○議事日程
平成18年10月13日議会運営委員会
議会運営委員会会議録
〇日時
平成18年10月13日(金) 10時00分開会 11時27分閉会(会議時間 1時間06分)
〇場所
議会第1委員会室
〇出席委員
野村委員長、久坂副委員長、本田、渡邊、前川、三輪、小田嶋、高野、藤田の各委員及び森川議員(代理)、並びに伊東議長、中村副議長(石川委員は欠席)
〇理事者側出席者
なし
〇議会事務局出席者
石井局長、磯野次長、福島次長補佐、小島次長補佐、原田議事調査担当担当係長、鈴木議事調査担当担当係長、久保担当書記
〇本日審査した案件
1 伊東正博議員について
〇審査内容
開会後、会議録署名委員に小田嶋委員を指名した後、委員長から、石川委員が所用のため欠席する旨の届け出があり、代理者として森川議員が出席していることが報告され、これを了承した。次に事務局から、タウンニュース社から取材したい旨の申し出があることの報告があり、協議した結果、これを認めることとした。
ここで一たん休憩した。
(10時02分休憩 10時03分再開)
再開後、委員長から、本日は9月28日開催の当委員会で確認したとおり、伊東正博議員についてを協議するので、除斥規定により伊東議長は出席していないことの報告があり、これを確認した。
以下の日程に沿って次のとおり審査を行った。
1 伊東正博議員について
(主な内容は次のとおり)
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○野村 委員長 伊東正博議員についてでありますけれども、本件については9月28日開催の当委員会で、9月4日及び9月5日開催の観光厚生常任委員会協議会の速記録を前回配付いたしました。これのきょうは取り扱いについて御協議を願いたいと思います。会派の皆さんから、この速記録の取り扱いについて御意見をお伺いいたしたいと思います。
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○藤田 委員 取り扱いについてってどういう…。議事録の取り扱い。
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○野村 委員長 そうです。
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○藤田 委員 意味がちょっと理解できないんですけど。前回、観光協議会の質疑のもとに、今これ議運でその後の協議をするということで確認されていると思うんですけど、この取り扱いというのは。
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○野村 委員長 というのは、いわゆるこれをもう皆さんにこの前、配付しましたので、これをもう十二分にお読みいただいたと思いますね。この問題について、それでは今後の進め方、これを読んでいただいてどう今後進めていくということをきょう皆さんにお諮りをしたいと。
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○藤田 委員 そうしますと、これは最終的に校正された正式な議事録ではありませんよね。とりあえず協議会の議事録を出していただいたということで、これを参考資料にしてきょう進むということでよろしいんですか。
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○野村 委員長 そうですね。
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○藤田 委員 はい、了解しました。
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○野村 委員長 どうぞ、お声を出していただきたいと思いますので。
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○渡邊 委員 私、前回の時にも申し上げたんですけれども、やはり今こういう要望書が出た中で、伊東議員の方から状況について、私釈明という言葉を使ったんですけど、そうじゃなくてこれに関する説明をいただいたらいいかなと。あと質疑に関しては、そのときにするのか、それともその後に取りまとめてやるとか、その方法についてはまた話し合ったらいいかなというふうに思っておりますので、とりあえず議員の方に御説明いただくということがいいかなというふうに思っております。
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○野村 委員長 説明を受けた方がいいと。共産党さん、いかがでしょうか。
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○小田嶋 委員 御本人から説明したいという申し出があるのかなと思っておりましたので、まだないようなので、求めるということで、その先についてはまた協議を。
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○野村 委員長 とりあえず来ていただいて、説明を受けたいということでよろしいですか。
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○小田嶋 委員 はい。
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○野村 委員長 本田委員、いかがでしょうか。
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○本田 委員 結構ですよ、同じで。
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○野村 委員長 藤田委員は。
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○藤田 委員 了解です。
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○野村 委員長 ネットさんも。
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○三輪 委員 同じです。
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○野村 委員長 同志会。
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○前川 委員 はい。
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○野村 委員長 それでは、皆さんが伊東議員の説明を受けるということで、ここにお呼びするということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
では、そのようにさせていただきます。
質疑方法についてなんですけれども、伊東議員は今来てはおるんですけれども…。
どうなの、それは確認した方がいいの。
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○事務局 まず、御本人がいるかどうかちょっと確認させていただいて、議員なりの御説明と御理解でよろしいのか、その旨お伝えして、本日ということでよろしいのかどうか、ちょっと確認を。ちょっと休憩をいただければと思いますので。
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○野村 委員長 では暫時休憩いたします。
(10時08分休憩 10時14分再開)
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○野村 委員長 再開をいたします。
本人の確認ができました。即ここに来ていただけるという今お約束をいただきましたので、それで伊東議員をここに呼んで説明を聞くという形でよろしいですか。
(「はい」の声あり)
それでは、そのような形にさせていただきます。それでは伊東議員お呼びいたしますので、暫時休憩いたします。
(10時15分休憩 10時16分再開)
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○野村 委員長 それでは再開をいたします。
伊東議員につきましては、本日大変お忙しいところお呼び立てして申しわけございません。議運で伊東議員に事実経過の報告を聞こうという総意になりましたので、大変申しわけございませんけれども、伊東議員がお話をしていただいて、その後またどうするかはまた皆さんで話し合いたいと思いますので、事実経過だけお話ししていただければありがたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
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○伊東 議長 9月定例会の前に私のかかわりました問題で、この議会の中で取り上げられておりまして、本日も皆様方には大変貴重なお時間を費やしているということを申しわけなく思っております。それと、この議会運営委員会の中で私なりの説明をさせていただくお時間、機会をお与えいただいたことに対しまして感謝を申し上げます。
それでは時系列的に説明をさせていただきます。間違えるといけないので、ちょっと日にち等のメモをつくっておりますので、それを見ながら説明をさせていただきます。
まず、株式会社キャドセンターと私との関係、それからキャドセンターが鎌倉市に対して業務委託のことを働きかけました件に関しまして、まず説明をさせていただきます。それから次に、私とサンエイテレビ株式会社との関係につきまして御説明をいたします。この大きく2点に分けて時系列的にお話をしたいと思います。
まず、平成14年の10月だったと思います、株式会社キャドセンターに私の小学校時代の友人がおりまして、そこから連絡が入りました。この内容は、その会社が開発をしている三次元ナビゲーション、これを使いまして鎌倉の観光案内のシステムを提案したいということであります。その時点では鎌倉市の観光業界の中でそういった観光案内に興味のありそうな人を紹介していただけないかというのが依頼の内容でございました。このキャドセンターというのは、この三次元のナビゲーション、要するに三次元映像の分野では日本でトップクラスの企業であります。私が最初に見せていただいたのは長谷にあります大仏、これを三次元映像に置きかえましてテレビ画面の中でいわば前後左右、斜めからあるいは上から見られるように、一つの大仏様をさまざまな角度から見られるように映像の中で映し出すと。と同時に、当時あったと思われる大仏殿の復元、これもその分野の先生に依頼をされたんだと思いますけれども、その復元図も同じようにこのシステムを使いまして映像化をしてある、そういったものを見せていただきました。それと、佐倉市にあります国立の歴史民俗博物館に、これは皆さんも御存じだと思いますけれども、鎌倉市の中世の復元絵図があるんですが、それも映像化いたしまして、それも同じように立体的に見せるというものを持っておりました。私は後から、これはこのキャドセンターの担当者から聞いた話ですけれども、鎌倉市が現在、教育委員会の方で進めております永福寺から発掘された遺物を、これも三次元映像の中で展示する、いわゆるナビゲーション美術館というんですか、そういったものを今立ち上げておりますけれども、そこを携わっております湘南工科大学の教授の方からも、このキャドセンターが持っておりますレーザー測定器、これの購入、もしくは利用をさせていただけないかという依頼も来ているという話でありまして、この業界でトップクラスの企業だというふうに私も認識しておりました。
そういったこともありまして、このキャドセンターからの依頼を受けて、鎌倉市の観光協会の理事の方に、理事会の後ででもいいからこの観光案内に使えるかどうか、今持っている映像をいわばデモンストレーションという形で理事の方たちにお見せして、何らかの利用方法がないか、御相談をさせてほしいということでお願いをいたしました。そこで平成14年の11月6日に観光協会の理事会が開かれまして、その後、理事会の後の時間を使いまして、このキャドセンターからの担当者とスタッフを紹介させていただきまして、観光協会の理事の方々に三次元ナビゲーションを使った観光案内のデモンストレーションを行っていただきました。その反応でございますけれども、理事の方の中には大変興味を示された方もいらっしゃいましたが、何せ費用のかかることでありますので、費用の点でなかなか前へ踏み出すことは難しいと、そういう御意見が大半でございまして、積極的に取り組もうというそういう結論は得られないで終わりました。
そうこうしているうちに、同じ年の12月のもう暮れも押し迫ったころだったと思いますけれども、このキャドセンターの担当者から再度連絡がありまして、総務省が現在地域情報化モデル事業交付金、いわゆるe−まちづくり交付金、こういう事業を立ち上げようとしていると。鎌倉市が申請すれば国の予算でこの三次元による観光ナビゲーションの実証実験が可能であると。まずそういう可能性があるという連絡をいただきました。私も観光協会との関係で、費用の点でなかなか踏み出せないということもありましたので、鎌倉市の観光政策を進めていく上では、やはりこの実証実験をやって見る価値があるだろうと。しかも国の助成制度が使えるならば大変ありがたいことだろうというふうに思いまして、早速鎌倉市の企画部に、こういう制度があるのかどうかという調査をお願いをいたしました。確かにそういったものが現在進められていると、ただしこれは企画部が所管することではなくて、あくまでも原局から手を挙げていただく必要があるという趣旨の回答をいただきましたので、観光課を所管しております市民活動部長の方にこのキャドセンターの担当者を紹介したいという連絡を入れました。
年がかわりまして、平成15年1月8日、市民活動部長部長室にこのキャドセンターの担当者とスタッフの方をお連れいたしまして、地域情報化モデル事業交付金、これを利用した観光ナビゲーションシステムによる実証実験を検討したらどうかということで、キャドのメンバーを紹介させていただきました。私はそこまで紹介をした後、あとは役所の方の判断にかかわることでございますので、一応退席をさせていただきました。
この中で、ただ、この総務省の助成制度を利用するには、平成14年度中に補正予算を計上するということが求められていると。それをするには2月の定例会に補正予算の議案を提案しなければならないと。かなりタイトなスケジュールになるということについてはお聞きをしておりました。
そこで、あとはキャドセンターが鎌倉市をどう説得するかということにかかったわけですけれども、それの作業が恐らく進んでいたんだろうと思います。私は立ち会っておりませんのでわかりませんが、進んでいたと思います。
そうしましたところ、1月15日にこのキャドセンターの担当者から私の方に連絡が入りました。市民活動部との打ち合わせの中で出た話であるけれども、技術面での作業というのは、これは株式会社キャドセンターが処理できるんだが、問題はこの地域情報化モデル事業交付金、これを利用するための要件として、鎌倉市の本社のある中小のIT企業が参画をしていること、またITの人材を新規雇用してその創出を図るという必要があると、要綱にあるということが市民活動部との間の打ち合わせの中で確認をされたと。これがないと手が挙げられないということだったと思います。そこで、キャドセンターの担当者が私に、鎌倉市内に本社のある中小IT企業の中で協力をしてくれるところがないかどうか、あるとすれば紹介してほしいという連絡がありました。私も余りITの中小企業の業界については詳しくありませんで、どうしたものかと思っておりましたんですが、1社思い当たるところがございまして、これは以前から親交のありますサンエイテレビ株式会社というのが手広に本社を置いておりまして、その事業はほとんど東京を中心に行っているんですけれども、確かに本社は鎌倉市の手広に置いてあると。これは社長さんと親交がありましたので、以前にお聞きしていたことなんですけれども、鎌倉市に対する大変強い思い入れがあるということで、本社はどうしても鎌倉市に所在しておきたいと。自分が社長である限りはそうしたいという意向で、本社機能は鎌倉市に置いてあったということを聞いておりましたので、この企業であるならば、もしキャドセンターと協力関係が持てるのであれば、私が責任を持って紹介する会社としてふさわしいと思いましたものですから、このサンエイテレビ株式会社を株式会社キャドセンターに紹介することにいたしました。そこで技術スタッフがおりますのは東京の江東区にあります東雲というところに東京事業所がありますので、そこで面会をしたいという申し入れを1月15日の時点でお願いをして、アポイントをとりました。そして、翌1月16日に伺うことになったわけであります。その東京事業所の方に伺うことになりました。
若干説明を申し上げますと、このサンエイテレビ株式会社というのは社名からしてテレビ屋さんのように思われるかもしれませんけれども、単なるテレビ屋ではございませんで、大手の電機メーカーのもとでかなり優秀な技術力、スタッフを抱えている会社であります。国際的なスポーツイベント、例えばオリンピックであるとか、サッカーのワールドカップであるとか、そういった海外でのスポーツイベントに社員、スタッフを派遣いたしまして、そこでの映像、そして音響、そういったものを現地から日本に配信するという、そういった仕事をしておりました。また政府のODAの絡みで発展途上国に建設する学校の語学教育のための設備の設置、あるいは国内で行われます万国博等で大型の、大規模なスクリーンへの映像の投写設備、そういったものを現地に設置して、そしてそれの保守管理を行うというようなことをこの大手電機メーカーのもとでしている会社であります。したがいまして技術力はあるというふうに思いましたけれども、何せキャドセンターの方は自分のいわゆる知的財産をその会社と一時期共有することになりますし、それからサンエイテレビ側の方にもいろいろな事情があるだろうから、その辺は御紹介をして、あとは両者の協議にゆだねるしかないなというふうに判断をいたしました。
1月16日、サンエイテレビ株式会社の東京事業所におきまして、サンエイテレビ側の専務、常務及び技術スタッフとキャドセンターの担当者並びにスタッフを引き合わせまして、今までの経過、経過といいますのは総務省のこの助成事業、助成制度に対する委託事業、これに対する協力の依頼を私の方からサンエイテレビ株式会社側にいたしまして御紹介をしたということでございます。あとは企業間での問題ですので、当事者間の協議に任せまして、私が先にその会社を後にさせていただきました。
その日のうちだったと思いますが、キャドセンターの押木という参与なんですが、担当者からサンエイテレビ株式会社の協力が得られそうだという連絡をその日のうちにいただいたというふうに記憶しております。
大変私にとりましては思わない展開になりまして、キャドセンターがこの事業を最後まで全うするものだと思っていたんですけれども、ここで鎌倉に本社のあるサンエイテレビ株式会社というのがこの事業に参加をしたと、加わったということが確認できましたので、この実証実験が実現するかどうか大変気になりましたけれども、私の議員としての立場からこれ以上市の担当者との接触、もしくは要請は一切してはいけないことだというふうに思いまして、それ以降全く担当者とは接触をしておりません。市の方の担当者とは接触をしておりません。
その後の経過につきましては、観光厚生の協議会の中でも原局側の方からるる説明があったと思います。1月20日、神奈川県の企画部の情報システム課というところに応募の手を挙げたとか、あるいは2月28日、交付金の内示であるとか、そういったものはその後の経過の中で私も後から知ったわけでございますし、議員としてその都度、議会での議案という形の中では報告を受けてはおります。
それが私、キャドセンターとの絡みの中で今回の事業に対する説明をする内容でございます。再度申し上げますけれども、確かにキャドセンターを鎌倉市の市民活動部の方に引き合わせたということは事実であります。それから、キャドセンターの依頼を受けてサンエイテレビ株式会社というのをキャドセンターに紹介したということも事実であります。ただ、サンエイテレビという前から私の親交しております会社がこの事業に加わったということになったので、それ以降は一切原局との接触を持たなかったと。これは私なりのけじめのつけ方だというふうに思っております。
次に、サンエイテレビ株式会社と私との関係について御説明を申し上げます。今回この問題で、私がサンエイテレビ株式会社の非常勤役員をしていたということについて御説明を申し上げます。
サンエイテレビ株式会社というのは、その業務が、先ほどもちょっと説明いたしましたとおり、ある特定の大手の電機メーカーとの業務提携、業務依存というのが非常に大きい会社でございまして、これをどうにか解消をしていくというか、改善をしていきたいという意向を社長並びに役員の方たちが持っていらっしゃいました。1社に依存度が大きいとそこに振り回されるということが現実的にあるわけでございまして、そういう意味から他の業種、他の業界との関係、提携というものも模索していきたいということでありました。そこで今回キャドセンターを紹介をしたと、新しい三次元映像という分野へのかかわりというものを紹介させていただいたということで、非常にサンエイテレビ側の方からは、今後の会社の進むべき道の中で一つの選択肢があるのかなというふうに判断をされたと思いまして、非常に関心を持っていただきました。そこで、サンエイテレビの幹部社員への啓発活動であるとか、非常に技術者集団なものですので、社会的見地といいますか、社会的視野というものがどうしても狭くなりがちだということで、そういった社会を見る目を養っていかなければならない、そういった意味での社員教育の手伝いをしてほしいということの依頼がありまして、私の記憶ですと2月の上旬に非常勤役員への就任依頼がありました。私の方も以前、本社が鎌倉市の手広にあるということで、社長あるいはその他の役員の方とも懇意にさせていただいておりましたので、そういう形でお力になれるんだったら私も何らかの私なりの努力をさせていただきたいということでお引き受けをいたしました。
原局からの報告の中で、1月21日に非常勤役員への就任ということになっていたという報告がありましたので、私も1月21日と思いましてですね、サンエイテレビの方に確認をいたしました。これはサンエイテレビという会社の中の社内規定がございまして、1カ月をその月の21日から翌月の20日までという区切り方をしているということだそうです。したがって、2月のたしか上旬だったと思いますが、非常勤役員就任の依頼がありましたけれども、1月分さかのぼって1月21日からその役職についていたという形で、役員の給与を御支払いをしたということだそうでございます。したがいまして、私も1月20日に県へ手を挙げて、21日に役員就任というのは随分でき過ぎた話だなと思ったんですけれども、そういうことで多少のずれがございます。
したがいまして、私の方はそういうことでお引き受けしたのは、私の認識では2月の上旬だったというふうに思っております。したがって2月20日で一応締めて、3月5日に給与が振り込まれていると、そういうことでございます。当初その社員教育のお手伝いということで始めましたけれども、その途中からちょっと仕事の内容が変わりました。実はですね、これは当時の社長、今現在は会長になっておりますが、その方がパーティーの中で自分からお話になっていることですから、本当は個人情報なんでしょうけれども、あえて触れさせていただきますが、その年の7月、平成15年の7月だったと思います。実は健康診断で肺がんの疑いありという社長が宣告を受けまして、それで従業員100人からの会社ではありますけれども、かなりオーナー企業的なところがありましたもので、経営移譲ということを真剣に考えざるを得なくなりまして、御子息が常務でおりましたので親から子へのバトンタッチではありますけれども、それを早期に進めたいと、そういう話になりました。おかげさまで、当初の医者の見立てはがん検までいきまして、その疑いなしということで晴れたんですけれども、もう経営移譲の話が進行してしまいましたので、そのままそれを進めることにいたしました。そのときの社長側、現在の会長側でいろいろと相談に乗っていったというのが、その年の夏からそういう状態になりました。幹部社員、どこにもありますけれども、前からいる方から、今度は新しい新社長になるについて若手の登用、そういったようなものの引き継ぎ、それらについてはかなり心を悩ませておりまして、その都度当時の社長の方といろいろ相談相手になりながら、私も役員の方たちふだんから社内研修とか、あるいは懇親会とかでよく面識がありましたものですから、そういったようなことの相談に乗らせていただきまして、どこまで力になったかわかりませんけれども、スムーズに経営移譲、バトンタッチができました。そういうこともありまして、実は平成17年いっぱいで、ほぼ新社長のもとへの新しい体制づくりができたということになりまして、それをもちまして、私が就任したのは前社長のときに非常勤役員になりましたもので、完全の新社長、息子さんの方にバトンタッチができた時点で、社の方からこれで一応一段落つきましたということの報告があったものですから、そこで非常勤役員をおろさせていただいたということでございます。
したがいまして、平成15年の2月から平成17年の12月20日まで35カ月間にわたりまして非常勤役員を務めていたということでございます。業務の内容は、先ほど申し上げましたように、当初は新分野への社員教育、社会性の啓発ということから始まりまして、次は世代交代へのアドバイスというような内容でございました。
今回この事業につきましては、サンエイテレビ株式会社は非常に協力的にこの実証実験をするために、言ってみればかなり無理をしておつき合いをいただいたというのが実情でございます。と申し上げるのも、ほとんどこのキャドセンターがシステム開発、あるいはコンテンツの制作、そういったものはもともとキャドセンター側がする仕事でございまして、サンエイテレビの方はわずかに実証実験の運営管理の一部を担ったと。早い話が鎌倉市内で2カ所置きましたデモ用のテレビ画面の設置、そして管理、そういったものを中心に、当時の市民、観光客の反応を報告書にまとめていくと、そういうような仕事の部分をサンエイテレビがしていたということでございます。
そういうことで、私はサンエイテレビという会社がこの実証実験をするに当たって非常に協力的に動いてくれたことに感謝をしております。ただ、この新しい技術分野と連携がとれたと、サンエイテレビ側がそういったところに一つの足がかりといいますか、新しい波に接触、触れることができたということは大きな収穫であっただろうし、このことは地域情報化のモデル事業、この助成制度の趣旨とも合致したのではないかなというふうに思っております。全国各地で多くの市町村がこの制度を使って手を挙げたと思いますが、IT関連の事業、このノウハウ、あるいは知的財産につきましてはほとんど東京中心の大手の企業が持っておりまして、それをどう利用してどう地域のためにそれを使いこなすかという部分が、言ってみればこの制度の大きな趣旨でございますので、その意味では決してこの実証実験はむだではなかったなというふうに、私なりには思っております。
以上、大変雑駁でございますけれども、私なりの経過の説明をさせていただきました。この程度でよろしいかどうか、これは皆様方の御判断にお任せいたしますけれども、当面私の方から御説明する内容はこういうことでございますので、よろしくお願いをいたします。
以上でございます。
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○野村 委員長 それでは伊東議員、すいません、ありがとうございました。
伊東議員退席をしますので、暫時休憩いたします。
(10時47分休憩 10時48分再開)
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○野村 委員長 再開いたします。
改めて質疑を行うかどうかということなんですが、今の説明を受けて、皆さん方どういたしますか。ちょっと御意見をお聞きしたいと思いますけれども。皆さんの中で疑問点が残って、再度質問したいということがあるのか、再度呼んで質問するか、また改めて項目をまとめてそのことについて質問するか。そのようなことがあるかなと思いますけれども。
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○本田 委員 いろいろですね、内容的に、例えば平成15年2月から平成17年の12月20日までということ、非常勤役員をされてということはわかったんですが、原局では月20万、35カ月で700万ということをですね、原局は言っているんですけども、その部分に関して、金額に関しては今触れられていなかったように思うんですね。それも含めてなんですけども、これは正式な会議録というかね、あれでなくても、この前の協議会の速記録でもいいんですけど、私も今一応ばっと聞きながら書いているんですけど、これお聞きするに当たって間違えちゃいけない部分もありますのでね、できれば速記録というのかな、会議録じゃないけど、正式なやつじゃなくてもいいから、それをちょっと上げていただいてですね、それをちょっと、そうすれば私が聞き漏らした部分もあるやもしれないし、何せ間違えてはいけない部分もありますからね、それをちょっとまず上げていただきたいなというふうには思うんですけれども、いかがでしょうか。
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○野村 委員長 ということは、今、伊東議員が事実経過を説明していただきました。その事実経過について、一連の流れを速記録にしたものをいただきたいと、こういうことでよろしいですか。
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○本田 委員 一応書いてはいたんですけれども、ちょっと、余り能力にたけたものではないですから、ちょっとそういう速記録があれば、私も間違えた御質疑も失礼に当たりますからね、その方がよろしいかなと。できれば。
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○野村 委員長 今、事実関係やった速記録が欲しいと、こういうことですね。
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○本田 委員 そうです。それをいつつくっていただけるか、それはすぐはね、なかなか難しいとは思いますけど、それちゃんと適宜つくっていただいて、それで配付していただければ、その後にそういう機会をいただければありがたいなと、私はそう思っています。
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○野村 委員長 ということは、速記録が届いて、その後質疑をしたいと、こういうお考えですか。
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○本田 委員 これは何ですか、私事といいますか、来週は観光厚生の視察、それから上田市の姉妹都市視察とか、そういうのがちょっと月火木金となっちゃいますから、きょうはそれで、これから今週もありませんから、ちょっと時間的にね、それぞれの皆さんのあれもありましょうから、それは協議していただくとして、まずはそういう形で進めていただければ私はありがたいというふうに思っているんですけど。
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○野村 委員長 ほかに。
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○渡邊 委員 速記録はどのくらい時間がかかるのか。
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○事務局 委託に出しますと時間、日数がかかりますので、事務局で対応するつもりでおります。ですから例えば次回日程的なことを決めていただければ、それまでに事務局で粗原稿といいますか、速記録ですけども、おつくりすることは可能です。ただ、きょうじゅうにとか、月曜日じゅうにということはちょっときついかなということはありますけれども、自前でやるつもりでおります。
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○野村 委員長 そういうことだそうです。ほかに何か考え、別な御意見があれば。
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○小田嶋 委員 観光協議会で、速記録の中でいろいろ説明がされているんですが、それの裏といったらいいのか、その資料もこの場で要求してもよろしいんでしょうか。例えば、14年12月閣議決定され、総務省から各商工会議所へ通知が出されているというふうにあるんですが、その通知文をいただけるものなのかどうなのかとか、それから、このe─まちづくり交付金、または地域情報交付金、これの要綱というんですか、条件とか、先ほども伊東議員さんが説明されている条件がいろいろ付されているんだというものの文書というか、その資料。今読んだところでは、そういう2点くらいなんですけど。
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○野村 委員長 それはどうなの。今、共産党さんからもお話がありましたけど、その資料をいただくということで、皆さん御協議願いたいんですが。
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○小田嶋 委員 もう一度いいですか。観光協議会の速記録の中に出てきている閣議決定で、総務省から各商工会議所に交付金の制度ができたから利用するようにという通知が出されていると観光課長が答弁されています。その通知文。2点目は、先ほども交付金を使う条件、要件というものがあるんだという説明がありましたけど、その文書を。2点。
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○野村 委員長 今お話がありましたけど、そういった書類、あるのかな。
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○石井 局長 要綱はあります。
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○野村 委員長 要綱はあるわけね。なんか要綱はあるようなんですが、そういった文書を別要求されましたけど、いかがいたしましょう。この委員会でいただくか、いろいろあると思いますけど、どうしましょう。
欲しいということで、それでは原局にお願いしてよろしいですか。
(「はい」の声あり)
では、そのように確認をさせていただきます。
あとは何か、公明党さんの方の御要望は特にありませんか。
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○藤田 委員 はい。
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○野村 委員長 ネットさんはいかがですか。今事実関係の経過を説明していただきましたけど。
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○森川 委員 ちょっとそのまちづくり交付金のことで、この前の観光厚生のたしか常任委員会のときには、伊東議員から問い合わせがあって確認したという話はなかったと思うんですよ。ちょっとそこのところを企画に確認したいなというふうに思っているんです。この前のたしか説明だと、通知があってそういう交付金があるということで、各課にこれを使って業務ができないかというふうに情報を流して、そうしたら市民活動課から行革からも上がってきたという話で、ちょっと説明が食い違うのね。だから、ちょっとそこのところは企画に確認したいです。
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○野村 委員長 企画に確認をしたいと。確認方法はどうしたらいいですか。ここへ呼んで。
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○森川 委員 呼んでもいいし、そのときにはどうであったかという、ともかく事実経過、原局がこの前報告した内容と今伊東議員さんが言われた内容が食い違っているように思うんですよね、だからそこの確認。だから別に次回で結構ですけれども、原局にでもそこのところは改めて確認していただいて。
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○野村 委員長 原局を委員会で呼ぶ場合、また確認をしませんとね、議長を通してお願いしないといけませんので。
ちょっと暫時休憩します。
(11時00分休憩 11時02分再開)
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○野村 委員長 再開します。
森川委員からお話がありました件につきましては、企画の方に再度確認をして森川委員の方にお伝えをするということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
ではそのように確認をさせていただきます。この場で報告と。それについては次回というお話でよろしいですか。
(「はい」の声あり)
それでは、皆さん方から今後の進め方について御協議を願いたいと思いますけれども、御意見ございましたら。
具体的に皆さん方、こうしてほしいとかいう御意見がございましたら、皆さんで協議をしながら今後の進め方を決めていきたいと思っています。
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○小田嶋 委員 本田委員が言われたとおり、速記録を起こしたものをいただいて、それで伊東議員に再度おいでいただいて質疑したいものがあるのかどうか、そういう検討をさせていただくということで、きょうはこの程度でということではないかと思っています。
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○野村 委員長 今、小田嶋委員からお話がありましたけれども、とりあえず速記録を皆さん方にお配りをして、今後それを見て、どうやるかは次回の議運の中で決めていきたいと、こういうお話ですけれども、そんな進め方でよろしいんですか。
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○本田 委員 それでおおむね結構なんですけどね、私の場合は、先ほども申しましたとおり、原局ではそういう月20万、700万ということは、観光課長から御答弁がありましたけれども、片一方の伊東議員の方からはそのお話をいただけませんでしたので、その部分だけでも確認をさせていただく部分がありますので、読んでからというよりも、とりあえず次回のときには質疑をさせてというか、どういう名称のあれになるかわかりませんけど、お尋ねになるのかもわかりませんけど、そういう部分の、次回の日程を我々が決めても、いや、ちょっと議長は公務のためにいませんでしたということだけはちっょと避けていただきたいなというふうには思っています。
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○野村 委員長 今、本田委員からありましたけども、その辺のところも含めて、次回伊東議員に説明を願いたいということですので、質問事項についてはいかがいたしますか。本田委員、一つに絞るのかね。こういうことについて聞きたいよと本人に言うのか、その辺も含めていかがですか。
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○本田 委員 その部分は、今これは言われていないなという、これは物理的なものですけれども、あとは速記録が出てですね、どういうものがちょっと出てくるかわからないですけど、私が聞き逃した部分もあるやもしれませんから、そればかりは、今これについて、これについてという細かい指摘といいますかね、そういうのはしかねますので、できれば、本来特別委員会であれば委員長の総括質問があって、これは基本の総括の質問がありますね。その後、各委員の個別の質疑というのがありますよね。これは特別委員会でもありませんから、そういう基本、委員長総括質問から次やるとか、そういうことではなくて、各自の委員の、タイトルはキャドセンターについて、それからサンエイテレビについてと、そういうふうに二つに伊東議員も分けられていましたから、そういうタイトルでそれ以上の細かいあれになりますと、ちょっと私も書きにくいかなと。今速記録もない中で書きにくいかなというふうには思っているんですけど、その点、質問の仕方というのはそれぞれ総括質問なしの各委員の質問という形式をとっていただければ非常にありがたいんですけど。
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○野村 委員長 伊東議員から事実確認の説明がありました。それについて補足的に質問をしたいということなんですが、そういう形でよろしいですか。伊東議員を呼んで、ここで補足の説明を受けたいと、こういう御意見ですので、そういう形でよろしいですか。
(「はい」の声あり)
では、何を聞くかということについては一問一答という形になりますか。あらかじめ項目をまとめるのか、まとめないかということもありますけども、速記録に基づいて質疑をしたいということを伊東議員にお話しすればよろしいでしょうか。いいですか、それで。皆さんいかがですか、そんな形で。聞くと、再度お呼びすると。
それでは暫時休憩いたします。
(11時10分休憩 11時20分再開)
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○野村 委員長 再開いたします。
それでは、確認をしておきたいと思います。きょうは事実関係、伊東議員からお話をされましたことは、事務局の方で即速記録にしていただいて、早い時点で皆さん方にお配りをしていただくということが1点確認をされました。さらには、資料要求が共産党さんからございまして、その資料要求については議運の総意でいただくと。それについては書類が原局から届いた時点で皆さん方に即配付をするということで確認をいたしたいと思いますけれども、それでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
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○事務局 ただいまの資料につきまして、議長が正式に市長の方に正式な書類ということで要求したいというふうに考えておりますので、よろしいでしょうか。それともう1点ですね、きょう伊東議員においでいただいて御出席いただきました立場でございますけれども、次回もそうですけれども、会議規則の76条でいいます委員外議員という立場で御参加いただいているということでよろしいかどうか、確認をお願いいたします。
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○野村 委員長 委員外議員ということで参加すると、しているということの確認でよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それではそのように確認をさせていただきます。
それでは次回なんですが、10月30日、午前10時開議。
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○本田 委員 さっきネットさんが言った答弁、事務局からの。それも確認しないと。
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○事務局 この後ですね、担当原局に確認しまして、次回30日開会の際に確認した内容を御報告させていただきますので、御確認をお願いいたします。
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○野村 委員長 30日の報告で、森川委員いいですか。
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○森川 委員 いいですよ。
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○野村 委員長 では、そのように確認をさせていただきます。
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○渡邊 委員 今、明確に質問の事項を持ってらっしゃるというのを、先ほどのお話のあった本田委員なのかなと、今現時点で。速記録読めばまた変わると思うんですけど。その中で言えば、本田委員がおっしゃったみたいに速記録で正確を期すということは重要だというふうに思うんですけれども、例えば今の部分で、先ほど伊東議員の方から説明いただいた内容の中で本田委員の方で質疑ができるんであれば、ある程度進めておいた方がいいのかなと、進められる部分があるんであればというふうにも、せっかく伊東議員もいらっしゃいますし。と思うんですけれども、それは私の希望ということではなくて、先ほどのお話を伺っていて進められる部分もあるのかなと。それによってまた10月30日の部分に関しては、それを踏まえた上での質問になってくるかなというふうに思いますので、これは本田委員の方の意思を確認していただきたいというふうに思いますけれども、その部分である程度きょうせっかく時間をとっている中で言えばですね、速記録なしにも質問できる部分があれば、質問されてもいいんじゃないかなといふうに先ほどちょっと話を聞いていて私は思ったんですけど、いかがでしょうか。
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○野村 委員長 せっかく伊東議員がいるから、もしここで聞きたいことがあれば聞かれたらどうでしょうということなんですけど、それについては質問者の御意見、御意向を聞かないといけないんで。
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○渡邊 委員 今ぱっぱっと流れの中で、伊東議員が説明していただいた、そういうことで今決まったんですけど、少し時間があいた中で少し冷静に考えてみると、そういう速記録がなくても質問できる部分があるのかなというふうにも思いましたんで、それを進められるのも一つの案かなということで、質問者の方が10月30日ということであればね、それはそれでまたいいんですけど、これまたかなり時間もあきますので、そこのところはもしあれでしたら、質問、今現時点質問を持っておられる方には確認していただけたらなというふうに思います。10月30日でいいということであれば、それはそれでいいというふうに思います。今決めた日程どおり。
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○野村 委員長 速記録を出して、それで、それに基づいて再度したいということだから、別に本田委員、いいんでしょ、それで。
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○本田 委員 それでいいんですけど、やれと言われればまああれですけど、ただやみくもにまた呼んで、それで今回はこの程度にとどめます、次回また速記録見てやりますというのも何か失礼な話かなというような気がするんですね。その部分の扱いは委員外議員という、ある意味、扱いは慎重にやった方がいいような。それである程度、今やれと言われればやれますけどね、ただ、速記録を読んで、私が考えているのはですよ、それから観光課長の一連の話がありますよね、それとの整合性を見つけながら、やっぱり簡潔明瞭に論点を絞ってやっていくのが、私はそれの方が合理的なような気がするんです。
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○渡邊 委員 わかりました。結構です。
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○野村 委員長 それでは、本日の議会運営委員会をこれで閉じたいと思います。お疲れさまでございました。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成18年10月13日
議会運営委員長
委 員
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