○議事日程
平成17年12月16日議会運営委員会
議会運営委員会会議録
〇日時
平成17年12月16日(金) 13時10分開会 13時35分閉会(会議時間 0時間20分)
〇場所
議会第1委員会室
〇出席委員
伊東委員長、大石副委員長、早稲田、本田、山田、松尾、三輪、小田嶋、中村、吉岡の各委員
〇理事者側出席者
なし
〇議会事務局出席者
石井局長、磯野次長、福島次長補佐、小島次長補佐、原田調査担当担当係長、西山担当書記
〇本日審査した案件
1 議陳情第25号助川邦男鎌倉市議会議長のタイへのゴルフ旅行に係る真相究明についての陳情
2 次回議会運営委員会の開催について
〇審査内容
開会後、会議録署名委員に松尾委員を指名した後、本日は陳情審査のため、先例にかかわらず正・副議長は出席しないことを確認した。次に、事務局から本日の委員会に1名の傍聴希望者がある旨の報告がされ、従来どおり許可することを確認した。
ここで傍聴者入室のため休憩した。
(13時11分休憩 13時12分再開)
再開後、日程に沿って次のとおり審査を行った。
1 陳情第25号助川邦男鎌倉市議会議長のタイへのゴルフ旅行に係る真相究明についての陳情
議会事務局次長から説明を聴取し、審査を行った結果、多数により会議に付するを要しないものと決した。
(主な内容は次のとおり)
|
|
○伊東 委員長 この陳情の審査につきまして、どのように扱うか御意見があればちょうだいしたいと思います。
|
|
○中村 委員 私どもの会派から出ていた議長ということで、皆様方にはいろいろ御迷惑をかけたと思います。本陳情の願意につきましては真相究明ということが書いてございます。ただし、これはいわゆるプライベートな問題ということは本人も言っているとおりでございまして、そのプライベートな問題に対して、議会がどこまで踏み込めるのかということにつきましては、ある程度慎重に対応しなければならないだろうと思っております。明らかに何か法的な問題とかですねあれば、また取り扱い方っていうのは別途考えなければいけないと思いますけれども、現状の中で、このプライベートなところに踏み込んで調査をするのは、今の段階では適当でないのかなというふうに思っております。したがいましてこれは審査に入らない、議決不要という取り扱いが適当ではないかなという意見です。
|
|
○本田 委員 助川議員のタイへのゴルフ旅行ですね、そういう助川議員への陳情に対して、同会派の民主党としては議決不要だと、市民からこういうことを真相究明してほしいと、説明を聞きたいということですが、説明をするまでもないと。言うなれば、ふたをしてやみに葬るというような御意見を今聞きました。これは何のための陳情なのか。市民がなぜ陳情を出すのか。これは根本的な問題であります。何週間前かちょっと覚えてませんけども、我が会派の高橋議員に対して、説明を求めたいということがあったときにも、我が会派は進んで説明をいたしますという態度を示しました。そして一切を説明いたしました。で、質疑もされました。そういうこと自体が、つまり、ふたをしてしまうということがですね、本来一番悪いことであって、それで民主党さんね、そんなことを市民に言えますか。プライベートですからとか言えますか。今回の問題っていうのはプライベートでタイに行ったと、ただそれだけじゃないんですよ。公務を欠席して、どっちにするか考えてプライベートを優先したということが問題になってるんですよ。だから、単にタイにゴルフに行った、プライベートなことですよとそういうことじゃないじゃないですか、そうでしょ。それであれば、みずからがここに出て、こうだったんですよということをですね、何にもおかしいことはやってませんっていうんであれば、それで説明をするのが筋じゃないかと私は思っております。だから、まず取り扱いとしては、御本人がここに出席されて、説明をする意思があるのかないのかっていうことをですね、確認をしていただきたいと思うんです。私の言ってることわかりますか。
|
|
○伊東 委員長 ほかに御意見がありましたらお願いいたします。ほかの会派の方いかがですか。できれば一通り御意見をちょうだいしたいと思います。よろしければ順番に御意見を伺いますが、よろしいですか。
それでは、松尾委員さん。
|
|
○松尾 委員 本田委員さんが今言われたんですけども、前回高橋議員さんのときに、それは代表者会議で発議があったんですが、詳細を聞きたいということでここでお話をされて、それを聞いて皆さんそういうことだったのかと。それで、これは議会全体の問題として議員一人ひとりが自覚を持ってやろうという考えに至ったというふうに思います。今回に関しても、議長を辞職する、しないというところは到底言及することではないんですが、実際そういう決断をされているわけで、その辺のところは、市民からしてみればどういうことなのかということが、まだまだわかりにくいところがあるというふうに考えてます。よって、この陳情につきましては、詳細な真相究明を求めるということですので、そのような形でやっていくべきじゃないかなというふうに考えてます。
|
|
○三輪 委員 これは、辞職という形で元議長も態度をきちんとしたところでありますし、真相究明という場合、個人のプライバシーにかかわる問題だと思いますので、私はこれは議決不要にしたいと思います。
|
|
○伊東 委員長 共産党さんは、どちらかお1人でよろしいですか、それともお1人ずつ発言されますか。
|
|
○吉岡 委員 じゃあ、私が。これは基本的には、陳情については、要するに私用ということで、来賓としての議長の仕事より私用を優先したということで、御本人もそれは不適切だったということで、みずから議長をおやめになったと。で、私用という中身について、議会としてどこまでやるのかという点ではいろいろ問題があるのかなと思っております。
ただ、前にちょっと、大分前のことなので忘れてしまったんですけれどもね、うちの清水議員の議長の問題のときに、陳情が出されまして、そのときの扱いはここで扱わないでたしか本人が議会で弁明してという、直接議会がそのまま対応したという例がございましたけれども、議運として陳情そのものを扱うという点でちょっとどうなのかと。
ただ、今、本田委員がおっしゃったように、みずからがお話ししたいっていうのはとめることはできないのかなと。陳情としての審議としては、私は今までの経過からいっても、いろいろな経過があるにしても、私ごとを優先したのはいかがなものかということで審議してきたわけですからね。陳情の審査という点ではどうなのかという思いがあります。
だから、本田委員がおっしゃってることの趣旨がどういうことなのかよくわかりませんけども、陳情審査の中ではどうなのかなと。本田さん、どういう受けとめ方をするのかという点は別としてね。陳情審査としては議決不要が妥当なのかなという考えを持っております。
|
|
○伊東 委員長 今のが結論部分でよろしいですか。
|
|
○吉岡 委員 はい。
|
|
○本田 委員 委員長いいですか。
|
|
○伊東 委員長 一通りお聞きしようと思ったんですが。
|
|
○本田 委員 吉岡委員が、私の発言の趣旨がわからないって言うからいいですか。
|
|
○伊東 委員長 ではどうぞ。
|
|
○本田 委員 今吉岡委員の方から、私の発言の趣旨がわからないっていう話でしたので、もう一度お話しさせていただきますけども、さっきも言いましたとおりですね、やはりこういう陳情、議員に関しての陳情、言うなればどうなのよっていう話ですから、それだったら、これは私の会派の例ですが、ここに来て説明いたしましょうと。そういうのが我が会派の方針でありましたし、実際そういうふうにやったわけですね。ですから、進め方の中に含まれますけども、まず助川議員がこの議運の場において、あらかじめ説明はされないんでしょうかということを私は、これは所属会派の民主党さんにお聞きしたところなんですね。それ以上のものでも、以下のものでもないわけです。そういうお気持ちがあるのか、ないのか。私はそれがわからないから、お聞きしたいわけです。吉岡さんわかりましたか。
|
|
○吉岡 委員 わかりました。ただ、この扱いについては先ほども申しましたとおり、私的なものについての論議ということについて、この議運の場で論議することはいかがなものかっていう意見は持ってます。
|
|
○大石 副委員長 私もこの陳情に関してはですね、公務というふうにはなってますけど、その公務の考え方という部分、また、この新聞報道などによって議会的にも社会的な制裁を受けているのかなあというふうに思っておりますし、また、プライベートな件も随分議長だけじゃなくて、市民の方々、いっしょに行った方々の部分の話もここに出ているような形になっておりますし、助川議員以外の方のプライベートの件なんかもありますので、その辺も踏まえて私も議決不要という形だと考えてます。
|
|
○伊東 委員長 先ほどの中村委員さんの発言は、民主党さん3人を代表しての意見ということでよろしゅうございますか。
|
|
○中村 委員 はい。
|
|
○伊東 委員長 一通りこの陳情の取り扱いについて御意見をいただきました。
御本人の説明を求めたいと、求めるべきだと。その前にそういう意思があるかどうかを確認すべきということも含めまして、本人がここに出席して説明をするのが当然だというお考えの方がお2人でございます。残りの委員さんはこの陳情の取り扱いについては、出席を求めて、説明を求めるということなしに議決不要にすべきであるという御意見であります。
御意見が出そろいましたので、ここで取り扱いについて今の意見を集約させていただきたいと思いますがよろしゅうございますか。
(「はい」の声あり)
そうしますと多数の委員が議決不要という御意見を持っておりますので、これを議会運営委員会の結論とさせていただきます。
|
|
○事務局 ただいま陳情第25号の審査につきまして、議決不要という結論をお出しいただきましたので、陳情の審査報告書に議決不要の理由を記載する必要がございます。そちらにつきましては、ただいまの御意見を参考に、正・副委員長でまとめていただくということでよろしいかどうか御確認をお願いいたします。
|
|
○伊東 委員長 では、今いただいた意見をもとにして、議決不要の理由をつくりますがよろしゅうございますか。
(「はい」の声あり)
では、傍聴者退室のため暫時休憩いたします。
(13時29分休憩 13時30分再開)
───────── 〇 ───────────────── 〇 ─────────
|
|
○伊東 委員長 では、再開いたします。
日程第2、次回議会運営委員会の開催についてでございますが、12月22日(木)午後1時開催ということを確認いただきたいと思います。最終本会議の前、午後1時からでございます。
次に日程にございませんが、前回の議運のときに申し上げたんですが、きょうの議運の日程はもともとは議運検討会の予定でございました。したがいまして、議運検討会を次回いつ開催するかということで、皆様方の御意見をいただきたいと思いますが、この会期中にとも思ってたんですが、ほかの常任委員会も最終本会議前に動きがあるようだというようなことも聞いておりますので、そこに入れるのは日程的に、また動かさざるを得ないようなことになるといけないと思いまして、私の方から申し上げますが、できれば来年、年がかわって早々の時期に開催をさせていただきたいと思うのですが。年内は無理かなと思っておりますがいかがでしょう。それとも、どうしても年内やるべきだということであれば、例えば閉会後でも可能ではありますが。
|
|
○松尾 委員 来年というのは、2月議会…。
|
|
○伊東 委員長 いいえ、その前です、もちろん。ですから1月5日の新春のつどいの次ぐらいからになると思いますけれども、なるべく早い時期にと思ってますが。
いいですか、1月に入ってからで。
(「はい」の声あり)
では、事務局の方で何か公務の日程がありますか、だめな日というのは。
それでは、暫時休憩します。
(13時31分休憩 13時34分再開)
|
|
○伊東 委員長 では、議会運営検討会の次回の開催は、1月11日(水)午前10時、第1委員会室でよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
では、そのようにさせていただきます。
次回は中期的課題について、まず、優先順位っていうか、順番。どれから検討するかの腹案を正・副で一応つくるということになってるというふうに引き継いでますので、それを11日に皆さんに御提示して、お諮りした上で審議に入ろうと思っておりますので、よろしくお願いします。
以上をもちまして、議会運営委員会を閉会させていただきます。御苦労さまでした。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成17年12月16日
議会運営委員長
委 員
|
|