平成19年建設常任委員会
1月25日協議会
○議事日程  
平成19年 1月25日建設常任委員会(協議会)

建設常任委員会協議会会議録
〇日時
平成19年1月25日(木) 16時00分開会 16時16分閉会(会議時間 0時間16分)
〇場所
議会第1委員会室
〇出席委員
赤松委員長、助川副委員長、伊東、萩原、大石、松尾、中村の各委員
〇理事者側出席者
井上都市計画部次長兼都市調整課長、西開発指導課長、石川都市整備部長、高橋(鏡)都市整備部次長兼都市整備総務課長、比連崎道水路管理課長、堀道水路管理課課長代理、高橋(一)道路整備課長
〇議会事務局出席者
石井局長、磯野次長、小島次長補佐、原田議事調査担当担当係長、鈴木担当書記
〇本日審査した案件
1 報告事項
(1)市道053−101号線の安全対策について
    ───────────────────────────────────────
 
○赤松 委員長  お忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。ただいまから建設常任委員会協議会を開会いたします。
 まず、会議録の署名委員の指名についてですが、委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。助川邦男副委員長にお願いいたします。
    ───────────────────────────────────────
 
○赤松 委員長  本日の審査日程の確認ですが、お手元に配付してあります日程のとおり進めたいと思いますが、よろしゅうございますか。
                  (「はい」の声あり)
 事務局の方から何か報告ありますか。
 
○事務局  特にございません。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○赤松 委員長  日程第1報告事項(1)「市道053−101号線の安全対策について」原局から報告を願います。
 
○高橋[鏡] 都市整備部次長  市道053−101号線の安全対策について御報告いたします。
 岡本二丁目マンション計画に係る神奈川県開発審査会の裁決に伴う対応につきましては、1月15日開催の議会全員協議会で市長より御報告をさせていただいたところであり、その中で市道053−101号線につきましても、今後、市としてとり得る対応について慎重に検討しつつ、事業者とも協議を重ねるとともに、住民の方々にも御理解と御協力をいただきながら適切に対処していく旨の御報告をさせていただいております。その後、状況の変化があれば当委員会に報告させていただきたいと考えておりました。本日は市道053−101号線の安全対策につきまして、御報告させていただくものであります。
 現在、市道053−101号線につきましては通行できない状態となっておりますが、その通行の確保と安全対策は早急に図られなければならないと考えております。そのためには、事業者との協議・調整が必要であり、道路管理を所管する私ども都市整備部も昨日事業者代理人と面会し、通行の確保と安全対策について現在の状態で放置しておくことはできない旨の説明を行い、理解と協力をお願いいたしました。事業者代理人は持ち帰って事業主と相談したいとのことであり、現段階では事業者からの回答はありません。今後も協議は行ってまいりますが、市といたしましては、市道053−101号線ができるだけ早く歩行者の通行が可能となり、あわせて安全対策が図られることが望ましいと考えており、そのための工事費を2月定例市議会に補正予算として提案させていただきたいと考えており、本日その旨の報告をさせていただくものであります。
 なお、本日、御報告させていただきました内容につきましては、明1月26日、18時から青少年会館で開催する市主催の住民説明会の場におきましても、説明いたしたいと考えております。
 以上で報告を終わります。
 
○赤松 委員長  ただいまの報告に何か御質疑ありましたら、お願いいたします。
 
○萩原 委員  事業者と今後協議を行うということなんですけれども、事業者が今もまだ返事がないということではありますけども、大体目安としてですね、工事というのはどのくらいになりそうかっていうことは、全くわからない状況ですか。
 
○高橋[鏡] 都市整備部次長  今、報告の中でも説明させていただきましたけど、やはり事業者の土地も使ってますし、そういう形の中で粘り強く、私ども一日も早く、事業者に理解をもらえるように、待ちの姿勢でなしに、こちらの方からどんどん事業者の方に御理解をもらうように努力したいと考えております。
 
○萩原 委員  こちら側から積極的にやってくださるということなんですけれども、やはりあそこのところは長い期間、上に住んでいらっしゃる方に迷惑をかけてる場所でもありますので、一日も早く、工事が進むように、ぜひともやっていただきたいと思います。
 
○赤松 委員長  ほかにありませんか。
 
○松尾 委員  安全対策は早急にやらなければいけないというのは当然のことなんですけど、まず安全対策やるに当たって、県の開発審査会で許可取り消されたわけですが、市の方としては許可は、取り消しの手続というのはされたんですか。
 
○開発指導課長  今の御質問ですけれども、不許可処分の手続につきましては、瑕疵がないように確認作業を進めているところでございます。現在は、不許可通知書の体裁や内容等を関係機関へ助言を求め、確認しているところでございます。準備が整い次第速やかに処分を行ってまいります。
 
○松尾 委員  不許可処分をしてから、早急にそれはしてから、それから安全対策をするのが手続的には筋なのかなと考えるんですけど、と言いますのも、この補正予算で出されるというふうに言いましたけど、当然補正予算ということは、市の税金を使ってやるというわけなんですが、責任は明確になっていないと、これとりあえず市のお金でということなんでしょうけども、市民の方からしてみれば何で違法な許可を出したような場所が、市の税金を使って安全確保をしなきゃいけないかと当然出て来ることだと思うんですけれど、その辺についてどのように考えているか、教えてください。
 
○高橋[鏡] 都市整備部次長  それは今委員さんの質問どおりだと思います。私どもも何回も申し上げますけど、事業者の理解を得るという形の中で、基本はやはり事業者に負担してもらうことが先決ですから、そういう話をしながらも二段的に考えていると、ただ仮に市が、仮にですね市が先行したとしても、市はそれなりの請求を事業者の方にしていくように考えているところでございます。
 
○松尾 委員  それはわかりました。そうするともう一個、全協で市長は開発をもうこれ以上しないような、感じの話ではあったんですけど、はっきりもう開発をしないとは、明言はされてなかったんですが、これもう今後開発をしないという方向で市はもう考えているということで確認してよろしいですよね。
 
○井上 都市計画部次長  今、松尾委員さんお尋ねの開発をあの場所で再度計画が持ち上がるかどうか、という部分につきましては、現段階におきまして、事業者から特段の意思表示がされてございません。今回、私どもの方は県の開発審査会におきまして、処分庁が出しました許可処分取り消されましたけれども、その裁決の結果も事業者の方も十二分に承知をしていると思います。その後、事業者から何らかの意思表示がありました場合につきましては、私ども裁決の結果を踏まえまして、慎重に対処してまいりたいというふうに考えてございます。
 
○松尾 委員  そうすると事業者の方針によってこれからどうなるかわからないということになると、まだまだ住民の方なんかこれ安心はしてらんないんですけど、一番気になるのは、昨年12月議会に報告がありました、260の2の土地を053−101号線に編入をして、それも告示をしたわけなんですが、これについては、何も今、無理に編入をする必要ありませんので、改めてここで不許可になったわけですから、その部分というのは改めてもう一度元に戻すようにしてほしいと思うんですけど、その辺どうなんですか。
 
○高橋[鏡] 都市整備部次長  それは12月のときにも私答弁させてもらいましたけど、あくまでも不許可処分というのは、都市計画法で不許可処分したものでございまして、区域変更というのは、昭和39年に取得したときにたまたま手続がなされてなくて、今回の高裁の絡みの中で、そういう判決が出ましたもので昭和39年に買った取得目的に沿って、私ども方で道路法に基づく手続をしたものでございまして、この不許可処分とこの道路法の区域変更とは別ものですから、そういう形の中で、それを元へ戻せっていうこと自体が逆に行政としてはまずいんじゃなかろうかなとそう思っております。
 
○松尾 委員  いや別って言いますけど、結局ここが区域に入ってなかったから、053の101号線に260の2が入ってなかったからこそ、ここが1回目の裁決が取り消されているわけじゃないですから、だからこの開発にとってまさに肝になる部分なんですよ、それを法が違うから今どうこうとおっしゃいますけど、結局これ区域編入するっていうのは、開発をさせるためにするとしか、とれないんですよね、いや行政はそうじゃないって言うかもしれませんけど、今まで少なくともそのときに、最初に取得したときに編入してないわけですから、それを後になってしようとしてるわけですから、今になって。その目的っていうのは開発をさせることが目的としか私はそうとれないんですよ、だからこそもしここで、今の告示でやりましたから、議決事項じゃないですけど、改めて市が、開発をさせないという意思があるんであれば、それは外すべきだと思いますが、いかがですか。
 
○高橋[鏡] 都市整備部次長  何回も言いますけど、開発と道路法の手続とは別もんですから、私どもの方はそれはできかねるということで御理解願いたいと思います。
 
○松尾 委員  手続は別かもしれないですけど、ここ開発させるという一つの流れの中では一つですよ、大きく見たら。それは細かく見たら別かもしれませんけど、それをなんか別だからできないということじゃなくて、開発をさせないためにその告示をもう一度見直したらどうですかということをお願いしているんです。どうですか。
 
○高橋[鏡] 都市整備部次長  何回も同じ答弁で申しわけないんですけど、道路法の手続というのは、開発を阻止するための手続じゃございませんもんで、その辺はあくまでも道路法の手続をしたものですから、御理解願いたいと思います。
 
○松尾 委員  だからもともと取得したときにしてないわけじゃないですか、ずっと何十年もそれをここに来てやっているということ自体もおかしいんですよ。
 
○高橋[鏡] 都市整備部次長  していなかったというのは、手続が不備だったもんで、それを元に戻したと、きちっと手続を踏んだというふうに私ども今回の処置をしたわけでございまして、何回も同じ答弁で申しわけないんですけど、御理解願いたいと思います。
 
○松尾 委員  幾ら話してもわかんないようなんですけど、もともと不備だっていいますけどね、不備でほうってたわけですから、それをここにきてじゃその不備を直すっていうことがですね、もうこの時期と重なって明らかにこれは開発させるためのとしか、私はとれないんですよ。それを別の話と手続が違うということで言われても全くそれは納得できませんし、議会としてもこの間12月、それ告示、報告ありましたけど、了承されてないですよ、聞きおくですからね、その辺のところももっとしっかりと議会の意思というのを確認して考えてほしいと思いますけれど、再度答弁お願いします。
 
○高橋[鏡] 都市整備部次長  きょうは報告ということでございまして、私どもの方もそういうような形で取得した財産ですから、道路として現在も都市整備部の財産となっているものをそのままというわけにいきませんもんで、道路法の手続にのっとってやったもので、だからといって私どもの方が開発どうのこうのという問題じゃございませんから、その辺だけ御理解願いたいと思います。
 
○赤松 委員長  ほかにありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、ないようですので以上で質疑を打ち切ります。
 本件は、冒頭の説明にもありましたように補正予算で対応したいという考え方が示されたわけですが、これは予算にかかわる、議案にかかわる問題ですので、了承、不了承とかいう扱いではなくて、いろいろ議論もあろうかと思います。したがって、きょうの報告につきましては、報告があったということにとどめたいというふうに思いますが、そういう扱いでよろしゅうございますか。
                  (「はい」の声あり)
 そのように扱いをさせていただきます。ただいまの報告については、報告があったということといたします。
 それでは本日の建設常任委員会協議会閉会いたします。御苦労様でした。
 以上で本日は閉会した。


 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   平成19年1月25日

             建設常任委員長

                 委 員