんですけれども、昨年度と比べて何件ぐらいこの時期増加していたのかというのと、あと出火原因についておわかりでしたらお知らせいただければと思います。
 
○消防本部総務課長  今の御質問なんですけれども、出場回数というのは、多分委員さんは火災という形に聞かれたと思うんですが、火災については、今年度は非常に少なかったんです。この出場回数の増というのは、今現在学校区の見回りをしております。それに伴って出場回数が多かったということでございます。その件数というか回数なんですけれども、今、4月から1月末現在までの実施した回数なんですけれども、886回出場させていただいております。これは全署所というふうに御理解いただきたいと思いますけれども、そういった形で出場がふえている関係から、ガソリン代を補正したいということでございますので、御理解をいただきたいと思います。
 
○久坂 委員  わかりました。ありがたい取り組みだと思います。ありがとうございます。
 
○早稲田 委員長  よろしいですか、ほかにございませんか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、質疑を打ち切ります。
 先ほど申しましたように、採決は日程第4のところで一括して行いますので、これで質疑を打ち切り、報告を受けたということで確認をいたします。
 それでは、職員退室・入れかえのために暫時休憩いたします。
               (10時13分休憩   10時15分再開)
 
○早稲田 委員長  それでは、再開をいたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○早稲田 委員長  日程第2報告事項(1)「鎌倉市土地開発公社の業務代行について」原局から報告を願います。
 
○管財課長  鎌倉市土地開発公社の業務代行について報告いたします。買収調書を御参照ください。
 本件は、常盤山緑地用地の取得について、鎌倉市土地開発公社に業務代行を依頼しようとするものです。
 買収しようとする土地は、鎌倉市梶原四丁目1640番1ほか8筆、地目は山林及び雑種地で、買収面積は公簿で1万53.93平方メートル、約3,041.3坪でございます。
 買収価格は、1平方メートル当たり3万5,000円、坪当たり約11万5,702円、総額は3億5,188万7,550円となります。
 なお、買収価格につきましては、平成19年1月16日に開催されました鎌倉市市有財産評価審査会に諮問し、答申をいただいております。
 以上で報告を終わります。
 
○早稲田 委員長  御質疑はありませんか。
 
○三輪 委員  確認させていただきたいと思いますけれども、この金額は、前回というか、これまでの常盤山緑地の買い取りの費用とどのぐらいの比較のところを確認させていただきたいと思います。
 
○管財課長  常盤山緑地につきましては、平成元年から取得しておりまして、平成元年の取得単価は1平米当たり3万6,000円、その後、平成5年は5万5,000円、6年度4万9,000円、ちょっと長くなりますが、平成9年度は3万7,000円、13年度3万1,500円、14年度3万200円、14年度の時期が違いますが2万9,900円、15年度2万8,400円、以上の経過でございます。
 
○三輪 委員  取得価格は、市有財産審査会でも、これまでの土地の価格と比べ妥当だということだったんですが、今までのところは道路づけがないというところで、今回のところはどういう評価であったのか確認させていただきます。
 
○管財課長  今までの部分につきましては、近隣の買収実績等を参考にして買収してきたところでございますが、今回のところにつきましては、既に道路づけがありまして、比較的容易に開発ができるという宅地見込み地という評価をいたしまして、近隣にあります宅地見込み地を基準としまして評価を行って、結果的に3万5,000円という評価をいたしました。
 
○三輪 委員  この業務代行についてのところでは、取得の土地のところだと思うんですけれども、この中にある家屋のこれについてはどうなるんでしょうか。
 
○みどり課長  山の中腹にあります家屋につきましては、土地所有者の方と現在協議をしておりますけれども、基本的に寄附していただくということでお話をしております。
 
○三輪 委員  この寄附の形をきちんとどういった寄附をされて、その後の活用についてはもう考えているのかというところを。
 
○みどり課長  建物それから下の車庫3つ、これを寄附していただくということで、今、話をしております。また、建物の今後の活用につきましては、みどり関係の管理施設というか、そういう形で今、考えております。また、具体的にまだ何に使うということまでは決めておりませんけども、みどり関連の施設という形というふうに考えております。
 
○三輪 委員  これは、みどり関連の施設と考えているということですけれども、それ以外のことも考えられる、補助の関係でというのをちょっと説明ありましたけれども、その辺はいかがなんでしょうか。
 
○みどり課長  制度の関係で現在のところ、みどり関連以外の施設で活用するということは考えられません。
 
○三輪 委員  わかりました。
 
○早稲田 委員長  よろしいですか。ほかに御質疑ありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告については、了承ということでよろしいでしょうか。
                 (「聞きおく」の声あり)
 それでは、多数の方が了承ということで確認をいたしました。
 職員入退室のため、暫時休憩といたします。
               (10時22分休憩   10時23分再開)
 
○早稲田 委員長  再開をいたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○早稲田 委員長  日程第3「議案第67号鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の臨時特例に関する条例の制定について」原局から説明を願います。
 
○職員課長  議案第67号鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の臨時特例に関する条例の制定について、その内容を説明いたします。
 議案集(その1)21ページをお開きください。
 初めに、今回の条例制定の理由でございますが、本件は、神奈川県開発審査会から市長が行った開発行為の許可処分を取り消す裁決を受けたことで、市政の混乱を招いた責任を明らかにするため、特例として、市長及び助役の給料を減額しようとするものです。
 条例の内容でございますが、市長については、新たに給料の20%を減額し、現在、行っています10%の減額の特例措置と合わせて、30%の減額を3カ月間行おうとするものです。
 助役については、新たに給料の10%を減額し、現在行っております7%の減額の特例措置と合わせて、17%の減額を3カ月間行おうとするものでございます。
 なお、期末手当の算出の基礎となる地域手当、期末手当及び退職手当は、今回の減額及び従前の減額の特例措置を行う前の給料の月額を基礎として算出しようとするものです。
 施行期日については、公布の日の属する月の翌月の初日から施行しようとするものです。
 なお、この条例は、施行の日から起算して三月を経過した日に、その効力を失うこととするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○早稲田 委員長  それでは、御質疑はありませんか。
 
○三輪 委員  こういった場合、他市の例というのは、市長の場合とあと助役の場合とわかる範囲で教えていただきたいと思いますけれども。
 
○職員課長  他市の例でございますけれども、私ども最近の事例と申しますか、平成18年を中心として調査いたしまして、13ぐらいの事例を確認できたわけでございますけれども、その中では、市長の減額に伴って、やはり助役も減額するという事例がほとんどでございます。
 
○三輪 委員  市長、助役とも減額ということで、その13事例のうち、どのぐらいこれが妥当なのかなというところ、金額のところではどんなだったでしょうか。
 
○職員課長  先ほど申しました13例で、確かに全く同じ事例があるわけではございませんけれども、その13のうち、10分の1の減額の事例が7例ございます。市でいうと、厚木市とか富田林市とか美祢市、高岡市、藤沢市というふうな形で、そのほか、平塚、松原市とございますけれども、それが10分の1。それから本市と同じように、10分の2の減額の事例は2例、これは奈良市は5年間繰り返し療養休暇をとって、実際に8日間しか出ていないで給料を払っていたという例ですけど、そういったものとか、尼崎市でこれはやはり特別保有税の事項を全く気がつかないでやってしまって、約1億7,000円本来取れるはずのものを取らなかったとか、そういった例は10分の2と私どもと同じ事例です。
 それから、逆に、本市より重い例というのも4例ほどございました。これは10分の3から10分の5ということですけども、例えば、高知市の場合ですと、12年度以降6件引き続いて職員の公金横領が続いた場合の例であるとか、あるいはふじみ野市でいわゆるプールの女児の死亡事件、こういった例、あるいは横浜市で政治資金規正法違反の刑事事件で88名処分したという例、それから、あと大阪市で病院の融資返済のときに市の方から、いわゆる迂回融資とか補助金を不正支出してそれに充てた例とか、そういったことでございまして、ほとんどの多い例は10分の1で、10分の2、同じものもあり、また、重い例は4例あるという状況でございます。
 
○三輪 委員  ありがとうございます。鎌倉の今回の市政の混乱を招いた責任というところでは、この10分の2というのが妥当だというところで考えてだと思うんですが、これは原局、だれが、こういう決定を、額を決めたんでしょうか。
 
○職員課長  まず、県の裁決があった直後に、市長から指示を受けまして、自分みずからの給料を減額したいので、それで、各市の事例等を調べろということで、それを今のような例をお話しした中で、市長がみずから判断したということでございます。
 
○三輪 委員  市長がみずから判断したということなんですけれども、自分の減額をみずからが判断するというのも何かなと私は思うんですね。これ、ちょっと部長に伺いたいんですが、混乱を招いた責任についての言及ということで、先ほど説明がありましたけれども、今回は混乱を招いたというところの、市長の今回の大船のマンション問題の中の責任のほんの一部を今回は減給という形でとったということを確認させていただきたいのですが、いかがでしょうか。
 
○兵藤 総務部長  ただいま三輪委員の御質問でございますが、今回の措置は前段、職員課長から説明をさせていただいたとおり、開発審査会の裁決によりまして、鎌倉市の開発行政に対する信頼を著しく損ねたということで、市政に混乱を招いた責任を痛感して、その責任の一端を示すものということで、このような処分判断を理事者が判断されたということは、我々理解しているところです。
 ただ、市長は、常々我々に言っていることなんですが、やはり市民へのこういうようなことが起きて信頼回復するのが自分の使命だということで、我々職員もその意を酌んで、一貫してその業務に当たってもらいたいというお話はいただいているところです。
 市長といたしましては、減給だけで責任を果たしたということには考えていらっしゃらないということで、ただいまお話しさせていただいたように、市長としての使命や責任を全うすべく市政の遂行に邁進していきたいということで、そういう職務を通じての市民の信頼を回復することが自分としての責任を果たすことだということで、これは我々職員についても理解してほしいということで、その意を酌んで業務に当たってほしいということは政策会議等でもお話を承っているところでございます。
 少し長くなって申しわけございませんが、そのための一環として、我々が考えているのは、一連の手続に係る調査を市長の指示で行っておりまして、その原因解明と改善策の調査検討をする、これがまず、市が当面やるべきことだなということで、今実際我々作業に入っているところでございます。
 市長は、常々、これは今回のことではなくて、おっしゃっていることなんですが、やはり信頼と責任ということは、我々行政に課せられた大きな使命であるということで、責任についても日々考えながら執務に当たっているということで、その辺については、自分の方針をよく理解して業務に当たってほしいということで、そういう面で、この責任については、日々考えながら職務に当たっているということを理解して、今後の今回の点についても当たってもらいたいというのが市長の考え方でございます。
 
○三輪 委員  部長に今、市長の代弁をしていただいたような感じがするんですけれども、今後、今、調査委員会を発足して厳正なる調査をしていくことと思いますけれども、その中で、問題が見えてくる、そのときに、市長の責任というところもまた明らかになってくるんだと思うんですね。そういった場合は、その時点でまた別に責任をとるという形になるんだと思うんですけれども、その辺、部長いかがでしょうか。
 
○兵藤 総務部長  ただいまの確かに、今、今回の一連の事業、それから開発審査会の裁決を踏まえまして、これまでの手続関係の調査を行っております。この原因の解明と改善策、この辺が急がれているわけなんですが、そういうものを通じて、市長が先ほど御答弁させていただいたように、常々責任を持って物事に当たるということを考えていらっしゃいますので、その時点時点で対応策も含めて、市長は御判断されるものだというようには考えております。
 
○三輪 委員  今、その時点でまた対応策を考えるんだと思うということなんですけれども、部長の答弁だったんですけれども、今回は、この委員会で討論して質疑をさせていただきたいと申し上げたのも私なんですけれども、この3カ月減給ということだけで終わるのではなく、責任が明らかになった時点で、また新たに責任をとるということをぜひきちんとしていただきたいと思います。
 
○早稲田 委員長  ほかに御質疑ありませんか。
 
○小田嶋 委員  先ほどの答弁を聞いていましてね、簡単に言えば、市長は道義的な責任をとるという意思表示の一つとしてこういう減額を提案してきたんだなと。先ほど部長の答弁の中で、市民の信頼回復を図るということなんだけど、この減額提案の中身が信頼回復を果たしていくことに、市長はそうなるというふうに思って提案してきているんだけど、それが本当に市民の信頼回復の一助になっているのかどうかというのは、これは市民の皆さんがどう判断するかということになると思うんだけど、その点では、市長は市民の信頼回復を図るという上では、自分としてはそういう提案をしたけど、じゃあそれが本当に市民から信頼回復の一助になっているかどうかなんていうことは、どうやって自分はそれを図ろうとしているんでしょうかね。その点、わかりますか。
 
○兵藤 総務部長  ただいま小田嶋委員さんの御質問なんですが、やはり市長としては、まず今回の提案させていただいているこの特例条例につきましては、やはり市政に混乱を招いた責任を痛感し、その責任の一端として考えているんだというお話は承っています。これは、住民説明会でもそのように御答弁されているということは、我々は理解しております。
 あと、この責任回復それだけで十分なのかということでございますが、これはやはり責任の一端ということで、我々としては、市長がおっしゃっているように、市長の責任を果たすということは、この一連の手続に係る調査を行いまして、この原因解明それから改善策、そういう面で二度とこのようなことを起こさないようなことが、信頼回復のまず第一義なのかなということで、やはりこれからはそういうような形での信頼回復にぜひ努めていく、そういう意を酌んで職員も一緒にやってもらいたいという強い決意は持っているということを我々認識しているところでございます。
 
○小田嶋 委員  そうしますと、市長は、自分の姿勢を示す上で、まず減額という政治姿勢をはっきりと市民そして市の職員に示すことを通じて、まだまだ問題解決を図らなくちゃいけない問題があって、それに全力を挙げていくんだと、その最初のスタートとしてこの減額の提案という形で姿勢を示していくということで理解させていただくとともに、この後は意見になりますので、意見のところで述べさせていただきます。
 
○早稲田 委員長  よろしいですか。ほかに御質疑はありませんか。
 
○久坂 委員  済みません、今回、市長みずから御判断なされたということなんですけど、わかる範囲で結構なんですが、先ほどおっしゃった他市の例でも、やはり理事者、市長みずから判断されて、10分の1ですとか10分の2、10分の3といった減給処分を判断されている、もしくは第三者の目を入れて判断されているとか、そういう事例がわかったら教えていただきたいんですが。
 
○職員課長  他市の事例の中では、私どもが聞いている範囲では、特に第三者に聞くというのは余り少ないです。ただ、横浜市の場合は、有識者に聞いてそれより重い判断をしたというふうに聞いています。また、私ども鎌倉市においても、実は特別職報酬等審議会には、今回の措置について意見を聞いてございます。これは、条例上に報酬等の額に関する条例案を出す場合には審議会の意見を聞くという条項がございまして、それを受けて、実は私ども1月20日に審議会を開催いたしまして、今回提案させていただいている内容について意見を聞きました。その中では、委員の皆さんは、比較的多い意見は重過ぎるんじゃないかという意見がありましたが、やはり市長の姿勢は大事にしたいということで、審議会としては、市長みずからの判断を妨げるものではないということで、御了承いただいたという経過がございます。
 
○早稲田 委員長  よろしいですか。ほかに御質疑ありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、質疑を打ち切ります。
 御意見はありませんか。
 
○小田嶋 委員  この市長の政治姿勢、これは責任をとっていくというその一端を示したものと理解いたしますが、市民の信頼回復を図る上では、大変重い問題を生じさせたこの責任は議会の猛省決議でも申し上げておりますので重複しては申し上げませんが、このような事態を招いた責任は大変重いものがあるということを申し上げておきたいと思います。
 
○三輪 委員  先ほど少し触れてしまいましたけれども、今回の減額という責任のとり方は、市政の混乱を招いたということの責任ということで理解いたします。
 今後、問題が見えてきた場合、市長として、助役としての責任は別にとるということを求めます。
 
○早稲田 委員長  ほかに御意見ありませんか。
 
○久坂 委員  先ほどの御説明の中にございましたとおり、報酬審議会の中でも、市長の御判断を尊重してということで、こういった内容に関しましては、私ども市長の御判断をそのまま尊重するということを申し上げつつも、先ほど三輪委員の方から発言の中にもございましたとおり、原因の解明を進める中において、また、新たな問題がですね、発覚した場合には、そういった原因、また責任の所在を明らかにして、新たな措置をとることも考えるべきではないかということを考えていただきたいということだけを確認させていただいて、意見とさせていただきます。
 
○早稲田 委員長  ほかに御意見ありませんか。
 
○白倉 委員  今、かなり厳しい御意見その他が出ておりましたけれども、今回のこの減額の比率ですね、これでこれが重いのか軽いのかという判断は非常に難しいだろうと思います。それと、さらに、これを御自分で他市の例を参考にしながら御自分の意見として強い意思を表明されたというところは、十分我々としても考慮する必要があるだろうと思います。
 さらに、この後の調査委員会等で新たな事実が、どんな事実が出てくるかわかりませんけれども、それをそのときは、またさらにこれに加えて何らかの処罰を対象にするかどうか、その辺を今ここで確認しておくということは、ちょっと先走ったことになるんじゃないかなと私は思うんですけれども。今ここで、そのときはまた別に改めて何らかの罰を科すというふうなことを約束するような発言は、ちょっと今のところ控えた方がいいんではないかと私は思います。
 
○早稲田 委員長  ほかに御意見ございませんか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、意見を打ち切ります。
 議案第67号鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の臨時特例に関する条例の制定についてを採決いたします。
 本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第67号は原案のとおり可決をされました。
 それでは、職員入退室のため、暫時休憩といたします。
               (10時46分休憩   10時47分再開)
 
○早稲田 委員長  それでは、再開をいたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○早稲田 委員長  日程第4「議案第70号平成18年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)」についてを議題といたします。
 まず初めに、常任委員会からの送付意見の有無を確認いたします。
 
○事務局  文教常任委員会、観光厚生常任委員会、建設常任委員会の各常任委員会からの送付意見はございませんでした。以上、報告いたします。
 
○早稲田 委員長  送付意見なしを確認いたしました。
 それでは、原局からの説明をお願いいたします。
 
○財政課長  議案第70号平成18年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)について、その内容を説明いたします。
 2月定例会議案集(その1)の28ページをお開きください。
 第1条、歳入歳出予算の補正につきましては、平成18年度鎌倉市補正予算に関する説明書に基づき、歳出から説明いたします。説明書の18ページをお開きください。
 それでは、歳出の主な内容につきまして御説明をいたします。
 また、職員給与費につきましては、職員の配置がえ、退職、時間外勤務などによる職員給与の執行見込みによる増減を計上しており、各款、各項に共通した事由によりますので、その説明は省略させていただきます。
 それでは、5款5項5目議会費は277万1,000円の追加を。
 20ページに入りまして、10款総務費、5項総務管理費、5目一般管理費は5億5,056万4,000円の追加で、勧奨退職者の退職手当を含む職員給与費の追加のほかに、非常勤職員報酬などの減額を。10目文書広報費は1,390万5,000円の減額で、「広報かまくら」製作委託料の執行差金などの減額を。15目財政会計管理費は65万4,000円の減額、20目財産管理費は7億9,160万円の追加で、財政調整基金の積立金の追加を。25目企画費は2,863万2,000円の減額で、野村総研跡地自然的土地利用環境整備等委託料及び世界遺産条約登録推薦書原案作成準備等業務委託料などの減額を行うものでございます。31目情報化推進費は798万9,000円の減額で、情報セキュリティー対策のシステム賃借料の減額を。22ページにかけまして、35目支所費は289万2,000円の減額で、維持修繕料の執行差金などの減額を。50目文化振興費は200万円の減額、55目芸術館費は3,452万2,000円の減額で、芸術館利用料等減免負担金などの減額を。60目諸費は702万1,000円の追加で、平成17年度国庫支出金の精算に伴う障害者措置費負担金などの返還金の追加を。10項徴税費、5目税務総務費は756万8,000円の追加を。
 24ページに入ります。15項戸籍住民基本台帳費は、1,587万円の減額で、職員給与費のほか、手広地区住居表示実施に係る委託料の執行差金の減額を。20項選挙費は185万円の追加、26ページに移りまして、25項統計調査費は106万8,000円の減額、30項監査委員費は190万2,000円の減額で、いずれも、主に職員給与費の減額または追加を行うものでございます。
 28ページに入ります。15款民生費、5項社会福祉費、5目社会福祉総務費は5,292万6,000円の追加で、国民健康保険及び介護保険事業各特別会計への繰出金の追加及び減額などを。
 10目社会福祉施設費は福祉センター光熱水費100万円の追加を。
 15目心身障害者福祉費は6,645万4,000円の減額、一つ飛びまして、21目精神障害者福祉費は778万5,000円の減額で、ともに対象者数の確定に伴う扶助費及び補助金などの減額をするものでございます。
 戻りまして、20目心身障害者施設費は、県補助金の追加に伴う財源更正をいたしました。
 30ページにかけまして、25目老人福祉費は889万円の減額で、特別養護老人ホーム建設の進捗にあわせ補助金の減額及び老人保健医療事業特別会計への繰出金の追加などを。30目老人福祉施設費は452万5,000円の減額で、教養センター下水道接続工事費の減額をしようとするものです。10項児童福祉費、5目児童福祉総務費は1,927万9,000円の減額で、医療費の減少に伴う小児医療費助成などの減額を。10目児童支援費は2,565万6,000円の追加で、受給対象者数の減に伴う児童手当の減額、私立保育所などの入所児童数の増に伴う扶助費の追加などを。
 32ページに移りまして、15目母子福祉費は1,850万円の減額で、対象者の減に伴う児童扶養手当の減額などを。20目児童福祉施設費は2,454万8,000円の減額で、(仮称)深沢地域福祉センター整備に係る既存建築物解体工事費等の減額などを。15項生活保護費は1億7,869万1,000円の減額で、職員給与費の追加のほか、医療費支出の減などに伴います扶助費の減額をするものでございます。
 34ページに入りまして、20款衛生費、5項保健衛生費、5目保健衛生総務費は492万円の減額で、在宅当番医制業務の応需件数の減に伴う委託料の減額を。10目予防費は3,305万6,000円の減額で、日本脳炎個別予防接種の勧奨中止の延長などに伴います減額を。
 15目健康管理費は1億8,703万9,000円の減額で、受診期間の変更等に伴う各種健診委託料の減額を。10項清掃費、5目清掃総務費は330万2,000円の追加で、職員給与費の追加のほか、生ごみ資源化施設の整備に係る委託料の減額などを。
 36ページにかけまして、10目じん芥処理費は3,576万円の減額で、今泉クリーンセンターの光熱水費の減額並びに資源物収集処理に係る委託料の執行差金等の減額などを。
 15目し尿処理費は1,445万2,000円の減額で、し尿収集運搬委託料の執行差金などの減額を。15項環境対策費、5目環境対策管理費は2,923万円の減額で、河川清掃、観光散乱ごみ拠点回収等委託料の執行差金などの減額を行うものでございます。
 38ページに入ります。25款労働費、5項労働諸費は1,421万9,000円の減額で、レイ・ウェル鎌倉熱源機改修工事の執行差金の減額などを。
 40ページに移りまして、30款5項農林水産業費は664万3,000円の減額で、腰越漁港改修整備事業基本設計委託料の執行差金の減額などを。
 42ページに入りまして、35款5項商工費は235万4,000円の減額で、職員給与費のほか、商店街活性化事業費補助金の減額及び中小企業信用保証料補助金の増額を。
 44ページに移りまして、40款5項観光費は704万8,000円の減額で、職員給与費の追加のほか、観光協会運営費補助金や海水浴場監視業務委託料等の減額をするものです。
 46ページに入ります。45款土木費、5項土木管理費、5目土木総務費は8,229万6,000円の追加で、既成宅地等防災工事補助金等の確定に伴う減額及び狭隘道路等取得に係る公有財産購入費の追加を。10項道路橋りょう費、5目道路橋りょう総務費は職員給与費の減額を。8目交通安全施設費は562万4,000円の減額で、設計業務委託料の執行差金などの減額を。10目道路維持費は2,000万円の追加で、市道053−101号線の通行の確保と安全対策に係る工事請負費の追加を。15目道路新設改良費は5,000万円の減額で、荏柄天神参道舗装・側溝改修工事費の減額を。20目橋りょう維持費は3,533万5,000円の減額で、小袋谷跨線橋補修委託料の精算に伴う減額等を行うものでございます。
 48ページに入ります。15項河川費は1,749万6,000円の減額で、職員給与費の追加のほか、坂本町ポンプ場実施設計等の経費の執行差金などの減額を。20項都市計画費、5目都市計画総務費は970万1,000円の減額で、大船駅東口市街地再開発事業特別会計への繰出金及び大船駅西口整備計画策定委託料の執行差金の減額などを。
 50ページに移りまして、20目公園費は1億1,425万7,000円の減額で、契約額確定に伴う鎌倉広町緑地用地取得費及び台峯整備に係る基本設計策定業務等委託料などの減額を。25項住宅費、5目住宅管理費は80万1,000円の減額で、土地賃借料の減額などを。
 52ページの消防費は、消防本部による説明済みのため省略いたします。
 次に、54ページに移ります。55款教育費、5項教育総務費、10目事務局費は8,681万6,000円の追加で、勧奨退職者の退職手当を含む職員給与費の追加のほか、非常勤嘱託員の報酬及び小学校警備業務委託料などの執行差金の減額を。15目教育指導費は411万円の減額で、小・中学校のインターネットシステム賃借料の執行差金などの減額を。10項小学校費、5目学校管理費は2,631万1,000円の減額で、小学校各所工事費の執行差金などの減額を。10目教育振興費は192万6,000円の減額で、要保護及び準要保護世帯の児童に対する扶助費の減額を。15目学校建設費は2,090万6,000円の減額で、富士塚小学校トイレ改修工事に係る執行差金等の減額を。
 56ページに入りまして、15項中学校費、5目学校管理費は1,246万4,000円の減額で、中学校各所工事費の執行差金等の減額を。
 10目教育振興費は102万8,000円の減額で、要保護及び準要保護世帯の生徒に対する扶助費の減額を。15目学校建設費は194万1,000円の減額で、校舎耐震診断委託料の執行差金等の減額を。20項社会教育費、5目社会教育総務費は2,918万7,000円の減額で、職員給与費の減額のほか、運用利息の確定に伴う基金積立金の追加などを行うものでございます。
 58ページにかけまして、10目文化財保護費は2,702万1,000円の減額で、史跡防災工事の執行差金及び保存管理計画策定準備委託料等の減額を。20目青少年育成費は99万8,000万円の追加を、25目図書館費は篤志家からの寄附に伴う財源更正を。30目国宝館費は740万円の減額で、空調設備機器修繕工事費の執行差金等の減額を行うものです。25項保健体育費、5目保健体育総務費は294万5,000円の減額で、非常勤嘱託員報酬等の減額を。
 60ページに移りまして、60款5項公債費、10目利子は270万円の減額で、長期債借入利率の確定に伴う支払利子及び一時借入金利子の減額をしようとするものであります。
 次に、歳入について説明をいたします。戻りまして、4ページをお開きください。
 主な歳入の補正内容について説明をいたします。
 5款市税、5項市民税、5目個人は1億5,000万円の追加、10目法人は2億5,000万円の追加、10項5目固定資産税は5,000万円の追加で、それぞれ増収見込額の追加を。16款5項5目配当割交付金は2,000万円の追加を。33款5項5目地方特例交付金は2,124万円8,000円の減額を。
 6ページに入りまして、50款使用料及び手数料、5項使用料は200万円の減額で、国宝館観覧料の減額を。10項手数料は2,680万3,000円の追加で、植木剪定材処理手数料の追加を。
 55款国庫支出金、5項国庫負担金、10目民生費負担金は1億6,334万3,000円の減額で、歳出の減に伴う身体障害者保護費負担金、児童手当負担金、生活保護費負担金などの減額と、歳出の増に伴います保育所運営費負担金の追加を。15目衛生費負担金は1,216万9,000円の減額で、基本健康審査受診者数の減に伴う老人保健事業費等負担金の減額を。
 8ページに移りまして、10項国庫補助金、40目土木費補助金は1億4,319万2,000円の追加で、翌年度以降分の前倒し交付によるまちづくり交付金の追加と、事業費確定に伴う公園事業費補助金の減額を。50目教育費補助金は1,407万6,000円の減額で、補助制度の変更に伴う大規模改造事業国庫補助金の減額及び安全・安心な学校づくり交付金の追加と、事業費の確定に伴う保存管理計画策定補助金の減額を。60款県支出金、5項県負担金、10目民生費負担金は1,244万8,000円の追加で、国民健康保険保険基盤安定負担金など説明欄記載の負担金の減額及び追加を行うものでございます。15目衛生費負担金は1,216万9,000円の減額で、基本健康審査受診者数の減に伴う老人保健事業費等負担金の減額を。
 10ページにかけまして、10項県補助金、10目民生費補助金は528万8,000円の追加で、(仮称)深沢地域福祉センター整備に対する市町村振興補助金の追加のほか、歳出の執行見込みに伴い説明欄記載の補助金の減額及び追加をするものでございます。15目衛生費補助金は66万7,000円の追加で、不法投棄・散乱ごみ対策経費に対する補助金の追加を。40目土木費補助金は714万1,000円の追加で、市町村振興補助金の追加を。45目消防費補助金は1,911万3,000円の追加で、消防車両購入に対する補助金の追加を。50目教育費補助金は739万8,000円の減額で、事業費の確定に伴う説明欄記載の補助金の追加及び減額をしようとするものでございます。
 12ページに入ります。15項委託金、5目総務費委託金は26万1,000円の増額で、統計調査に係る委託金の増額を。65款財産収入、5項財産運用収入、10目利子及び配当金は359万3,000円の追加で、運用利子収入の減額及び追加により、緑地保全基金収入などを。10項財産売払収入、5目不動産売払収入は1,600万円の追加で、公有地の売払収入の追加を。15目有価証券売払収入は1,471万5,000円の追加で、神奈川メディアセンターの株式売払いによる収入の追加を。70款5項寄附金は344万円の減額で、それぞれ説明欄記載の内容による補正を行うものでございます。
 14ページに移ります。75款繰入金、5項基金繰入金、5目財政調整基金繰入金は13億4,770万円の減額を。15目緑地保全基金繰入金は2億8,474万7,000円の減額を。35目定額資金運用基金繰入金は4,175万2,000円の追加で、基金から狭隘道路用地等の買いかえを行ったことに伴う繰入金の追加を。10項他会計繰入金、5目老人保健医療事業特別会計繰入金は1,483万6,000円の追加、15目介護保険事業特別会計繰入金は6,095万3,000円の追加で、いずれも過年度繰出金の精算に伴う繰り入れです。80款5項5目繰越金は7億2,775万5,000円の追加で、前年度からの繰越金を計上いたしました。
 16ページにかけまして、85款諸収入、25項雑入は1,757万3,000円の追加で、植木剪定材受入代金を手数料に変更したことに伴う減額のほか、生活保護費返還金の追加などを。90款5項市債は7億5,580万円の追加で、都市計画事業など起債対象事業費の確定等に伴い、記載のとおり、追加、減額を行うものでございます。
 以上、歳入歳出それぞれ4億6,960万円を追加し、補正後の総額は、551億4,260万円となります。
 次に、第2条繰越明許費の補正について説明いたします。議案集(その1)の33ページをお開きください。
 市道053−101号線道路復旧事業などについて、第2表のとおり、繰越明許費の設定をしようとするものでございます。
 次に、第3条地方債の補正について説明いたします。議案集(その1)は34ページを、補正予算に関する説明書は68ページをお開きください。
 地方債の変更は、第1条の歳入歳出予算の補正で説明いたしました対象事業の財源等として、その起債限度額を第3表のとおり、変更しようとするものであります。
 戻りまして、補正予算に関する説明書の67ページをお開きください。
 (仮称)深沢地域福祉センター整備事業につきましては、継続費の総額及び年割額の変更はありませんが、記載のとおり、財源の変更を行っております。
 以上で一般会計補正予算の内容説明を終わります。
 
○早稲田 委員長  ありがとうございました。
 それでは、御質疑はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、質疑を打ち切ります。
 それでは、関係外職員退室、都市整備部関係職員の入室のため、休憩をいたします。
               (11時06分休憩   11時07分再開)
 
○早稲田 委員長  再開をいたします。
 それでは、御質疑はありませんか。
 
○小田嶋 委員  本日は、都市整備部の皆さん、急遽おいでいただいて申しわけありません。いろいろとお忙しいところだと思いますが、審議を確かなものにするために、御理解、御協力をお願いいたします。
 本日、補正予算の提案されております、45款土木費、10目の道路維持経費、市道053−101号線の道路復旧事業、このことについてお伺いしますが、建設常任委員会でも質疑がありましたけれども、今回、この補正予算を提案することについて確認しておきたいのは、まず、この補正予算というのは、現年度内に実行を執行するというのが前提だと私は思うわけなんですけども、担当原局としてこの予算執行を現年度内に確実にやるんだとそういう意識でこの予算を提案して、それに全力を挙げるということを確認したいんですけど、その点、間違いないですね。
 
○高橋[鏡] 都市整備部次長  今、委員さんがお話ししたとおり、私どもは現年度内に入っていこうという努力を今しているところでございます。
 
○小田嶋 委員  その努力というのは、私が申し上げている意味をもっと砕いていきますとね、この復旧事業をやる上では、まず一つは、こういう事態となった原因となっている開発申請に対して、不許可処分を直ちに、市長は速やかにと申しておりましたが、それが、きのうの時点の建設常任委員会での報告は、今、もうすぐだという御答弁をいただいていたんですが、きょうの時点でもまだその不許可処分、これができていないのか、その点、本来、都市整備部じゃなくて、それは都市計画部の方の話にはなるんですが、その点は関連がある問題ですから、不許可処分はいまだまだできていないのか、通知ができていないのか、その点、確認していますか。
 
○高橋[鏡] 都市整備部次長  現時点では、まだ聞くところによりますと、そういう形ではなっていないというふうに聞いております。
 
○小田嶋 委員  この事業を行う上では、隣接する土地所有者、つまりこの岡本二丁目マンションの開発をしようとしている事業者との関係もあって、理解・協力を得なければならないんだということでの協議を重ねているんだけど、その事業者側の方はこの復旧、つまり階段部分の復旧工事については、どういう考えを持っているのかという、そういう昨日の答弁では何も見えない答弁だったんですけれども、現在のところ、事業者側はどういう考えかは全く明らかにしていないのか、その点確認したいのですが、いかがですか。
 
○高橋[鏡] 都市整備部次長  昨日にも建設の方ですけど答弁をさせていただいたんですけど、事業者の方については、この事業の整理がついていないと、そういうような形の中でまだそこのところまでうちの方と協議という形の中では入ってくれないのが現状でございます。
 
○小田嶋 委員  そうしますと、この事業を進めていく上では、そういう条件といったらいいのか、そういう段階というのがまだなかなか整っていない状況だと思いますが、先ほどの最初の冒頭の私がお聞きしましたのは、そういう事態の状況の中でもね、現年度の補正予算を先ほど予算執行と言いましたけど、その準備も含めて私は着手するという上では、市側はですね、構えとしては、事業者側の理解・協力という条件、また、ほかにも諸課題は近隣住民の理解というものも私はあると思うんですが、そういうことは今、抱えているんだけど、年度内にこの予算の執行のために着手すると、そういう考えをもう一度確認したいんですけど、いかがでしょうか。
 
○高橋[鏡] 都市整備部次長  考え方は冒頭申しましたように、私ども事業者に理解をしてもらうように、粘り強くお話をして、早期復旧に向けて努力していくというふうに思っております。
 
○小田嶋 委員  あと、この事態に通行ができないような状態になっていると、この責任は市に私はあると思っているんですが、通行を可能にする、市長は安全対策もやるんだと、必要性を認めて、今回補正予算を提案してきているんだと、議会にお諮りしますというふうに言っていましたので、私はその中で、いつだったかちょっと忘れてしまいましたが、事業者にも負担を求めていくんだという発言もございました。市がまず通行の確保を図るんだという上では、市が第一義的に責任を負うんだということで補正予算を提案してきているということで理解してよろしいですか。
 
○稲葉 都市整備部次長  今、委員さんお話の中で、やはり市有地の安全と通行の確保、昨日もお話ししたんですが、あと周辺の方々の不安の解消と、そういう中で、早期に向けての対応を図りたいというのが最優先だというのはそのとおりです。
 
○小田嶋 委員  そういうふうに市がその点で、市が責任を負うんだということで確認をいたしました。
 この市道の階段部分の原状回復を図る上で、一つは近隣住民、つまりこれまでその階段を使ってこられた住民にとっても、この工事に、復旧の事業には関係者、当事者と言った方がいいと思いますが、その方々の御意見もちゃんと聞いた上でですね、着手していかなければならないと考えているんですが、その点、市側の方はどう考えているんでしょうか。
 
○高橋[鏡] 都市整備部次長  昨日も私どもの部長が答弁しているんですけど、それはもう事業者だけでなしに、関係者の方にもいろいろお話をしながら、協議しながら進めていかなければいけないというふうに考えております。
 
○小田嶋 委員  一応、質問はとめて、またほかの質疑を聞いて、何かあれば、またやりたいと思います。
 
○早稲田 委員長  ほかに御質疑ありませんか。
 
○三輪 委員  建設の方が今回いらしてくれたということで、私、きのうの建設を聞いていて、万万が一業者がこの費用負担をしない場合は市が負担することになるだろうという説明に驚いたのですが、今、小田嶋委員の質問に対して、市が全部責任を負うというふうに私聞こえたんですが、そういうことなんですか。業者にはこの費用負担はこれから要求していかないということですか。
 
○稲葉 都市整備部次長  昨日、お答えしたようなことになると思うんですが、確かに工事着工まで業者と詰めることが一番私どもも今努力していますし、やることだと思っています。そのためには努力をして、鋭意努力という言葉を使わせていただければ、そのようにしていますが、やはり先ほど申しましたように、市民の方、周辺の方、また議会からと早期な復旧ということもございまして、安全対策が重要だと思っております。
 その中で、やはり現状であんまりほうっておくわけにいかないだろうということの中で、市が工事に着工して、まず考え方をしたいということなんですが、費用につきましては、やはり当然的に事業者さんにもお願いをしていますので、その中で、費用に関しましては、今後そのような形でどういうふうにする、昨日の中では折半という言葉も委員さんの方から出たのですが、どういうふうにするかということは、今後、またその中で検討するということです。
 
○三輪 委員  ということは、先ほどの小田嶋委員に対する答えとちょっと違うと私は思うんですけれども、費用については、今後ということを確認しました。
 この費用の負担ということを明確にしないで、こういった補正予算を組むというケースというのは、今まであったんでしょうか、ちょっとお伺いします。
 
○財政課長  お答えさせていただきます。今回、財政としてこの補正予算を出したときに、そのような協議はしております。その中で、うちの方の、これまでの経過もそうですけれども、条件が整い次第、今回工事に入るという問題と、あとその後において経費負担の最終的なあり方がどうなのかと、その問題は別次元の問題ではないかなととらえております。過去についても、例えば、緑地の崩落等で市有地と民有地が介在しているような場合に、権利関係がわからないから、それは予算として財政としては認めないよというようなことはやっておりませんので、その問題については、後々ですね、また別の問題として説明責任が果たせるような形でやっていくべき問題であると考えております。
 
○三輪 委員  崩落のときなどは、そういう緊急の措置をとったということですけども、今回はその絵とはちょっと違うと思うんですね。市の責任なのか、事業者の責任なのか、はたまた折半なのかというところを今後は原因究明をしていくというところで、この補正予算を組むということ、本当に住民が1年以上、もっとですよね。不便を強いられていることを考えると、私たちも一日でも早くということで、議会でも言っているわけですけれども、それとこの市民の税金をいかにきちんと使っていくかということを私たちはチェックしていくというところで、そうですね、費用負担も全然まるで皆目責任の所在というところがわからない段階で、この別問題と言われますけれども、そこがはっきりしてから、あと何カ月かですね、はっきりしてからやるべきではないかと思いますけれど、その辺はいかがですか。
 
○財政課長  最終的な費用負担のあり方が、これまでの経緯、経過等を踏まえてどういうふうな形であるべきかと、これについては、今後の非常に大きな課題だと思っております。それで、ただこの問題はですね、だれがどういう形で最終的な経費の負担をするのかという非常にシビアな問題を抱えておりますので、これは予測ですけれども長期化する可能性も非常に高い問題ではないかと。この問題がクリアできなければ、今の現状のまま放置をするというようなことは、財政とすると、そういったようなことでの査定はちょっと難しいのではなかろうかと。ですから、先ほど別次元という話し方をさせていただきましたけれども、とりあえず、第一義的には早期是正を行うと。しかしながら、やはり今御指摘のとおり、公金を支出する以上は、その後に法的な検証等も踏まえ、十分に市民に対して説明責任を果たしていく義務はあるというふうにそれは認識しておりますので、そのようなステップの中で、今回補正を計上させていただいているものでございます。
 
○三輪 委員  十分そういった検討は、財政の方ではしていただいているということですけれども、これは補正予算、工期も今年度内に工事に取りかかれるかどうかちょっと怪しいわけですよね。これは補正予算じゃなくて、本予算で組むということは考えなかったんですか。
 
○財政課長  当然本予算で組むべきかどうかということもそのタイミングについては、あと熟度の問題についても十分に熟考した上で、今回補正という形で上げておりますけれども、やはり諸所の条件があるという難しい課題があるというものは承知しておりますけども、その工事に着工できる環境が整えれば、やはり市の姿勢としてもあるいは市民の要望等を踏まえても、一刻も早くこの工事に着手できるような、やはり準備は整えておくべきじゃないかというような判断をしており、今回の補正を上げているものでございます。
 
○三輪 委員  一刻も早くというところは私も同じなんですけれども、まだちょっとわからないんですけども、補正予算でなぜ上げなくちゃいけないのか。準備をするのは、本当に工事をするために、いろんな手続が必要で、それは速やかにやっていく中で、実際着工できるのは、きのうの質疑の中では早くても連休明けじゃないかということだったんですが、委員の方がおっしゃっていたんですけれども、そういうことも考えると、本予算できちんと、もう少しその辺できるんじゃないかと思いますが、もう少しその辺の検討を教えてください。
 
○財政課長  予算につきましては、一定期間内において支出の可能性があるものは見込むというものが原則でございます。それで、先ほど言いましたとおり、今回事業者との協議ですとか、相手があることですので確定的なことは言えませんけど、場合によっては、可能性とすると事業者の方ともあと負担割合等もですね、2月ないしは3月中に確定した場合に、予算措置がないから、だからできないんだというような事態だけは、まず回避するのが第一優先じゃないかということで、2月補正に計上しております。
 
○三輪 委員  3月中にね、確定できればいいですけども、先ほど御答弁あったように、長期化する可能性がというところでということで補正にしたんだというところでは、ちょっと矛盾するんじゃないですか。
 
○財政課長  いろいろな長期化するか、あるいは来週決まるかというのは、これはだれも不確定なところですので、いかなる場合にも備えて、もう対応できるように市民の声に対して適切に対処できていくように、その意味での準備作業をするには2月補正が適切だという判断でございます。
 
○三輪 委員  3月中に確定するということがあるのかなと、ちょっと少し期待するところではありますけれども、昨日のところで、業者が払うという言質もなく、とりあえず市が立てかえてという、そういうような説明だったんですけれども、これで今、これを補正予算で通して、もちろん住民の方に確保できたということでお喜びになっていただけるとは思うんですけれども、全市的な市民の了解という説明責任を先ほどもおっしゃられましたけれども、どういうふうにつけていくんでしょうか、お伺いしたいと思いますけれども。
 
○財政課長  これは一般的にはここのケースだけに限らないのですが、やはり先ほど申しましたように、公金の支出ですので、まず、法的な根拠の中で、最終的な費用負担のあり方がどこにあるのかと、それをこの事例を含めましてあるいは判例等も含めまして、あと言えば、事業者との話し合いの結果ですね、その辺を含めて、やはりある程度の確定は法的な部分を含めて確定をしていくと。その上で、もし仮にですよ、最終的な費用負担のあり方として公金ではなくて、やはり事業者が原因者であると、そういうような確定の結論になった場合については、それについて適切な求償等を求めていくと、そういうようなことを一つ一つ地道に積み重ねていき、もし公金を使わなくても済む工事であるんであれば、最終的には税金の払いっぱなしにはならないような形のものを整えると、これは通常の事務どおりの支出と、あと検証という作業の中でやっていくしかないのかなと思っております。
 
○三輪 委員  今も、もし市の責任でなければということですよね、公金を使うことがなくて、業者が払うということであればというような、今、財政の方もそういう考えなのかなとちょっとびっくりしたんですけれども、本当に市が何しろ、市が悪いんだと認めて、市の税金でこれは工事をするんだというふうに、私は原局と財政の方とお聞きして聞こえるんですけども、もうそういうふうに決めていらっしゃるんですか。
 
○財政課長  市が悪いということは言ってないと私はちょっと思ったんですけれども。ただ、今市民の声に真摯にこたえ、安全確保ないしは不安の解消を図る第一義的な責任は市にあるのではないのかなと。それで、先ほども別次元という問題にしましたけれども、それに対して適切な負担のあり方を決めて、もし仮に、それに事業者の方が負担を負うべきものだとなった場合については、それに対して適切な措置をしていくと、そういうものでございますので、今回補正をして市が工事に入っていくことをもって、市が悪いからというような理解での私の方は補正という形で上げている認識はないです。
 
○三輪 委員  わかりました。安全確保の面から、何しろ第一義的にやらなければというところはよくわかりましたけれども、この今、原因究明をしていくということですけれども、この補正でつけて、これは私は行政の失政に対しての市民の税金を使うということにほかならないと思うんですけれども、それをまだ費用負担のは、別で、後で考えるということはちょっと私は納得いかないんですけれども、ちょっとこの点に関しては、市長にその辺、市民に責任を負わせるのではなく、市長が責任をとるべきじゃないかと私は思いますので、市長に聞いてみたいと思います。
 
○早稲田 委員長  今、三輪委員の方から、市長に質疑を申し入れたいというような御意見が出ました。この点につきまして、いかがお取り計らいいたしましょうか。
 はい、わかりました。それでは、ほかの委員の方がこの原局の質疑を終わってからということで、また協議をするということで、よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 
○久坂 委員  済みません。今、御答弁の中で安全確保のために早期に工事に着手したいということがありまして、さまざまな条件があるということは、もちろん了解しているんですけれども、その中で、その260−2の扱いについて、これを外さない限り先に進めないんじゃないかという懸念があるんですけれども、これについてのお考えを再度お聞かせ願いたいのですが。
 
○高橋[鏡] 都市整備部次長  この260−2の扱いにつきましては、昨日も建設、ここじゃないんですけど答弁していますけど、やはりあそこの道路を改修する形の中では、隣接者、事業者の土地も利用しなきゃいけない中で、やはり260−2も使用しながら改修をしていくという考え方を持ちますと、今この中であえてその260−2だけを先行するというよりも、やはり階段の復旧がすべてで、その後に、理事者の方からも何らかの措置をしろというようなことも言われていますもんで、その辺は、今いろいろな諸法令等のものもひっくるめながら検討しているということでございます。
 
○久坂 委員  昨日も御説明いただいたということだったんですけれども、この問題がちょっとクリアできない限り、こんな状態はないだろうと私どもも思っているんですけれども、業者さんが新たに申請してくるのではないかという可能性が否定し切れないんですけれども、そういった点についてはいかがなんでしょうか。
 
○早稲田 委員長  この点については、所管外ということで、答弁が得られないということでございますので、よろしいでしょうか。
 
○久坂 委員  申しわけございません。それでですね、金額の話に移るんですけれども、昨日も出たんですが、何もちょっと図面もなく資料もない中で、2,000万という金額の妥当性というものはどういったふうに判断すべきかというのは、我々も非常に難しいところと思っていまして、その点について、もう一度お考えをお聞かせください。
 
○道路整備課長  今回、原形に近い形で階段を復旧する費用としてですね、周辺の図面等をもとにしまして標準的な工事費で算出すると、約2,000万になるというふうに考えておりまして、053−001号線側の石積みの復旧でありますとか、また、階段の復旧、防護さくの設置等を見込んだ費用でございます。
 
○久坂 委員  今の御説明も多分昨日にされていて、その概算で出されたというところで判断をしていくしかないのかなというふうには思っているんですけれども、この金額を出したことで、市民の方に対して、まず安全確保を図るという点で大事な金額だと思うんですが、先ほど答弁の中にありましたとおり、じゃあこの金額をですね、最終的に原因者、今回の問題の原因者が明らかになった場合に、その費用負担のあり方、今後の課題で別次元だというお話もあったんですが、その上で措置を明確化するということは、やっぱり重要だと思っていまして、その点について、もう一度お願いします。
 
○高橋[鏡] 都市整備部次長  今、言われますように、私どももその時点で再度協議をしなければいけないんじゃなかろうかなと、そう思っております。
 
○久坂 委員  今後、この問題の解明を図っていく中で、その原因者を明らかにした上で、その措置は明確化するというふうに断言されていると考えてよろしいんでしょうか。
 
○高橋[鏡] 都市整備部次長  そのように努力していかなければいけないと、そう思っております。
 
○久坂 委員  努力というのは相手がある、まあ相手ですとかいろんな状況があるお話ですので、そういった以上の表現は難しいかもしれないんですけれども、私どもはそれをぜひやっていただきたいと考えております。
 
○早稲田 委員長  ほかに御質疑はありませんか。
 
○白倉 委員  議会の決議の中でですね、原状復帰という言葉が出てくるんですが、今回の補正を組む段階で、原状とはどういった状態を言うのか、きのうもちょっと原っぱの原だというお話もありましたけれども、まだあの現場を、どこまでどういう形に復旧するのか、ちょっと検討がつかないんですが。
 
○道路整備課長  原っぱの原、まさしくそのとおりで、従前の形に戻したいというふうに考えております。
 
○白倉 委員  従前の形ということは、きのうもちょっと出ましたけれども、今度実際に現場を利用して通行されている住民の方たちはですね、せっかくここまで手をつけたんならば、もう少し上りやすい階段あるいは傾斜を変えてほしいとかという要望みたいなものは、当然出てくると思うんですけれど、そういうものを一切無視して、あくまでも原っぱの原形でいこうという考えでしょうか。
 
○道路整備課長  先ほどうちの次長の方からもお話がありましたように、原状復帰については、住民の方と当然協議・調整を行わなきゃいけないと思いますので、その中で、詰めていきたいと、そのように考えております。
 
○白倉 委員  そうしますと、例えば、極端に予算面でですね、今回の補正の枠を超えるような場合が出るかもしれません。そのような場合でも、一応住民の御意見は尊重するという立場から受け入れられる問題だと理解してよろしいですか。
 
○稲葉 都市整備部次長  やはり私たちが今考えているのは、先ほど言ったような原形の形なんですが、今、委員言われましたように、昨日もお答えしたんですが、もとに戻す安全性を確保する最優先な形で今考えています。よって、もちろん地元の方と調整をした結果なんですが、大幅に出るようなことというのは、やはりできないと思っています。ある程度原形の、昨日も同じようなお話をしたんですが、石積みが残っている部分をその部分を足して、石積みというか、もとに戻すような形で、また階段をつくって、前の形に近いものと、さらに一番問題になるのは、残っている民地の方、事業者の方の土地、現実でも事業者の方の土地は既にもう山というのはなくなっていますので、そのやり方というのは非常に難しいと思います。ただ、可能な限りの今の原形に近い形でやはり行おうと思っていますので、高度の要求をされてもそれはできないと、今は思っております。
 
○白倉 委員  今のに重複するんですが、例えば、民地を利用しなければできないということは、幅員を確保するためには民地の方に多少入らなければできないと理解しているんですが、そういうふうな考え方でよろしいんですか。
 
○稲葉 都市整備部次長  昨日もお話しして、そういう形が出てくるというのはあります。
 
○白倉 委員  そうしますと、先ほど答弁の中にありました260−2ですか、この土地に立ち入らないとその工事ができないというふうに、きのう聞いたように伺ったのですが。
 
○稲葉 都市整備部次長  260−2もそうですし、事業者の土地もかかってくると思います。
 
○白倉 委員  ということは、原状復帰する場合ですね、多少階段の幅員が狭くなることも当然考えられると思うんですが、そこの辺はどういうふうに。
 
○稲葉 都市整備部次長  極力原形に近いという形では、そういうふうにしたいのですが、ものによりまして、今お話しのように、狭まるということもあります。ただ、これは昨日も同じようにございました。自転車とかスロープというか地覆というか、そういうものもありますので、そういうものが、例えば狭くするとか、階段の実際の何ていうか、幅というか、そういうものを狭くしないかわりに、そういう部分は若干狭くするとか、そういう工夫はやっぱり出てくるんじゃないかと思っています。
 
○白倉 委員  そうしますと、今、260−2でしたか、ここに立ち入るかどうかという、これ権利者の了解が要ると思うんですけれども。260−2は市有地ですか。じゃあ勘違いしていました。じゃあその問題はよろしいです。
 じゃあもう一つ、事業者の土地に、今、入らなければならないというお話がありましたが、こちらの方は交渉はある程度進めているわけでしょうか。
 
○高橋[鏡] 都市整備部次長  建設常任委員会協議会でもお話しし、その後、直近では、13日の日にも事業者の方にそういう形の中で協力要請をしているところでございます。
 
○白倉 委員  そうしますと、協力要請はしていますけれども、業者の反応はどうなんでしょう、手ごたえといいますか。
 
○高橋[鏡] 都市整備部次長  先ほども小田嶋委員さんの方に御説明したように、今、事業者の方としては、自分の事業用地の整理等もまだ済んでいない中で、私どもの方の話にはまだ簡単には乗れないよというような反応でございました。
 
○早稲田 委員長  よろしいですか。ほかに御質疑ありませんか。
 
○小田嶋 委員  端的にこういう解釈でいいんだなと思うことでお聞きしたいんですが、現在通行できていない市道、これの安全対策を図る、通行を可能にする、その責任は道路管理者としてやるんだということで確認したいんですが、それでよろしいですか。
 
○高橋[鏡] 都市整備部次長  そのとおりです。
 
○小田嶋 委員  了解しました。
 
○早稲田 委員長  よろしいですか。ほかに御質疑ありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、質疑を打ち切ります。
 先ほど三輪委員の方から要望がございました市長の質疑についてでございますが、どのように取り計らいましょうか。
 
○白倉 委員  同じような質問になりますけど、時間的にはかなりかかりますか。
 
○三輪 委員  いえいえ、そんなにかかりません。
 
○白倉 委員  そんなかからない。じゃあ適当な時間があれば終わりそうだということですので、結構だと思います。
 
○早稲田 委員長  今、結構だという御意見が出ましたが、ほかの方、いかがでしょうか。
 
○小田嶋 委員  もう一度ちょっと正確を期する上で、どのような点で理事者に市長に聞きたいのかということをもう一度確認させていただきたい。
 
○早稲田 委員長  それでは、確認をさせていただきたいと思います。三輪委員にお願いします。
 
○三輪 委員  今回のこの道路の開発に許可をした市長の責任があると私は思っておりまして、行政の失政をこの市民の税金で行う、補正予算のこの提案について、市長の責任であるのではないかということで、そこを問いたいということです。
 
○早稲田 委員長  開発許可をした市長に責任があると思うので、その点についてを質疑をしたいと、そういうことでよろしいですか。
 
○三輪 委員  補正予算をつけるというところでの責任です。補正予算じゃなくて。
 
○早稲田 委員長  開発許可をしたという責任だけですと、建設常任委員会になります。
 
○三輪 委員  開発許可を、そうじゃないです。開発を許可をして、今回のこの補正予算でここを工事をしようというのは、県の開発審査会から裁決がおりたということで、1年前は決議をしたけども、それがすぐやらなかった。今回はその裁決書があったから工事を早急にやらなくちゃいけないという市長が判断をなさったというところで、この補正予算を提案していらしているんだということをきのう確認しましたけれども、そうでありましたら、私は先ほども申し上げましたけれども、補正じゃなくて、きちんとした形で予算でつければいいじゃないのかという、そこを。さっき財政課長…。
 
○小田嶋 委員  委員長、暫時休憩して、ちょっと自由討論を。
 
○早稲田 委員長  じゃあ休憩にいたします。
               (11時47分休憩   11時51分再開)
 
○早稲田 委員長  それでは、再開をいたします。
 ただいま三輪委員の方から要望のございました市長質疑ですが、市の方としては、第一義的に安全確保のためにこの補正予算をつけたという御答弁でしたけれども、三輪委員の方から市長みずからが個人負担でこれをやるべきではないかという御質疑をしたいということで、ただいま市長の方への質疑を求められておりますがいかがでしょうか。お諮りをいたします。
 
○白倉 委員  理事者自身に直接確認しなくても、やはり今回のこの事件というか、今回の件の流れを初めからずっと見た場合に、果たして、市長に全部の責任を押しつけられるかという疑問が出てくると思うんです。確かに、議会の中では、決議で市長の責任だということで追及はしましたけれども、私どもはちょっと一部反対の考え方を持っているわけです。
 そういう中でですね、ここに市長を呼んできて、理事者に自分で責任をとるのか、とらないのかという端的な質問をされても、ちょっと答弁に困る場面が出てくるんじゃないか。答弁に困るということはない、もっとはっきり言えば、その気はありませんという、先ほどの局長じゃありませんけれども、そんなそれだけのものを全部弁償するだけの力がありませんというふうな答弁であれば、当然結果はわかっているような気がするんです。
 だから、言うなれば、悪いんですけれども、せっかく理事者に確認をしたいというお話をあえてつぶすわけではないんですが、私はそこまでやる必要はないと思います。
 
○三輪 委員  わからないんですよね、市長が何て答えるかは、やはり聞いてみないと。じゃないですか。答弁を私は求めたい、どういうふうにお答えになるか、そんな必要はないと答えられるのかどうか聞いてみたいです。
 
○白倉 委員  やりとりする気はありませんけれども、ただ、さっきも申し上げましたけれども、今回の1件の流れをずっと見てきた場合ですね、市長の個人の責任として追及できるような内容なのかどうかということです。最終的に市長が判断したことは事実なんですけれども、しかし、そこへ持っていくまで、それの最終的な決断をするための条件というのは、職員の意見も聞き、関係者の意見も聞いた上でやっているわけですから、その上で、判断したことに対してすべて市長の責任だという追及すること自体もちょっと問題じゃないかなと私は思うんですがね。
 
○三輪 委員  その点については、これから多分、何でしたか、この調査対策委員会、これを設置されたところ、そのあたりで今後だれが責任を負うかというような形が出てくるんだと思うんですけれども、それは長期化するんじゃないかと、先ほども職員の方がおっしゃっていましたけれども。そうじゃなくて、市長がどういうふうに責任を、重く受けとめているのかという、そこを聞きたいだけですので別に…、よろしくお願いいたします。
 
○白倉 委員  じゃあ結構です。どうしてもお伺いしたいということですから。しかも、そんな長時間じゃないですね。
 
○三輪 委員  長時間じゃないです。
 
○早稲田 委員長  ほかの委員の方いかがでしょうか。
 
○小田嶋 委員  先ほども私確認した安全対策を図るという、これは最優先課題だということで、市長が補正予算を提案してきたと思っている受けとめがある点と、また別な角度から見ますと、答弁にもありましたように、市長が市民の信頼回復を図る上で減額をしたり、今回のこの対策をとろうとしているというそのことから見ますと、三輪委員さんが確認したいという思いもわかりますので、お呼びして御答弁いただければと思います。
 
○早稲田 委員長  ほかにいかがですか。
 
○久坂 委員  今のお話をちょっと伺っていて、今後の問題の解析の中でいろいろ判断されることがあろうかと思いますので、ちょっと今どういった御答弁が出るかわからないだろうなという白倉委員のお話もわかるんですが、お呼びしてちょっと意見を伺いたいということですので、賛成という立場でございます。
 
○早稲田 委員長  いかがですか。
 
○原 副委員長  三輪委員さんのいろいろなお考えがあるみたいなので、私はどうなのかなとは思う点もあるんですけれども、やはり市長がどう答えるかということがある、私はやっぱり安全対策の補正を組んだという点、市民の信頼回復で補正を組んだということがあると思って、今回この補正を組んでいると思っています。でも、市長にこの件を確認したいという三輪委員の御質問があると思うので、それを確認していただければと思います。
 
○早稲田 委員長  千委員は、よろしいですか。
 それでは休憩といたします。
               (11時58分休憩   12時03分再開)
 
○早稲田 委員長  大変お待たせいたしました。それでは、再開をいたします。
 千委員の代読をお願いいたします。
 
○千 委員  (代読)市長の個人の責任かどうかは疑問に思う点もありますが、お聞きするという意見には賛成します。
 
○早稲田 委員長  それでは、総員の方の一応御賛成ということで、市長に質疑をするということで確認をいたします。
 関係職員の方にも大変お待たせをいたしておりますので、このまま続けて市長をお呼びして、余り時間が長くならないということであれば、御質疑を続けたいと思いますが、三輪委員それでよろしいですか。
 
○三輪 委員  はい。
 
○早稲田 委員長  それでは、私たち正・副で市長の方に要請に参りますので、ちょっと休憩いたします。
               (12時04分休憩   12時05分再開)
 
○早稲田 委員長  再開いたします。
 それでは、財政関係職員以外の方の退室をよろしくお願いいたします。休憩します。
               (12時06分休憩   12時19分再開)
 
○早稲田 委員長  それでは、再開をいたします。
 関係職員には大変お待たせをいたしました。また、理事者におかれましては、御出席を賜りましてありがとうございます。
 それでは、市長質疑に入りたいと思います。
 
○三輪 委員  お昼どきに、本当に、皆様そして市長、助役、関係職員の方、ありがとうございます。手短にさせていただきたいと思います。
 ただいま職員の方の説明で、今度の補正予算で安全確保を道路管理者として行うという説明がありました。しかし、その後の費用負担のことなどについては今後ということで、私はちょっとそこは納得がいきませんでしたので、市長に直接と思いましてお呼びいたしました。
 今回、とりあえず補正予算をつけて、住民の不便解消をしようということなんですけれども、私ももちろんこの1年以上不便を強いられていらっしゃる住民のことを考えると、一日でも早く通行できるようにという思いは同じなんですが、行政の今回、許可しなければ階段状のね、崩さないで済んでいた、そこを復興しなくちゃいけないというこの行政の失政を、今度はこの市民の税金2,000万でしりぬぐいをする形になるのではないかと私は考えます。こういった概算の設計図や根拠もない概算で2,000万円というそういったアバウト過ぎる形では、また、費用負担も明確でない形では補正予算ということではなく、本予算に計上すべきだと、きちんとして本予算に計上すべきだと考えますが、いかがでしょうか。
 
○石渡 市長  まず、今回補正で御審議をいただいておるということは、まずできるだけ早くということが当然あるわけでございます。また、そういった中で、安全確保、そしてまた議会でも原状回復という決意を私も重要視している点、そしてまた、近隣の住民の方からのやはり強い御要望、そういったことで、一番早くということになれば、やはりこの2月補正でお願いする方法がいいだろうというふうに考えております。
 当然御指摘のように、公金を支出するわけでございますから、今後のいわゆる検証、さまざまな分野の中において、やはりお金のいわゆるあり方というものは当然検証されていくだろうというふうに考えております。
 
○三輪 委員  できるだけ早くというところで補正予算にしたということで、ただ、本予算にしてももうすぐなので、その1カ月ぐらいの差でもう少しきちんとした形で出さないと、市民の方、市民全体のね、納得がいかないのではないかと、私たちも市議として税金の使われ方には非常に責任を持って処さなければならないと思っておりますので、その辺はあと1カ月ぐらいの、なぜ本予算の、できるだけ早くというだけの御回答だったんですけれども、その辺をもう少しわかりやすく説明していただけたらと思います。
 
○石渡 市長  一日も早くという思いからでございます。そして、やはり最終的な負担のあり方については、検証あるいは協議、また当然不透明にならない支出になるように説明の責任があるというふうに私は考えております。
 
○三輪 委員  最終的なところは、もちろん市民が納得するような説明になるようにしていただきたいと思うんですけれども、今後、業者が払わないという場合は、本当に2,000万円という税金をむだに使ってしまったということになるわけですよね。この原因、許可をおろしたというのは市長の責任だと思うんですけれども、市民の税金を使うのでなく、これは責任を、今回重く受けとめているということで減額もなされた議案が今、上がっておりますが、業者が払わないといった場合は、市長が私は責任を持って払うべきだと考えていますが、いかがでいらっしゃいますでしょうか。
 
○石渡 市長  最終的な負担のあり方については、しっかりとした検証あるいは協議を進めていく中で、明らかにしてまいりたいと考えております。
 
○三輪 委員  先ほどと同じ答弁なんですけれども、もう少し端的に、要するに、市長は個人では責任を負う気はないというふうに受けとめていいでしょうか。
 
○石渡 市長  検証あるいは協議の中で私に責任があるとすれば、当然私の責任になってくるというふうに考えております。
 
○三輪 委員  ということは、今後いろいろ原因究明、委員会などで追及していくことになっておりますが、市長が責任があるということでしたら、市長がその金額の全額かどうかは知りませんけれども、払うという覚悟はあるというふうに。
 
○石渡 市長  その覚悟は当然ございます。
 
○三輪 委員  わかりました。以上で質問を終わります。
 
○早稲田 委員長  よろしいですか。これで、それでは、市長の質疑を打ち切ります。
 それでは、退室をお願いいたします。
 暫時休憩といたします。
               (12時26分休憩   12時27分再開)
 
○早稲田 委員長  それでは、再開をいたします。
 それでは、御意見はありませんか。
 
○小田嶋 委員  市道053−101号線復旧事業、これにつきましては、まず費用負担の問題、ただいま質疑もございましたが、まずは道路管理者の責任をしっかり果たすという上で、近隣住民の皆さん、そして事業者区域を使用することもあり得ることから事業者の協力、理解を得ると、そういう整えなければならない条件をきっちりこの現年度内にですね、調整を図り、一刻も早く復旧事業に着手できるように、そのことを申し上げておきたいと思います。
 
○早稲田 委員長  ほかに御意見ありませんか。
 
○三輪 委員  ただいま市長に答弁いただきましたが、重複しますが、概算で2,000万円という余りにもアバウトで、本予算に計上すればいいのに、この補正予算にということ、拙速の感があります。市民の安全確保はもちろん第一ですが、こんな無責任な補正は了承するわけにはいきません。再度本予算に計上すべきと考えます。
 
○早稲田 委員長  それでは、ほかの委員の方、御意見はいかがですか。
 それでは、暫時休憩いたします。
               (12時28分休憩   12時34分再開)
 
○早稲田 委員長  それでは、再開をいたします。
 千委員の代読をお願いいたします。
 
○千 委員  (代読)私があの場に行きましたときに、つえをついた御年配の方が階段の上から危なっかしそうにおりてこられました。一日も早い安全確保をお願いしたいものです。
 
○早稲田 委員長  ほかに御意見ありませんか。
 
○久坂 委員  先ほども質疑の中で申し上げましたとおり、その2,000万円という金額の妥当性においてですね、根拠が弱く説明責任が先ほどの御説明の中ではちょっと果たされてないのではないかというちょっと懸念があることと、また、本予算ではなく補正予算に計上することの効果が相手がある状況の中で図られるのかということが若干難しいんじゃないかという懸念があるんですけれども、先ほど市長質疑の中にございましたとおり、今後の費用負担のあり方につきましては、今後の検証になる中で市民の方に納得いくものにしていくという御説明があることとですね、まず第一は人命尊重といいますか、安全対策を早期に図っていただきたいという要望がございますので、それをもって意見とさせていただきます。
 
○早稲田 委員長  ほかにございますか。
 
○原 副委員長  この補正に関して2,000万という金額が見積もりとかとって、妥当なのかどうか、ちょっと私もわからないところなんですけども、いろいろと御説明を聞いて、私自身、この現状用地は工事が中断した段階で、やはり極めて危険な状態になることだと考えております。やっぱり市民の安全・安心が行政の最大の使命であると思うので、まず、この危険回避を応急処置を早急に対応することなので、補正を2,000万つけたということが大事であると考えています。
 それと、あとやはり市長に今回の一連の関係で、市民への行政不安を強いてしまったことなどを考えますと、早急に安全・安心の面から対応していただきたいと考えております。
 
○早稲田 委員長  ほかに御意見はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、意見を打ち切ります。
 それでは、採決をいたします。
 議案第70号平成18年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)について採決をいたします。本件は、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 それでは、多数の挙手によりまして、議案第70号は原案のとおり可決されました。
 それでは、暫時休憩といたします。
               (12時38分休憩   13時45分再開)
 
○早稲田 委員長  それでは、再開をいたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○早稲田 委員長  日程第5報告事項(1)「鎌倉行政経営戦略プラン平成18年度上半期の取組状況について」原局から報告をお願いします。
 
○行革推進課長  報告事項(1)平成18年4月に策定しました鎌倉行政経営戦略プランの平成18年度上半期(4月〜9月)の取り組み状況について、御報告いたします。
 今回御報告いたします内容は、鎌倉行政経営戦略プランのアクションプログラムに登載されております取り組み項目について、担当各課とヒアリングを行いまして、それらをまとめ、行革市民会議に公表したものでございます。
 それでは、資料をごらんください。
 この資料は、戦略プランの三つの基本方針、16の実施項目別に、具体的取り組み項目の平成18年度の取り組みの予定や目標値等を記載しております。
 表の左からごらんいただきまして、上の方、基本方針、実施項目、具体的な取り組み項目については記載のとおりですが、具体的取り組み項目の欄に網かけをしている部分、1ページ目で申しますと、窓口開設時間の拡大の項目ですが、これは網かけ以下の項目をまとめました総体的な取り組みという意味でございます。
 次に、H18の取り組み予定と書かれているところでございますが、4種類ございます。
 一つ目は、年度当初から開始する当初開始と表示してございます。二つ目には、年度内には取り組みを開始する年度内開始という表示をしております。三つ目は、従来から引き続いて取り組んでおります継続、四つ目は、今年度を検討準備期間としている準備という分類になっております。
 それぞれの分類ごとの件数と取り組み状況ですが、件数につきましては、資料の最終ページ、5ページに記載してございます。表の欄外になります。当初開始につきましては、15件ございます。指定管理者制度の導入、スポーツ施設の月曜開館など、すべて予定どおり具体的な取り組みを開始しております。
 次に、年度内開始につきましては、土曜日の窓口開設など7件ですが、これらも予定どおり計画が進められておりまして、上半期10月までの段階では、4件は既に取り組みを開始しておりまして、残り3件についても実施のための準備に入っております。
 継続の項目につきましては、事務事業評価の推進、人権施策の推進等27件で、従来から引き続き取り組んでおります。
 最後に、準備という項目ですが、53件ございます。18年度から22年度までの計画期間内の目標の達成、実現等を目指しまして、準備検討を進めているところでございます。
 以上が、鎌倉行政経営戦略プラン、アクションプログラムの計画初年度の上半期での状況です。
 全体的な傾向といたしましては、おおむね良好な取り組み状況にあると考えております。なお、具体的な取り組み項目は、計画策定時には101項目ございましたが、今年度、教育委員会が公立小学校給食調理業務の民間委託化を新たにアクションプログラムとして追加しましたので、この1件を加えまして、現時点では、具体的な取り組み項目は全部で102項目となっております。
 また、ただいま御報告いたしました内容は、去る1月11日に開催しました行革市民会議に報告をさせていただいております。委員からは、幾つか意見が出ておりまして、数字で成果をあらわせない項目については、アンケートなどによって、満足度によってはかるようにしたらどうか、事務事業の委託化においては管理をしっかりしないといけない。指定管理者制度については、事業者の倒産等の事例もあるので、事前の業者選定を財務関係も含めてしっかりチェックするべきといった御意見もいただきました。
 市民会議の委員から出された意見につきましては、それぞれ担当課に伝えまして、今後の進行管理に生かしてまいりたいと思っております。
 今後の予定といたしましては、3月下旬に、各担当課において、今年度の下半期での取り組み状況と年間を通じての自己評価を行いまして、平成19年度の取り組みに生かし、最終的には、今年度の効果額や目標に対する達成度等、実績を決算ベースでまとめた上で、市民会議から意見をいただくとともに、その内容をホームページに公表しまして、それらの状況を当委員会に御報告させていただこうと考えております。
 以上でございます。
 
○早稲田 委員長  ありがとうございました。
 それでは、御質疑はありませんか。
 
○三輪 委員  ちょっと一つ二つ確認させていただきたいんですけれども、基本方針2のところの指定管理者制度の導入拡大というところで、これの協議会というのかな、のようなものをつくるというような項目は別個あるんですか。
 その前のページの公共施設、2の新しい公共空間の形成の行政の役割分担の明確化のところに都市景観のところに、公共施設管理者との協議会等の設立というのがあるんですけれども、ちょっとここの説明をしていただきたいんですが。
 
○行革推進課長  資料でいきますと、2ページの基本方針の2の実施項目の1、?のところに公共施設管理者等との協議会等の設立、都市景観課が所管でありますけども、協議会の設立をしてまいるんですが、これは具体的には県なんですが、景観関係の公共施設が占める割合というのは、景観に占める割合というのは比重が重いものでございますから、そちらと協議会をつくっていこうという意味でございまして、これは純粋に公共団体でございます。
 それから、3ページの方の実施項目の3番、民間の活力を生かした施策展開の中の?指定管理者制度、この指定管理者は、民間活用の意味での指定管理者ですので、公共団体の件とかそういうことではございません。
 
○三輪 委員  この指定管理者制度のところで協議会のようなものができているかというのは、この17施設のうちどのぐらいというのはわかりますか、そんなのはわかりませんか。
 
○行革推進課長  御質問は、鎌倉市から指定管理を受けている団体のそれぞれが加盟している協議会という御趣旨かと思うんですが。
 
○三輪 委員  はい。
 
○行革推進課長  そういったものはございません。
 
○三輪 委員  わかりました。
 
○早稲田 委員長  よろしいですか。
 
○三輪 委員  はい。
 
○早稲田 委員長  ほかに御質疑ありませんか。
 
○久坂 委員  形式的なことでちょっとお伺いするんですけれども、平成18年度の取り組み予定というところで、準備ですとか継続というふうに、ぱんと書いてありまして、その後の18年度から22年度に分けた年度の中では、何をしたか具体的に書かれていない課が結構ありまして、そうするとですね、先ほどおっしゃられた、3月下旬には下半期の取り組みも含めて公開されるということだったんですけれども、せっかくホームページ上とかで公開されるに当たりましても、そういった内容をきちんと御説明を付記することがわかりやすい説明かなと思うんですが、その点について、どういうふうに御予定されているのかお聞かせください。
 
○行革推進課長  進行管理の内容にかかわりますので説明させていただきますが、担当課からのヒアリングによりまして、上半期にどのような取り組みを行ったかということにつきましては、文字で報告をいただいております。年度途中ですので、最終の結論を先ほど御説明させていただきまして、準備が進んでいるもの、それから既に開始をしたものという結論だけ申し上げましたけれども、今、予定の半分だけ紙面が埋まっている状態でございます。3月になったときに当該年度の取り組み状況の下半期分が埋まります。その段階で、今、お配りしています資料の中では、18年度から22年度までまだ予定になっておりますが、18年度については、予定に対する実績というのが見えるような形で御報告し公表していきたいというふうに考えております。
 
○久坂 委員  わかりやすく表示していただきますようお願いいたします。
 
○早稲田 委員長  ほかに御質疑ありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告については、了承ということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 
○小田嶋 委員  質疑はしていませんが、個々の項目の中での事業については、私ども反対の立場をとっておりますので、聞き置くということで私はさせていただきます。
 
○早稲田 委員長  それでは、今、小田嶋委員の方からは御意見出ましたが、多数了承ということで確認をいたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○早稲田 委員長  日程第5報告事項(2)「組織の変更について」原局からの報告を願います。
 
○行革推進課長  報告事項(2)組織の変更について御報告いたします。
 平成19年度の機構につきましては、事務分掌条例で規定されております部についての変更はございません。
 まず、地方自治法の一部改正に伴いまして、助役が副市長に改まり、特別職である収入役が廃止され、一般職の会計管理者が設置されることとなりました。
 次に、市長部局の組織変更について御説明いたします。
 平成18年4月に大幅な組織の見直しを行いました。今回は、動物の窓口の一元化、現業職の一元化に伴います組織変更、緊急課題に対応するため、新たに設置する特命担当と平成19年度に廃止する特命担当について御報告いたします。
 まず、市民健康課予防担当が所掌しております犬の登録、狂犬病予防の業務、みどり課野生鳥獣担当の業務を美化衛生課に移管・統合しまして、動物の窓口を一元化いたします。これに伴いまして、課名を美化衛生課から環境保全推進課に変更いたします。また同じく、美化衛生課施設整備班を作業センターに統合しまして、現業職の一元化を進めてまいります。
 次に、特命担当の設置でございますが、課相当の二つの特命担当の職を設置しようとしております。
 一つ目は、土地利用調整担当で、改正されましたまちづくり条例、平成19年7月から施行予定でございますが、これをスムーズに運用していくために、条例改正を行った経営企画部に課相当の特命を配置します。
 二つ目は、用地活用担当と申します。市の未利用地等を有効活用するために、財産処分を視野に入れた積極的な計画立案と実施を図る課相当の特命の職を総務部に設置いたします。
 最後になりますが、健康福祉部障害児者政策推進担当は、当初の設置目的である障害者基本計画の策定を終えましたので廃止し、障害者福祉課にその後の進行管理を移行いたします。
 以上で報告を終わります。
 
○早稲田 委員長  御質疑はありませんか。
 
○小田嶋 委員  ちょっともう一度済みません、重ねて説明いただきたいんですが、特命担当を置くという説明の中で、最初に土地利用担当といったらいいのかな、その目的というか役割というのは、もう一度説明をいただきたいんですけど、土地利用担当の役割と。
 
○行革推進課長  土地利用調整担当と申します。主たる目的は、まちづくり条例の一部改正をお認めいただきましたけれども、この改正されました内容につきましては、土地の大規模取引の届け出制度の新設、それから大規模開発事業の届け出制度の変更がなされました。大規模開発事業の届け出を含みます土地利用関連業務は、平成18年度の機構改革において都市計画部に統合されましたが、新たにこの改正分につきましては、業務がふえております。6カ月前に土地の大規模な取引については、市の方に届け出をする、それから取引の4カ月前までに大規模な開発の構想段階において市の方に届け出をするという義務づけをしております。その部分について、許認可部分ではなくて、経営企画部の方でその事務のさばきをするという仕事でございます。
 
○小田嶋 委員  ありがとうございます。
 じゃあ、引き続きまして、用地活用担当の方もあわせて、もう一度お願いします。
 
○行革推進課長  用地活用担当ですが、市の未利用地を有効活用するために財産処分を視野に入れた積極的な計画立案と実施を図る課相当の特命の職でございます。市の未利用地等を有効活用するためと申し上げましたけれども、この行政経営戦略プランに前回の行財政改革プランから引き継いだ収入確保の案件がございます。代表的なところですと、材木座四丁目の弁ケ谷、旧市営住宅用地、それから浄明寺にございます西泉水の旧市営住宅用地、いずれも大きな土地でございますが、収入確保のために売却を視野に入れた計画を持っておりましたが、前計画の中では収入確保につなげることができませんで、今回の計画に引き継いでおります。そういったものを重点的に取り組む職として置こうというものでございます。
 
○小田嶋 委員  その用地活用担当は、経営企画部内に置くということですか。
 
○行革推進課長  用地の取得、売却につきましては、総務部管財課が通常やっておりますので、総務部内に置こうと考えております。
 
○早稲田 委員長  よろしいですか。ほかに御質疑ありますか。
 
○三輪 委員  私、今の小田嶋委員の質疑の中で、前にちょっと市長から伺ったときの説明と違ったので、ちょっと確認させてください。
 土地利用調整担当なんですが、今、今度改正による大規模の、その事前のね、そこの事務に当たるという、それが主だということなんですけれども、総体的な改正の作業というところ、前回の総務のときでも、私、要望いたしましたけれども、細分化の防止のね、条例改正とか、それはこの担当は当たるということじゃないんですか。
 
○行革推進課長  主だったところで説明しまして、説明が漏れている部分がございます。もともと経営企画部で手続基準条例ですとか、まちづくり条例についての制度については、所管しておりました。いずれの条例も大規模な改正をする必要があるという使命を部として持っていまして、その役目をしょっていくのは、やはりこの土地利用調整担当になります。
 それから、小出しで申しわけございませんが、大規模な土地の取引行為を届け出を所管することになりますので、これまで都市計画部でやっておりました国土利用計画法に基づく土地取引の届け出という法的な届け出がありますが、そちらの方も一本化して、この土地利用調整担当で扱うようにしようとしております。
 
○三輪 委員  すごく多岐にわたる業務だと思うんですけれども、これは課相当といいますけれども、メンバー的にはどういうふうになるんですか。1名ということはちょっと、教えてください。
 
○行革推進課長  人員の構成ですけれども、特命の課長相当の職を置きまして、その配下に5人予定しております。
 
○三輪 委員  5人ということで、この中のメンバーには条例改正に専門的な知識を持っていらっしゃる方を配するということでしょうか。
 
○行革推進課長  人事のことになりますと、だれがそこに行くかということはお答えしにくい部分はありますが、今回経営企画部で条例改正の仕事につきましたのもその経営企画部内の職員でございまして、そういった部分のノウハウは生かしていくべきだというふうに思っております。
 
○三輪 委員  早急なる制度改正、前回も申し上げましたが、全般的な改正もさることながら、細分化が今進む中で、その辺の上乗せのところをぜひ取り組んでいただきたいと思います。
 もう一つ、用地活用担当の方なんですけれども、これも先ほど、二つの市営住宅のところを重点的にということですが、そのほかに、結構国から移管された市の道路とかその辺の管理が非常にまだ整理がついていない状態で、幾つか問題点もあると思うんですけども、そういったものの洗い出しみたいな作業もここの課で、ここの課というか担当でなさるのでしょうか、その辺伺います。
 
○行革推進課長  二つの市営住宅用地は、弁ケ谷が5,600平米、西泉水が2,600平米と大変大きな土地でございまして、その部分については、特に力を入れて取り組みますが、あいている土地で使っていないところ、なるべく収益を上げていこうという必要性というのは、収入確保の観点からしょっておりまして、総務部管財課に置きますので、管理者ではございませんが、例えば、下水道、河川それから道路といった部分で未利用になっている行政財産がございます。こちらの方の目的外使用ができるものは、目的外使用料を取って収益につなげる、そういった観点も必要でして、それぞれ管理者がございますので、この職の立場といたしましては、それらと協調してあるいは連絡調整を図りながら、行政財産であっても、本来の機能に支障を来さない範囲で有効活用を図っていくといった連絡調整的な役目というのもございます。
 
○三輪 委員  連絡調整的な機能、そこもぜひ機能させるようにやっていただきたいと思います。
 
○早稲田 委員長  ほかに御質疑ありませんか。
 
○原 副委員長  まず、この組織変更について、これで何部で何課になったのか、まず教えていただけますか。
 
○行革推進課長  部といたしましては、20部です。課といたしましては、94課でございます。数の比較ですけれども、部の数には変更はございません。それから、課につきましては、特命担当職の設置に伴いまして、93課から94課に1課ふえる予定でございます。
 
○原 副委員長  いろいろ私も近隣市をざっと調べてみたんですけれども、鎌倉市のちょっとこの課が多いなと感じているんですね。前のを比べると、やはりだんだん多くなっているので、このまま細分化してくるのはちょっとよろしくないなと思っているんですよ。なので、やっぱり減らすところと新しくふやすところを考えていかなければいけないと思っているので、そういったお考えがあるかどうか、ちょっとお伺いしたいんですけれども。
 
○行革推進課長  組織の簡素化・スリム化というのは、優先的な課題でしょっておりまして、機構改革の際には、その辺を念頭に置いております。ただ、特命で置いた場合につきましても、その役目の終える年度といいますか、期間を限定してやっていくということですので、役目の終わった特命についての、今回も1課終了させますが、そういった点につきましては、念頭に置いていきたいというふうに考えております。
 
○原 副委員長  では、ぜひきちんと役目の終わったところを、特命担当以外もちょっと考えていただきたいなと思うところで、やっぱり平成15年度はたしか18部だったのが、今、平成19年で20部になって2部ふえているところだと思うんですね。市民の皆様にとってやはりわかりづらくなっているというところがよくお声を聞きますので、ぜひその点を踏まえ、今後の組織変更をよろしくお願いいたします。
 
○早稲田 委員長  ほかに、御質疑ありませんか。
 
○小田嶋 委員  この土地利用調整担当のことでなんですが、このまちづくり条例一部改正に伴っての土地取引を業務とすると。鎌倉市が、今回、条例改正をしてこういう対応をするということはいいことなんだと思うんですが、先進事例としてこういった、たしか関東のどこかの幾つかの自治体が同じように、その土地取引について事前に掌握し、描いている都市像に限りなく近づけるように努力をするという役割を担っているということで、先進的な都市ではこういう土地取引を条例化しているというふうに聞いていたんですが、そこの自治体では、同じようなこういう土地利用調整担当というのは置いているんでしょうか。
 
○行革推進課長  大まかな言い方になりますけれども、いわゆる許認可業務、鎌倉でいいますと、手続基準条例それに入っていく前の前さばきといいますか、土地利用方針に沿った形で土地利用を促していくというそういった部分については、組織を持っているところはこの近隣にもございます。決して自治体間で初めての試みではございません。
 
○小田嶋 委員  そうしますと、そういう担当というか、その役割を持っている課があるということなんですけど、私はこの鎌倉市にとって、この土地取引についての果たすべき役割というのは非常に重いというか、大変重要な位置づけの課だなと思っているのは、世界遺産の問題、それから岡本二丁目マンションの問題も含めましてね、こういったあるべき都市像を描いていく上では、ここが果たす役割は非常に重要な、開発に至る前のその土地取引の段階で鎌倉市の都市マスタープラン、望む地域住民の描くまちづくりとか、それを実現するための部署だということで、非常に私は課相当というよりも、やっぱり部として本来置くべき役割を果たす必要があると思うんですけど、そういう部としての検討はなかったんでしょうか。
 
○辻 行革推進担当部長  今回、設置を予定しております土地利用調整担当でございますが、許認可の業務とですね、それに至る前の前さばきの段階での業務ということで、先ほど課長の方から答弁もございましたけれども、これが、実は分かれている部と分かれているセクションにあるというのはですね、非常に少のうございます。県内ではほかにはないかと思います。
 本市の場合、本市に置かれております特殊性等を考えまして、やはりこれは当面分けて置いた方がいいだろうと。今、先ほど課長から話がございましたように、手続基準条例、それからこのまちづくり条例の抜本的な見直しをここのセクションでやっていくという中で、改めて、組織もどうあるべきかということを考えていきたいというふうに考えております。
 この問題、なかなか前さばきの問題ということになりますと、なかなか法的な意味での強制力が、一定限度の範囲のものでしかないという中で、指導していく難しさというのがあろうかと思います。そういった中で、課長の権限だけでできるのかという問題もございますけれども、この問題は新たな問題ではなくて、これまでも実際にはあった問題なんですね。その辺の部分を、もっと経営企画という広い観点から考えていこうということで経営企画部の中に置いたものでございます。
 
○早稲田 委員長  よろしいですか。ほかに御質疑ありますか。
 では、私から1点だけよろしいでしょうか。
 今の土地利用調整担当についてなんですけれども、ほかの委員さんからもるるございましたが、とにもかくにもこちらは手続条例とまちづくり条例の抜本的改正をこれからしていくということのためにつくられた特命だと思いますが、それはそうといたしましても、やはり市民から見た場合、大規模の開発についての説明会、それから公聴会等も開かれるような決まりになりましたけれども、この許認可とはまた別にこういう担当を置くということは、非常にわかりにくいのではないかなというちょっと疑問がありますので、その点については、どのように周知、広報されていくのか確認をさせてください。
 
○行革推進課長  条例の施行が本年7月でございます。これから経営企画部の方で、新しい制度についての周知、特に土地の取引をする6カ月前までにという義務づけをしていく、あるいは4カ月前までに構想段階であっても届け出をするということですので、その辺については、これから担当課、今既に事務を行っている者が経営企画部におりますので、そちらの方で準備を進めていくというふうに伺っております。
 
○早稲田 委員長  徹底して周知をしていっていただけるんだと思うんですけれども、やはり説明会を求めたりしていくのは、一般の市民の方なので、そういうときに、また別のセクションに、今までのように都市計画の方に市民の方が伺った場合でも、これはうちではないんですよというような門前払いではなくて、そこは丁寧に御説明いただきたいと思います。
 そしてまた、この大規模土地取引の前のこの条例というのは、本当に先進的な取り組みで、鎌倉市がそれをいち早く取り入れていただいたことは非常に評価をするものでございますので、ぜひそれが名前だけで終わらず、形骸化しないように、鎌倉の都市像を目指してやっていただけるようにと思います。
 それでは、ただいまの報告につきまして、了承ということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 それでは、報告については了承ということで確認をいたしました。
 職員入退室のため暫時休憩をいたします。
               (14時21分休憩   14時22分再開)
 
○早稲田 委員長  再開をいたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○早稲田 委員長  日程第5報告事項(3)「岡本二丁目マンション計画調査対策委員会の設置について」原局からの報告を願います。
 
○経営企画課長  岡本二丁目マンション計画調査対策委員会の設置について御説明いたします。お配りいたしました設置要綱を御参照ください。
 まず、設置の要旨でございます。第1条でございますが、岡本二丁目マンション計画に係る開発行為の本市の許可処分について、県開発審査会において、二度にわたり取り消しの裁決がされたことに伴い、一連の手続について調査・検証を行い、原因の解明と改善策を検討するため、岡本二丁目マンション計画調査対策委員会を設置いたしました。
 第2条でございますが、所掌事務といたしまして、調査及び調査結果の検証についての事項並びに原因の解明及び改善策についての事項でこざいます。
 第3条調査対策委員会の構成でございますが、委員長に市長を、副委員長に助役を、委員といたしまして経営企画部長以下、13名の部長で構成されております。
 第4条では職務について、委員長及び副委員長のそれぞれの職務を規定しております。
 第5条では所掌事務について、必要があるときは、関係者の出席を求め、意見を聞くことはできる旨規定をしております。
 第6条でございますが、この調査対策委員会の下に、調査チームを設置することができる旨規定をしております。そのメンバーは、委員長が指名することとなっておりまして、現在、調査チームのリーダーに佐野助役、サブリーダーに金澤助役、メンバーには経営企画部長、行革推進担当担当部長、総務部長、健康福祉部長、拠点整備部長がそれぞれ指名されております。
 第7条の2項では、さらに実動部隊としまして、ワーキングチームを設置できる旨規定しております。現在のところ、メンバーは調査ワーキングでございますが、経営企画、行革推進、総務、市民活動、福祉政策、環境政策、拠点整備総務の7課長で、また、改善ワーキングでございますが、経営企画、行革推進、総務、都市計画、都市景観、都市整備総務の6課長で構成されております。
 第9条になりますが、これらの委員会の庶務は、経営企画課及び行革推進課で行うことを規定しております。
 現在、調査に着手したところでございまして、今後、進捗状況にあわせ調査内容につきまして、改めて御報告する予定でございます。
 以上で報告を終わります。
 
○早稲田 委員長  御質疑はありませんか。
 
○白倉 委員  質問になじむかどうかちょっと疑問なんですが、実は、先ほど議会内でも岡本二丁目の一連の流れについて、これまでの経過の調査をしようということで、特別委員会をつくろうかという話が耳に入ってきたんですが、そういった議会内の調査委員会とこれとの連携といいますか、情報交換、同じことをダブって調査することがないように、連携的な取り組みができるのかどうか、議会内の調査チームとの関連性というのはどういうふうに考えているのか、まだこれできていないので申しわけないんだけど。
 
○経営企画課長  現在、私どもの方では内部の調査ということで、こういう委員会を立ち上げましたが、議会の方で委員会を立ち上げるということになりますと、その性格ですとか法令関係ですね、その辺をちょっと精査して、議会事務局の方とも調整していきたいと思っております。
 
○白倉 委員  参考人あるいは証人その他を呼び出す場合に、お互いに必要があった場合ですね、ダブることのないように、その辺の調整はしておいた方がいいんじゃないかなと思います。
 
○三輪 委員  この委員会なんですけれども、委員会の構成、市長が委員長ということ、副委員長が助役ということなんですけれども、調査対象に当たる市長が委員長というところは、ちょっとどうなのかなと思いますが、その辺はどういう御見解でしょうか。
 
○経営企画課長  今回のこの調査委員会でございますけれども、みずからの力でですね、信頼を回復していこうということで、まずは、その行政内部で行うことが重要であろうというふうな考えから立ち上げたものでございます。
 
○三輪 委員  まずは、その意気込みは買うところですが、どうして、庁内のメンバーだけなんでしょうか。
 
○経営企画課長  この委員会ですね、趣旨は今申したとおりでございますが、とにかく早い時期にその調査にかからなくてはいけないということで、まずは、その内部の委員会を立ち上げようということで立ち上げてございます。
 
○三輪 委員  早い時期にということですけれども、以前も職員の不祥事が、青少年会館のときに不祥事があったときに、やはり内部でかばい合うような意見がございましたよね。そういったことがやはり内部委員だけで行っていった場合には可能性があるのかなと、非常に市民から見たらおかしいなというふうに思うんじゃないかと思いますが、いかがですか。
 
○経営企画課長  確かにそういう御指摘があるというのは存じております。それで現在、事実経過について確認を行っております。
 今後でございますけれども、検証あるいはこの原因の解明というところになりましたときに、行政内部だけによる調査ではなく、第三者による機関においての客観的な視点によって改善をしていく必要があろうというふうに考えております。外部機関といいますか、第三者の調査委員会の設置についても、現在検討しているところでございます。
 
○三輪 委員  そうすると、この委員会とは別に設けるということ、第三者を含めた委員会ということでしょうか。
 
○経営企画課長  その辺のことについては、今、検討しているところでございますが、外部委員会といいますか、そういったものの性格の委員会を検討しております。
 
○三輪 委員  そうすると、今のこの調査対策委員会の所掌範囲というのかしら、その事実経過の確認までということですか。
 
○経営企画課長  もし、その外部委員会を立ち上げたときに、どのような性格になるかというのは、今、検討しているところでございますが、この内部委員会におきましては、所掌事務といたしまして、調査・検証・解明・改善というのがございますので、その項目につきましては、内部委員会でしっかりやっていってですね、外部の委員会を立ち上げた場合は、そちらの方とフィードバックをしていくというようなことを考えております。
 
○三輪 委員  フィードバックするということは、この委員会が終わってからつくるということですか、そちらの外部は。
 
○経営企画課長  どの時点でというのも、まだこれ時期は決まっていませんが、一つ考えられますことは、事実経過の調査を今、手がけておりますので、事実経過の調査が終わったころですね、その第三者の委員会を立ち上げるということは考えられると思います。
 
○三輪 委員  調査が終わったころということなんですけれども、私はこのごろ、鎌倉市の開発行政を見ていく中で、やはり職員、手続業務を遂行していらっしゃる職員の目線では気がつかないところというのが非常にあるなと感じています。市民の目線で見たら、市民の常識からしたらはてなと思うようなことも、専門家というのかな、職員は余り気がつかないで進めていくようなところもございます。そういう市民の目線とか第三者の目線は、例えば、改善とかね、そういうところに意見をいただけばいいという今のお考えだと思うんですけれども、この事実解明をする調査をしているときこそ、職員が気がつかない不備というところがあるんだと思うんですね。そこが今回問題だったんだと思うんですよ。ですから、この調査の段階でこそ、市民の目線、専門家の目線というものが必要なんだと思うんですね。いかがでしょうか。
 
○経営企画課長  事実経過を整理して調査しておりますけれども、当然それがどうなのかというような検証につきまして、これはその内部でやることも、それから、この第三者の外部での調査ということも必要だと思っておりますので、もしその外部機関の調査委員会を立ち上げた場合は、現在やっている事実経過のところも検証していただくようになろうと思います。
 
○三輪 委員  今、検証のところもということを確認できましたけれども、それ以前に、今スタートした、1回目が終わったところでしたか、というところで、なるべく早い段階で、2回目以降にそういった外部の方を入れるという、そういったお考えはないですか。
 
○経営企画課長  この現在、組織しておりますこの調査対策委員会の中に何人か外部の方を入れたらいいのか、それともこれとは別にですね、全く違う組織としてもう一つ外部の組織を立ち上げたらいいのかというようなことを今検討しております。
 
○三輪 委員  検討していただいているのは、検討している間にも進んでいくと思うんですけども、いつをめどに検討するんですか。
 
○経営企画課長  まずはですね、事実経過というものを調査しなければ、次に行きませんので、現在いろんな資料をもとに事実経過を整理しております。一定のその整理がつきました段階で次の段階、先ほど申しましたこの外部委員会をどうするかというところに行きたいと思っております。
 
○三輪 委員  重ねて伺うようですが、一定の整理というのは、大体いつにつける予定ですか。
 
○経営企画課長  なるべく早い時期にしなくてはいけないと思っておりますが、めどとしましては、今年度中というふうに考えております。
 
○三輪 委員  今年度中ということですけれども、私も先ほどちょっと申し上げたように、やはり市有財産に関しての職員の意識と市民の感覚のずれというものをすごく私感じるんですね。また、今回の各課協議のあり方とか、本来は各課協議の前に市の何ていうかな、開発行政の筋をみんなで通していって、各課が意思をその疎通を図るようなそんな場なども必要なんじゃないか、また、手続上などでも非常に不備な、書類の不備とか、そういうことがあると私はすごく感じるんですね。そういったところというのは、現在職員が普通にやっている流れの中では、その不備というのは気がつかないんですよね。きちんと職務を遂行なさっているけれども、それが素人である市民とか専門家から見ると、そこは抜けているよというようなところがあると思うので、事実経過の確認のときにこそ、そういう抜けているところが気がつかない、職員が気がつかないというところが、それを専門家や市民が指摘できるところだと思うんですね。
 ですから、年度中に整理をしてしまってから意見を聞くというのではなく、まず、今の段階から、この要綱の中にも何でしたか、関係者の出席を求めるということが書いてありますよね、求めることができる、意見を聞くことができると書いてございますので、ぜひ2回目・3回目以降、そういった方の出席を求めるということを検討していただきたいと思いますが。
 
○経営企画課長  現在、一つ先に進むその調査へのもととなる資料を整理して、そこで調査しているという段階でございます。ですので、整理したものについて、ここが、あるいはおかしいんじゃないかというようなところは、次の検証の段階でやっていこうというふうに考えておりますので、ある程度段階を踏んでいきたいと思っております。
 
○三輪 委員  その辺はちょっと私の見解と違うところですので、ぜひこの第5条というところで、もう少し検討していただきたいと思います。
 それから、この調査委員会の下にというのかしら、下にチームが置けて、その下にワーキンググループという形なんですけれども、これは今、同時期にスタートする、その辺のチャートを教えてください。
 
○経営企画課長  まず、1回目を2月5日に調査委員会の方を開催いたしまして、同日にですね、調査チームも発足をいたしました。それで、一番その実動チームのワーキングチームでございますが、先週の金曜日ですね、一度目をやりまして、また、きょうの夜、開催する予定でおります。
 
○三輪 委員  そうすると、大体どのぐらいの頻度で、先ほど年度内にやるということでしたけれども、その辺、チームやワーキンググループその辺のめどは。
 
○経営企画課長  ワーキンググループに関しましては、最低でも週1回はやっていってですね、調査の方を詰めていかなくてはいけないと思います。後は、必要に応じまして、調査チーム、それから調査対策委員会の方へ報告していくというふうになると思います。
 
○早稲田 委員長  ほかに御質疑ありませんか。
 
○久坂 委員  済みません、確認なんですけれども、今の御質疑、まあないんだろうなと思うんですが、構成の中で、委員会の構成、委員長は必要に応じ臨時委員を置くことができるという項があるんですけれども、それでは、これは外部とかではなくて、あくまで内部の方の構成ということを考えてよろしいんでしょうか。
 
○経営企画課長  そのとおり、ここの臨時委員は内部の職員の構成でございます。
 
○久坂 委員  わかりました。今、三輪委員からもちょっと御質問がございましたとおり、やっぱりですね、内部の構成だけですと限界がある局面もあるということが考えられますので、早期に外部の方の御意見を取り入れるような外部委員の取り入れ、もしくは、外部の委員会の設置というものをですね、早めに検討を行っていただきたいなというふうに思います。
 
○早稲田 委員長  ほかに御質疑ありませんか。
 
○小田嶋 委員  この調査対策委員会は、公開は原則とはしていないようなんで、調査結果がまとまった段階でもその報告はこの委員会ですか、委員会の場で報告の場では公開も可能とすべきだと思うんですが、その点どうお考えになっていますか。
 
○経営企画課長  調査対策委員会自体の公開というと傍聴になると思うんですけれども、その辺は議論した結果ですね、会議の公開につきましては、情報公開条例に基づいて判断しようということになっております。
 それで、特に傍聴でございますが、調査・検証の途上におきまして、未成熟な情報あるいは個人に関する情報等が多々あろうと思いますので、そこのところを公開すると、不正確な情報が出ていってしまうであろうというような判断に基づいて、会議自体は非公開というふうにいたしております。ただ、議事録につきましては、その中の非公開情報を除いて原則公開するということになっております。
 
○小田嶋 委員  こういった重大な問題になったことに対して、市民は、非常に不信感が重ねに重なっていっているという状況の中で、信頼回復を図るという上では、この先ほども意見がございました外部委員会というものを設置を強く、それがやっぱり市民の信頼にこたえるということでもあると思うんで、今、検討中だという答弁が返ってきているんですが、これは何ていったらいいんでしょうね、検討した結果、だめですよというようなことはなくて、設置するということを必ずそういう方向で答えていただかないと、何かだめなようなこともあるのかなということを勘ぐって市民は思ってしまうわけですよ。そういうことがないということで、まず御答弁をいただきたいんです。
 
○経営企画課長  失礼いたしました。外部委員会につきましては、設置するという方向で、その内容につきまして検討しているというところでございます。
 
○早稲田 委員長  よろしいですか。ほかに御質疑ありますか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告について、了承ということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 では、了承と確認をいたしました。
 それでは、経営企画部職員退室のため、暫時休憩といたします。
               (14時44分休憩   14時45分再開)
 
○早稲田 委員長  以上をもちまして、総務常任委員会を閉会いたします。ありがとうございました。
 以上で本日は閉会した。


 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   平成19年2月16日

              総務常任委員長

                 委 員