○議事日程
平成18年 3月 2日文教常任委員会
文教常任委員会会議録
〇日時
平成18年3月2日(木) 10時00分開会 14時41分閉会(会議時間 3時間08分)
〇場所
議会第1委員会室
〇出席委員
高橋委員長、石川副委員長、納所、前川、高野、中村、松中の各委員
〇理事者側出席者
小野田教育総務部長、中野教育総務部次長兼教職員課長、勝山教育総務部次長兼教育総務課長、熊谷施設給食課長、山本(満)教職員課課長代理、飯尾学校教育課長、出澤学校教育課課長代理、齊藤(美)教育センター所長、望月教育センター所長代理、小松生涯学習部長、神田生涯学習部次長兼鎌倉文学館副館長、島崎生涯学習課長、原田生涯学習課課長代理、石田青少年課長、伊藤スポーツ課長、水尾中央図書館長、三ツ堀文化財課長、永井鎌倉国宝館副館長
〇議会事務局出席者
磯野次長、久保担当書記
〇本日審査した案件
1 報告事項
(1)鎌倉市立第二中学校改築について
2 議案第108号平成18年度鎌倉市一般会計予算のうち教育総務部所管部分
3 議案第108号平成18年度鎌倉市一般会計予算のうち生涯学習部所管部分
4 その他
(1)継続審査案件について
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○高橋 委員長 おはようございます。ただいまより文教常任委員会を開催いたします。
まず初めに、会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。石川寿美副委員長にお願いいたします。
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○高橋 委員長 それでは審査日程の確認でございますが、お手元に配付いたしました書類のとおりですが、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、確認をさせていただきました。
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○高橋 委員長 まず、初めに教育総務部関係。日程第1報告事項(1)「鎌倉市立第二中学校改築について」原局から報告をお願いいたします。
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○施設給食課長 報告事項(1)鎌倉市立第二中学校改築について報告いたします。第二中学校の校舎は昭和29年から昭和35年にかけて順次建築された木造校舎で、最も古い建物は建築後50年を超えるため、老朽化が著しく進んでいる状況でございます。生徒の安全確保と学習環境の改善を図るためにも改築の必要があるとして、第3次鎌倉市総合計画第2期基本計画の前期実施計画事業として採択され、平成21年、22年度に建設工事を行うため、平成18年度は基本計画を作成することとなります。
基本計画作成に当たり、将来の教育環境の変化、バリアフリーへの対応、周辺環境との調和や地球環境への配慮とともに、地域との連携や防災拠点として機能するよう、より深い見識と幅広い意見を取り入れるため、鎌倉市立第二中学校改築検討協議会を設置いたしました。
委員は、お手元の資料のとおり、教育、建築、環境の専門家から4名、学校及び地域の関係者として校長、教職員、学校評議員、保護者、同窓会、地域町内会から7名、市内中学校の校長会、教頭会から各1名の参加により、合計13名で組織いたしました。また、協議会を効率よく進めるために、学校教育課、建築住宅課を初めとする関係各課の市の職員と第二中学校教頭を幹事とし、事務局は施設給食課が担当いたします。
本協議会の第1回目は、先週2月24日に開催し、平成18年11月ごろまでに基本計画としてまとめ、平成19年度以降の設計作業に入る予定でございます。
以上で説明を終わります。
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○高橋 委員長 それでは、ただいまの報告事項につきまして、質疑のある方の挙手をお願いいたします。
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○松中 委員 こういう協議会をつくってもね、外部というか、これは地域の人は入っていないんだよね。内々でやっているようなやり方で、具体的に案が出てきたときに、御成小学校じゃないけども、御成小学校を考える会とかいろんな形で、地元の人は、これ町内会長ぐらい、自治会長ぐらいの、そういうあれなんですけど、御成小学校の例だと、やっぱりこういうものが幾らやっても、考える会とか、外部の方から何か組織が立ち上がってきたときに、どういう対応の仕方をするんですか。その辺のことをきちんとしないと。
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○施設給食課長 地域の方にもお入りいただいておりますけれども、もちろん、それ以外の方から御意見があればですね、その御意見も吸い上げていくと。もちろん計画段階でですね、集まってきた段階でも御披露していくということになるかと思います。
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○松中 委員 ある程度具体的な形というか、何か絵が出てくると、必ずああだこうだって出てきますから、その辺のところをうまくやってください。なるべく、内々でやってるという印象を与えないように。そうしないと、こういうものって、別の大学の先生とか何か乗り込んで、がたがたしちゃって、御成小学校で私、大分やられちゃったけど、その点、要するに御忠告申し上げておきます。
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○前川 委員 埋蔵文化財の発掘の可能性はあるんでしょうか。
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○施設給食課長 当該地は旧の報恩寺というお寺がございましたけれども、これに関しましては、試掘調査、発掘調査を行っております。おおむね埋蔵文化財の位置等は確認されております。文化財課とも協議した結果、今回の契約については埋蔵文化財に影響を与えない範囲内で建築工事を行うということで、発掘調査は必要ないという判断をいただいております。
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○前川 委員 そうすると、くどいようですけれども、突然の埋蔵文化財の発掘で予定がそんなにおくれるということはないと思っていらっしゃるということですね。
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○施設給食課長 そのように考えております。
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○前川 委員 それから、今の在校生が建築中に、いろいろどういうふうになっていくのか、どういう処置をされていくのか、とても気になるところのようなんですが、お考えがあれば教えていただきたいんですけれども。
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○施設給食課長 仮設校舎を建設することになりますけれども、それも今度の協議会の中で、どの辺の位置が適当なのか、どういうふうに建設していくのかと、その辺も含めて御論議をいただきたいというふうに思っております。
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○前川 委員 先ほどの松中さんの意見と私も同じなんですけれども、こうやって見ていますと、確かに地元の方は、大村さん、それから深山さん、あとは現在の山田さん、PTAの会長さんだと思うんですけれども、やはり近隣というよりは卒業生とか、そういう方たちの声も少し聞いていただきたいと思います。私は別としてですけれども。
そういうことで、とにかく木造の校舎ということで思い入れもある分もありますので、木造に私は固執しませんけれども、できれば、せっかくかかわった生徒たちの声も聞いていただきたいと思います。それは要望です。
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○納所 委員 仮設中の体育授業や運動部の部活等への配慮はどのようになっていますでしょうか。
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○施設給食課長 部活と学校行事等が、当然改築作業中もございます。その辺につきましては国大附属の方にお願い申し上げまして、グラウンドを借り受けたり、または共同での部活動とか、そういうようなことをお願いしておりまして、今現在も部活動は一緒にやっているようなこともあるようでございますので、引き続きお願いしたいということで、国大附属の副校長にはお願いしてまいりまして、御了解をいただいております。
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○納所 委員 改築規模なんですけれども、例えば全面建てかえという形になるんでしょうか。それとも、例えば御成のような歴史的、もしくは意義があるような建築物、戦後ですので、それほどないとは思うんですけれども、そういった意義を残すような部分というのは二中の建物の中に存在するんでしょうか。
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○施設給食課長 これから協議を始めますので、教育委員会といたしましては、今のところ、そういう建物はないということで全面改築を考えております。
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○高橋 委員長 ほかによろしいですか。
(「なし」の声あり)
ちょっと、私の方からも1点だけ。
松中委員が言ったことに尽きるんですけれども、結局最後は、運動をやっている方たちにも入っていただいて、委員会をつくって御成をまとめていったという経過がありますのでね、それならば最初からね、公募をするような形をとってやられた方がいいんじゃないかなと。これから追加メンバーというのはできないんですか。
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○施設給食課長 規定ではですね、もちろんメンバーの追加ということも可能でございます。一切、これ以外にもう御意見を伺わないということはございませんので、もちろん、そういう御意見があれば、それも計画なりに反映していく何らかの方法をとりたいというふうに思います。
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○高橋 委員長 結局、御成の方もですね、建物としては余り価値がないという判断で、最初、全面改装という。結局やっていく中で部分的にですね、意匠の部分で、ここは残した方がいいとかということで、最終的に残す部分や、形として残す、部材として残すって、そういう形でこうなっていきましたんでね、今の時点で、全面改修で全部壊してしまうんだっていうふうに言っててもですね、運動が始まってきて、ここのところは残すべきだなんていうのが始まってくると、また結局同じように、もう何年も何年もかけて話し合いをしていくような形になってしまうと思うんですね。それだったらば最初から、そういう方たちにも入れるという、要するに公募でですね、その人たちに声をかけるというわけじゃないですけれども、公募をしておけばですね、大義はちゃんと立つんじゃないかなというふうに思うので、ぜひその辺は考えていただきたいですし、あとだから中間で、やっぱりパブリックコメント的なですね、とり方をしていけば、委員に入っていただかなくても、中間で意見を伺いますよという形をとっていけば、そんなに激しい運動にはならないんじゃないかと思いますので、その中でまた微調整をしながら進めていただくとか、やっぱり御成小学校の二の舞にならないように、予定した一定の中でおさまるように、ぜひお願いしたいと思いますので、お願いしておきます。
それでは、質疑を打ち切ります。
ただいまの報告につきまして、了承ということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
はい、それでは確認させていただきました。
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○高橋 委員長 日程第2「議案第108号平成18年度鎌倉市一般会計予算のうち教育総務部所管部分」について原局から説明をお願いいたします。
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○勝山 教育総務部次長 議案第108号平成18年度鎌倉市一般会計予算、55款教育費のうち教育総務部所管部分の内容について御説明申し上げます。
鎌倉市一般会計予算に関する説明書の110ページを、また、鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明290ページをお開きください。なお、今年度から事項別明細書の内容説明の様式を変更してございます。各ページの左上の二重丸の部分に記載しております大事業の単位で、それぞれ主な事業内容についての御説明をさせていただきます。
5項教育総務費、5目教育委員会費は617万8,000円で、教育委員会運営の経費は、教育委員4人の報酬のほか、県市町村教育委員会連合会負担金などを。
事項別明細書の内容説明は、291ページ、292ページを御参照願います。10目事務局費は10億4,456万9,000円で、事務局の経費は、学校給食調理嘱託員等の非常勤嘱託員の報酬、臨時的任用職員の賃金等の経費、教育長を初め教育総務部に所属する職員41人に要する職員給与費などを。
事項別明細書の内容説明は293ページを御参照願います。学校施設管理の経費は、小学校警備業務委託料、学校施設アラーム等警備業務及び学校施設管理業務委託料、小・中学校施設の維持管理に要する火災保険料、学校敷地の土地賃借料などを。
事項別明細書の内容説明は294ページをお開きください。教職員の経費は、学校管理職研修会講師謝礼や、県公立小学校校長会等、各関係団体への負担金のほか、教職員の健康診断や福利厚生事業の委託料などをそれぞれ計上いたしました。
予算に関する説明書は112ページにかけまして、事項別明細書の内容説明は295ページから297ページを御参照願います。15目教育指導費は2億5,002万6,000円で、教育指導の経費は、就学指導委員会委員の報酬、肢体不自由学級送迎用バスの運行業務委託、情報教育を充実するための小・中学校に配置した教育用コンピューター等の借料、英語教育を推進・充実するための外国人英語講師や学校図書館専門員、特別な支援を必要とする児童・生徒に対する適切な助言を行う特別支援教育巡回相談員の報酬、日本語指導等協力者への謝礼、平成19年度に入学する小学生への防犯ブザーの配付の経費、各学校が創意工夫を生かした総合的な学習の時間の実践交付金などを。
事項別明細書の内容説明は298ページから300ページを御参照願います。保健就学事務の経費は、学校医、学校薬剤師の報酬、腎臓疾患判定委員会委員等の謝礼、学校保健法に基づく就学時健康診断や、小・中学校児童・生徒の腎臓病等、各種健診に要する経費、学区審議会委員の報酬、高校への就学困難な生徒の保護者に対する奨学金、日本スポーツ振興センター災害共済掛金、災害賠償責任保険料などをそれぞれ計上いたしました。
予算に関する説明書は112ページを、事項別明細書の内容説明は301ページから303ページを御参照願います。20目教育センター費は2,827万1,000円で、教育センターの経費は、相談センターの維持管理に要する経費、新たに設置するフリースペースに配置する教育相談指導員、教育センター街頭指導員、相談指導員の報酬、不登校児童・生徒等への指導・支援を行うスーパーバイザーやメンタルフレンド等の謝礼、教育支援教室「ひだまり」の相談指導員の報酬、教育センター研究員の報酬、各種研修会などの講師謝礼のほか、小・中学校における社会科、理科の副読本の印刷経費をそれぞれ計上いたしました。
予算に関する説明書は114ページを、事項別明細書の内容説明は306ページから309ページを御参照願います。10項小学校費、5目学校管理費は9億1,596万9,000円で、小学校一般の経費は、小学校16校の教科・維持管理など、学校運営に要する消耗品や備品購入などの経費、学校勤務職員65人に要する職員給与費、給食用器材の更新や給食用消耗品などの経費、特色ある学校づくりのための経費などのほか、教職員の研究・研修に係る経費を。
事項別明細書の内容説明は310ページをお開きください。小学校施設の経費は、小学校16校に係る施設維持修繕料と設備保守点検手数料、清掃などの各種委託料、深沢小学校体育倉庫建てかえ工事、集会室床改修工事、玉縄小学校職員室棟床改修工事、第二小学校非常階段塗装等工事に要する経費、光熱水費、電信料などを。
事項別明細書の内容説明は311ページ、312ページを御参照願います。10目教育振興費は4,733万5,000円で、教育振興の経費は、第一小学校を初め9校の特殊教育に要する教科用消耗品や備品購入などの経費、要保護・準要保護児童に対する学用品、修学旅行、給食などの援助費と特殊教育就学奨励費などを。
事項別明細書の内容説明は313ページ、314ページを御参照願います。15目学校建設費は2億1,552万8,000円で、小学校施設整備の経費は、御成小学校校舎取得の経費及び御成小学校建設に係る借入金利子負担金、富士塚小学校トイレ改修工事及び同校耐震補強改修第2期工事に要する経費、大船小学校・関谷小学校校舎耐震補強設計、七里ガ浜小学校の校舎耐震診断等の経費をそれぞれ計上いたしました。
予算に関する説明書は116ページを、事項別明細書の内容説明は315ページから317ページを御参照願います。15項中学校費、5目学校管理費は3億1,647万2,000円で、中学校一般の経費は、中学校9校の教科・維持管理など、学校運営に要する消耗品や備品購入などの経費、学校勤務職員12人に要する職員給与費、特色ある学校づくりのための経費などのほか、教職員の研究・研修に係る経費を。
事項別明細書の内容説明は318ページを御参照願います。中学校施設の経費は、中学校9校に係る施設維持修繕料と設備保守点検手数料、清掃などの各種委託料、大船中学校床改修・校舎外壁等工事、手広中学校体育倉庫建てかえ工事、光熱水費・電信料などの経費を。
事項別明細書の内容説明は319ページ、320ページを御参照願います。10目教育振興費は2,075万円で、教育振興の経費は、御成中学校を初め3校の特殊教育に要する教科用消耗品や備品購入などの経費、要保護・準要保護生徒に対する学用品、修学旅行などの援助費と特殊教育就学奨励費などを。
事項別明細書の内容説明は321ページ、322ページを御参照願います。15目学校建設費は1,936万8,000円で、中学校施設整備の経費は、手広中学校弱視学級整備工事に要する経費、第二中学校の改築検討協議会委員の謝礼、深沢中学校校舎耐震診断委託料をそれぞれ計上いたしました。
以上で、5項教育総務費から15項中学校費までの説明を終わります。
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○高橋 委員長 それでは、ただいまの説明につきまして質疑のある方は挙手を。
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○松中 委員 291ページ、学校給食調理員というのがありますね。それと、この栄養士がありますね。これはあれですか、学校給食調理員というのは全部正職員なんですか。
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○勝山 教育総務部次長 これは非常勤嘱託員でございます。
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○松中 委員 そうすると、この非常勤嘱託員で、学校給食栄養士が正職員になるんですか。
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○勝山 教育総務部次長 こちらに記載しております者につきましては、すべて非常勤嘱託員でございます。
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○松中 委員 そうすると、どこに正職員が入っているんですか。
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○勝山 教育総務部次長 307ページでございます。
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○松中 委員 技術吏員、どこ。
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○勝山 教育総務部次長 307ページ、これは小学校に勤務する職員を並べてございまして、今おっしゃいました給食調理にかかわる者につきましては技能吏員のところでございます。
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○松中 委員 これは振り分けられないんですか、この総額2億6,700万円の分の振り分けは。技術吏員6人分幾ら、技能吏員幾ら。
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○勝山 教育総務部次長 申しわけございません。この額の内訳までは、ちょっと手元に資料がございません。
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○松中 委員 それ、額の振り分けをして、こっちの291ページの方は振り分けてるでしょう、調理員と栄養士とか。要するに何を聞きたいかというとね、この給食調理をする技術吏員の54人分と、学校給食調理員、栄養士、これ二つあわせて76人、これ、要するにどういう差があるのかね。調理員というのは嘱託ですよね、それで、要するに何時間働いたら幾らという決め方なんですか。それとも1日幾らなのか、月給幾らなのか。あるいは、これは何年勤められるのか。ずっと勤めたければ嘱託でずっといられるとか。この技術吏員の場合、正職員ですよね、それを知りたいんですよ、私は。
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○高橋 委員長 暫時休憩いたします。
(10時25分休憩 10時35分再開)
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○高橋 委員長 それでは、再開いたします。
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○松中 委員 293ページ。
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○高橋 委員長 新しい質問ですか。
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○松中 委員 ええ、そうですよ。だから、資料は要求してあるの。
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○高橋 委員長 今ちょっと資料の確認をしますからね。
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○松中 委員 お願いしますよ。
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○高橋 委員長 今、休憩中にですね、いろいろやり取りがありましたけれども、学校給食の関係で、人件費の整理した表を後日ですね、資料として、委員会として求めるということで確認をしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
はい、それでは確認をさせていただきます。
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○松中 委員 293ページ、今度は小学校警備業務委託料というのがありますよね。3,200万、これ、そうですよね、ありますね。それとアラーム等警備業務委託、これ一括ですか、警備会社発注は。
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○施設給食課長 小学校警備業務委託3,244万5,000円につきましては、これは学校警備員でございまして、これから契約、入札等が行われますので、業者が同じになるかどうかはちょっと不明ではございますけれども、通常アラーム等は夜間の機械警備でございますので、人的な警備を行う会社と機械警備を行う会社と多少違うので、違う可能性もあろうかと思います。
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○松中 委員 ちょっとよくわからないんだけど、だから、それなら小学校警備業務委託は、これ1社一括発注ですね。
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○施設給食課長 基本的にはですね、入札としては1社でというふうには考えておりますけれども、市内16校全部でございますので、全部の学校を1社で受け持てるかどうかというのも、これからよく事業者ですね、応募できるような業者の業務内容等を確認しながら、どういう条件をつけていくか、入札についてですね、それも予算可決後にはきちっと整理していこうというふうに思っております。
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○松中 委員 この要するにアラームとね、これ、連動しているシステムというか、連動してた方が警備する意味では進んでるんですよ。警備だって、単純に道路工事のとき立って、こうやってるのもいるかもしれないけど、いろんな警備会社がセキュリティーをつけて、巡回して、パトロールしてるというシステムもあるし、完全に分けて、要するに昼間の警備と、それから学校の火事とか、あるいは何か不審な人が夜間入るというような、こういうアラーム方式と、その辺はちょっとまた、それじゃ形が決まりましたら、7月だよね、これね。それまで、何か方向あるいは内容が決まりましたら、また報告してください。
それから、296ページ、小・中学校教育用コンピューター等賃借料というのが出ているんですけど、7,000万。これは賃借料だろうと思うんですけど、これは台数と、それから前も見学したことがあるんだけども、いろんなのがあるんだけども、大体どういうメーカーをまず使っているんですか。それで、その台数とか、そういうのはわかりますか。
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○学校教育課長 ただいまの御質問、学校に配置されておりますコンピューターにつきまして、まず会社メーカーにつきましては、今回はすべて東芝が入ってございます。それから、台数でございますが、小学校と中学校、台数が違います。それから、教室の配置も違います。申し上げていきたいと思います。
まず、小学校ですが、普通教室、各通常学級でございます。そこに1台ずつ、市内で219台配置してございます。それから、続きまして、同じく小学校の図書室と職員室、こちらにはデスクトップ型を各校2台ずつの計32台、それから、特別教室にさらにノート型を各校3台、合計48台。それから、小学校障害児学級に、8校ございますが、そこにノート型またはデスクトップ型、これは学校の方で使いやすい方ということでやってございますが、各1台で合計8台。それから、言葉の教室が御成小学校と大船小学校に設置してございますが、この2校にノート型をそれぞれ2台ずつの計4台。以上、小学校につきましては合計311台の設置になってございます。
続きまして、中学校部分でございますが、中学校はコンピューター室がありますので、一律コンピューター室にノート型を各40台、それからデスクトップ型を各2台、各学校42台ということになりますが、合計、市内9校分になりますと、378台。コンピューター室以外の場所といたしまして、図書室と職員室にノート型またはデスクトップ、これは学校の方で選択してございますが、各校2台ということで、計18台。さらに障害児学級、市内には3校、中学校に障害児学級がございますが、そこにノート型またはデスクトップを各1台ずつの計3台。したがいまして、中学校の総合計は399台。市内小・中合計いたしますと、710台が現在配置されているという状況でございます。
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○松中 委員 これは東芝一括ということで、もう一つ問題なのは、前に視察したとき、実に遅くて使い物にならないと言ったんだけど、ソフトのあれはXPですか。
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○学校教育課長 以前はちょっと中古というようなことで、一時、入った時期、今御指摘のようなふぐあい等があったという指摘で、今、順次入れかえてございまして、さほど性能には差がなく思っております。OSでございますけれども、基本的には、現在ウィンドウズXPが基本になって入ってございます。
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○松中 委員 それで、これは基本的にリースになっているんですけど、大体、何年更新という考え方を持っているんですか。
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○学校教育課長 基本的に5年間のリースでやってございます。
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○松中 委員 それと、これだけの台数をあれしてるんですけど、教育センターなり、どこかセンターみたいのがあって、LANでつながってるか、あるいはインターネットで何かつながって、お互いにやりとりできるようなシステムはなってないんですか。
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○学校教育課長 学校間等での連絡ということはございません。それぞれ学校の中でLANでつながってございます。それから、インターネットにつきましては、小・中ともインターネット接続も入れてございますので、インターネットを通じた学習ということは可能になってございます。
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○松中 委員 それと、このコンピューターの指導員あるいは指導をする先生というのは、基本的にどういう人がするのか、学校の先生がそのままするのか、専門の人がいるのか、あるいは、それに伴う費用とか何かというのはどこかにありましたっけか。
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○学校教育課長 基本的には教諭、教員が指導いたします。中学校におきましては教科的に、技術家庭科という教科の中で情報教育を扱ってございますので、中学校の方はコンピューター室を利用しながら、技術家庭科の教員が指導に当たっていると。
小学校につきましては、やはり教員でございますが、こちらにつきましては、ある程度個人的に熟知している教諭、または市のセンターの方で情報教育に関します研修もやってございます。そこで研修等も受けながら、より充実した指導を目指しております。
あわせまして、シチズンネットという団体がございますが、そちらの方に、学校の方に行って直接教えていただくような予算的な措置もしてございます。
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○松中 委員 それで、このコンピューターで一つ問題があるのはね、生徒の方が進んでるという場合があるんでね。先生をばかにするというか、非常にテクニックなりね、もう中学生ぐらいになると相当進んでる。あるいはコンピューターグラフィックみたいなものをある程度こなす。そのようなケースの場合には、何か特別なクラブとか何かというのは別途用意されているような場所というのはあるんですかね。
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○学校教育課長 基本的に、授業という形で扱う場合、例えば中学校ですと技術家庭科でございますが、その場合には共通した内容でやっていきますので、かなりそこには差があって、早く進む生徒、そういう生徒さんはいるかと思いますが、ただ、いろいろ発展的に操作ができる児童・生徒につきましては、今は学校教育の中では発表力というような中で、プレゼンテーション等、パソコンを使った発表ということで、そちらを、発表の仕方をいろいろ選択する中で、その中でも技術的に指導できる教員がですね、そのパソコンの十分力を持っている、発表の方でやろうという子供には対応できるように。ですから、全員の対象に同じようには、なかなか難しい部分はございますけれども、グループとか課題別とか、その中で、やはり校内におります教員の中で、その技術にあわせて指導に当たれるような体制ができていると思っております。
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○松中 委員 それと、コンピューターがインターネットに接続するって、これは閲覧というか、自由に見ることができるのか、あるいは問題のページがあるようなものは自動的に排除するのか、その辺の対応はどうなっているんですか。
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○学校教育課長 インターネットの契約の中でフィルターということで、ある程度制限を加えるような形での仕様になってございますので、その中で対応してございます。
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○松中 委員 これ、インターネットとか、そういうものの接続の費用とか何かというのは、一切それは別途、これは賃借料のほかに運営費というか、そういうものはどこか、ありましたっけか。
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○学校教育課長 事項別明細の296ページをごらんかと思いますが、そちらの方に合計ですけれども、賃借料。
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○松中 委員 これ、全部入ってるの。
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○学校教育課長 全部、この場合では。
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○松中 委員 わかりました。
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○高野 委員 細かいことは代表質問、私の会派から吉岡委員が出てますので、そのときお伺いして。何点か。
今回、私たちの会派の代表質問でも、改革って何なんだろうということを実は投げかけるつもりだったんですね。今の議論もちょっと聞いてましたけど、特に教育に関しては、やっぱり一人ひとりを大切にするということが大事だというふうに思っているんですね。
ところが何か、先生にしてもそうですけども、働かなきゃいけない量はどんどんふえていくと、しかしお金はどんどん減らした方がいいと。だから、給料はもう安きゃ安いほどいいと、安上がりでやりなさいと、いっぱい働きなさいと。これ、本当に私、皆さんもそうですけど、仕事がどんどんふえていくということですけどね、これが、私、人間が大切にされるのかなというふうに、すごく思うんですね。
特に、教育ということに関連して言いますと、今、改革というのが進められているんですけどね、まずお子さんや保護者の方で見てみると、社会的格差というのは本当にどんどん広がっていて、非常に不安定雇用がどんどん広がっているわけですよ。正規雇用が減って不安定雇用がふえていると、これがいい社会だというのが改革だそうですから、こういう反映が教育面でどうなってるのかということで、これ、就学援助、教育振興助成ですか、これは、だから312ページが小学校で、中学校のときもありましたね、何ページでしたか、後ろの方にありましたけど、これを見ると、なかなか深刻だなと思ったんですね。
まず、神奈川県の状況をちょっと紹介しますけど、2000年度が神奈川県で、これは就学援助を受けている人の数、5万2,090人、7.96%だったのが、04年度では7万7,377人、11.85%と、右肩上がりですよね、悪い意味での。鎌倉は比較的高額所得者が多いじゃないかなんて言われていますけど、なかなか実態はそうじゃなくて、これは平成8年度、10年前ですか、これはちょっといただいた資料を見てますけど、就学援助の認定率6%、これは17年度を見ますと、9.37%ですわ。これ、見事に毎年ふえているんです、8、9、10、11、12と、ずっと右肩上がり。グラフも何かありますね、いただいてますけど、資料で。
だから、改革の成果というのはこういうことなのかなと思ってるんですけれども、こういう中で、今、国は本来教育の行うべき基盤整備という点でも、振興助成のうちの就学援助は重要だと思うんですが、今年度から準要保護への補助は政府が廃止したと、一般財源化したということですけど、これは間違いないですか。
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○学校教育課課長代理 今年度から、準要保護に対する国庫補助金の扱いについての御質問でございますけれども、今年度から三位一体改革の関係の中で交付金制度に切りかわっております。国庫補助金の対象となっておりますのは、要保護者に対してでございます。
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○高野 委員 そうしますと、これは、鎌倉市としては来年度も要保護と準要保護児童に対して行うと。私が今申し上げたように、なかなかお子さん、保護者、大変になってると思うんですね、これ。例えば給食費を払えない人だとか、そういう把握っていうのはできているんでしょうか。
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○学校教育課課長代理 給食費を払えないといいますか、いわゆる一定基準の中で就学援助を行っておりますので、生活困窮者みたいな形があれば、例えば学校側の就学援助の指導をしたり、情報があれば、私どももと思いますけども、それは保護者の申請が必要になりますけれども、そういった形のフォローアップというのは現実的にございます。したがって、所得の低い方に給食費全額出ますので、就学の援助をしていただければ、その部分はフォローはできる、このように思っております。
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○高野 委員 きちんとその辺がなされていると。だから、今後も、なかなか市の財政負担は大変だと思うんですね、これは。結局教育の面でも、私、改革というのはこんなことなんだなとちょっと驚いたんですけど、市にもなかなか財政援助、厳しいと。本来、基盤整備、ちゃんと行う国の責任が後退させられていると。しかし、そうはいっても実際には保護者の方も生活が大変になっているというのは、この就学援助の状況からしても明らかだと。だから、やっぱりこれは今後も、なかなか市は大変だと思いますけど、やっぱり教育委員会の果たすべき基本的な責任として、だれもがきちんと教育を受けられると。義務教育ですから当たり前なんですけど、その基盤の一つ、基盤整備の重要な一つとして、やっぱり今後とも、この要保護は当然のこととして準要保護児童に対しても、きちんとした扶助を行うと。そして今、給食のことだけ、私、言いましたけど、例えば就学旅行とか、いろんな、お金を払うのが大変になってくる人も出てくると思うんですけど、今後もまた右肩上がりになってくると思うんです、これ、改革を進めれば進めるほど、現実として。だから、こういうフォローアップをきちんとしていただきたいということと、今後も準要保護児童に対しても扶助は行っていくということで、これは間違いない、そういう方針であるということでいいですか。
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○学校教育課課長代理 就学援助制度につきましては、今後とも堅持していくつもりでございますので、変更の予定は現在ございません。
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○高野 委員 ちょっとこれはなかなか深刻な実態だなと思いましたので、よろしくお願いしたいと思います。
今度は教える方の、先生の方で294ページですか、教職員運営事業の中に福利厚生事業というのがありまして、健康診断、健康増進に努めると、こういう項目で事業内容が書かれているわけですが、私も教職員の方の声をちょっと聞く機会もあったんですけど、相当、これ残業という言い方じゃないんですかね、教職員の場合。労働時間の関係で。夜9時とか10時まで残ってるという実態が相当あると。
こういう中で、私は人を教えるということは、当然教える側が本当に忙しくて、ある意味、適正なゆとりがなきゃだめだったんですね、本来。私も福祉の仕事をしてたからよくわかりますけど、自分に余裕がないと人には優しくできなかったり、きちんと丁寧な対応ができなくなるんですね、どうしても。こういう面でやっぱり教職員の方も相当、今大変な状況じゃないかと思っているんですけども。特に、これは教職員だけじゃなくて、市の職員にも言えることですけど、いわゆるメンタルヘルスの、精神疾患とか、そういう関係。例えば、今、休職というんですか、休んでるという先生がどのぐらいいるかということは把握してますでしょうか。
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○教職員課課長代理 17年5月1日現在で、メンタルヘルスによる休職されている方は1名でございます。
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○高野 委員 今1名ということですけれども、なかなかこれもやはり、国の方も、この面でも教職員の定数という点でも余りふやさないということで、今まで改善計画というのを出しましたが、これもやめるということですから、なかなか大変だなと思うんですけど、この辺の職員の方の健康管理というんですかね、特にメンタルヘルスという面での対策というのは、これは市の職員の皆さん全体に求められている問題ではありますが、教職員という点では何か考えて行うということになっているんでしょうか。
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○教職員課課長代理 具体的にはまだそこまで至っておらないところですけども、校内の事故防止会議等におきまして、児童・生徒の問題行動、また学校の課題、さらには教職員の悩み等のことにつきまして相談し、解決を図るようにしております。また、校長会等を通しまして、職員のメンタルヘルスを含めまして、管理職が目を配らせていただくようお願いしているところであります。また、人事評価制度の中で、職員の指導、助言を行う等を通しまして、教職員の健康、心の健康等につきましても目を配らせていただくようお願いしているところでございます。
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○高野 委員 きちんとした、これもやはり、今私、市の職員全体って言いましたけど、これは民間企業を含めて非常にふえているんですね、今、いわゆる精神疾患の方。特に先生というのはお子さん相手で、人を相手にしますから、非常にこれはストレスも大きいし、今、学級崩壊なんて言われていますけど、なかなか難しいと。こういう面からも、少人数学級というのは有効なんだろうと思ってはいるんですけども、なかなか深刻な実態があると思いますから、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。
それから、もう1点ほど、学力テストの関係でお伺いしたいと。昨日のネットワーク運動さんの代表質問の答弁で、18年度は学力テストはやらないと、国や県の動向を見ていくと、そういう答弁をされたわけですけれども、この学力テストの問題というのは、今、教育の改革という点で見ても、ちょっと心配しているんですね。この国が行おうとしているテスト、これは小学校6年生と中学校3年生の全員を対象にして、算数と国語で、2007年度から行う予定でいるということなんですけどね。これは中教審の議論でもあったんですけど、さっきも言ったように、国は補助金削ったり、それから教職員の定数も余りふやさない、それから義務教育費の国庫負担も一部削減しましたね。これは基盤整備に余り力を入れないと。一方で、こういう学力テストみたいなものを導入して、ある意味、今、学校間競争だとか地域間競争だとか盛んに言われていますが、競争させて何か教育の水準を引き上げようと。私、改革というのがこういうふうに行われるんじゃないかと非常に心配しているんです。
ところが、代表質問でも、私たちの会派がフィンランドの取り組みも紹介しましたけどね、実際には競争じゃなくて、まさに鎌倉市の教育プランにもあるように、一人ひとりを大事にするという教育こそが、きちんと教育の水準、学力の向上にもつながるんだという紹介をさせていただきまして、この国が行おうとしている学力テストというのは、結局そうした数値的な評価をあおってですね、競争させて何とかしようという、こういう逆行した、本当の意味での教育の水準向上に逆行したやり方であるというふうに見ているんですけど、この辺についての教育委員会の見解はいかがでしょうか。
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○学校教育課長 国、文部科学省が打ち出しております学力調査の実施につきましては、こちらの方としても、情報としては新聞報道等でされておりますように、18年度に研究等を進めまして、19年度1学期初めのころにですね、中学校3年生と小学校6年生を対象に、学習の状況等を見ていくということで出ております。いろいろこの後、論議されまして、調査の内容であるとか、その公表の仕方、分析、その後の活用の仕方、やはりその中でいろいろ議論されて実施に行くことだろうと思っております。
鎌倉市の教育委員会といたしましても、今まで学習状況調査というもので子供たちの学習の状況を把握し、子供たち一人ひとりが自分の学習を振り返る、そして指導した教師が、またその指導方法を振り返るという趣旨で実施してまいりました。その点においては、やはり調査というもの、趣旨的には重要な部分も持っているのかと思います。
ただ、今、御質問がありました国の調査につきましては、先ほど申し上げましたように、18年度、調査・研究ということで出ておりますので、詳細がわからないというのが現実でございます。その中で、市といたしましてどのように対応していくか、どのような取り組みが出てくるのかというところで、今後検討していくことになろうかと思っております。
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○高野 委員 そういう答弁だろうなとは思うんですけれども、現状では。確認の意味で聞いたわけです。
きのう、ネットさんが紹介していましたけど、愛知県の犬山市がこの全国学力調査には参加しない方針を固めたと。この理由を、新聞記事にも出ているんですけども、いわゆる今まで弊害として言われてきた詰め込み式偏重ではなくて、みずからが学ぶ意欲とか動機づけとか、そういうものをもって一人ひとりの人間、人格を形成していくという点にすると、学力テストだけでは一概に測定できないと。それから、全国一律の調査というのは、これは地方がそれぞれの鎌倉なら鎌倉らしい教育というのを進めていくという点からも、全国一律にやって点数で比較すると。この地域はいい、この都道府県はだめだと、こういうことでは、やっぱり本当に一人ひとりを大事にしたことにならないと。そして、一番大事な指摘があるんですけど、子供の学力評価というのは日常の教育活動の中で、先生方というのは毎日授業をしているわけですから、この中で、次の授業に生きるようにして行うべきだから、単純に数値という評価で、何十点だから、はい、できました、何十点だからできませんと、こういうことでは、やはり本当の意味での教育にはならないと。こういうことから犬山市としては、自治体の判断として参加しないということを決めたというふうにはなっていますが、今確認したことにもつながるんですけど、もし仮に、この全国学力テストがこうした、中教審の一部でも指摘されてますけど、点数強化をあおって、今申し上げたように、学校教育に逆に必ずしもプラスにならないということが明らかになってきた場合には不参加するということも、これは選択肢としてはあり得ますか、どうでしょうか。
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○学校教育課長 先ほど申し上げましたように、この調査内容自体が明らかにされていないということで、今の御質問に対して検討の、今できない状況であるということで、それについては今後、調査内容がはっきりしたところで、やっぱり考えていくことになろうかなと思ってございます。
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○高野 委員 犬山市は判断したわけですから、必ずしもできないというわけではなくて、慎重に検討されるのはいいと思うんですが、くれぐれも、そうした、この点でも私、本当に改革といって何でも競争させてね、競争させれば当然一部のエリートはできるかもしれませんよ。でも、やっぱり教育というのはそういうもんじゃないと。教育基本法にもあるように、一人ひとりの人間が苦手、不得手ありますよね、私も一人の人間ですから、私もそうですけど、そういう一人ひとりの個性、長所を生かせると、こういう、やっぱり一人ひとりに目が行き届いたっていうものをつくるべきであって、それは数値的な評価で人間っていうのは判断されるもんじゃないし、東大に行った人間が立派な人間で、私は高卒ですけど、そういう人間がだめなんだということでももちろんないし、だから、やっぱりそういったゆとりがないから、逆に今度は授業数をふやしたり、また昔に逆戻りするというということではなくて、今こそ、そういった、さっき就学援助ということも言いましたけど、基盤整備にきちんと力を入れて、教育プランの具体化、少人数学級の推進を含めて、よろしくお願いしたいということで要望して終わります。
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○前川 委員 先ほど松中委員がコンピューターの話の中で、小学校の普通学級に1台ということなんですけれども、確かに私の娘のころから、やっぱり1台入っているんですが、これは絶えずあいている状態、子供が自由に使えるような状態になっているのか、先生の指導で使えるのか教えていただきたいんですけど。
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○学校教育課長 今御質問がありました使用の状況といいますか、どのような形で使用できる形がとられているかということでございます。これは学校にお任せしていまして、学校が使いやすい形というのを選んでおります。基本的には、小学校におきましても、中学校と同じように1カ所に集中してですね、クラス全員が学習の中でやれる形をつくっている場合もあれば、また常にクラスの中で調べたいときに調べられる状況。これは各学校が使いやすい形ということで配置してございますので、その年度とか、その学校によっていろいろ工夫されているものと思ってございます。
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○前川 委員 当然してくださっていると思うんですけれども、今、コンピューター関係、メール、ホームページ、いろいろな倫理的なもの、道徳的なもので問題になっておりますので、ぜひ小学校のころから、先ほど子供の方がたけているというものもありますけれども、実際に携帯電話を持っている子供たちはほとんどメールもしておりますけれども、やはり基本的に、実際に口で言葉を交わして接することができるように、今、コミュニケーション不足が大変言われておりますので、ホームページやメールはやはり、ある意味では武器になりますので、そういうことを必ず学校の方でも、家庭でもしなくちゃいけないんですが、口を酸っぱくしてくださるぐらい、教師の方も学校全体で指導していただきたいと要望したいと思います。よろしくお願いします。
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○学校教育課長 御指摘の点、学校の方としても大事なことととらえてございます。ちょっと年次がさかのぼってしまいますが、学警連という市全体で集まるような場でも、警察の方のハイテク関係の方から、コンピューター上の犯罪につながるような危険性等を教師がいるところで話をしていただき、それが各学校に伝達されたり、あるいは市の情報教育の中でも、やはり話題になっていたり、また、その中で、ある学校で取り組まれたセキュリティーとか、あるいは使用方法について、エチケットということになるんでしょうか、そのような部分についても情報交換をしながら普及していくような形、出ております。改めまして、また学校の方へ使用とともに使用上の注意ということで、子供たちへの指導の方を徹底してまいりたいと思っております。
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○前川 委員 もう一つなんですけれど、外国人の英語講師に関してなんですが、ちょっと漠然としてて、私よくわからないんですけれど、どのくらい今充実しているものなのか。それから、小学校で受けた場合に、中学校での本格的な英語に連動するのか、それがただ会話なのか、その辺のところをちょっと教えていただきたいんですけれど。
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○学校教育課長 鎌倉市ではALTと呼んでございます外国語講師でございますが、現在4名の講師を雇用いたしまして、中学校の方に基本的には授業の中でやっていると。それから今年度は、昨年度からやってはいるんですけども、小学校へも派遣しまして、小学校での英語活動といいましょうか、そのようなところでやっております。
特に小学校ではやはりなれ親しむというか、一つの異文化あるいは、ほかの言葉を知ることで日本語を見直すとか、いろんな教育方法がとられてございますが、中学校におきましては英語教育という中で活用させていただいております。
内容としては、やはり実際に話す、実際に聞く、あるいは実際に会話をするという、今までですとテープとかCDを使って、そこに人がいない状況で学習がなされていたものが、やはりそこに人がいて、コミュニケーションがとれるという意味での活用を中心にやってございます。より充実していくことも必要かと思いますが、現在、各学校におきまして、派遣の中で活用をお願いしているところでございます。
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○前川 委員 どのように、その外国人の講師を選んでいらっしゃるのか。公募という形だと思うんですが、応募は結構あるもんなんでしょうか。
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○学校教育課長 一応公募という形でとらせていただいております。来年度に向けましても、この3月1日、きのうでございますが、広報の方にも載せてございますが、今回2名なんですけれども、予定してございます。そのときには、やはりできるだけ英語を母国語として育ってこられたといいましょうか、こちらに来ている方。それで、教育でございますので、それだけではなかなか難しい。そういう意味で、子供に対する教育に対する経験等もあればよろしいし、それから、指導ということで、どのようなお考えを持ってらっしゃるか、そのような面も含めまして面接等、実施しながら雇用の方を決めさせていただいております。
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○前川 委員 ちゃんと見ていなくて本当に申しわけないんですけれども、じゃ、要するに教科書とかそういうものはなくて、その先生にお任せの授業という形ですか。
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○学校教育課長 多くはやはりその方と、それから、もちろん学校には英語の教師がいますから、十分連絡をとりながらですね、そして、その方の持っているものをできるだけ生かしていただけるような、そのような授業展開を工夫してございます。
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○前川 委員 わかりました。ありがとうございました。
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○納所 委員 まず、293ページ、学校警備員の配置の仕方でお伺いいたします。
きのうの答弁の中で、警備時間が午前7時30分から16時までというものが一つの基準というふうに考えております。ただ、学校の実情においては、もう少し遅くまで見ててほしいというような要望があると思うんですが、この警備時間は柔軟に対応できるんでしょうか。
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○施設給食課長 時間数そのものはですね、7時半から4時ということで、1日の時間は決めてございますけども、要は開始時間をずらして、もう少し遅くまでというようなことについては学校の方で考えていただきまして、それで事業者と協議をして決めていただくということになっております。
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○納所 委員 次に、今ございました296ページのパソコン、コンピューター等の教育に関してですけれども、まず各普通学級等、各教室に細かく配備されていることは非常にいいと思うんですが、心配なのが職員用のパソコンといいますか、例えば成績管理等で、もしくは教材作成等で個人的にお使いになるには、職員室1台では足りないというふうに思うわけですが、その場合、個人の持ちこみ用のパソコンを使用するということは許可されていらっしゃるんでしょうか。その点、どうでしょうか。
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○学校教育課長 実態としては、先生方に今パソコンを使っての準備、処理等をやってございますので、学校においては私物のパソコンも使用されてるという認識をしてございます。
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○納所 委員 当然その場合心配なのが、それを移動したり自宅に持ち帰ったりという中で個人情報もしくは生徒の成績ですね、よく車上ねらいにパソコン等が遭いますので、その中で成績が丸ごと盗まれたという事件が各地で多発しております。そういった場合の成績管理、個人情報管理等の、例えば決まりであるとか、使い方についての決め事というものは、各学校どのようになっていますでしょうか。
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○学校教育課長 統一した決まりということは、まずございません。課題になっていると認識しております。ただ、各学校におきましては、やはり個人情報の保護ということで、やはりパソコンに限らずいろいろな面で、今学校には多くの情報がある、その情報の管理というのは喫緊の課題であるということは校長会を通しましても伝えられている内容でございます。そのような内容から、パソコンを使っての個人情報、成績とかですね、そのようなものについては、やはり別に分けて処理するような形ということを学校の中でとっているというふうに認識してございます。
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○納所 委員 この個人情報もしくは成績管理については、各学校も、もう少しきちんとした決まり、もしくは鎌倉市共通の決まりというものは少し見直していただければというふうに思っております。
それであと使用するソフトなんですけれども、この賃借しているパソコンに組み込むべきソフトというものは、これは決まりがあるんでしょうか、それとも各現場の実情に合わせてそのソフトというのは使用が決定されるものなんでしょうか。それはいかがでしょう。
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○学校教育課長 基本的に契約ということになりますので、最初の段階では基本的な、必要なものを装備した形で入札という形でやってまいります。その後、いろいろソフト等も工夫されて、現場の先生方も使いやすいものがあると、そのような場合には申し出ていただきまして、リースの会社の方と話をしてですね、さらにつけ加えるということができるような形をとってございます。
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○納所 委員 一番入れるべきものはウイルス対策ソフトということだと思うんですけれども、それも細かくいわゆるバージョンアップといいますか、新種のウイルスに対応するようにバージョンアップをしていくということに気がつく人がいないと、これだけの台数のものというのは大変だと思うんですけれども、さらに、例えばウイルス対策ソフトの場合は毎年更新する、もしくは新しいバージョンを購入するというような場合もあると思います。学校の場合、アカデミックパック等で安価には入れると思うんですけれども、そうしたソフトのいわゆるバージョンアップに対する経費というのも、きちんと予算の中で見込まれているんでしょうか。
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○学校教育課長 御指摘のとおり、大変重要な問題だと思っております。それにつきましては契約の中で随時バージョンアップができる形でやらせていただいてございます。
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○納所 委員 では、あとですね、297ページの、先ほどありました外国人英語講師の配置状況ということなんですけれども、これは当然英語を母国語とする方ということでの講師の活用だと思うんですが、小学校でもかなり評判がいいということでございますので、小学校に対する英語教育、もしくは英語に親しむ授業というものは充実していただきたいんですが、例えば、日本人の方でも外国語に堪能な方、いわゆる地域で外国語に親しむために御協力をいただけるという方が、鎌倉の場合は各地域にいらっしゃると思います。そういった地域の学校支援といいますか、外国語に親しむ方への協力を得られるということはできるんでしょうか、もしくはもう既にやっていらっしゃるんでしょうか。
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○学校教育課長 実際に地域の方をいろいろ学校に来ていただいて、英語に限らずですね、いろんな学習の中で御協力をいただいております。その中で、やはり英語が御堪能な方というのがいらっしゃいまして、小学校の中でもですね、そのような方に実際に学校に来ていただきまして、学習活動の中で御協力をいただいているという報告は受けてございます。
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○納所 委員 それともう一つは、学校図書館専門員の配置ということでございますけれども、小学校側の、いわゆる学校側でそれを受け入れる体制というのもきちんとできていないと、専門員が活躍できないという部分もございます。学校側の受け入れ、特に小学校でございますけれども、その小学校側の受け入れ体制といいますか、それはどのような検討がなされていらっしゃるのでしょうか。
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○学校教育課長 小学校に限らず中学校にも、学校の中の職員の仕事の分担、校務分掌上、図書館担当、読書指導担当、名称はちょっと学校によって違うと思いますが、そのような担当が必ずおります。その担当が基本的にはメーンになって学校図書館の運営及び校内における読書指導をやっていると。そこに一緒に入っていただきまして、さらにいろんな情報をいただいたり、実際に教室に行って読み聞かせをしていただいたりということで、各学校におきましては、その担当を中心にやっていただくようお願いしてございます。
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○納所 委員 わかりました。
もう1点、飛びまして303ページでございますけれども、鎌倉で誇るべき副教材といいますと「かまくら子ども風土記」というものがございます。これは昭和三十二、三年でしょうか、順次改訂もされていると思うんですけれども、まず、この「かまくら子ども風土記」の授業で活用状況なんですけれども、例えば何年生から使うであるとかというような、活用の実態がもしわかれば教えていただきたいんですが。
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○教育センター所長 「かまくら子ども風土記」の活用ということでございますが、主にこれは、小学生の場合には総合学習の中でこれを使いながら鎌倉を探索したり、学習に取り入れるときに使っております。
それから、中学校社会科の学習の中でこれも使いますし、また総合の中でも、中学校でもこれを使っているというふうに聞いております。今の実態としては、そのようなことが挙げられると思います。
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○納所 委員 何度か改訂をされていると思うんですけれども、新しいものを見ても、また、さまざまな中世の研究が進んでいく中で、若干書き加えたりとか、新しい発見の中で書きかえたりというような必要があると思うんですけれども、改訂の計画というのはどうなっていますでしょうか。
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○教育センター所長 今、残部が1,482冊という状況になっておりまして、あと5年先ぐらいには売り切れる状態の中では、改訂をというふうに考えております。ですから、あと3年、4年でしょうか、その後には改訂作業に入るような状態にはなっております。
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○納所 委員 ぜひ、改訂で一番新しい情報もしくは研究の中での充実を図っていただきたいと思いますし、また、これ「かまくら子ども風土記」って、子供対象にしておくにはもったいない内容ですのでね、一般市民もしくは市外の方にも活用できるような、少し拡大したものにしてもいいのかなと思いますので、その内容を含めて、改訂等をぜひ検討していただきたいというふうに思います。
あと、細かくは予算委員会の方で、また伺ってまいりたいと思います。
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○石川 副委員長 全体的に見まして、17年度の予算項目別を見て比べてみますと、詳細が抜けているんですね。例えば、学校の生徒数とかが17年度には記載されてあって、今回ないんですよ。それからまた、先ほど高野委員もおっしゃいましたけど、要保護のところ、扶助費のところも、前年度は人数が書いてありました、細かく。で今回ないんです。いろんなところに各項目、そういった記載がないから、一々教育委員会の方にお尋ねしなきゃいけないという現状がありましたので、それは、次年度は変更になったわけですけど、前年のようにやっていただきたいと要望いたします。
それから、ちょっと質問なんですけれども、先ほど給食のことが話題になりましたけど、給食というのは安全でおいしくて、もう一つ、やっぱりコスト削減というところがあると思うんですね。そこで、二、三年前は、たしか1人当たりのコストが900円ぐらいだったと思うんですが、現在がどのくらいになっているのか。嘱託員を入れたことで600円に下がったとは聞いているんですが、今現在、1人当たりのコストというのはいかがなものなのかお伺いしたいんですけど。
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○施設給食課長 1食当たり約620円程度だと。
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○石川 副委員長 それは他市と比べて、平均的な数値なんでしょうか。他市と比べて、全国的に平均なんでしょうか。
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○施設給食課長 1食当たりのコストにつきましては、計算方法等、他市にはですね、おのおの、同じような基準で出しているわけではございませんで、正確に比較ができませんけれども、おおむね他市並みというところだと思います。
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○石川 副委員長 はい、わかりました。
それからまた給食に付随することなんですが、栄養士にパソコンがあると思いますが、それはどのようになっていますか。
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○施設給食課長 今現在、小学校16校中、8校に設置しております。
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○石川 副委員長 8校ということは、2校に1台ということですね。
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○施設給食課長 そのとおりでございます。
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○石川 副委員長 それは、2校に1台では不便さを感じるかなと思いますけれども、それとインターネットというのは接続されておりますか。
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○施設給食課長 インターネットには接続しておりません。
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○石川 副委員長 私たちネットワークも再三、やっぱり献立の見直しとかを提案しております。よその学校がどんな献立内容をしているのか、情報交換をする場に、やっぱりインターネットで即調べられるということも大切だと思いますので、ぜひインターネット接続、そして各校に1台設けて、栄養士の方が仕事しやすいようにしていただきたいと思います。
それからですね、食器の、備品の購入があったんですけれども、磁器食器に変わりまして安全性の高い物になったわけですが、やはり割れやすい。毎回毎回、補正予算で出てきますけれども、あれはもっと磁器の中でもいいものがあるかと思うので、その辺は考えていらっしゃいますか。
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○施設給食課長 確かに、御指摘のとおり磁器食器でございますので、大変割れやすいと。運ぶ途中に例えばワゴンを倒してしまったと、そういうことで、たくさん一気に割れるようなこともございます。そういう中では、製造者から情報を得ながら、より堅牢なものということで現在もテスト中でございます。より割れにくいものを採用でコストの削減も図っていきたいというふうに思っております。
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○石川 副委員長 ぜひ検討していただきたいと思います。やっぱり子供たち、1個割るにはあれですけれども、全部を、何か全体を割ってしまうと、やっぱり気持ちがなえてしまいますので、そういう意味では、ぜひ早期の取りかえをお願いしたいと思います。
それからですね、293ページの防犯についてなんですけども、今現在、防犯カメラがあると思いますが、設置もされたはずですが、これはだれがチェックしているんでしょうか。
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○施設給食課長 モニターが職員室に設置してございますので、職員室の中で、先生方でチェックしていただいているということでございます。
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○石川 副委員長 先生というのは教えるのが仕事ですので、なかなか職員室にいないと思うんですが、先生では限りがあるんじゃないでしょうかね。
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○施設給食課長 全員がですね、職員室、だれもいなくなるということはございませんで、その中で運用していただいているというふうに思っております。
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○石川 副委員長 警備員も、防犯カメラというのは多分、玄関口のところ、門扉のところに設置されていると思うんですが、警備員が今度立哨するわけですから、カメラも必要なんでしょうかね。
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○施設給食課長 警備員の配置につきましては、学校側と十分協議して、どこに、例えば登下校時いていただくかと、配置するかということについては、防犯カメラとダブらない位置にとか、そういうことは各校の状況によって判断していただきたいというふうに思っております。
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○石川 副委員長 なぜ防犯カメラをといいますと、やっぱり不登校児が今ふえているんですね。やっぱり学校に遅刻をしてくる子も中にはいます。そういうときに、防犯カメラとかね、警備員もそうなんですけれども、学校にせっかく行こうと思ったのがね、気持ちが後退してしまうということもあると思うんですね。やっぱり一人ひとりの子供を考えると、やっぱりそういう配慮も必要だと思うんです。警備員が立つことも今緊急で、確かにいいことなんだと思いますけれども、やはり警備員の方にも、子供たちへのそういった配慮、一人ひとりの配慮をお願いしたいと思います。
それからですね、297ページなんですけれども、ここに内容としては、学級介助員とか、そういったことが記載されていると思っているんですけれども、普通学級介助員というのは、どこに入るんでしょうか。
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○学校教育課長 普通学級介助員、今年度、その制度的なもので対応してまいりましたものでございますが、来年度、今、いろいろな形でですね、学校の方に人的支援をさせていただいております。それを整理・統合いたしまして、来年度、名称の方は学級支援員という名称で、同じような形なんですが、入っていただく予定でございます。
そちらの方の予算的なものにつきましては、議員さんごらんになっていらっしゃる297ページの上から四つ目に、日本語指導協力者等謝礼という書き方をしてございます。ここには謝礼という形で学校の方に入っていただく方、例えば水泳の補助をしていただくとかですね、中学校の運動部活動とか、そのような方も含めまして、こちらで一括掲載させていただいておりますので、ですから、この中に含まれてあるというふうに御理解いただければと思います。
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○石川 副委員長 この学級支援員なんですけれども、どのくらいふえてきているんでしょうか。
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○学校教育課長 今年度につきましては、17年度は普通学級介助員という形で、基本的には、これは回数とか時間という形で、人数というカウントではございませんで、子供たちに必要な場面でお手伝いいただくという形でございます。
それで、今年度の場合の予算措置としましては、最初、回数として500回という形で計画をし、現在、学校の方に支援してございます。500回というのは、1回当たり4時間を単位としてございます。ですから、時間単位でいきますと2,000時間ということになります。
来年度、ここに入れてあります名称の方が学級支援員ということにはなりますが、同じような内容で、こちらの方につきましては3,000時間の派遣ができるよう予算化の方でさせていただいてございます。
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○石川 副委員長 はい、よくわかりました。
それからですね、多分、聞き取りのときにCAPという制度があるんですけれども、これがやっぱり支援事業の方に入ると思いますが、今現在、小学校3年生にCAPをやっていらっしゃると思いますが、そのとおりでよろしいでしょうか。
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○学校教育課長 来年度も3年生、全クラスにCAPを実施する予定でございます。
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○石川 副委員長 代表質問でも代表が申し上げましたけれども、今、CAPそのものが、みずから身を守るという学習内容ですよね。それにおいて、今、子供たちがどこで事件が起きているかといったら学校以外が多いんですよ。そういうことを考えますと、やっぱり、みずから身を守る、地域の見守りも、やっぱり限りがありますので、そういったことを低学年から徹底していただきたいと思います。
特に1年生から導入の段階に来ているのではないか、それで、子供ですから忘れちゃうんですよね。1回やったからいいというものではなくて、前の学年やっていただきたいと私は希望したいと思いますが、いかがでしょうか。
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○学校教育課長 CAPという形でですね、実施の方は、予算の方で申し上げましたように、3年生ということでやらせていただきます。一番、理解的にもしやすく、そして、今、低学年ということで、一、二年生ということで御質問の中にありましたが、3年生という、まだまだ低学年に近いような学年ということ。ただ、その一、二年生につきまして、そちらにつきましては、やはり保護者CAPもあわせて計画してございます。ですから家庭でも、そして学校でも、やはり入学したての子供たちに、あるいは一、二年生という広い範囲で、常にですね、指導、教えていく、話していくということは大事だと思っております。
学校におきましては、不審者情報等を流した折には、やはり必ず学級指導をしていただいております。そのときに、ただ、こういう不審者が出たから気をつけなさいと言うだけではなく、学年に応じてですね、例えば、このようなときにはこういう行動をとりなさいと。例えば、手を広げたときに、それが届かないような、そういう位置に立ちなさいとか、子供にもわかるような形で、教員の方もCAPの方をいろいろ経験したり、見たりする中で指導方法というものも考えていきながら、実際に子供の方に具体的な指導もしていけるような形を考えております。
したがいまして、全学年での実施というような形でなくても、3学年を基本にですね、他の学年においても不審者情報等が入って、学校で指導をする折に、具体的な動きを指導するような形、改めてまた担当者会でも伝えていきたいと思っておりますが、そのような形で、家庭と学校で危険回避能力というんでしょうか、そのようなものを育てていく必要があると思ってございます。
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○石川 副委員長 わかりました。
それから、ちょっとお伺いしたいことがありまして、301ページのスクーリングサポートネットワーク相談員という項目があるんですけれども、これはどんな意味なんでしょうか。
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○教育センター所長代理 スクーリングサポートネットワークといいますのは国の事業でありまして、不登校児童・生徒の早期発見、早期対応を初め、きめ細かな支援を行うため、教員や教育支援センターを中心とした不登校対策に関する中核的機能、それをスクーリングサポートセンター、SSCと申しますが、その中核的機能を充実し、学校、家庭、関係機関が緊密に連携した、地域ぐるみのサポートネットワークの整備を行っていくというものでございます。
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○石川 副委員長 それは、巡回相談員ということでいいですか。
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○教育センター所長代理 鎌倉市の場合、はい、そのとおりです。SSN相談員と申しまして、平成15年から鎌倉の方で行うというか、対応しておりまして、実際に平成17年、今年度、各学校の方により緊密に連携して、訪問を行っております。
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○教育センター所長 スクーリングサポートネットワークと申しまして、家庭訪問相談員、不登校の子供たちのための相談に回っております。
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○石川 副委員長 今、現在は何名で構成されていますか。
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○教育センター所長代理 1名でございます。
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○石川 副委員長 17年度が1名、次年度も1名でいくんでしょうか。
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○教育センター所長代理 そのとおりでございます。
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○石川 副委員長 今、実態を把握されているとは思いますけれども、不登校って、かなり多いと思うんですね。やっぱり1人では限りがありますから、もっとふやす方向で考えていただきたいと思います。
それから、フリースペースというのは、教育センターでよろしいでしょうか。そのことについて、今現在、鎌倉方面に設置するということが代表質問で答弁ありましたけれども、どこなのかは、ここの場で言えるんでしょうか。
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○教育センター所長代理 場所なんですが、由比ガ浜三丁目11番48号にあります旧鈴木邸の一室を借りてフリースペースを開設する予定でおります。
それから、先ほど議員さんがおっしゃられた、訪問相談の重要性ということで、平成18年度から市費でも訪問相談員1名で、SSN訪問相談員と市費での訪問相談員、2名での取り組みを行ってまいります。
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○石川 副委員長 今、フリースペースの場所の確認をしたんですけれども、これはどのくらいのスペースで、何時間ぐらい、何日とか、開所時間、そういうことをお聞きしたいんですが。
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○教育センター所長代理 スペースなんですけれども、部屋は2部屋借りてありまして、1部屋が7.5坪、もう一つの部屋が2.6坪、合計10.1坪、部屋の広さはそのような様子であります。
それから、開設なんですけれども、週2回、一応予定では火、木、それはこれからちょっと検討していきますんですけれど、週2回の開設を予定しております。
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○石川 副委員長 10坪ぐらいあって、20畳ぐらいの部屋ですね。週2回というのは、今のところ、そういう予定でしかしようがないのかもしれませんけど、やはり一人ひとりの子供を対象に考えるとすれば、その子がいつ行きたいか、いつでもあいてる、それで、行けばだれかしら、カウンセラーがいるなり、あと、友達がいるという状況をつくっていただきたいと思います。
それからですね、スクールカウンセラーについてお伺いしたいんですけれども、今の状況をお聞かせください。
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○学校教育課長 スクールカウンセラーにつきましては、今年度ですね、17年度から、市内中学校全校、9校に1名ずつ配置されてございます。
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○石川 副委員長 9校に1名で、毎日やっているわけではないですよね。
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○学校教育課長 勤務につきましては、1日8時間、35週ということになります。1週間に1日ということで勤務の基本がつくられてございます。
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○石川 副委員長 週に1回ということなんですけれども、やはりこのカウンセラーというのは子供ばかりではなくて、保護者や先生も相談に来るという話を伺っております。ですから、週1回では足りないのではないかと思いますし、また、小学校で相談がある方は中学校にわざわざ行かなきゃいけないという状況もありますので、ぜひ開所時間をふやすことと、あと、小学校にもそういったスクールカウンセラーを置いていただきたいと要望いたします。
最後ですが、先ほど高野委員もおっしゃいましたが、学習状況調査について意見だけ述べさせていただきます。学習状況調査も過去3年間行ったわけで、ある程度の実績ももうわかっていると思います。それから、子供の習熟度に関しましては、やはり毎日、私も子育てをしていますが、毎日テストの用紙を持って帰ります。そのことで判断がつくと思うんですね。ですから、なおさら、また全国学力テスト、導入する意味合いがあるのかどうか。私は必要ないと考えております。ぜひ、以前のア・テストのようなことに逆行しないようにと思っております。でも、先ほどの愛知県犬山市の教育委員会が、テストをしない方向を決めたということもありましたけれども、やっぱりそこはよく検討なさって、慎重に判断をしていただきたいと思います。
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○松中 委員 委員長ちょっと資料と、ちょっと一つ聞いておきたいんですけど、不登校の実態の資料というのを出してもらいたいんですよ。ここ数年の傾向とか、あるいは、どこの学校で何人とか、そんなような。それで、学年とか、何かそんなような実態の資料が出せたらお願いいたします。いいですかね、それで。お願いしたいんですけど、いいですね。
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○教育センター所長 学校別のは今まで出してございませんで、人数は小学校、中学校、全部出してありますので、その数は出したいと思いますが。
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○松中 委員 学校が出せないというか、学年は出せるんですか。
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○教育センター所長 はい、学年は出せます。
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○松中 委員 学校は出せないというのは、何か問題があって出せないのかどうか、その辺はちょっとまた議論がありますけど、その辺もよく検討の上、出してください。
それとね、さっき教育センターの経費の中で、事業の目的、幼児からおおむね30歳代までのというと、30歳までの本人とその保護者等というのは、これは30歳までって、40歳までいいんだろうと思うんだけれども、これはどういうことですか。大卒じゃないよね、これはニート、何、あるいはどういうことを意味しているんですか。
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○教育センター所長代理 教育センター相談室の方での相談の、受ける対象の方を、一応幼児から青年というか、青少年というか、おおむね30歳代までということで明記いたしました。
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○松中 委員 だから、40歳ぐらいまでですね。現実に30歳代までの人も相談に来るんですか。
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○教育センター所長代理 相談に関しましては、昨年度の場合ですけれども、相談件数の中の2割くらいは、そういった青少年からの相談でございました。
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○松中 委員 それは、今よく言われるニートとか、そういうようなことなんですか。例えば、どういう相談を受けるんですか。
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○高橋 委員長 答弁できますか。
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○教育センター所長代理 相談の主な内容なんですけれども、個人的な性格や、自分の行動上の問題とか、家族関係、養育関係、それから、あと性に関すること、対人関係で苦しんでいる内容等、相談の内容はそれぞれですが。
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○松中 委員 いや、驚きました。だけど、これ、教育センターでやる事業なのかね。とりあえず、また研究してみますから。わかりました。御苦労さんです。
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○高橋 委員長 今、資料要求ありました、学校別はいいけれども、学年ごとの人数、これはなるべく早く出していただきたいと、委員会として要求するということでよろしいですね。
(「はい」の声あり)
はい、じゃ、お願いしたいと思います。
それから、先ほど石川副委員長からありました昨年並みの資料の作成、これに心がけていただきたいということですので、だれですか、担当者どなたですか。総務の方ですか、資料づくりは。
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○勝山 教育総務部次長 昨年並みの資料という御要望でございますけども、私ども一存で決められるわけではございませんので、全庁的に統一を図った中で資料を作成しておりますので、担当課とよく調整をしていきたいというふうに考えております。
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○高橋 委員長 それは、だっておかしいんじゃないの。去年出してて、ことしはそういうふうな指示があったんですか。
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○勝山 教育総務部次長 今回の予算事項別明細書につきましてはですね、前年とは全く書式を変えているわけでございます。実際の毎年毎年の事務事業評価と、それから決算ベースもあわせて同一の諸表にしようということで、庁内調整の上この形にしております。ですから、教育委員会の関係だけ昨年と同じというわけにはいかないと思いますので、そこら辺については、こういう御意見をいただいたわけでございますから、今後、庁内調整をしていきたいというふうに考えております。
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○高橋 委員長 同じフォーマットで出しなさいと、そういうことじゃないんですよ。数字を計上するものはですね、同じように計上してくださいということをお願いしているんで、それはできるんじゃないですか。
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○松中 委員 資料で出してくれりゃいいんだよ。こういうフォーマットじゃなくて。資料で出してくれりゃいい。別途資料。
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○勝山 教育総務部次長 予算の事項別明細書のフォーマットについては、このフォーマットでいきたい。今おっしゃるような、その資料は別に予算審査資料として出すということであれば、これは幾らでも対応が可能だというふうに考えております。
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○高橋 委員長 同じフォーマットだと出せないんですか。
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○勝山 教育総務部次長 それはちょっと庁内で調整をしたいというふうに。
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○高橋 委員長 いや、同じフォーマットじゃなくて、こういう新しいフォーマットの中で、昨年並みの数字を入れたものというのはできないんですか。
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○勝山 教育総務部次長 このフォーマットの中で、どういうものを記載するかというのは、今まで庁内調整の上、決められてきたという経過がございますので、たびたびの御答弁になりますけれども、それをまた変えて、そこの資料を、昨年の事項別明細書の資料をこのフォーマットの上に載せるというのは、ちょっと調整を。
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○松中 委員 そうなんだよ。だから、このフォーマットで出すということは事前に説明がなかったから、ここの担当だけじゃだめなんだよ。こういう説明書ですというものが事前にないからおかしいということですよ、それは。それだったら。そうでしょう、ここだけ責めてもしようがないんだよ。全体がそうなんだ。
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○事務局 事務局の立場で申し上げます。
先ほど、勝山次長の方からお話がございました決算、予算、それと行政の事務事業評価、これが連動するようにということは、これまでも本会議並びに委員会でも各議員さんから指摘があったところでございます。今回、理事者の方で精査いたしまして、昨年の8月に各派代表者会議で考え方の基本方針を説明、申し入れがあって、それを受けた形で説明させていただきまして、昨年の12月定例会の前に、お手元の資料の具体的な位置づけ、総合計画に基づく位置づけ、事業の目的・内容につきましてですね、具体的な案をお示しさせていただきまして、各派の皆さん、御了承いただいたところでございます。この様式に沿った形で、今回出てきているというふうに考えております。
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○松中 委員 だから、資料は資料で出るんだろう。
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○事務局 はい。その内容を変えるということは、それは難しい…。
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○松中 委員 いや、資料は資料で出るだろうと。予算委員会でやって、あとは。
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○高橋 委員長 文教の委員会として、そういったものは、じゃ別途資料として毎年ちゃんと出してもらうということで、事務局は調整していただけますね。
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○事務局 ですから、この資料につきましては附属書に付随する事項別明細書ですので、事項別明細書についてはこのスタイルで、それ以外に、先ほど副委員長おっしゃいました資料とかですね、必要な資料について…。
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○高橋 委員長 事項別明細書のことを言っているんですよね。事項別明細書に書いてある内容。
暫時休憩します。
(11時53分休憩 11時55分再開)
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○高橋 委員長 それでは、再開をいたします。
ちょっと私の方から2点ぐらいお伺いしたいと思います。
一つはですね、ちょっと給食の問題が続いているんですけど、給食は1人1年間で何食食べるんですか。
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○施設給食課長 一応、毎年183食、休日等の関係はありますので、多少、一、二はずれたとしても183前後と。
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○高橋 委員長 全体で、1年間で何万食とか。1食620円なんですからね。
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○施設給食課長 生徒と、それから教職員等がございますので、これは16年度の数でございますが、132万6,384食と。年間でございます。
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○高橋 委員長 じゃ、これに620円を掛けたものが給食に係る経費という。
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○施設給食課長 そうですね、620円が1食当たりのコストでございますので。
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○高橋 委員長 あと、ちょっと1点だけ。学校図書館の関係なんですけれども、図書館の専門員さんもお願いをしているんですけれども、我々も給食をいただきながらですね、各学校を回らせていただいているんですが、ちょっと余りにも格差があり過ぎるんですね。非常に図書館の使い勝手がいい学校とですね、昔のまま、ちょっと薄暗いような感じの学校とですね。そういうのはやっぱり、ある程度そろえていただいた方がいいんじゃなかろうかなと。多分そういう状況をですね、図書の司書の先生だとか、学校を異動すればわかりますけれども、状況がわかっていないんじゃなかろうかなと思うんですよ。ですから、できればね、1日で全部の学校を見て歩くぐらいの、何かそういう企画を組んでいただいてですね、全体で、一番上に合わせるというのは難しいでしょうけれども、底上げしていくぐらいのですね、この学校はもう少しこういうふうにした方がいいんじゃないかという、全体で少し話し合いするぐらいのことをやっていただいた方がいいんじゃないかなと思うんですが、どうでしょうか。
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○学校教育課長 各学校、施設的にもすべて違いますし、それから子供たちの利用状況も違います。その中で、よりよい学校図書館、あるいはより利用される学校図書館ということで、読書に関する、今ですと読書活動推進員さん、それから来年度から専門委員さんを配置して、より充実に努めようということでやらせていただきます。
専門的にかかわっていただくことで、一つの掲示板が変わってくるということもございます。委員さん御指摘のように、自分のところだけ見ていると、なかなかわからないということもございます。現在でも実施しておりますが、年2回か3回、研修会といいましょうか、集まっていただいて情報交換をさせていただいております。今の御意見等、出しながらですね、それぞれの、どういう工夫で、どういうような図書館づくりがされているか、見る機会というのは、また研修の持ち方をどこでやるかとか、いろいろこれから検討できるかとは思いますが、まずは情報交換の中で、より使いやすい、親しみやすい図書館づくりを専門委員さん、推進員さんを中心にですね、やっていただけるよう図っていきたいと考えております。
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○高橋 委員長 現場に行きますとね、大分感触が違いますし、蔵書がやっぱり全然違うんですね。やっぱり一番いいのは御成小学校ですよね。一番新しいですし、一等地につくっていただいているというのもありますので。
ことし、中央図書館の方がですね、図書に関するいろんな計画の取りまとめを行うというふうなことがせんだって御報告いただきまして、私の方からですね、学校図書館についてもその中で検討してほしいというお願い、それから、ずうずうしいんですけど、議会にも図書館がありまして、議会の図書館もその中で考えてくれなんていうこともお願いをしました。
それはね、やっぱり一般の市民の方も機会をとらえて利用できるようなことも考えてやっていただきたいというのがあるもんですから、なるべく差のないようなですね、対応をしていただきたいなというふうに思いますので、生涯学習部の方ともですね、ちょっと相談いただいて、連携とれるところはとっていただきたいと思います。お願いします。
それでは、終わりたいと思います。
質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会へ送付意見のある方。
(「なし」の声あり)
それでは、なしと確認をさせていただきたいと思います。
午前中は一応これで終わりまして、午後1時20分から生涯学習部関係の方の報告をいただいて、質疑に入りたいと思います。
それでは、午前中はこれで終わります。お疲れさまでした。
(12時00分休憩 13時20分再開)
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○高橋 委員長 お待たせいたしました。それでは再開いたします。
午後から、生涯学習部関係の審査に入ります。
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○高橋 委員長 日程第3「議案第108号平成18年度鎌倉市一般会計予算のうち生涯学習部所管部分」について原局から説明をお願いいたします。
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○生涯学習課長 議案第108号平成18年度鎌倉市一般会計予算のうち生涯学習部所管部分の内容を説明いたします。
平成18年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書の118ページを、平成18年度鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明は323ページ及び324ページを御参照ください。
55款教育費、20項社会教育費、5目社会教育総務費は6億4,052万円で、社会教育一般の経費は、美術工芸作品の収集選定委員謝礼、美術品保管委託料や教育文化施設建設基金への利子積立金、社会教育委員や社会教育指導員の報酬、子ども写生大会の開催に要する経費やPTA連絡協議会ほか関係団体への補助金、スポーツ課を除く生涯学習部に所属する職員63人に要する人件費を。
内容説明は325ページから328ページにかけまして、社会教育施設の経費は、吉屋信子記念館協議会委員の報酬、光熱水費など施設の維持管理の経費、鏑木清方記念美術館の指定管理者制度導入に伴う指定管理料や施設の維持修繕に要する経費をそれぞれ計上いたしました。
予算に関する説明書は120ページにかけまして、内容説明は329ページから335ページまでを御参照ください。10目文化財保護費は3億4,197万6,000円で、保護整備の経費は、文化財専門委員や発掘調査研究嘱託員の報酬、市内遺跡発掘調査などに要する経費、史跡北条氏常盤亭跡及び史跡鶴岡八幡宮境内(御谷地区)の土地買収に要する経費、国指定重要文化財建造物鶴岡八幡宮上宮の保存修理事業費補助のほか、県・市指定の文化財保存のための事業費補助や郷土芸能大会の開催経費、国指定史跡永福寺跡環境整備事業などの調査・整備の経費を計上いたしました。
世界遺産に係る史跡等準備の経費は、世界遺産登録推進担当所管部分のため除かせていただきます。
内容説明の336ページを御参照ください。15目生涯学習センター費は2億692万円で、生涯学習センターの経費は、生涯学習センター管理業務補助嘱託員の報酬、鎌倉生涯学習センター総合管理業務委託料など施設の維持管理に要する経費や土地賃借料、生涯学習ネットワークシステムの運営に要する経費、市民スクールなどの各種講座及び大学等公開講座の開催や生涯学習ガイドブック作成に要する経費などを計上いたしました。
予算に関する説明書は122ページにかけまして、内容説明は337ページ及び338ページを御参照ください。20目青少年育成費は5,781万2,000円で、青少年育成の経費は青少年指導員の報酬、子ども会スポーツ大会事業などの委託料、青少年指導員連絡協議会のほか関係団体への補助金などを。青少年施設の経費は、鎌倉、玉縄両青少年会館の運営と維持管理に要する経費などをそれぞれ計上いたしました。
内容説明の339ページ及び340ページを御参照ください。25目図書館費は1億5,286万5,000円で、図書館の経費は、中央図書館を初め各館の閲覧用図書、視聴覚資料、雑誌等の購入経費や図書の検索や貸し出しサービス用コンピューターなどの賃借料、図書館協議会委員や図書館業務嘱託員などの報酬やブックスタート事業に要する経費、光熱水費、修繕料、保守点検手数料、清掃業務委託料など施設の維持管理に要する経費を計上いたしました。
内容説明の341ページ及び342ページを御参照ください。30目国宝館費は1億3,448万円で、国宝館の経費は国宝館協議会委員や館長などの非常勤職員の報酬、氏家浮世絵コレクションへの補助金、観覧券、ポスターなどの印刷製本費、特別展開催の経費、光熱水費、修繕料、保守点検手数料、清掃・機械警備・設備管理等に係る業務委託料など施設の維持管理に要する経費、空調設備機器及び変電設備の修繕に要する経費を計上いたしました。
予算に関する説明書の124ページを、内容説明は343ページを御参照ください。35目文学館費は7,642万2,000円で、文学館の経費は、鎌倉文学館の維持修繕に要する経費や指定管理者制度導入に伴う指定管理料を計上いたしました。
内容説明は344ページから347ページを御参照ください。25項保健体育費、5目保健体育総務費は1億9,322万6,000円で、保健体育一般の経費は、スポーツ振興審議会委員や体育指導委員の報酬、体育協会、レクリエーション協会への補助金、スポーツ課に所属する職員18人に要する人件費、各種スポーツ行事開催の経費、学校体育施設開放のための備品購入費などの経費を計上いたしました。
予算に関する説明書は126ページ、内容説明は348ページ及び349ページを御参照ください。10目体育館施設費は2億1,092万4,000円で、体育施設の経費は体育指導委員報酬や体力づくり教室などの講師謝礼の経費、鎌倉・大船・見田記念体育館、鎌倉武道館など各スポーツ施設の光熱水費、維持修繕料、保守点検手数料など、施設の維持管理に要する経費、PFI事業による、こもれび山崎温水プールの運営に要する経費を計上いたしました。
続きまして、平成18年度の機構改革に伴い青少年課からこどもみらい課へ所管がえになります内容について御説明いたします。ページが戻りまして恐縮でございますけど、予算に関する説明書は68ページを、内容説明は134ページを御参照ください。
15款民生費、10項児童福祉費、5目児童福祉総務費、子育て支援の経費のうち、子ども会館・子どもの家管理運営事業に要する経費は、指導員報酬、育成施設の光熱水費や各所修繕の経費などをそれぞれ計上いたしました。
以上で説明を終わります。
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○高橋 委員長 それでは、ただいまの説明に質疑のある方は挙手をお願いします。
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○松中 委員 まず、子ども会館・子どもの家ね、きのうも何かありましたけども、これ、NPOとか指定管理者制度を検討していくという、これ、今後のあれはどうなっていますか。
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○青少年課長 子ども会館・子どもの家の、民間の活力を導入して民間委託をするということを今現在検討しているわけでございます。対象としているのは、平成18年度に建設を予定しております七里ガ浜の子ども会館・子どもの家のみならず、すべての学区を対象に、ある幾つかの視点から民間委託を導入するに適した学区はどれか、あるいは民間委託の方法はどれかというものについて、今、内部で検討・精査をしているところでございます。
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○松中 委員 これはね、もう私、20年前ぐらいから問題にして、いまだにやらないんだけれども、地域の子供会とかPTAとか、あるいはNPOでもつくってもいいし、とにかく、もうこれね、早くそういうシステムに変えないと、かつてね、70歳以上のような指導員がいて、やめなかった例もあったんでね、そういうケースもあったんで、とにかく、その辺のことは至急、要するに検討して、早く実現するように。もう本当にね、いろいろ聞くと、そういう問題があるので、これはもう地域におろしたっていいし、あるいはNPOにおろしてもいいと。それだけは言っておきます。
それで次にですね、323ページ、美術工芸作品収集選定委員会。まず、これは選定委員会で、どんな選定委員会で、どんな人たちを選ぶという前提なんですか。
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○生涯学習課長 美術工芸選定委員会につきましては、まず事務としてですね、市が購入する工芸品の、どういう工芸品を購入したらいいかですとか、それから、その購入する作品、または寄託等を受ける作品の評価ですとか、あと選定に関するいろんな御意見を伺ったりする委員でございまして、今現在5名の方にお願いをしております。
5名はすべて学識経験者ということで、大学の教授の方が3人、それから美術館関係の方がお二人という形になっております。
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○松中 委員 それで、今後、年間どのぐらいの考え方として、作品を、要するに無償で提供する人もいるでしょうけども、国宝館なんかは骨とう屋さんから売り込みがあって、物がいいとたびたび我々にも、こういう写真を回されてあれするんですけども、この場合も要するに画商とか、あるいは骨とう屋さんとか、そういう売り込み、そのようなものを聞いていくのかどうか、そこはどういう考えを持ってますか。
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○生涯学習課長 こういう美術品というのはですね、計画をして、なかなか予算も獲得できないというか、措置できない場合もございますので、どちらかというと、そんなに値の張るものというんですか、何千万円もするものとか、そういうものではなくて、何百万円とか何十万円とか、そういうものを買うのにですね、当然、鎌倉の国宝館で購入するようなケースの場合ですと、国宝館が購入する物としてふさわしいのかどうか、そういうことですね、現物を見ながらいろいろ御支援をいただいたりしていると、そのような形の中で委員会を開催しておりますし、それから、寄贈の話もちょっと出ましたけども、寄贈する、特に絵画ですとか、そういうものを寄贈したいというような方もいらっしゃいますので、その作品を、寄贈するに当たって、いただいていいものかどうか、そういうふうなこともですね、専門の立場からいろいろ御意見を伺ってると、そういうような状況でございます。
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○松中 委員 この美術館というのはね、どういう考え方で、どういうコンセプトでつくるかということで全然違うんですよ。二、三十万から何百万ぐらいのものを集めたからって、買う必要はないんでね、そんな程度だったら。要するに何を言いたいかというとね、あんまり見にこないんですよ、その程度だったら。だから地方でね、これはばかみたいな話に聞こえたかもしれないけど、実際には1億、2億のちょっと有名な絵を買ってね、そうしたらすごい美術館の人気が出て、元は取ってしまうという考え方があるんですよ。ですから、その辺の考え方というのをちゃんと、きちんと持つような考え方と、それで、自主的に集めるのか、あるいは美術館が企画でやっていくのか、これはいろいろ考え方があるわけなんですけども、とにかくね、鎌倉には近代美術館もあって、今、葉山と、鎌倉には二つあるわけなんですけども、そういうレベルじゃなくて、要するにどういうコンセプトで、どういうものを集めていくかというのをきちんとしておかないとね、これね、ただ単に、要するにそのレベルのものをつくったからってね、ほとんど全くむだになる、それだったら。それじゃなかったら、やっぱり思い切って何億というものを買って、それはもう本当に笑われるように思うかもしれないけど、どっと見にくることによって収益が上がることによって、要するに、そういう日本の一つの事情もあると思うんですけど、これ何だか、この辺の野村総合研究所の跡地を絡めて、多分これをやっていくんだろうと思うんですけど、まず、そういうところを対象にしている、この美術品収集なんですか。
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○生涯学習課長 この委員会につきましては、今年度新たにできたものではなくて、以前からこの制度はございます。先ほどもちょっと御説明させていただきましたように、国宝館または鏑木清方美術館等の寄贈ですとか、そういうものを寄贈・寄託を受けるのに、市としてですね、購入も含めてですけども、幾らでどういう作品を購入したと、具体的な一件、一件、議題というか、審議事項として実際の品物を見ていただいて御審議いただくというような形をとっております。
それから、野村の方の美術館の関係なんですけども、これについては、この委員さんに具体的にどういうものを購入していったらいいかということは、具体的なその作品が出てきた場合には御審議いただきますけども、少なくとも私ども事務レベルといたしましては、鎌倉にゆかりのある作品を集めて、美術、特に絵画が中心になっていくと思いますけど、そういう美術品を集めて、市民の皆様に展示していくという考え方は持っておりますけども、具体的に、だれの、どの絵を、または、鎌倉にゆかりのある人も、いろいろ系統立てというか、そういうものも難しいと思いますので、今後、野村の具体的な計画を詰めていく中で、私どもも一生懸命勉強していかなきゃいけないなと思っております。
それとあと、まず、うちの方は市民の方から寄贈の申し込みがあった場合ですね、その作品をきちっと収蔵していく環境がまだ整っていないというような状況でございますので、まず野村の方の工事につきましても、収蔵環境をしっかり整えると、そういうような目標を立てております。その中で、少しずつ集めたものを市民の皆様方に公開していくというような形をとっていきたいと思っております。
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○松中 委員 そういうことであればね、今まで、ここにも書いてあるんですけども、美術品保管搬送委託料というのがあるんですが、もうあるものをやっぱり年に1回とか2回、要するに鎌倉にゆかりの、あるいは寄贈されたとか収蔵してるものをね、積極的に公開して、ただ持ってたって見る機会が少なければ余り意味がないんで、今あるものでもいいから積極的に、それを要するに芸術館なりギャラリーなり、あるいは生涯学習センターなりで公開してもらいたいんですよ、もっと積極的に。その点、いかがですかね。
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○生涯学習課長 作品によってはですね、御寄贈いただいたものをこちらの東京の方の貸倉庫に運ぶことなくですね、例えば生涯学習センターのロビーですとか、踊り場ですとか、展示させていただいているものもございます。
それから、東京の方に保管してあるものは、どちらかというと高額な物を保管しておりまして、2年前に実は作品展をやらさせていただいたんですけども、ただ実態としてはですね、東京から運んできて展示して、またそれを東京の方に、またもとの倉庫におさめるという形になりますと、かなりのコストがかかりますので、今後は野村の方の計画の進捗状況に合わせてですね、なるべく市の持っているものを皆様方に広く見ていただくと、それは実物を見ていただくということも今後検討していかなきゃいけませんし、それから、今現在保管している物も著作権の関係もありますので、その辺、承諾のとれたものからどんどんホームページの方で作品紹介を広げていくというようなことも考えていきたいと思っております。
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○松中 委員 そういうホームページとか、あるいは小冊子、あるいはカタログ、著作権の関係あるかもしれないけど、特別に印刷してポスターとか何かするわけじゃないから、それほど著作権の関係、どういうものを鎌倉市が持ってる、名前だけだとよくわからないけれども、そういう最近のデジカメ等でも撮ってね、ホームページでもいいし、あるいは何かカタログをやっぱりつくってね、こういうものが鎌倉市、持ってるんだというのをね、やっぱりわかるように公開しておいてもらいたいんですね。まだ、ギャラリーは、野村、できてないにしても、やっぱりそういうものがあった中で、鎌倉のゆかりの美術品・工芸品の体系的なものが、いろんな形の中で検討されていくことができるだろうと思うので、その点、指摘しておきます。
それとですね、保護・整備の経費、これは文化財。一つは頼朝周辺、あるいは頼朝公の墓そのもの、史跡拡大ということになったんですけど、あそこの、要するに今後の整備あるいは管理といったもの、何か考え方がある程度できてるのか。発掘調査は終わったようなんで、あれなんですけど、その辺のことはどうなってるんですか。
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○文化財課長 頼朝の墓の法華堂の話かと思うんですけども、特段、今のところは整備計画というのは持ち合わせてございません。
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○松中 委員 だから、もう要するにあそこが調査も終わったんだよね。それで、史跡拡大というのも、これはいつごろ正式に、もう決定したんですか。
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○文化財課長 北条義時墓の追加指定につきましては、世界遺産の方でこれは申請していると思うんですが、1月だと思うんですけど、18年に入って申請をしているかと思っております。
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○松中 委員 この辺の整備というのは、まだ、その後検討するわけ。
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○文化財課長 実際には、整備するに当たりましては、整備計画をつくってやっていく考えがありますので、特に義時墓とか、そういうことに限らず、ほかの史跡につきましても、整備計画をつくった上で、どういう整備を進めていくかというふうな計画づくりから入っていかなければなりませんので、今後、ほかの整備とあわせてですね、どういうふうな整備になるか検討していきたいと思っています。
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○松中 委員 それで、いつごろになるの。
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○文化財課長 まだ、その計画につきましては具体的に年次はまだ決まっておりません。
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○松中 委員 それは早急に、せっかくそういうことでね、北条常盤亭とか、こういうものも何か出ているんだけど、土地買収費、これは御谷のところ、これはかつて会計検査院も入って、あそこの、要するにああいう状態で買っても何をしてるんだということで、八幡宮の管理計画というのが出されてきたんだけども、これはどういうことなの、この史跡の御谷の地区のどの場所をいうんですか。
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○文化財課長 これにつきましては、八幡宮の御谷地区の25坊跡地周辺のところの市街化区域、歴史的風土区域で宅地化している地域のところを買っていくことにしているところでございます。
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○松中 委員 だから、そうすると、ここの御谷、買うだけじゃなくて、やっぱり何か整備するとか何かということをしてなくてね、一応計画だけはつくったけど、要するに、あのままにしておくということなの。何か、要するに公園的な感じにするのか、整備をしていくのか、その辺はどうなんですか。
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○文化財課長 今、御谷地区につきましては保存管理計画があるだけでございまして、今後整備していくには、整備計画が必要となってまいりますので、整備するに当たりましては、整備計画をつくっていかなければなりませんので、今後それに進んでまいりたいと考えております。
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○松中 委員 これ、世界遺産の担当、世界遺産は後で来るの、きょう。来ない。
世界遺産絡みでもなるんですけどもね、これは斉藤建設がああいう古都6条のところをああいう形の中で違法宅造したとか、盛土したとか、いろんな問題があるんですけども、世界遺産を目指しているんですけども、その大前提が史跡という。
最近、町でいろんなうわさを聞いているんですけども、斉藤建設だけじゃないと。十二所の、要するに朝比奈の史跡の、あの周辺あたりでも斉藤建設みたいな作業場とか、そういうことがされているんではないかというような話を聞くんですけど、その辺は文化財の方では調査してありますか。ちょっと話を町で聞いたんですけども。
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○文化財課長 今の話については、直接文化財の方には情報が入ってきておりませんので、知り得ていない状況でございます。
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○松中 委員 史跡の管理ということで、そういう話を町で私たびたび聞くんで、もし文化財とか、あるいは古都6条絡みの史跡とか、そういうことになると、もしそういうことであるならば、また問題が大きくなるんで、世界遺産を目指してながら実態としてはがりがりやってるということであったら問題があると思うので、とにかく、要するにコアが史跡だということであるから、そういう意味では、もし調査してわかったようでしたら、報告をしていただきたいと思います。
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○前川 委員 一つ、私は子ども会館のことでお聞きしたいんですけども、この指導員のことなんですが、専任指導員の報酬と、それから育成指導員の報酬ということで分かれているんですけれども、最近、何年か前に、定年が引き上げられたということをちょっと聞いているんですが。
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○青少年課長 今、御指摘のように子どもの家の指導員は2種類の指導員がございます。専任指導員というのは月18日勤務の月給制でございます。従来は、この育成専任指導員だけでございました。しかしながら、子どもの家の運営経費を縮減するという観点から、平成14年以降、新たに月13日勤務の育成指導員、これは1日幾らと申しますか、1日何時間働いたら幾らという形での規定がございますが、そういう形で、いわゆる日給月給で報酬の支出をしてございます。指導員の処遇の見直しに伴いまして、今現在、育成専任指導員の定年は63歳、育成指導員の定年は60歳と定められているものでございます。
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○前川 委員 そうしますと、63歳の定年の方が39人いらっしゃるということですか。
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○青少年課長 御指摘のとおりでございます。
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○前川 委員 何を言いたいかといいますと、恐らく育成指導員報酬ということは、60歳定年の方が、さっき石田さんがおっしゃったように、結構若い方が入っていらっしゃるんだと思うんです。年齢の問題ではないんですけれども、学童保育というのが、やはり学校が終わってから、いろんなものを抱えた子供たちが学童保育の方に来ると思います。その中で、今、時代も相当変わってきていますので、受けとめる先生側のいろいろな御苦労もあると思うんですけれども、その中で新しく指導員になられた方たちと、それから、もともといらっしゃる方たちとの、少し何か交流のずれがあるところも見えているということをちょっと聞いていますので、やはりこれ以上63歳以上の、年齢ではないとは言いながらも、体力的にも結構大変なものがあると思いますし、それから現状を把握するという意味でも、やはり子供の現状を把握するという意味でも、大変なものがあると思うので、63歳以上に引き上げられることのないようにしていただきたいというのが、割と声が上がっている面です。
それから、最近、障害児を受け入れてくださるということも拡充されているようなんですが、ここに夏季と早朝及び障害児対応アルバイト賃金と書いてあるんですが、普通のときでも障害児を受け入れていただいているわけですよね。
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○青少年課長 今現在、17年度におきましては、子どもの家が15施設ありますが、そのうち9施設に障害児が入っております。頭数にいたしますと、延べ16名ということでございます。この児童たちはおおむね去年の4月から入った子供もいますし、それ以前から、要は子どもの家に入って2年目、3年目を迎える児童もいる、さまざまでございます。
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○前川 委員 多分、障害児といいましても、肢体不自由児の子以外に、先日もお話ししていた軽度発達障害のお子さんもかなりいらっしゃると思うんですね。そういう意味での対応ということを、やっぱり、かなり新しくなっていると思っております。それで、そういう研修とかは、この指導員さんの方たちはしていらっしゃるんでしょうか。
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○青少年課長 子どもの家のいわゆる受け入れ体制の中で、やはり今日的な課題というものの一つが、障害児にどのように対応していくかということでございますので、その観点に従いまして、平成17年中もいわゆる障害児対策と申しますか、障害児に関する知識と申しますか、そのような研修を随時行っているところでございます。
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○前川 委員 しつこいようなんですけど、その研修はもう全員必ず受けるような形になっているんですか。
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○青少年課長 これは、指導員の勤務体制にもよります。先ほど申したように、月18日勤務と月13日勤務の指導員がおりますので、一遍に全員を対象にということは、それはできないわけでございます。したがいまして、各施設から1名ないし2名、そういう研修会に出席をし、出席できない指導員に対しては、それぞれ出席した指導員が出席しなかった指導員に対していわゆる復命と申しますか、報告をするということにかえて対応をしているところでございます。
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○前川 委員 そうしましたら、この指導員の方たちを巡回して見回っていただいていることはあるわけですか。
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○青少年課長 保健福祉部の方に社会福祉課という課がございます。そちらに障害児を担当している職員がおりますので、そのような横の連携もあわせまして、課題の対処に当たっているところでございます。
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○前川 委員 全体的な学童の様子というのは巡回を青少年課の方でしてくださっているんですか。
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○青少年課長 子ども会館、単独館を入れて16施設ございます。毎日回るというわけには、正直やっておりませんが、最低でも月に2回、私どもの職員が全施設を回っております。なおかつ、月に1回、通称全体会と称しておりますが、各施設2名程度の指導員に来ていただきまして、私どもと意思の疎通を図っているところでございます。
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○前川 委員 やはり子供が、当然わかってくださっていると思いますけど、子供が学校から帰ってきて、親がわりといいますか、学童の先生に甘えたりしたいわけですから、指導員の方がやはり幸せにというんでしょうか、非常に穏やかな気持ちで子供に接していただくためには、指導員同士の間のことを、ぜひ青少年課の方でも見てあげていただきたいと思います。やはり人間同士のことですので、いろんな問題も持ち上がっていると思いますので、地域の教育のため見てあげていただきたいと、今後ともよろしくお願いしたいと思います。
それからですね、青少年指導員に関してなんですが、私も青少年指導員をしておりまして、もう任期が切れることになりますけれども、今までやはり任意団体ということで、なかなか各地区から出していただけないという御苦労が青少年課の方でもあったかと思いますけれども、何か接触方法で、お互いに考え方を変えられたことっていうのは、おありになりますでしょうか。
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○青少年課長 青少年指導員の定数は75名でございます。たまたま、ことしの3月が2年の任期切れ、いわゆる改選時期でございまして、4月の委嘱に臨むべく、今現在、自治・町内会長さんを通じまして御推薦をいただいているところでございます。
しかしながら、最近の社会情勢もあるのかもしれません、なかなか、いわゆる引き受け手がないという悩みが率直にございます。従来は、自治・町内会長さんを通じてのみで御推薦を受けておりませんでしたが、なかなか人が集まらないという悩みがございましたので、青少年指導員の要綱を一部手直しいたしまして、青少年育成団体、あるいはPTAの関係者と申しますか、PTAの団体、そういう青少年に日ごろからかかわり、青少年の活動に御理解をいただている団体からの推薦も受けられるようにして、今、委嘱の手続に入っているところでございます。
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○前川 委員 もう3月になりましたけれども、今の現状というのをお聞きしてもよろしいでしょうか。
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○青少年課長 定数75名のところ、今現在61名程度だったと思っております。ちなみに、今現在が65名でございますので、何とか自治・町内会あるいは関係育成団体の御協力もいただきながら、せめて今年度並みの65名程度は確保をしたいということで努力をしているところでございます。
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○前川 委員 市長も青少年の健全育成については非常におっしゃっているところなので、これからの時代は、本当に青少年の育成が大切だと思います。日ごろの御苦労もあると思いますけれども、なるべく青少年指導員の必要性をまとめていただいて、周知していただくようにしていただきたいと思います。
そして、これから団塊の世代という方たちも、鎌倉にたくさん戻っていらっしゃると思いますので、そういう意味では、そういう方たちの力もかりることができるかと思いますので、また次の改選のときには、またそんなものもめどに入れて、募集していただきたいなって思います。
それから、青少年会館の運営についてちょっとお聞きしたいんですが、今、受益者負担でやっているところは幾つあるんですか。
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○青少年課長 今現在、青少年会館の中でいわゆる貸し館業務と申しますか、各青少年会館に部屋がございます。その利用を青少年団体、あるいは青少年団体が使用しないときに限り、一般団体にも開放をしているところでございます。ちなみに、その際のいわゆる利用料と申しますか、使用料と申しますか、それについてはすべて無料ということになっております。
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○前川 委員 今後、受益者負担にするという予定はありますでしょうか。
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○青少年課長 市民の方々から一定の御負担をいただきたいなという前提がございます。ただし、行政の方が何も努力をしないで御負担をいただくというのは、やはり順序が違うのかなというふうに一方で思っているところでございます。
具体的に申し上げれば、まず、行政が青少年会館の管理運営に関する経費をですね、具体的に言えば、特に人件費等を縮減する方向で見直す、歳出を減らす、それとあわせて会館をいかに快適に使っていただくようにどのようにすればいいのか、サービスの向上、そういうですね、二つのハードルをまず越えた後にいわゆる有料化というものも視野に入れてまいりたいというふうに思っているところです。
例えば、サービスの向上と申しますと、平成17年度は玉縄青少年会館の集会室という大きい部屋がありますが、それにつきまして、今まで冷房がなかったのを入れました。18年度予算においては、例えばおむつ交換台ですとか、それから洋風便器への切りかえ等を予定し、より快適に御使用いただくような努力をしてまいる所存でございます。
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○前川 委員 確かに青少年会館に行っても、古いのと新しいのとあると思いますので、ぜひそのように、改築・改装をしながらよりサービスを向上していただきたいと思います。一番新しいのに入るのが、うちのそばのフレンドリーかなと思いますけれども、非常にきれいで、皆さん、使い勝手もいいととても喜んではいらっしゃるんですけれども、逆に市民の皆さんからは受益者負担にはならないのかしらって、十分してもいんじゃないかしらって、こんな調理室まで貸していただけるのにっていうことを逆に声をいただいておりますので、そういうこともありますから、それでモラルだということでもないですが、また一層きれいに使っていこうという皆さんの意識も高まると思いますので、また、それも視野に入れていただくことになるのかなと思っておりますが、いかがでしょうか。
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○青少年課長 今現在での基本的な考え方としては、館の目的が青少年会館でございますので、青少年団体あるいは青少年育成団体については、これは、やはり館の設立の趣旨からして、無料というのが望ましいというふうに考えております。しかしながら、いわゆる青少年団体ではない一般団体につきましては、できれば、いわゆるランニングコスト的な部分だけでも御負担をいただければ、今、委員の御指摘のように、より快適で使いやすい館の運営にも寄与できるのかなというふうに思っているところでございます。
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○前川 委員 わかりました。
次なんですけど、ブックスタート事業の推進ということをお聞きしたいんですが、ブックスタートは実際に見させていただいて、この間の代表質問の中にも入れさせていただいたんですけれども、これからの事業というか、こういうふうにしていこうという新しい事業を考えていらっしゃったら、教えていただきたいんですが。
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○中央図書館長 ブックスタート事業につきましてはですね、今、毎月の小さい子供たちの健康診断というんですか、そういうときに実施をしていて、そのときに、具体的に言うと、読み聞かせをして本を1冊ですけれども、お渡しをしていて、小さいうちから子供に、そういう読書に関心を持っていただくというようなところが注目点で進めました。
それで、今はもう1年たちましたので、今度は4月からですね、図書館が中心になって、今度は実施していく。内容的にはまだ、個々に詰めてはいないんですけれども、恐らくですね、今やっている内容のほかに、例えば子育て支援センターでいろいろ事業をやっていますので、そういうような事業のところに、これはただ手間が相当かかる内容ですので、やはり人件費的なものも相当考えていかないといけないというふうなものもありますけれども、そういうふうなところにですね、手当てをしていくというような形で、極力多くの小さなお子様たちについては、そういう子供に読書の、絵を見せることだとか、読書に興味を持ってもらうとか、そういうふうなものを進めていければいいかなというふうに考えております。
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○前川 委員 私もそう思います。ブックスタートというのは一生に一度そこで経験して、そこから本のおもしろさ、楽しさ、それから言葉の豊かさを知るんだと思いますけれど、やはりおっしゃったように、子育て支援センターなどでできる読み聞かせとか、子育てサロンとか、そういうものに連携をして、そこへ移行していくという形も必要かなと思っております。それで、先日、ブックスタートの先駆けになった方の講演をブックスタート事業として聞かせていただいたんですが、大変好評というか、聞いた方は、すごくよかったと。私も聞かせていただいたんですけれども、すばらしい講演会を2時間、聞かせていただきました。ただ、とても出席していらっしゃる方が少なかったので、ああいう研修を、まだ、これからなさるおつもりなのか、それからまた、周知をどのようになさっているのかお聞かせいただきたいんですけど。
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○中央図書館長 確かに、今のお話ですね、非常に中身の濃い研修であったということは私どもも報告を受けていますし、恐らく、これについてはいい講演の団体の方がおりましたので、そういう方たちと今後もですね、ああいうようなものについては、やはり継続してやっていく必要があるかなとは思っています。
人数が少ないということについては、私どももいろいろPRは進めたつもりなんですけれども、こればっかりはなかなか、PRしたからすぐ来るというものでもないので、やはり何回か積み重ねていくうちにですね、徐々にやはりふえてくるのかなということで、非常に職員の方もですね、あの研修といいますか、受けまして喜んでいるようなところもありますので、きっと、うちの方の図書館の職員もですね、かなり力を入れてやっていくと。
うちの方の職員の中でもですね、ブックスタートの関係については、やはり担当を決めてありますので、そういう中でいろいろ協議をしながら周知をさせていければなというふうに思っています。
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○前川 委員 本当にそうだと思います。私も講演会を幾つも立ち上げて、なかなか人が集まらないという経験はしております。特に赤ちゃんがいらっしゃるお母さんというのは出にくいかと思いますけれども、なるべく聞いていただいて、いい講演をたくさん催していただきたいと思います。
それから、スポーツのことで、ちょっと一つだけお聞きしたいんですけれども、今子供の野球、またサッカーチームがたくさん鎌倉市内にあると思いますけれども、聞くところによりますと、実は子供の問題ではなくて、一つの地域に幾つもの野球団体があった場合に、子供の問題ではなくて、大人の問題で、今子供が少ないのに一つになることがなかなか、二つであれば一つの野球団になることができないとか、そういう問題があちこちで持ち上がっていると思うんですね。それを解消したのが玉縄でしたか、どこか玉縄の方にも、非常に先進的に野球団をやっているお父様がいらっしゃると聞いているんですけれども、そういうものを解消してね。これから、そういう野球団のような方、青少年野球団のような方たちをスポーツ課の方でまとめていくということはできる可能性はありますでしょうか。
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○スポーツ課長 今、委員さん御指摘のとおり、少子化の部分を受けまして、例えば野球関係で申し上げますと、チーム自体が編成できなくなるような状況の中で、解散をせざるを得ないんだというような状況等々がございます。当然、解散する段階におきましては、そちらの方の指導者関係につきましても、やることがないというような状況がございますので、そういう部分が多々、相談も実際、私どもも受けておりますし、今後そういう部分につきまして、市としてどうするんだということで、一つの課題かなということで認識しておりますので、今後、ちょっとそういうふうな状況をもう少し検討させていただいて、本来のあるべき姿に持っていこうかなというふうには考えてございます。
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○前川 委員 ぜひ、そうしていただきたいんです。子供たちは野球をやりたいわけですから、チームの名前も大変大事だと思うんですけれども、チームの名前を残すということよりは、1人でも多くの子供たち、特に今サッカーは非常に人気があるんですが、野球が細々としてきてしまっているのかなって思います。でも、野球をやりたい子はたくさん、そういう意味ではおりますし、あと、中学に行けば野球部もあるということで、そういう連携をとりながら、行政指導ではないんですけれども、行政の方で少し間に入っていただいて、大人同士の和解というか、間合いをとっていただきたいと思いますが、いかがでしょう。
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○スポーツ課長 今、野球の関係でお話が出ましたけど、私ごとでございますが、私の子供も小学校のときには野球を、2年に入りまして6年までやらせました。その主な理由としましては、小学生につきましては、あくまで一つの輪といいますか、そういう形の中でのチームプレーにどうしたらいいんだということで、自分なりの位置づけをするような形で、むしろ小学生につきましては、そういうことが将来的に必要なのかなということで、野球関係もやっておるということもあると思います。
ですから、そういう意味で、以前、6月議会だと思いましたけど、前川委員さんの方で地域コミュニティーという部分のお話がありましたが、まさしく、そういう部分につきましても、地域のコミュニティーを形成する一つの重要な部分かなというふうに認識しておりますので、先ほどの答弁と同じような形になりますが、今後とも、そういう部分についてのスポーツ課としての、どうしたらいいかということについては問題意識を持って対処していきたいというふうに考えてございます。
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○前川 委員 では、そうやって悩んでいる親御さんたちがそちらに相談に行ってもよろしいということでいいでしょうか。
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○スポーツ課長 私どもの方には鎌倉市体育協会がございますが、これが30の部分で組織されております。その中に野球関係等ともございますので、そちらの方とも、いわゆるどうしたらいいかという部分につきまして、協議をする部分も一つかなというふうに認識しておりますので、そちら等も含めまして、今後どうしていくかということについての対応は図ってまいりたいというふうに考えてございます。
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○前川 委員 以上です。ありがとうございました。
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○納所 委員 子ども会館・子どもの家管理運営事業についてお伺いいたしますけれども、利用料の改定があるわけですよね。そうなると、やはり先ほどお話があったように、育成専任指導員及び育成指導員の質的な向上がなければ、利用者の方の不満も出てくるのではないかと。不満というか、すべてがすべてということではなくて、やはり場所によって子供への対応がちょっと心ないというような苦情も耳に入ったりいたします。
そこでの指導員のあり方といいますか、研修も含めてですけれども、その向上を図るための措置というものはどのようになっていますでしょうか。
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○青少年課長 そのような苦情が私ども青少年課の方にも、直接保護者の方を通じて寄せられることがございます。そのような場合に、どのような措置をしているかというと、まず、やはり事実関係を確認する作業をいたします。それの中で、やはり今後の指導のあり方として、いかがかというようなものについては直接指導員に指導をするようなこともあります。あるいは、その苦情というものが、指導員全体が例えば抱えているような苦情であったりすることもございます。そういう場合には、先ほども申しましたように、月に1度の各施設から代表指導員が出てくる、その全体会の中でお互いの悩みというものも含めて話し合いをし、問題の解決の道を探っているということもございます。
一方では、当然のことながら、障害児のみならず障害児以外の研修というものも随時実施しているところでございます。
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○納所 委員 当然、そのトラブルというのは一方的に指導員が責められる筋合いのものでない部分も多いかとは思いますけれども、状況をよく把握して、的確な対応ができるように要望しておきたいと思います。
次に、文化財保存修理助成事業費331ページで、これは簡単に御説明いただきたい部分といいますか、ちょっと興味のある部分だけお伺いをいたします。
まず、本覚寺の木造釈迦如来及び両脇侍坐像保存修理というのがありますけれども、これ、市指定文化財ということで、築造年はどれぐらいの古さのものなのか教えていただきたいのと、両脇侍というのは、普賢と文殊のことなのでしょうか。その辺はいかがでしょうか。
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○文化財課長 本覚寺の市の指定文化財につきましては、表面の彩色が剥離してまして、本尊の光背といいますか、後ろにこういうのがあるんですが、その部材が遊離しております。そういったことで光背を立てると崩れる可能性がありますので、修理をしているというふうなことを考えております。それから、指定年月日につきましては昭和48年4月でございます。
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○納所 委員 それからあと、御所神社の石造板碑、弘長2年銘ということで、13世紀の前半だと思うんですけれども、この板碑というのはどのようなものなんでしょうか。
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○文化財課長 これは中世の供養塔でございまして、この種類につきましては、板に碑が書いてあるんですけども、その覆屋の基礎と、それから壁面の損傷が著しいため、その板塀を覆っている覆屋を修理しようというふうなことでございます。
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○納所 委員 それから、永福寺跡環境整備事業についてお伺いいたしますけれども、これが地域によってはちょっと、この整備事業、誤解を受けているところもあるみたいで、復元するみたいな話も出てきて、びっくりしちゃったんですけど、どのような整備を行うのか簡単に御説明いただければと思います。
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○文化財課長 今回の整備につきましては、樹木の整理、それから防災工事、この工事を行おうとしているところでございます。
樹木の整理につきましては、参道がありますが、そのちょうど西側の裏山のところでございます。そこが現在何も手が入っておらず、枯れていたり、倒木していたりしている部分がございまして、今後、将来の基壇の整備とか、苑池の整備に先立って、当時の姿に戻すような樹木の伐採、伐根、除去、そういったものの整理を行って、当時の景観的な復元を図ろうとしているものでございます。
あわせて、防災工事につきましては、ちょうどそこの部分の一部にですね、場所によっては岩盤に多少亀裂が入っている部分もございまして、小さな崩落も若干見受けられるところでございます。この樹木の整理とあわせまして、岩盤の露出している部分につきまして養生を行っていくということでございます。
今年度の工事については、この樹木整理、防災工事、並びにそれらの設計管理ですが、今後、土砂搬出、造成工事につきましても、今後、永福寺につきましては参道、基壇、建物の復元ではございませんで、基壇を復元していこうと。それから、苑池も復元していこうと、それから、橋につきましても、当時の姿に戻していこうというふうなことを今後考えていくことにしておりますが、一応あくまでもその整備に当たりましては、今後、地元の方とか文化庁とか、調整をしていきながら、具体的な年次を詰めていきますが、今年度につきましては、それに直接、基壇の整備とかではなくて、ちょうど裏山についての景観の修景を図ろうというふうなことで考えております。
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○納所 委員 ありがとうございました。
最後に349ページの体育施設整備事業の中で、温水プールについてですけれども、こもれびの利用状況、ほぼ1年たったと思うんですけれども、その状況についてはいかがでしょうか。どの程度把握していらっしゃいますか。
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○スポーツ課長 17年の2月にオープンいたしまして、1月末の状況でございますが、13万の方の御利用をいただいております。月平均1万ちょっとという数字になってございます。今後とも、事業者の方につきましては、会員等をふやす中で、そちらの方の充実を期していきたいという形で、その辺の連携は多様な問題が出てくるのかなというふうに認識しております。
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○石川 副委員長 子供会について、ちょっとお伺いをしたいんですけど、子供会はちょっと減少してるといううわさ、周りからよく聞くんですが、今の実態はどうなんでしょうか、人数とか団体数とか。
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○青少年課長 御指摘のとおりで、それが私どもの立場での悩みの一つとなっております。
昔は、例えば鎌倉市子ども会育成連絡協議会という、子供会の横断的な組織があったやに聞いております。一番多いときで、その加盟をしている団体が87団体、昭和55年に87団体もございました。ところが、今現在いわゆる(通称)市子連に加盟をしている団体が7団体にまで落ち込んでいるという事実がございます。
一方で、子供会そのものが大幅に減っているかというと、必ずしもそうも言い切れない部分もあります。(通称)市子連に入っていない子供会、これが市内に、私どもが把握している範囲では50数団体あるというふうに聞いております。
子供会組織のいわゆる脆弱な部分というのは、各子供会の役員がほとんどの団体の場合、1年交代、1年でやめてしまうということがあります。そういう中で、自分が当番に当たったときだけ頑張ろうというような意識があるのかもしれませんが、なかなかそれが各子供会の立場で、将来的にどうしようかというようなところにまで発展をしていかなければいけないところが、そこがなかなかうまくいっていないところがあるのかというふうに思っています。
ことし、平成17年度から、(通称)市子連に入っていない子供会にも補助金を出すようにいたしました。そういう補助金を出すという行為の中で、個々の子供会の役員さんと、できれば率直なお話をし、悩みを聞き、お互いにどういうふうにすればいいかというような課題についての問題解決を青少年課ともども、個々の子供会の役員の方々と話し合いをしてまいりたいというふうに考えているところでございます。
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○石川 副委員長 子供会というのは、今地域コミュニティーのね、活性化するのに、役割を担っていると思うんですね。また、今子供の安全対策が騒がれてて、地域の見守り役としても重要な役割をしていると思います。
お金の、補助金がここについていますけれども、何かこう新しく人口がふえてきているところもあります。そういう方たちに知らせる、何か手段を市として後押しをね、していただけないかな。広報する、こういう子供会があなたの地域にありますみたいな、そういったことがホームページとかも、市のグリーンページがありますけれども、そういうところで掲載ができたら、もっと、子供会ってこういうことをやってますよということを何か、できたらいいかと思うんですけれども、難しいですかね。
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○青少年課長 御指摘のように、鎌倉市のホームページ、あるいは市子連のホームページ等を掲載することによって、そういう活動あるいはPR等もするのも一つだと思います。また、もう一つは、今回の機構改革に伴って、青少年課そのものの執務室を玉縄青少年会館の事務室内に移します。できれば、私どもの気持ちとしては、青少年会館に青少年課を移すことによって、青少年会館そのものを名実ともに、子供会も含めた青少年活動の核にしていきたいというふうに思っているところでございます。
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○石川 副委員長 わかりました。
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○高野 委員 1点だけ、今、納所委員からお話がありました永福寺跡の環境整備について、これは前期実施計画でも、平成23年度を目標としていると。やはり、きょう直接の所管じゃないんですけど、世界遺産との関係で、非常にここの整備は大きな課題だなと思っているんですが、今年度は先ほど御説明あったとおり、樹林整理と防災工事ですか、やるということなんですが、これは、今のところ23年度に整備ができるという目標に照らしてみれば順調にいっているというふうに理解していいですか。
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○文化財課長 本格的整備につきましては、考えておりますのは19年度から5カ年かけて23年度というふうなことで、5カ年計画で国庫補助を受けながら考えているところでございますが、今回の18年度予算につきましては、本格的整備の場所ではなくて、そのちょうど裏山のところの修景の復元を図ろうということでございます。
ただ、本格的整備につきましては、文化庁の調整、それから地元との調整、そういった調整が当然必要になってまいります。行政側で独自に詰めていけるものではございませんので、そういった調整を図った上で進めていきたいというふうに考えております。
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○高野 委員 わかりました。
あそこの場所は、これはあれですかね、私、イメージは十分じゃないんですけど、なかなか道は狭いから、やはり歩いて、皆さん行くような、そういう感じなんですかね、これは。学校教育や生涯学習へ提供とあるんですが、これは交通手段としてはどうなんですか。
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○文化財課長 交通手段としては、現在でも永福寺に行きますのには、鎌倉宮のところの駐車場で、皆さん、あそこの駐車場を利用しながら歩いていかれているのが大体、ほぼそういった方が多いようです。あとは、ハイキングコースであそこのところに立ち寄られるという方も多いですが、あそこの前には、そういった駐車場というのが全くございませんし、地元の方が通れるような範囲の道しかございませんので、皆さん、歩いていかれるのが通常というふうに考えております。
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○高野 委員 そういうイメージがあったということです。やはり、今もおっしゃったとおりなんですけど、これもさっきのね、第二中学の話じゃありませんけど、住民の方との意向調整というのは、くれぐれもよろしくお願いしたいと。
きょうは世界遺産のことをやろうと思ってたら、所管じゃないと聞いて断念したんですけどね、あれっと思ったんですけど、勉強不足で失礼しました。そういうまちづくりの一つとして非常に大事ですので、くれぐれも住民の方とよく、理解をとりながら進めていってほしいというふうに要望して終わります。
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○高橋 委員長 よろしいですか。
ちょっと、私から2点ほどお願いします。
文学館のですね、収蔵品の入力の件なんですけれども、どういう形で進めるようになっているんでしょうか。一応これシステム賃料が入っていますけど、この中に含まれていますか。
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○神田 生涯学習部次長 収蔵品管理システムでございますけども、13年度の途中から、大体5カ年計画でもって進めてきております。今現在ですね、精力的にやっておりまして、予定の九十五、六%に進んでいるところでございます。これは一応10月ぐらいまでに、大体当初の計画どおりいこうという予定でございます。
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○高橋 委員長 それはわかりました。
もう1点ですね、ちょっと先ほど松中委員さんの方から話が出た件なんですけど、これも以前からお願いをしておりまして、鎌倉市が所有する絵画とか彫塑とかですね、書画骨とういろいろありますけれども、ホームページでそれぞれ見れるようにはなってきてはいますけれど、やはり冊子としてね、写真と作者名とかタイトルとかですね、そういうものを冊子にしてやっていただきたいということで、かねてから要望して、昨年、生涯学習部の方はそういったものの展示をするので、その際にデジカメで撮ってやっていただけると。
これは、市長部局が直接管理をしていたり、文化推進課が直接管理をしてたりと、それから国宝館、鏑木さん、それから各学校もあるんですよね。学校が校長さんの権限において管理をしているものもありますから、本来ね、そういうもの全部がね、やっぱり1カ所でちゃんと把握をしているべきなんですね。そういう中で、こういう委員会の先生方にもですね、そういうことをベースに、念頭に置いていただきながらいろいろ検討していただくべきじゃないかなと。そういう意味で、昨年の展示が終わった後に、そういった冊子みたいなのが、つくっていただいているんでしょうか。
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○生涯学習課長 一応ダイジェスト版みたいな形でですね、モノクロではつくっているんですけども、本来きちっとお金をかけてカラー版というのをつくった方がいいんでしょうけど、とりあえず今、ホームページの掲載をなるべく多くしていくことと、それからホームページに掲載するような、掲載するということはデジカメで撮るわけですから、その撮れたものの、これは広く窓口に置いてあるとか、そういうものじゃないですけども、窓口に置けるような、まだ状態じゃないんで、できるところから整備をしていきたいと、このように考えております。ただ部分的には今委員長さんおっしゃられたような形の中で一生懸命、そういう作業もさせていただいているという状況でございます。
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○高橋 委員長 文化推進課の方ね、お金かけないで自分たちでつくって、ちょっとした冊子ですけど、1センチぐらいの厚みになりますけど、つくっていただいてるんですね。それは、できた成果品、私いただいたんですけれども、別に外注しないで、要するにカラープリンターでやってですね。非常に立派なものができてますので、ちょっとそれを参考に見ていただいてですね、その程度で本当に十分だと思いますから、できるだけ早目にまとめていただきたいなと。
さっきも言ったようにですね、それぞれがそれぞれの部署でそういった財産管理をしてまして、全体を掌握しているところがないんですね。それがお宅の方でやるのか、文化推進課でやるのかわからないんですけれども、少なくとも、こういった委員会をね、管轄して所管しているのはお宅の方ですから、そういう意味では、お宅の方でやられた方が委員さんもですね、やりやすいということもあろうかと思いますので、できればちょっと協議をいただいてですね、代表的な管理部門としての名乗りを上げていただいて、全体のやつを集約してですね、集約が終わった後には、やっぱり文教の委員さんに、それ全部の資料を提示していただきたいなと、お渡しいただければなというふうに思いますので、お金かけないで、18年度の目標にしてですね、12月の議会ぐらいには我々の手元に来ることをお願いしたいなというふうに思いますので、努力をしていただきたいと思います。
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○生涯学習課長 関係課と詰めまして、お金のかからない方法で一生懸命努力してつくっていきたいと思っております。
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○高橋 委員長 はい、では結構です。
それでは質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見のある方おられますか。
(「なし」の声あり)
それでは、なしということで確認をさせていただきます。
以上をもちまして、生涯学習部関係の審査を終わりにしたいと思います。
職員退席のため暫時休憩いたします。
(14時38分休憩 14時39分再開)
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○高橋 委員長 それでは、再開をいたします。
───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
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○高橋 委員長 日程第4その他「継続審査案件について」事務局の方から。
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○事務局 12月定例会において継続審査となっております陳情3件の取り扱いについて御協議をお願いいたします。
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○高橋 委員長 一応、何と何。
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○事務局 陳情第4号義務教育費国庫負担制度の堅持に関する陳情。陳情第6号地方の財政力を強化し、義務教育費国庫負担制度を維持することについての陳情。陳情第13号国・県に私学助成制度の充実を求める意見書の採択と鎌倉市の私学助成制度拡充についての陳情。以上3件でございます。
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○高橋 委員長 原則、日程確認のときにですね、それぞれ何か変化があれば再審査を要求していただいて、審査をした上でどうするかというふうなことになりますので、この段階では、ちょっと審査できませんので、引き続き継続審査ということで確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
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○事務局 ただいま確認されました3件について、最終本会議において閉会中継続審査要求を行うことについて御確認をお願いいたします。
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○高橋 委員長 よろしいですか。
(「はい」の声あり)
じゃ、そういうふうにさせていただきます。
それではきょうの文教常任委員会をこれで閉会いたします。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成18年3月2日
文教常任委員長
委 員
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