○議事日程
平成16年12月定例会
鎌倉市議会12月定例会会議録(4)
平成16年12月16日(木曜日)
〇出席議員 27名
1番 千 一 議員
2番 高 橋 浩 司 議員
3番 岡 田 和 則 議員
4番 大 村 貞 雄 議員
5番 大 石 和 久 議員
6番 松 尾 崇 議員
7番 三 輪 裕美子 議員
8番 吉 岡 和 江 議員
9番 伊 東 正 博 議員
10番 野 村 修 平 議員
12番 中 村 聡一郎 議員
13番 古 屋 嘉 廣 議員
14番 藤 田 紀 子 議員
15番 伊 藤 玲 子 議員
16番 森 川 千 鶴 議員
17番 小田嶋 敏 浩 議員
18番 児 島 晃 議員
19番 白 倉 重 治 議員
20番 嶋 村 速 夫 議員
21番 助 川 邦 男 議員
22番 和 田 猛 美 議員
23番 澁 谷 廣 美 議員
24番 福 岡 健 二 議員
25番 松 中 健 治 議員
26番 前 田 陽 子 議員
27番 赤 松 正 博 議員
28番 清 水 辰 男 議員
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〇欠席議員 なし
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〇議会事務局出席者
事務局長 石 井 潔
次長 小 山 博
次長補佐 磯 野 則 雄
次長補佐 福 島 保 正
議事担当担当係長 小 島 俊 昭
調査担当担当係長 原 田 哲 朗
書記 鈴 木 晴 久
書記 西 山 朗
書記 谷 川 宏
書記 内 田 彰 三
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〇理事者側説明者
番外 1 番 石 渡 徳 一 市長
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〇議事日程
鎌倉市議会12月定例会議事日程 (4)
平成16年12月16日 午後2時開議
1 諸般の報告
2 陳情の取り下げについて
3 陳 情 第 13 号 鎌倉市健康診査並びに各種がん検診等の自己負担分軽減に 観 光 厚 生
ついての陳情 常任委員長報告
4 陳 情 第 14 号 公立保育園給食調理業務の民間委託の準備作業は、市の説
明責任を果たし、保護者の納得と合意を得てから進めるこ 同 上
とを求めることについての陳情
5 陳 情 第 16 号 神戸川流域の水害防止対策についての陳情 建設常任委員長
報 告
6 議 案 第 34 号 市道路線の廃止について 同 上
7 議 案 第 35 号 市道路線の認定について 建設常任委員長
報 告
8 議 案 第 37 号 鎌倉市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制 ┐
定について │ 総務常任委員長
議 案 第 38 号 鎌倉市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の │ 報 告
一部を改正する条例の制定について │
議 案 第 39 号 鎌倉市市税条例の一部を改正する条例の制定について ┘
9 議 案 第 36 号 鎌倉市落書き防止条例の制定について 観 光 厚 生
常任委員長報告
10 議 案 第 41 号 平成16年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号) 総務常任委員長
報 告
11 議 案 第 43 号 平成16年度鎌倉市老人保健医療事業特別会計補正予算(第 ┐ 観 光 厚 生
1号) │ 常任委員長報告
議 案 第 44 号 平成16年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)┘
12 議 案 第 42 号 平成16年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算(第1号) 建設常任委員長
報 告
13 議 案 第 45 号 鎌倉市教育委員会の委員の選任について 市 長 提 出
14 議 案 第 46 号 鎌倉市固定資産評価審査委員会の委員の選任について ┐
議 案 第 47 号 鎌倉市固定資産評価審査委員会の委員の選任について │ 同 上
議 案 第 48 号 鎌倉市固定資産評価審査委員会の委員の選任について ┘
15 議会議案第4号 児童扶養手当の減額の延期等を国に求めることに関する意 野村修平議員
見書の提出について 外6名提出
16 議会議案第5号 喫煙者と非喫煙者の分煙ルール確立に基づくまちづくりの 同 上
推進に関する決議について
17 議会議案第6号 北方領土返還を求めることに関する意見書の提出について 和田猛美議員
外4名提出
18 閉会中継続審査要求について
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〇本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
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鎌倉市議会12月定例会諸般の報告 (3)
平成16年12月16日
1 12 月 7 日 観光厚生常任委員長から、次の議案及び陳情について委員会の審査を終了したので、
本会議に報告したい旨の届け出があった。
議 案 第 36 号 鎌倉市落書き防止条例の制定について
議 案 第 43 号 平成16年度鎌倉市老人保健医療事業特別会計補正予算(第1号)
議 案 第 44 号 平成16年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
陳 情 第 13 号 鎌倉市健康診査並びに各種がん検診等の自己負担分軽減についての陳情
陳 情 第 14 号 公立保育園給食調理業務の民間委託の準備作業は、市の説明責任を果たし、保護者の
納得と合意を得てから進めることを求めることについての陳情
2 12 月 8 日 建設常任委員長から、次の議案及び陳情について委員会の審査を終了したので、本会
議に報告したい旨の届け出があった。
議 案 第 34 号 市道路線の廃止について
議 案 第 35 号 市道路線の認定について
議 案 第 42 号 平成16年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
陳 情 第 16 号 神戸川流域の水害防止対策についての陳情
3 12 月 9 日 総務常任委員長から、次の議案について委員会の審査を終了したので、本会議に報告
したい旨の届け出があった。
議 案 第 37 号 鎌倉市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議 案 第 38 号 鎌倉市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定
について
議 案 第 39 号 鎌倉市市税条例の一部を改正する条例の制定について
議 案 第 41 号 平成16年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)
4 12 月 7 日 観光厚生常任委員長から、次の陳情については意見書を提出することによって願意が
満たされるため、議会の会議に付するを要しない旨の届け出があった。
陳 情 第 17 号 児童扶養手当の減額の延期等を国に求める意見書提出についての陳情
5 12 月 7 日 観光厚生常任委員長から、次の陳情については決議することによって願意が満たされ
るため、議会の会議に付するを要しない旨の届け出があった。
陳 情 第 15 号 喫煙者と非喫煙者の分煙ルール確立に基づくまちづくりの推進について決議を求める
ことについての陳情
6 12 月 16 日 市長から、次の議案の提出を受けた。
議 案 第 45 号 鎌倉市教育委員会の委員の選任について
議 案 第 46 号 鎌倉市固定資産評価審査委員会の委員の選任について
議 案 第 47 号 鎌倉市固定資産評価審査委員会の委員の選任について
議 案 第 48 号 鎌倉市固定資産評価審査委員会の委員の選任について
7 12 月 16 日 野村修平議員外6名から、次の議案の提出を受けた。
議会議案第4号 児童扶養手当の減額の延期等を国に求めることに関する意見書の提出について
8 12 月 16 日 野村修平議員外6名から、次の議案の提出を受けた。
議会議案第5号 喫煙者と非喫煙者の分煙ルール確立に基づくまちづくりの推進に関する決議について
9 12 月 16 日 和田猛美議員外4名から、次の議案の提出を受けた。
議会議案第6号 北方領土返還を求めることに関する意見書の提出について
10 12 月 6 日 次の陳情の追加署名簿を受理した。
陳 情 第 14 号 公立保育園給食調理業務の民間委託の準備作業は、市の説明責任を果たし、保護者の
納得と合意を得てから進めることを求めることについての陳情
2,584名(合計4,156名)
陳 情 第 19 号 鎌倉市立小学校での30人学級の実現についての陳情
553名(合計5,254名)
11 12 月 7 日 次の陳情の追加署名簿を受理した。
陳 情 第 14 号 公立保育園給食調理業務の民間委託の準備作業は、市の説明責任を果たし、保護者の
納得と合意を得てから進めることを求めることについての陳情
1,461名(合計5,617名)
12 12 月 8 日 次の陳情の追加署名簿を受理した。
陳 情 第 18 号 消費税増税に反対する意見書の提出を求めることについての陳情
350名(合計2,407名)
13 12 月 16 日 各常任委員長から、別紙要求書のとおり、それぞれ閉会中継続審査の要求があった。
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(出席議員 27名)
(14時00分 開議)
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○議長(大村貞雄議員) 定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。
会議規則第142条の規定により、本日の会議録署名議員を指名いたします。5番 大石和久議員、6番 松尾 崇議員議員、7番 三輪裕美子議員にお願いいたします。
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○議長(大村貞雄議員) 日程第1「諸般の報告」を議題といたします。
お手元に配付いたしました印刷物のとおりであります。
ただいまの報告に御質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
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○議長(大村貞雄議員) 日程第2「陳情の取り下げについて」を議題といたします。
目下、総務常任委員会に付託審査中の平成15年度陳情第35号消費税増税などに反対し、公正な税制度の確立を求める意見書の提出を求めることについての陳情、目下、文教常任委員会に付託審査中の平成15年度陳情第62号すべての子供たちに行き届いた教育を進め、心の通う学校をつくることについての陳情、目下、観光厚生常任委員会に付託審査中の平成13年度陳情第20号WTO次期交渉への課題反映に向けた意見書の採択についての陳情及び陳情第5号パート労働者等の均等待遇を求める意見書採択を求める陳情、以上4件につきましては、提出者から取り下げたい旨の届け出があります。
お諮りいたします。平成15年度陳情第35号、平成15年度陳情第62号、平成13年度陳情第20号及び陳情第5号の取り下げについては、提出者からの届け出のとおり、これを承認することに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、平成15年度陳情第35号、平成15年度陳情第62号、平成13年度陳情第20号及び陳情第5号の取り下げについては、これを承認することに決定いたしました。
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○議長(大村貞雄議員) 日程第3「陳情第13号鎌倉市健康診査並びに各種がん検診等の自己負担分軽減についての陳情」を議題といたします。
観光厚生常任委員長の報告を願います。
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○観光厚生常任委員長(野村修平議員) (登壇)ただいま議題となりました陳情第13号鎌倉市健康診査並びに各種がん検診等の自己負担分軽減についての陳情につきまして、観光厚生常任委員会における審査の結果を報告いたします。
本陳情は、去る12月1日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後7日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
まず、本陳情の要旨でありますが、本市の健康診査及び各種がん検診を受診する際の自己負担額が他市と比較して高いため、市民だれもが受けられるよう、これを軽減してほしいというものであります。
理事者の説明によれば、本市は現在、基本健康診査、胃がん等の各種がん検診及び歯周疾患検診を実施しておりますが、受診に際しては、70歳以上の方、市民税非課税世帯の方などを除き、費用の一部を検診料として負担願っております。また、当該事業の財源でありますが、基本健康診査及び歯周疾患検診については、現在でも国・県の補助対象事業とされているものの、各種がん検診については、平成10年度から地方交付税により措置されることとなったため、国庫補助制度の復活などを国に働きかけるとともに、県においても財政支援措置を講ずるよう、神奈川県市長会を通じて県に要望しているとのことであります。
こうした状況の中、本市においては、かまくら行財政プラン後期実施計画により、検診料の見直しが財源確保の対象とされていることから、基本健康診査を1,300円、歯周疾患検診を500円とする現行の検診料について、それぞれ国の基準額である3,000円、1,300円に近づけることを計画しているとのことであります。
基本健康診査、各種がん検診及び歯周疾患検診事業については、毎年対象者が増加することから、受診者がふえ、結果として事業費が増加するという厳しい状況でありますが、今後、検診精度を向上させるために新たな検診方法を導入するなど、より質の高い行政サービスを提供することが必要であることから、限られた予算を有効に活用できるように、受診者に一定の負担をお願いすることによって、制度の充実を図りたいとのことであります。
当委員会では、以上申し述べました陳情の要旨並びに本市における健康診査及び各種がん検診等の状況、他市における制度との比較等を踏まえ、慎重に審査いたしました結果、次のような異なる意見に分かれたのであります。
一つは、受診時の市民の経済的負担は少ないにこしたことはないが、本市の財政状況との兼ね合いもある問題であり、負担のあり方について議論することが必要であることから、本陳情は継続審査とすべきであるという意見であります。
もう一つは、市の努力によって受診率が高いことは評価するものの、市民生活における各種の負担が大きくなっている中で、これ以上受診時の負担をふやさない方向で市民の健康を守ってほしいということから、本陳情は採択すべきであるという意見であります。
またもう一つは、市の健康に対する取り組みは経済的負担の軽減だけでなく、受診率のさらなる向上を図り、早期発見、早期治療によって将来の医療費負担を抑制していくという観点から考えることも必要であるとの判断から、本陳情については不採択とすべきであるという意見であります。
以上のように異なる意見に分かれましたので、まず、結論を出すか否かについて諮ったところ、結論を出すこととし、その後、採決を行った結果、本陳情については多数をもって不採択とすべきものと決したのであります。
以上で報告を終わります。
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○議長(大村貞雄議員) 本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
ただいまの委員長報告に対する御質疑、または本陳情に対する御意見はありませんか。
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○8番(吉岡和江議員) 陳情第13号鎌倉市健康診査並びに各種がん検診等の自己負担分軽減についての陳情に、私は日本共産党市議会議員団を代表して賛成する立場から討論を行います。
市民の生涯にわたる健康を守り、だれでも元気で暮らせるようにしていくことは、行政の第一の仕事であります。国も検診事業は補助事業対象として位置づけております。しかし、平成10年から国の補助事業が一般財源化されて以来、鎌倉市は約1億6,000万円の国・県の補助金がカットされ、その後、市民検診料がふえ続けています。平成9年当時、女性で2,000円の検診料が、16年度では胃がん検診を集団で受けたときでも7,400円、施設胃がん検診の場合は9,500円、乳がん、マンモ検診を受け、胃がん集団検診で受けた場合8,200円と、4倍から5倍近い検診料となっています。
早期発見、早期治療は重症化させず、結果として医療費の削減につながります。国は三位一体改革によってさらなる補助金カット計画を押しつけようとしています。だからこそ、市が市民の福祉、暮らしを守るため力を尽くすべきであり、鎌倉市の姿勢が問われています。
市民生活は長引く不況の影響、収入減などで大変厳しくなっているのが実態です。検診料が7,000円を優に超えていることは市民には大きな負担です。市が市民生活の実態を踏まえ、さらに検診者の拡大に努力し、市民負担の軽減を図るよう求める立場から、陳情に賛成するものです。
以上で賛成討論を終わります。
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○議長(大村貞雄議員) 質疑及び討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。陳情第13号鎌倉市健康診査並びに各種がん検診等の自己負担分軽減についての陳情を採決いたします。陳情第13号を採択することに御賛成の方の挙手を求めます。
(少 数 挙 手)
少数の挙手によりまして、陳情第13号は不採択とすることに決定いたしました。
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○議長(大村貞雄議員) 日程第4「陳情第14号公立保育園給食調理業務の民間委託の準備作業は、市の説明責任を果たし、保護者の納得と合意を得てから進めることを求めることについての陳情」を議題といたします。
観光厚生常任委員長の報告を願います。
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○観光厚生常任委員長(野村修平議員) (登壇)ただいま議題となりました陳情第14号公立保育園給食調理業務の民間委託の準備作業は、市の説明責任を果たし、保護者の納得と合意を得てから進めることを求めることについての陳情につきまして、観光厚生常任委員会における審査の結果を報告いたします。
本陳情は、去る12月2日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後7日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
まず、本陳情の要旨でありますが、本市が平成17年4月1日から実施を予定している公立保育園の給食調理業務の民間委託については、保護者の納得と合意が得られていないという趣旨から、拙速に委託準備作業を進めることのないよう、議会として尽力願いたいというものであります。
理事者の説明によれば、まず、本陳情で述べられている、本市の説明は委託によるメリットが人件費削減だけのようであり、保育園における給食の役割について、市としてのビジョンが示されていないとの指摘については、今回の民間委託は保育のサービスや給食の質を維持することを前提とし、最少の経費で行政運営を行うという市の責務を果たすことを基本としており、委託する業務は調理業務のみで、給食の基本である献立作成、栄養管理など、給食運営の全般については、保育所保育指針に基づき市が責任を持って行うとのことであります。
また、委託対象である大船保育園は委託と同時期に低年齢児保育事業を始める予定であるが、二つの事業を同時に実施すると、保育現場に混乱を招くとの指摘については、低年齢児保育事業については、現在、平成17年4月1日実施に向けてプロジェクトを設置して検討している段階であり、事業を実施することにより支障が想定される場合は、プロジェクトで検討を重ね、低年齢児保育事業の実施時期や場所について柔軟に対応していくことも可能であるとのことであります。
また、委託事業者のもとで働く調理員は、徹底した経費の抑制を義務づけられ、過酷な職場環境の中で、安定的に働き続けられないと聞くが、市は固定的に働き続けることや、技能、熟練の必要性について認識を示してほしいとの指摘については、行政サービスの基本は、安心できるサービスを安定的に継続して行うことであるが、公務員だけで行うには限界があることから、地域のマンパワーを総合し、行政サービスを提供していくことが必要であり、その担い手が多様化している現在、安心できるサービスを安定的に提供できる民間業者は多数存在すると考えているとのことであります。
なお、本陳情の提出者である鎌倉市保育園保護者連絡会に対しては、給食調理業務委託について市の方針を決定した昨年9月以降、既に説明会を2回実施しており、今月中に3回目を予定しているとのことでありますが、今後も可能な限り話し合いを行い、意見等を取り入れながら理解を求めていくことはもとより、業者選定に当たっては、選考委員会のメンバーとして、保護者代表から選定基準に関する意見を聞くことを提案したいと考えているとのことであります。
当委員会では、以上申し述べました陳情の要旨並びに保育園における給食調理業務のあり方や市としての考え方など、さまざまな観点から慎重に審査いたしました結果、次のような相違する意見に分かれたのであります。
一つは、食教育についての議論がないまま、委託化についての議論だけが行われていたことは残念であり、保育園や子育て支援センターでの食教育も含め、十分に議論すべきであることから、本陳情は採択すべきであるという意見であります。
もう一つは、民間や地域の活力を導入し、安心できる行政サービスのさらなる向上を図ることが時代の要請であるとの判断から、本市に対し、保護者への説明は今後も引き続き十分に行うことを要望した上で、本陳情については不採択とすべきであるという意見であります。
以上のように異なる意見に分かれましたが、採決の結果、本陳情については多数をもって不採択とすべきものと決したのであります。
以上で報告を終わります。
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○議長(大村貞雄議員) 本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
ただいまの委員長報告に対する御質疑、または本陳情に対する御意見はありませんか。
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○17番(小田嶋敏浩議員) 私は、日本共産党鎌倉市議会議員団を代表して、ただいま議題となりました陳情第14号公立保育園給食調理業務の民間委託の準備作業は、市の説明責任を果たし、保護者の納得と合意を得てから進めることを求めることについての陳情に賛成の立場から討論を行います。
我が党議員団は、鎌倉市が給食調理業務を民間委託することの検討に当たって、保育園給食における食教育や食育の状況を調査・分析し、調理業務における公務労働の必要性を検討しないままに、ただ、食の提供を受けるものとの認識で民間委託を実施しようとしていることには反対であります。さらに、今、保育園は地域の子育て支援センターとしての機能を十分に発揮することが求められています。その果たすべき役割には、地域の乳幼児期の子供と保護者への食教育が求められており、ただ、人員の削減を優先する考え方には問題があります。また、保護者の方に聞くところによると、賛同署名を集めるのに要した期間はおよそ10日間とのことでした。この短期間のうちに、5,617筆もの賛同署名が市民などから集まったことは、これまでの市の説明では、保護者の不安や心配を払拭できないから、急いで委託を実施しないで、もっと話し合いをさせてほしいとする陳情の趣旨に道理があることを示しています。
よって、本陳情を採択することこそ、市民の意思を尊重することになると考えるものであります。
以上の理由から、鎌倉市の保育園給食調理業務委託の実施に当たって、十分な議論を尽くすことを求める立場から本陳情に賛成するものであります。
以上で討論を終わります。
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○議長(大村貞雄議員) 質疑及び討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。陳情第14号公立保育園給食調理業務の民間委託の準備作業は、市の説明責任を果たし、保護者の納得と合意を得てから進めることを求めることについての陳情を採決いたします。陳情第14号を採択することに御賛成の方の挙手を求めます。
(少 数 挙 手)
少数の挙手によりまして、陳情第14号は不採択とすることに決定いたしました。
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○議長(大村貞雄議員) 日程第5「陳情第16号神戸川流域の水害防止対策についての陳情」を議題といたします。
建設常任委員長の報告を願います。
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○建設常任委員長(和田猛美議員) (登壇)ただいま議題となりました陳情第16号神戸川流域の水害防止対策についての陳情につきまして、建設常任委員会における審査の結果を報告いたします。
本陳情は、去る12月2日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後8日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
まず、本陳情の要旨でありますが、本年10月に襲来した台風22号により神戸川流域がはんらんし、地域住民が甚大な被害を受けたことから、このような事態が再発しないよう、水害防止対策を講じることについて、議会の尽力を願いたいというものであります。
本市の腰越地域を流れる神戸川は、腰越漁港に注ぐ河口から約1.3キロメートルさかのぼった区域までを神奈川県が、その上流約1.1キロメートルを本市が管理しており、神戸川の支川である二又川は全域を本市が管理しております。
理事者の説明によれば、流域は家屋等が密集していることから、河川の整備については、県・市ともに苦慮しており、県は、本陳情に述べられている堰堤を既設護岸の補強工事として施工したとのことであります。また、市では、二又川が蛍などの水生生物が生息する自然環境が豊かな川であることから、堆積した土砂のしゅんせつは自然環境に十分配慮しながら実施するとともに、流域の道路の冠水箇所については、道路側溝の清掃などを定期的に行うことを県に要請していきたいとのことであります。
当委員会では、以上申し述べた陳情の要旨並びに本市における神戸川流域の水害防止対策を踏まえ、慎重に審査いたしました結果、地域住民の意向を十分配慮し、県・市の協力のもとで速やかに状況が改善されるよう、本市議会として行政の取り組みを後押しする意味から、本陳情の願意を妥当と認め、全会一致をもって採択すべきものと決したのであります。
以上で報告を終わります。
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○議長(大村貞雄議員) 本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
ただいまの委員長報告に対する御質疑、または本陳情に対する御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑及び討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。陳情第16号神戸川流域の水害防止対策についての陳情を採決いたします。陳情第16号を採択することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、陳情第16号は採択し、市長あて送付することに決定いたしました。
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○議長(大村貞雄議員) 日程第6「議案第34号市道路線の廃止について」を議題といたします。
建設常任委員長の報告を願います。
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○建設常任委員長(和田猛美議員) (登壇)ただいま議題となりました議案第34号市道路線の廃止について、建設常任委員会における審査の結果を報告いたします。
議案第34号は、去る12月3日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後8日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
今回廃止しようとする枝番1の路線は、認定に係る道路用地との再編成を行うため、道路法の規定に基づいて廃止しようとするものであります。
当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
以上で報告を終わります。
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○議長(大村貞雄議員) 本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑及び討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。議案第34号市道路線の廃止についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、議案第34号は原案のとおり可決されました。
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○議長(大村貞雄議員) 日程第7「議案第35号市道路線の認定について」を議題といたします。
建設常任委員長の報告を願います。
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○建設常任委員長(和田猛美議員) (登壇)ただいま議題となりました議案第35号市道路線の認定について、建設常任委員会における審査の結果を報告いたします。
議案第35号は、去る12月3日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後8日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
今回認定しようとする路線は6路線で、枝番1、枝番2及び枝番4から枝番6の5路線は、いずれも開発行為に伴い築造された道路であり、一般の交通の用に供するため、また、枝番3の路線は、現在一般の交通の用に供されているため、それぞれ道路法の規定に基づいて認定しようとするものであります。
当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
以上で報告を終わります。
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○議長(大村貞雄議員) 本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑及び討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。議案第35号市道路線の認定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、議案第35号は原案のとおり可決されました。
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○議長(大村貞雄議員) 日程第8「議案第37号鎌倉市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第38号鎌倉市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第39号鎌倉市市税条例の一部を改正する条例の制定について」以上3件を一括議題といたします。
総務常任委員長の報告を願います。
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○総務常任委員長(小田嶋敏浩議員) (登壇)ただいま議題となりました議案第37号鎌倉市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について外2件につきまして、総務常任委員会における審査の結果を報告いたします。
議案第37号外2件は、去る12月3日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後9日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
初めに、議案第37号鎌倉市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
本改正条例は、職員が降格した場合の給料月額について、人事院規則に基づく国家公務員に準じた制度とするため、規定の整備を行おうとするものであります。
その主な内容でありますが、職員が降格した場合における給料月額については、降格前に受けていた給料月額が降格した職務の級の最高号給を超えている場合には、最高号給とその直近下位の号給との間差額を最高号給の額に順次加えた、いわゆる特号の直近下位に格付けているものを、特号を設けず最高号給を限度とするとともに、新たに2級以上下位の級へ降格した場合には、1級下位の級への降格が順次行われたものとして取り扱う規定を設けるもので、平成17年1月1日から施行しようとするものであります。
当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
次に、議案第38号鎌倉市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
本改正条例は、国家公務員の退職手当の支給に係る人事院規則の改正に伴い、国家公務員に準じた制度とするため、退職手当に関する条例の規定の整備を行おうとするものであります。
その主な内容でありますが、公務上の傷病もしくは死亡により退職した者、定年に達したことにより退職した者、または勧奨を受けて退職した者について、退職手当の算定の際に、1号給昇給させた額を用いたみなし昇給を廃止しようとするもので、平成17年1月1日から施行しようとするものであります。
当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
次に、議案第39号鎌倉市市税条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
本改正条例の主な内容は、平成16年度税制改正に伴い、税負担の公平性の観点から、個人市民税均等割の納税義務を負う夫と生計を一にする妻で、夫と同じ市町村に住所を有する者に対する非課税措置を平成17年度から段階的に廃止し、所得金額が一定金額を超える妻に均等割を課税するほか、固定資産税については家屋の所有者以外の者が取りつけた附帯設備を償却資産として課税するため、規定の整備を行おうとするもので、改正後の規定については、平成17年度以後の年度分の市税から適用しようとするものであります。
当委員会では、慎重に審査いたしました結果、一部の委員が反対の立場をとりましたが、採決を行った結果、多数により原案を可決すべきものと決したのであります。
以上で報告を終わります。
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○議長(大村貞雄議員) 本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
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○28番(清水辰男議員) ただいま議題となっております議案第39号市税条例の一部を改正する条例の制定について、日本共産党鎌倉市議会議員団を代表して反対の意見を述べます。
今回の条例改正は、生計同一の妻に対する非課税措置を平成17年と18年の2年間で廃止するというものであります。議員団が反対する主たる理由は次の点にあります。それは、ここ数カ月前から顕著になった新聞等で報道されている政府税制調査会、財政制度審議会、さらに、より露骨になってきた大手財界の発言などで明らかなように三位一体改革にあります。政府与党は、この三位一体改革は、地方分権を保障するものであると述べ、その内容は、第1に国庫補助金及び負担金の削減、第2に地方交付金の縮小、第3に、この削減・縮小に見合う地方への財源の移譲、そして、この実施時期は平成18年度までにその諸準備を整え、19年度から実施すると約束してきました。しかし、この実態は新聞などでも報道されているように、特に地方自治体にとって死活の問題である財源の移譲については全く進んでいません。新聞社の全国知事へのアンケート調査によれば、実に70%以上の知事が反対しております。全国の市町村長からのアンケート調査を実施すれば、はるかにこの数字を上回るのではないかと言われております。そして、全国県知事会の会長である岐阜県知事は、昔、百姓一揆があったが、今は平成の知事一揆だと厳しく批判している。
このような情勢の中で、11月9日開かれた政府税調の総会後の記者会見で、石会長は、景気が悪くなるのは覚悟の上だとなりふり構わず本音を吐き、平成18年度中に税源移譲という三位一体改革の縛りがあるという理由で、平成17年度、18年度の2年間で定率減税の廃止をすると述べ、11月25日の答申でこのことが明確になりました。
そしてさらに重要なことは、この定率減税の廃止により、3兆3,000億円もの増税を行い、この3年後の平成19年度からの消費税の大幅値上げによる大増税への突破口にすることを意図していることも明らかになってきました。定率減税の廃止は多くのサラリーマンにとって非常に切実な問題であります。そして、今回議案提案された市税条例改正は、生計同一の妻に対する非課税措置を廃止するというものであり、政府が言う標準世帯、つまりサラリーマン、専業主婦、子供2人のモデル世帯の配偶者の特別控除を廃止するという増税であります。定率減税の廃止と同様、平成17年度、18年度2カ年で行うもので、本年度の年末調整から行い、まさに定率減税の廃止に先行して行うというものであります。
今回の三位一体の改革は、地方行政が国の言いなりになるのではなく、憲法で明記されている地方自治、地方分権を推進するためのものであるはずであります。政府与党は、当初、このことを否定していませんでした。既に述べたように、これに見合う地方への税源の移譲がなければ、それは空念仏であります。三位一体の改革を平成19年度から実施するために、金がないからといって、今までの定率減税や生計同一の妻に対する非課税を廃止し増税することによって、この金が税源移譲の分です、で納得できるはずはありません。まさに数字合わせのごまかしであると言わざるを得ません。
4日前の12月12日付毎日新聞は一面トップで同社の世論調査の結果を報道しています。それによると、個別の調査、例えばイラクへの自衛隊派遣延長に62%が反対し、総合的に小泉内閣を支持するかの問いに、内閣支持率37%、小泉政権初の3割台という大見出しで報道しています。そして、小泉内閣を支持しない理由は、景気回復がおくれているが断トツで44%に達しています。このことは多くの国民が小泉内閣の行政改革の本質を見抜き始めてきているということを示しているとともに、国民の日常生活の中から小泉内閣のもとで景気が悪くなるばかりであることを実感し、全国で、また本市でも消費税の値上げなど反対する住民運動が強められています。平成19年度からの消費税の大幅アップを頂点とした大増税が強行されるならば、大多数の国民の生活が大きく破壊されることは言うまでもありません。
以上が本議案に反対する理由であり、討論を終わります。
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○15番(伊藤玲子議員) ただいま議題となりました議案第37号について、改革鎌倉は委員長報告に賛成の立場から討論させていただきます。
鎌倉市の職員の給料が高額なのは、運用の面に問題があり、給料を高額にしていることについて、私は以前から再三議会で指摘してまいりました。12月1日の一般質問において、さらにその改善を求め、理事者側をただしていく観点から質問として取り上げました。このたび議案として提出された第37号は、まさにその扱いに係る議案であり、そのため、総務常任委員会でるる質疑をし、説明を求めました。その結果、本条例の内容は、やっと準選考、つまり、ワタリを廃止し、この条例をもって解消することが確認できる内容であり、今回、足延ばしをする6級準選考廃止に伴う影響は極めて限られ、むしろその財政上の効果は平成17年度で110万円、18年度で40万円、19年度で130万円、20年度で140万円、21年度で160万円の削減効果が生じることも明らかになり、行財政効果の上からも条例に賛成であります。しかし、技能労務職の給料はまだまだ高額であり、引き続き、その引き下げの実施を速やかに行うことを強く要請いたします。
以上で討論を終わります。
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○議長(大村貞雄議員) 質疑及び討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。なお、採決は1件ごとにこれを行います。
まず、議案第37号鎌倉市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、議案第37号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第38号鎌倉市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、議案第38号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第39号鎌倉市市税条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(多 数 挙 手)
多数の挙手によりまして、議案第39号は原案のとおり可決されました。
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○議長(大村貞雄議員) 日程第9「議案第36号鎌倉市落書き防止条例の制定について」を議題といたします。
観光厚生常任委員長の報告を願います。
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○観光厚生常任委員長(野村修平議員) (登壇)ただいま議題となりました議案第36号鎌倉市落書き防止条例の制定について、観光厚生常任委員会における審査の結果を報告いたします。
議案第36号は、去る12月3日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後7日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
本制定条例は、まちの美観及び良好な都市景観を保持し、快適な生活環境の実現を図るため、落書きの防止を図ろうとするものであります。
その主な内容でありますが、第1条で本条例の目的についての規定を、第2条では、用語の定義についての規定を、第3条では、市長は市民、公共施設の管理者、事業者、建物所有者等とともに落書きのない快適な生活環境を実現するため、落書きの防止に必要な施策を実施する旨の規定を、第4条では、何人も落書きを行ってはならない旨の規定を、第5条では、市長は落書きを行った者に対し、落書きの消去その他の必要な措置を講じるよう勧告するとともに、勧告に従わないときは、消去やその他の必要な措置を講じるよう命ずることができる旨の規定及びまちの美観又は良好な都市景観を著しく損なう落書きが放置されている場合で、落書きを行った者を特定することができないときは、落書きをされた土地、建物その他の工作物若しくは樹木を所有し、又は管理する者に対し、落書きの消去やその他必要な措置を講じるよう要請することができる旨の規定を、第6条では、罰則についての規定として、落書きを行った者は、5万円以下の罰金に処する旨の規定をそれぞれ定めるもので、平成17年4月1日から施行しようとするものであります。
理事者の説明によれば、近年、本市においてもJR各駅周辺の商店、事務所や国道・県道沿いの壁などに落書きされる事態が頻繁に発生しており、市民や事業者が自発的に消去に取り組む一方、市は関係機関と共同して消去することにより、落書きに対する姿勢を示してきたとのことであります。
こうした中、本市は実態調査を進めるとともに、平成13年に施行した鎌倉市みんなでごみの散乱のない美しいまちをつくる条例に基づいて設置した鎌倉市まち美化推進協議会において、落書きをされない環境づくり、落書きのない環境の実現を本市の取り組むべき課題として位置づけたとのことであります。その後、市民や関係団体と協議を重ねる中で、落書きの防止は、鎌倉市環境基本条例の本旨を達成するため、町の美観や良好な都市景観の保持及び快適な生活環境の実現を図るとともに、美しい自然に囲まれ、日本文化を象徴する文化財が多数存在する本市が世界遺産登録を目指すためにも必要なものであると判断し、今回の本条例の上程に至ったとのことであります。
当委員会では、以上申し上げました条例の内容はもとより、条例提案に至るまでの経過等を踏まえ、慎重に審査いたしました結果、一部の委員から、町の美観を守るために条例制定の必要性は認めるものの、落書きの多くは若年世代による行為であると考えられ、教育的配慮から、本条例に罰則を設けることは好ましくないとの意見がありましたが、採決の結果、多数により原案を可決すべきのものと決したものであります。
以上で報告を終わります。
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○議長(大村貞雄議員) 本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
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○26番(前田陽子議員) ただいま議題となりました議案第36号鎌倉市落書き防止条例について、神奈川ネットワーク運動・鎌倉を代表し、反対の立場から討論に参加いたします。
そもそも落書き行為を行っているのは、多くは10代を含む若い世代であるとされ、若者たちのルール違反行動の一つと指摘することができます。したがって、条例制定に当たっても、青少年育成の視点を忘れるわけにはまいりません。本条例案は、落書きを防止することにより、町の美観と良好な都市景観を保持するのが目的とされております。言うまでもなく、町の美観保持、さらには落書きのないまちづくりには我が会派も賛成ですが、果たしてこの条例で落書きのないまちづくりができるものかどうか、実効性の根拠が薄弱な上に罰則つきの条例制定に至る経過についても、青少年育成の視点が欠落していることを危惧するものです。
まず、条例の実効性についてですが、担当原局によれば、罰則つきの条例にすることで抑止効果をねらったとのことです。しかし、県内で同様の条例を持つ自治体の例を見ても、特に落書きが減ったという効果も実証されてはおりません。また、文化財の多い本市の特性も理由に挙げられておりましたが、悪質性の高い落書き行為については、刑法の器物損壊罪など既存の法律で対応することも十分可能であり、条例に罰則を付加することは屋上屋を重ねることになりかねません。
さらに、委員会の質疑を通じて教育委員会や地域の青少年育成団体との協議もなしに、今回条例提案の準備がされていることが明らかになりました。落書きが主に若年世代による問題行動だとすれば、現象としてあらわれた落書き行為を罰則つきの条例で取り締まることが青少年の健全育成に寄与するとは考えられません。青少年の置かれた環境をトータルにとらえて、罰則の是非を含め、役所の縦割り意識を払拭して青少年育成という大きなテーマに向けて、市の中で協議を尽くすこと、各層の市民の御意見を伺うことが必要だったのではないでしょうか。その議論を尽くすことができていれば、少なくとも罰則つきの条例案が提案されるということはなかったのではないかと考えます。
以上の理由により、現時点での罰則つき条例の制定には反対を表明し、討論を終わります。
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○議長(大村貞雄議員) 質疑及び討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。議案第36号鎌倉市落書き防止条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(多 数 挙 手)
多数の挙手によりまして、議案第36号は原案のとおり可決されました。
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○議長(大村貞雄議員) 日程第10「議案第41号平成16年度鎌倉市一般会計補正予算」を議題といたします。
総務常任委員長の報告を願います。
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○総務常任委員長(小田嶋敏浩議員) (登壇)ただいま議題となりました議案第41号平成16年度鎌倉市一般会計補正予算につきまして、総務常任委員会における審査の結果を報告いたします。
議案第41号は、去る12月3日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後9日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
本補正予算は、歳入歳出いずれも15億1,360万円を追加するもので、これにより補正後の総額は602億4,090万円となります。
補正の主な内容は、まず歳出において、第10款総務費では、稲村ガ崎自治会に対するコミュニティ助成事業補助金及び平成17年4月に執行予定の鎌倉市議会議員選挙準備事務の経費のほか、災害関連経費として玉縄栄光坂がけ崩れなどの普通財産復旧に伴う測量調査及び崩落防止工事の経費、野村総合研究所跡地でのがけ崩れに伴う復旧工事の経費、土のうの購入、災害崩落土砂搬出処理に伴う融資の経費、腰越行政センター地下の冠水による機器修繕の経費の追加を、第15款民生費では、介護保険事業計画改定に関する実態調査の実施に伴う介護保険事業特別会計への繰出金、外出支援サービス事業の経費及び児童手当の経費のほか、災害関連経費として台在宅福祉サービスセンターの浸水に伴う床修繕の経費及び災害援護資金貸付金の追加を、第30款農林水産業費では、災害関連経費として関谷の道水路復旧等の経費の追加を、第45款土木費では、田園踏切周辺の歩道整備に伴う用地取得の経費のほか、災害関連経費として市内各所の道路への土砂崩れ及び倒木処理の経費、擁壁・落石防護さく等の設置の経費、準用河川新川の護岸崩壊に伴う復旧工事の経費、市内各所での公園・緑地の崩壊及び倒木処理並びに擁壁等の設置の経費の追加を、第50款消防費では、災害関連経費として消防本部庁舎の一部破損による維持修繕の経費及び消防団員の災害出場に伴う費用弁償の経費の追加を、第55款教育費では、幼稚園就園奨励費助成事業の経費のほか、災害関連経費として市内小学校修繕の経費、史跡永福寺跡地の崩落土砂処分等の経費の追加をしようとするもので、一方、これらに対し歳入において、分担金及び負担金、国庫支出金、県支出金、前年度繰越金、諸収入及び市債を追加するとともに、繰入金を減額しようとするものであります。
なお、このほかに繰越明許費、地方債についても所要の補正を行おうとするものであります。
当委員会では、以上申し上げました補正の内容につきまして慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
以上で報告を終わります。
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○議長(大村貞雄議員) 本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
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○16番(森川千鶴議員) ただいま議題となりました議案第41号平成16年度鎌倉市一般会計補正予算について、神奈川ネットワーク運動・鎌倉を代表して賛成の立場から討論に参加します。
今回の補正予算の主な部分を台風22・23号への対応と復旧のための予算が占めています。災害復旧に対する予算ですので、速やかに執行するためにも賛成するものですが、今回の教訓を今後の防災にどう生かすかの視点で一言意見を申し上げます。
鎌倉でこれほどの台風被害は1980年以来24年ぶりのことでした。また、まことに残念なことに犠牲者が出てしまったのは1982年以来22年ぶりでした。今回の台風は数日前から降り続いた雨のために土砂崩れやがけ崩れ、倒木、道路冠水や溢水が市内各地で多発し、大きな被害となりました。今回、市民ががけ崩れや床上浸水などで受けた被害総額は相当額に上ると思われます。自然災害はとめることはできませんが、事前に備えておくことで被害を小さくすることはできます。今回、がけ崩れや倒木が発生したのがほとんど民地であったことを考えると、積極的に補助制度を適用して計画的な樹木の伐採や家屋裏のがけの防災工事を進めるなどの日ごろの対策が必要だったのではないでしょうか。また、防災無線が聞こえないなどの苦情も数多く寄せられましたが、聞こえない地域に防災無線を計画的に増設してこなかったツケが今回噴出したものと思われます。結果として、道路冠水などで情報提供がされなかったために、車が浸水して廃車するなどという被害まで生んでしまいました。また、情報提供の内容をあらかじめ決めておくことで有効な情報提供ができたのではないかと考えられます。
土のうの準備なども含め、浸水対策も不十分であったと言わざるを得ません。計画的にきちんと防災に予算を配分することで被害を小さくすることができたのではないかと考えます。また、災害時にはトップの判断が被害の大小を左右します。ことしの夏は台風や豪雨でトップの判断がおくれ、多数の犠牲者が出たという報道が各地でされていました。他市の事例からもしっかりと学んでほしいものです。市民からも怒りの声が上がっていましたが、今回のように、いざというときに不在であった助役や、そのことに気づかなかった市長の責任は重大であることを改めて指摘しておきます。
起きてしまった災害については、必要な災害復旧に十分に予算を配分し、市民生活に支障のないよう、道路やがけ崩れなどの対策を早急に進めることが必要です。しかし、こうした災害が起きた後での予算支出は本来好ましいものではありません。今後は、日ごろから防災に備え、優先的に予算を配分するよう努めることを求めるものです。
以上をもちまして神奈川ネットワーク運動・鎌倉を代表しましての議案第41号平成16年度鎌倉市一般会計補正予算についての賛成の立場からの討論を終わります。
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○議長(大村貞雄議員) 質疑及び討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。議案第41号平成16年度鎌倉市一般会計補正予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、議案第41号は原案のとおり可決されました。
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○議長(大村貞雄議員) 日程第11「議案第43号平成16年度鎌倉市老人保健医療事業特別会計補正予算」「議案第44号平成16年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算」以上2件を一括議題といたします。
観光厚生常任委員長の報告を願います。
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○観光厚生常任委員長(野村修平議員) (登壇)ただいま議題となりました議案第43号平成16年度鎌倉市老人保健医療事業特別会計補正予算外1件につきまして、観光厚生常任委員会における審査の結果を報告いたします。
議案第43号外1件は、去る12月3日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後7日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
初めに、議案43号平成16年度鎌倉市老人保健医療事業特別会計補正予算について申し上げます。
本補正予算は、歳入歳出いずれも1億450万円を追加しようとするもので、これにより補正後の総額は165億5,600万円となります。
補正の内容は、まず歳出において、第15款諸支出金で、前年度の支払基金交付金、国庫負担金、県負担金及び一般会計繰入金の精算に伴う追加をしようとするもので、一方、歳入において、前年度繰越金の追加をするとともに、支払基金交付金及び国庫支出金を減額しようとするものであります。
当委員会では、以上申し上げました補正の内容につきまして慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
次に、議案第44号平成16年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算について申し上げます。
本補正予算は、歳入歳出いずれも540万円を追加しようとするもので、これにより補正後の総額は87億7,400万円となります。
補正の内容は、まず歳出において、第5款総務費で介護保険事業計画改定に係る実態調査委託の経費の追加をしようとするもので、一方、歳入において、一般会計からの繰入金の追加をしようとするものであります。
当委員会では、以上申し上げました補正の内容につきまして慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
以上で報告を終わります。
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○議長(大村貞雄議員) 本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑及び討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。なお、採決は1件ごとにこれを行います。
まず、議案第43号平成16年度鎌倉市老人保健医療事業特別会計補正予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、議案第43号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第44号平成16年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、議案第44号は原案のとおり可決されました。
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○議長(大村貞雄議員) 日程第12「議案第42号平成16年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算」を議題といたします。
建設常任委員長の報告を願います。
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○建設常任委員長(和田猛美議員) (登壇)ただいま議題となりました議案第42号平成16年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算について、建設常任委員会における審査の結果を報告いたします。
議案第42号は、去る12月3日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後8日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
本補正予算は、歳入歳出いずれも8,420万円を追加しようとするもので、これにより補正後の総額は92億3,900万円となります。
補正の内容は、まず歳出において、第5款総務費では、台風22号による災害復旧の経費及び七里ガ浜水質浄化センターで汚泥脱水時に使用する凝集剤の変更に伴う需用費と委託料の追加を、第10款事業費では、公共汚水升の設置要望件数が当初見込みより増加したこと等による委託料の追加をしようとするもので、一方、歳入において、前年度繰越金の追加をしようとするものであります。
当委員会では、以上申し上げました補正の内容につきまして慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
以上で報告を終わります。
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○議長(大村貞雄議員) 本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑及び討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。議案第42号平成16年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、議案第42号は原案のとおり可決されました。
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○議長(大村貞雄議員) 日程第13「議案第45号鎌倉市教育委員会の委員の選任について」を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○石渡徳一 市長 (登壇)ただいま議題となりました議案第45号鎌倉市教育委員会の委員の選任について提案理由の説明をいたします。
鎌倉市教育委員会の委員のうち、山口宇宙委員が平成16年11月30日をもって辞職されました。つきましては、その後任者について、いろいろ検討いたしました結果、仲村禎夫さんを委員として選任することが最も適当であろうと考え、ここに提案する次第です。なお、仲村禎夫さんの略歴につきましては、お手元の資料により御了解を願いたいと思います。御審議の上、御同意くださるようお願いいたします。
以上で説明を終わります。
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○議長(大村貞雄議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑及び討論を打ち切ります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第45号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第2項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第45号については、委員会の審査を省略することに決しました。
これより討論に入ります。御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。議案第45号鎌倉市教育委員会の委員の選任についてを採決いたします。本件は、原案に同意することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の賛成によりまして、議案第45号は原案に同意することに決定いたしました。
なお、ただいま鎌倉市教育委員会の委員の選任について同意を得られました仲村禎夫さんから発言を求められておりますので、これを許可いたします。
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○仲村禎夫 教育委員会委員 (登壇)ただいま御紹介をいただきました仲村禎夫でございます。このたびは、教育委員の選任に当たりまして、市議会議員の皆様の御同意を賜りまして、まことにありがとうございました。
教育委員の職に選任されるということは大変身に余る光栄と存じます。一方、その職務の重さをも痛感しております。私は、鎌倉の第二中学校の出身でございまして、自来、半世紀にわたって鎌倉の住民であります。そして、鎌倉は大変好きなものでございまして、そしてこのたび、鎌倉市の教育の発展・向上に少しでもお役に立つことができれば、本当にうれしく存じております。一方、大変未熟でございますし、非力でございます。どうか皆様方の御指導・御鞭撻をお願いいたしたく、この席をかりましてお願い申し上げる次第でございます。
簡単でございますが、私のあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。
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○議長(大村貞雄議員) 日程第14「議案第46号鎌倉市固定資産評価審査委員会の委員の選任について」「議案第47号鎌倉市固定資産評価審査委員会の委員の選任について」「議案第48号鎌倉市固定資産評価審査委員会の委員の選任について」以上3件を一括議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○石渡徳一 市長 (登壇)ただいま議題となりました議案第46号鎌倉市固定資産評価審査委員会の委員の選任について、提案理由の説明をいたします。
鎌倉市固定資産評価審査委員会の委員のうち、牧浦義孝委員の任期が平成17年2月6日をもって満了となります。つきましては、その後任者について、いろいろ検討いたしました結果、牧浦義孝さんを引き続き委員として選任することが最も適当であろうと考え、ここに提案する次第です。
なお、牧浦義孝さんの略歴につきましては、お手元の資料により御了解を願いたいと思います。御審議の上、御同意くださるようお願いいたします。
引き続きまして、議案第47号鎌倉市固定資産評価審査委員会の委員の選任について、提案理由の説明をいたします。
鎌倉市固定資産評価審査委員会の委員のうち、山田初江委員の任期が平成17年2月6日をもって満了となります。つきましては、その後任者について、いろいろ検討いたしました結果、横松佐智子さんを委員として選任することが最も適当であろうと考え、ここに提案する次第です。
なお、横松佐智子さんの略歴につきましては、お手元の資料により御了解を願いたいと思います。御審議の上、御同意くださるようお願いいたします。
引き続きまして、議案第48号鎌倉市固定資産評価審査委員会の委員の選任について、提案理由の説明をいたします。
鎌倉市固定資産評価審査委員会の委員のうち、天野順世委員の任期が平成17年2月6日をもって満了となります。つきましては、その後任者について、いろいろ検討いたしました結果、天野順世さんを引き続き委員として選任することが最も適当であろうと考え、ここに提案する次第です。
なお、天野順世さんの略歴につきましては、お手元の資料により御了解を願いたいと思います。御審議の上、御同意くださるようお願いいたします。
以上で説明を終わります。
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○議長(大村貞雄議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第46号外2件については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第2項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第46号外2件については、委員会の審査を省略することに決しました。
これより討論に入ります。御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。なお、採決は1件ごとにこれを行います。
まず、議案第46号鎌倉市固定資産評価審査委員会の委員の選任についてを採決いたします。本件は、原案に同意することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の賛成によりまして、議案第46号は原案に同意することに決定いたしました。
次に、議案第47号鎌倉市固定資産評価審査委員会の委員の選任についてを採決いたします。本件は、原案に同意することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の賛成によりまして、議案第47号は原案に同意することに決定いたしました。
次に、議案第48号鎌倉市固定資産評価審査委員会の委員の選任についてを採決いたします。本件は、原案に同意することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の賛成によりまして、議案第48号は原案に同意することに決定いたしました。
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○議長(大村貞雄議員) 日程第15「議会議案第4号児童扶養手当の減額の延期等を国に求めることに関する意見書の提出について」を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を願います。
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○10番(野村修平議員) (登壇)ただいま議題となりました議会議案第4号児童扶養手当の減額の延期等を国に求めることに関する意見書の提出について、提案理由の説明をいたします。
まず、意見書を提出するに至りました経過についてでありますが、去る12月2日開会の本会議において観光厚生常任委員会に付託されました陳情第17号児童扶養手当の減額の延期等を国に求める意見書提出についての陳情を、7日及び15日の両日にわたり委員会を開き審査いたしました。
次に陳情の要旨でありますが、児童扶養手当の見直しによる受給5年後の同手当減額の延期もしくは削減率を緩和するよう国に対し意見書を提出してほしいというものであります。
当委員会では、陳情の要旨及び母子家庭等の現状を踏まえ、慎重に審査いたしました結果、景気の回復がなかなか見込めない中で、安心して子育てができる環境をつくり、母子家庭等の子供を健やかに養育するためにも、児童扶養手当は子育て支援の一つの大きな柱であるとの判断から、本陳情の願意を認め、この際、国に対して意見書を提出することが最も適当であるとの結論に達したのであります。
意見書の内容につきましては、お手元に配付いたしました議案のとおりでありますので、よろしく御理解の上、総員の御賛同を賜りますようお願いいたします。
以上で提案理由の説明を終わります。
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○議長(大村貞雄議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第4号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第2項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議会議案第4号については、委員会の審査を省略することに決しました。
これより討論に入ります。御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。議会議案第4号児童扶養手当の減額の延期等を国に求めることに関する意見書の提出についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、議会議案第4号は原案のとおり可決されました。
なお、ただいま議決されました意見書については、議長において関係機関に送付いたしますので、御了承願います。
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○議長(大村貞雄議員) 日程第16「議会議案第5号喫煙者と非喫煙者の分煙ルール確立に基づくまちづくりの推進に関する決議について」を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を願います。
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○10番(野村修平議員) (登壇)ただいま議題となりました議会議案第5号喫煙者と非喫煙者の分煙ルール確立に基づくまちづくりの推進に関する決議について、提案理由の説明をいたします。
まず、決議に至りました経過についてでありますが、去る12月2日開会の本会議において観光厚生常任委員会に付託されました陳情第15号喫煙者と非喫煙者の分煙ルール確立に基づくまちづくりの推進について決議を求めることについての陳情を、7日及び15日の両日にわたり委員会を開き審査いたしました。
次に陳情の要旨でありますが、本市が、市民、通勤者及び観光者の喫煙者と非喫煙者による適切な分煙ルールを定めて実行し、美しいまちづくりを推進することを本市議会として決議するよう尽力願いたいというものであります。
当委員会では、陳情の要旨及び本市における鎌倉市みんなでごみの散乱のない美しいまちをつくる条例に基づくまちの美化を推進する各種事業の実施状況や新たな取り組みへの検討状況を踏まえ、慎重に審査いたしました結果、分煙ルールの確立に努め、広く周知を図ることによって、喫煙マナーが向上し、歩行喫煙の自粛や吸い殻の散乱防止が期待できるとの判断に立ち、今後の市の取り組みを後押しする意味から、本陳情の願意を妥当と認め、この際、決議することが最も適当であるとの結論に達したのであります。
決議の内容につきましては、お手元に配付いたしました議案のとおりでありますので、よろしく御理解の上、総員の御賛同を賜りますようお願いいたします。
以上で提案理由の説明を終わります。
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○議長(大村貞雄議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第5号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第2項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議会議案第5号については、委員会の審査を省略することに決しました。
これより討論に入ります。御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。議会議案第5号喫煙者と非喫煙者の分煙ルール確立に基づくまちづくりの推進に関する決議についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、議会議案第5号は原案のとおり可決されました。
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○議長(大村貞雄議員) 日程第17「議会議案第6号北方領土返還を求めることに関する意見書の提出について」を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を願います。
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○22番(和田猛美議員) (登壇)ただいま議題となりました議会議案第6号北方領土返還を求めることに関する意見書の提出について、提案理由の説明をいたします。
便宜、文案の朗読をもちまして説明にかえさせていただきます。
歯舞群島、色丹島、国後島及び択捉島からなる北方四島は、我が国固有の領土であり、ロシア連邦からの早期返還が期待されている。
こうした中、北方領土問題の解決に向けては、平成5年に行われた東京宣言を初め、近年、日ロ関係における良好な環境づくりが進められており、北方四島の帰属問題を解決し平和条約を締結するという交渉指針に基づき、日ロ両国は引き続き全力を尽くしている。
特に、来る平成17年は、日露通好条約締結から150年、また平成18年は日ソ共同宣言から50年という節目の年を迎え、一定の進展が望まれるところである。
よって、政府におかれては、今後とも継続してロシア連邦との外交交渉を展開するとともに、北方領土の早期返還を実現するよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。平成16年12月16日。鎌倉市議会。
総員の御賛同を賜りますようお願いいたします。
以上で提案理由の説明を終わります。
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○議長(大村貞雄議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第6号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第2項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議会議案第6号については、委員会の審査を省略することに決しました。
これより討論に入ります。御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。議会議案第6号北方領土返還を求めることに関する意見書の提出についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(多 数 挙 手)
多数の挙手によりまして、議会議案第6号は原案のとおり可決されました。
なお、ただいま議決されました意見書については、議長において関係機関に送付いたしますので、御了承願います。
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○議長(大村貞雄議員) 日程第18「閉会中継続審査要求について」を議題といたします。
お手元に配付いたしました要求書のとおり、各常任委員長から目下審査中の事件につき、閉会中継続審査の要求があります。
お諮りいたします。各常任委員長から申し出のとおり、閉会中継続審査に付することに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、各常任委員長から要求のとおり、閉会中継続審査に付することに決定いたしました。
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○議長(大村貞雄議員) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
平成16年12月鎌倉市議会定例会はこれをもって閉会いたします。
(15時31分 閉会)
平成16年12月16日(木曜日)
鎌倉市議会議長 大 村 貞 雄
会議録署名議員 大 石 和 久
同 松 尾 崇
同 三 輪 裕美子
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