平成18年各派代表者会議
4月27日
○議事日程  
平成18年 4月27日各派代表者会議

各派代表者会議会議録
〇日時
平成18年4月27日(木) 10時00分開会 10時26分閉会(会議時間 0時間25分)
〇場所
議会応接室
〇出席委員
白倉議長、藤田副議長、岡田、吉岡、森川、野村、大石、松尾、本田の各代表者
〇理事者側出席者
金澤助役、高橋(保)都市計画部長
〇議会事務局出席者
石井局長、磯野担当書記、福島次長補佐、小島次長補佐、原田議事調査担当担当係長、久保議事調査担当担当係長、鈴木議事調査担当担当係長
〇本日審査した案件
1 岡本二丁目のマンション計画にかかわる都市計画法の処分について
2 その他
〇審査内容
 開会後、岡本二丁目のマンション計画にかかわる都市計画法の処分についてを議題とした。本件は、昨日、理事者から議長に、代表者会議で報告したい旨の申し出があったもので、理事者から報告を聴取するため一たん休憩した。
              (10時01分休憩   10時02分再開)
 再開後、金澤助役から、昨年12月9日に神奈川県開発審査会の裁決により当初の許可処分が取り消された開発行為について、審査が終了したため本日付で都市計画法第29条に基づく許可処分を行う予定であること、人事異動の関係及び事業者から提出された公図の事業区域線の表示等に誤りがあったため、表記を改める必要が生じた関係で、変更協定を締結してから処分まで日時を要したことについて報告があり、さらに資料を配付し、公図の誤りについて及び今後の予定について説明を聴取した。
(主な内容は次のとおり)
 
○金澤 助役  小松原建設株式会社が鎌倉市岡本二丁目78番1ほかで進めている開発行為についての審査が終了したことから、代表者会議終了後、本日付で都市計画法第29条の規定に基づく許可処分を行う予定である。この処分は、昨年12月9日に神奈川県開発審査会の裁決により当初の処分が取り消されたため、都市計画法第32条の規定に基づく変更協議を行い、その内容を踏まえて行ったものである。
 変更協定を締結してから処分まで日時を要したが、これは人事異動の関係で、29条の実質審査のスタートが若干遅れたことと、事業者から提出された公図の事業区域線の表示等に誤りがあり、3月30日付で締結した変更協定書の事業区域の表記を改める必要が生じたため、都市計画法第32条の協議を行うとともに、改めて変更協定を締結したことによるものである。審査の段階まで、公図の表記等に気づかなかったことをおわびする。
 ここで、資料を配付した。
 左側の旧公図は3月30日に変更協定を締結した時点のもの、右側の新公図が今回改めて締結した変更協定の公図である。新旧公図の相違点は、茶色の道路部分のうち、公図上に79-5、宅地、82.01平米、鎌倉市と表記したところの下の部分で、本来、市道053-000号線(公図上79-2及び79-4)に接するところまで事業区域の範囲として表示すべきところが、その手前までとして表示されていたものである。
 なお、現在、計画地においては、安全対策のための措置が行われているが、許可処分後の流れの概要を説明すると、事業者から着手届けが出た後、都市計画法第37条に基づく建築物の制限解除、建築基準法第43条ただし書きの許可、建築確認となるが、事業者から本格的な工事再開については、29条の許可処分後、1カ月程度の期間が必要との報告を受けている。
 
○本田 代表  事業者は小松原建設との説明だった。転売されているということだがどうなっているのか。小松原建設でいいのか。
 
○高橋[保] 都市計画部長  現在、土地所有者はセコムになっているが、事業者は小松原建設である。
 
○本田 代表  転売されて実質はセコムになっているのだから、セコムが開発するのではないのか。
 
○高橋[保] 都市計画部長  土地所有者はセコムだが、事業者である小松原建設は委任を受けているのでできる。
 
○本田 代表  土地所有者と事業者は別で、開発は小松原建設が行うということでいいのか。
 
○高橋[保] 都市計画部長  そのとおりである。
 
○本田 代表  土地所有者と事業者が異なることはよくあることなのか。
 
○高橋[保] 都市計画部長  あることである。
 
○本田 代表  こういうことはよくあることなのか。
 
○高橋[保] 都市計画部長  こういうケースは他の開発でもあることである。
 
○本田 代表  こういうことはよくあるのか。
 
○高橋[保] 都市計画部長  土地所有者と事業者が違うことはある。
 
○本田 代表  各派代表者会議で報告後、許可処分するということは、議会決議を踏まえての処分と考えていいのか。
 
○高橋[保] 都市計画部長  議会決議は厳粛に受けとめているが、都市計画法の中で手続が整っていれば法に基づき許可をするということである。
 
○本田 代表  決議を踏まえて本日の処分をするということか。
 
○金澤 助役  決議については厳粛に受けとめている。
 
○吉岡 代表  党として質問状を提出し、本日回答を受けた。条例に基づいて処分したということだが、根拠が示されておらず、何によっているのかわからないということは言っておく。
 
○森川 代表  質問状が幾つか出ているがすべて回答したのか。
 
○高橋[保] 都市計画部長  直近に提出されたものは対処中である。
 
○森川 代表  許可処分の方が先ということか。
 
○高橋[保] 都市計画部長  回答が許可の後になることが一部にあると認識している。
 
○森川 代表  行政として市民に対して不誠実であると思う。回答してから処分すべきであると思うがどうか。
 
○金澤 助役  そのようなことは市民からも言われている。3月25日に市長が説明したが平行線であり、これ以上説明しても理解してもらうことはできないことを相手側に伝え、処分したものと理解願いたい。
 
○森川 代表  市長の説明とは別に回答するべきであると思うがどうか。
 
○高橋[保] 都市計画部長  これまでも回答してきているが、現在整理している段階なので、直近に出されたものはまだ回答していない。整理が残っているということである。
 
○森川 代表  32条により同意して許可となっているが、条例の解釈にも問題があると思うので、余りにも市民に対して不誠実であることを指摘しておく。
 
○松尾 代表  公図が違っていた理由は何か。
 
○高橋[保] 都市計画部長  29条の審査の段階で、再確認する際に見つけたものである。
 
○松尾 代表  事業の問題だが、その理由はわかるのか。
 
○高橋[保] 都市計画部長  事業者にも指摘しているが、29条の審査の段階で再度確認する段階で見つけたので、資料のとおり指摘したものである。
 
○松尾 代表  事業者に聞かないと不明であるが、接道の解釈上大事なことであり、事業者と市の認識が違うとおかしくなると思うがどうか。
 
○高橋[保] 都市計画部長  筆数は協定の中に入れてあるが、1筆忘れていたということで指摘したものである。
 
○松尾 代表  よくわからない。
 
○岡田 代表  1筆数えていないということだが、編入同意と整合しているのか。
 
○高橋[保] 都市計画部長  整合している。
 
○岡田 代表  近隣住民と話し合ってほしい。車窓景観の面で今までと違う動きをしていることは残念だ。
 
○本田 代表  議会決議もあり、この問題は代表者会議だけで考えることではない。それ以上のことで、全員協議会での扱いであると思うので、そのことは言っておく。
 最後に、議長から、2月定例会最終日に行われた赤松議員の緊急質問における発言中の差別的な用語の取り扱いについては、会議録において不適切な発言をそのまま公表することは好ましいことではないので、議長においてこれを削除したい旨の発言があり、協議の結果、議長発言のとおりとすることを確認した。
 以上で会議を閉会した。


 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   平成18年4月27日

             議 長  白 倉 重 治