○議事日程
平成17年12月 1日議会運営委員会
議会運営委員会会議録
〇日時
平成17年12月1日(木) 14時50分開会 15時31分閉会(会議時間 0時間37分)
〇場所
議会第1委員会室
〇出席委員
大石副委員長、早稲田、本田、山田、松尾、三輪、小田嶋、伊東、吉岡の各委員及び助川議長、藤田副議長(中村委員長は欠席)
〇理事者側出席者
なし
〇議会事務局出席者
石井局長、磯野次長、福島次長補佐、小島次長補佐、原田調査担当担当係長、西山担当書記
〇本日審査した案件
1 議員の行動について
〇審査内容
開会後、大石副委員長から、中村委員長が病気のため本日の委員会を欠席するため、副委員長が代理で委員長の職務を行う旨の報告があった。次に会議録署名委員に吉岡委員を指名した。次に副委員長から、本日開催された各派代表者会議で、学区審議会における高橋浩司議員の行動についての確認については、当委員会で扱うことが適当であることが確認され、議長からその旨の申し出があったことの報告があり、高橋議員の出席について協議した結果、出席を求めることを確認した。
ここで高橋議員入室のため一たん休憩した。
(14時53分休憩 14時55分再開)
再開後、副委員長から、高橋議員から説明に当たって資料として学区審議会の会議録の写しを配付願いたい旨の申し出があったことの報告があり、取り扱いについて協議した結果、配付することを確認した。
以下日程に沿って次のとおり審査を行った。
1 議員の行動について
高橋議員から説明を聴取し、質疑を行った後、協議した結果、みずからも含め、個人個人が議会人としての自覚を持ってきちんと対応していくことを確認した。
(主な内容は次のとおり)
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○大石 副委員長 高橋議員、御説明をお願いいたします。
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○高橋 議員 前段で大石副委員長が私のところに来ていただいて、今回の新聞報道の関係で、代表者会議で事実関係の確認をするべきじゃないかというお話が出たので、それを議会運営委員会の方でお受けして、確認をすることになりましたと。そういったことでお話をいただきまして、事実といってもお話しのしようもないんですけれども、3回、4回の学区審議会の議事録を見ていただければ、大体のところはおわかりいただけるんじゃなかろうかなということで、資料を皆さんに見ていただいたらどうでしょうかということも私の方からお話をさせていただきました。それで新聞報道という前段の話のことをお話しすればよかろうかなと自分で解釈をしてですね、お話をさせていただきたいなと思います。
この4回目の学区審、10月19日午前10時5分から午前10時15分まで10分間開かれまして、これは、今年行われた3回目の学区審の中で、教育長さんから鎌倉市にふさわしい通学区域の弾力化についてという諮問が行われました。教育長さんがお見えになりまして、皆さんの前でですね諮問の文書を会長さんに手渡していただきまして、早速審査に入ったわけであります。その審査の過程の中でいろんな意見を述べさせていただきまして、この中で委員Aというのが私の発言でありまして、かなり多角的な質疑なり、意見なりを述べさせていただいております。そういう中で審査の日程も勘案しながら、すべて合議によって行っていくという、そういったこともありますので、そういったことをしんしゃくいたしまして、諮問を受けてその日に決着をするという、そういう審議会でありましたけれども、一応答申書につきましてはですね、事務局の方で、皆さんいろいろ御意見いただきましたので、そういったことを勘案をして会長一任で取りまとめをして、会長の方から教育長さんの方にお渡しするような形でよろしいでしょうかという確認がありました。そのとき私が、私自身がいろんな審議会に出た経験だけによる発言かもしれませんけれども、通常、普通の審議会の場合はですね、最終答申案というのは皆さんで確認をして、教育長なり市長なりに手渡しするのが普通じゃないですかという発議をさせていただきましたら、皆さんもそういうふうにした方がいいということで、第3回の最後のところ、最後のページですね、答申書、答申の手続について協議を行った結果、次回の当審議会で答申書を確認し、答申することになった。答申することになったというのは教育長さんに皆さんの前で手渡しをするということを皆さんで確認したいということであります。そういうやりとりの中で第4回目が開催されることになったわけであります。4回目、10月19日でありますけれども、私自身も19日ということを第3回のときに確認をしていたわけでありますけれども、当日ですね失念をしてしまいまして、職員の方から電話をいただいていたんですけれども、気がついたのが10時半を回った時間でありまして、それからあわてて役所の方に出てきたんですけれども、御案内のとおり、10分間で、文書を確認して、確認が終わった後すぐに教育長さんにその文書を手渡ししたという、そういう作業でありましたから、着いたときにはもう既に審議会は終了していました。それで、一緒に出ているのが石川議員さんでありまして、石川議員さんのお宅に電話したりですね、しました。それから担当部局の方に会長さんの電話番号を聞いて、その場で担当職員が電話を回してくれたんですけれども、まだお宅にお戻りになってなかったんで、電話番号をお伺いして、夕方に帰ってくるということでしたんで、夕方お電話をしてこういう事情で欠席になってしまって申しわけなかったということを会長さんにはお伝えいたしました。それから、教育長さんにもお会いして、事情を説明させていただいて、教育長さんにも申しわけありませんでしたというふうなことでお伝えをさせていただきました。一応19日につきましてはそういうふうなことで、結果的に欠席ということになってしまいました。それが一応事実でありまして、新聞の報道を多少補足するような話になったかなというふうには思いますけども、事実はそういうことであります。
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○大石 副委員長 御説明は以上でよろしいですか。
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○高橋 議員 はい。
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○大石 副委員長 ただいまの高橋議員の説明について、御質疑はありますか。質疑については、代表者会議の中で事実関係について聞きたいということを聞いております。事実関係のみについてお願いできればというふうに思いますが、質疑はございますか。
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○松尾 委員 何点か質問させていただきますが、第4回目が10月19日ということでちょうど市長選挙の期間中かと思うんですが、高橋議員はこの間何をされておりましたか。
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○高橋 議員 私も選挙のお手伝いをしておりまして、朝から晩までお手伝いに走っておったわけでございますけれど、ぜんぜん理由にはなりませんけれども、そんなこともあって失念してしまったのかなと今考えると思います。ただ、19日はですね、朝立ちの当番になっておりませんでしたし、ずっと家におりまして、留守電も家で確認してすぐ支度をして出たということであります。ですから、一応選挙の手伝いをして欠席をしたとかそういうことはありません。
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○松尾 委員 じゃあ、この時間には御自宅にいたということで、ほかのどなたかと一緒にいたというわけではなくて、お1人でいたということでよろしいんでしょうか。
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○高橋 議員 証明のしようもないんですけども、1人で住んでおりますので、1人で家にいました。
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○大石 副委員長 ほかに質疑のある方いらっしゃいますか。質疑がないようですので高橋議員については退席をしていただきます。御苦労さまでした。
ここで一たん休憩した。
(15時05分休憩 15時06分再開)
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○大石 副委員長 それでは、ただいまの説明についてですね御意見、取り扱いなどございましたら御協議いただきたいんですが、いかがいたしましょうか。御意見ございませんか。
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○吉岡 委員 私は代表者でも発言いたしましたけれども、事実の確認をしていただいてその上でということでお話をさせていただきました。やはり、議員としていろんな委員会や何かに所属してやっている以上、当然出席して、市民の負託を受けてその任を果たすというのは当然のことだと思います。今お話を伺っておりまして、あってはならないんですけれども、お互いに人間ですからそういう失念することもあるということで、私はお互いに今後そういうことも気をつけていくべきだということをお話を伺って理解したところでございます。
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○伊東 委員 確かに審議会、協議会、議会からの選出という形で議員も加わっているケースは多いと思います。その中で、忘れて出席をしなかったということもあるのかも知れません、そういうことも。今回、これ会議録を直前に配られて、私全部はまだ目を通してはおりませんけれども、新聞での経過等もあわせて、記事の中身ともあわせて、高橋さんからの説明も聞きましたけれども両方あわせて、第3回のときに、そこで答申をするところを、高橋さんが発議したという言い方もされてたと思いますけれども、もう一度文案を確認してというようなことで、おそらく第4回目が開かれてるということだと思います。もちろん第4回目を開くということについては、審議会の委員さんがみんな賛成してお決めになったことだと思いますけれども、3回で終わるところを4回になったのは、その理由を示されたのは高橋さんの委員としての発言だったと思いますので、そういうことから考えると、第4回はやはり欠席しちゃまずい審議会だったのかなということはほかと違ってあろうかと思います。他の例とは違って、このことを考えれば特に本人が来ないということは何なのよということに受けとめられても仕方のない状況があったのかなというふうに思います。
したがってそういうことを考えますとね、単に、一般に議員が気をつけなければいけないというだけでなしに、自分の発言、それから審議会の進め方についてのそうした意見というものに、特に市民の方以上に議員はやはり重い責任は自覚しなければいけないのかなと。言ってみれば審議会ですとか協議会をリードする立場に立つこともあるわけですから、そういう意味では通常以上に重い責任があるということ。これは我々を含めて自覚しなければならないということにもつながりますけど、そういうことで今回、今後はこういうことがないよう気をつけてほしいよという気持ちはあるということは一言申し上げておきたいと思います。
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○松尾 委員 私たちの会派も、委員長と副委員長しか学区審議会に出られないという中で、選ばれたわけで、いわゆる議会側としては代表者というわけですから、それに欠席ということは、欠席するということが、議会をしっかり代表して出ているわけですから、責任を果たしていただきたいと思いますので、そういう観点からはしっかりと出席はしていただきたいと思います。今回の件に関しましては、今のお話を聞きまして、高橋議員が開催した方がいいという発議をされたということですからなおさらのことなのかなというふうに思いまして、その辺は議員としてしっかりとした自覚は持ってほしいという意見を会派としては持っております。
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○大石 副委員長 一通り意見を伺いたいと思います。民主党さんいかがですか。
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○山田 委員 特にございません。
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○三輪 委員 皆さんと同じですね。発議して1回ふやして、その分費用的にもかかってしまったということをもう少し自覚を持ってやっていただきたい。これは私たち、自分も含めてですけども、議員として自覚を持った行動をこれからお互いしていきたいなということで、そういうところを踏まえていただければと思います。
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○大石 副委員長 本田委員いかがですか。
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○本田 委員 私の会派の議員ですから、控えておったんですけれども、この際でありますから申し上げますけれども、もともと何ていうんですか、新聞報道とちょっと違うのは、文教常任委員長、確かに文教常任委員長なんですけども、今回のこの問題っていうのは、学区審議会の問題でね、学区審議会の、これは文教常任委員長と副委員長が充て職で学区審議会の委員をやっている。その学区審議会の委員がたまたま、失念して欠席をしたというそういう形ですね。その欠席をするにしてもほかに用事があってそっちを優先したとか、たまたま忘れて家でぼうっとしてた、口あけてぼうっとしてたということであります。だからほかの私用があって、そっちを優先してたとか、そういったものじゃないということなんですね。それが確認されたというふうに私は理解しております。
何ていうんですかね、これからこういう問題をですね、こういう新聞報道があって、それを万たび、万たびといいますか、一つ一つ、これが先例となってやっていくのかどうか私は非常にちょっと戸惑いを感じているところです。それと今は議会運営委員会、その前は代表者、その前は役選、そこから始まっている話ではありますけども、この問題が議長選で1対1の話し合いを続けている。2日連続で記事が出たと。それも、すぐの報道ではない。ある一方の議長候補者の話の記事が出ている。そういう部分の、私はある意味公平なものとは思えない、そういうふうには考えられない。なぜ、この時期に、この話が出るのか。それであれば自由民主党は、正々堂々とお話ししましょうと。事実をお話ししましょうと。そういう立場でですね議会運営に協力したいと。そういう形で貴重なお時間をいただいたというところであります。非常にある意味、役選がですね、その偏った、偏ったといいますか、2人のうち1人の者に対してのことで、この役選自体も非常に迷惑してるということが私はあるんではないかと思ってます。
もう一つは、こういう高橋さんの事実の確認をしようということが、全会一致といいますか、皆さんで、もちろん私も賛成しました、こういうことがあるんであれば、ある意味、今は頭出しはしませんけども、事実を聞こうじゃないかということも二、三ありますので、その場、その場で指摘をしていきたいというふうに感じております。
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○大石 副委員長 一通り各会派から御意見をお聞きいたしましたが、漏れはございませんか。ないようですので、御意見は締め切らせていただきます。今、高橋議員にも来ていただいて、説明もしていただいて、皆さんの御意見も伺った中で、取り扱いをどのようにしようかということでございますが、取り扱いの方の御協議をいただければというふうに思いますがいかがでしょうか。
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○伊東 委員 本田委員の御意見を除いて、皆さんの意見をお聞きしたところでは、みずからも含めて、こういったことには議員はやはりきちっと対処していこうよと、そういう自覚を持たなければいけないねということで、みずからも含めて今後の戒めにしようよというところでお互いそういった申し合わせをすればいいのかなということだったんですが。先ほど、本田委員の意見はちょっと違うような気がいたしましてね。そうするとそれじゃあまとまらないのかなという気もするんですが。
やはり、これ取り扱いのことですから、私も取り扱いのことで関係して申し上げるんですけれども、どういう理由で無断欠席をしたかという理由の問題じゃなくて、無断欠席をしたという事実に対して我々はやはり反省をしていこうよということだと思うんですよ。こういう理由だからいい、こういう理由だからいけないという、そこの部分を話してるわけではないわけで、そういう意味からするとやむを得ない、いたし方がなかったんだというふうにもとれることを言われてしまうと、取り扱いをどういうふうにしていいのか、非常に難しくなるというのが私の率直な気持ちです。やはり、自覚ということをやはりここでもう一度、あくまでも、どこが主催していようと公的な会合に議会を代表して行ってることには間違いないわけですから、行くことについては。だから、それを欠席した、しかもほかの委員さんもおっしゃってましたけど、発議した会合をうっかり失念しましたというのは、やはり自覚が足りないねということで、その辺の部分はみんな今後戒めていこうという気持ちでまとまるならば、その辺の申し合わせをすれば、私はいいことだと思うんですけども。どうなんでしょうか、それがこういう理由だったからやむを得ないんだと言われてしまうと、私はそこのところは難しいなと。全員が戒めようという気持ちにならなければ、ここで申し合わせしてもしようがないわけですから。この部分だけはやはりみんな自覚してもらわなければなと、そうすれば、皆さん一致すれば、ここで改めて議運としても確認して申し合わせをすれば済むことなのかなということなんですけど。私の意見です。
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○本田 委員 今伊東さんの方から、発言がございましたけど、決して私はやむを得ないこととかそう言ったつもりはないんですね。ただ、我々といいますか、高橋さんは自民党の会派に入ってますから、そういう中で日本共産党さんからそういう指摘があった。一番最初に代表者の中でね。その指摘に応じて我々はうやむやにするつもりはないと。それであれば、明らかにすべきだと。明らかにしましょう、議会運営に協力しましょうと。そういうことも私は言ったつもりですし、それに対してちょっと待ってくれとか、そういうことはやるべきでないとかそういうことは一言も言ってないですから。その部分はですね、誤解なきように。事実関係を話してくださいといったことに対しても、高橋議員はこの場において誠実に事実関係を述べたと思ってます。私は、一切隠してることとかはないと思ってます。その部分は誤解なきようお願いしたいと思います。
もちろん欠席の件についてはですね、何が悪いんだとかそういったことも高橋議員は一言も言ってませんし、それに対しての、こういうことがあった後に、これが当たり前だとかそういう気持ちで出てきた、事実確認をしたとも思ってませんから、これはやはり議員個人個人が自覚を持つといいますか、まあ、失念というのはあり得るのかもしれないけど、もう少し自重、もう少し気合いを入れてやっていこうよと、そういう議員個人の気持ちっていうのは。こんなの当たり前だと、この次からもこういうふうにやるとも言ってませんし、一番こういうことで自戒しているのは、高橋さん本人だと私は思ってますし、それがわからないような人間だったらばこれは議員やる資格ないですから。だけど、私は12年間ずっと付き合っていてそういう人間でもないと思ってますし、数ある公務として出席しなければならない中の、一つとしてたまたま、意図的に休んだわけではなくて、失念してしまったと。そういう部分も言ってましたが、本人は自戒してるつもりだろうし、その辺は決して伊東委員の言われてるのと違う気持ちではないと思いますので、そこのところをですね、酌んでいただいてそれぞれが自戒していこうよというのであれば、いいのではないかと。そこのところは誤解なきようお願いしたいと思います。
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○大石 副委員長 取り扱いについて、御意見ほかにございますか。
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○吉岡 委員 先ほど、伊東委員がお話をしてくださったように、皆さん基本的にはそういう方向だと、伊東委員がおっしゃった方向だと思いますので、よろしければそういうことで委員長が諮っていただきたいと思いますが。
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○三輪 委員 それでいいと思います。
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○大石 副委員長 ほかの委員もそれでよろしいですか。
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○松尾 委員 はい。
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○山田 委員 はい。
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○大石 副委員長 それでは、取り扱いについてのまとめでございますけれども、ちょっと休憩します。
(15時29分休憩 15時30分再開)
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○大石 副委員長 先ほどの伊東委員の御意見も踏まえて、みずからも含め、個人個人が議会人としての自覚を持ってきちんと対応していくというような形でよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
このような確認だけでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
では、そのような形でまとめさせていただきます。
これで、議会運営委員会を終了させていただきます。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成17年12月1日
議会運営副委員長
委 員
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