○議事日程
平成17年12月16日各派代表者会議
各派代表者会議会議録
〇日時
平成17年12月16日(金) 10時00分開会 11時33分閉会(会議時間 0時間52分)
〇場所
議会応接室
〇出席委員
白倉議長、藤田副議長、岡田、吉岡、森川、野村、大石、松尾、本田の各代表者
〇理事者側出席者
石渡市長、佐野助役
〇議会事務局出席者
石井局長、磯野担当書記、福島次長補佐、小島次長補佐、原田調査担当担当係長
〇本日審査した案件
1 人事案件について
(1)鎌倉市固定資産評価員の選任について
(2)鎌倉市監査委員の選任について
(3)人権擁護委員の候補者の推薦について
2 追加議案の送付について
3 議会制度改革の早期実現に関する意見書について
4 その他
(1)予算・決算に関する説明書の見直しについて
(2)2月定例会の招集について
〇審査内容
開会後、人事案件についてを議題とした。本件は、11月25日開催の各派代表者会議で確認したとおり、12月定例会に人事案件2件が追加提案される予定であるが、先般、理事者から議長に対し、さらに人事案件1件を追加提案したいので、先例に倣って各派代表者会議で説明したい旨の申し出があったもので、理事者から説明を聴取するため一たん休憩した。
(10時01分休憩 10時02分再開)
再開後、石渡市長から12月定例会に3件の人事案件をお願いしたい旨の発言があった。内容は、鎌倉市固定資産評価員の選任、鎌倉市監査委員の選任及び人権擁護委員の候補者の推薦で、鎌倉市固定資産評価員の選任については、従来慣例として総務部長の職にある者を充てているため、12月7日付の人事異動に伴い新たに総務部長となった兵藤芳朗さんを選任したい旨の、また、鎌倉市監査委員の選任については、本年12月26日付で任期満了となる竹久正照さんの後任について検討した結果、森田晃輔さんを選任したい旨の意向が示された。また、人権擁護委員の候補者の推薦については、平成18年3月31日で任期満了となる委員7名の後任について検討した結果、引き続き門脇一晃さん、田代弘隆さん、堀美重子さん、小林正子さん、立川英男さんの5名と、新たに平本恭子さん、山田隆二さんの2名を推薦したい旨の意向が示された。
ここで本田代表から、岡本のマンション建設に関する問題、また助役人事についても、議会への報告よりも先に新聞報道が行われ、事件に関する市長のコメントまで掲載されていることについては議会を軽視するもので、正常な関係とは考えられず問題である旨の発言があり、続いて議長から、必要であれば、理事者あてに申し入れたい旨の発言があった。
理事者退席後、人事案件3件については各会派の意向を12月19日(月)午前中までに議長に報告することとした。
次に、追加議案の送付についてを議題とした。本件は、議長から、9日(金)理事者から、12月定例会にさらに追加議案1件を追加提案したい旨の申し入れがあったことの報告があった。次に、事務局から、追加議案は、台風22号による笛田1号緑地からの土砂崩落による損害賠償議案であり、議案は21日に送付される予定である旨の説明があり、協議の結果、本件については了とした。
次に、議会制度改革の早期実現に関する意見書についてを議題とした。本件は、議長から、さる6日(月)開催の各派代表者会議で全国市議会議長会が提示した案文を各会派へ持ち帰り検討した結果について、一部会派から修正案が示され全会一致に至らなかった旨の報告があった。また、事務局から、12月9日付で全国市議会議長会から、第28次地方制度調査会から地方議会のあり方等についての答申を内閣総理大臣あてに提出したことについて連絡があった旨の報告があり、協議した結果、意見書を提出しないことを確認した。
次に、その他の(1)として、予算・決算に関する説明書の見直しについてを議題とした。本件は、先般理事者から、予算審査における事項別明細書及び決算審査における施策の成果報告書において、その事業体系が総合計画、事務事業評価における事業名と異なっていたため、これを事務事業評価における基礎事務(中事業)に名称をあわせるよう見直しをしたい旨の申し入れがあったもので、その内容について事務局から資料に基づき説明を聴取し、休憩を挟んで協議した結果、需用費の細節の内訳が記載されていないことについて、事務局を通じて理事者に申し入れることを確認した。
次に、その他の(2)として、2月定例会の招集日についてを議題とした。本件は局長から、平成18年2月定例会は2月8日(水)を目安に準備を進めたい旨報告し、本件については了とした。
ここで、議長から、本日、本田代表から発言があった議会への報告と新聞報道の関係については、1会派だけの問題ではないので、取り扱いについて協議したい旨の発言があり協議した結果、まとまった意見を文書とし、その内容について各派代表者会議で諮った上で市長に提出することを確認した。
(主な内容は次のとおり)
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○白倉 議長 本日、本田代表から、議会への報告よりも新聞報道が先に行われる事例が多々あることについて発言があったが、本件は1会派だけの問題ではないので、取り扱いについてお諮りしたい。
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○本田 代表 報道の内容ではなく、岡本のマンション建設に関する問題など、新聞報道が議会報告に先行するケースが多い。助役人事の件などは、本人の名誉に関する問題で、あり得ない話である。だれかが言わなければわからないことであり、こうしたことが当たり前になってはいけない。筋を通すべきである。報道された後の対応についても以前とは違うし、気を引き締めて迅速に対応すべきである。代表者会議なり全員協議会なり、しかるべきところでタイムリーに対応してほしい。私は内容的には全員協議会で報告すべきだと思っている。
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○白倉 議長 情報管理、新聞発表のあり方について、議会の立場として慎重に取り扱うようにという趣旨の提言だろうと思う。このことを議会として市長に申し入れるべきかどうかについてお諮りしたい。
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○森川 代表 人事案件については慎重に扱ってほしい。岡本のマンション建設については、県審査会の裁決書が記者に届いたというのだが、それについて市長がコメントしているのはおかしいし、議会軽視であると思う。慎重に対応してほしい。
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○白倉 議長 本田代表と同じ観点と理解する。今回の件については私も意外だという印象を受けた。今発言のあった趣旨で申し入れるということならば、文書を持ち回りで調整することもできるがどうか。
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○野村 代表 発言の趣旨を尊重するなら申し入れをした方がよい。文書は持ち回りでなく各派代表者会議で確認した方がよい。
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○松尾 代表 文書を出すことは賛成だが、議会の代表者にも情報提供されることもあり、議会としても慎重に対応すべきであるということを盛り込むべきである。
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○白倉 議長 代表者会議としての意見がまとまったと思うので、文書を作成し、各派代表者会議に諮って市長に提出することを確認する。
この際、森川代表から、岡本のマンション建設に関する問題ついては、建設常任委員会での報告だけでなく全員協議会を開いて理事者の考えを聞きたい旨の発言があり、休憩を挟んで協議した結果、各派代表者会議における協議の雰囲気を市長に伝えること、その内容については議長に一任することを確認した。
(主な内容は次のとおり)
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○森川 代表 岡本のマンション建設問題については、新聞で報道され、建設常任委員会で担当原局がわびたところだが、建設常任委員会だけでなく全員協議会を開いて理事者の考えを聞きたい。基本的な部分で市長の考えを聞きたい。
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○白倉 議長 全員協議会は理事者からの申し入れによって、議長が招集するものであり、議会として開催させるならば議会としての意思を確認する必要がある。建設常任委員会での報告もあった中で、改めて全員協議会を開催する必要があるのか。
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○野村 代表 建設常任委員会の委員でない議員もいるが、全員協議会は理事者の考えで開催してきているので、方法についてよく考えた方がいいのではないか。今まで議会から開催を要望したことはあるのか。
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○事務局 市民農園問題など、議会が重大な問題としてとらえたことによって、全員協議会を開催したことはある。
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○本田 代表 全員協議会かどうかは市長側の問題であり、市長がどれだけ考えているかということである。我が会派は2人であり建設常任委員会に参加していないが、報告は聞きたかった。開発計画について処分庁の処分が取り消されたということは重大だと思う。土地については買うという選択肢があるが、議決事件となれば議会全体としてとらえるもので、建設常任委員会だけでは終わらないと思う。私は全員協議会が適当であると思うが、開催するかどうかは向こうの判断である。
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○岡田 代表 団会議を開催し協議したが、全員協議会を開いてほしいということである。
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○大石 代表 関心を持って報告を聞いたが、あれ以上の内容の報告がないのであれば、全員協議会は必要ないと思う。市長の判断だが、開催することに反対はしない。
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○吉岡 代表 市長がどう判断するかということであり、全員協議会の開催をとめるものではない。
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○大石 代表 かつて鎌倉山での開発について工事差しとめとなったときも、全員協議会での報告はしていないと思う。
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○松尾 代表 全員協議会で報告があるものと思っているが、重要な事件であると認識しているので、市長に議会の意向を伝えてほしい。
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○野村 代表 各派代表者会議の意向を市長に伝えることではまとまると思う。市長から文書で回答をもらえばいいと思う。
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○白倉 議長 今期定例会の日程も考えなくてはならない。会派に持ち帰ってという意見もある。また、建設常任委員会で議論しているのだからという意見もある。ここで休憩し、休憩中に各会派の意向を集約してきてほしい。再開後に確認させていただきたい。
(10時53分休憩 11時30分再開)
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○白倉 議長 各会派の御意見を伺いたい。
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○大石 代表 事の重大性から、建設常任委員会に委員を出していない会派もあるので、各派代表者会議で全員協議会を開催してほしいという意見があったことを議長から市長に伝えてほしい。我が会派としては全員協議会は必要ないと思うが。
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○森川 代表 各派代表者会議の意向を市長に伝えてほしい。
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○松尾 代表 意向を市長に伝えてほしい。
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○吉岡 代表 意向を市長に伝えてほしい。
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○岡田 代表 全員協議会を開催してもらえればありがたい。
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○野村 代表 建設常任委員会で議論していることであるし、それ以上何かあるのか。全員協議会は必要ないという考えである。
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○白倉 議長 全員協議会を開催するという明確な発言ではないが、大方の意見は各派代表者会議の雰囲気を市長に伝えてほしいというものであると理解する。内容は議長に一任していただくとして、そういうことでよろしいか。
(「はい」の声あり)
各派代表者会議の雰囲気を市長に伝えることとする。なお、その後のことについては市長の判断であるものと理解してほしい。
以上で会議を閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成17年12月16日
議 長 白 倉 重 治
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