○議事日程
平成17年 9月12日文教常任委員会
文教常任委員会会議録
〇日時
平成17年9月12日(月) 10時00分開会 11時15分閉会(会議時間 1時間08分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
高橋委員長、石川副委員長、納所、前川、高野、中村、松中の各委員
〇理事者側出席者
小野田教育総務部長、中野教育総務部次長兼教職員課長、勝山教育総務部次長兼教育総務課長、熊谷施設給食課長、飯尾学校教育課長、出澤学校教育課課長代理、齊藤(美)教育センター所長、望月教育センター所長代理、小松生涯学習部長、神田生涯学習部次長兼鎌倉文学館副館長、島崎生涯学習課長、伊藤スポーツ課長、永井鎌倉国宝館副館長
〇議会事務局出席者
石井局長、磯野次長、小島次長補佐、久保担当書記
〇本日審査した案件
1 報告事項
(1)学校教育施設及び社会教育施設におけるアスベスト等の使用状況について
(2)平成18年度使用中学校教科用図書の採択結果について
(3)学校内事故に係る調停事件等について
2 陳情第13号国・県に私学助成制度の充実を求める意見書の採択と鎌倉市の私学助成制
度拡充についての陳情
3 報告事項
(1)スポーツ施設予約システムの導入について
(2)鎌倉市スポーツ振興基本計画について
(3)菊桐文鎌倉彫卓の購入について
4 その他
(1)継続審査案件について
(2)学校給食について
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○高橋 委員長 おはようございます。ただいまから文教常任委員会を開催いたします。
まず初めに、会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。高野洋一委員にお願いいたします。
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○高橋 委員長 続きまして、審査日程の確認でございます。お手元に配付いたしました資料のとおりでございますが、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、確認をいたします。
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○高橋 委員長 本日の傍聴、御希望ありますでしょうか。
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○事務局 本日、傍聴を希望する方が、日程第1報告事項(2)に1名おられますので、御協議、御確認をお願いいたします。
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○高橋 委員長 いつもどおりの取り扱いでよろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
はい。それでは、日程第1(1)が終わった後、休憩をとりまして入室いただくようにいたします。
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○高橋 委員長 それでは、審査に入ります。
日程第1報告事項(1)「学校教育施設及び社会教育施設におけるアスベスト等の使用状況について」原局の報告をお願いいたします。
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○施設給食課長 報告事項(1)学校教育施設及び社会教育施設におけるアスベスト等の使用状況について、その内容を説明いたします。
アスベストによる健康被害が大きな社会問題となっておりますが、こうした状況の中、平成17年7月29日付で、文部科学省から学校施設等における吹きつけアスベスト等使用実態調査についての依頼がございました。
アスベストに関する調査といたしましては、これまでも昭和62年に、当時の文部省から調査依頼があり、調査を実施しましたが、市内の学校教育施設及び社会教育施設において、吹きつけアスベストは使用されていないことがわかっております。
しかし、今回の調査では、調査対象とする建材を吹きつけアスベスト等といたしまして、調査範囲を吹きつけ石綿等と、折板裏打ち石綿断熱材として、対象が広げられております。
本調査の中で、吹きつけ石綿等とは吹きつけアスベスト、吹きつけロックウール、吹きつけひる石、パーライト吹きつけなどと呼ばれているもので、含有するアスベストの重量が1%を超えるものを対象としております。
また、折板裏打ち石綿断熱材とは、金属屋根用折板、これは屋根用の金属板を台形状に加工いたしまして使っておりますものでございますけれども、主として結露防止等のために張りつけられたもので、アスベストを含有する製品を対象としております。
お手元の資料の表面を御参照ください。
最初に学校教育施設について御説明いたします。
文部科学省からの調査依頼を受けまして、現在、調査を進めているところでございますが、設計図書及び現地調査によって、再度、市内小・中学校で吹きつけアスベストは使用されていないことを確認いたしました。
次に、吹きつけロックウールにつきましては、(1)小学校の4番、稲村ヶ崎小学校、同じく11番、今泉小学校の渡り廊下棟、そして(2)中学校の8番、岩瀬中学校の3校で、鉄骨部分の耐火被覆として使用されておりますが、昭和62年のアスベスト調査時点で使用を把握していたため、今回の文部科学省の調査依頼に先行いたしまして成分分析調査を実施し、アスベストを含有していないことが確認されました。
次に、吹きつけひる石につきましては、(1)小学校の8番、玉縄小学校の北棟、同じく11番、今泉小学校の北棟、同じく12番、西鎌倉小学校、そして(2)の中学校の7番、玉縄中学校の、合計4校の天井に使用されております。
パーライト吹きつけにつきましては、(1)小学校の2番、第二小学校の第二小・中共用プール管理棟、同じく8番、玉縄小学校の玉縄小・中共用プール管理棟、同じく9番、大船小学校、同じく13番、七里ガ浜小学校、そして(2)中学校の4番、腰越中学校の、計5校の天井に使用されております。
また、折板裏打ち断熱材は、(1)小学校の16番、植木小学校の体育館の屋根部分に使用されております。
これらの建材につきましては、現在、サンプルを採取し、アスベストの含有の有無について専門業者による成分分析調査を行っているところでございます。この結果につきましては、10月上旬に判明する予定となっております。
以上のことから、設計図書及び現地調査によりアスベストを含有した吹きつけ材がないことが判明している14校と、成分分析調査の結果、アスベストの含有がないと判明した2校の合計16校につきましては、文部科学省あてに吹きつけアスベスト等の使用実態はないとの中間報告をいたしました。
続きまして、社会教育施設の調査状況について御報告します。
資料の裏面を御参照ください。
社会教育施設につきましても、小・中学校と同様の調査を実施しております。まず、吹きつけアスベストについてですが、使用されている施設はございません。
次に、アスベストの含有が疑われる吹きつけ材についてですが、鎌倉生涯学習センターの機械室の壁面に吹きつけロックウールが使用されておりますが、サンプルを採取して成分分析調査を実施しましたところ、アスベストが含有されてないことが確認されております。
次に、吹きつけひる石とパーライト吹きつけについてですが、設計図書等を確認したところ、資料にありますとおり、中央図書館、玉縄青少年会館、鎌倉武道館、鎌倉体育館の4施設において使用が認められました。これらの4施設につきましては、サンプルを採取して成分分析調査を実施する準備を行っているところでございます。
したがいまして、吹きつけアスベスト等の使用実態の中間報告につきましては、その4施設を調査中として、他の社会教育施設については、使用実態はないとの中間報告を文部科学省に行っております。
今後の対応といたしましては、現在、成分分析調査中の小・中学校9施設と調査準備中の社会教育施設4施設の調査結果によりますけれども、仮にアスベストの含有が確認された場合には、現状は安定しており、飛散するおそれはないものの、この先の経年変化による劣化等も考えられるため、使用されている場所の状況をよく考慮した上で、除去あるいは封じ込め、囲い込みといった対策を講じるなど、児童・生徒及び利用者等に健康被害が及ぶことのないよう、最善の方法で適切な対応をしてまいります。
以上で報告を終わります。
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○高橋 委員長 それでは、質疑に移ります。御質疑ある方、挙手お願いいたします。
よろしいですか。
(「なし」の声あり)
ちょっと私の方から1点だけ聞きたいんですけど、現地調査というのはやってないんですね。
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○施設給食課長 全部の学校、社会教育施設の現地調査、私ども出向きまして使用の実態の確認と状態の確認を行っております。
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○高橋 委員長 説明では、図面上で確認をしたという御説明でしたけれど。
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○施設給食課長 設計図書及び現地調査ということでございます。
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○高橋 委員長 はい、わかりました。じゃあ、結構です。
はい。それでは、質疑を打ち切ります。
ただいまの報告、了承ということでよろしいでしょうか。
(「了承」の声あり)
はい。了承と確認させていただきました。
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○高橋 委員長 暫時休憩いたします。
(10時09分休憩 10時10分再開)
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○高橋 委員長 それでは、再開をいたします。
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○高橋 委員長 続きまして、日程第1報告事項(2)「平成18年度使用中学校教科用図書の採択結果について」原局より報告をお願いいたします。
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○学校教育課長 報告事項(2)平成18年度使用中学校教科用図書の採択結果についてを御報告いたします。
平成17年3月の文教常任委員会で「平成18年度使用教科用図書の採択方針について」を御報告いたしました。その採択方針に基づき、平成17年度が中学校教科用図書の採択がえの年度であるため、5月に鎌倉市立小中学校使用教科用図書採択検討委員会を設置いたしました。
構成は、校長会を代表する者3名、鎌倉市学校教育研究会を代表する者3名、中学校教員代表2名、生徒の保護者代表2名の計10名といたしました。
第1回検討委員会を5月19日に開催し、報告書の作成を教育長から検討委員会に依頼いたしました。この検討委員会に各種目、教科3から5名の市立中学校教員49名で構成いたしました調査委員を置き、6月6日に第1回調査委員の調査会を開催し、計3回の調査会を経て、調査資料を作成いたしました。
この調査資料のほかに、5月20日から市内中学校9校に各校2週間程度教科書見本本を巡回展示し、各校調査研究したものをまとめた平成18年度使用教科用図書鎌倉市立中学校調査票、そして6月17日から14日間一般市民を対象に中央図書館を会場に教科書展示会を開催し、寄せられた意見をまとめたもの、さらに教科書発行者がまとめた教科書編集趣意書、及び神奈川県教育委員会のまとめた調査資料などの資料を使用し、第2回、第3回の検討委員会で内容を協議し、7月27日に教育委員会に報告されました。
この検討委員会の調査研究の報告を受け、8月の教育委員会で協議の上採択されました結果についてまとめたものが、別添の鎌倉市立中学校平成18年度使用教科用図書です。
御参照ください。左から教科、種目となっております。
次の現行の欄には、現在使用している教科用図書の発行者を記載しております。
次の採択の欄には、今回採択された教科用図書の発行者を記載しております。
最後の平成18年度使用教科用図書学年別発行者の欄は、平成18年4月から鎌倉市立中学校で使用される各学年の教科用図書を示しております。
以上で報告を終わります。
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○高橋 委員長 それでは、質疑に入ります。質疑のある方、挙手をお願いいたします。
よろしいですか。
(「了承」の声あり)
はい。それでは、質疑を打ち切ります。
ただいまの報告、了承ということでよろしいでしょうか。
(「了承」の声あり)
はい。それでは、了承と確認をさせていただきました。
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○高橋 委員長 暫時休憩いたします。
(10時14分休憩 10時15分再開)
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○高橋 委員長 それでは、再開をいたします。
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○高橋 委員長 日程第1報告事項(3)「学校内事故に係る調停事件等について」原局より報告をお願いいたします。
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○学校教育課長 報告事項(3)学校内事故に係る調停事件等について御報告いたします。
まず、学校内事故に係る調停事件でございますが、平成16年11月9日に学校内で左耳をけがした子供が、学校の監督責任及び病院への搬送を怠ったことを理由に、鎌倉市長に対し、医療費及び慰謝料を請求する調停を平成17年9月2日付で鎌倉簡易裁判所に申し立てたことから、同年9月5日付で鎌倉簡易裁判所から鎌倉市長あてに、同年10月4日に行う調停に対する調停期日呼出状の送付を受けたものです。現在、この申立書の内容の事実確認を学校等に聴取している段階でございます。
いずれにいたしましても、今後、この調停事件に対し、教育委員会としては誠実に適切に対処してまいりたいと考えております。
続きまして、9月1日の産経新聞に、鎌倉市立岩瀬中学校のブラスバンド部の練習の音が県条例に基づく騒音の規制基準を超えているとして、近隣住民の男性が市に防音措置などを求めて、8月31日に県公害審査会に公害調停を申請したとの記事が掲載されたことについて御報告いたします。
本件につきましては、県公害審査会から当該調停申請に係る書類の送付を受けておりませんので、申請者の氏名及び申請内容が明らかではございません。今後、当該書類を受けて適切に対処してまいります。
ただ、この記事の内容から推察いたしますと、この近隣住民の方は、平成15年に近隣に転居してこられた男性で、これまでにもブラスバンド部等の音問題に関し、学校、教育委員会、市長部局、市長に手紙や電話、メールで改善要望を寄せてこられた方と思われます。この方に関しましては、音問題に関し、市長への手紙もいただいております。教育委員会としても、きょうまで学校側と連絡を取り合い、話し合いをするなど、できる限りの対応に努めてまいりました。
今後も、この件に対し、教育委員会としては、誠実に対処してまいりたいと考えております。
以上で報告を終わります。
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○高橋 委員長 それでは、質疑に入ります。質疑がある方、挙手。
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○松中 委員 どこの学校、これ。
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○高橋 委員長 御答弁お願いします。
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○学校教育課長 今の御質問についてでございますけれども、現段階でこれから調停ということで、調停を十分な話し合いを進める段階でございますので、現在につきましては、申し立てのみの御説明をさせていただくということで、なお調停が進みまして、今後ですね、個人に関する情報等につきまして解決後…。
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○松中 委員 いや、個人じゃなくて、学校名。何で学校名言えないの。調停にかかる前だから学校で事故あったというのを、何で言えないのよ。
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○学校教育課長 できるだけ、まだ個人の特定が…。
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○松中 委員 個人なんて関係ないよ。学校名だよ。学校名何で言えんの、おかしい、何で言えないの。だって、調停する前だろ、事故。
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○高橋 委員長 暫時休憩します。
(10時19分休憩 10時20分再開)
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○高橋 委員長 それでは、再開します。
はい、ほかに質疑ある方。
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○納所 委員 2点目の部活騒音の問題なんですが、産経新聞の記事によりますと、ことし1月に音量測定を行うことが決まって3月にはかったというふうにあるんですが、これは測定をした主体はどちらになるんでしょうか、また、どういう形式で測定をされたのか、それをちょっと確認をしたいと思います。
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○施設給食課長 測定はですね、市の環境政策課の方で行いました。測定方法につきましては、県の担当部局と調整して、その中で調査方法についても確認しながら行っております。
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○納所 委員 私が確認したのが、この3月の測定のことなのかどうなのかは不明なんですけれども、音量を、どれぐらいの音が出るかはかる段階において、例えば岩瀬中学校のブラスバンドだけでなくてOBも含めて、そして窓を全開の形で音量測定をしたということが、この3月の測定ではないとは思うんですけれどもね、そういうふうに行ったというようなお話をちょっと確認をしたんですけれども、それについては市の方では確認はしてありますでしょうか。
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○施設給食課長 測定の方法でございますけれども、3月に行いました測定はですね、3年生まで、3年生も既に本来はもう部活動を行っておりませんけど、1年生から3年生まで集まっていただいて演奏をしていただいております。
状況でございますけれども、いろんな状況での音をはかるという意味で、窓をあけての測定も行っております。窓を閉めての測定も行っております。これはどういう状況で周辺の環境にどういう音の影響が出ているかというのを確認するためでございますので、さまざまな条件下での測定を行っております。
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○納所 委員 まず、単純に考えるのは、この騒音の場合、例えば練習場所、練習教室それを移動するであるとかいうような配慮、現状でとれるような、講じるような対策というものでは間に合わなかったのかどうか、ちょっと確認したいんですが。
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○施設給食課長 今、既にですね、その方の相手方から御要望があって以来ですね、学校側でも練習場所等、できる限りの変更をいたしまして、影響が軽減されるように学校運営上努力されておりますけれども、先ほど申しましたとおり窓を閉めての段階でもですね、一部、県の条例の規制値を超えている、わずかでございますけれども、超えている部分がございます。
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○納所 委員 それから保護者の方の動き、まあ、保護者とはいえないような方も含めて、逆にこの規制をしてほしいと訴えてらっしゃる方に対抗する形で、いわゆる市民団体というんでしょうか、完全に保護者のグループとはいえないような方々がこれに対抗するような動きをしているんではないかというようなお話も伺いました。これはもう、学校の範囲を超えた活動になってしまうと思うんですけれども、これについてはどの程度把握してらっしゃいますでしょうか。
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○施設給食課長 今、お話の学校外の方ということなんですが、確かにですね、もう既に学校を卒業されましたブラスバンド部のOBの方の保護者という方も入られまして、まあ私ども教育委員会ともお話し合いを何回か行っております。その中で、もちろん現在活動されてるお子様のことを考えてのことだと思いますけれども、その辺のところ、十分な話し合いをしながらお互いに納得する方法で解決を図りたいというふうに思っております。
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○納所 委員 解決策というのは、具体的にその方向性というのは見えているんでしょうか、その点について確認したいと思います。
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○施設給食課長 先ほど申し上げましたとおり、公害調停の申立書がまだ市の方に届いてございません。ですので、相手方の主張がよくわからない部分もございます。ですから、防音措置等という新聞記事がございましたけれども、その調停書、申立書の内容をよく調査、吟味いたしまして、教育委員会としてとれる措置は講じて問題解決に努力したいというふうに思っております。
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○高橋 委員長 ほかに。
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○前川 委員 今までにもこういう経験はおありでしょうか。ほかの部活でやはり、ほかの学校で、このブラスバンドの件で経験おありでしょうか。お聞かせください。
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○施設給食課長 ブラスバンドに限りませんで、いろんな部活でですね、音が出るものでございます。例えば、グラウンドで野球等をやりましても、打球音等が近隣の方に気になることがございます。学校によりまして、まず、ない学校はないというぐらい、必ずそういう苦情といいますかですね、ございます。これはまあ、学校活動にやむを得ない音でございますので、近隣の方とですね、よくお話し合いをいたしまして、御理解をいただいてるところでございます。
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○前川 委員 例えばその時間帯とか、朝早過ぎるとか夕方遅くまでとか、そういう苦情でもあるんでしょうか。
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○施設給食課長 確かにですね、部活動、早朝練習等ございますので、そういったことで余りにも早い時間帯ということであれば、当然これは常識の範囲内でやっていただくということで学校側にもお話ししているところでございます。まあ夜につきましてはですね、大体今ごろの時間ですと、5時過ぎには部活動終了いたしますので、その辺のところはあんまりないかと思います。
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○前川 委員 前後して申しわけないんですが、先ほどの2点目の方の岩瀬中の場合には、例えば、学校とその苦情をおっしゃってるおうちの位置とか、そういう状態でどうしても、どうしようもないという点もおありでしょうか。
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○施設給食課長 相手方のお宅は学校敷地に隣接してございます。ただ多少距離ございますので、しかし隣接はしておりますので、音の影響はあるものというふうに思っております。
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○前川 委員 例えば隣接といいましても隣とか、あとはすぐ下とか上とか、そういう何か条件もあると思うんですけれども、そういうことで音の広がりって違うと思うんですが、どんな感じでしょう。
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○施設給食課長 あんまり場所について詳しく申し上げると、相手方が特定されますのであれですけれども、敷地に隣接はしております。ある程度距離はございます。
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○前川 委員 わかりました。ありがとうございました。
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○高橋 委員長 はい、ほかに。
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○中村 委員 ちょっと1点目気になるんですけど、去年の11月で今申し立てがあったということで、これ時期があるんでね、何か後遺症とか、そういうのが出てきたんじゃないかなとかって想像しちゃうんですけど。例えば、左耳のけがって言ってましたけれども、例えば外傷的なものなのか、それとも外から見えないちょっとこう鼓膜が破れたとかですね、いろんな症状あると思うんですけど、また差し支えない範囲でいいんですけれども、ちょっと教えていただければと思います。
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○学校教育課長 現在、それにつきまして、先ほど御報告させていただきましたように、事実について確認をしているという段階でございますので、また御報告ということでさせていただければと思います。
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○高橋 委員長 ほかに。
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○高野 委員 1点だけ、さっきの岩瀬中学校の騒音の関係でお伺いしますけど、その方以外でこう、いわゆるうるさいとか、そういう声は上がってるんでしょうか。
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○施設給食課長 学校側でもですね、当然音問題に関しましては気を使っておりまして、いろんなことがあるたびにですね、周りの町内会等ごあいさつ等に伺っておりますけれども、うるさくて困るというような強い御意見はないものと思っております。
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○高野 委員 わかりました。ありがとうございます。
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○高橋 委員長 ほかに。
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○前川 委員 もう一つだけなんですが、子供たちはこれに対してどんな影響を受けているかおわかりですか。
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○施設給食課長 新聞記事もございましたとおり約2年前からのお話でございますので、練習、先ほど申したとおり、練習時間、練習場所について大なり小なり制約を受けておりますので、その辺についてはお子さんたちもですね、努力されてるということで、ただ、今現在はですね、かなり普通の練習状況ができているというふうに思っております。
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○前川 委員 わかりました。ありがとうございました。
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○高橋 委員長 ほかによろしいですか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
ただいまの報告、了承ということでよろしいでしょうか。
(「了承」の声あり)
はい。それでは、確認をさせていただきます。
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○高橋 委員長 続きまして、日程第2「陳情第13号国・県に私学助成制度の充実を求める意見書の採択と鎌倉市の私学助成制度拡充についての陳情」
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○事務局 本陳情について、提出者から資料が配付されております。御確認をお願いいたします。
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○高橋 委員長 はい。今、事務局の方から事前に資料をお渡しさせていただいておると思うんですけれども、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
はい。確認をさせていただきます。
一応、制度上の問題を含めて説明をいただきたいと思いますので、お願いします。
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○中野 教育総務部次長 陳情第13号国・県に私学助成制度の充実を求める意見書の採択と鎌倉市の私学助成制度拡充についての陳情につきまして、御説明いたします。
陳情の要旨は、私学助成の一層の充実と少人数学級の実現など、5点について実現を求めています。
まず第1点目は、国に対して私立高等学校等への助成金の一般財源化に反対するとともに、国庫補助金の増額を要望する旨の意見書を提出すること、第2点目は、神奈川県知事に対して私学助成の拡充と30人以下学級の実現を求める意見書を提出すること、第3点目から第5点目は、鎌倉市に対する要望ですが、第3点目は私立幼稚園・保護者への補助金及び心身障害児教育関係補助の拡充、第4点目は私立学校生徒への就学補助制度の新設、第5点目は奨学金制度の新設をそれぞれ行ってほしいというものであります。
まず、私学助成についてですが、国及び都道府県は学校法人に対して私立学校振興助成法第9条に基づき、学校の経常費に対する補助を行っています。第1点目の私立高等学校等への助成金の一般財源化については、平成17年7月に地方六団体がまとめた平成18年度国庫補助負担金等の改革案において、私学に対する補助金は税源移譲の対象には含まれていません。
第2点目について、本市としての対応ですが、私学助成の拡充については、平成17年8月に神奈川県市町村教育長会連合会を通して要望しております。30人以下学級の実現については、国の制度にかかわるものであることから、平成17年8月に神奈川県市町村教育長会連合会を通して、県教育委員会あてに学級編制の規模の標準を30人規模学級に改正するよう国に対して法律の改正を働きかけることについて要望書を提出しております。なお、神奈川県は少人数学級実施のための一律の学級編制基準の変更は行わないとの方針を堅持しておりますが、今後も県市町村教育長会連合会、県16市学校教育課長協議会等、あらゆる機会を通じて要望していきたいと考えております。
第3点目の本市の私立幼稚園に対する助成制度ですが、市長部局こども局推進担当で、国の補助対象事業及び市単独事業である私立幼稚園等奨励費補助金並びに私立幼稚園各園への教材教具購入費補助金などの助成を行っております。また、心身障害児教育関係補助については、社会福祉課で私立幼稚園等に対して障害児保育に係る運営費の補助を行っております。
第4点目の私立学校生徒への就学補助制度の創設ですが、教育委員会といたしましては、私立学校のみを対象とした助成制度を創設する考えは持っておりません。
第5点目の奨学金制度の新設につきましては、既に私立・公立高等学校の生徒の保護者に対して奨学金給付制度を設けております。
以上で説明を終わります。
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○高橋 委員長 それでは、制度とかですね、取り組み状況とかで質問がもしあればお受けいたします。
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○納所 委員 制度取り組み状況というよりもこの陳情の形式についてちょっと確認をしたいんですけれども、まず提出者が藤沢市にお住まいの内藤正剛さんという方であるということ、それから、それに付随する資料として出てきたのが「神奈川私学助成をすすめる会」という形になっております。この関係性いわゆる提出者と資料との関係性というのは非常に不明確であるということ、それからこの資料の日付というものがないんですね。ということで、これがいつの資料であるのか、単に2005年としか書いてございませんので、これ資料としてちょっと不備があるのかどうなのかということで、まず提出者と資料との関係性等がわからない、それから陳情の形式として5点にわたっているということも少し取り扱いにくいんではないかということなんですけれども、この件について、事務局の方からでも原局の方からでも、ちょっと御説明いただければありがたいんですが。
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○事務局 提出者に、陳情の提出方法について5項目をまとめてではなくて、陳情の要旨等がまたばらばらということもありますので、個々に出していただくようにと御説明はしたんですけれども、今回陳情提出日が9月6日ということで、陳情者の方から、時間がなくこのまま提出したいという御希望がありましたので、お受けいたしました。
また、提出者が個人ということなんですけれども、その辺も確認しまして、今回は個人で出したいということでしたので、お受けいたしました。
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○高橋 委員長 はい。じゃあ、ほかにありますか。
よろしいですか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
それでは、取り扱いを含めてですね、御意見をいただきたいと思います。
じゃあ、中村委員からずっと。
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○中村 委員 この種の陳情、毎年出てるわけですけれども、一つはですね、一般財源化することがですね、真の意味での三位一体改革を推進する立場といたしましては、この点慎重に検討していく必要があること、それから30人以下の学級についても要望書を過去に出していることからその推移を見守りたいということ、それから、その他の補助の拡充についても、私学に限らず公立校とのバランスを考えた制度にした方がよいということで、議論の余地があるということで継続としたいと思います。
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○高野 委員 5点にわたってるわけですけれども、第1点目の一般財源化に反対して、国庫補助金の増額を要望するという決議、これ私学助成にも関係する話かとは思うんですけれども、私立学校、今、高校では生徒数3割占めるということで、非常に公的教育の重要な役割を果たしているというふうに思ってます。特にこの(2)にもかかわるんですけど、私学助成については、資料も見ましたけど、非常に格差が、学費にしても何倍もありますね、これ。特に深刻だと思ったのが、この経済的理由による退学者の状況と。これ、割合見ますと公立高校の4倍から5倍あるんですね、ですからやっぱりこの私立に通われてるその生徒の皆さんや親の皆さんへの助成というんですかね、非常に水準的にも不十分で、教育条件や負担の公私間格差というのは非常にはっきりしているんじゃないかなというふうに思いますね。
また、30人学級のことも出てますけど、これも私たちとしてもかねてから強く要望してきたことですけども、2月の予算議会での教育長の答弁でも学習面だけでなくて生活面でもお子さんに対して行き届くと。教職員が担当する子供の数が少なくなると、よりきめ細かな指導が可能になるために有効であるというふうに答弁もいただいてまして、今後も県教育委員会に対しても要望してまいりたいと、こういうふうに教育長から答弁もいただいてました。ですから、非常にこの点でも積極性があると思ってますので、その他の私立幼稚園もこれもかねてから私たちも要望してきましたし、あと就学補助制度、奨学金制度については制度があったり、また今のところ考えがないという先ほどの説明もありましたけども、これについては全体としては採択すべきであるというふうに思ってます。
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○前川 委員 先ほどの一つ一つ説明をしていくというよりも、これ、全体的にちょっとばらばらすぎまして、何とも申しようがないんですけれども、先ほどの4番の制度がないというのもそうだろうなと、やはり私立だけに偏るということはできないだろうと私も思っております。私は、これを最初から見たときから、ちょっと継続にさせていただきたいと思っております。
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○松中 委員 私はこの陳情の30人学級は前回反対してますから、これ基本的にはこれは反対ですけれども、こういう陳情を私学と公立という考え方でとらえるとね、これどんどん要するに助成金どんどん私学にあれしていったら公立、絶対学校生徒減ってきますよ。だから私学は私学の考え方、公立は公立の考え方があっていいんであって、そういう意味で、これ、何だか非常に陳情の要旨が何項目かになっているということで、これ出し直すなりあるいは的を絞るなりの陳情にした方がいいんじゃないかと。そういう意味では私はもう、これは不採択と思うんだけれども、皆さんで決めていただければ結構です。
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○納所 委員 やはり陳情が5点にわたっている、その一つ一つが慎重に吟味をしなければいけない内容であるということがございます。ちょっと総花的にずらっと内容が並んでいるということで取り扱いにくいのではないかというふうに思いますので、継続というふうにしたいと思います。
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○石川 副委員長 私も継続とさせていただきます。理由は、やっぱり5項目がばらばらであること、あと、国に要望書を出してるところもあるということで、継続といたします。
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○高橋 委員長 一応4名の方がですね、継続ということで、結論を出すべきじゃないという判断だと思います。
それでは、継続審査ということで確認をさせていただいてよろしいでしょうか。
(「了承」の声あり)
それでは、確認をいたします。
それでは、職員の方が入れかわりますので、暫時休憩いたします。
(10時45分休憩 10時46分再開)
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○高橋 委員長 それでは、再開をいたします。
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○高橋 委員長 日程第3報告事項(1)「スポーツ施設予約システムの導入について」原局より報告をお願いいたします。
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○スポーツ課長 報告事項(1)スポーツ施設予約システムの導入について、報告いたします。
平成16年9月に、神奈川県と県内市町村など共同で、電子申請・電子入札や公共施設予約システムなどのオンラインサービスを提供するため、神奈川県市町村電子自治体共同運営協議会が設立され、その下部組織として、公共施設予約システム部会が設けられ、鎌倉市はこの部会に所属し、システム開発に参画してまいりました。
このたび、この公共施設予約システムが完成し、本市のスポーツ施設の予約事務と抽せん事務などをシステム化することになりました。
これにより、施設を利用したい市民は、事前に施設の窓口で利用者登録を行い、利用者カードを取得することにより、インターネットや携帯電話等を使って、自宅やオフィスから、休日でも夜間でも市内のスポーツ施設の利用予約や、施設の空き状況が把握できるようになりました。
平成18年1月から本稼働し、4月分の施設利用予約から開始をいたします。
以上で報告を終わります。
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○高橋 委員長 それでは、ただいまの報告に御質疑のある方、挙手をお願いいたします。
(「なし」の声あり)
いいですか。それでは、質疑を打ち切ります。
ただいまの報告、了承ということで確認をさせていただいてよろしいでしょうか。
(「了承」の声あり)
はい。それでは、確認をさせていただきました。
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○高橋 委員長 それでは、次行きます。
日程第3報告事項(2)「鎌倉市スポーツ振興基本計画について」原局より報告をお願いいたします。
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○スポーツ課長 報告事項(2)鎌倉市スポーツ振興基本計画について、報告いたします。
本市では、現在、スポーツ振興法第4条第3項の規定を受け、国のスポーツ振興基本計画を参酌して、本市の将来を展望したスポーツ振興の基本目標やスポーツ振興施策、施設整備の方向性を明らかにする、スポーツ振興に関する基本計画の策定を進めてまいりまして、その素案を本年6月の当常任委員会において御報告したところでございます。
その後、6月30日に鎌倉市スポーツ振興審議会に諮問し、去る9月2日に本日お手元に配付させていただいております資料のとおり答申をいただきましたので、今回当常任委員会に報告させていただくものでございます。
スポーツ振興審議会に諮問し、答申をいただいた計画につきましては、より多くの市民意見を取り入れるため設置した策定委員会の立ち上げ当初から、逐次スポーツ振興審議会に報告し、意見をいただいた経緯から、6月に御報告した素案からの大きな変更はないものとなりました。素案からの変更点は、高齢者のスポーツについて施策を項目立てしたこと、及び施設整備の項目を追加したことでございます。
それでは、答申いただいたその概要について御説明いたします。目次をごらんください。
本計画は2ページからの序論と、16ページ以降の本論・基本計画、そして32ページ以降の資料編からとなっております。
序論では、1、この計画の趣旨、計画の位置づけ、計画期間、2としまして、本計画でのスポーツのとらえ方、3番目といたしまして、スポーツを取り巻く本市の現状と課題、4番目といたしまして、本計画の基本理念、5番目としまして、本計画の構成について述べております。
16ページ以降の本論・基本計画では、「あらゆる市民のスポーツ」「子どものスポーツ」「高齢者のスポーツ」「競技スポーツ」「スポーツの拠点づくり」「スポーツのシステムづくり」「スポーツの情報提供」という施策に対して、それぞれ現状と課題、施策の方向性、主な取り組みを述べてございます。
そして、32ページ以降の資料編には、平成7年に策定したスポーツ施設整備プランの実施結果と評価、市における現状の評価、鎌倉市スポーツ施設一覧、アンケート結果概要、ワークショップ、インタビュー概要、策定委員会名簿、策定委員会開催状況を掲載しております。
それでは、6ページをごらんいただきたいと思います。目指すべき姿としてEnjoy‘鎌倉’スポーツライフとして、スポーツ実施率60%、各世代のスポーツ実施率のアップを図ることとしています。
次に、10ページをごらんいただきたいと思います。この図は、スポーツ活動の振興とスポーツ振興の基盤づくりを大きな柱と考え、それぞれの施策を相互に補完し合うことで、目標の実現につながることをあらわしてございます。
11ページには、本論・基本計画に述べております各施策の主な取り組みを体系図としてまとめてございます。
「あらゆる市民のスポーツ」では、国の計画でも一つの柱となっております総合型地域スポーツクラブの育成、鎌倉の歴史や自然を生かしたスポーツの活性化、健康面からの連携を図る意味から、医療機関との連携などを挙げてございます。
「子どものスポーツ」では、既にさまざまな形で行われておりますが、学校と地域の連携、学校とスポーツ団体との連携を挙げてございます。
次に、新たに追加した部分として「高齢者のスポーツ」では、高齢者向けスポーツプログラムの充実、スポーツを通じた体力・健康づくりなどを挙げてございます。
競技スポーツでは、ジュニアの一貫指導体制の確立、競技スポーツの活性化のための啓発を挙げてございます。
「スポーツの拠点づくり」では、公式競技ができる総合体育館やグラウンドを整備するため、スポーツ施設の整備という項目を一番に挙げ、野球場、地区体育館、テニスコートについて施設整備の項目を追加いたしました。
なお、平成7年に策定したスポーツ施設整備プランでは、陸上競技場の整備が挙げられてございましたが、大型スポーツ施設であるため、県下各市とも必ず整備されている状況ではございません。県の施設が広域圏で設置されていることから、今後の状況に応じて設置は検討していくものとしてございます。
「スポーツのシステムづくり」では、あらゆる団体の相互交流を図れるようなパートナーシップの啓発、PFIやPPPによる施設整備や運営、駐車場の有料化やスポーツプログラムの参加費負担など、受益と負担を見直すことを挙げてございます。
「スポーツ情報の提供」では、情報提供体制の充実、施設予約のシステム化を挙げてございます。
30ページには、この計画を実効性のある確かなものにするための行政評価制度の導入と市民の意見を取り入れる仕組みづくりについて述べてございます。
以上が答申をいただいた計画の概要です。
最後に、基本計画策定に向けての今後の予定でございますが、スポーツ振興審議会から答申をいただいた本計画を鎌倉市スポーツ振興基本計画として教育委員会に諮り、行政計画として確定してまいりたいと考えてございます。
以上で報告を終わります。
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○高橋 委員長 それでは、ただいまの報告に御質疑のある方、挙手を。
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○松中 委員 これ、すごくよくできてるんだけどね、これコンサルタントとか、そういう関係者入ってるの。非常によくできてるんでね、これ、審議会だけで立ち上げた基本計画なんですか。物すごくよくできてるあれだと思うんですけれど。
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○スポーツ課長 今、御指摘のように、コンサルが入ってございます。16年それから本年と、2カ年にわたりましてコンサルが入ってる状況でございます。
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○松中 委員 そうすると、それはやっぱりある程度の予算は何かあるんですか。
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○スポーツ課長 16年度決算ベースでいきますと、493万5,000円が16年度、それから今年度は199万5,000円という形になってございます。
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○松中 委員 非常によくできてるんでね、これはすばらしいと思うんで、そういうことでわかりました。これをどうしていくか、今後のお話はですね。1件、ちょっと聞きたいことがあるんですけども、資料の最後の方に、59ページ、大船技工跡地の利用というのがあるんですけども、これもう、既に話が別のところで進んでいると思うんですけども、この時点これを検討した当時、これはすごくいいことなんですけども、これ可能性があるならもっと我々は旗振るんですけども、これ具体的にね、もう今本当にスポーツ広場というのが少ないんでね、これが具体的にここに入ってくるんだったら、これ今後、鎌倉が行うべきと考えられる具体的政策という形の中で出てきているんで、やれやれって言いたいとこなんですけども、これ可能性としてはどうなんですか。
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○スポーツ課長 委員さんの御指摘のところは59ページでございますが、実は55ページにワークショップの表題がございますが、16年12月11日に開催をさせていただいております。資料編としてこのときのいわゆる状況関係を記載をさせていただいてるという状況でございます。
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○松中 委員 その現状は何かつかんでるんですか。
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○スポーツ課長 現状はですね、マンション関係等で開発をされてるという状況になってございます。
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○松中 委員 はい、わかりました。
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○高橋 委員長 はい。じゃ、ほかに質疑のある方。よろしいですか。
ちょっと私の方から1点だけ、スポーツアスリートとの交流とかってこう書いてあるんですけどね、それは何かスポーツ課の方で名簿みたいなもの、種目と名簿みたいなの、把握されてますか。
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○スポーツ課長 名簿はですね、手前ども今取得はしてないんですが、鎌倉市ゆかりのトップアスリートとの交流会というものを実施してございます。一つの例としましては、鎌倉出身のJリーガー、サッカーでございますが、こちらの方に来ていただいて子供たちに指導していただいたとかいう状況がございますので、今後ともそういう部分につきましては、トップアスリートとの交流といいましょうか、やはり子供のころに覚えた部分につきましては一生ついて回る部分がありますので、スポーツ振興の中につきましてはそういう部分を含めて今後進めていきたいという状況でございます。
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○高橋 委員長 まあ、今度でいいんですけれども、どんな種目にどういう方がおられるのか、もし一覧表ができたらお願いします。
それでは、質疑を打ち切ります。
ただいまの報告、了承ということで確認をさせていただいてよろしいでしょうか。
(「了承」の声あり)
はい。それでは、確認をいたします。
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○高橋 委員長 それでは、次に行きます。
日程第3報告事項(3)「菊桐文鎌倉彫卓の購入について」原局より報告をお願いいたします。
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○鎌倉国宝館副館長 報告事項(3)菊桐文鎌倉彫卓の購入について、報告いたします。
お手元の資料と回覧中の写真を御参照ください。
平成17年度の資料備品として、菊桐文鎌倉彫卓を購入いたしました。価格は73万5,000円です。
卓は机の一種で、本来は禅宗寺院で仏前に置き、仏具を載せるのに使用され、また茶の湯にも用いられます。
本作品は、長方形隅入の甲板に鷺足の四脚をつけた卓で、多くの卓が甲板の下に格狭間のある欄間を設けるのに対して、この卓は脚の間に猪目のある持ち送りをつけています。甲板上面の四周には菊文を、四脚の上部と持ち送りには桐文を鎌倉彫であらわし、朱漆が塗られています。
卓としてはやや小型であることから、小堂あるいは念持仏用に使われていたものと推定されます。彫技の特色から、制作時代は江戸時代末から明治時代初期と思われます。
鎌倉国宝館では、従前から、鎌倉特有の伝統工芸品である鎌倉彫の収蔵資料の充実に努めているところですが、卓はこれまでの収蔵品にはない器種です。
以上の諸点に基づき、鎌倉市教育委員会美術工芸作品収集選定委員会において、本作品は鎌倉彫の作例として鎌倉国宝館の収蔵品の幅を広げるのにかなった珍しい要素を備え、価格も適当であるところから、国宝館の収蔵品に加える価値を十分に有しており、展示にも有効に活用できると評価されています。
以上で報告を終わります。
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○高橋 委員長 今ちょっと写真の用意をしてますんで、暫時休憩します。
(11時00分休憩 11時02分再開)
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○高橋 委員長 再開いたします。
それでは、ただいまの報告に御質疑のある方、挙手をお願いいたします。
よろしいですか。
(「なし」の声あり)
では、ちょっと私の方から1点伺います。毎回、私、お伺いしたりお願いしたりしてるんですけれども、その収蔵計画ですね、購入計画というか、資料としてこういう分野をですね、不足してるから集めていくんだとかですね、そういうことを出していただいてると、ああそうか、ここの分野、足りない分の購入になるんだなということがすぐわかるんですね、そういうものがないからですね、何か本当に必要なのかなと。しかも、これね、時代が鎌倉時代のものじゃないんで、理由は鎌倉彫という観点からですね、今度は鎌倉彫の方からいうと、鎌倉彫資料館というのがあってですね、そちらでもまた収集をして展示もしてると、そうすると、じゃ、そこのところどういうふうにすみ分けして、どの部分を行政として担保していくのか、鎌倉彫資料館の方でどこまでやってもらうのかって、そういう話があってですね、それで、ああそうかと、この部分ね、行政として担保する部分として購入するんだなって。そういう何か、全体像がわかんないですね、毎回毎回こう出てきますけれども、その辺どうなんでしょうね。
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○鎌倉国宝館副館長 収蔵計画につきましてはですね、今すぐ全体にどういうものがあるのかという把握というのはなかなかできにくいものですから、それが出た段階で必要か必要じゃないかというものを決めることを当然必要になってくると思います。
ただ全体の考え方といたしましては、国宝館の場合は鎌倉が中世、特に鎌倉時代は日本の実質的な首都でありますし、その後も鎌倉は関東の中心地であったわけですから、当然国宝館に来ていただく方々もそういうものが理解できるような展示品をごらんになられたいということで、来ていただく方が中心になると思いますので、収蔵あるいは収集の基本もそこによって、つまり鎌倉時代の中世の鎌倉地方のものを中心に収集、あるいはできればそういうものがあれば購入もさせていただきたいというのが原則でございます。
ただ、直接、地域的に鎌倉に関係なくても中世が理解できる、中世を理解するのに必要なものというものは鎌倉に直接関係がなくても集めさせていただくようには考えたいと思いますし、また逆に時代が中世ではなくても鎌倉を理解する意味で必要なものは鎌倉国宝館の方で収集させていただきたい。その中で、随時いろいろな資料が出たときにそれにかなうものかかなわないものかの判断を、先ほど申しました収集委員会の方にもお諮りしてですね、購入させていただければというのは基本的に考えております。
鎌倉彫につきましては、これは鎌倉固有、固有というか独特の工芸品でございまして、その鎌倉彫の祖型になるような重要文化財の建長寺さんの須弥壇であるとか、円覚寺さんの前机とありまして、これが鎌倉彫のもとになってるんだろうと言われておりますけれども、そういった作品は実は国宝館の方で預からせていただいて展示させていただいております。
それから、市内に今ある指定の文化財の鎌倉彫というのは、実は神奈川県指定の文化財が2点ありまして、1点は円覚寺さんのお持ちのもので、それも国宝館で預からせていただいておりますし、それから1件は国宝館の所有物のものがございます。時代は室町時代のものですけど。そういった鎌倉彫の原点を考えるときの非常にすぐれたものを私どもで持たしていただいてますので、それから継続的に考えていただけるような、理解していただけるということで、鎌倉彫の収集には努めていきたいというふうに考えておりますけれども。
ただ、御指摘のありました鎌倉彫会館さんと、こう、はっきりすみ分けをしてるわけではないんですけれども、一応私どもの目安として考えているのは、鎌倉彫会館さんの方で、いわゆる中心になられてる明治以降のところは私どもこの方は積極的、まあ、江戸から明治のぎりぎりぐらいのところまでを私どもの方としては収蔵の中心と考えて、それ以上新しいものはあちらの方で、また皆さんに御理解いただければということで、鎌倉彫については考えております。
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○高橋 委員長 ちょっとあんまり答弁になってないんですけど、部長どうなんですか。
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○小松 生涯学習部長 全体の今後を見通した購入計画というんでしょうか、そういったこともお尋ねの中心だったかと思いますけれども、現実に今回購入したものにつきましても、例えば古物商さんですとか、あるいは個人の所有者の方で売却のお話が流れてくるとか、そういう業界というんでしょうか、いろんなところから情報が入ってきて、それが館蔵品にするのにふさわしいかどうかという判断を館の方でいたしまして、ふさわしいとなれば、先ほど御報告の中にもございましたけれども、収蔵品の選定委員会ですか、そこで専門家の御意見を聞いて購入候補にするかどうかを決めると。実際にはそんなようなシステムでやっておりまして、きょう御報告したもの以外にも、もっと高額にはなりますが、国宝館として購入したい物件は、何ていうんでしょうか、候補としては2点ほどでしたでしょうか持っておりますけれども、それらについては毎年のいわゆる経常経費の中では購入が難しい物品になりますので、それは総合計画の実施計画の方に要求をして、その中で購入をしていくというような計画を立てております。
それで、何ていうんでしょうか、例えば建物の修繕工事なんかとまた異なりまして、物が出たときにそれが館蔵品にするか、するのがふさわしいかどうかと、そういったことを1件1件検討いたしますので、あらかじめ、例えば向こう10年にわたって、こういったものを順次買いたいと、そういう計画をお示しするのは難しい状況にございます。
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○高橋 委員長 いや、私が言ってるのはですね、そのジャンルとしてですね、例えば仏像だとかね、こういう卓だとか、こう、いろんなものがあると思うんですね。種類分けというんですかね。この部分は充実してるけども、この部分についてはまあ少し手薄だということであればね、この部分が出たときには優先的に購入していきたいんだというようなことをある程度示してもらっていればですね、その不足してる部分のこういうものが出たんだなということで我々としても受けやすいんですけれども、結局その場その場で物件が出たから、それが学術的に意義があるもんだよというふうなことの中だけで提案されますとね、鎌倉市ではないんですけれども、結局何かその審査をする先生方が持ち回りでですね、幾つかずつ品物を探してきて行政の品物にするというようなね、そういうことが実態としてあったところがあるんですね、ですからそういうふうなことになってですね、何かその利権、権益みたいなことになってしまうといけないから、まあ全体像を示してもらった中で、それ以外、当然イレギュラーでどうしてもね、これ残していかなきゃいけないから行政として買うんですよというものも、これもあるでしょう。ですけど、全体像を示してもらえればですね、非常に受け入れやすいという話をさせていただいているので、ぜひその委員会の方にですね、そういうお話をしていただいてですね、何かそういう全体を洗い出すような作業をですね、品物があるからそれをリストアップしなさいと言ってるんじゃないんですよ。種目としてそういうものをですね、やっていただきたいということを申し上げてるんで、ぜひ、それはもう言いっ放しで結構ですので、お願いいたします。
それでは、質疑を打ち切ります。
ただいまの報告、了承ということで確認をさせていただいてよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、確認をいたします。
それでは、職員退席のため、暫時休憩いたします。
(11時11分休憩 11時12分再開)
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○高橋 委員長 それでは、再開をいたします。
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○高橋 委員長 日程第4その他の部分ですね。(1)「継続審査案件について」事務局より報告をお願いいたします。
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○事務局 6月定例会において継続審査となっております陳情2件の取り扱いについて、御協議をお願いいたします。
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○高橋 委員長 特に発議もありませんでしたので、引き続き継続ということで確認させていただいてよろしいですか。
(「了承」の声あり)
はい。それでは、確認いたします。はい、事務局。
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○事務局 ただいま確認された陳情2件と本日新たに継続審査と確認された陳情1件、合計3件について最終本会議において、閉会中継続審査要求を行うことについて御確認をお願いいたします。
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○高橋 委員長 はい。ただいまの報告のように確認をしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
はい。確認をさせていただきます。
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○高橋 委員長 はい。続きまして日程第4その他(2)「学校給食について」これはちょっと私の方から。
改選になってからはまだ行ってないんですけれども、改選になる前にですね、各学校を回りまして学校見学をさせていただきながらですね、給食を一緒に子供たちと食べたり、そういうような取り組みをずっと続けてまいりました。これまでですね、4校ぐらい回ってるんですが、5校かな、御成、第一、西鎌、小坂ですね。4校ですね、4校回ってきてるんですけども、引き続き委員会としてですね、学校見学をさせていただきながら給食を食べる機会をですね、つくっていきたいと思っております。市長選があるもんですから、11月ぐらいに予定を組んでいきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。御意見ありましたらお伺いしたいと思います。
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○石川 副委員長 そうすると、11月ごろがいいです。
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○高橋 委員長 11月のね。そういう方向でよろしければ、日程をある程度調整していただいて。ちょっとメニューとかもありますのでね。余りぜいたくは言いませんけど。じゃあ、一応そういう方向で進むということで確認させていただいてよろしいですか。
(「はい」の声あり)
はい。それは確認をさせていただきます。
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○松中 委員 また、決めたら教えてください。
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○高橋 委員長 じゃあ、日程の方はですね、11月、あんまり遅いと、また議会の日程調整も入りますので、まあ中旬ぐらいということで、もう一度皆さん方にですね、個別に当たらせていただきたいと思います。それでよろしいですか。
(「了承」の声あり)
それでは、そういう方向で進めさせていただきます。
それでは、すべて審査を終了いたしました。
これをもちまして文教常任委員会を終了いたします。御苦労さまでした。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議録の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成17年9月12日
文教常任委員長
委 員
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