平成18年自治基本問題調査特別委員会
12月22日
○議事日程  
平成18年12月22日自治基本問題調査特別委員会

自治基本問題調査特別委員会会議録
〇日時
平成18年12月22日(金) 10時00分開会 12時10分閉会(会議時間 0時間40分)
〇場所
議会第1委員会室
〇出席委員
山田委員長、前川副委員長、久坂、納所、三輪、小田嶋、高野、高橋、野村、森川の各委員
〇理事者側出席者
なし
〇議会事務局出席者
石井局長、磯野次長、原田議事調査担当担当係長、久保議事調査担当担当係長、鈴木議事調査担当担当係長、小島担当書記
〇本日審査した案件
1 議会に関する検討
(1)法体系、条例体系について
(2)議会事務局について
(3)職務権限について
(4)パブリックコメントについて
2 今後の進め方について
3 その他
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○山田 委員長  おはようございます。それでは、ただいまから自治基本問題調査特別委員会を開会したいと思います。
 まず、会議録署名委員の指名をさせていただきます。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。森川千鶴委員にお願いいたします。
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○山田 委員長  本日の審査日程(8)と書いてございまして、ちょっと1週間おくれましたけれども、22日開催の分の審査日程がお手元の方に配付されているかと思いますが、この審査日程の確認と、配付資料、今、お手元に第7回、11月21日午後開催の検討経過について記載された紙がございましたので、まず、そちらの方を確認いただいて、審査日程の確認をそれ以降にしたいと思いますが、よろしくお願いいたします。
 じゃあ一応、検討経過については何かコメントすべきことございますか、この紙の中で。
                  (「なし」の声あり)
 特にないですか。じゃあ、その確認が終わりましたら審査日程の確認をしたいと思いますが、本日の審査日程は、日程第1議会に関する検討ということで、前回に引き続いて(1)、新しく(2)と(3)と、あと(4)パブリックコメントについては、一応12月中にというようなこともお話ございましたので、本日の日程の中に入れてあります。
 あと日程、今後の進め方とその他ということにしたいと思いますが、この日程について何かございますか。
 
○高野 委員  これまでいろいろな検討項目を出し合いながら議論を進めてきているんですけども、日程第2のところにかかわるのかちょっとわかりませんけども、確かにやっぱり、この間、佐々木先生でしたっけ、勉強もさせていただきましたけども、これまでの議論はとても有意義な議論がされているというふうには考えているんですね。それを前提とした上で、もう少し課題の整理についてはちょっと私は改善が必要があるというふうに実は思うんですね。前から言っていた点ではあるんですけどね。
 そういったこともちょっと含めまして、私、ペーパーをつくってちょっと提起したい、進め方については。ということがありますので、後でそういう委員長のお取り計らいでそういう時間をとっていただければというふうに思うんですけれども、よろしくお願いします。
 
○山田 委員長  いかがでしょうか。ちょっと私も皆様とお話をさせていただいた中で、やはり進め方等について少し御意見等をちょうだいする機会、そういったところも少ないものですから、もっとやり方等について改善も必要があろうというふうに思いますので、今の御提起を一つの機会として、ちょっと日程の中にそういった部分を入れさせていただくということについては、皆さんの御意見いかがですか。
 
○高橋 委員  自治基本問題ということで、経験をしてきている私たちでも、なかなか問題点を明らかにしていく作業って非常に難しいことだと思うんですよ。ましてや、1年半前に議員さんになられた方たちが経験を通じて問題意識をどこまで持っていけるかという大きなとらえ方でいくと、やっぱりちょっと進め方として非常に戸惑うと思うんですね。そういう意味では、問題意識は問題意識としてざっくばらんにいろんな話をするような機会というのも、今さらというような面もありますけれども、どうも議論という形にならないのが、ちょっと進め方として一番不安を持っておりまして、また、どなたかが発言すれば、それはそういう御意見としてというような形で進めざるを得ないような状況だと思いますから、その際、高野委員もいろいろ言っていただいていますから、何かお互い思っているようなこと、ちょっと進める時限は関係なく、スケジュールとかも関係なく、何か思っていることをお互いに、こんなことを考えているんだけどどうでしょうかみたいな、それがこの自治基本問題特別委員会の中では本来扱わないようなことであったとしても、何となくひっかかる部分があるんで発言したいというのであれば、大いに発言してもらって、そういうことをお互いに、そういうことについてはこうじゃないか、ああじゃないかというような時間をとるというのは、ちょっとこれまで何回かやってきた中で、逆戻しするようなことがあるかもしれないですけれども、必要なことかなと。これからちょっとまとめていくについては必要なことじゃないかなと私は思います。
 
○山田 委員長  そのほか意見ございますか。
 
○森川 委員  私も、今の高橋委員の意見には賛成で、やっぱり委員会形式でやっていると、やっぱり手を挙げて発言するという形で、なかなか本当にディベートができないという形なんですね。逆に今、議会の中で一番ないのがそこかなというふうに思うんですよ。
 だから、委員会形式でこれをやるのを少しやめて、もっとやっぱりフリートーキングという形で意見を出していかないと、やっぱり進まないかなというふうに私も思いまして、これまで皆さんと一緒に7回やってきたわけですけれども、ちょっと議会改革という、議運でやるような内容とちょっとごちゃごちゃになっていて、一体自治基本問題の中で何をどうやるのかというのが、なかなかやっぱり明確にならないなというところで、もっと気楽にしゃべれる形の方がいいのかなというふうに私も思っております。
 
○山田 委員長  じゃあ、おおむねそういう御意見も出たところで、ちょっと一たんブレークさせていただいていいですか。休憩させていただきます。
               (10時08分休憩   10時18分再開)
 
○山田 委員長  先ほど高野委員の方から進め方等についての御提起ございました。今、皆さんの御了解を得まして、高野委員の方からの資料の方をお手元の方に配付させていただきました。まず、これに基づいて、高野委員から趣旨の説明をしていただいて、皆さんの頭の整理も含めて説明をまずしていただいて、これをきっかけに議論を深めていきたいというふうに思いますので、高野委員から発言お願いします。
 
○高野 委員  発言させていただく許可いただきましてありがとうございます。
 任意で今、資料といいますか、私どもの考え方を簡単に簡潔にまとめたものなんですけども、先ほども繰り返し言っていますように、これまでの議論は決してむだではなくて、それを生かす立場で申し上げさせていただきたいんですが、具体的には、このスケジュールを示されてますけども、そこの大中小と分類がされていますけれども、特に小分類に関することについての進め方について、ちょっと提起させていただきたいと思います。
 文書も書いてありますので、それに沿って言いたいんですけども、現在、議会に関する検討が行われていると。さまざまな議論をされてきましたけども、進め方についてはやはり一定の改善が必要であろうと。特に課題の整理、小分類ですね、今、スケジュールに示されている、これについては、自治基本問題調査特別委員会の設置目的を踏まえて、まず、議会ということであれば、その議会に関する大きな課題というんですかね、大きな課題を出し合って、視点といいますか、検討の大まかな視点をある程度共有化させた上で、これまで出されてきているような個々の提案、具体的項目を議論していったら、私は比較的まとめやすくなるんじゃないかというふうに思うんですね。
 委員長、副委員長、御苦労されて今まで運営進められてきたことに私は大変敬意を本当に本音で払ってはいるんですけども、率直なところ、現状の法務とか財務とか、きょうの議題になっていますけど議会事務局、こういった課題の設定の仕方だとなかなか意見が出しづらいのではないかというふうに思うんです。特別委員会として、地方自治の重要な一翼を担っている議会の機能の強化ですね、そのためにどういう視点での問題があるのかということを大いにフォーマル、インフォーマル含めて議論して、その上で今まで出されているような具体的な提案を議論していくということによって、この特別委員会としてのこれまでの議論を生かしながら、より整理されてもっと、さっき高橋委員などがおっしゃっていたように、意見が出しやすくなって活性化するというか、議論がより深まってくるんじゃないかというふうに思うんですね。
 ですから、これまでの出された問題や提案項目を生かしながら、ぜひ議論の進め方について協議していただきたいというふうに希望して、ちょっと問題提起させていただきました。
 下に例が書いてあるんですけども、これはあくまで例です。線が引いてあるのは、これはこれまでに出されたものです。私なりの表現ですから、ちょっと違うと言われれば、ちょっとまた訂正しますけど。ほかは一応私が考えている、出しちゃいましたけど、こういうことを私は考えていたと、我々として考えていたということをちょっと、この場ですから率直に出していますけど。こういうふうに、当たり前といえば当たり前のことを書いてあるようですけども、議会として例えば、これがもう既に出されていますけど、議会として情報の収集と公開をどうするのかという大きな問題提起を、問題の設定をした上で、では具体的にこうやっていきましょうということを我々の委員会として議論する。余りゴールまで言ってはあれですが、最終的にまとめて、その上で例えば議運の方に投げかけるということもあるでしょうし、行政側に投げかけるということもあるでしょうしというような私は実はイメージを持っているんですね。ちょっと先々のことまで言っちゃってますけども。ここではかなり、1から5ぐらいまで、当たり前といえば当たり前のようなことを書いてありますけども、ただ、やはり自治基本問題の特別委員会ですから、そういう大きな視点を明確にする必要はあると。その上で具体的なことをみんなでそれこそ自由闊達に出し合って議論を深めて最終的にまとめていくと。それほど私、難しいことではなくて、ただ、整理の仕方としてこういう形がいいのではないかという点でちょっと提起させていただきました。ぜひたたき台のような形でもいいので、ぜひこの点も含めて協議していただければと思います。
 
○山田 委員長  どうもありがとうございました。何かこの場で質疑、確認しておきたいということがございましたら。
                  (「なし」の声あり)
 じゃあ、特にないようでしたら、ちょっと一たん休憩させてください。
               (10時24分休憩   11時41分再開)
 
○山田 委員長  再開させていただきます。
 じゃあ、今後の進め方という提起、高野委員からいただいた上で、もう少し具体的な提起をしていただきたいと思いますので、じゃあ、森川委員の方から御発言をお願いいたします。
 
○森川 委員  高野委員の方から課題の整理ということで課題が五つほど挙げられておりまして、大きな議会の役割というところで課題が整理されていると思うんですね。私は、やはり今回のこの委員会の中では、やっぱり自治基本条例の中に位置づけられる議会としての役割をきちんと確認して、そこのところをどう果たしていくのかというところを大きな項目で課題を整理して、それについてあんまり細かい具体に入らないで、それを実現させていくためにどういうことが可能かというところをこれから議論していきたいと。今、高野委員が整理してくださったこの五つの課題、基本的には議会としての役割をほぼ述べておられると思うんですが、まだここに付加するところについては、もう少し足していくということがあってもいいのかなというふうには思っています。例えば、課題を読んで、市民の代表機関としての議員の連携強化についてというふうに書いてあるんですが、やはり基本的に、じゃあ市民との連携をどう果たしていくんだというところを、例えば項目に加えてもいいのかなというふうにも思いますので、そこら辺も含めて皆さんからもう一度役割と課題の整理というのを少し大きなところでしていくといいんではないかなというふうに思います。
 
○山田 委員長  それじゃ、今五つの提起があるんですけれども、これ以外に具体的にお持ちの方。
 
○高橋 委員  これは前にも言ったんですけど、議会の権限というんですか、権能というんですか。ちょっと視点が違っちゃうのかなという気もするんですけど、かなり大きな視点になっちゃうかもしれないですけど、そういう部分、議会にどういう職務権限があるのかとか、そういう部分のちょっと整理というんですかね、義務というんですかね、議会ですね、議員という理解ですね。
 それともう一つは、議会として市民の苦情救済をどうするか。苦情救済というのは、総務省の方でやっているのは、オンブズマンをつくったらどうかというのが一つの提案にはなっているんですけども、オンブズマンのあり方についても、議会の中につくるオンブズマンというのも制度としてはやっているところはないですけど、できるということになっておりまして、そういうことも、ある種、公聴会の中でそういったことをやっていこうというようなことも一つの方法かもしれないし。大くくりとして市民の苦情救済についてという議論をしたらどうかなと。
 もう一つは、これは高野委員の1番でまとめていただいているのに近いんですけれども、議会広報についてというんですかね。だから、これ公開に近いのかなとは思うんですけども、広報ってもう少し能動的な、議会でやっていることを伝えていくというんですか、そういうことも一つの。広報委員会ありますけども、今やっていることを含めて拡大していくような。一応その3点です。
 
○山田 委員長  1点目の議会の権限なんですが、この前ちょっと納所委員からも話が出たかと思うんですけどね、いわゆる自治法上で決められている部分、権限というところであって、条例の制定から始まって、予算の審議だとか、決算の認定だとか。ある枠組みが決められておるんですけど、そことの関係というのはどういうふうに整理しておけばよろしいですか。
 
○高橋 委員  どうでしょう。議論をしたらどうかなという提案だけで、特に今、自分の中で…。
 
○山田 委員長  そういうことですね。
 
○高野 委員  権限を強めるという意味ですか。権限を強めるという問題意識のもとに…。
 
○高橋 委員  何ていうんですかね、職務権限ということですかね。要するに例えば、刑事事件とか、そういうときって職務権限があるからだめですよとかって、そういうのがあるんですけども、職務権限がなかったらひっかからないとか、すごい具体的な話をして申しわけないんですけど、議員って案外職務権限がないですよ。だから、そういう意味では、例えば予算を通すとか、条例を通すとか、そういうのが職務権限の範囲だと思うんですね。あと、例えば、議長が固有に持っている職務権限とかというのはあるんじゃないかと。委員長がどうなのか、ちょっとその辺、私も整理できてない部分があるんですけれども、議会の中にどういう職務権限があるのか。高野委員が言ったように、強化するんですかと、もちろんそういうことだと思うんですけども、こういう部分ではもう少し権限を確立したらどうかとか、そういうようなことが、もし自治法を超えてできるようなものがあるかですよ。
 
○納所 委員  議会の権限ということも確認した上で、方向性としては、自治基本条例で議会に関して定めるべき内容は何かというような方向で、例えば議会の権限について、この部分をじゃあ基本条例でもきちんと規定すべきであるとか、これは議案に規定すべきものには当てはまらないだとかというような方向性で議論していったらどうかなとは思うんですよ。単に議会の権限だと、もう自治法で規定されている法の範疇で、法のエンクロージャーの中でどう動いていくのかという細かいところを見つけるんではなくて、自治基本条例との兼ね合いというものを視点に置いた議論というものならば、すごく方向性はわかるとは思いますよね。確認作業ではないわけですから。
 苦情救済とかいうのが、ちょっとよくわからないんだけれども、オンブズマン的なものを基本条例にのっけるということですか。それとも、議会としてそういったものを機能させていくということなんでしょうか。
 
○高橋 委員  先ほど二つ例を挙げたんで、それ以外にもあるかもしれないんですけれども、市民の苦情救済についてどうするかという国の方の審議会があって、その中では、各自治体にオンブズマン制度を、自治体オンブズマンをつくるべきじゃないかという、そういう答申が何回かにわたって出されているんです。これは、要するに本当に問題があって、自治法にかなうものであれば監査請求ができる。監査請求ができるほどじゃないんだけれども、市民で困っていること、それは市民相談室に大体行くんですね。市民相談室に行ってもらちが明かないと議員に相談したりするんです。それをだから、それは人それぞれやっているとは思うんですけど、市民相談室と監査委員会の間を埋めるような制度としてオンブズマン制度みたいなものが非常に有効じゃないかというふうに、そういうふうにされているんですね。これをだから、行政のオンブズマンとして設置することもできるし、議会の中にオンブズマンということを設置することもできるということにはなっているんですね。だから、それをやれということではないんですけれども、議論ですから、そういう議論もできますし、あと、我々が先ほどから言っているように地域に出ていって、直接その地域の問題を吸い上げてくるということも、ある種の苦情救済の方法でもありますし。そういう何か隠れたというか、それぞれ何か困っているものをどういう形で我々が橋渡しなり何なりできるのか、問題解決ができるのかというような意味で苦情救済。もしあれだったら、たしか総務省の委員会だったと思うんですけれども、3年ぐらいにまたがって議論して答申も出てますから、そんなものも資料として次回までにお出しするようなことはできますけれども。そんなのをちょっと見てもらって、議論のきっかけにしてもらえればいいかなとは思うんですけど。
 
○納所 委員  今、御説明いただいた内容よくわかったんですけど、少し項目的に小分類かなという部分もちょっと考えられるんですが、大きくくくるとして、それは議会というより議員の職務権限、もしくは議会がなすべきことというような分類になるんでしょうかね。
 
○高橋 委員  議会ということで、とらえ方としてはすべて。

 
○納所 委員  そうすると、いわゆる議会の役割、大前提の部分になってくると思うんですが、議会の役割として、もしくは議会のあり方という議論の中の項目として、今三つ提案された内容というのは議論できるのかなとも思いますけれども。
 
○山田 委員長  キーワードは議会でいい、議員というところではなくて議会、議会ということ。
                  (「はい」の声あり)
 ということであれば、高橋委員からの御提起については検討しようと、項目として挙げようと。
 
○納所 委員  議論の中身の中で、当然、提起された内容については議論すべきではあると思います。
 
○山田 委員長  わかりました。
 ほかの方どうですか。次回までとかという話ではないんで、まだ時間的にはとることは十分可能なので、きょう出なければもうありませんという世界じゃないんで、それは結構だと思うんですけど。きょうあれば、今後の進め方の中で事前検討するにしても、項目出しだけいただければと思っているんですけども。
 
○野村 委員  きょう冒頭ね、委員長から審査日程の確認をされて、比較的この内容に、比較的、無視されたわけじゃないんだけど、皆さんの意見でフリートーキングができた、これはすごく私は有意義なきょうは特別委員会だったと思うんですね。
 その中で、皆さんから今後の進め方についていろいろと御意見が出たと。それを参考にして、次回それをもとにまた、さらにこういったフリートーキングを深める場をもって充実した特別委員会にすべきかなと、こんなような気がしますので。いや実は、休憩時間の方がすごくいい話が出たと思うんですね。それらを再現をするようなこともちょっとしてもらって、さらに、きょう皆さんから出た議会のあり方かな、というものを、さらに次回、煮詰めてもらうような形にしていけば、比較的いろんなまた声が出てくるのかなと、こんなような気がしまして、ちょっと申し上げておきたいと思います。
 
○三輪 委員  整理の中に一つ加えていただけたらと思うんですけども、議会というよりも議員になるんですけども、議員の倫理規定みたいなものを、結構議会のあり方の中で議員は何とかというような話の条文みたいなのがあるところはあると思うんですけども、ちょっと倫理規定みたいなものを設けるとか何か、その辺は何かこれからの議論の中で一つにして入れていただけたらと思うんですが。
 
○山田 委員長  いかがですか、ほか。きょう差し当たりというところではございませんか。
 
○高橋 委員  ちょっともう1点。議会活動の支援体制についてみたいな、これ実は高野委員が整理していただいたのを見た中ではっと思ったんですけど、例えば、弁護士さんだとか専門家の人なんかを、これは一つの例なんですけれども、監視・検査機能のところを出していただいていますけど、実はこれって全部にまたがってくるような面があったり、そういう面では、一つそういう項目を挙げて議論をしていくと、ほかにも何かいろんな手だてが出てくるかもしれないですね。
 
○山田 委員長  じゃあ、追加としては、議会の権限ということと、あと市民の苦情救済という点と、あとは議会広報、議員の倫理規定、あと議会活動の支援という側面、そうした課題が今提起されましたけど。じゃあ、きょうのところはこのあたりにしたいと思います。このあたりというのは、課題という意味ではこのあたりにしたいと思うんですが、よろしいですか、それで。
 
○高橋 委員  先ほど休憩中に出た森川委員の何先生だか。
 
○森川 委員  神原先生。
 
○高橋 委員  神原先生の、あの資料と、あと私、前、調べればあると思うんですけど、前に事務局からもらったやつ、苦情救済の審議会の資料、総務省の方でそういうキーワードを入れれば出てくると思うんですけど。もし出なかったら、またちょっと昔の資料を引っ張り出しますけれども、あるかどうかちょっと調べていただいて、次回までにできれば皆さんに配ってもらいたいと思います。
 
○山田 委員長  じゃあ2点、今、資料の確認ということだったんですが、一つは苦情処理について、高橋委員の方から事務局の方に御請求があったというもの、あるいは高橋委員が今お持ちのものの中で、その資料をお出しいただくと。あと森川委員でよろしいでしょうか。
 
○森川 委員  神原先生の持っていますから、もしあれだったらお持ちします。
 
○山田 委員長  じゃあ、それをちょっとそろえていただいて、事前に配付いただくということで御提供をいただければありがたいんですが、よろしいですかね、それじゃ、一度目を通していただいて、また委員会に臨んでいただくと。いいですか。
                  (「はい」の声あり)
 それでは、ちょっと最後の日程の云々。
 
○高野 委員  中身についてじゃないんですけど、そうすると、スケジュールについてはどういうふうにするかという点については、休憩中の有意義な議論もありましたけども、この小分類にのっとったスケジュールは、そこについては修正という言い方が正しいかちょっとわかりませんが、手直しをするということでいいですか。
 
○高橋 委員  これね、この小分類でちょっとお互いに探り合いながらやってきましたけど、その結果、高野委員が、こういう分類の資料を出してくれたと思うんですよ。最終的には、高野委員が言うような形でまとめるにしても、今は議会の部分だけですから、とりあえず進め方としては、一応これをベースにして進めていく中で、最終的にまとめるときには、また意見出し合って、もう少し大くくりなまとめ方をしていくというんですか、そういう形でどうでしょうかね。最初からまた、じゃあ行政について大くくりのテーマ出しましょうといっても、なかなか出てこないと思うんです。
 
○高野 委員  今、高橋委員がおっしゃったように、私はね、だから何ていうんでしょう、議会については、またこれ今、皆さんが意見を出されたような方向でまた進めていけばいいと思うんですけど、行政に入ったとき、また地方自治法、国、県、市、政策形成、ルールって議題にされたら困ると言っているんです、私は。そうではなくて、そこもまた大きな課題を出して、それを明確にしてからいろんな具体的な議論をしましょうという提起をさせていただいたので、終わるスケジュールのところはいいんですよ、3月までに終わると、例えば3月までに課題を抽出、議論して4月に整理しましょう。そのゴールはいいんだけど、分類の仕方については、きょうの議論を踏まえて変えていくというか、より発展的にしていくというか、そういうことでよろしいですねという意味で聞いたわけです。
 
○高橋 委員  それは、私いいとは思うんですけれども、何かじゃあ、高野委員の方から、じゃあ行政についてはこんなぐあいでまとめたらどうですかというたたき台を出してくれれば、議論としては話しやすいんですけど。ないと、じゃあ会派に戻ってまた出してというと、かなりやっぱり時間もロスしていきますし。何かこういうまとめ方じゃなくてこんなんでどうですかというんだったら、出してもらった方がいいと思うんですよね、議会みたいにね。そうすれば、じゃあこんなこともちょっと視点としてふやしてやりましょうよということも議論できますし。
 
○高野 委員  いや、それはだから、今示さなくて、またそれを、そのときになれば、またみんなで話し合ってやることにおのずとなるだろうと思います。きょうみたいな話を行政のときはまたやるんですよ。市民のときもやるんですよ。そういう私は進め方がいいんじゃないかという意味で言っているわけです。今から提起しても、今、議論するわけじゃないですから、そのことについて。だから、きょうみたいなことでやっていきましょうということでよろしいですね。済みません、こだわるつもりはないんだけども、一応。
 
○山田 委員長  皆さんそれでアグリーされるようですので。
 じゃあ、きょうの議論をベースに、次回、この課題についてはどうしますか、1番からやる必要もないとは思いつつも、あるいはもう片づいているというか、ある方向性でもう議論してきたものもありますので。ちょっとそこは取っかかり、皆さんの方から、こっち先にやってよというような話があれば、そこをまず求めます。ですから、それまでにちょっともう一度、検討をお願いしたいと思います。
 それで、ちょっと日程の1、2、3あたりは、これから先、また議論する話になると思うんですが、パブリックコメントについてですね、先ほど議会とパブリックコメントの関係とか、あるいは広報のあり方とか、公聴のあり方とか、そういったところでの視点でこのパブリックコメントを扱うんであれば、そのときに話をしますし、行政側でというような話になると、また若干違う視点になるんですが、そのあたり特にこだわらないですか。いわゆる議会として、これに対してどういうふうに対応していくのよみたいな、そういう視点で議論するという位置づけであれば、また、次回でも十分これは協議できるんですが。
 
○高橋 委員  何か出すタイミングの問題、12月じゃもう出ないよということで、じゃあ12月にやれば間に合うねということだったんですけども、実際どうなんですか、やりとりしていて。
 
○森川 委員  結局やりとりしていて、私は要綱で出すっていう話がちらっとあったんですけど、いかんせん要綱はないでしょうという話をいろいろしていた結果、結局要綱ではなくて、もう一度ちょっと考えてみるという方向性になったので、6月ぐらいまでに時間がちょっと延びそうなので、時間は結構ありそうです。
 
○三輪 委員  条例にすると、パブコメ条例のまたパブコメしないといけないって、それもあるんで。
 
○山田 委員長  じゃあ、日程第1はそういうことで整理します。
  ────────── 〇 ─────────────────── 〇 ──────────
 
○山田 委員長  日程第2については、一応、先ほど来の議論の中で整理尽くしたというふうに理解していますので、日程第2については、特に協議しなくてよろしいですね。
                  (「はい」の声あり)
  ────────── 〇 ─────────────────── 〇 ──────────
 
○山田 委員長  じゃあ、その他ですが、特にございませんか。
                  (「なし」の声あり)
 じゃあ、次回の日程確認に入ってよろしいですか。
 じゃあ、ちょっと休憩させてください。
               (12時06分休憩   12時09分再開)
 
○山田 委員長  再開します。
 次回の開催の日程ですが、1月23日午前10時、場所は第1委員会室にいたしますので、よろしくお願いいたします。
 特にございませんかね。
                  (「はい」の声あり)
 わかりました。じゃあ、どうもきょうはありがとうございました。
 以上で本日は閉会した。


 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   平成18年12月22日

             自治基本問題調査特別委員長

                       委 員