平成19年文教常任委員会
2月13日
○議事日程  
平成19年 2月13日文教常任委員会

文教常任委員会会議録
〇日時
平成19年2月13日(火) 10時00分開会 11時32分閉会(会議時間 1時間13分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
前川委員長、納所副委員長、山田、高野、高橋、松中の各委員及び三輪議員(石川委員は欠席)
〇理事者側出席者
小野田教育総務部長、中野教育総務部次長、勝山教育総務部次長兼教育総務課長、菱田教育総務課課長代理、熊谷学校施設課長、穂坂学務課長、岡嶋学務課課長代理、飯尾教育指導課長、山本(満)教育センター所長、望月教育センター所長代理、金川生涯学習部長、神田生涯学習部次長兼生涯学習課長、小山青少年課長、石塚スポーツ課長、伊藤中央図書館長、古谷文化財課長、永井鎌倉国宝館副館長
〇議会事務局出席者
石井局長、磯野次長、久保議事調査担当担当係長、小林担当書記
〇本日審査した案件
1 報告事項
(1)鎌倉市立第二中学校改築について
(2)小学校給食調理業務の民間委託について
(3)県費負担教職員等の処分について
2 議案第70号平成18年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち教育総務部所管部分
3 議案第70号平成18年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち生涯学習部所管部分
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○前川 委員長  おはようございます。文教常任委員会を始めさせていただきます。
 初めに、会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。山田直人委員にお願いいたします。
 なお先ほど、石川寿美委員から病気のため欠席する旨の届け出がありましたので、御報告いたします。
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○前川 委員長  それでは、本日の審査日程の確認をさせていただきます。よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○前川 委員長  それでは、日程第1報告事項(1)「鎌倉市立第二中学校改築について」原局から報告をお願いいたします。
 
○学校施設課長  報告事項(1)鎌倉市立第二中学校改築について、報告いたします。
 第二中学校の改築につきましては、昨年12月の当委員会において、改築検討協議会で策定した鎌倉市立第二中学校改築基本計画の内容につきまして報告したところでございます。
 その後実施いたしました市民からの意見募集の内容につきまして御説明いたします。期間は、平成18年12月15日〜28日までの2週間で、市役所本庁舎4階の学校施設課カウンター及び1階ロビーのほか、市内4支所で資料を配布するとともに市のホームページにて公開いたしました。またその周知方法としましては「広報かまくら」12月15日号に、意見募集の記事を掲載いたしました。
 その結果、市内在住の4名の方から御意見をいただきました。お手元の資料、鎌倉市立第二中学校改築基本計画についての意見一覧をごらんください。
 寄せられた意見の概要とおのおのの意見について、教育委員会の考え方をまとめたものでございます。寄せられた意見のうち、主なものといたしましては、耐震・耐火性能に配慮してほしい、地域との関係や高齢者との触れ合いに配慮してほしい、自然環境を生かした計画としてほしいといった内容のほか、バリアフリーは大切である、校庭整備をしてほしい、図書室を充実してほしいなどといった意見もございました。
 これらの意見に対する市教育委員会の考え方としては、既に公表いたしました基本計画の中で触れている内容のため、基本計画のどこの部分に示しているかを記載してあります。
 そのほか、何らかの形で保存できないかという御意見につきましては、建てかえの理由は、校舎、設備の老朽化だけでなく、生徒が1日の大半を過ごす学校施設の防災面を強化することのほか、さまざまな課題を総合的に勘案したもので、基本計画の中でも第二中学校の伝統を継承し、卒業生や地域の方々の記憶に残る現校舎のたたずまいを継承することについて触れている旨を記載しております。
 また、設計者の選定方法に関しましては、現在、通常の入札による方法と、技術提案方式等による方法との比較検討を行っているところでございます。
 なお、この意見一覧につきましては、なるべく早い時期に市のホームページ上に公開し、市民に公表していく予定でございます。
 寄せられた意見について教育委員会内部で検討した結果、基本計画の内容を修正するまでの必要はないとの判断から、改築検討協議会で策定した鎌倉市立第二中学校改築基本計画に「はじめに」の1ページを追加し、鎌倉市教育委員会による行政計画といたしました。それが、別にお配りいたしました資料、鎌倉市立第二中学校改築基本計画でございます。内容につきましては、12月に当委員会でお配りしました内容と同じでございますので、内容の説明は省略させていただきます。
 平成19年度は、これをもとに基本設計作業を進めてまいります。
 以上で報告を終わります。
 
○前川 委員長  はい、ありがとうございました。質疑はありませんか。
 
○高橋 委員  これは、設計はどういう方式でやる予定なんですか。
 
○学校施設課長  意見の中にもございました意見で、一般の競争方式ではなくて、技術提案方式などの御意見もございました。教育委員会といたしましては、現在いろいろな条件、今回の案件についてどの方式が一番適しているか検討中でございますけれども、年度内には一定の方向を出して、新年度以降、速やかに設計に入りたいというふうに思っております。
 
○高橋 委員  それと、この検討協議会の位置づけというのは、どういう位置づけなんでしょうか。
 
○学校施設課長  検討協議会構成メンバーは、一般の市民の方あるいは地域の方、学校関係者などで構成しております。改築に関しての御意見を集約していただきましたけれども、これをもとに実施計画のもととなるものというふうに位置づけております。来年度以降、実施計画に移ってまいりますけれども、実施計画がある程度形になりましたら、また検討協議会の委員の皆様に御提示して、つくっていただいた基本計画に沿った内容であるかどうかの確認もお願いする予定でおります。
 
○高橋 委員  この意見なんかはどうなんですか。意見の一覧表をいただきましたけれども、こういうものというのは検討協議会の方に報告して、いろいろもんでもらったりというのはしているんですか。
 
○学校施設課長  今回寄せられました市民の方々の貴重な御意見でございますので、検討協議会の皆様にはこういう意見が出ましたということで御報告申し上げております。ですので、来年度以降これらの意見ももちろん参考といたしまして、実施計画に反映させていきたいというふうに思っております。
 
○高橋 委員  いろいろ市民の方の、代表の方とか識見の方とかいろいろ入ってやっていただいているわけで、なるべくこの協議会を大切に運営をしていただきたいなと。本来であれば、こういった意見もきちっと報告をしていただいて、こういう形で教育委員会の考えとして取りまとめをして回答しますよと、そういうことも確認をとりながらやってもらいたいなと思うんですね。ややもすると、教育委員会の考え方にお墨つきをつけるような会に結果としてなってしまうようなケースってあると思うんですね。それはやっぱりよくないと思うんですよ。やっぱり主体的に意見具申がきちっとできるような協議会としての位置づけにしてやっていただきたいですし、そういったことを尊重してやっていただきたい。
 ですから、これに関するすべてのことは協議会に諮って、了解をとった上で教育委員会の考え方として発信をしていく、そういうふうなことでやっていかないと、教育委員会の考え方が先行して、それに合わせて協議会の回答を出してもらうようなことになっては、先に行って、またいろいろ問題が出てくるんじゃないだろうかと。そういうふうな見方をされるとやっぱりマイナスになりますし、御成小学校の二の舞になるようなことも危惧されますので。そういう意味で、市民の皆さんの代表の人たちがいろいろ考えたことを教育委員会の意見として、教育委員会の考え方として発信しているんですよという、そういう基本線を崩さないでやってもらいたいと思うんですけど、どうでしょうか。
 
○学校施設課長  委員おっしゃるとおりでございまして、協議会に関しましては、主体的に意見を出していただくと。それを逐次、市民の方にも公表しながら、それに沿った内容での教育委員会との連携をとりまして、意見をまとめるようにしたいというふうに考えております。19年度につきましても、節目で事業の進捗状況についても御報告を申し上げ、意見をいただきまして、その中で教育委員会の意見としてまとめていきたいというふうに考えております。
 
○高橋 委員  こういう意見の一覧表と、ぽんとこれだけ出しますと、教育委員会の考え方ありきでやっているのかなという誤解も生むと思うんですね。ですから、こういう資料なんかも出すときには、この意見集約の経過みたいなものをきちんと書いた上で教育委員会の考え方をまとめたという、そういう前置きがあってやっぱり出していかないと誤解をされると思いますので、その辺を十分注意して進めていただきたいと思います。これは意見として言っておきます。
 
○前川 委員長  ほかに質疑はありませんか。
 
○高野 委員  おはようございます。私、基本的にここにまとめられている方向で、今、高橋委員もおっしゃったようなことも十分踏まえてやっていただきたいと思うんですけど、この施設整備の方向性の?に、卒業生や地域の方々の記憶に残る現校舎のたたずまいを継承し、親しみの持てる施設計画とするというふうになっていまして、これは先ほどいただいた意見の中にもそういうことがあったんですけど。それでアンケートですか、平成17年度、見ていて、これ残せるとしたら残してほしいものは何ですかと、桜の木であるとか、いろいろ出ているわけですけど。片や一方では新しくつくるわけだから、なかなか技術的なことは私詳しくないから何とも言えませんけど、難しい面もあるのかなという気はするんですけど。やっぱり歴史のある中学校ですから、その辺の卒業生の方のこういった残してほしいというのはぜひ、できるだけ取り入れてやっていただけたらいいんじゃないかなと思うんですけど、そのあたりいかがでしょうか。
 
○学校施設課長  協議会の中でも、それから公表いたしまして市民の方々からの御意見の中にも、現校舎に対する思いと申しましょうか、そういうものが強く残っているというふうに我々は感じております。ですので防災面、それから安全性の面を考えますと、なかなか今のとおりというわけにはいかないかと思いますけれども、極力、たたずまいという表現を使っておりますけれども、雰囲気を残す、それから既存の樹木につきましても極力残せるものは残していくという形で考えていきたい。これは協議会でも多く出た意見でございますので、尊重してまいりたいというふうに思っております。
 
○前川 委員長  ほかに質疑はありませんか。
 
○松中 委員  資料4の第二中学校の生徒数推計表、これを見ますと、10年後ぐらいになると、これは一気に生徒数が30人ぐらいになっちゃうんだね、推計でいくと。現在でもこれは実際問題として、現在どうなっているの、2クラスで何人ぐらいになっているの。
 
○学校施設課長  現在、1年生が1クラスで、他の学年は2クラスという状況になっております。
 
○松中 委員  そうすると、これ非常に、この表、推計を見ると、大体1クラス40人超えると、20人の21人になると、そういう考え方をとるわけですね。大体平均的にその傾向が多分、当分続くんだろうと、途中からね。それで、やはりこの学校をつくることと学区編成を検討しておくべきではないかと考えるんですよね。これは明らかにわかっているわけだから。要するに、最初から2クラスつくるといっても、10年後には1クラス、あるいはその途中で20人、30人学級だなんて、少人数学級とよく騒がれるけれども、この傾向でいくと五、六年先では大体20数人ずつの学級になるし、七、八年たつと大体20人から21人ぐらいの学級になると。
 そういう意味で、学区編成もこれちょっと検討しておくように私の方は指摘しておきます。第二中学校だけで物を考えないように、これはやはり全市的なとらえ方の中で考えないと。何か非常に、もうわかり切ったような。要するに生徒数の減少が見えているわけですね、10年先には。まして平成30年度というと、2年ぐらいかかると多分、完成時が平成二十一、二年になるだろうと、そうすると、その先はもう、10年先ははっきりわかっているので、学区編成も検討するように私は指摘しておきたいんですけど、その点は今はこれ言ってもしょうがないんですけど、多分そういう問題が必ず起きてくるので、そういうことがわかっていながらこんな学校をつくったのかという問題が起きるわけでね。
 ですから、御成小学校のときにも、あんなむだなものをつくって金を払えるのかと言ったら、案の定、払えない状態というのが何年も続くんですね。本当にそういう見通しというのがいいかげんだと。だから、この学校もいいかげんなことされたら、やっぱりこの推計から見ても、完成から10年以内にはもう30人ひょっとしたら割るかもしれない、これ、はっきり言って。日本は鎌倉だけじゃなく、少子化現象が非常に激しいし、特にこの旧鎌倉は少子化現象が激しいわけだから、学区編成というものも頭に入れて、計画を将来つくるためには検討しておいてほしいということを私、強く要望しておきます。
 
○前川 委員長  ほかに質疑はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 はい。では、質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告、了承ということでよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 はい、了承と確認させていただきます。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○前川 委員長  次に、日程第1報告事項(2)「小学校給食調理業務の民間委託について」原局から報告をお願いします。
 
○学務課長  報告事項(2)小学校給食調理業務の民間委託について、その内容を御説明いたします。
 小学校の学校給食調理業務の民間委託につきましては、11月22日の当委員会の協議会において御報告させていただきましたが、その後の経過について御報告いたします。
 前回、本市の入札参加登録業者57社に経営状況等の調査書を送付し回収中と御報告いたしましたが、37社から調査書の提出がございました。このうち、平成19年度の本市の学校給食調理業務の受託を希望するものが27社あり、受託希望のあった27社を対象にした入札参加業者選考委員会を設置いたしました。選考委員会は、教育委員会事務局職員を初め、委託4校の校長、栄養士、市長部局の職員の15名で構成いたしました。
 業者選考の基準といたしましては、神奈川県内または隣接都県に本社または事業所を有していること、本市の指名参加登録業者であること、神奈川県内の公立小・中学校の学校給食調理業務の受託実績があること、過去3年間に安全衛生管理上重大な事故を起こしていないこと、学校給食調理業務を継続的かつ安定的に遂行できる能力を有していること、学校給食の意義や特色を十分理解し調理作業におけるマニュアル等が具備されていること等を主眼とした基準によりまして、14社を選考いたしました。
 12月議会におきまして補正予算を可決していただきましたので、4校別々の入札案件としまして、1月19日に指名競争入札を行う通知をいたしましたが、指名通知後、他の自治体での来年度の受託が決定したことによりまして2社が辞退を申し出たため、12社により4件の指名競争入札を執行いたしました。
 入札結果でございますが、今泉小学校、小坂小学校、山崎小学校の3校は不調となり、深沢小学校は落札いたしました。不調となった3校につきましては、それぞれの最低価格提示業者と随意契約の交渉を行い、予定価格内の金額でそれぞれ契約をすることができました。契約業者名は、今泉小学校は東京ケータリング株式会社、小坂小学校は一富士フードサービス株式会社、山崎小学校は株式会社東洋食品、深沢小学校は株式会社サンユーでございます。4社とも受託実績につきましては、学校給食調理業務を数多く手がけ、神奈川県内においても学校給食を事故なく安全に行っておりまして、今回の本市の業務委託につきましても問題なく対応できるものと確信しております。
 契約期間は、平成19年4月1日から平成20年3月31日までの1年間でございます。
 契約金額は、今泉小学校が1,879万5,000円、小坂小学校が2,204万8,950円、山崎小学校が2,408万7,000円、深沢小学校が2,373万円で給食のない8月を除いた11カ月の分割払いとなります。なお、契約業者の会社概要は別紙の資料のとおりでございます。
 また、受託業者が決定いたしましたので、保護者に対しまして受託業者の概要をお知らせするとともに、2月16日から21日にかけまして業者同席の説明会を開催してまいります。
 以上で説明を終わります。
 
○前川 委員長  はい、ありがとうございました。質疑はありませんか。
 
○高橋 委員  ちょっと質疑に入る前に、この入札結果報告書というのをちょっと資料でいただきたいんですが。
 
○前川 委員長  はい、入札結果報告書。資料、手に入りますでしょうか。用意できますか。
               (「はい、出せます。」との声あり)
 では、今、用意できるということで、見ながら質問したいということですので、暫時休憩いたします。
               (10時22分休憩   10時40分再開)
 
○前川 委員長  再開いたします。
 休憩中に配付させていただきました資料を確認していただきたいと思います。
                  (「はい」の声あり)
 それでは、質疑をお願いいたします。
 
○高橋 委員  これは1食幾らという積算はみんな一緒ですよね。
 
○学務課長  この委託の積算につきましては、まず食数によりまして基本ベースを定めておりまして、その他消耗品につきましては1食10円という形で算出して、そのような形で予算を計上したものでございます。
 
○高橋 委員  ちょっとじゃあ、食数をそれぞれ今泉から出してもらいたいんですけど。
 
○学務課長  今泉につきましては438食、1日です。小坂につきましては550食、山崎につきましては691食、深沢が764食で提示してございます。
 
○高橋 委員  単価は、だからもうそれぞれ同じ単価掛けているということですよね。
 
○学務課長  設定金額につきましては、同じベースで積算してございます。
 
○高橋 委員  学校の入札結果なんですけれども、数十万円の差しかないんですかね。山崎がちょっと差が出ましたかね。これはそのネゴでやっていただいたと思うんですけれども、すぐに了解をしていただけたわけですか。
 
○学務課長  入札日当日に4件別々の入札をしたわけでございますけれども、1件ごとに行いまして、そのときに不調になりましたときには、最低価格提示業者と別途交渉いたしまして、予定価格の範囲内で、交渉いたしました中で予定価格の範囲内の数字が提示されたときに調書を入れていただきまして、その額で契約をしたというところでございます。
 
○高橋 委員  1回は皆さん応札していただいて、2回目で結構辞退社が出ているんですけれども、何というんですかね、その金額の設定の仕方というんですかね、これはちょっと他市と比較すると、低目に設定をされていたのかなという感じがするんですが、入札結果を見ると。他市との比較なんていうのはどうですか。
 
○学務課長  この価格設定につきましては、他市の同規模の学校の入札結果等を勘案しながら設定しておりますので、予定価格につきましては他市との開きはないものと考えております。
 
○高橋 委員  たまたま深沢は2回目で落札をしておりますけれども、これもやっぱり辞退社が5社出ていまして、口に入るものですから、そういう何というんですかね、安かろう悪かろうみたいなものを一番心配をするわけで、こういう結果が出たからには一層厳しいチェックをしていただきたいなと、そういうふうに思うわけでありまして。業者の方はネゴで随契をしたにしても、その金額で了解したからやってくれるんだろうと思いますけれども、ちょっとそういう面では、すべての学校の入札結果を見て心配な面がありますので、十分運営については契約条項を逐一チェックをして、またぜひ、しばらく運用が終わった後に運用状況について御報告をいただきたいなと思いますので、一応それは要望だけしておきます。
 
○前川 委員長  ほかに質疑ございませんか。
 
○高野 委員  この問題については、基本的な見解はもう既に私も明らかにしていますので、さかのぼることはしませんけど。先ほど、御説明の中で2月16日から21日にかけて説明会をやりますよと、業者が同席であると、これ自体は結構なことだと思うんですけど。1点確認したいんですけど、この保護者説明会は今泉小学校も含めて全保護者を対象に声をかけると、こういう開催をするということでよろしいですか。
 
○学務課長  全保護者を対象に開催通知を配付してございます。
 
○高野 委員  わかりました。結構です。
 
○前川 委員長  ほかに御質疑ありませんか。
 
○山田 委員  今回のこの入札結果に関してですが、今回、たまたま4校別々に入札をされたということなんですけども、企業の実態あるいはその規模によっては、複数の学校にそれぞれ応札した方が結果的には額を低く抑えられる、人のやりくりの面で効果が出る可能性もあったのではなかろうかと思うんですが、この4校別々に入札を行うというふうに至った経緯というのは、どのようになっていますでしょうか。
 
○学務課長  委員さん申されましたように、複数校受託した方がメリットが出るんじゃないかという話もございました。私どもの方もその辺につきまして、業者の方にも確認しましたところ、複数校やることによって、その兼務ができれば人件費の面でメリットがあるんだけれども、安全性とかそういうものを考えていくと、そういうことはできなくて1校単位で配置せざるを得ないと。そういうことになりますと、もう複数校受けてもメリットはないと。むしろ1校受けた方が、そこだけに専念できて安全にできるということでございました。
 それと、本市これから委託化を進めていくわけでございますけれども、多くの業者を参入させることによって、その給食内容の比較というのも検証することができます。そのようなことから4校別々に入札をしたというような経過でございます。
 
○山田 委員  そういたしますと今後、委託というのがふえていく際には、この4社の状況を見ての話でしょうけれども、もっと枠を広げるとかという方向性を持ちながら、この4校についてはきちんと見られていくというふうに理解しておけばよろしいですか。
 
○学務課長  そのように考えております。
 
○山田 委員  いろいろ12月の議会のときに調査の書類を見させていただいたのですが、ちょっと記憶が定かではなくて申しわけないんですけども、この4校のうち一番交通の便がいいというのが深沢小学校ではなかろうかと思うんですが、そういったあたり、業者さんと例えばお話しされていたときに、そういった交通費みたいなものが会社で持つということになった場合に、少し車で移動しなければいけないとか、そういった懸念というのかな、そういったことは表明されたことは、そういう実績はありませんでしょうか。特になかったですか。
 
○学務課長  特に、入札前におきましては、そういうふうな声は聞かれませんでした。ただ、入札後におきまして、通勤するに当たりまして車通勤はどうなのかという話が出ておりましたけれども、その辺のことで特に業者の方からはその場所、こういうふうな学校ですという中においては話は出てまいりませんでした。
 
○山田 委員  はい、了解しました。
 あと、もう1点だけですが、この4校の受託業者の実際、今、給食を実施している学校はあるんですけれども、そちらの方というのは教育委員会として見られたとか、事前にどこかへお邪魔したとかということはございますか。
 
○学務課長  この中の2校につきましては、事前に給食現場視察ということでお伺いして、状況を把握してございます。
 
○山田 委員  2校というのは、ちなみにどちらですか。
 
○学務課長  山崎小学校の東洋食品でございまして、横浜市立神大寺小学校、それとサンユーが受託いたしましたところの横浜市立大道小学校、この2校については視察して現場を見ております。
 
○山田 委員  はい、以上です。ありがとうございます。
 
○前川 委員長  ほかに御質疑ありませんか。
 
○高橋 委員  ちょっと資料を見落としてたんで、もう1点だけちょっと聞いておきたいんですが、これ落札価格が2校が100%なんですよね、予定価格に対してね。これは何か電子入札みたいな格好はとれなかったんですか。
 
○学務課長  2校につきましては、入札が不調に終わった業者でございまして、随契をした業者でございます。そういうことで、随契をした中での応札をする中で、予定価格と同じ金額になったと、そういうことでございます。
 
○高橋 委員  どうやってぴったりの金額になるんですかね。どういうやりとりされたんですかね。これは、この担当者の後藤さんという方がやったんですか。
 
○学務課長  後藤外1名で対応をしておりました。
 
○高橋 委員  これは契約検査課じゃなくて、教育委員会の担当者ということですか。
 
○学務課長  教育委員会の案件でございますので、教育委員会の中で対応いたしました。
 
○高橋 委員  2校が100%で、1校が99%ぐらいですかね。大体、1食に対するコストというのは、どこの学校もそう開きはないと思うんですね。何円という差だとは思うんですけれども、そういう中で競争させるという非常に難しいことをやったのかなと。何かちょっとこの結果を見ますと、一応競争させたというような結果にしかとれなくて、果たしてその競争入札というものが機能したのかなというのは非常に疑問ですね。一応、指摘だけはしておきます。
 
○前川 委員長  ほかに御質疑ありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 はい、それでは、質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告、了承ということでよろしいでしょうか。
 
○高野 委員  一応、これまでの経過になりますので、聞きおくとさせていただきたいと思います。
 
○前川 委員長  はい、わかりました。それでは、おおむね了承ということでよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 はい、確認させていただきました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○前川 委員長  次に行きます。日程第1報告事項(3)「県費負担教職員等の処分について」原局から報告をお願いいたします。
 
○学務課課長代理  報告事項(3)県費負担教職員等の処分について、御報告いたします。平成19年1月24日水曜日に、本市の公立中学校教諭〇〇〇〇が強制わいせつ容疑で逮捕された事件に関係して、平成19年2月1日木曜日に神奈川県教育委員会で懲戒処分が決定いたしました。
 処分の内容は、〇〇〇〇容疑者本人が、生徒を指導する立場にある教員が、生徒にわいせつ行為を行ったことは、生徒や社会に及ぼす影響が極めて大きく、教育公務員としての職の信用を著しく失墜させるものであるという理由で懲戒免職でした。また校長が、事故を事前に察知できなかったことは、学校の最高責任者としての職務上の注意義務を怠ったもので、教育公務員としての職の信用を著しく失墜させるものであるという理由で戒告でした。
 なお、この県費負担教職員の懲戒処分を受けて、2月1日、鎌倉市教育委員会臨時会を開催し、教育長に対して文書訓告、教育総務部長と教育総務部次長に対して文書注意の処分が決定しております。
 以上で報告を終わります。
 
○前川 委員長  はい、質疑ございませんか。
 
○高橋 委員  警察の方の処分状況というんですかね、捜査状況というんですかね、それはまだ継続をしているということなんですか。
 
○中野 教育総務部次長  警察の方で捜査をして、どのような刑事処分をするかということについては、現在のところ情報を得ておりません。
 
○高橋 委員  この間のときもお話ししたんですけれども、やっぱりこういう事件を教育委員会がどうとらえるかって、その先生が刑事処分を受けてやめれば、それでおしまいという、これではやっぱりだめだと思うんですね。なぜそういうことが起きたのかということをきちっとやっぱり調査をして、もう関係のない人間になっていますから話してくれるかどうかわからないですけれども、でもやっぱりでき得る限り、教育委員会としての検証をして、再発防止に努めていただくという、それが一番大切なことだと思うんです。先生の処分や教育長以下、全然関係のないと言ったらおかしいですけれども、その職務上関係はありますよ、もちろん、だけど、現場に直接関係していない職員を処分して、それで処分をしたから終わりだと、これはもう本当にナンセンスだと思うんですよね。そういう意味では、やっぱり〇〇〇〇さんと話ができる環境がいつできるのか、何カ月後なのかわからないですけれども、そのときに、やはりきちんとコンタクトをとって、再発防止のためにきちんと調査をさせてほしいという申し入れはちゃんとしていただきたいなと思うんですけど、どうでしょうか。
 
○中野 教育総務部次長  本人との話の件ですけれども、今後どういう捜査があって、どういうことになるかはまだわかりませんけれども、今の高橋委員の御意見を踏まえまして、原因究明についてはこれから検討協議会を、検討をするという形の協議会を立ち上げる予定でございますので、その中で原因究明について、できる限り詳しく追及をしていきたいというふうに思っております。
 
○前川 委員長  よろしいですか。ほかに御質疑ありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、番外から手が挙がっておりますけれども、了承してよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 はい、それではどうぞ。
 
○三輪 議員  石川寿美委員が欠席のため、番外からネットワーク鎌倉として発言させていただきます。ありがとうございました。
 今、高橋委員から原因究明の調査をということだったんですけど、この検討協議会はどういったメンバーでというところを伺います。
 
○中野 教育総務部次長  この事件がありましてから臨時の校長会、それから定例の校長会の中で今後、校長会をまず中心に現場でどのようなことができるかというのを検討してほしいということを教育長の方から依頼をしました。それにもちろん教育委員会事務局が入りまして、これから今後どういうふうに対策をきちんととっていったらいいかということを検討するということで、詳しい名称等についてはまだ決めておりません。
 
○三輪 議員  詳しいことはこれからだということですけれども、やはり学校の内部で、会議室で行われたということで、学校間、学校の中でももちろんいろいろな状況が把握されているべきだと私どもは考えておりますので、先ほど校長は戒告という処分ということですけれども、その辺の学校での体制など、調査をきちんとするためにも、教育委員会の事務局とか学校、校長会だけでなく、外部の人の目線も入れていく検討会、原因究明をしていただきたいと思いますが、その辺いかがでしょうか。
 
○中野 教育総務部次長  メンバーについては、まだどのメンバーをということは考えていませんけども、今のところ学校の関係者、特に校長、教頭だけではなくて、教員の方からも現場の声を生で聞くようにというふうに考えておりますので、その辺のメンバーを今のところは考えております。
 
○三輪 議員  なかなか教育委員会に、この今回のケースも市の教育委員会の方に連絡が行かなくて、県警の方に直接連絡が行ったという、なかなか教育委員会にこういうことを相談するという体制ができていないんだと思うんですね。そういったことからも、内部だけで処理することのないように、再度有識者とか入れるように要望します。
 それから、これは1人の方の調査という形になるんでしょうか。たしか2人、初めは被害ということで後で取り下げられたということですが、その辺の余罪、この学校だけではないその前に赴任されていた学校でも、余罪ということは追及していかれるのでしょうか。
 
○中野 教育総務部次長  余罪があるかどうかということについては、今、教育委員会としてはつかんでおりません。
 
○三輪 議員  今、警察が調査中ということですけれども、先ほど申しましたように学校側としても、その辺把握していなければいけない、学校としても別途にアンケートをとるなどの調査をすべきと考えますが、いかがでしょうか。
 
○中野 教育総務部次長  この件につきましては、被害者から強い申し出がありまして、被害者が特定されないようにというお話もありました。ですから、その被害者が特定されないような方法で今まで取り組んでまいりましたので、学校の中でアンケート調査をするかということについては校長の判断になりますけれども、今、御意見がありましたことを校長に伝えまして、今後どうするかを検討させていただきます。
 
○三輪 議員  非常に、被害者の特定されないようにということに配慮するということで、実際報道も控えていたというようなところがございます。もちろん被害者、本当に決意してこれは訴えたんだと思うんですね。でも、これは犯罪ですので、やはり今この学校では先生に嘆願書を出そうというような動きもあるというふうに私は聞いております。そういった方向に行ってしまうのは逆ではないかと思うんですね。やはりこの人権ということをまず考えての動きをするべき。これは被害者を特定しないような配慮とは、別のことだと思うんですね。ぜひこの問題きちんと解決して、きちんと調査をするように強く求めますが、もう一度、御答弁お願いします。
 
○中野 教育総務部次長  今、議員がおっしゃるように、この事件は犯罪でございますので、犯罪に関する刑事罰については、当然のことながら処罰を受けなければいけないというふうに考えております。その原因の究明については、とにかく情報がわかる範囲内で情報を仕入れる、または本人から聴取ができれば、もちろんそれをするんですけれども、そういう形で今後とにかくこういうことが二度と起こらないように検討を進めてまいりたいというふうに思っています。
 
○三輪 議員  検討協議会をきちんとこれから進めていくということですので、この経過報告をきちんと、この委員会でしょうか、報告するようにぜひ求めます。いかがでしょうか。
 
○中野 教育総務部次長  会議を開きまして、その報告がまとまりましたら、また御報告いたします。
 
○三輪 議員  まとまる最終段階でなくとも、途中の経過報告も必要かと思いますので、よろしくお願いします。
 それから、この被害者に対してのメンタル面でのサポート、たしかこれまではスクールカウンセラーなどがついていたというふうにお聞きしているんですけれども、今後どういうふうに。また、この1人の方じゃなくて、取り下げられたもう1人の方、その辺はどうなっているのかお聞きします。
 
○学務課課長代理  まず、被害者の生徒については、なかなか学校に配置しているスクールカウンセラーの部分では相談しにくい部分があるのではないかということで、前回の文教協議会でもちょっとお話ししたかと思いますけれども、警察の方で青少年保護の関係のそういう窓口だとか、そういう部分がありますので、その辺の連絡先を御連絡してあります。
 実際、学校のスクールカウンセラーの部分については、事件以後、毎日スクールカウンセラーを配置して、先週については月・水・金という3日間の配置をいたしました。だんだんと子供の部分も相談件数等が少なくなってきたということで、今後については平常の形のスクールカウンセラーの配置を考えております。
 
○三輪 議員  ぜひ、御本人もその周りの方たちも安心してというところで、今後も御尽力いただきたいと思います。ありがとうございました。
 
○前川 委員長  はい。ほかに御質疑ありませんね。
                  (「なし」の声あり)
 はい、質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告で了承ということでよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 はい、確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○前川 委員長  それでは、日程第2「議案第70号平成18年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち教育総務部所管部分」について、原局から説明をお願いいたします。
 
○教育総務課課長代理  議案第70号平成18年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち教育総務部所管部分について、説明いたします。議案集の32ページ、補正予算に関する説明書の54ページをお開きください。
 55款教育費、5項教育総務費、10目事務局費は8,681万6,000円の追加で、事務局の経費は、事務局運営事業で非常勤嘱託員の配置数の確定に伴う報酬の減額、非常勤嘱託員の通勤に係る費用弁償の減額を、職員給与費で人員配置の確定による給料、共済費の減額と、職員の退職に伴う退職手当等の追加を。学校施設管理費の経費は、学校施設管理事業で小・中学校施設管理業務委託の事業費の確定に伴う減額、小学校警備業務委託に係る入札差金の減額を。15目教育指導費は411万円の減額で、教育指導の経費は、情報教育事業で小・中学校インターネットシステム賃借料に係る入札差金の減額を、教育支援事業で非常勤嘱託員の勤務日数の確定に伴う減額を。10項小学校費、5目学校管理費は2,631万1,000円の減額で、小学校一般の経費は、職員給与費で人員配置の確定による給料、共済費の減と地域手当の改定に伴う職員手当等の追加を。小学校施設の経費は、小学校施設管理運営事業で各種委託料の確定に伴う減額と、第二小学校非常階段塗装工事、深沢小学校集会室床等改修工事、同校体育倉庫建てかえ工事などの事業費の確定に伴う工事請負費の減額を。10目教育振興費は192万6,000円の減額で、教育振興の経費は、教育振興助成事業で要保護及び準要保護児童扶助費の執行見込みによる減額を。15目学校建設費は2,090万6,000円の減額で、小学校施設整備の経費は、小学校施設整備事業で富士塚小学校トイレ改修工事の執行差金の減額を、防災対策事業で大船小学校及び関谷小学校の校舎耐震補強設計・評価委託料及び七里ガ浜小学校校舎耐震診断委託料の執行差金の減額と富士塚小学校耐震改修工事の執行差金の減額を。
 補正予算に関する説明書は56ページに入りまして、15項中学校費、5目学校管理費は1,246万4,000円の減額で、中学校一般の経費は、職員給与費で人員配置の確定に伴う給料等の追加を。中学校施設の経費は、中学校施設管理運営事業で光熱水費の執行見込みによる減額と大船中学校外壁改修工事、同校職員用トイレ改修工事、同校会議室床改修工事などの事業費の確定に伴う工事請負費の減額を。10目教育振興費は102万8,000円の減額で、教育振興の経費は、教育振興助成事業で要保護及び準要保護生徒扶助費の執行見込みによる減額を。15目学校建設費は194万1,000円の減額で、中学校施設整備の経費は中学校施設整備事業で手広中学校弱視学級施設整備工事の執行差金の減額を、防災対策事業で深沢中学校校舎耐震診断委託料の執行差金の減額を、それぞれ措置しようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○前川 委員長  はい、ありがとうございました。質疑はありませんか。
 
○高橋 委員  ちょっと2点ほど。地域手当なんですけど、10%から15%になったのかな。これは小学校と中学校で、それぞれどのぐらいふえているか教えてくれますか。
 
○教育総務課課長代理  小学校費の方で、地域手当の方が461万3,000円の増、中学校費の方で109万5,000円の減となっております。
 
○高橋 委員  これ減額というのはどういうことですか。
 
○教育総務課課長代理  中学校費の減といいますのは、当初の予算見込みの段階と実際に人員配置された段階で、再任用職員が中学校費の方に配置されていたものが、実際配置が小学校に移ったことによる減額ということになっております。
 
○高橋 委員  わかりました。それから、退職の経費の計上、これは勧奨か何かなんですか。
 
○教育総務課課長代理  退職手当の方でございますけれども、定年退職が13名、勧奨退職が3名、普通退職が1名となっております。
 
○高橋 委員  増額の部分というのはどこですか。3名、1名、4名分ということですか。
 
○教育総務課課長代理  失礼いたしました。定年退職、当初13名、普通退職1名、合計14名で見ていましたところ、定年退職13名、勧奨3名、普通退職1名というところでなっております。
 
○高橋 委員  今回、増額ですよね。だから、その3名分が増額になったということですか。金額が幾らになるのでしょうか。
 
○教育総務課課長代理  はい、そのとおりでございます。3名分の増ということでございます。金額につきましては、9,019万3,000円の増ということになっております。これにつきましては、今後、普通退職がいるのを予想しておりますので、その分も見込んでございます。勧奨の分が8,366万2,000円の増でございます。そして、予備として、その一般退職が見込まれるといけませんので、621万円を見ております。
 
○高橋 委員  13名の方の定年は、もうもともと決まっておりましたから、これは当初予算に組み込んだと。それで、1名の方の普通退職というのも当初からお知らせがあったということで当初予算の中に入っていたということですね。今回新たに3名の方が勧奨が確定したということで、その分の8,366万2,000円を計上するとともに、万が一もう1人普通退職が出た場合には対応できるようにということで、621万円を計上したということですか。
 
○教育総務課課長代理  定年退職13名は当初からの予定でございます。普通退職1名は、これはあくまでも予備という形で毎年計上してございます。実際に普通退職1名確定しておりますが、今後、きょう以降、突然の退職ということも考えられますので、その分の予備として621万ついております。
 
○前川 委員長  よろしいですか。ほかに御質疑ありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 では、質疑を打ち切ります。
 総務常任委員会の送付意見はございますでしょうか。
                  (「なし」の声あり)
 はい、なしということで確認させていただきます。
 それでは、休憩をとらせていただきます。
               (11時22分休憩   11時23分再開)
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○前川 委員長  はい、再開いたします。
 日程第3「議案第70号平成18年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち生涯学習部所管部分」につきまして、原局から説明をお願いいたします。
 
○神田 生涯学習部次長  議案第70号平成18年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち、生涯学習部所管の内容を説明いたします。議案集の32ページ、補正予算に関する説明書の56ページの中段を御参照ください。
 55款教育費、20項社会教育費、5目社会教育総務費は、2,918万7,000円の減額で、社会教育一般の経費は、社会教育運営事業で教育文化施設建設基金の運用利息の増に伴う積立金の増額を。職員給与費で人員配置の確定による給料、職員手当等、共済費の減額を。社会教育施設の経費は、その他社会教育施設維持管理事業で社会教育施設測量委託の減額を。10目文化財保護費は、2,702万1,000円の減額で、世界遺産に係る史跡等準備の経費を除く保護整備の経費は、1,170万6,000円の減額で、調査・整備事業は、出土品整理の臨時的任用職員について、当初計画をした人数に満たなかったことによる減額。史跡買収事業は、史跡北条氏常盤亭跡土地鑑定業務委託の契約金額確定等に伴う執行差金の減額。文化財保存・修理助成事業は、国から鶴岡八幡宮の補助対象事業費の減額についての指示があったことによる減額。史跡永福寺跡環境整備事業は、史跡永福寺跡樹林整理・防災工事の契約額確定に伴う執行差金の減額。
 58ページに入りまして、20目青少年育成費は、99万8,000円の増額で、青少年施設の経費は、青少年会館管理運営事業で青少年会館事務補助嘱託員の報酬の追加を。25目図書館費は、図書購入の寄附金に伴う財源内訳の変更を、30目国宝館費は、740万円の減額で、国宝館の経費は、国宝館管理運営事業で空調設備機器修繕工事等の差金の減額を。25項保健体育費、5目保健体育総務費は、294万5,000円の減額で、保健体育一般の経費は、保健体育運営事業で人員配置の確定による非常勤嘱託員の報酬等の減額を。職員給与費で人員配置の確定による給料、共済費の減額と地域手当の改正に伴う職員手当等の追加を行うものです。
 以上で、生涯学習部所管の補正予算の内容説明を終わります。
 
○前川 委員長  はい、ありがとうございました。質疑はございませんか。
 
○高橋 委員  社会教育施設の減額の関係ですけど、測量委託というんですかね、これの減額ということですけれども、これはどこの場所ですか。
 
○神田 生涯学習部次長  これは大船体育館の測量図を作成をすることを計画をいたしておりました。これは昭和54年に土地開発公社でもって購入したものでございますけれど、その後、隣接地の取得ですとか等価交換、また開発に伴う土地の寄附などがございまして、敷地の形状が何度も変わってきてございます。実は今年度、小袋谷跨線橋の関係で土地の拡幅の予定がございまして、それが終了した段階で、敷地が確定した段階で正確な土地測量図をつくろうということで計画をしておりましたけれども、ちょっとこれがおくれまして、今年度中に土地の拡幅ができないということになりましたので、今回見送ろうというものでございます。
 
○高橋 委員  次に八幡宮の減額というのですけれども、これは何か補助の対象から漏れたということですか。
 
○文化財課長  八幡宮の国庫補助事業としてやっております上宮の改修整備、過去ずっと継続的にやってまいりました。国の予算が確定した段階で、事業規模を縮小するという指示がございました。その関係で、随伴補助をしております市の補助金も合わせて減額をしようとするものでございます。
 
○高橋 委員  それは先ほど説明いただいたんでわかるんですけれども、どうして減額になったのかという理由なんですけど、何かがその補助の対象から漏れたのか、それとも工事の確定をして入札差金じゃないけれども、そういう形で減額になったのか、その辺お聞きします。
 
○文化財課長  上官の保存修理、ずっと継続してやっておりまして、実は20年度まで継続をしてやっていくという中で、今、国庫補助事業として運用されているところで、そういった中で、その事業を繰り延べをしているということでございます。
 
○高橋 委員  ということは、その年度内の予算の手当てがそこまでだということで、その次の年度に、その後の工事については回したという、そういう考えでいいですか。
 
○文化財課長  御指摘のとおりでございます。
 
○高橋 委員  それはわかりました。
 それから、青少年会館の報酬増の件ですけれども、これはどういうあれですか、何か当初のあれよりも人数がふえたとか、そういうことですか。
 
○青少年課長  鎌倉青少年会館の再任用職員が1名、市長部局に配置がえになりました。それが平成18年2月末でございました。その代替としまして、事務補助嘱託員が平成18年4月に配置されました。しかし、その再任用職員の配置がえが行われたときは予算編成が既に終了しておりまして、18年度当初予算に計上ができなかったため、補正で対応しようとするものでございます。
 
○高橋 委員  ということは、去年の4月からそういう体制でやっていたものを、1年やり終わった今回補正しようということですか。
 
○青少年課長  嘱託員の報酬が、他の嘱託員の報酬がございましたので、4月から今まではそれを補てんをしていただいて執行しておりました。2月末でなくなるもんですから、それを補正で対応しようとするものでございます。
 
○高橋 委員  要するに、嘱託員の予算が計上されていたから、それを流用しながら皆さんにお支払いをしていて、いよいよ足りなくなったので最終的に補正をしようと。それは1人に対する1年分の支払いという見方でいいですか。
 
○青少年課長  そのとおりでございます。
 
○前川 委員長  ほかに御質疑ありませんか。
 それでは、質疑を打ち切ります。
 総務常任委員会への送付意見はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 はい、それでは、なしと確認いたしました。
 それでは、以上で文教常任委員会を終わります。お疲れさまでした。
 以上で本日は閉会した。


 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   平成19年2月13日

              文教常任委員長

                  委 員