平成17年文教常任委員会
3月 3日
○議事日程  
平成17年 3月 3日文教常任委員会

文教常任委員会会議録
〇日時
平成17年3月3日(木) 10時00分開会 12時08分閉会(会議時間 1時間59分)
〇場所
議会第1委員会室
〇出席委員
伊東委員長、三輪副委員長、高橋、大村、児島、澁谷、松中の各委員
〇理事者側出席者
松本教育総務部長、勝山教育総務部次長兼教育総務課長、中野教育総務部次長兼教職員課長、井上施設給食課長、掛川教職員課課長代理、大谷学校教育課長、出澤学校教育課課長代理、齊藤(美)教育センター所長、望月教育センター所長代理、原生涯学習部長、小松生涯学習部次長兼鎌倉文学館副館長、熊谷生涯学習課長、小嶋生涯学習課課長代理、石田青少年課長、植松スポーツ課長、水尾中央図書館長、三ツ堀文化財課長、松尾鎌倉国宝館副館長
〇議会事務局出席者
小山次長、小島議事担当担当係長、谷川担当書記
〇本日審査した案件
1 報告事項
(1)教科用図書採択方針について
2 議案第69号平成17年度鎌倉市一般会計予算のうち教育総務部所管部分(第55款教育費のうち、第25目幼児教育奨励費を除く第5項教育総務費、第10項小学校費及び第15項中学校費)
3 陳情の取り下げについて
(1)陳情第19号鎌倉市立小学校での30人学級の実現についての陳情
4 議案第69号平成17年度鎌倉市一般会計予算のうち生涯学習部所管部分(第55款教育費のうち、世界遺産登録推進担当所管部分を除く第20項社会教育費及び第25項保健体育費)
5 継続審査案件について
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○伊東 委員長  おはようございます。それでは、文教常任委員会を開会いたします。
 初めに、会議録の署名委員を指名をいたします。
 委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。大村貞雄委員にお願いいたします。
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○伊東 委員長  次に審査日程の確認ですが、お手元に日程が配付されていると思います。このとおり進めたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 ではそのように確認をいたします。
    ───────────────────────────────────────
 
○伊東 委員長  次に報道機関の取材及び傍聴の申し出があるかどうか。事務局から。
 
○事務局  傍聴を希望する方が、日程第1報告事項(1)に1名おられますので、取り扱いについて御協議、御確認をお願いいたします。
 
○伊東 委員長  ただいま事務局から報告がありましたが、従前のとおり取り扱いますが、よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 ではそのようにいたします。
 では暫時休憩いたします。
                 (10時01分休憩   10時02分再開)
 
○伊東 委員長  それでは、再開いたします。
    ───────── 〇 ───────────────── 〇 ─────────
 
○伊東 委員長  日程第1報告事項(1)「教科用図書採択方針について」を議題といたします。まず、原局から報告を願います。
 
○学校教育課長  教科用図書採択方針について御報告いたします。今年度行いました採択は、平成16年度から採択地区が鎌倉市単独になることを受けて、採択が滞りなく行えるように、鎌倉市として採択方針を定め、その方針にのっとって行ってまいりました。
 文教常任委員会には、平成16年3月に教科用図書採択方針を、平成16年9月に採択結果を御報告させていただいたところです。
 平成17年度に行う、平成18年度に本市で使用する教科用図書の採択に当たり、採択までの手続を滞りなく進めていくため、平成17年2月23日開催の教育委員会で、その採択方針を定めましたので、その内容について御報告いたします。
 お手元の、平成18年度使用教科用図書の採択方針をごらんになってください。
 1の、基本的な考えは、平成17年度使用教科用図書の採択方針と同様です。
 2の、採択の手続をごらんになってください。(1)の、中学校教科用図書の採択については、平成17年度が採択がえ年度になるため、鎌倉市立小中学校使用教科用図書採択検討委員会を設置し、調査・研究等を行い、その報告を受けて採択いたします。裏面をごらんになってください。(2)の、小学校教科用図書の採択については、今年度採択いたしました教科用図書を継続採択をいたします。(3)障害児学級関係教科用図書の採択については、障害児学級設置校長会に調査研究を依頼し、その報告を受けて、広く採択を行っていきます。
 3の、採択の日程ですが、(1)の、中学校教科用図書の採択については、平成17年8月に、(2)の、小学校教科用図書の採択については、平成17年7月に、(3)の、障害児学級関係教科用図書の採択については、平成17年7月に採択を行ってまいります。
 今後はただいま御説明いたしました方針にのっとって、今後の手続を進めてまいります。
 採択終了後、採択の結果を改めて御報告させていただきます。
 以上で報告を終わります。
 
○伊東 委員長  ありがとうございます。ただいまの御説明につきまして、御質疑がある方はお願いいたします。
 
○高橋 委員  ちょっと二、三お伺いをしたいと思います。湘南の採択のブロックというんですかね。そこから今度、市単独でやれるようになったと。そういうことで、こういった採択方針というのを出していただいたんだろうと思うんですが、この方針自体は、湘南ブロックでやっていたものとほとんど同じということでよろしいんでしょうか。
 
○学校教育課長  この採択方針につきましては、鎌倉市の独自のものでございます。
 
○高橋 委員  オリジナルのものをつくられたということで、大変御苦労されているなと思いますが。ちょっと中で気になるところがございまして、例えば、各先生にお願いをして検討をしていただくと。各種目、各教科ごとに5人以内でお願いをしようということで書いてあるんですけれども、これはそういう人数を示した部分については結構なことなんですけれども、例えば採択種目に精通して、高い識見を有する教員のうちから選ぶという、ここについては、気持ちは非常によくわかるんですけれども、じゃあそうじゃない先生もいるのかというふうなことも問われる内容だと思うんですね。やはりこういう先生に皆さんがなっていただかないといけないという意味合いもございますので、ちょっとこの辺は検討をしていただきたいなと。アメリカの陪審員制度じゃないですけれども、どの先生に当たっても、やっぱりどの先生も、こういったものを受けられるような環境をやっぱりつくってもらいたいと思うんですね。
 そこでちょっと聞きたいんですが、これは学校の就業時間の中でそういう工夫をしてやっていただくのか。それとも別な時間帯に報酬を差し上げてやっていただくのか。それとも全くボランティアでやっていただくのか、この辺はどうでしょうか。
 
○学校教育課長  勤務時間に職場を離れて、職専免としてやっていただく。また、これについては、調査研究については膨大な量になりますので、自宅等で行っていただくということになります。
 
○高橋 委員  奉仕でやっていただくんですか。それとも報酬が出るんですか。
 
○学校教育課長  報償を予定しております。
 
○高橋 委員  金額はどのぐらいになりますか。
 
○学校教育課長  1回の会議につき1,000円、交通費程度のものを考えております。
 
○高橋 委員  それは何回ほどあるんでしょうか。
 
○学校教育課長  今年度の実績でいきますと、3回行いました。
 
○高橋 委員  それは報償といい、要するに奉仕でやっていただくということですね、要は。
 そういうことであれば、なおさら、どの先生に当たってもいいような、またそういうのも経験でもありますし、いろんな先生にやっていただくことによってですね、教育現場の底上げなんて言ったら大変失礼なんですけれども、そういうふうにとられても仕方がないような記述の仕方をしていますので、その辺のところは、ぜひ曲解されないような態度をいただきたいなというふうに思います。
 
○伊東 委員長  ほかに質疑は。
 
○三輪 副委員長  同じ検討委員会委員のところなんですけれども、この14人の構成をまず教えていただきたいと思います。
 
○学校教育課長  小・中学校校長会の代表、そこに書いてありますように、ウの中で書いてありますが、鎌倉市学校教育研究会を代表する者、鎌倉市立中学校、今回は中学校ですので中学校の教員、鎌倉市立中学校生徒の保護者、学識経験者のうちから14人以内ということで現在検討しているところです。
 
○三輪 副委員長  その14人の中のバランスというのは、まだ検討中というふうに今受け取りましたけれども、この学校関係者以外のところでは、委員報酬として3人というふうに予算ではありますので、この保護者と学識経験者が合わせて3人というふうに理解していいのでしょうか。
 
○学校教育課長  そのように考えております。
 
○三輪 副委員長  昨年はたしか合わせて6人ということだったんですけれども、これを3人に減らしたという理由を教えてください。
 
○学校教育課長  今年度実際に行ってみまして、保護者2名の方にお願い、今年度は実際に行いました。そういう中で中学校の採択にあっても、3名までで大丈夫だろうという判断をいたしました。
 
○三輪 副委員長  そうすると、ことしはその3人のうち、保護者は何人というふうに考えていらっしゃるのでしょうか。
 
○学校教育課長  先ほどもお話しいたしましたが、ただいま検討中でございます。最大3名までということで、ことし保護者を2名で、たくさんの意見をいただけましたので、そのあたりで検討をしているところです。
 
○伊東 委員長  ほかに質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 ないようですので、質疑は打ち切りとさせていただきます。
 ただいまの報告、了承でよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 では了承と確認をいたします。
 傍聴者退出ですので、暫時休憩いたします。
                 (10時12分休憩   10時13分再開)
 
○伊東 委員長  それでは、再開いたします。
    ───────── 〇 ───────────────── 〇 ─────────
 
○伊東 委員長  日程第2「議案第69号平成17年度鎌倉市一般会計予算のうち教育総務部所管部分(第55款教育費のうち、第25目幼児教育奨励費を除く第5項教育総務費、第10項小学校費及び第15項中学校費)」を議題といたします。初めに原局からの説明をお願いいたします。
 
○勝山 教育総務部次長  議案第69号平成17年度鎌倉市一般会計予算、第55款教育費のうち教育総務部所管の内容について御説明申し上げます。
 鎌倉市一般会計予算に関する説明書の112ページを、また、鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明158ページを御参照願います。5項教育総務費、5目教育委員会費は、617万2,000円で、教育委員会運営の経費は、教育委員4人の報酬のほか、県市町村教育委員会連合会負担金などを計上。10目事務局費は、9億303万2,000円で、事務局の経費は学校給食調理嘱託員等の非常勤嘱託員の報酬、臨時的任用職員の賃金等の経費、教育長を初め教育総務部に所属する職員41人に要する職員給与費などを。
 事項別明細書の内容説明は160ページを御参照願います。学校施設管理の経費は、小・中学校施設の維持管理に要する火災保険料、学校警備及び学校施設管理業務委託料、学校敷地の土地借料などを、教職員の経費は、学校管理職研修会講師謝礼や県公立小学校校長会等、各関係団体への負担金のほか、教職員の健康診断や福利厚生事業の委託料などをそれぞれ計上いたしました。
 予算に関する説明書は114ページにかけまして、事項別明細書の内容説明は162ページから165ページを御参照願います。15目教育指導費は、2億5,596万2,000円で、教育指導の経費は、就学指導委員会委員、教科用図書採択検討委員会委員の報酬、学習状況調査に要する印刷製本費、肢体不自由学級送迎用バス運行委託、情報教育を充実するため小・中学校に配置した教育用コンピューター等の借料、英語教育を推進・充実するための外国人英語講師や読書活動推進嘱託員、普通学級における介助を必要とする児童・生徒への普通学級介助・指導嘱託員の報酬、普通学級介助員・援助員への謝礼、児童の安全対策といたしまして、児童・保護者向けの安全指導の実施のほか、市内の国公私立の小・中学校に在学及び在住している児童・生徒への防犯ブザーの配布の経費を、日本語指導等協力者への謝礼、各学校が創意工夫を生かした、総合的な学習の時間の実践経費などを、保健就学事務の経費は、学校医、学校薬剤師の報酬、学校保健法に基づく就学時健康診断や、小・中学校児童・生徒の腎臓病・心臓病などの各種検診に要する経費、日本スポーツ振興センター共済掛金、学校事故見舞金のほか、学区審議会委員の報酬、高校への就学困難な生徒の保護者に対する奨学金などをそれぞれ計上いたしました。
 事項別明細書の内容説明は166ペ−ジを御参照願います。20目教育センター費は、2,730万8,000円で、教育センターの経費は、教育センター相談室の維持管理に要する経費、教育センター相談指導員及び教育センター街頭指導員の報酬、不登校児童等への指導・支援を行う教育支援教室相談指導員、カウンセラーやメンタルフレンド等の報酬や謝礼、教育センター研究員の報酬、教育課程研修会などの講師謝礼のほか、小・中学校における社会科・理科の副読本の印刷経費をそれぞれ計上いたしました。
 予算に関する説明書は116ページを、事項別明細書の内容説明は170ページから173ページを御参照願います。10項小学校費、5目学校管理費は、9億5,645万1,000円で、小学校一般の経費は、小学校16校の教科、学校行事、維持管理など、学校運営に要する消耗品や備品購入などの経費、教職員の研究・研修に係る経費、特色ある学校づくりのための経費、学校勤務職員72人に要する職員給与費などのほか、学校給食に要する経費といたしまして、食品等の細菌検査、給食従事者の検便、給食用器材更新などの経費を、小学校施設の経費は、小学校16校に係る施設維持修繕料と設備保守点検手数料、清掃などの各種委託料、深沢小学校図工室改修工事、稲村ヶ崎小学校校舎外壁工事、深沢小学校、関谷小学校の体育館改修工事に要する経費、光熱水費・電信料などをそれぞれ計上いたしました。
 事項別明細書の内容説明は174ページを御参照願います。10目教育振興費は、4,366万1,000円で、教育振興の経費は、第一小学校を初め9校の特殊教育に要する教科用消耗品や備品購入などの経費、要保護・準要保護児童に対する学用品・修学旅行・給食などの援助費と特殊教育奨励費などを。
 事項別明細書の内容説明は176ページを御参照願います。15目学校建設費は、2億6,374万7,000円で、小学校施設整備の経費は、御成小学校校舎取得の経費及び御成小学校建設に係る借入金利子負担金、富士塚小学校校舎耐震補強第1期工事に要する経費と、大船・関谷小学校の校舎耐震診断の経費をそれぞれ計上いたしました。
 予算に関する説明書は118ページを、事業別明細書の内容説明は177ページから179ページを御参照願います。15項中学校費、5目学校管理費は、3億1,531万2,000円で、中学校一般の経費は、中学校9校の教科、学校行事、維持管理など、学校運営に要する消耗品や備品購入などの経費のほか、教職員の研究・研修に係る経費、特色ある学校づくりのための経費、学校勤務職員14人に要する職員給与費などを、中学校施設の経費は、中学校9校に係る施設維持修繕料と設備保守点検手数料、清掃などの各種委託料、御成中学校ガス管取りかえ工事、腰越中学校の消防用設備改修工事及び受水槽改修工事、第二中学校を初め5校の保健室冷暖房機設置工事、光熱水費・電信料などの経費をそれぞれ計上いたしました。
 事業別明細書の内容説明は180ページを御参照願います。10目教育振興費は、2,016万4,000円で、教育振興の経費は、御成中学校を初め3校の特殊教育に要する教科用消耗品や備品購入などの経費、要保護・準要保護生徒に対する学用品、修学旅行などの援助費と特殊教育就学奨励費などを。
 事業別明細書の内容説明は182ページを御参照願います。15目学校建設費は32万4,000円で、中学校施設整備の経費は、第二中学校の改築検討協議会委員の謝礼を計上いたしました。
 以上で、5項教育総務費から15項中学校費までの説明を終わります。
 
○伊東 委員長  はい、ありがとうございました。
 それでは、ただいまの説明につきまして質疑を行います。質疑がある方はどうぞ。
 
○高橋 委員  幾つかお伺いします。最初にコンピューターの関係ですね。小学校、中学校やっていただいていますが、中学校では借料とか、システムの賃料ですかね、7,000万ぐらい提示をしてあるんですけれども、これ小学校の方というのは、項目上げるほどはないんですか。ごめんなさい、事項別の方の162ページ、情報教育というところ。
 
○学校教育課長  教育用コンピューター賃借料、それから教育用インターネットシステム賃借料につきましては、それぞれ小・中含まれた額でございます。
 
○高橋 委員  予定はすぐ、例えば学校別の数字とか出ます。
 
○学校教育課長  金額でございますか。
 
○高橋 委員  台数と金額。
 
○学校教育課長  台数につきましては、小学校が311台、中学校につきましては399台、合わせて710台、それから残り2台、教育委員会として、その同機種を1台ずつ入れております。
 
○高橋 委員  小学校の方の情報教育の環境が、中学校から比べると、非常に劣っているような状況だったんですけれども、現在は大体同等くらいになっているんですか。
 
○学校教育課長  小学校と中学校の概要といたしましては、中学校におきましてはコンピューター教室に42台、それから特別教室に2台、特殊学級設置校に3台、各学校に1台ということですね。それから、小学校におきましては各普通教室に1台、それから特別教室用として各学校に5台、それから障害児学級に関しまして各教室に1台、設置校に1台ずつ、それから言葉の教室については2台ずつ配置しております。
 
○高橋 委員  以前もちょっとお願いしたんですけれども、今、調べる授業というんですかね、歴史にしても、地域のことにしてもパソコン、ホームページ、インターネットとか使って調べることが多いんですね。
 以前、小坂に給食を食べに皆さんで伺ったときに、たまたま中を見せていただきましたら、やっぱり調べる授業で、皆さんが散り散りばらばらに、3人はじゃあ職員室に行きなさいとか、5人はどこへ行きなさいとか、やっぱり一つのクラスが一つの教室で、そういう調べる授業ができるというのが一番理想だと思うんですよ。また、そういう時代になってきているのかなというふうに思いますので、この辺はぜひ、最初から全学校というのは無理でしょうから、モデル校から入るような形になるんでしょうけれども、ぜひそれは検討していただきたいなと思います。これは一つ要望しておきます。
 そういうことを推進しながら、もう片方の話をしなければいけないんですが、要はインターネット上でいじめといいますか、書き込みをめぐる問題があって、殺傷事件が起きたわけですよね。この辺もやっぱり交通ルールと同じように、やはり最初にかかわるというのは多分小学校だと思うんですね。小学校の初期の段階からネットワーク・エチケットというんですか、ネチケットと通称言いますけれども、こういったものをもう少し小学校向けにわかりやすく整理をして、交通ルールだって、赤信号は渡っちゃいけないんだよとわかってても渡る子いますけれども、やっぱり知っているのと知らないというのは、もう全然違う問題ですから、そういったことをやっぱりフォローしてあげないと、どんどん興味の向く方に進んでいくのがネットの世界だと思いますので、ある程度カバーをするべきだと思いますが、その辺はどうでしょうか。
 
○学校教育課長  インターネット上のモラル、携帯電話の関係もありますけれども、学警連の中で、県のサイバー何でしたっけ、インターネットの警備環境を専門にやる部署の方に来ていただいて、そういうものの研修をしましたり、それからあと、そういう情報、モラルについての情報提供、それから啓発について今後も努めていくと。
 それから、今年度については、各学校へ研究、研修用の図書として、情報、インターネット上の問題、人権にもかかわる問題もありますので、そういう図書を各学校へ1冊ですが送付して、研究をぜひ進めてもらいたい。それからまた、その図書を活用して、子供への具体的な指導も進められるような図書ですので、そのような取り組みも行っております。
 今後も、やはりインターネット上での問題、そういうものを使って被害に遭わないように、それから、人権侵害等の問題が起きないように取り組んでいきたいと思っております。
 
○高橋 委員  先生方よりも生徒の方が、ずっとネットの世界では先を走っているというんですかね、そういう面もあって、指導というのは非常に難しいと思いますけれど、やっぱり先生方も一生懸命勉強していただいて、そういう環境づくりは進めていただきたいと思います。
 それから、次なんですが、先般ちょっと文教の委員会の中で、評議員のことをお伺いさせていただきました。その後、調査いただいて、確かにやってない学校が一つありましたと。それから、今後、年度内に開催する予定の学校が1校ありましたと。こういう御報告をいただきました。今回、同じページに125人、300万円の予算を計上していただいておりまして、これはそういう学校評議員制度ができて、本当に全国でも先駆けて鎌倉が全校に評議員を設置したということで、全国からも視察に来るぐらい注目をされている事業であります。これ、ぜひ成功させていただきたいですし、本来の趣旨である校長先生の私的諮問というんですか、そういうものに応じるということで、機能するような格好でやってもらいたいと思うんですね。それがちょっと開催されないというふうなことになりますと、機能するとかしないとか、それ以前の問題になりますので、以前もお願いしたんですけれども、確かに校長先生の私的な部分で、個人的に諮問するような格好になっておりますが、やっぱり全校共通のテーマを、例えば環境問題とか、あと防犯とか、そういう問題とか、今言ったコンピューターの問題とか、そういうことは共通テーマとして取り上げやすい問題だと思うんですね。取り上げる取り上げないは、もう校長先生にお任せするとしても、やっぱり教育委員会としても、こういったことは何年かの間に一度は取り上げてほしいとか、そういった話し合いの中で何か共通する話題を、地域の方たちがどういうふうに見ていただいているのか、そういうふうなことを吸い上げておいていただきたいなというふうに思うんですが、これはそういったことでやってない学校があったというふうな御報告だったんですけれども、その辺について、17年度はどんなふうに考えておられるでしょうか。
 
○学校教育課長  学校評議員5人が集まる連絡会を開催しないということについて、やはりそういう状況の学校が1校あるということでございますが、やはりこれは義務的につくってあるわけではないんですが、やはり今日のいろいろな問題など、共通のものを学校として、評議員5人がいる場で、同一の場面で説明をするということは大切なことかと考えております。そのようなことについては、今後、働きかけていきたいと思っております。
 それから、ただいまいただきました共通問題、テーマを持つということも、やはり今、学校がいろいろ求められているわけで、学校としても、校長としても、そういうものを当然話題として取り上げていき、地域の意見を聞くという場面、それから学校運営にそれを生かしていくということは大切なことだと思っておりますので、そのことについても今後検討させていただきたいと思います。
 
○高橋 委員  じゃあぜひ、機能するようにお願いいたします。
 次、164ページですね。学区審議会の件なんですが、たしか今年度中に1回ぐらい開きたいというような御報告だったんですが、その辺含めて開催をどういうふうに。
 
○学校教育課課長代理  学区審議会に関しましては、先般、本会議でも答弁してございますが、3月に学区審議会を開催いたしまして、通学区域の弾力化について、その方向性についてお諮りをしていく。引き続きまして、新年度におきましても、今回2回の予算をお願いしてございますが、その方向について御検討いただく、このような予定になっております。
 
○高橋 委員  何か、何回で答申をいただくとか、取りまとめをしていくとかというのはあるんですか。
 
○学校教育課課長代理  その辺についてはまだはっきり固まっておりませんけれども、プロジェクトの検討を踏まえながら、当然その流れというのは決まってくると、このように思っておりますので、今現在この場で、例えば2回で結論出していただくというふうなお答えはちょっといたしかねる状況にあります。
 
○高橋 委員  これ48万円。4万8,000円か。4万8,000円なんですけれど。
 
○学校教育課課長代理  20万4,000円でございます。
 
○高橋 委員  これ、20万4,000円と、この4万8,000円の学校選択制検討協力者というのは、これはどういうふうに連動しているんでしょうか。
 
○学校教育課課長代理  これにつきましては、通学区域弾力化の検討のプロジェクトを今やっておりますので、そのプロジェクトの中で、この審議をしていく中で、必要に応じて関係者の方に来ていただいて御意見いただく場合については、その謝礼を払う準備と、それからあわせて学区審議会で教職員、校長、教員が入っておりますので、そこの交通費の実費弁償、この2種類になっております。
 
○高橋 委員  このプロジェクトというのは庁内プロジェクトなんですか。
 
○学校教育課課長代理  現在やっております、庁内プロジェクトでございます。
 
○高橋 委員  私は学区を柔軟にした方がいいという考えをもともと持っておりますので、いろいろ皆さん御意見があろうかと思いますけれども、非常にこれの部分については注目をされている事業といいますかね、進め方として非常に注目されていると思いますので、また途中で経過をお伺いしながらですね、見守っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それから、166ページ、これも新しい事業ですね。メンタルフレンドの関係なんですが、40万ということで、市長さんが不登校の子供とかそういう子たちに対してメンタルフレンドをやって、何とか糸口を見出していこうという、こういう事業だという御説明をいただきました。大変いいことだし、何かやっていかなきゃいけないという意味においては、やっぱり何か手を打たなきゃいけないという、私自身そういう認識はあるんですが、やっぱり人が人と相対してやっていくことで、先生以外の人がやるわけですから、非常に危険性、危険性と言ったらおかしいけれど、余計へそが曲がっちゃうと言ったらおかしいですけれども、そういったことも可能性としてはなくはないなと。そういう意味で、人選については慎重にやっていただいているんだろうと思いますが、これは人選はどういう形でやるんでしょうか。
 
○教育センター所長代理  教育センターの方で、メンタルフレンドの募集に当たっては実行委員会のようなものを設けまして、メンタルフレンドの募集については、心理の関係の教習等を行っていらっしゃる、大学の方3校ほどに一応メンタルフレンドの募集について御説明に上がりたいというふうには考えているんですが。
 大学教授の方から推薦をいただいて、心理等の関係の大学生にお声をかけて、事前にそのような配慮をして行わないといけないと思うのですけれども。
 
○高橋 委員  児童心理学を専攻する大学生、もしくは大学院生というふうなことで、今、学校の指導教授から推薦をいただいてやるのだと。ここまではよくわかりました。
 これは例えば、その学生さんのプロフィールとか、そういうものは公開できるんですか。
 
○教育センター所長代理  一応プロフィールを公開するということについては、まだ考えていないです。
 
○高橋 委員  一応公の仕事をやっていただきますので、その辺もぜひ検討して、オープンな中でやっていただけたらなと。子供との接している部分について公開しろと、そういう話ではありませんので、ぜひ、その辺も検討してください。
 次、小学校費の関係で170ページです。特色づくりの推進事業、これについてちょっと概要を伺っておきたいんですが。
 
○学校教育課長  特色ある学校づくり予算ということで現在取り組んでおりまして、各学校から計画を立てていただき、予算を要望していただく中で、こちらが聞き取り等を行い、25校の内容を精査して、具体的に予算を配分というんですか、学校の要望をできるだけ生かすような形で配分をしていくということになります。そういう事業でございます。
 
○高橋 委員  これまで何か校長会の方のあれでやっていたものを、ちょっとおかしいんじゃないかという話、そうじゃないですか。
 
○学校教育課長  校長会の方には総合的な学習の時間実践委託経費として、各学校、今年度は、各学校16万充てて委託しておりますが、それとは別のものでございます。
 
○高橋 委員  それとの何ていうんですか、兼ね合いというんですかね。ここは別な事業でやるわけですよね。
 
○学校教育課長  特色ですから、各学校が具体的に取り組む内容を、総合的な学習については総合的な学習の場面で使う講師を呼ぶとか、地域の方を呼ぶなどということでやるわけですが、この事業に関しては学校全体で特色づくりを行うということで、例えば学校によっては読書活動を推進したい、それから少人数指導を、算数の少人数を推進したいというふうなことをやっているところで、それに合わせて配当していくということになります。
 
○高橋 委員  ノミネートする学校とそうじゃない学校が、この事業についてはあるという判断でいいんでしょうか。
 
○学校教育課長  基本的には、全校で特色ある学校づくりというのは進めていただくわけですけれども、ただ学校の実情で、ですから、こういう費用を使わずにやる場合もありますし。ですから、できるだけたくさんお金をもらって、いっぱい具体的な動きをしたいというところもあれば、現状でやっているところをさらに地域の協力で進めていくというところもあります。ただ、基本は、やはり各学校、これからの流れの中で、やっぱり地域との結びつきとかを強めていく中では、必ず特色というものは出てくるものでありますので、それもあわせて推進してもらうという取り組みでございます。
 
○高橋 委員  先ほどの御答弁の中で、例えば数学に力を入れて、少人数指導でやっていこうとかということも、これは出てきているか出てきていないかはともかくとしてですね、一つの推進事業としては、可能性としてはあるんじゃないかと。これの場合、先生の配置の関係とか出てくると思うんですけれども、そういうふうなことになると、この予算で対応し切れるのかなという。
 
○学校教育課長  現在行われている算数の、稲村ヶ崎小学校の授業例でいけば、人の配置というのは、今、県の方から少人数指導の教員が配置されます。そういうものを受けて、少人数指導を何の教科で行うかというところをまず学校で決めるわけですが、子供の算数の力、そういうものを伸ばしたいというところで、稲村ヶ崎小学校であればそのところを取り組んでいるわけで、その場合に、こちらとして支援、学校が要望上げるのは、鎌倉市教育委員会の方に要望として出してくるものは人的なものではなく、例えば少人数教室をつくるに当たって、そこの1年から6年まですべてが使えるような上下可動式の机など、それから教材、教具、そういうものを学校配当予算以外で特別に欲しいというような要望があると。それを受けて、こちらではその内容を実際にどう考えていくかということになります。
 
○伊東 委員長  ほかに質疑は。
 
○澁谷 委員  予算委員会に出ているものですから、1点だけお聞きいたします。学区審の関係なんですが、この3月に行われるということで、久々に学区審が行われるということですが、通学区域の弾力的な運用についてということで諮問をされる。ですから、したがって、諮問をするからには、何らかの諮問をしなければならない理由が出ているのだろうと思うのですけれども、その辺、もうちょっとお聞きしたいんですが。
 
○学校教育課課長代理  今般学区審議会に諮問といいますか。お諮り、御意見をいただくものは、通学区域の弾力化についてということでございます。現時点でまだ諮問という段階には至っておりませんけれども、今後御意見をいただきながら、また庁内プロジェクトの検討を踏まえながら、その辺の部分については定まってくるというふうに思っています。
 それで今回、なぜ通学区域の弾力化についてということで、そういうような形をとるのかという御質問だと思うんですが、それにつきましては、既にこれまで全国的に保護者の意向が、学区という中に縛られて必ずしも十分に反映されていないと。それぞれ意向があるんだと。例えば保護者の意向においては、こちらの学校で学びたいとか、例えばこちらの学校の方が学区で指定されているところよりもより近いというような意向がある。ところが、現在の学区制度の中で、指定校の変更基準の中では、なかなかその部分が満たされない。そういう保護者の意向というものをどのように鎌倉市の教育委員会として受けとめていくかということで、大きな課題と受けとめておりますので、その部分について教育委員会内部の検討ももちろんやりますけれども、あわせて学区審議会においても、その辺の御意見をいただきながら、鎌倉市教育委員会として、どのような方向をとっていくかと、何がふさわしいのかということを検討するために、今回、学区審議会についての開催をお願いしている。そういうような状況でございます。
 
○澁谷 委員  大体その辺はわかりました。そうした保護者の要望があり、そうした声の反映がなかなかされていないから、この学区の部分についての意見をとりたいということなんだろうと思うんですが。
 どのくらいの、弾力的な運用ということなんだけれども、それぞれ各自治体の中で、いろいろとこの学区の弾力というのか、全く学区もなくしてしまうという事例もあったり、それに対していろいろな意見も出ていて、その評価はさまざまにあるんだろうと思うんだけれども、要するにどういう視点でどのくらいの、例えば、簡単に言ってしまうと、私、玉縄の地域で聞いた話だけれども、例えば植木小が今度新入学の児童を入れるのに、ちょっとなかなか踏み切れないんだよとか、したがってそこを地域的に、例えば玉小と植木小のそういった区分を弾力的に運用するというぐらいの範囲なのか。どの程度の範囲、内容については触れることはしませんけれども、答申を待つしかないんだけれども、どういうことなのかな、その辺の範囲というの。父兄の、保護者の要望ということなんだけれどもね。
 
○学校教育課課長代理  弾力化の範囲についての御質問でございますが、たまたま事例としてお出しになられました玉縄地域、そういうことをターゲットにしての議論ではございません。あくまでも鎌倉市全体の中の議論というふうに、こちらの方は考えております。
 それで弾力化の範囲でございますけれども、弾力化の最たるものは学校選択制の、さらにそれの全く自由、市内どこでもいいよという自由、品川区が取り入れております。
 それから、弾力化の範囲として、指定校変更基準の緩和、具体的に申し上げれば、横浜市が平成17年度の入学から対象としました部活動、これを理由にした場合については、自分の指定された学校に部活動がない場合は、隣接校においてその部活動に行けるとか、そういう方法。いわゆる指定校変更基準の緩和。要するに全くフリーから、学区の中で基準の部分についてだけ一部見直す。こういう形の中で、範囲が非常に広うございます。その中で、どこの範囲に鎌倉市として形をおさめるかということをこれから検討して、結論を出していくという部分になります。
 
○澁谷 委員  だから、あくまでも弾力的だという部分なんだよね。それには極めて抽象的な表現だけれども、廃止というのは入っていないんだよね。弾力的な運用なんだから。
 
○学校教育課課長代理  まず、全国で学区を廃止されたところはないというふうに理解しております。というのは、学校教育基本法施行規則の中で、学校を、教育委員会は、2校以上ある場合は指定しなければいけません。したがって、その指定という行為についてはなくなるわけではございません。その指定に当たって、保護者が選択した学校を指定してあげるか、地域で選ぶかということでありまして、その品川区においても、学区そのものは相変わらず残っております。
 
○澁谷 委員  はい、わかりました。
 
○伊東 委員長  ほかに。
 
○大村 委員  1点だけ、ちょっと確認しますけれども、事項別明細書の160ページ、教職員について、公立小学校校長会会費、184万3,000円という内訳を教えてもらえますか。
 
○教職員課課長代理  負担金の内訳ですが、県公立小学校長会会費、次が、関東甲信越地区小学校長会会費ということで、済みません、金額もあわせまして、最初の1件、県公立小学校長会会費ですが、16万円、次に、関東甲信越地区小学校長会会費、2万4,000円です。次は、全国連合小学校長会会費、10万4,000円です。次に、中学校関係に移りまして、県公立中学校長会会費、10万8,000円です。次に、関東甲信越地区中学校長会会費、1万3,500円、次が、全日本中学校長会会費、6万7,500円です。次が、小・中学校関係ですが、県公立小中学校長会事務局運営費、22万5,000円です。次に、小・中学校の教頭会関係でございますが、全国公立小中教頭会会費、11万5,000円です。次が、関東甲信越地区公立小中教頭会会費、3万円です。次が、県公立小中学校教頭会事務局運営費、19万5,000円です。次が、県公立小学校教頭会分担金、5万4,400円です。次が、県公立中学校教頭会分担金、2万7,450円となっております。
 
○大村 委員  今、細かく県、関東、全国の小・中学校の校長会、教頭会費等を含めて、それが今、数字の中では184万3,000円になったということですね。今、数字が書いてある。計算していないんだけどね。
 
○教職員課課長代理  そのとおりです。
 
○大村 委員  私の印象ですと、ここに等が入るから、そういうふうになるのかなと。もう少し明快に、学校関係のあれですからね。ちょっとこれ、違った見方をされやすいんですよね。じゃあこの収支報告書というのは、完全にみんな用意してやっていますね。
 
○教職員課課長代理  はい。
 
○大村 委員  その場合、この校長会は、小学校では小学校の校長、中学校では中学校の校長会の代表が、それを資金管理をするというふうに理解してよろしいですか。いいですか。
 小学校の16校の校長の代表、中学校9校の代表、それがこういう資金管理をしているというふうに理解してよろしいですかという質問なんです。
 
○勝山 教育総務部次長  お尋ねの資金管理の問題でございますけれども、こういうような協議会、要するにグループにつきましては、それぞれの幹事をやっているところの事務局で管理をしているんだろうというふうに考えております。
 
○大村 委員  それは教育委員会として、それぞれ幹事の、口座の責任者のところに振り込んでいるんですか。現金を渡しているんですか。
 
○勝山 教育総務部次長  口座振り込みをしております。
 
○大村 委員  そういうことでの収支報告がきちんとされているということなら、一応この場では理解しますけれども、今まで余り問題にしなかったんですけれども、そういう資金が流用されているんではないかという疑いといいますかね、それが教職員の間でも出てきたケースがありますので、あるのなら、これが事実なら、大変なことですけれどね。それによって小学校の校長会、中学校の校長会が、鎌倉市の場合はほかの市に先駆けて、毎年夏休みに海外視察をしていると。それで必ずそれがJTBだと。JTBは、小学校、中学校の卒業のね、幹事旅行会社、その辺で必然的な何か疑惑がないとは信じていますけれども、そういう一連の流れの中では、こういう問題がどうなのかというのは、先々、きょうは問題提起だけにしておきますけど、しっかりやってもらいたいなというふうに思っています。まず、それが1点ということにしておきます。
 それからあと、これは学校管理の中でもう1点、質問しますけれど、植栽管理が小・中合わせて270万か80万ぐらいありますな。それで簡単な学校のフェンス等の植栽管理をしているようですけれども、ぜひこれはね、期待をしておきたく、要望でとどめておきたいと思うんですけれども、有効な資金運用を図るのは当然ながら、樹木の道路外にはみ出しとか、そういう植栽が多分に各校目立つんです。ですから、子供たちが傘を差して、雪や雨の日、木が垂れ下がるいうところは切っておくべきだ。道路にはみ出した樹木は4.5までで全部刈り上げておけと、こういうことになるのですけれども、実態はそこそこで、今、終わってますのでね、その辺は原局、ちゃんと理解しているのかな。この予算は余り上がってませんけどね、どうですか。
 
○施設給食課長  植栽関連につきましては、基本的に学校、もしくは近隣にお住まいの方からの連絡を受けまして、私どもの方で業者の方に剪定依頼をしてございます。低木につきましては基本的に学校技能員の方で対応、高木で危険を伴う作業につきまして、高所作業車等で使用しますので、これについては業者対応ということでございます。今、大村委員さんお話の御指摘につきましては、今後十二分に留意して対応してまいりたいというふうに考えてございます。
 
○教職員課課長代理  先ほどの大村委員さんの御質問の、小・中学校校長会等の諸経費ということで、184万3,000円の内訳ですが、先ほど10団体に分担金等のお話をしまして、それ以外に、小・中学校長会ではないんですが、県費教職員負担金ということで、健康診断にかかわる負担金が、16万2,000円、県費教職員負担金、健康診断にかかわる負担金です。それともう1点が、校外学習入場料等負担金、55万6,500円を含めまして、184万3,000円でございますので、訂正とおわび申し上げます。
 
○大村 委員  おかしいなと思った。そんなに私も勘ピューターでも。これ、一覧表を出していただきたい。
 それから、福利厚生事業なんか含めて入っているような今、報告受けたんですけれどね。
 職員の、こういうところは健康診断。それは委託料の中に、別に起こさなきゃなんない問題じゃないかなと思うんですけれど、ちょっと含めて。
 
○教職員課課長代理  県費負担、教職員の負担金の健康診断の部分につきましては、委託してあります予防医学協会へ教職員が健康診断へ行く際の交通費を負担しているものでございます。
 
○大村 委員  それも含めて明細の提出を求めますけれど、よろしければ、お諮りください、お願いします。
 
○伊東 委員長  これ負担金であっても、性格の違うものがかなり含まれてね、負担金だから一つにまとめてしまわなければいけないという考え方よりも、何々等の負担金、何々等の負担金、幾つか分けて記載した方がいいんじゃないかと、今の質疑を通じて聞いていたんですが。その点はどうですか。今後は少し改善していただいた方がいいと思いますが。
 
○勝山 教育総務部次長  今後、改善させていただきたいと思います。
 
○伊東 委員長  では、今、大村委員さんからの資料要求なんですが、各委員さん、欲しいような感じですので、できたら皆さんにお配りしてください。委員会として。よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 
○松中 委員  1点ちょっと聞いておきたいのは、学校施設管理の経費の、学校建設公社の関係のことが出ているんですけれども、この前、定款、あれ定款が変更したんだよね、内容がね。それで学校建設公社の予算のあれは今後出てくるんだろうと思うけれども、学校建設公社運用の事業というのが大体大まかに何か見通し、来年度にわたってわかっている範囲っていうのはあるんですか。小・中学校から。
 
○施設給食課長  学校建設公社につきましては、過日の文教常任委員会におきまして、寄附行為の変更につきましての御報告をさせていただきました。今、松中委員さんお尋ねの学校建設公社の建てかえ施工にかかわる費用、これにつきまして現時点での予定というのは、平成17年度において、御成小学校で買いかえを予定してございます。平成18年度以降につきましては、今後策定をされます総合計画実施計画、その中で事業の選択、あるいは事業の実施手法を検討する中で、その辺の整理をしてまいりたいというふうに考えております。
 
○松中 委員  はい、結構です。
 
○伊東 委員長  ほかに質疑は。
 
○三輪 副委員長  先ほどの学区審議会のところで、1点、ちょっと確認したいんですけれども、保護者の声を反映していきたいというところで、全国の保護者の声というふうに受け取ったんですけれども、鎌倉市の保護者の具体というのは、実際、どのくらいあったのかお聞きします。
 
○学校教育課課長代理  保護者の声といいますと、教育委員会に提出されました学校選択制を導入してほしいという陳情が出されております。今、その人数については、ちょっと手元の資料がございませんので申し上げられませんけれども、具体的な方向性として、そういうような要請があったのは、その1件でございます。ただ、通学区域の弾力化というのは、全国的検討課題という動きの中で、鎌倉市も検討するわけです。
 また、今後の話になりますけれども、今後、保護者の意向ということで、非常にそれは大きな検討していく要素になりますので、その部分についてはアンケート調査について考えておりますので、来年度実施したいと。プロジェクトの中で実施したいというふうに考えております。
 
○三輪 副委員長  わかりました。ぜひ、保護者の声に沿った形にしていただきたいと思います。
 それから、読書活動推進員が、この間の代表質問の中でも、専門性をことしは持たせていきたいということで、昨年5人から8人にふえているということは、この担当の学校の数が少なくなっていくということだと思うんですが、そこを教えてください。
 
○学校教育課長  今年度は、読書活動推進嘱託員として、緊急雇用の制度で行いまして、18日以上の勤務ということで、多い方で4校、5校ですか。各学校を回っていただいていました。
 17年度においては、11日勤務の方、3校回る方、それと12日勤務の方で、同じくですが、3校、3日ずつ回るということで4校回る方と、あわせて8人を非常勤嘱託員として雇用していくということで取り組んでいきます。
 
○三輪 副委員長  以前は5人、5校を回っていたというところでは、充実した対応ができるというふうに思います。この読書活動推進嘱託員を充実するとともに、図書費の充実も図っていくということなんですけれども、図書費は昨年と同額を確保したという御答弁があったんですけれども、これについては目標年次を決めて、増額していくという目線はないんでしょうか。
 
○勝山 教育総務部次長  図書費に限らず、厳しい財政状況の中で枠配当をしておりますので、その中で14年度以降、その図書費につきましてはずっと維持を図ってきたと。要するに全体の予算が縮小する中で維持を図ってきたということで御理解をいただきたいと思います。
 
○三輪 副委員長  わかりました。
 それから、フリースペース、学習支援のところで、フリースペース、外の学校外のフリースペースのような施設を検討中ということでしたけれども、今年度は残念ながら載っていないというところで、そこをちょっと確認したいと思います。
 
○教育センター所長  我々一同、本当に不登校の子供に対しての対応を考えて検討しております。土地の確保、それから整備、それらに今、国庫補助もつかないという、不登校の校舎については国庫補助がつかないということもございまして、今、全力で検討はしてございます、ここまで。
 
○三輪 副委員長  今年度はつかないというところで、あれですね。
 それから、給食のコスト削減に向けて努力なさっているということなんですけれども、今年度、退職不補充という形は行っていくのかというところ、お聞きしたいと思います。
 
○勝山 教育総務部次長  平成16年度末で3名退職が出ます。平成17年度に正規職員32名体制をとるということで、1名を採用いたしました。ですから、退職不補充という形ではなくて、平成17年度につきましては1名を採用いたしまして、正規職員32名、再任用職員9名、嘱託員68名、合計109名でとりあえず行っていくということでございます。
 退職不補充ということでございますけれども、これは行革の方とも十分に話し合っていかなければいけない事項だというふうに考えております。
 
○三輪 副委員長  それからあと、障害児のところで、今、軽度発達障害などがふえていますけれども、学校全体での支援体制というのは、ちょっとどうなっているのか、お聞きしたいと思います。
 
○学校教育課長  学校全体でのというところでありますが、現在、教育相談コーディネーターという事業を県の方で行っておりまして、これは特別支援教育の流れで、国の方では特別支援教育コーディネーターということですが、神奈川県では、不登校等も含め、さまざまな配慮を要する生徒を含めた教育相談コーディネーターとしてそれを位置づけ、現在、平成16年度から今後9年間、今年度も含めて9年間を、3分の1の学校に割り当てをしまして、そのコーディネーターを養成していくという取り組みが行われております。
 市としても、そういう取り組みとあわせて、障害児教育研修会などでADHDの理解、その障害の理解などの研修会をするなど、それから中学校においては、校内での生徒指導委員会の中で配慮を要する生徒への対応、そういうものを行っています。小学校でも、児童指導委員会でも、現在そのような取り組みをしております。
 
○三輪 副委員長  今、支援する取り組みをやっていらっしゃるというところで、普通学級介助員という形でも学級運営を支援していると思うんですけれども、この162ページのところでは、普通学級介助員と普通学級援助員が合わせて611万9,000円というところなんですけれども、この普通学級介助員の内訳、介助員にどのくらい予算があるかということをお聞きします。
 
○学校教育課長  普通学級介助員につきましては、200万円の予算をとっております。それでこれ、普通学級介助員につきましては、1回4,000円の500回という形で考えております。それから、援助員につきましては、延べにしまして528回、1日7,800円という形ですが、528回の対応ができるようにということで計画しております。
 
○三輪 副委員長  普通学級介助員は、たしか昨年350回にふやしていただいて、ことしは500ということで、私たちが言っていた充実の方向が守られていたことはすごく評価いたします。
 この普通学級援助員という性格がちょっとわからないんですけれども、介助員が子供1人に対してつくという性格だと思うんですけれども、この援助員は、どういうような。
 
○学校教育課長  介助員につきましてちょっと説明させていただきますと、まず、授業の場面、それから行事、校外活動などで介助が必要な場面で依頼するということです。
 援助員におきましては、学級や学年に在籍する、複数の配慮を要する児童・生徒への対応、また継続して支援が必要な児童・生徒を対象として支援をするために配置するというものでございます。
 
○三輪 副委員長  結構です。
 
○伊東 委員長  ほかに質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 ないようですので、質疑を打ち切ります。
 それでは予算審査特別委員会への送付意見はいかがですか。
                  (「なし」の声あり)
 では、なしと確認をいたします。
    ───────── 〇 ───────────────── 〇 ─────────
 
○伊東 委員長  次に、日程第3陳情の取り下げについて(1)「陳情第19号鎌倉市立小学校での30人学級の実現についての陳情」これにつきまして事務局から報告を受けます。
 
○事務局  陳情第19号鎌倉市立小学校での30人学級の実現についての陳情については「30人学級実現をめざす鎌倉の会」代表、中丸直美さん外5,254名から提出されていましたが、昨日3月2日付で、提出者から少人数学級実現に関する決議が議決されたため、本陳情を取り下げたい旨の申し出がありました。その取り扱いについて、御協議願います。
 
○伊東 委員長  取り扱いですが、取り下げ承認ということでよろしいですね。
                  (「はい」の声あり)
 では、そのように確認をいたします。
 それでは、職員入退室のため、暫時休憩いたします。
                 (11時15分休憩   11時21分再開)
 
○伊東 委員長  それでは、再開いたします。
    ───────── 〇 ───────────────── 〇 ─────────
 
○伊東 委員長  日程第4「議案第69号平成17年度鎌倉市一般会計予算のうち生涯学習部所管部分(第55款教育費のうち、世界遺産登録推進担当所管部分を除く第20項社会教育費及び第25項保健体育費)」を議題といたします。初めに、原局から説明をお願いいたします。
 
○生涯学習課長  議案第69号平成17年度鎌倉市一般会計予算のうち、生涯学習部所管の内容を説明いたします。
 平成17年度鎌倉市一般会計に関する説明書の120ページを、また、平成17年度鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明は、183ページからを御参照ください。55款教育費、20項社会教育費、5目社会教育総務費は、6億9,757万8,000円で、社会教育一般の経費は、社会教育委員や社会教育指導嘱託員の報酬、子ども写生大会の開催に要します経費やPTA連絡協議会ほか関係団体への補助金、美術工芸作品の収集選定委員謝礼、美術品保管委託料や教育文化施設建設基金への利子積立金など、スポーツ課を除く生涯学習部に所属する職員69人に要する人件費を。社会教育施設の経費は、吉屋信子記念館協議会委員の報酬、光熱水費など施設の維持管理の経費、鏑木清方記念美術館の常設展業務委託料や芸術文化振興財団への補助金など館の運営に要します経費、光熱水費や施設管理委託料など施設の維持管理の経費をそれぞれ計上いたしました。
 予算に関する説明書は122ページにかけまして、内容説明は188ページから190ページを御参照ください。10目文化財保護費は、2億5,092万1,000円で、保護整備の経費は、文化財専門委員や発掘調査嘱託員の報酬、市内遺跡発掘調査、国指定史跡永福寺跡環境整備事業などの調査・整備の経費、史跡永福寺跡の保存のための土地買収に要する経費、国指定重要文化財建造物鶴岡八幡宮上宮の保存修理事業のほか、県・市指定の文化財保存のための事業費補助や郷土芸能大会の開催経費などを。世界遺産に係る史跡等準備の経費は、世界遺産登録推進担当所管部分のため、説明を除きます。
 内容説明の191ページから192ページを御参照ください。15目生涯学習センター費は、2億1,368万7,000円で、生涯学習センターの経費は、生涯学習センター運営業務補助嘱託員の報酬、市民スクールなどの各種講座及び大学等公開講座の開催や生涯学習ガイドブック作成に要します経費、鎌倉生涯学習センター総合管理業務委託料など施設の維持管理と生涯学習ネットワークシステムの運営に要します経費及び土地借料などを計上いたしました。
 予算に関する説明書は124ページにかけまして、内容説明の193ページから194ページを御参照ください。20目青少年育成費は、2億6,178万6,000円で、青少年育成の経費は、青少年指導員の報酬、子ども会球技大会事業などの委託料、青少年指導員連絡協議会ほか関係団体への補助金などを。青少年施設の経費は、子ども会館・子どもの家の指導員報酬、育成施設の光熱水費や各所修繕の経費、鎌倉・玉縄両青少年会館の運営と維持管理に要します経費などをそれぞれ計上いたしました。
 内容説明の195ページから196ページを御参照ください。25目図書館費は、1億4,797万7,000円で、図書館の経費は、図書館協議会委員や図書館業務嘱託員などの報酬、中央図書館を初め、各館の閲覧用図書、視聴覚資料、雑誌等の購入経費、図書の検索や貸し出しサービス用コンピューターなどの借料、光熱水費、修繕料、保守点検手数料、清掃業務委託料など施設の維持管理に要します経費を計上いたしました。
 内容説明の197ページから198ページを御参照ください。30目国宝館費は、7,264万1,000円で、国宝館の経費は、館長などの非常勤職員や国宝館協議会委員の報酬、氏家浮世絵コレクションへの補助金、観覧券、リーフレットなどの印刷製本費、特別展開催の経費、光熱水費、修繕料、保守点検手数料、総合管理業務委託料など施設の維持管理に要します経費を計上いたしました。
 予算に関する説明書の126ページにかけまして、内容説明は199ページを御参照ください。
 35目文学館費は、9,371万3,000円で、文学館の経費は、芸術文化振興財団への補助金、展示業務委託料や文学資料などの購入経費、光熱水費、修繕料、施設管理委託料など施設の維持管理に要します経費を計上いたしました。
 予算に関する説明書は126ページから、内容説明は200ページから御参照ください。25項保健体育費、5目保健体育総務費は、2億3,007万8,000円で、保健体育一般の経費は、スポーツ振興審議会委員や体育指導委員の報酬、体育関係協議会等への負担金、体育協会・レクリエーション協会への補助金、スポーツ振興基本計画の策定に要します経費、スポーツ課に所属する職員20人に要する人件費、各種スポーツ行事開催の経費、学校体育施設開放のための備品購入費などの経費を計上いたしました。
 予算に関する説明書は128ページ、内容説明は203ページを御参照ください。10目体育施設費は、3億263万9,000円で、体育施設の経費は体育指導嘱託員報酬や体力づくり教室などの講師謝礼の経費、鎌倉・大船両体育館、鎌倉武道館など各スポーツ施設の光熱水費、維持修繕料、保守点検手数料など施設の維持管理に要します経費、土地開発基金からの買いかえによる笛田公園駐車場用地購入の経費、PFI事業によるこもれび山崎温水プールの運営事業に要します経費を計上いたしました。
 以上で、生涯学習部所管の説明を終わります。
 
○伊東 委員長  はい、ありがとうございました。
 それでは、これより質疑に入ります。質疑のある方はどうぞ。
 
○高橋 委員  順番に幾つかお伺いをします。事項別明細の183ページから。まず、美術館の建設準備ということで、これは多分、今あちこちで扱っていただいているものですね、委託料ということ書いてありますが、この辺をぜひ、あちこちお願いしているもんですから、市の方で管理して、写真をきちっと撮って、一つに集約しておいていただきたいなということを繰り返しお願いしてきたんですが、昨年の1月ですかね、市の展覧会をやるということで、そういうことをきっかけに、あちこちからまた1カ所に集めたりするので、そういう準備を進めていきますというお話をいただいていたんですが、その後の進捗状況を伺っておきたいんですが。
 
○生涯学習課長  具体的には、保管状況でございますが、東京のカトウレックという、民間の倉庫会社に、今、かなり高額なものに関しては、現在も保管をお願いしてございます。
 その他、国宝館であるとか市の施設に保管をしておりますけれども、ただ、重要なものに関しましては、やはりそれなりの施設に置きませんと、ただ、火災等の危険もございますので、国宝館などはそういう施設でございますけれども、そこだけでは収蔵し切れませんので、やはり依然としてまだ民間の施設に頼らざるを得ないという状況が続いております。
 
○高橋 委員  管理状況についてはお伺いはしてないんですけれども、要するに収蔵品のリストを、要するにカトウレックに行ったときに、あるものがなかったり、こういうことがあったわけですから、一応リストをちゃんとつくって、できればページ上で展示をすると言ったらおかしいですけれども、鎌倉市というのはこういう作品を持っているんだなというようなことが検索できるようにしたらどうですか。その辺の進捗状況ですね。
 
○生涯学習課長  失礼しました。所蔵作品の写真につきましては、全部ではございませんが、かなりの部分、写真を撮りまして、所在の確認、それから、その内容の確認はさせていただいております。
 それを例えばホームページ上に掲載して公開することにつきましては、著作権上のこともございますのでなかなかきちっと埋まりませんけれども、新しく寄贈いただくものについては、そういうことも含めて御了解いただいておりますので、できるものから検討していきたいというふうに思っております。
 
○高橋 委員  国宝館の方が、そういう指摘をさせていただきましたら、非常によくページをつくっていただいて、主だったものは写真が見れるような形になった。それでいいと思うんですね。リストを挙げておいて、確認とれたものは見れるようにするとかですね。クリックすれば見れると、写真が。そういう実際に、同じ教育委員会の内部でそういう取り組みをしてますから、ぜひ。
 あと、文化推進の方の担当の所蔵している分については、一つの冊子として早速つくってくれているんですね。やっぱりああいうものがあれば、内部資料としても非常に管理も楽ですし、そういうものを発展させてページに取り組んでいくということだろうというふうに思いますので、いずれ美術館ができたときには、そういったものがすぐ役に立つようになると思いますので、引き続き進めていただきたいと思います。
 引き続いて、186ページの中央公民館分館の跡地の関係なんですが、鎌女さんの建てかえに伴って今までお貸しをしてきたんですけれども、完成をして戻ってくるのにあわせて、土地の測量をしていこうということだろうと思うんですが、ここの辺、230万円ということでかなりの金額なんですが、何か公簿面積と実際の面積と大分誤差がありそうなんですか。
 
○生涯学習課長  公簿面積とは大幅に違うということはございません。ないと思っております。おおむねの面積はもちろんお貸ししているわけですから、把握しているわけでございますけれども、大きくは違っておりませんけれども、一部、境界ぐいがよくわからないところもございますので、その辺の確認を含めて、今回、来年度、測量委託を実施しようというふうに考えてございます。
 
○高橋 委員  要するに隣地、民地との境の確定を含めて委託をすると。平らなところですから、本当に平板測量で、ちょこっとやれば、ここの道路課の方でも何でもできるぐらいの程度のものなんです。私でもできるぐらいのものなんですよ、実際に。そうすると、この230万なんていうのは、もうほとんど経費としてはかけないでできるような内容になってますのでね、平らなところでしたら。山とかはすごい難しいですから、やっぱり委託した方がいいんですけれどね。わかりました。立ち合いを含めてということであれば、わかりました。そこは結構です。
 それから、引き続きまして191ページ、生涯学習センターの関係なんですが、生涯学習センターも利用者がかなりおられて、稼働率もかなり高いんですけれども、いろいろな開催をしていることをインフォメーションするシステムが余りうまくできてないんじゃないかなという気がするんですね。というのは、臨時の仮設看板というんですかね、お葬式の案内のような、ああいう仮設の看板を立てて、それぞれに字を書いてもらって案内しているというような、こういう状況で、芸術館の方へ行きますと、これはちゃんとやっぱり掲示板があって、今何やっているとか、そういうことがきちんとわかるようなインフォメーションのサインになっているんですけれども、これ最初からそういうふうに考えてつくっておけば何の問題もなかったと思うんですけれど、やっぱり駅前ですし、少しそういったインフォメーションについては、景観も含めて考えていった方がいいんじゃないかと思うんですが、どうでしょうか。
 
○生涯学習課課長代理  館内にいらっしゃるお客様については、インフォメーション・ボードという大分大きなボードがあって、今、どのようなイベントがやっているかという御案内をしています。それ以外は今は生涯学習部の方へ、あるいは「広報かまくら」、あるいはホームページで情報を提供しているんですが、あるいは今、議員さんがおっしゃられた、いわゆる駅から生涯学習センターまでいらっしゃる際の案内というのが、やっぱり道路上の問題とか、それこそ、景観の問題というのもあろうかと思うので、その辺を検討した上で、いらっしゃるお客様がわかりやすいようなアナウンスメントをしていきたいなというふうに考えています。
 
○高橋 委員  それから、図書館の関係、195ページなんですが、いろいろIT化を進めていただいてまして、蔵書を家庭で検索できるようになり、本当に利用する方々は飛躍的な利便性を感じていると思うんですね。そういう一連の質問の中で、私も予約をパソコンでして、家まで宅配してもらえるシステムがあると非常にいいんだけどというようなことをかねてからお願いをしていましたところ、なかなか対応ができなかったんですが、逗子がそういう制度をつくりまして、ちょっと稼動状況、私確認してこなかったんですけれども、やっぱりそういうニーズがあるということを私聞いて、そういうお願いをしておりますのでね、やっぱり鎌倉にもそういうニーズたくさんあるんですね、実は。制度としてないから、利用のしようがないということなんですけれども。この辺もできればやっていっていただけるようなことが可能ならばと思うんですが、どうでしょうかね。
 
○中央図書館長  宅配の関係につきましては、私どもも今年度からコンピューターを使った予約制度ができましたので、やはり昨年と比べまして、予約等の貸し出しもふえてきているというふうな中で、今言いましたようなことは今後もふえてくる可能性が十分あるなということ。それとなおかつ、今、委員さんがおっしゃいましたように逗子が今度始めますので、その状況も見ながら私どもとしても、この件についてはなるべく早い時期に実施できるように、経費の面等も考えながら、なるべく早い時期に実施に移りたいというふうには考えております。
 
○高橋 委員  あわせて、コンビニで本を返せるような仕組みをつくってもらったらいいんだけどなというようなこともお願いしたことあるんですけれども、コンビニで公共料金の支払いとか、まだ鎌倉は、昨年の6月ですか、法改正によって各自治体がそういったことできるようになったということで、早くやってくださいってお願いしていますけれども、まだまだ鎌倉の場合には、そういう関係ができてませんので、図書館から先にというわけにはいかないかもしれないですけれども、ぜひそういう話し合いがあったときには、蔵書返却の窓口としての何かそういう機能をお願いするようなことも、ぜひあわせて検討してもらいたいと思いますので、これはちょっと要望だけしておきます。
 それから、197ページ、国宝館の関係ですが、資料収集と展示出版ですか、これは1,700万ほど計上されているんですが、何かこの資料収集というのは、もう予定が、確定はこれから諮問していくということでしょうけれど、何か予定があって、この見積もりが入っているんでしょうか。
 
○鎌倉国宝館副館長  資料収集に関しましては、資料備品としては、17年度は1点、73万5,000円の品物を、今、予定はしております。それ以外につきましては、各特別展、その他についても資料の借用ですとか、それからそれに関します出版物、あるいはその観覧券、ポスター、そういうものに関する経費が、この資料収集・展示出版事業の経費として計上させていただいております。
 
○高橋 委員  とりあえず、一つ73万、これ下には特には出て…、一番下か。73万、備品購入費。わかりました。何回も買うたんびにうるさく言って申しわけないんですけれど、やっぱり1年間に一度も展示されないようなものも収蔵しているわけでありまして、そういう面で、先ほども評価させていただいた、ホームページで見れるようにしていただいたりとか、そういう工夫はしていただいていますけれども、やっぱりいろいろなコレクションというんですかね、収集をしていく大きなスキームというんですかね、そういったものをやっぱりきちっと明確にしていただいて、こういうものは、相場といいますか、出物ですから、こういうものが出たときには買うとか、検討するとか、明らかにしていただかないと、私たちも、これ買っていいですかって言われて、だめですとも言えないですし、その意義がどこにあるかということもなかなかつかめずにいるもんですから、その辺はぜひ、こういう資料が足りない、このジャンルの資料が足りないから、これについては出たときには買うとか、何かそういった全体像を明らかにしていただきたいと思いますので、その辺はお願いをしておきたいと思います。
 それから、199ページ、文学館の関係なんですが、これ文学館も収蔵品がかなりありまして、これについても、なるべく早くインターネットで検索できるようにしていただきたいとお願いをしてきたんですが、ここに収蔵品の管理システムということで、110万何がしですか、これは17年度にそういったことが完結するというんですかね、そういうことを目指して、こういう借料を計上しているんでしょうか。
 
○小松 生涯学習部次長  文学館の収蔵品の管理システムでございますけれども、スタートは平成13年度から取り組んでおります。それで17年度までの一応5カ年計画ということで、こちらにお願いしておりますのは17年度分の、具体的にはコンピューター、それからプリンター、それからソフトの借料でございます。
 
○高橋 委員  かなりの量で一気に入力できないというようなことで、その辺は了解をしておるんですけれど、17年度いっぱいでは一応入力も終わる予定だということでよろしいでしょうか。
 
○小松 生涯学習部次長  今までにも入力に時間を要しているというような御答弁をさせていただいておりますけれども、一応既に各資料の、いわゆる読み下しは終わっておりまして、今はもう入力の段階に入っておりますので、18年度の早い時期から、業務用、あるいは館内に来館された方、展示していない資料を見れるような、著作権ですとか、そういうものとの絡みも多少ございますけれども、そんなようなことで、今、鋭意取り組んでおるところでございます。
 
○高橋 委員  それはじゃあわかりました。
 それから、203ページですね。スポーツ課の関係だと思いますが、笛田のテニスコートの管理がかなり費用がかかるということと、あと必ず1週間に1回、きちんとメンテナンスをしていかないといけないということの中で、利用できる日にちがかなり制限がされてしまうと。そういったことで、できれば全天候型にすることによって開放日をふやしていくようなことを考えてもらえないだろうかと、こういうことを重ね重ねお願いをしてきたんですけれども、その辺の検討はどうなんでしょうか。
 
○スポーツ課長  笛田公園のテニスコートは、当初は市民要望を踏まえてクレーにしたという、整備をしたというふうな経過があると聞いています。しかしながら、最近の技術革新により、全天候型のコートも足腰に負担が少ないとか、そのような利点も出ておりますので、市民要望、それから費用対効果を踏まえて検討していきたいというふうに考えております。
 
○高橋 委員  経費の面でも、あのくらいだったら3,000万ぐらいで仕上がるかなという、大づかみの話ですけれどね。そうなると何年間か、メンテナンスの経費を考えれば十分採算といいますか、収支は合う話になると思いますので。結局、テニスコートのメンテナンスをするということで、グラウンドの方もお休みの日にしちゃって、管理ができないということでやっておりますんでね、本来テニスコートだけメンテナンスをしていただいて、野球場とか、グラウンドですか、サッカー場というか、あちらの方については極力開放日をふやしていっていただきたいなと。なお、国民の休日が大分移動になっていまして、本来月曜日が休館、お休みだってというところが日、月とお休みを重なった場合には火曜日がお休みとか、そういう状況もあったりして、利用者の方が、非常に利用できる日にちが制限されるような状況も発生をしてきておりますので、利用者協議会の中で、曜日によって、年間通してお借りをしたりとか、そういう面もあってですね。それぞれメンテナンスも、自分たちができるところはきちんとやるような約束でやっていただいているみたいですから、その辺はぜひ少し柔軟な形で、全天候型にしてやっていただくのが一番いいんですけれども、そういったことでも予算も必要なことですから、すぐにというわけにはいかないでしょうから、多少運用の中で開放日、1週あけられなくても、2週間に1回ぐらいあけるとかですね、そういう休みが重なるときだけは、その週は休みにしないで開放するとかですね、多分、年間3回ぐらいかなと思うんですけれど、その辺はぜひ運用の中で考えていただきたいと思います。
 ちょっと一つ、最後に笛田の同じく駐車場の購入費ということで、9,672万円計上されているんですが、これは場所的にはどの辺。
 
○スポーツ課長  笛田公園の駐車場のすぐ上を、今、暫定で駐車場としてやっぱり使っている場所でございます。
 
○高橋 委員  ちょっと砂利道で、左側からずっと入っていった中段といいますか、あそこは面積どのぐらい。
 
○生涯学習課長  総務の方からお答えいたします。約1,550平米ぐらいございます。
 
○高橋 委員  というと、これ、私計算機ない。坪幾らぐらいの換算なんですか。
 
○生涯学習課長  平米では、平米単価は6万2,000円ということでございます。
 
○高橋 委員  ちょっと用途地域ではどういうあれ。
 
○生涯学習課長  ちょっと用途地域は確認しておりません。申しわけありません。
 
○高橋 委員  いろいろ土地開発公社とか土地開発基金含めて、健全化計画をいただいて、それがまただめになって、市独自のものにということで立てていただいているんですけれども、これは基本的には土地開発基金、これはこちらだけでは考えられないことかもしれないんですけれど、土地開発基金といえども、やっぱり5年以内に買いかえをするというふうなことは考えてやっていただいているんですよね。財政問題だからね。こちらの問題だけということではないんでしょうけど。
 
○小松 生涯学習部次長  当面、土地開発基金を使わせていただいて購入をする形になります。今の御質問の件につきましては、今後、財政の方ともまた十分に相談してまいりたいというふうに思っております。
 
○高橋 委員  これでやめますけれども、土地開発基金ももう10何年積み残しで、中央公園なんかも何億もそのままになっているのがあるんですね。ですから、ここ数年は、狭隘道路の近々の買い取り以外は、土地開発基金は使わないという方針でずっとやってきておりまして、本当にこれ久しぶりに大きな買い物だなというふうにびっくりしたんですけれども。まあ財政の問題ですから、教育委員会にお伺いしてもと思いますので、やめますけれども、ぜひ、その辺は5年以内に買いかえするようによろしくお願いします。
 
○伊東 委員長  ほかに質疑はございますか。
 
○三輪 副委員長  193ページに、青少年育成の経費のところで、子ども会補助金というのが、これは今まであったんでしょうか。
 
○青少年課長  従来から、いわゆる子ども会と申しますか、鎌倉市子ども会育成連絡協議会、通称市子連を通じて、各子ども会に対して補助金を支出しておりました。しかしながら、子ども会の減少、あるいは市子連に加盟している子ども会がだんだん減ってきている状況の中で、市子連に加盟していない子ども会に対しても、今回、補助金という形で支出をしようとしているものでございます。
 
○三輪 副委員長  市子連以外のところも含めてということで、了解しました。
 それから、子どもの家のところで、代表質問の方で、子どもの家の偏在の解消についても、これからの課題、これから整備していくというところのお答えをいただいたんですけれども、特に第一小学校の校舎内に子どもの家をつくったら、子どもの家を設置したらどうかということを、以前、私提案したんですが、その辺のことは研究なさったんでしょうか。それだけお聞きします。
 
○青少年課長  第一小学校のお話を聞いたところによりますと、いわゆる第一小学校に関しては余裕教室的に供出できるようなものはないという返事をいただいております。
 
○三輪 副委員長  余裕教室はないというところで、以前も伺ったんですけれども、30人の、第一小学校から御成小学校の子どもの家に通っているという現状を重く受けとめて、今後も、まずは七里ガ浜でしょうけれども、それと並行して整備の方は進めていただきたいと思います。
 
○伊東 委員長  ほかに質疑は。
 
○大村 委員  時間がないですから、はしょって、文化財保護費でやめておこうかなとは思っておりますけれども、地元のことなんで、まず永福寺。平成16年度、この山林遊歩道の整備は、あれはどの程度整備が完了したのか。まずそこからちょっと確認をして、お返事をいただきたいと思いますし、今年度も984万7,000円と、全域測量が688万、こういうのを考えますと、それからまた史跡買収費、これとの絡みがあるのかなということで、とりあえず、その点説明をお願いします。
 
○文化財課長  永福寺の整備事業でございますけれど、16年度につきましては、西側の山林の遊歩道の一部を整備している最中でございます。17年度につきましては、引き続き残りの部分につきまして、テニスコート側におりる方の整備を進めるとともに、ちょうど中間部分、ちょっと広場がありますので、そこの整備をベンチを置いたりしながら、17年度はすべての西側の山林の部分を遊歩道の整備をしようという予算でございます。
 それから、今の御質問に、永福寺の買収につきましては、これは永福寺の今、池の部分にあります苑池と言われておりますが、亀ヶ渕橋のちょっと手前のところに家がございますが、その西側の一部、1軒を買収しようというふうなことを考えています。
 それともう一つ、全域測量ですが、今後、永福寺を、あそこの苑池、山林道路の基壇、それから橋、そういった整備を進めていこうというふうに考えておりますところから、まずは永福寺の全域測量をしながら全体の範囲を航空測量で決めて、今後の実施設計に向けての等高線図による縦横断面図をつくりながら、土砂配置等の実施設計の準備作業の資料としようとするものでございます。
 
○大村 委員  大体流れはわかりました。この全域測量というのは、あの山林を、登記その他、購入した際に、あれ実測測量をしているはずなんですけれども、今回また航空測量を含めて680万かけるというのは、ちょっと先ほども類似した質問もありましたけれど、ポイントの復元と、それのみかなと思っておったんですけれど、そういう形じゃなくて、なぜ改めてここでやらなきゃいかんかなというのと。
 もう1点、この遊歩道の整備、これ800万、あそこに歩道があったのかどうか知りませんけれども、新しいことでやって、もう何千万もかけるようである状況でいいのかなと。私なんか非常に疑問を持ってましてね、そこまでやるのかということと。隣地からクレームがつかないかなという危惧もしていますのでね。ダイナミックにやるのもいいし、植栽するのもいいんですけれども、やっぱり永福寺というのは、バッファーゾーンを先に整備して本体は後残しという形で果たしていいのかなという気もしないでもないんですが、その辺はいかがですかな。
 
○文化財課長  山林部分は公簿による買収で、たしか測量はやっていないというふうなことを聞いております。
 それとあと遊歩道の整備につきましては、これは17年度で終わりますので、16年度、17年度の2カ年事業でやっていって、17年度で終わるというふうなことを考えております。
 それと永福寺自体の今後の計画につきましては、永福寺の整備委員会や文化庁と協議をしていくことはございますが、我々としては永福寺の整備を早く進めて、世界遺産登録の関係でもありますけれども、そういった世界遺産登録に向けても、早くそこの史跡を市民の皆さんに目に見える形に早く整備をしていきたいというふうな考えがございます。もちろん文化庁と地元調整を図っていかないといけませんが、そういった根本的な整備につきましては、今後5カ年事業といいますか、国の国庫補助枠を使いながら、山道の基段の整備、それから苑池の復元、それから橋の復元、そういったものに本格的に取り組んでいくというふうなことを考えてやります。
 
○大村 委員  最後に聞きますけれども、この山林の歩道整備について、私は大きな異議がある。世界遺産云々から始まるとなりますと、バッファーゾーンを先に整備してね。従前の永福寺があったときにはなかったそういうものを整備するというのは、考え方にちょっと私と大きな差異があることを申し伝えておきます。
 それからあと、これからもまた買収その他も入ってくるのに、この984万の予算のうち、半分は国県からの補助金でしたっけ、まず。
 
○文化財課長  永福寺の整備につきましては、半分が国、残りの3分の1が県、残りの3分の2が市というふうなことになります。
 
○大村 委員  最後、また、こっちの菩提寺のことで、覚園寺の194万1,000円というのは、防災施設は、薬師堂のあれは、どういう防災施設になるのか。
 
○文化財課長  覚園寺の薬師堂の防災施設につきましては、その中に木造薬師如来坐像という国の重文の仏像が入ってございます。それを囲っている薬師堂が、国の重文を守っている防災施設だという位置づけでございます。これにつきましては国の補助と、それから県の補助、それから市の補助を出して、覚園寺の方で収蔵していくというふうな中に、国の重文の坐像の入っている、それを守っている薬師堂の修理というふうな位置づけでございます。
 
○大村 委員  十分理解できないんですけれどね。要するに薬師堂があって、中に薬師三尊と十二神将があって、それで屋根がカヤぶきだから、それで四方に放水銃とか、そういうのが装備されているんだよ、昔から。それを修理するの。そのまた内部の…、その辺。
 
○文化財課長  屋根のカヤのふきかえでございます。防災施設というのは、十二神将たちが中に入っている重文の坐像を守っているという意味の防災施設というふうになっております。
 
○大村 委員  あのね、やっぱりわかりやすい言葉でやらないとね。私なんか、防災施設を新しく、あのドレンチャーというのかな、ああいう防災施設をやるために194万かかっていくのかなあ、それでその下の30万でそれでまたいろいろな施設をね、ほかにもあったけど。ちょっとね、意味がよくわかんないんですけども。
 これね、したがって最後に聞きます。これはお寺の方の要求でやるんですか。
 
○文化財課長  これはお寺と国の調整の中でやる事業でございます。それで防災施設というのは、国の補助金のメニューとして、中の重文を守っている施設なんだよというふうな位置づけで、防災施設というふうなメニューが、国の補助メニューであるわけでございます。
 
○大村 委員  何回もこの薬師堂はね、ふきかえ工事その他、やっています。そのときはそういう名称はなかった。ないの。だから、その都度、その都度ね、つけているんじゃないかという印象を持ってますけど、また改めてやります。
 
○小松 生涯学習部次長  薬師堂につきましては、先ほど文化財課長申し上げておりますように、今回、具体の工事の内容は屋根のカヤのふきかえとなります。それで文化庁の方、お堂自体は県の指定だったと思いますけれども、県の補助で屋根のふきかえをやった経緯がございます。今回につきましては、文化庁と所有者との、県、市も含めての協議でございますけれども、いわば言葉は悪いんですが、国の重文の仏さんの収蔵庫的な位置づけということで、いわゆる建造物の補助じゃなくて、そういう美術工芸品に対する補助の枠を使って行う工事になります。
 
○伊東 委員長  ほかに質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 ないようですので、質疑を打ち切ります。
 それでは、特別委員会への送付意見はないということでよろしいですか。
                  (「なし」の声あり)
 ではなしと確認をいたします。
 暫時休憩いたします。
                 (12時06分休憩   12時07分再開)
 
○伊東 委員長  それでは、再開いたします。
    ───────── 〇 ───────────────── 〇 ─────────
 
○伊東 委員長  日程第5その他(1)「継続審査案件について」ですが、まず、事務局から報告お願いいたします。
 
○事務局  それではまず、現在当委員会には、12月定例会において継続審査となっておりました陳情が31件ございましたが、本日の審査で陳情第19号の取り下げが了承されたため、残りの合計30件の陳情の取り扱いについて御協議をお願いします。
 
○伊東 委員長  30件につきまして閉会中継続審査要求をするということでよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 ではそのように確認をいたしました。
 ほかに。ないようですので、これですべて日程は終了いたしました。
 文教常任委員会を閉会とします。どうも御苦労さまでした。
 以上で本日は閉会した。


 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   平成17年3月3日

             文教常任委員長

                 委 員