○議事日程
平成17年12月22日建設常任委員会
建設常任委員会会議録
〇日時
平成17年12月22日(木) 11時00分開会 12時00分閉会(会議時間 1時間)
〇場所
議会第2委員会室
〇出席委員
松尾委員長、大石副委員長、萩原、助川、渡邊、伊東、赤松の各委員
〇理事者側出席者
小林都市計画部長、大久保都市計画部次長兼都市計画課長、稲葉都市計画部次長兼都市調整課長、飯山都市計画課課長代理、大場都市景観課長、猪本開発指導課長
〇議会事務局出席者
磯野次長、原田調査担当担当係長
〇本日審査した案件
1 議案第57号市道路線の廃止について
2 議案第58号市道路線の認定について
3 議案第67号指定管理者の指定について
4 議案第68号指定管理者の指定について
5 議案第80号平成17年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算(第2号)
6 陳情第17号山本山所有の山林保全を求めることについての陳情
7 陳情第22号常盤山緑地保全についての陳情
8 報告事項
(1)古都6条地区の違反造成について
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○松尾 委員長 ただいまから建設常任委員会を開会いたします。
まず、会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。渡邊隆委員にお願いいたします。
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次に、本日の審査日程の確認ですが、お手元に配付した日程のほかにですね、9時より行われました各派代表者会議におきまして、古都6条地区の違反造成についてということで、各代表者の方々に報告があったのですが、建設常任委員会に係る問題ですので、常任委員会の委員の皆様にも報告をしたいという意志もその場でありましたものですから、この、本日の審査日程に追加してよろしいかどうか、確認をしたいのですが。
よろしいですか。
(「はい」の声あり)
わかりました。そうしたら、日程の第8としまして、報告事項古都6条地区の違反造成についてということで追加をさせていただきます。
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○事務局 担当原局の方に御連絡しておきますので。
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○松尾 委員長 よろしくお願いします。
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○松尾 委員長 それでは、日程第1、議案第57号市道路線の廃止について、委員長報告の確認を行います。
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○事務局 それでは、委員長報告の案を朗読させていただきます。座ったまま失礼いたします。
(事務局朗読)
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○松尾 委員長 ただいまの報告でよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
では、確認させていただきます。
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○松尾 委員長 日程第2、議案第58号市道路線の認定について、委員長報告の確認を行います。
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○事務局 それでは、委員長報告文案を朗読させていただきます。座ったままで失礼いたします。
(事務局朗読)
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○松尾 委員長 ただいまの報告でよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、確認させていただきます。
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○松尾 委員長 続いて、日程第3、議案第67号指定管理者の指定について、日程第4、議案第68号指定管理者の指定について、2件一括して委員長報告の確認をいたします。
原局、お願いします。
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○事務局 では、委員長報告文案を朗読させていただきます。座ったまま失礼いたします。
(事務局朗読)
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○松尾 委員長 ただいま2件一括の報告、確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
では、確認させていただきます。
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○松尾 委員長 日程第5、議案第80号平成17年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算(第2号)、委員長報告の確認を行います。
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○事務局 委員長報告の文案を朗読させていただきます。座ったまま失礼いたします。
(事務局朗読)
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○松尾 委員長 以上の報告でよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、確認させていただきます。
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○松尾 委員長 次に、日程第6、陳情第17号山本山所有の山林保全を求めることについての陳情、日程第7、陳情第22号常盤山緑地保全についての陳情、2件一括して委員長報告の確認をいたします。事務局、お願いいたします。
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○事務局 委員長報告の文案を朗読させていただきます。座ったまま失礼いたします。
(事務局朗読)
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○松尾 委員長 以上2件の報告でよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、確認をさせていただきます。
それでは、関係職員入室のため、暫時休憩いたします。
(11時16分休憩 11時18分再開)
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○松尾 委員長 それでは、再開いたします。
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○事務局 休憩中に報告事項の担当原局から、資料を配付させていただいておりますので、御確認をお願いいたします。
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○松尾 委員長 よろしいでしょうか。
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○松尾 委員長 それでは、日程第8、報告事項古都6条地区の違反造成について、原局から報告をお願いいたします。
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○都市景観課長 都市景観課、大場です。
それでは、古都6条地区の違反造成について御報告いたします。
それでは、配付いたしました案内図をごらんください。方位は上が北となります。案内図中央の黒い線で囲った区域が、平成17年6月27日付で、事業者第一交通産業株式会社、設計者、工事管理者株式会社島田建築設計事務所、工事施工者株式会社斉藤建設に、都市計画法に基づき開発許可等をした区域でございます。
その内容は、鎌倉市御成町39番36地内、2,420.34平米の土地において10区画の宅地造成を行う開発事業でありました。この宅地造成の過程で、隣接する歴史的風土特別保存地区、いわゆる古都6条地区の一部において、木竹の伐採及び土地形質変更を行ったことが判明いたしました。
本件は、市民の方から12月12日に通報がございまして、12月13日に、開発区域と古都6条地区の境界の明示を指示いたしました。12月20日に現地確認を行い、この状況がわかったところでございます。この間、職員の初期対応がおくれましたことをおわび申し上げます。申しわけありませんでした。
改めまして、案内図をごらんください。案内図では、ピンク色に着色した箇所がその位置でございます。目測ではございますが、おおよそ延長25メートル、奥行き6メートルから7メートル、垂直高7メートルから8メートル、面積約100平方メートルといった範囲でございます。
当該行為は、鎌倉にとって一番大切な古都6条地区を傷つけた行為であり、市として断じて看過できるものではないため、現在、工事を停止させ、事業者側から事情聴取を行うとともに、早期に現状報告をさせ、古都6条地区の原状回復に向け、厳正に対応してまいる所存でございます。
なお、先ほど6条所管の神奈川県緑政課、横須賀三浦地域県政総合センターの職員の方も現地を確認し、工事停止、報告書の提出を指示されておりました。市といたしましても、既に必要な指示を書面により行っておりますが、今後、県との連携を密に、この案件に対応できるよう申し上げたところでございます。
以上で御報告を終わります。
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○松尾 委員長 それでは、質疑に入ります。
質疑のある方。
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○渡邊 委員 これは、判明してからの日数がある程度たっていると思うんですけれども、これはミスか何かで、単純なミスでこの部分を工事してしまったんですか。
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○都市景観課長 昨日、工事施工者、設計者からの事情を聞いたところ、掘削をしていったところ、境界で古都6条の区域が崩れてきてしまうと。地質がですね、当初、ドタンの固い岩だという想定だったところが、そこの部分がですね、岩が崩れた、小さな地質になっていったもので、崩落しやすい状況になっていって、崩れてきてしまったと。そこを安全なように、きれに成形をしたということでございました。
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○渡邊 委員 わかりました。
じゃ、もう一つ。これは、復旧というか、今おっしゃったのは復旧。
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○都市景観課長 今のは現況でございまして、工事の施工の途中で古都6のエリアが崩れてきてしまったという御報告で、そのままにしておくと危険なものですから、そこをきれいに片づけて、今、シートを張ってあるということです。水が入らないような状況にしているということでございます。
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○渡邊 委員 じゃ、いわゆる復旧ということは、今後できるんですか。
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○都市景観課長 鎌倉のまちづくりにとって、一番大事な特別保存地区がそういう状態になったということでございますので、これは原状回復を基本に、今後、厳正に対応していきたいということでございますので、それを復元をしていくために必要な工事については、私どもの方で指導をしてまいるというようなことも考えてございます。
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○渡邊 委員 姿勢としては、そうだと思うんですけれども、技術的には可能なんですか、復旧というのは。
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○都市景観課長 現在ですね、その復旧の手法についても、まず、事業者が原因者でございますので、事業者がどのようにやってくるのか、その報告を早くせえということで、申し上げてございます。それを、まず見なくてはならないかというふうに思っておりますけれども、現況、切ってしまったところですので、その復旧はもとどおりにはならないわけでございますが、古都6条地区にふさわしい形での復旧を目指して、指導してまいりたいと思っております。
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○渡邊 委員 わかりました。
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○松尾 委員長 ほかに。
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○伊東 委員 工事してたら、何か、古都6の部分が崩落してきたので、それで成形するために、この25メーターから奥行き六、七メーターの部分を削りとったと。要するに、崩落を防止するためにやったんだというふうに向こうが言ってるというんだけど、それは、もし、崩落があったときは、まず届けなきゃいけないんじゃないの、市へ。それは勝手にできるの。
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○都市景観課長 当然ですね、そういう状況が発生した場合は、事前に御相談をいただいて、それで、どう対応していくかということは必要だというふうに考えております。
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○伊東 委員 住民からの通報が12月12日でということは、それ以前だよね。だって、その段階では、もう、これ、幅25メートル、奥行き六、七メーターにわたって削り取られちゃったんでしょう。その後も、やってたんだ。12月12日以降もやってたの。それとも、12月12日の段階では、もう、既にそれだけ削りとってしまったのか、それはどうなのか。それだけ削っている間、何で、鎌倉市の方に何の連絡もないの。
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○都市景観課長 昨日、設計者は工事管理者ですが、工事管理者、施工者、その中で、緊急的に、向こうの方から経過説明ということで報告を受け、事実確認をしたところですが、先ほどお話しした分につきましては、11月17に、まず表土の、必要以上の崩落を防止するためにはがすことを、工事管理者みずから指示したという確認をしております。その工事期間について確認しましたところ、11月17日から約5日間で、日付にしますと24日までの間に現状の状態にしたという確認をしております。
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○都市計画部次長 今の質問のとおり、そのような状態を市に報告もせず、黙って、自分たちの勝手な判断で処置をしたということは言語道断であるということで伝えてありますが、ただ、昨日のことは、事情聴取的で、経過的にそういうことで、市としましては、とんでもないと、なぜすぐに報告しないかと、報告する義務は当然あるということで、それは強く言ってあります。
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○伊東 委員 これは、報告義務は市にあるの、それとも県なの、両方なの。県も、さっきも、あなた方の説明では、県の方も工事停止と、それから、報告するようにというふうに言ったっていうんだけど、それは市なの、県なの。
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○都市計画部次長 まずはですね、市です。まず、市に報告しなきゃならないと。これは幾ら6条と申しましても、開発と、あと条例の許可を得ていますので、その状況におきまして、必ず市の方にまず報告と。それによっては、市の方から県なり、事業者から県に報告させるということですが、まず、市に報告というのが当たり前ということでございます。
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○伊東 委員 それから、さっき気になっていたのは、当初計画していたときに予定していたのと、何か土質が違うと言ってんだけど、これは安全上の問題にかかわってくるんだけど、そうすると、今度、申請を出されている工法で大丈夫なの。当初予定していたのと土質が違って、岩だったはずなところが、何か、もっと細かい粒子状のものだったと。砂なんだか、よくわかんないけど。だとするならば、最初の工法でいいかどうかって判断、出てくるでしょう。それはないの。
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○都市計画部次長 私も現場を見まして、土木的に見ませていただきました。今、現在は、確かに岩でございます。それで、岩の上に表土、今の削り取られた以外のところにも表土が見受けられますが、私の考えるところによりますと、事情聴取の中では、その上の境の部分、区域の6条地域と、今回の工事の境の部分から作業を始めたようです。それによりまして、当然、上の部分の表土が落っこちてきたと。私も土木系でございますが、一般に考えるには、そのような工法をしないのではないのかと思っております。当然、下からきちんと起こしまして、少しでも、ひび等が発見された場合は、そこですぐ停止して、それで報告なりして、次の対処をどういうふうにするかというのが常識なんですが、お話を聞くと、どうも上の部分からやったと。当然、その部分の表土が落ちたと。表土が落ちたので、その部分で報告しないで、表土をとったあげくに成形をしたと。一般的には考えられないような行為をやってたということです。
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○伊東 委員 はい、わかりました。
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○赤松 委員 もう既に、伊東さんも指摘されているわけですけど、私、二つあると思うんですよね。一つは、事業者がやるべきことを怠っているという問題、それからもう一つは、それを承知した後の行政の対応、二つ問題あると思うんですよ。
伊東さんも今言ってるとおりでね、そういう事態にぶつかった場合に、まず事業者は、何をやるにしても、行政に報告して、そして指示を待つと。その上で、次のステップに入るというのが、これ、当然のことでしょう。そういう報告の義務を怠ったことによって、大変なことになっちゃったわけですよ。より悪いことをやっちゃったんですよ。これは法律的にどういう責任が生じるのか、私、わかりませんけどね、厳しく言ったっていうことだからあれですけどもね。事業者にも大変大きな責任があるし、特に、工事の管理者が17日から24日までの間に表土の崩落、それを防止するために、はがすことを指示して、こう手当てしろとかということをやるなんていう、そういう管理者自身の責任を超えることを事業者に指示したということはね、重大問題だと私は思ってるんだけど、その点は、厳重に注意したというようなことを言ってたけど、どういうふうに思っているんですか。
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○都市計画部次長 赤松委員が言われた、そのとおりです。私どもとしましては、また、その部分は正確に。昨日やりましたが、もっと細かい部分を聞かなくちゃならないと思ってます。それで、現場を詳しく確認に行きまして、先ほど申しました量的なもの、長さ25であったり、奥行き、高さというのは、正確なものは出てません。そういう部分も把握しながらやって、昨日も、きょうでございますので、昨日はすぐに現場に行きましたが、その中できちんとして、もう少し話しを聞かなくちゃいけないと思いますが、今、赤松委員が言われるとおりで、とんでもないということでございます。
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○赤松 委員 ということですよね。安全に、きれいに成形したっていうんだけど、これだって行政のきちんとした指示を受けて、県土木が直接のあれでしょうかね。その上で、これ取りかかることであってね。法律的にもこれは、きちっと報告の義務だとか、そういう点からいっても問題が残るんじゃないかと。厳正に対処してもらいたいと思います。
それともう一つは、12日に通報を受けて、現地に、実際に役所が確認に行ったのは20日なんですか。20日に現地確認。20日って、たしか言ったよね。12日に通報を受けて、いつ役所の担当が現場へ確認に行ったんですか。
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○都市景観課長 12日に市民の方からお知らせがございましてて、その日のうちに設計、現場の管理者に連絡をいたしまして、まず区域がはっきりしていませんと、現地の確認のしようがございませんので、区域を一度示しなさいと、それで現地を見ましょうという指示をいたしておりまして、それができて、現場の立会いをしたのが20日ということでございます。
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○赤松 委員 通報を受けて連絡したというのは、これは電話かなんかでいくんですか、業者に。
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○都市景観課長 今申し上げございません、訂正でございます。申しわけございません。12日に通報がございまして、13日に明示をするよう指示をいたしました。
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○赤松 委員 明示というのは、電話。
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○都市景観課長 電話で指示をしております。20日に現地の方にいたしました。
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○赤松 委員 そうするとね、通報あってから8日間、現地、確認したのが8日目ですよ。12日から、崩れたものを工事管理者の指示に従って、17日から工事を、安全な形成をするための工事というのが17日から始まっているわけでしょう。その作業をやってる過程で、20日の日に市が現地を確認に行ったと、こういうことになるわけでしょう。
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○渡邊 委員 12日前から始めているんでしょう。
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○赤松 委員 12日前からやっている。
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○伊東 委員 11月17日からやってます。
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○赤松 委員 いずれにしてもね、そういう最初の報告で、古都の6条という重要なというふうに言っているわりには、実際にすることが……。
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○都市計画部次長 ちょっと言葉足らずで、申しわけございません。12日に通報を受けまして、13日に明示をしたと。さらに、返事が来ないで、14日の午前中にも明示を指示しております、さらに。その中で16日の日に、これは午後になりますけども、立会いをするということで、どうなんだということで、20日の日になったということでございます。その間、私どもとしましては、確かに、言われますように、指示をした事業者の言葉だったんですが、もっと早く、我々としては、市の方の対応としては、もう少し直接的に現地等に行かなかったということだけは反省しております。事業者の方のあれを待った形になったことだけは、非常に申しわけございません。
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○赤松 委員 これ以上言わないけどさ、通報を受けたらさ、すぐ現地に飛ばなくちゃ。目と鼻の先じゃん。これ、陳情も出た案件だよね。私はそう思いますね。1週間以上たってからだもの、現地確認が。
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○小林 都市計画部長 御指摘の件つきましては、まことにごもっともというふうに痛み入っております。現場を預かる者としては、どのような形であれ、職員から通報があれば直ちに現地に飛ぶというのが仕事のイロハでございます。そのイロハが十分尽くせなかったという点につきましては、指揮監督する私の責任ということで、反省しております。
私がこの件について報告を受けましたのは、一昨日、20日でございました。そのときにも、直ちに、何できょうの報告だということで、厳しく注意をいたしましたが、そうなってからの注意というのは、日ごろの職員に怠慢があるということのあかしでございまして、私自身、非常に反省しているところでございます。
事が6条の問題であるだけに、事件の重大性に見合った適切な対応を、私どももしなければならなかったということで、本当に反省しているところですが、今後においては、このようなことのないように努力してまいたいと思います。
対応の基本といたしましては、先ほど委員の方からも御指摘ございましたが、非常に重大な問題ということで基本的に考えておりまして、まだ事実確認、全貌が明らかになっていない段階でございます。できるだけ早く、事件の全貌を明らかにした上で、最も厳正な、厳格な対応をしてまいりたいというふうに考えております。
法的な根拠といたしましては、監督権限というのがございますので、これを最大限に活用して、鎌倉の6条というのが、どれほど重要な土地であるか、それを侵すことの重大性ということがはっきりわかってもらえるような、そのような対応をしてまいりたいというふうに考えております。
きょうの御報告、実際、先ほど代表者会議にも報告させていただきましたが、きょうの時点では、まだ、いろんな面で全貌を把握しておりませんが、ともかく、事件の重大性にかんがみて、このような事件があったと、そのことだけを、ともかく議会の方にお知らせしたいということで報告させていただいた次第でございます。
今後、できるだけ事実を詳細に把握して、わかりやすくなってきた上で、御報告をさせていただきたいというふうに思っております。
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○赤松 委員 わかりました。今後に生きる対処をよろしくお願いしたいというふうに思います。
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○松尾 委員長 ほかに。
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○萩原 委員 1点だけ、いいですか。
済みません、今反省されているということなんですけども、12日に報告を受けて、20日の日に部長にも報告があったということで、その間ですね、どこで報告がとまっていたんでしょうか。本来であれば、報告を受けて、その日のうちでも部長まで行くべきことだと思うんですけれども、報告を上げていくのに、どこでとまっていたんでしょうか。できれば、時系列というのを出していただきたいと思います。その流れですね、報告の流れ。
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○都市景観課長 先ほどお話ししたとおり、市民の方から12月12日に、近隣の方ですので、日々見てるということで、状況が計画と違うんじゃないかという御指摘を、直接来庁してのお話がありました。先ほど、事業者の方へすると、現地がああいう状況ですので、境界を明示しないと、その開発区域を越えて───どうかわからないという担当の考えで、事業者の方へ指示し、最終的に16日に、そういう現地の作業が終了したということで、20日という日程的にはなったと。ただ、先ほど来のお話も含めて、あったとおり、その間、赤松委員さんからもお話がありましたように、歩けば、ほんの数分で行けるところということで、先ほどもありましたように、陳情もあり、また、部下であります担当の方で直接書類を見て審査をし、法に合うという判断をして自分が認めた計画がそういう指摘を受けたということで、本来であれば直ちに現場に行って、確認できる範囲、目視でも構わないですから、本来すべきであったということで、直接の判断として、その点につきましても、先ほど部長が直接担当者に話したということとあわせて、きちんと指示をしていきたいと思います。
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○萩原 委員 質問というのは、20日の部長に行くまでに、報告がどこでとまったのかということなんですけど。上がるまでにですね。どこまで職員が───したということなんですが。
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○都市景観課長 ちょっと補足させていただきますと、私もその状況を知らされたのが20日でございます。先ほど、その前段で、ちょっと外れるかもしれませんけども、時系列にお話しした部分で、あわせて担当の対応の考え、─────です。
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○萩原 委員 わかりました。先ほど、反省もされ、注意もされたということですので、やはり、これは同じことを繰り返してはいけないということですので、──────いただきたいと思います。以上です。結構です。
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○松尾 委員長 ほかに。
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○大石 副委員長 済みません、先ほど赤松委員の方からもありましたように、この開発区域というのは、陳情も出されていたところで、一番やっぱり神経使わなきゃいけなかったところじゃないかなって私は思うんですけども、やっぱり12月12日に代表者でも、お話し聞きましたけども、地域住民の方がですね、その削ったところの写真を持って、おかしくないかということで来たらしいんですが、今、お話を聞けば、12月20日まで、課長のところも20日に聞いたというような状況でですね、神経を使っていただきたいというのは、問題意識を持ってれば、13日にでも現場を見に行って、建設常任委員会も14日なんですね。そこを、ここだってできるじゃないですか。その辺の皆さんの部下の意識というのも、ちょっと改革していただきたいなということも、実はございます。
これは、皆さんからの御指摘ありましたから、要望としてお話しさせていただきますので、あと、削られたところ、これも代表者で出てましたけど、法人の土地だということで御理解いただいて6条地域にはめているということもあるんでしょうけども、持ち主の方への対応等、持ち主の方はどのようなことを言われているんですか、この件に関して。
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○都市景観課長 土地の売買の経緯からしますと、もともと6条をお持ちの地主さんが、今の事業者さんに土地を売られたのではないかということだと思います。で、今、土地をお持ちになっている方の状況といいますか、そこは、まだ現状ではお伺いしていないところです。
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○都市計画部次長 今、不確定なことを言いましたけど、削られたところの地主さんの土地を事業者が買ったということです。
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○大石 副委員長 今。
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○都市計画部次長 開発区域を。ですから、もともと、削られた6条地域と今の開発区域は同じ事業者さんが持っておりまして、その開発区域だけを、今の第一交通産業が買ったと。
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○大石 副委員長 じゃ、その開発をしている事業者のものだということですね。
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○都市計画部次長 違います。開発区域だけは今の事業者なんです。もともとの地主さんというのは、一体で持っていたんです。ですから、6条地域は使えないので、今の事業者としては買っていないわけです。もとの地主さんが一つだったということです。
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○大石 副委員長 その地主さんの対応と、あと、地主さんへは、まだ報告を入れていないという。
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○原局A その点につきましては、まだ確認はとれていません。地主に許可をとったのか、とっていないのかというところに関しましては。
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○松尾 委員長 ほかにありますか。
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○伊東 委員 もう一つ、追加で。前、説明を聞いたとき、筆の境が古都4と古都6の境が仕切っていたと、そのとおりですよね、位置。
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○都市景観課長 そのとおりでございます。
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○伊東 委員 だから、筆かえは確定してるの、してないの。筆かえは、あくまでも構造上の問題だけど、6条かけるときには、何か入れてる、現地に。
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○都市景観課長 推測で申しわけないんですが、恐らく線引きがされたのは59年だったと記憶しておりますが、特別保存地区になったのが50年4月1日でございます。当時、まだ市街化調整区域でございまして、このエリアは。
59年の12月4日に線引きが、特別保存地区と同じ線で線引きがされておりますので、調整区域からこの開発のエリアは市街化区域になっております。この線については、そのときに確定をしているはずでございまして、この事業をやる前に再度確認をしていると思います。
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○都市計画課課長代理 都市計画課課長代理、飯山でございます。
この6条と市街化区域との境ですけれども、この開発事業を起こす前に、現在の開発行為の事業者であります第一交通産業の代理人の設計士さんから私どもに相談がございまして、現地での立会いを行っております。それで、ことしの2月4日に現地で確認を行い、境界位置の確認を行っております。ですので、現地のくいによる界表示したということで、この部分は線引きは対応していきたいという考えでございます。
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○伊東 委員 現地で境界確認をしたときに、現地に標識なり、何やらが入ってる。
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○都市計画課課長代理 当時の決裁を見ますと、現地のくいの位置の確認を行い、実測数の提出を受けたということでございます。
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○伊東 委員 受けたっていうのは、立ち会っているんでしょう。
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○都市計画課課長代理 現地のくいは入っているということでございます。
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○伊東 委員 それは現存してるの。この工事でなくなっちゃった。それはわからない。
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○都市計画部次長 私が見た限りでは、ぐるっと、ですから現場については見当たりません、削られてますので。現場で、先ほど申しました、現地の白いテープを張らせてあるんですが、その途中、途中のものには、削られているものでないです。見た限り、ないです。何カ所かは、削って影響のない部分には残っていますけど、その部分はないです。
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○伊東 委員 とんでもないよ。
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○赤松 委員 ちょっと関連して言うとね、私は住民説明会があったときに現地行ってるんですよ。大勢の市民の皆さん、来てましたけどね。それで、スズランテープっていうのかな、白っぽい。あれで、きちんとテープで開発区域ね、きちんと明示して、ちゃんとポイント、ポイントね、きちんとくいというか何かやって、こうやって、こういうふうにね、こういうふうにテープで明示してます。境界は確定していますと。その線をポイント、ポイントでやって、テープで境界を明示したのがこれですという説明をしてましたよ。だから境界はね、今の話を聞くとおり確定しているし、住民の皆さんにもテープが、その境界ですと、事業区域ですという説明してるのね。
僕がね、特に、ここで本当に行政としてきちんと今後に生かしていただきたいと思うのは、工事をやっているときに境界がはっきりしてなくてさ、6条のところを越えてやっちゃったということじゃないんですよ、これは。そうでしょう。はっきりしてるのに、そこのところまで、やったんだもんね。崩れてきたと、6条の方は。それじゃまずいというんで、どんどんやっちゃって成形しちゃったというね、これはね、権限を超えることなんだよ。役所の指示を直ちに受けなくちゃいけないんだよ、その時点で。だから現場すぐ行って、通報があれば、とにかく直ちに行ってですよ、写真まで、市民の皆さん、持ってきたというんでしょう。そういう危機意識というかさ、管理意識というか、本当に欠如している証拠ですよ、これは。
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○伊東 委員 それは、繰り返しだ、さっきの。
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○赤松 委員 だから、そういう点でね、本当にきちっとやってもらいたいということですよ。
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○助川 委員 質問じゃありません、提案なんですが、12日とか20日とか、もう8日もたって、何で現場、見に行ったんだと。その間、何やっていたんだと。くいの話もそうだし、百聞は一見にしかずでね、担当者から説明を聞きながら、やっぱり建設常任委員会でも、あそこはさっき言ったように目と鼻の先なんだから、やっぱりやるべきだと思うんですよね。
だけど、きょうは本会議最終日で、あしたは祭日でしょう。月曜日になるのかなって。そんなまた期間を置いていいのかな。できたら、きょうじゅうに、やっぱり建設常任委員会でも現場を見ると。状況を見ると。成形した形はどんな状況になっているのか。何もないさ、これだけですからね。写真でもあればね、まだいいのかもしれないし、ビデオでもあればいいのかもしれないけども提案なんで、今、お願いしているんだけども。建設常任委員会として、正式に、やはり現場を見るべきだというふうに思って、お話しさせていただきました。できたら、きょうじゅうにって思うんだけども。
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○松尾 委員長 という御提案がありましたけども、いかがでしょう、見に行くことについては。
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○助川 委員 時間とれればね、きょう。
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○松尾 委員長 暫時休憩します。
( 時 分休憩 時 分再開)
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○松尾 委員長 再開いたします。
それでは、質疑を打ち切ります。
報告について了承ということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
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○伊東 委員 今の報告はいいです、了承で。報告の部分はね。
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○松尾 委員長 了承ということで確認させていただきました。
職員退出のため、暫時休憩いたします。
( 時 分休憩 時 分再開)
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○松尾 委員長 再開します。
それでは、建設常任委員会を閉会いたします。
お疲れさまでした。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議録の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成17年12月22日
建設常任委員会
委 員
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