平成14年 2月定例会
第2号 2月27日
○議事日程  
平成14年 2月定例会

          鎌倉市議会2月定例会会議録(2)
                                   平成14年2月27日(水曜日)
〇出席議員 28名
 1番  千   一   議員
 2番  中 村 聡一郎 議員
 3番  松 尾   崇 議員
 4番  松 中 健 治 議員
 5番  大 石 和 久 議員
 6番  三 輪 裕美子 議員
 7番  森 川 千 鶴 議員
 8番  吉 岡 和 江 議員
 9番  岡 田 和 則 議員
 10番  澁 谷 廣 美 議員
 11番  古 屋 嘉 廣 議員
 12番  高 橋 浩 司 議員
 13番  伊 東 正 博 議員
 14番  藤 田 紀 子 議員
 15番  野 村 修 平 議員
 16番  仙 田 みどり 議員
 17番  小田嶋 敏 浩 議員
 18番  児 島   晃 議員
 19番  助 川 邦 男 議員
 20番  和 田 猛 美 議員
 21番  大 村 貞 雄 議員
 22番  嶋 村 速 夫 議員
 23番  白 倉 重 治 議員
 24番  福 岡 健 二 議員
 25番  伊 藤 玲 子 議員
 26番  前 田 陽 子 議員
 27番  赤 松 正 博 議員
 28番  清 水 辰 男 議員
    ────────────────────────────────────────
〇欠席議員 なし
    ────────────────────────────────────────
〇議会事務局出席者
 事務局長      西 山 元 世
 次長        塩 崎 弘 禮
 次長補佐      磯 野 則 雄
 次長補佐      内 田 善 昭
 次長補佐      讓 原   準
 次長補佐      山 田 幸 文
 議事担当担当係長  小 島 俊 昭
 書記        斉 藤   誠
 書記        鈴 木 晴 久
 書記        木 村 雅 行
 書記        西 山   朗
    ────────────────────────────────────────
〇理事者側説明者
 番外 1 番 石 渡 徳 一  市長
 番外 5 番 松 本   巖  企画部長
 番外 6 番          総務部長
        石 井   潔
                 行財政改革推進
 番外 7 番
                 担当担当部長
 番外 8 番 大 井   信  市民活動部長
 番外 9 番 佐々木 昭 俊  保健福祉部長
 番外 11 番 上 林   忠  緑政都市部長
 番外 13 番 金 澤 政 弘  都市整備部長
                 大船駅周辺整備
 番外 14 番 木 村   裕
                 事務所長
 番外 17 番 永 塚 定 夫  教育総務部長
    ────────────────────────────────────────
〇議事日程
               鎌倉市議会2月定例会議事日程 (2)
                                平成14年2月27日  午後2時開議
 1 諸般の報告
 2 議案第 60 号 市道路線の廃止について                    建設常任委員長
                                         報     告
 3 議案第 61 号 市道路線の認定について                    建設常任委員会
                                         報     告
 4 議案第 82 号 工事請負契約の締結について                  総務常任委員長
                                         報     告
 5 議案第 62 号 不動産の取得について                   ┐
   議案第 63 号 不動産の取得について                   │ 同     上
   議案第 64 号 不動産の取得について                   ┘
 6 議案第 72 号 鎌倉市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について     同     上
 7 議案第 66 号 鎌倉市生涯学習センター条例の制定について           文教常任委員長
                                         報     告
 8 議案第 65 号 鎌倉市国民健康保険運営基金条例の制定について       ┐ 観 光 厚 生
   議案第 68 号 鎌倉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定につい  │ 常任委員長報告
          て                            ┘
 9 議案第 67 号 鎌倉市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する  ┐
          条例の制定について                    │ 建設常任委員長
   議案第 70 号 鎌倉市下水道条例の一部を改正する条例の制定について    │ 報     告
   議案第 71 号 鎌倉市自転車等の放置防止に関する条例の一部を改正する条  │
          例の制定について                     ┘
 10 議案第 73 号 平成13年度鎌倉市一般会計補正予算(第5号)        ┐ 総務常任委員長
   議案第 80 号 平成13年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計補正予算   │ 報     告
          (第1号)                        ┘
 11 議案第 76 号 平成13年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1  ┐
          号)                           │
   議案第 77 号 平成13年度鎌倉市老人保健医療事業特別会計補正予算(第1  │
          号)                           │ 観 光 厚 生
   議案第 78 号 平成13年度鎌倉市交通災害共済事業特別会計補正予算(第1  │ 常任委員長報告
          号)                           │
   議案第 79 号 平成13年度鎌倉市勤労者福祉共済事業特別会計補正予算(第  │
          1号)                          │
   議案第 81 号 平成13年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)  ┘
 12 議案第 74 号 平成13年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算(第1号)   ┐ 建設常任委員長
   議案第 75 号 平成13年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特  │ 報     告
          別会計補正予算(第1号)                 ┘
 13 議案第 90 号 公益法人等への職員の派遣等に関する条例の制定について     市 長 提 出
 14 議案第 92 号 鎌倉市立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬    同     上
          剤師の公務災害補償に関する条例の制定について
 15 議案第 91 号 鎌倉市子育て支援センター条例の制定について          同     上
 16 議案第 93 号 鎌倉市勤労福祉会館の設置及び管理に関する条例の一部を改  ┐
          正する条例の制定について                 │
   議案第 94 号 鎌倉市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例  │
          の制定について                      │
   議案第 95 号 鎌倉市定額資金の運用基金の設置、管理及び処分に関する条  │
          例の一部を改正する条例の制定について           │
   議案第 96 号 鎌倉市特別会計条例の一部を改正する等の条例の制定につい  │
          て                            │
   議案第 97 号 鎌倉市心身障害者の医療費の助成に関する条例の一部を改正  │
          する条例の制定について                  │
   議案第 98 号 鎌倉市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について   │ 同     上
   議案第 83 号 平成14年度鎌倉市一般会計予算               │
   議案第 84 号 平成14年度鎌倉市下水道事業特別会計予算          │
   議案第 85 号 平成14年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特  │
          別会計予算                        │
   議案第 86 号 平成14年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計予算       │
   議案第 87 号 平成14年度鎌倉市老人保健医療事業特別会計予算       │
   議案第 88 号 平成14年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計予算     │
   議案第 89 号 平成14年度鎌倉市介護保険事業特別会計予算         ┘
    ────────────────────────────────────────
〇本日の会議に付した事件
  議事日程に同じ
    ────────────────────────────────────────
                鎌倉市議会2月定例会諸般の報告 (2)

                     平成14年2月27日

 1 2 月 18 日 文教常任委員長から、次の議案について委員会の審査を終了したので、本会議に報告し
          たい旨の届け出があった。
   議案第 66 号 鎌倉市生涯学習センター条例の制定について
 2 2 月 19 日 観光厚生常任委員長から、次の議案について委員会の審査を終了したので、本会議に報
          告したい旨の届け出があった。
   議案第 65 号 鎌倉市国民健康保険運営基金条例の制定について
   議案第 68 号 鎌倉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第 76 号 平成13年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
   議案第 77 号 平成13年度鎌倉市老人保健医療事業特別会計補正予算(第1号)
   議案第 78 号 平成13年度鎌倉市交通災害共済事業特別会計補正予算(第1号)
   議案第 79 号 平成13年度鎌倉市勤労者福祉共済事業特別会計補正予算(第1号)
   議案第 81 号 平成13年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)
 3 2 月 20 日 建設常任委員長から、次の議案について委員会の審査を終了したので、本会議に報告し
          たい旨の届け出があった。
   議案第 60 号 市道路線の廃止について
   議案第 61 号 市道路線の認定について
   議案第 67 号 鎌倉市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第 70 号 鎌倉市下水道条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第 71 号 鎌倉市自転車等の放置防止に関する条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第 74 号 平成13年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
   議案第 75 号 平成13年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計補正予算(第1号)
 4 2 月 21 日 総務常任委員長から、次の議案について委員会の審査を終了したので、本会議に報告し
          たい旨の届け出があった。
   議案第 62 号 不動産の取得について
   議案第 63 号 不動産の取得について
   議案第 64 号 不動産の取得について
   議案第 72 号 鎌倉市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第 73 号 平成13年度鎌倉市一般会計補正予算(第5号)
   議案第 80 号 平成13年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計補正予算(第1号)
   議案第 82 号 工事請負契約の締結について
 5 2 月 27 日 市長から、次の議案の提出を受けた。
   議案第 83 号 平成14年度鎌倉市一般会計予算
   議案第 84 号 平成14年度鎌倉市下水道事業特別会計予算
   議案第 85 号 平成14年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算
   議案第 86 号 平成14年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計予算
   議案第 87 号 平成14年度鎌倉市老人保健医療事業特別会計予算
   議案第 88 号 平成14年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計予算
   議案第 89 号 平成14年度鎌倉市介護保険事業特別会計予算
   議案第 90 号 公益法人等への職員の派遣等に関する条例の制定について
   議案第 91 号 鎌倉市子育て支援センター条例の制定について
   議案第 92 号 鎌倉市立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関す
          る条例の制定について
   議案第 93 号 鎌倉市勤労福祉会館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第 94 号 鎌倉市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第 95 号 鎌倉市定額資金の運用基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部を改正する条例の
          制定について
   議案第 96 号 鎌倉市特別会計条例の一部を改正する等の条例の制定について
   議案第 97 号 鎌倉市心身障害者の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について
   議案第 98 号 鎌倉市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について
 6 2 月 19 日 次の陳情の追加署名簿を受理した。
   陳情第 28 号 小児医療費助成制度の対象年齢の拡大を早期に求めることについての陳情
          21名(合計4,872名)
    ────────────────────────────────────────
                   (出席議員  28名)
                   (14時00分  開議)
 
○議長(松中健治議員)  定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。
 会議規則第142条の規定により、本日の会議録署名議員を指名いたします。14番 藤田紀子議員、15番 野村修平議員、16番 仙田みどり議員にお願いいたします。
    ────────────〇─────────────〇─────────────
 
○議長(松中健治議員)  日程第1「諸般の報告」を議題といたします。
 お手元に配付いたしました印刷物のとおりであります。
 ただいまの報告に御質疑ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
    ────────────〇─────────────〇─────────────
 
○議長(松中健治議員)  日程第2「議案第60号市道路線の廃止について」を議題といたします。
 建設常任委員長の報告を願います。
 
○建設常任委員長(仙田みどり議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第60号市道路線の廃止について、建設常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第60号は、去る2月13日開会の本会議において、当委員会に付託されたもので、その後20日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 今回廃止しようとする路線は、枝番1から枝番6の6路線で、枝番1の路線は認定行為に錯誤があったため、枝番2、枝番3、枝番5及び枝番6の4路線は、いずれも現在一般の通行の用に供されていないため、また枝番4の路線は、認定に係る道路用地との再編成を行うため、それぞれ道路法の規定に基づいて廃止しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(松中健治議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第60号市道路線の廃止についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第60号は原案のとおり可決されました。
    ────────────〇─────────────〇─────────────
 
○議長(松中健治議員)  日程第3「議案第61号市道路線の認定について」を議題といたします。
 建設常任委員長の報告を願います。
 
○建設常任委員長(仙田みどり議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第61号市道路線の認定について、建設常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第61号は、去る2月13日開会の本会議において、当委員会に付託されたもので、その後20日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 今回認定しようとする路線は、枝番1から枝番3の3路線で、枝番1の路線は、現在一般の通行の用に供されているため、また枝番2及び枝番3の路線は、いずれも開発行為に伴い築造された道路であり、一般の通行の用に供するため、それぞれ道路法の規定に基づいて認定しようとするものであります。
 当委員会では慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(松中健治議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第61号市道路線の認定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第61号は原案のとおり可決されました。
    ────────────〇─────────────〇─────────────
 
○議長(松中健治議員)  日程第4「議案第82号工事請負契約の締結について」を議題といたします。
 総務常任委員長の報告を願います。
 
○総務常任委員長(福岡健二議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第82号工事請負契約の締結について、総務常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第82号は、去る2月13日開会の本会議において、当委員会に付託されたもので、その後21日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 本件は、今泉クリーンセンター中継施設建設工事についての請負契約を東京都港区浜松町二丁目4番1号、川崎重工業株式会社東京本社と締結しようとするものであります。
 理事者の説明によると、入札に当たっては、5社から参加があり、去る2月5日に条件付き一般競争入札を行った結果、川崎重工業株式会社が3億7,220万円で落札したもので、消費税及び地方消費税を含む契約金額は、3億9,081万円であります。落札者は公共工事を数多く手がけており、その経験・技術から本工事に十分対処できるとのことであります。なお、工事の竣工期限は平成14年11月の予定であります。
 当委員会では、以上申し述べました諸点のほか、入札結果表、入札参加業者名簿、工事経歴書及び工事概要書などの資料をもとに、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(松中健治議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第82号工事請負契約の締結についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第82号は原案のとおり可決されました。
    ────────────〇─────────────〇─────────────
 
○議長(松中健治議員)  日程第5「議案第62号不動産の取得について」「議案第63号不動産の取得について」「議案第64号不動産の取得について」以上3件を一括議題といたします。
 総務常任委員長の報告を願います。
 
○総務常任委員長(福岡健二議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第62号不動産の取得について外2件につきまして、総務常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第62号外2件は、去る2月13日開会の本会議において、当委員会に付託されたもので、その後21日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 初めに、議案第62号不動産の取得について申し上げます。
 本件は、都市計画公園夫婦池公園用地を取得しようとするもので、土地の所在は鎌倉市鎌倉山三丁目1509番ほか8筆で、地目は田及び山林、面積は5,434平方メートル、取得価格は6,534万7,600円であります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、今回の取得が市の買収計画に基づき、都市計画公園夫婦池公園用地の一部を引き続き取得しようとするものであることから、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第63号不動産の取得について申し上げます。
 本件は、深沢地域国鉄跡地周辺総合整備事業用地を取得しようとするもので、土地の所在は鎌倉市寺分字陣出8番7ほか2筆で、地目は宅地、面積は5,800平方メートル、取得価格は4億4,950万円であります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、今回の取得が平成8年度より取得を開始した深沢地域国鉄跡地の一部を引き続き取得しようとするものであることから、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第64号不動産の取得について申し上げます。
 本件は、財団法人鎌倉市学校建設公社が建設した市立御成小学校校舎及び体育館のうち、校舎2号棟の一部及び体育館の一部を取得しようとするものであります。その構造は、2号棟が鉄骨造2階建て、体育館が鉄筋コンクリート造平屋建てで、取得面積は校舎等の全延べ床面積の約11.5%に当たる837.73平方メートル、取得価格は3億1,132万2,000円であります。
 当委員会では、慎重に審査しました結果、今回の取得が市の買収計画に基づき、市立御成小学校校舎及び体育館の一部を引き続き取得しようとするものであることから、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(松中健治議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。なお、採決は1件ごとにこれを行います。
 まず、議案第62号不動産の取得についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第62号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第63号不動産の取得についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第63号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第64号不動産の取得についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第64号は原案のとおり可決されました。
    ────────────〇─────────────〇─────────────
 
○議長(松中健治議員)  日程第6「議案第72号鎌倉市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
 総務常任委員長の報告を願います。
 
○総務常任委員長(福岡健二議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第72号鎌倉市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について、総務常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第72号は、去る2月13日開会の本会議において、当委員会に付託されたもので、その後21日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 本改正条例の主な内容は、消防法及び危険物の規制に関する政令の一部改正に伴い、危険物として、新たにヒドロキシルアミン等の物品が追加されたこと並びに第4石油類及び動植物油類の物品で引火点250度以上のものが規制緩和措置により、危険物から除外され、指定可燃物の可燃性液体類として指定されたことを受け、本条例で規定する指定数量未満の危険物等の貯蔵及び取り扱いの技術上の基準等について所要の整備をしようとするもので、平成14年6月1日から施行しようとするものであります。なお、指定数量の5分の1以上、指定数量未満の危険物の貯蔵及び取り扱いの技術上の基準に関する経過措置及び新たにこれを貯蔵及び取り扱う場合の消防長への届け出に関する経過措置については、公布の日から施行し、技術上の基準に関する経過措置については、平成13年12月1日から適用しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、今回の改正が法令の一部改正に伴う所要の措置であることから、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(松中健治議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第72号鎌倉市火災予防条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第72号は原案のとおり可決されました。
    ────────────〇─────────────〇─────────────
 
○議長(松中健治議員)  日程第7「議案第66号鎌倉市生涯学習センター条例の制定について」を議題といたします。
 文教常任委員長の報告を願います。
 
○文教常任委員長(野村修平議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第66号鎌倉市生涯学習センター条例の制定について、文教常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第66号は、去る2月13日開会の本会議において、当委員会に付託されたもので、その後18日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 本制定条例は、効果的な生涯学習の推進を図るため、昨年4月に中央公民館内に開設された生涯学習センターと公民館の業務を統合し、新たな教育機関として、鎌倉市生涯学習センターを設置するとともに、その管理について必要な事項を定めようとするものであります。
 その主な内容は、まず第1条では、本条例の趣旨についての規定を、第2条では、センターの名称を鎌倉生涯学習センター及び腰越・深沢・大船・玉縄学習センターとし、その位置をそれぞれ現在の中央公民館及び各地域公民館の所在地とする旨の規定などを、第3条では、センターの事業などについての規定を、第4条では、職員の配置についての規定を、第5条及び第6条では、センターの使用の承認とその取り消し等についての規定を、第7条から第9条では、使用料についての規定を、第10条では、権利の譲渡等の禁止についての規定を、第11条では、入場の制限についての規定を、第12条では、施設等の使用における原状回復義務などについての規定を、第13条では、施設等を損傷または滅失したときの損害賠償についての規定を、第14条では、本条例の施行に関し、必要な事項は教育委員会が別に規則で定める旨の規定をそれぞれ定めようとするものであります。
 なお、付則において、本条例の施行期日を平成14年4月1日とし、現行の鎌倉市公民館の設置及び管理に関する条例を廃止するとともに、本条例への切りかえによる経過措置について定め、また鎌倉市パチンコ店等の建築等の規制に関する条例において規定の整備を行おうとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、生涯学習センターの設置が生涯学習プランに基づき、生涯学習にかかわる支援体制を充実・整備し、市民の生涯学習活動の拠点として、その推進を図るものであることから、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(松中健治議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第66号鎌倉市生涯学習センター条例の制定についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第66号は原案のとおり可決されました。
    ────────────〇─────────────〇─────────────
 
○議長(松中健治議員)  日程第8「議案第65号鎌倉市国民健康保険運営基金条例の制定について」「議案第68号鎌倉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について」以上2件を一括議題といたします。
 観光厚生常任委員長の報告を願います。
 
○観光厚生常任委員長(小田嶋敏浩議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第65号鎌倉市国民健康保険運営基金条例の制定について外1件につきまして、観光厚生常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第65号外1件は、去る2月13日開会の本会議において、当委員会に付託されたもので、その後19日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 初めに、議案第65号鎌倉市国民健康保険運営基金条例の制定について申し上げます。
 国民健康保険事業は、被保険者からの保険料、国の負担金、被用者保険等の保険者が拠出する療養給付費負担金及び一般会計からの法定繰入金等で賄うことを基本としておりますが、高齢者や低所得者が多く加入していることから、一般会計からの法定外の繰入金を繰り入れて運営しているところであります。一方、保険給付については、過去数年の医療費の実績や、最近における医療費の動向等を勘案して推計しており、インフルエンザの大流行など、不測の事態が生じた場合は、一般会計からのさらなる繰り入れや繰り上げ充用で対応することとなりますが、一般会計からの繰り入れは、近年の財政状況から困難であり、また繰り上げ充用は、翌年度の保険料の急激な引き上げにつながるものであります。本制定条例は、国民健康保険事業特別会計の剰余金を積み立て、保険給付等の財源に不足が生じた場合に充てるため、鎌倉市国民健康保険運営基金を設置し、その管理について必要な事項を定めようとするもので、公布の日から施行しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本条例制定が国民健康保険事業の財政基盤の安定と強化を図るものであることから、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第68号鎌倉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
 本改正条例の主な内容は、租税特別措置法等の改正に伴い、分離課税とされた商品先物取引に係る雑所得等を国民健康保険の所得割保険料の算定基礎に含めようとするものであります。理事者の説明によれば、平成13年3月に租税特別措置法及び地方税法の改正が行われ、同年4月から商品先物取引に係る雑所得等に対する課税は、土地等の譲渡所得と同様に、分離課税とされたことに伴う国民健康保険法施行令の改正を受けて、国民健康保険の所得割保険料の算定に総所得方式を採用している本市は、分離課税とされた商品先物取引に係る雑所得等を今までと同様に保険料の算定基礎に含めることとする附則を加えようとするものであるとのことであります。
 なお、本改正条例は、公布の日から施行しようとするものでありますが、分離課税とする税の特例措置は平成13年4月1日から平成15年3月31日までの時限立法であり、これに伴う国民健康保険料の賦課の特例は平成14年度以後の年度分保険料について適用し、平成13年度分までの保険料については従前の例によるとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、今回の改正が法令の一部改正に伴う所要の措置であることなどから、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(松中健治議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。なお、採決は1件ごとにこれを行います。
 まず、議案第65号鎌倉市国民健康保険運営基金条例の制定についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第65号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第68号鎌倉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第68号は原案のとおり可決されました。
    ────────────〇─────────────〇─────────────
 
○議長(松中健治議員)  日程第9「議案第67号鎌倉市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第70号鎌倉市下水道条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第71号鎌倉市自転車等の放置防止に関する条例の一部を改正する条例の制定について」以上3件を一括議題といたします。
 建設常任委員長の報告を願います。
 
○建設常任委員長(仙田みどり議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第67号鎌倉市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について外2件につきまして、建設常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第67号外2件は、去る2月13日開会の本会議において、当委員会に付託されたもので、その後20日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 まず、議案第67号鎌倉市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
 本改正条例の内容は、公営住宅法施行令の一部改正に伴い、市営住宅に単身入居できる資格者にハンセン病療養所入所者等を追加するほか、引用条項の整備を行うとともに、条例の題名を鎌倉市営住宅条例に改めようとするもので、公布の日から施行しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、今回の改正が法令の一部改正による所要の措置であり、ハンセン病患者の療養所退所後の居住の安定を図ろうとするものであることから、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第70号鎌倉市下水道条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
 本改正条例は、水質汚濁防止法施行令の一部改正により、下水道法施行令が一部改正されたことに伴い、下水の水質基準及び除害施設の設置について規定の整備を行おうとするもので、その主な内容は、公共下水道に排出される下水の水質基準にアンモニア性窒素、亜硝酸性窒素及び硝酸性窒素の含有量を追加するとともに、除害施設設置の義務づけの適用除外を拡大するほか、国土交通省において下水道管渠の使用に関するガイドラインが策定されたのを受け、事業者等が公共下水道の暗渠を使用して、光ファイバー等を敷設する場合の許可基準等を規定しようとするもので、平成14年4月1日から施行しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、今回の改正が法令の一部改正及び国においてガイドラインが策定されたことによる所要の措置であることから、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第71号鎌倉市自転車等の放置防止に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
 本改正条例は、自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律の改正に伴う条項の整備を行うとともに、自転車等の放置抑制の効果を上げるため、所要の整備を行おうとするものであります。その主な内容は、放置自転車等の返還の際に徴収する費用について、自転車は現行の500円を1,000円に、原動機付自転車は1,000円を2,000円に、それぞれ増額するとともに、移動・撤去が可能な自転車等との取り扱いの公平性を考慮し、ガードレール等の工作物に連結されている放置自転車等の移動については、チェーン等の切断、その他必要な措置を講ずることができること、自転車等放置禁止区域内において点字ブロック上に自転車等を放置するなど、歩行者等の通行に著しい支障を来し、またはその差し迫ったおそれがあると認められたときは、事前に指導・警告することなく移動することができること、また、放置禁止区域外の公共の場所に放置された自転車等については、指導した日から起算して3日で移動することができることを規定しようとするほか、法律で自転車利用者に対する防犯登録が義務づけられたことから、自転車に住所及び氏名を明記する旨の規定を削除しようとするもので、徴収する費用及び放置禁止区域外における指導から移動までの日数の改正規定については、平成14年6月1日から、その他の規定については公布の日から施行しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、今回の改正が法令の一部改正に伴う所要の措置であるとともに、自転車等の放置抑制を図ろうとするものであることから、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(松中健治議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。なお、採決は1件ごとにこれを行います。
 まず、議案第67号鎌倉市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第67号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第70号鎌倉市下水道条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第70号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第71号鎌倉市自転車等の放置防止に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第71号は原案のとおり可決されました。
    ────────────〇─────────────〇─────────────
 
○議長(松中健治議員)  日程第10「議案第73号平成13年度鎌倉市一般会計補正予算」「議案第80号平成13年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計補正予算」以上2件を一括議題といたします。
 総務常任委員長の報告を願います。
 
○総務常任委員長(福岡健二議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第73号平成13年度鎌倉市一般会計補正予算外1件につきまして、総務常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第73号外1件は、去る2月13日開会の本会議において、当委員会に付託されたもので、その後21日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 初めに、議案第73号平成13年度鎌倉市一般会計補正予算について申し上げます。
 本補正予算は、歳入歳出いずれも2億2,250万円を追加するもので、これにより補正後の総額は533億2,520万円となります。補正の主な内容は、まず歳出において職員の配置がえ等による職員給与費の増減に伴う所要の措置を各款に共通して講ずるほか、第10款総務費では、訴訟に要する経費、財政調整基金積立金及び公共公益施設整備基金積立金などの追加と、職員厚生に要する経費、庁舎管理に要する経費及び選挙執行に要する経費などの減額を、第15款民生費では、障害者福祉に要する経費、障害者医療に要する経費及び老人保健医療事業特別会計への繰出金などの追加と、国民健康保険事業特別会計及び介護保険事業特別会計への繰出金、高齢者福祉に要する経費、施設保育に要する経費などの減額を、第20款衛生費では、予防接種に要する経費、健康診査に要する経費及びじんかい処理に要する経費などの追加と、老人保健施設整備に要する経費、減量化・資源化に要する経費などの減額を、第25款労働費では、勤労者福利厚生対策に要する経費の減額を、第30款農林水産業費では、農林業振興に要する経費の追加を、第35款商工費では、中小企業融資対策に要する経費などの減額を、第40款観光費では、観光振興に要する経費の追加と、海水浴場に要する経費などの減額を、第45款土木費では、がけ地対策に要する経費及び市営住宅の管理に要する経費の追加と交通安全施設整備に要する経費、緑政に要する経費及び下水道事業特別会計への繰出金などの減額を、第50款消防費では、消防施設に要する経費の減額を、第55款教育費では、小学校施設整備に要する経費の追加と教育文化施設建設基金積立金及び文化財保護整備に要する経費の減額を、第60款公債費では、長期債元金の追加と、長期債及び一時借入金の支払利子の減額をしようとするもので、一方これらに対し、歳入において市税、地方譲与税、地方特例交付金、地方交付税、国庫支出金、寄附金、前年度繰越金、諸収入及び市債を追加するとともに、地方消費税交付金、自動車取得税交付金、分担金及び負担金、使用料及び手数料、県支出金、財産収入並びに繰入金を減額しようとするものであります。なお、このほかに継続費、繰越明許費、地方債についても所要の補正を行おうとするものであります。
 当委員会では、以上申し上げました補正の内容につきまして慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第80号平成13年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計補正予算について申し上げます。
 本補正予算は、歳入歳出いずれも5,580万円を減額するもので、これにより補正後の総額は10億1,180万円となります。補正の主な内容は、まず歳出において、第5款事業費では、深沢地域国鉄跡地周辺総合整備事業用地の取得に要する経費の減額を、第10款公債費では、長期債支払利子の減額をしようとするもので、一方、歳入において前年度繰越金を追加するとともに、財産収入、一般会計からの繰入金及び市債の減額をしようとするものであります。なお、このほかに地方債についても所要の補正を行おうとするものであります。
 当委員会では、以上申し上げました補正の内容につきまして慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(松中健治議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。なお、採決は1件ごとにこれを行います。
 まず、議案第73号平成13年度鎌倉市一般会計補正予算を採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第73号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第80号平成13年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計補正予算を採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第80号は原案のとおり可決されました。
    ────────────〇─────────────〇─────────────
 
○議長(松中健治議員)  日程第11「議案第76号平成13年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算」「議案第77号平成13年度鎌倉市老人保健医療事業特別会計補正予算」「議案第78号平成13年度鎌倉市交通災害共済事業特別会計補正予算」「議案第79号平成13年度鎌倉市勤労者福祉共済事業特別会計補正予算」「議案第81号平成13年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算」以上5件を一括議題といたします。
 観光厚生常任委員長の報告を願います。
 
○観光厚生常任委員長(小田嶋敏浩議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第76号平成13年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算外4件につきまして、観光厚生常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第76号外4件は、去る2月13日開会の本会議において、当委員会に付託されたもので、その後19日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 初めに、議案第76号平成13年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算について申し上げます。
 本補正予算は、歳入歳出いずれも2億7,160万円を追加しようとするもので、これにより補正後の総額は124億2,010万円となります。補正の主な内容は、まず歳出において、第5款総務費では、人事異動等に伴う職員給与費等の追加を、第10款保険給付費では、件数等の増加に伴う一般被保険者等に係る療養給付費等の追加を、第15款老人保健拠出金では、老人保健制度における拠出金の額が確定したことに伴う追加を、第17款介護納付金では、介護保険制度における1人当たりの負担額が確定したことに伴う追加を、第27款基金積立金では、さきに議決されました国民健康保険運営基金への積立金の追加を、第30款諸支出金では、国庫支出金について平成10年度分の返還請求及び平成12年度の精算により、国への返納金の額が確定したことに伴う追加をしようとするもので、一方、歳入において財産収入及び前年度繰越金の追加をするとともに、国民健康保険料及び一般会計からの繰入金の減額をしようとするものであります。
 当委員会では、以上申し上げました補正の内容につきまして慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第77号平成13年度鎌倉市老人保健医療事業特別会計補正予算について申し上げます。
 本補正予算は、歳入歳出いずれも1億4,580万円を追加しようとするもので、これにより補正後の総額は172億4,700万円となります。
 補正の内容は、まず歳出において、第5款総務費では人事異動等に伴う職員給与費等の減額を、第10款医療諸費では審査支払手数料の減少に伴う減額を、第15款諸支出金では平成12年度の支払基金交付金、県負担金及び一般会計繰入金の精算に伴う追加をしようとするもので、一方、歳入において、一般会計からの繰入金、前年度繰越金及び諸収入の追加をするとともに、支払基金交付金及び国庫支出金の減額をしようとするものであります。
 当委員会では、以上申し上げました補正の内容につきまして慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第78号平成13年度鎌倉市交通災害共済事業特別会計補正予算について申し上げます。
 本補正予算は、歳入歳出いずれも6,800万円を追加しようとするもので、これにより補正後の総額は1億980万円となります。補正の主な内容は、まず歳出において第5款交通災害共済事業費では、本特別会計の廃止に伴う一般会計への繰出金の追加と、共済見舞金などの減額を、第10款では予備費の減額をしようとするもので、一方、歳入において交通災害共済基金繰入金及び前年度繰越金の追加をするとともに、諸収入の減額をしようとするものであります。
 当委員会では、以上申し上げました補正の内容につきまして慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第79号平成13年度鎌倉市勤労者福祉共済事業特別会計補正予算について申し上げます。
 本補正予算は、歳入歳出いずれも1,000万円を追加しようとするもので、これにより補正後の総額は3,890万円となります。
 補正の主な内容は、まず歳出において第5款勤労者福祉共済事業費では、本特別会計の廃止の予定に伴う一般会計への繰出金及び給付事業費の増加に伴う交付金の追加と、加入促進員の報酬などの減額を、第15款では予備費の減額をしようとするもので、一方、歳入において勤労者福祉共済掛金収入、勤労者福祉共済基金繰入金及び前年度繰越金の追加をするとともに、諸収入の減額をしようとするものであります。
 当委員会では、以上申し上げました補正の内容につきまして慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第81号平成13年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算について申し上げます。
 本補正予算は、歳入歳出いずれも4億670万円を減額しようとするもので、これにより補正後の総額は64億2,840万円となります。
 補正の主な内容は、まず歳出において、第5款総務費では、人事異動等に伴う職員給与費及び介護認定審査に要する経費の減額などを、第10款保険給付費では、介護サービス利用の減少などに伴う減額を、第25款基金積立金では、介護給付準備基金積立金の追加と、介護保険円滑導入基金積立金の減額を、第30款諸支出金では、前年度の精算に伴う一般会計への繰出金の追加をしようとするもので、一方、歳入において、介護保険料及び前年度繰越金の追加をするとともに、国庫支出金、県支出金、支払基金交付金、財産収入及び一般会計からの繰入金の減額をしようとするものであります。
 当委員会では、以上申し上げました補正の内容につきまして慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(松中健治議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。なお、採決は1件ごとにこれを行います。
 まず、議案第76号平成13年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算を採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第76号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第77号平成13年度鎌倉市老人保健医療事業特別会計補正予算を採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第77号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第78号平成13年度鎌倉市交通災害共済事業特別会計補正予算を採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第78号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第79号平成13年度鎌倉市勤労者福祉共済事業特別会計補正予算を採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第79号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第81号平成13年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算を採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第81号は原案のとおり可決されました。
    ────────────〇─────────────〇─────────────
 
○議長(松中健治議員)  日程第12「議案第74号平成13年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算」「議案第75号平成13年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計補正予算」以上2件を一括議題といたします。
 建設常任委員長の報告を願います。
 
○建設常任委員長(仙田みどり議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第74号平成13年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算外1件につきまして、建設常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第74号外1件は、去る2月13日開会の本会議において、当委員会に付託されたもので、その後20日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 初めに、議案第74号平成13年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算について申し上げます。
 本補正予算は、歳入歳出いずれも1億5,610万円を減額しようとするもので、これにより補正後の総額は105億7,730万円となります。
 補正の主な内容は、まず歳出において、第5款総務費では、下水道受益者負担金の増額に伴う一括納付報奨金及び共同私設下水道の補助額が当初の見込みより増加したこと等による補助金の追加と、職員の異動等に伴う職員給与費及び水洗化普及促進に係る貸付制度の利用件数の減に伴う貸付金の減額を、第10款事業費では汚水管渠等修繕工事に要する経費及び地下埋設物移設の減少による補償金の減額を、第15款公債費では、長期債元金償還金の追加と平成12年度借入分の起債借入利率等の確定等による長期債支払利子の減額をしようとするもので、一方、歳入において分担金及び負担金、使用料及び手数料、国庫支出金並びに前年度繰越金の追加と、県支出金、一般会計からの繰入金、諸収入及び市債の減額をしようとするもので、なお、このほかに繰越明許費及び地方債についても所要の補正を行おうとするものであります。
 当委員会では、以上申し上げました補正の内容につきまして慎重に審査いたしました結果、一部委員から補正の内容に消費税を転嫁した下水道使用料が含まれていることから、本件については反対であるとの意見がありましたが、採決の結果、多数をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第75号鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計補正予算について申し上げます。
 本補正予算は、歳入歳出いずれも380万円を減額しようとするもので、これにより補正後の総額は4億390万円となります。
 補正の内容は、まず歳出において、第5款事業費では、職員の異動に伴う所要の措置を講ずるほか、施設建築物計画修正等業務の委託に要する経費及び権利者への資金融資に係る利子補給金の減額を、第10款公債費では、県貸付金の借りかえに伴う長期債元金償還金の追加をしようとするもので、一方、歳入において、国庫支出金、前年度繰越金及び市債の追加と使用料及び手数料、一般会計からの繰入金並びに諸収入の減額をしようとするもので、なお、このほかに地方債についても所要の補正を行おうとするものであります。
 当委員会では、以上申し上げました補正の内容につきまして慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(松中健治議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。なお、採決は1件ごとにこれを行います。
 まず、議案第74号平成13年度鎌倉市下水道事業特別会計補正予算を採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第74号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第75号平成13年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計補正予算を採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第75号は原案のとおり可決されました。
 議事の都合により暫時休憩いたします。
                   (14時56分  休憩)
                   (15時15分  再開)
 
○議長(松中健治議員)  休憩前に引き続き会議を開きます。
    ────────────〇─────────────〇─────────────
 
○議長(松中健治議員)  日程第13「議案第90号公益法人等への職員の派遣等に関する条例の制定について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○石井潔 総務部長  議案第90号公益法人等への職員の派遣等に関する条例の制定について提案理由の説明をいたします。
 本条例は、職員派遣の適正化、派遣職員の身分取り扱いの明確化及び官民の連携、協力による効率的な諸施策の推進等を目的として、平成12年4月公益法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律が公布されたことを受けて、本市における公益法人等への職員の派遣に関し、必要な事項を定めようとするものであります。
 条例において規定する主な内容は、職員を派遣することができる団体、任命権者と派遣先団体との間で締結する取決めの内容、派遣職員の給与及び派遣職員の公務復帰時における処遇等で、条例の施行は平成14年4月1日を予定しております。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(松中健治議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 本件は、運営委員会の協議もあり、総務常任委員会に付託いたします。
    ────────────〇─────────────〇─────────────
 
○議長(松中健治議員)  日程第14「議案第92号鎌倉市立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の制定について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○永塚定夫 教育総務部長  議案第92号鎌倉市立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の制定について提案理由の説明をいたします。
 この条例は、公立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する法律の一部改正に伴い、現在県が行っている公務災害補償に必要な手続及び経費の負担等を市が行うこととなったため、学校医、学校歯科医及び学校薬剤師が公務上の災害によって負傷、疾病、障害または死亡した場合に補償を行うに当たり必要な事項を定めようとするもので、平成14年4月1日から施行しようとするものであります。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(松中健治議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 本件は、運営委員会の協議もあり、文教常任委員会に付託いたします。
    ────────────〇─────────────〇─────────────
 
○議長(松中健治議員)  日程第15「議案第91号鎌倉市子育て支援センター条例の制定について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○佐々木昭俊 保健福祉部長  議案第91号鎌倉市子育て支援センター条例の制定について提案理由の説明をいたします。
 子育てに関する親の不安の軽減、解消を図るための相談や指導を行うとともに、地域における子育て支援を積極的に推進するために、鎌倉市子育て支援センターを設置し、その管理に関し必要な事項を定めようとするものです。なお、センターの管理は財団法人神奈川県児童医療福祉財団に委託し、平成14年4月1日から施行しようとするもので、大船子育て支援センターにつきましては、平成14年8月1日から施行しようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(松中健治議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 本件は、運営委員会の協議もあり、観光厚生常任委員会に付託いたします。
    ────────────〇─────────────〇─────────────
 
○議長(松中健治議員)  日程第16「議案第93号鎌倉市勤労福祉会館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第94号鎌倉市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第95号鎌倉市定額資金の運用基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第96号鎌倉市特別会計条例の一部を改正する等の条例の制定について」「議案第97号鎌倉市心身障害者の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第98号鎌倉市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第83号平成14年度鎌倉市一般会計予算」「議案第84号平成14年度鎌倉市下水道事業特別会計予算」「議案第85号平成14年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算」「議案第86号平成14年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計予算」「議案第87号平成14年度鎌倉市老人保健医療事業特別会計予算」「議案第88号平成14年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計予算」「議案第89号平成14年度鎌倉市介護保険事業特別会計予算」以上13件を一括議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○大井信 市民活動部長  議案第93号鎌倉市勤労福祉会館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。施設の有効活用を図るためのレイ・ウェル鎌倉の複合化に伴い、施設会議室等の一部廃止、使用時間区分の見直しを行うとともに、鎌倉市勤労福祉会館運営審議会を廃止しようとするものであります。
 以上で説明を終わります。
 
○石井潔 総務部長  議案第94号鎌倉市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について提案理由の説明をいたします。
 育児を行う職員の負担を軽減する措置の拡充を図るため、地方公務員の育児休業等に関する法律の一部を改正する法律が公布されたことを受け、鎌倉市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正しようとするものであります。
 改正の内容は、育児休業等の対象となる子の年齢が現行の1歳未満から3歳未満に引き上げられることに伴い、育児休業をすることができない職員の範囲、再度の育児休業をすることができる特別の事情、育児休業の承認の取り消し事由等の規定の整備を図ろうとするものであります。施行期日は、平成14年4月1日とし、施行日前に育児休業が終了した職員に対しての調整に係る経過措置については、公布の日から施行しようとするものであります。
 以上で説明を終わります。
 
○佐々木昭俊 保健福祉部長  議案第95号鎌倉市定額資金の運用基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部を改正する条例の制定について提案理由の説明をいたします。
 国民年金法の改正により、平成14年度分の保険料から市町村における国民年金印紙検認事務が廃止されることに伴い、国民年金印紙購入事務に係る基金の額を減額し、あわせて規定の整備を行い、平成14年6月1日から施行しようとするものであります。
 以上で説明を終わります。
 
○大井信 市民活動部長  議案第96号鎌倉市特別会計条例の一部を改正する等の条例の制定について提案理由の説明をいたします。
 鎌倉市勤労者福祉共済事業を市長が定める公益法人に事業承継することに伴って、鎌倉市勤労者福祉共済条例並びに鎌倉市勤労者福祉共済基金の設置、管理及び処分に関する条例を廃止し、鎌倉市特別会計条例については所要の整備を行おうとするものであります。なお、この条例は、平成14年4月1日から施行しようとするものであります。
 以上で説明を終わります。
 
○佐々木昭俊 保健福祉部長  議案第97号鎌倉市心身障害者の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について提案理由の説明をいたします。
 老人保健法の対象となる心身障害者への医療費助成は、現在医療機関等の窓口で、本人が立てかえ払いをする方法で行っていることを受診証を交付することにより、立てかえ払いなしで受診できるよう助成方法を改善し、市民の利用手続の軽減を図り、あわせてその他の規定の整備を行おうとするもので、助成方法の改正については、平成14年6月1日から施行し、その他の規定については、公布の日から施行しようとするものであります。
 以上で説明を終わります。
 
○上林忠 緑政都市部長  議案第98号鎌倉市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について提案理由の説明をいたします。
 本改正は、近年の経済情勢の変化に伴い、別表に定める使用料の額を改正するとともに、あわせて所要の規定の整備を行い、平成14年4月1日から施行しようとするものであります。
 以上で説明を終わります。
 
○石渡徳一 市長  (登壇)平成14年度の予算案及び関係諸議案の御審議をお願いするに当たり、私の市政運営に対する所信の一端と、施策の概要を御説明し、議員各位並びに市民の皆さんの御理解と御協力を賜りたいと思います。
 私たちの町鎌倉は、首都圏にありながら、遠くには富士山や箱根の山々を、眼前には相模の海を望むとともに、緑豊かな丘陵に囲まれるという恵まれた自然環境や、さらには先人たちの努力により守り伝えられてきた800余年の歴史や文化も有する、まさに全国に誇れる都市だと言っても過言ではありません。
 私は、この愛すべき鎌倉を市民・事業者・行政の協働により、後世の人々に誇れる町に守り育てていかなければならないと考えております。
 21世紀を迎えた今、地方分権や規制緩和の推進、経済のグローバル化やIT革命などの加速により、世の中は大きな激動期を迎えています。時代が変わるときには必ず乗り越えなければならない壁があり、同時に大きな苦難も伴います。先人たちは、その時々、襲いかかってくる大きなうねりに対し、英知を結集して乗り越え、しっかりと将来を見定めながら、今日の礎を築いてまいりました。これから私たちがつくろうとしている歴史も、いずれは長い歴史の中の一こまに埋もれてしまうかもしれません。しかし、「歴史はかつて存在した何億という人生がそこに詰め込まれている世界だ」という司馬遼太郎さんの言葉のとおり、その一こまにもその時代、そこに生きた人々のあかしがあることを忘れてはなりません。
 私たちは、進歩の名のもとに切り捨てられてきたかけがえのないものに目を向けつつ、輝かしい未来の鎌倉を歴史に刻むためにも、本質を見失うことなく、今の時代をしっかりと歩んでいかなければなりません。これが私たちに課せられた使命なのではないでしょうか。私は、「子供たちが夢と希望の持てるまち、鎌倉」を実現するために、何をなすべきかを最優先に考え、行動していく所存であります。そして、市政運営の基本をこれまで培った経営感覚を生かして、市民の利益と鎌倉という町の繁栄を追求することに置きたいと考えております。
 平成14年度における本市の財政状況でありますが、歳入につきましては、その根幹をなす市民税は、長引く景気の低迷による所得の伸び悩みや企業収益の悪化から、個人、法人市民税ともに減額が見込まれ、対前年度予算比で個人が0.8%、法人が22.0%の減、一方、固定資産税は0.7%の増、都市計画税は1.0%の減で、市税全体としては対前年度比1.5%の減を見込んでおります。
 14年度は、当面の行政課題に対応するため、財政調整基金を初めとする基金の活用や、将来の財政負担に配慮しつつ、市債の活用、特に13年度から3カ年の時限措置である臨時財政対策債の活用を図ってまいります。
 歳出につきましては、限られた財源の中で、事務事業の見直しや人件費など、経常的経費の節減に一層努めるとともに、後期実施計画に位置づけられた重点施策を積極的に推進する中で、特に市民生活に密接する子育て支援や福祉対策、ごみ処理の分野を中心に、緊急度、優先度などを総合的に勘案した予算の配分を心がけております。その結果、一般会計は532億4,800万円で、前年度当初予算と比較して10億3,980万円、率にして2.0%の増となります。
 特別会計は、廃止を予定している交通災害共済事業と勤労者福祉共済事業を除く下水道事業、大船駅東口市街地再開発事業、国民健康保険事業、老人保健医療事業、公共用地先行取得事業、介護保険事業の6事業会計の合計で542億8,600万円となり、前年度当初予算と比較して60億1,930万円、12.5%の増となります。
 一般会計と特別会計を合わせた予算総額は1,075億3,400万円で、前年度当初予算と比較すると70億5,910万円、7.0%の増となります。
 14年度予算につきましては、一般会計、特別会計ともに13年度当初予算に比べ増額となっておりますが、主な理由といたしましては、一般会計では、児童や高齢者福祉を中心とした扶助費やごみ処理施設整備など、ごみ対策に係る経費、学校用地の土地開発公社からの買いかえなどにより、民生費、衛生費、教育費の伸びによるものであります。
 また、特別会計においては、医療福祉関連の3事業と下水道事業、土地開発公社からの買いかえによる公共用地先行取得事業の伸びによるものであります。
 14年度における市政の重要な政策課題といたしましては、引き続き厳しい財政状況にある中で、市民サービスの維持・向上に可能な限り努めるとともに、子育て支援策や高齢者福祉の充実などを図るための少子高齢化対策の推進、ごみ半減や緑地保全を目指す環境の保全、交通政策や地域情報化の推進など、住みやすい環境づくりを目指す都市機能の充実の三つの柱を中心に施策事業の推進を図ってまいります。
 新たな時代を迎え、これまでのように行政のみが公共サービスを担うことには限界があります。これからは、市民の皆さんと、これまで以上のパートナーシップを築き上げ、民間企業のノウハウを活用しつつ、市政運営を進めていくことが必要となることから、NPOとの協働や、PFI事業手法の導入を図るなど、「市民感覚に合った行政スタイルの構築」に取り組んでまいりたいと考えております。
 そのため、改めるべきもの、残すべきもの、新たに取り組むべきものなど、従来の慣習にとらわれず、各種事業に取り組む勇気を全面に出し、不可能を可能にする意気込みで不断の改革を進めるとともに、「行政は最大のサービス産業である」ことを踏まえ、積極的に職員の意識改革に努めてまいります。
 本市には、ごみ対策など解決が急がれる課題が山積しています。14年度予算につきましては、これら課題の解決に向けて、市民の皆さんと一丸となって、知恵を出し、汗を流して新たな時代を切り開くための予算、言うなれば「元気な鎌倉を創る礎予算」と呼びたいと思います。
 それでは、平成14年度予算案に盛り込みました主な事業について、第3次総合計画の将来都市像の実現に向けた六つの将来目標の柱と、その分野に沿って順次御説明いたします。
 まず、第1の『人権を尊重し、人との出会いを大切にするまち』について申し上げます。
 平和都市宣言及び市民憲章の精神を生かした平和を希求する町を目指すため、市民による実行委員会が主体となる平和推進事業を実施します。
 また、人権施策を推進していくための基本理念を示す人権施策推進指針策定に向け、(仮称)人権懇話会を設置いたします。男女共同参画社会の実現に向けて、情報紙「パスポート」を作成・配布するほか、女性センター「アンサンブル鎌倉」を拠点として、面接、電話等による女性問題相談の充実を図ります。
 また、市民社会におけるジェンダーフリーの意識の浸透を目指すためのネットワークづくりに着手します。国際政策推進プランに基づき、市民・民間団体が行う国際交流・国際協力活動を支援するとともに、より一層の連携を図ってまいります。
 第2に『歴史を継承し、文化を創造するまち』について申し上げます。
 本市の貴重な歴史的遺産を保存、活用し、後世に伝えるとともに、世界遺産一覧表への登載を目指し、旧鎌倉地域を取り巻く山稜部の発掘調査を初め、長谷・高徳院の遺構確認調査を実施してきました。引き続き、極楽寺地区の仏法寺跡の遺構確認調査を実施するほか、登載に向けた啓発事業などを実施します。
 国指定史跡永福寺跡については、将来の史跡公園化に向けて用地の買収を行うほか、北西部に位置する西ケ谷の整備を行います。
 本市には、国宝を初め、国や県から指定された数多くの貴重な文化財があり、その保存修理を行っています。14年度は国指定重要文化財鶴岡八幡宮上宮等の保存修理を行うとともに、県指定重要文化財建長寺法堂の保存修理を引き続き進めます。また、県指定重要文化財常楽寺文殊菩薩座像及び本市指定の円覚寺絹本墨画水月観音図の保存修理を行います。鏑木清方記念美術館については、展示等の事業の充実を図るとともに、その管理・運営に努めていきます。
 鎌倉の新たな文化の創造、発信の方向性を明らかにするため、(仮称)鎌倉市文化マスタープランを策定します。(仮称)川喜多記念館建設に向け、引き続き建設条件調査を行うとともに、映画会の開催等により、基金の積み立てに努力します。また、旧華頂宮邸については、庭園の維持・管理に努め、一般公開の充実を図ります。
 第3に、『都市環境を保全・創造するまち』について申し上げます。
 都市の緑とオープンスペースの保全整備等に係る施策を一層総合的かつ計画的に推進してまいります。緑の基本計画に位置づけられた緑地の保全に向け、常盤山については、国の支援を受けながら引き続き緑地の買い入れを行います。広町、台峯についても、おのおの、都市林、鎌倉中央公園拡大区域とする都市計画公園の実現に向けて、引き続き土地所有者との誠意ある協議を進めてまいります。
 また、緑地保全基金への積み立てを行い、この基金を多角的に活用して、緑の保全を目的とした公園事業の推進を図るとともに、土地所有者の協力による保存樹林の指定や、緑地保全契約事業を推進しながら、天神山緑地、等覚寺東光寺緑地など、枢要な緑地を計画的に取得します。加えて、相続等の緊急対応策として、緑地の買い入れを予定するほか、土地所有者にかわっての樹林管理事業を進めます。
 さらに、長い伝統の中で、古都鎌倉の環境を市民みずからの手で保全し、管理していくために活動している財団法人鎌倉風致保存会への支援に努めるとともに、公園緑地の施設点検、緑の保全管理の知識や、意識の普及・啓発を図るため、緑のレンジャーを初めとする各種の事業を行います。
 鎌倉中央公園については、都市計画決定区域全体の15年度の開園を目指し、引き続き用地取得を進めるほか、トイレ・防災備蓄倉庫を併設した休憩舎の建設を行います。
 また、緑の相談、講習会の開催、子供の体験学習、山林の下草刈りなどの市民参加による事業について、財団法人鎌倉市公園協会と引き続き連携を図ります。
 鎌倉海浜公園由比ガ浜地区については、国道134号線海側の用地を県から無償で借り受け、公園として開園するための整備を行います。
 夫婦池公園については、引き続き用地の取得を進めます。
 次に、資源循環型社会の形成を目指した事業についてですが、引き続きごみの発生抑制、減量化・資源化を市民や事業者の皆さんと一体となって推進いたします。そのため、従来から実施しているリサイクルシステム推進のための植木剪定材堆肥化事業や、ごみ・資源物の分別収集を徹底して実施するとともに、新たに粗大木くず資源化委託事業を実施いたします。
 また、生ごみの減量化・資源化をさらに推進するために、家庭用生ごみ処理機購入費助成制度の充実や、集合住宅用生ごみ処理機購入費助成制度の導入を図ります。
 ごみ処理施設の整備については、本年11月末までに対応を求められているダイオキシン類の削減対策のため、引き続き名越クリーンセンターの改修工事を進める一方、今泉クリーンセンターの中継施設化の整備や、休炉後の資源化施設としての活用方策の検討などを進めます。あわせて、ごみ収集処理の中長期的方針を平成14年度のできるだけ早い時期に議会並びに市民にお示ししてまいります。
 将来のごみ処理に係る広域処理については、神奈川県ごみ処理広域化計画に基づき、横須賀三浦ブロック広域連合設立準備協議会において調査検討を進め、ごみ処理広域化基本計画策定に向けて取り組みます。
 また、焼却残渣の資源化を図るため、焼却残渣の全量を溶融固化処理いたします。
 さらに、将来のごみ処理施設建設を見据えて一般廃棄物処理施設建設基金の積み立てを行います。
 そのほか、笛田リサイクルセンター周辺用地の公園的整備や、ごみの散乱のない美しいまちを目指したまち美化行動計画に基づいて、市民の皆さんとともに美化活動に取り組んでいきます。
 低公害車の普及促進を図るため、公用車に天然ガス自動車・ハイブリッド自動車を導入します。
 また、雨水の再利用を促進し、環境への負荷低減を図るため、引き続き雨水貯留槽・浸透升の設置を支援します。
 公共性の高い眺望点からの景観を保全・創出していくためのガイドライン策定に向けた基礎調査を実施します。
 また、若い世代に向けた景観づくりへの意識の普及・啓発に引き続き取り組みます。
 第4に、『健やかで心豊かに暮らせるまち』について申し上げます。
 少子高齢化が進行する中で、子育てや老後の生活への不安が高まっています。このため、子育て家庭への支援や、障害者・高齢者福祉を一層充実させてまいります。子育てを支援するための事業としては、子育てに関係する窓口や面談室を本庁ロビー付近に集中して配置し、市民の利便性の向上を図ります。
 また、子育てマップの作成、子育てホームページの作成など、子育てに関するさまざまな情報提供や市の業務体制の整備を図ります。
 子育て支援センターについては、子育て家庭の育児不安等の軽減と解消を図るため、鎌倉地域に開設し、子育て相談や情報交換などについて多くの利用をいただいておりますが、さらに大船地域にもセンターを開設いたします。
 また、大船地域にはNPO法人の運営による子育て等の相互援助組織であるファミリーサポートセンターを開設し、子育てや高齢者介護など、市民の相互援助により、仕事と家庭の両立支援に努めます。そのほか、子育て支援に関する事業としては、小児医療費助成制度や年末保育事業の実施、家庭保育福祉員制度の拡充などを行います。
 母子保健・成人保健の事業としては、生涯にわたる健康づくりを推進するため、市民の健康増進を支援する個別健康教育や食生活改善推進員養成講座を開催します。
 障害者福祉事業としては、精神障害者の社会参加と自立を支援するための精神障害者地域生活支援センターの設立や、地域作業所への支援充実、心身障害者福祉施設の整備、生活ホームの整備、ホームヘルプサービスの充実、福祉タクシー券・自動車燃料券の選択制の導入、地域療育相談体制の充実などを行います。
 高齢者福祉事業としては、外出することの困難な高齢者の移送サービスをNPO法人に委託し実施する外出支援サービス、介護老人保健施設・介護老人福祉施設の整備、デイサービスセンターの整備、グループホームの整備、生活支援型ホームヘルプサービス、配食サービス事業、生きがいと健康づくりのための高齢者活動サービス事業などを充実します。
 以上の福祉・保健・医療事業を総合的に推進しながら、だれもが健康で安心して、地域で支え合いながら暮らせるまちづくりを推進してまいります。
 次に、学校教育については、鎌倉の未来を担う児童・生徒一人ひとりの成長を学校のみならず、地域社会で支えていく仕組みの構築を目指し、より開かれた学校づくりを進めるとともに、児童・生徒一人ひとりの個性を大切にした教育を推進します。
 特に、学校・家庭・地域が連携して子供たちを育てていくため、ぞれぞれの果たす役割と今後の学校教育のあり方の指針となるかまくら教育プランの策定に取り組みます。地域の人材、教材などを生かした特色ある学校づくりを本年度はモデル校5校において実施します。また、13年度にスタートした学校評議員制度について、さらに効果ある活用を図ります。
 教育に関する調査研究、研修、情報提供、相談・指導等の充実を目的として、鎌倉市教育センターを本年4月に開設します。その中で、特に青少年の非行やいじめ、子育てなどの悩みに関する教育相談の充実を図ります。また、不登校児童等への訪問指導や、Eメールなどを活用した指導・支援を行います。
 情報教育の充実を図るため、小中学校に配置したコンピューターをより広く活用できるよう、情報教育推進アドバイザーを派遣します。
 すべての小中学校で朝の読書活動を推進するため、読書活動推進員を定期的に学校に派遣するとともに、学校図書室の蔵書の充実に努めます。
 児童・生徒の安全を図るため、第二小学校・腰越小学校の校舎の耐震補強工事を行います。また、児童が不審者等から身を守るため、外部指導者によるワークショップを実施するなど、危険回避のための指導を行います。
 学校施設の環境改善として、2校のトイレ改修を行うとともに、小学校保健室に冷房設備を設置します。
 生涯学習については、高齢社会の到来、余暇時間の増加、完全学校週5日制の実施などに伴い、市民がより心の豊かさを求め、身近なところで体験型の学習・文化活動ができるように、生涯学習環境を一層整えてまいります。14年度においては、市内の各公民館施設を生涯学習センターに改め、市民の生涯学習を支援するための拠点として位置づけ、引き続き市民ボランティアの協力を得て運営していくとともに、インターネットによる施設予約システムへのアクセスを開始します。
 また、地域講座や大学等、公開講座を引き続き開催いたします。
 図書館については、図書館サービスの基礎となる、図書・資料の充実を引き続き図るとともに、中央図書館に市民がインターネットを利用することのできるパソコンを設置し、ITの体験の場として開放します。
 鎌倉国宝館については、平成14年が鎌倉時代の高僧忍性の没後700年に当たることから、奈良と鎌倉に残されたゆかりの文化財を一堂に集めた秋季特別展を開催します。
 鎌倉文学館については、引き続き鎌倉市芸術文化振興財団による運営を進めるとともに、収蔵品管理システム機器の整備を図ります。
 青少年育成については、昨年3月に開館した鎌倉青少年会館と玉縄青少年会館の2館体制により、青少年の活動拠点となるように、講座等の一層の充実に努めます。また、放課後の留守家庭児童対策として、子ども会館・子どもの家と放課後児童クラブの運営に努めます。
 スポーツ・レクリエーションについては、山崎地区の屋内温水プールをPFI手法により整備するため、事業者の募集・選定等を行います。
 第5に、『安全で快適な生活が送れるまち』について申し上げます。
 防災・消防については、自主防災組織への活動支援や、ミニ防災拠点を中心とした自治会・町内会組織等による防災コミュニティづくりを進め、災害に強いまちづくりの推進に努めます。
 また、防災訓練や、防災の集いを開催し、防災に対する意識づくりを進めます。
 地震防災の観点から、震度計を新たに整備し、市民に正確・迅速な地震情報を提供します。
 地域における消防・防災活動の業務拠点である玉縄消防出張所の耐震補強工事及び改修工事を行い、消防施設の充実を図ります。
 さらに、市民の救命率の向上や、救急業務の一層の高度化を図るため、引き続き救急救命士の育成に努め、深沢消防出張所に高規格救急車を配備いたします。
 市民が安心して暮らせるよう、人家の安全を確保するため、県による急傾斜地崩壊危険区域の指定及び防災工事の促進について、引き続き要請するとともに、既成宅地における防災工事に対する助成を行います。
 安全で、快適なまちづくりを市民参画により進めていくため、まちづくり条例の制度の活用を図るとともに、市民の自主的なまちづくり活動への支援を行います。
 都市拠点の整備について申し上げますと、古都中心市街地まちづくりについては、構想に位置づけられている鎌倉駅西口周辺のまちづくりプロジェクトの実現を図るため、市民との協働体制により、町の基本的な方向性を示す基本計画を初め、具体的な事業の実施に向けた推進プログラムの策定を目指します。
 深沢地域のまちづくりについては、引き続き事業用地の取得を進めるとともに、地元住民を初め、関係機関等との理解・協力・連携のもと、基本計画を策定し、早期の事業化に向け、取り組みます。
 大船駅東口市街地再開発事業の第2地区については、現在の社会経済状況に見合った事業として、早期に立ち上げるべく、民間活力の導入を視野に入れつつ、総体的方向性の確立に向け、権利者及び関係機関との協議を進めます。
 大船駅西口整備については、地域住民、行政及び関係機関が協働する中で、現計画を踏まえつつ、短期的な方策についての協議・検討を進めます。
 大船駅周辺地区のまちづくりについては、県、横浜市と本市で組織する大船駅周辺地区整備連絡協議会において作成した大船駅周辺地区都市づくり基本計画(案)について、関係機関との協議・調整を通じた見直しを進めてまいります。
 鎌倉地域の地区交通計画については、これまでの成果をもとに、鎌倉地域の交通環境の改善に向け、交通情報提供による社会実験を実施します。また、市民生活に根差したバス交通体系の実現を図るため、オムニバスタウン計画に基づき、事業者と連携して、城廻、笛田地区の小型低床バスの運行や、鎌倉東口バス停留所の整備を行います。
 生活道路については、居住環境の向上を目指した道路整備を行うとともに、交通安全対策として、だれもが安心して歩けるよう、引き続き歩道段差の解消に努めます。また、駅及び駅周辺における重点地区のバリアフリー化の推進に取り組みます。
 砂押橋交差点については、引き続き大船駅側の用地に係る取得・移転交渉等を進め、早期の改良を目指します。
 住宅対策については、現状の市営住宅の維持管理を行うほか、新たに都市整備公団、レーベンスガルテン山崎の1棟を借り上げて、市営住宅として管理を開始します。公共下水道については、大船処理区の整備が進み、幹線管渠の整備が終了いたしました。今後は、17年度完了を目指して、枝線管渠築造工事を推進します。また、鎌倉処理区の管渠の修繕を実施するとともに、移管が完了した大船処理区の住宅団地の管渠改修を順次推進いたします。
 さらに、流入水量の増加に合わせ、山崎水質浄化センターの増設工事を進める一方、老朽化している七里ガ浜水質浄化センターの改修に向け、各種台帳の整備を継続するほか、施設の劣化状況等の診断を行います。
 雨水対策は、横浜市と協力して、滝ノ川の整備を実施するほか、雨水管渠の建設を進めます。
 第6に、『活力ある暮らしやすいまち』について申し上げます。
 高度情報通信ネットワーク社会に対応するため、全庁的な取り組みとして、電子自治体推進本部を設置し、インターネットなどのITを活用した電子自治体の実現を目指します。そのための情報基盤整備を引き続き行うとともに、本年度は住民基本台帳ネットワークシステムの構築、ネットワーク・セキュリティーシステムの構築、また各種文書の電子化や標準化を進めるためのグループウェアを導入して、事務効率の向上を図ります。
 産業振興については、引き続き商店街活性化支援事業の推進として、商店街催事事業助成や街路灯の整備、腰越漁港改修に向け、水質・生態系等の調査や環境保全対策の検討などを行うほか、農産物等ブランド事業を進めます。
 観光施設整備事業については、観光案内板・ルート板・リーフレット等、各種観光案内の整備・充実を図るとともに、寿福寺前公衆トイレなどの改修を行い、市民や観光客の利便に供します。
 市直営で運営していた勤労者福祉共済事業を公益法人に承継するとともに、レイ・ウェル鎌倉の窓口業務を委託します。
 六つの将来目標の柱に引き続き、『基本計画の推進に向けて』の事業について申し上げます。
 ケーブルテレビを活用した市政情報番組の充実を図るとともに、市民チャンネルの開設に向け、市民ボランティアによる番組制作を行います。また、さまざまな分野での市民や市民団体による活動を支援する市民活動センターの充実を図ります。
 本庁及び4支所において土・日・休日に住民票の写し、印鑑登録証明書を交付することにより、平日に来庁できない市民に対するサービスの向上を図ります。
 以上、14年度に予定しております主要施策の大要について申し上げました。
 インターネットの普及が国境という垣根を取り払いつつありますように、人々が世界的情報を共有できるようになった現在、行政もグローバルな視点を持つことがあらゆる分野にわたって求められていると考えます。また、スポーツや芸術・文化など、世界のひのき舞台で活躍する日本人の姿を見るにつけ、個人の持つ力・個性を生かした教育が必要であることを実感するところです。
 そこで、鎌倉の個性とは何かということを考えてみますと、この町は鎌倉に住み、働き、学び、鎌倉を訪れ、愛し、思うすべての人々の意識がつくってきた町だということであり、その意味で、まちづくりの基本はまさに人づくりなのだということを考えるわけでございます。人づくりの第一に求められていることは、子供たちの健やかな成長をはぐくむ環境の整備と、教育の充実に主眼を置いた施策の展開であり、あわせて高齢者や女性たちの声を積極的に吸い上げていくことだと考えます。さまざまな意見や個性を持つ多くの市民とともに学び、考え、はぐくむ行政を展開していくことが今後の市政の目指す方向であると確信しております。市民と行政が一丸となって、汗を流し、鎌倉の個性を生かしたまちづくりを進めていくために、礎を築き、先頭に立ってかじをとることが私に課せられた使命であると考えます。財政状況の厳しい折ではありますが、市長就任1年目として、できる限り前向きな予算を編成し、夢と希望にあふれる鎌倉づくりに向け、全力を傾注する所存であります。これをもちまして、私の提案理由の説明を終わらせていただきます。詳細につきましては、担当職員より説明をいたしますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。ありがとうございました。
 
○松本巖 企画部長  議案第83号平成14年度鎌倉市一般会計予算について、その内容を説明いたします。
 第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ532億4,800万円となります。
 款項の金額は、第1表のとおりで、その内容は次のとおりであります。
 まず、歳出でありますが、第5款議会費は4億5,621万9,000円で、議員の議会活動及び議会の運営経費を計上いたしました。
 第10款総務費は、74億324万6,000円で、第5項総務管理費は秘書事務及び式典・渉外の経費、職員の給与、研修、福利厚生の経費、市民相談及び広聴・広報活動、文書・行政事務の経費、財政・会計事務の経費、財政調整基金及び公共公益施設整備基金への積立金、公共用地先行取得事業特別会計への繰出金、庁舎の維持管理費、環境政策及び公害対策に関する経費、企画総合計画・事務管理の経費、総合防災の経費、情報化推進の経費、各行政センターの維持管理と支所業務の経費、公平委員会の経費、退隠・扶助料、文化振興の経費、国際交流・都市提携の経費、鎌倉芸術館の経費、自治会・町内会に対する助成など市民組織支援の経費、女性行政の経費、人権問題啓発の経費、市税等の還付金・返還金の経費などを計上いたしました。
 第10項徴税費は、市税の賦課・徴収・評価の事務経費などを計上いたしました。
 第15項戸籍住民基本台帳費は、戸籍・住民基本台帳・印鑑事務の経費、住居表示・市境界整備の経費などを計上いたしました。
 第20項選挙費は、選挙管理委員会の運営経費、農業委員会委員選挙執行の経費などを計上いたしました。
 第25項統計調査費は、統計事務の経費を、第30項監査委員費は、監査事務の経費を計上いたしました。
 第15款民生費は、111億8,250万円で、第5項社会福祉費は社会福祉協議会支援の経費、国民健康保険事業特別会計、老人保健医療事業特別会計及び介護保険事業特別会計への繰出金、福祉センター維持管理の経費、心身障害者に対する扶助及び在宅福祉の経費、地域作業所への助成、療育システムの推進、障害者の医療助成、通所更生・授産施設運営の経費、精神障害者福祉の経費、高齢者に対する支援の経費、介護施設整備への助成、社会参加・生きがい対策の経費、老人福祉施設に要する経費などを計上いたしました。
 第10項児童福祉費は、育児支援の経費、小児及びひとり親家庭の医療費助成、児童手当の支給、私立・公立保育所及び障害児通園施設に要する経費などを計上いたしました。
 第15項生活保護費は、生活保護法に基づく各種扶助の経費などを計上いたしました。
 第20項災害救助費は、災害見舞金と災害援護貸付金などを計上いたしました。
 第20款衛生費は、75億4,904万1,000円で、第5項保健衛生費は介護老人保健施設整備への助成、救急医療対策に要する経費、予防接種の経費、成人・母子保健、基本健康診査及びがん検診事業の経費などを計上いたしました。
 第10項清掃費は、じんかい・し尿収集の経費及び処理施設の整備・維持に要する経費、ごみの減量化・資源化に要する経費などを計上いたしました。
 第15項環境対策費は、環境保全、公衆トイレ清掃の経費、海岸清掃の経費などを計上いたしました。
 第25款労働費は、5億421万円で、勤労者の福利厚生対策の経費、勤労者福祉サービスセンター運営の経費などを計上いたしました。
 第30款農林水産業費は、1億815万4,000円で、農業委員会の運営経費、青果地方卸売市場活性化事業や漁港施設整備事業など、農林水産業振興の経費などを計上いたしました。
 第35款商工費は、4億6,444万6,000円で、中小企業融資対策事業、商工業関係団体への助成、生活関連物資対策事業等消費者保護の経費などを計上いたしました。
 第40款観光費は、2億793万1,000円で、広報宣伝事業、観光協会に対する助成、海水浴場運営の経費などを計上いたしました。
 第45款土木費は、108億2,841万4,000円で、第5項土木管理費は、がけ地対策、道路管理、建築指導の経費などを計上いたしました。
 第10項道路橋りょう費は、交通安全施設の整備、道路の維持、道路新設改良の経費などを計上いたしました。
 第15項河川費は、河川・水路及び雨水調整池の維持管理及び改良の経費などを計上いたしました。
 第20項都市計画費は、都市景観形成事業、大船駅周辺整備の経費、大船駅西口整備の経費、自然環境調査の経費、街路樹及び樹林の維持管理、保存樹林・緑地保全契約の経費、緑地保全基金及び風致保存基金への積立金、拠点整備・交通体系整備の経費、大船駅東口市街地再開発事業特別会計・下水道事業特別会計への繰出金、緑地の取得と維持管理、公園用地の取得と公園整備及び維持管理の経費などを計上いたしました。
 第25項住宅費は、市営住宅の維持管理に係る経費を計上いたしました。
 第50款消防費は、28億5,556万8,000円で、消防施設の維持管理、警防・救急対策、緊急情報システム等指令業務に要する経費、消防団活動の経費、消防車両購入の経費などを計上いたしました。
 第55款教育費は、61億2,957万6,000円で、第5項教育総務費は教育委員会の運営の経費、教育施設の維持管理等の経費、小中学校児童・生徒の健康管理、幼稚園就園奨励に係る助成の経費、教育センター運営の経費、教育情報事業の経費などを計上いたしました。
 第10項小学校費及び第15項中学校費は、各小中学校の維持・管理運営費、特殊教育助成及び要保護・準要保護児童・生徒に対する各種扶助、耐震補強、施設整備に要する経費などを計上いたしました。
 第20項社会教育費は、鏑木清方記念美術館など、各種社会教育施設の維持管理と運営の経費、国指定史跡の用地買収、世界遺産条約登録推進のための経費、生涯学習センター・青少年育成施設・図書館・国宝館及び文学館の維持管理と運営の経費などを計上いたしました。
 第25項保健体育費は、体育施設の維持管理と運営の経費などを計上いたしました。
 第60款公債費は45億869万5,000円で、長期債の元利償還金と一時借入金の利子を計上いたしました。
 第65款諸支出金は10億円で、鎌倉市土地開発公社に対する年度内返還の貸付金を計上いたしました。
 第70款予備費は5,000万円を計上いたしました。
 以上が歳出の内容でありますが、これを主な性質ごとに分析いたしますと、消費的経費は320億1,326万5,000円で、歳出に占める構成割合は60.1%、うち人件費は168億3,019万7,000円で31.6%、物件費は87億342万1,000円で16.3%、扶助費は40億762万6,000円で75%となります。投資的経費は52億2,373万7,000円となり、構成割合は9.8%となります。繰出金は95億8,026万5,000円で18.0%、公債費は45億869万5,000円で8.5%となっております。
 次に、歳入について申し上げます。
 第5款市税は344億6,000万円で、前年度当初予算に比べ15%、金額にして5億4,000万円の減であります。なお、徴収率は平均で92.0%と見込み、計上いたしました。以下、現年課税分を前年度と比較しながら説明いたします。
 第5項市民税の個人分については、景気の低迷による影響を考慮し、0.9%の減を、法人分については企業の減収状況などを勘案して、21.8%の減を見込みました。
 第10項固定資産税の土地については、地価下落の影響、地目の異動等により1.1%の減、家屋は新築・増築の伸びにより4.4%の増、償却資産は0.4%の減、国有資産等所在市町村交付金は22.5%の減を見込みました。
 第15項軽自動車税は課税台数の状況を勘案して、2.9%の増を見込みました。
 第20項市たばこ税は売り渡し本数を勘案して、3.3%の減を見込みました。
 第25項特別土地保有税は2万8,000円を計上、第30項都市計画税については、地価下落の影響等により1.0%の減を見込みました。
 以上、説明いたしました現年課税分につきましては、徴収率を98.3%と見込み、340億4,044万6,000円を収入見込み額として計上いたしました。
 なお、滞納繰越分は徴収率を14.9%と見込み、4億1,955万4,000円を計上いたしました。
 第10款地方譲与税は3億円、第15款利子割交付金は3億8,000万円、第17款地方消費税交付金は14億円、第20款ゴルフ場利用税交付金は3,600万円、第30款自動車取得税交付金は4億5,000万円、第33款地方特例交付金は16億円、第35款地方交付税は特別地方交付税を3,000万円、第40款交通安全対策特別交付金は3,000万円をそれぞれ計上いたしました。
 第45款分担金及び負担金は3億8,258万円で、保育所運営費負担金などを計上いたしました。
 第50款使用料及び手数料は8億7,788万6,000円で、鎌倉芸術館施設使用料、道路占用料、市営住宅使用料、証明閲覧等手数料及び一般廃棄物処理等手数料などを計上いたしました。
 第55款国庫支出金は、32億4,530万円で、いずれも歳出の補助・負担事業に対し、定率または定額で計上いたしました。主なものは、知的障害者措置費負担金、保育所運営費負担金、児童手当負担金、生活保護費負担金、廃棄物処理施設整備費補助金、公園事業費補助金、史跡買収費補助金、国民年金事務費委託金などであります。
 第60款県支出金は国庫支出金と同様の趣旨により、17億7,682万1,000円を計上いたしました。主なものは、保育所運営費負担金、市町村委譲事務補助金、重度障害者医療費給付補助事業補助金、高齢者在宅福祉事業費補助金などであります。
 第65款財産収入は4,337万5,000円で、緑地保全基金など各種基金の運用利子や土地売払いなどの収入を計上いたしました。
 第70款寄附金は1億5,749万8,000円で、一般寄附金などを計上いたしました。
 第75款繰入金は21億1,554万3,000円で、財政調整基金からの繰入金のほか、緑地保全基金繰入金、老人保健医療事業特別会計繰入金などを計上いたしました。
 第80款繰越金は6億円で、前年度からの繰越見込み額を計上いたしました。
 第85款諸収入は19億1,409万7,000円で、中央労働金庫貸付金、中小企業金融対策貸付金、土地開発公社貸付金などの返還金等を計上いたしました。
 第90款市債は34億4,890万円で、清掃施設整備事業債など6件の事業債と減税補てん債、臨時財政対策債を計上いたしました。
 以上の歳入を分析いたしますと、市税などの自主財源が405億5,097万9,000円で、全体の76.1%、国県支出金、市債などの依存財源が126億9,702万1,000円で23.9%となります。
 第2条地方債は、歳入歳出予算で説明いたしました事業費などの財源として、第2表の金額と条件などにより起債しようとするもので、これにより平成14年度末の現在高見込み額は423億1,626万3,000円となります。
 第3条一時借入金は、借入限度額50億円の範囲内で資金需要の集中する時期などに一時借り入れができるようにしようとするものであります。
 第4条歳出予算の流用は、歳出予算の各項に計上いたしました給料、職員手当等及び賃金に係るものを除く共済費について職員の配置がえなどにより過不足を生じた場合、同一款内の各項相互間で流用を行い、弾力的な予算の執行を可能にしようとするものであります。
 以上をもちまして一般会計予算の内容説明を終わります。
 
○金澤政弘 都市整備部長  議案第84号平成14年度鎌倉市下水道事業特別会計予算の内容について説明をいたします。
 第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ119億5,560万円となります。
 まず、歳出でありますが、第5款総務費は24億417万9,000円で、職員の給与費、水洗化普及促進に係る助成金、下水道使用料の賦課・徴収などの経費、排水施設及び終末処理施設の維持管理に要する経費を計上いたしました。
 第10款事業費は51億7,797万1,000円で、深沢・大船・玉縄地域などの管渠整備に係る経費及び山崎下水道終末処理場建設工事の経費などを計上いたしました。
 第15款公債費は43億6,845万円で、長期債の元利償還金と一時借入金の利子を、第20款予備費は500万円をそれぞれ計上いたしました。
 次に、歳入について申し上げます。
 第5款分担金及び負担金は2億7,600万円で下水道受益者負担金を、第10款使用料及び手数料は16億6,178万円で、下水道使用料などを、第15款国庫支出金は14億1,665万6,000円で、下水道整備事業に対する補助見込み額を、第20款県支出金は4,205万円で、下水道整備事業に対する補助見込み額を、第25款繰入金は53億3,340万円で一般会計からの繰入金を、第30款繰越金は9,400万円で、前年度からの繰越見込み額を、第35款諸収入は2億271万4,000円で水洗便所改造資金貸付金の元金収入及び消費税還付金などを、第40款市債は29億2,900万円で、下水道事業債を計上いたしました。
 第2条地方債は、歳入歳出予算で説明いたしました事業費の財源として、第2表の金額と条件などにより起債しようとするもので、これにより、平成14年度末の現在高見込み額は569億4,575万円となります。
 第3条一時借入金は、借入限度額1億円の範囲内で資金需要の集中する時期などに一時借り入れができるようにしようとするものであります。
 以上で説明を終わります。
 
○木村裕 大船駅周辺整備推進担当担当部長  議案第85号平成14年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算の内容について説明いたします。
 第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ3億8,430万円となります。
 まず、歳出でありますが、第5款事業費は2億1,748万円で、職員の給与費など事務所の運営に要する経費、再開発事業の推進に要する各種調査委託等の経費を計上いたしました。
 第10款公債費は1億6,482万円で、長期債の元利償還金と一時借入金の利子を、第15款予備費は200万円をそれぞれ計上いたしました。
 次に、歳入について申し上げます。
 第5款使用料及び手数料は746万9,000円で土地使用料を、第10款繰入金は3億2,800万円で一般会計からの繰入金を、第15款繰越金は205万2,000円で、前年度からの繰越見込み額を、第20款諸収入は4,677万9,000円で再開発資金融資貸付金返還金をそれぞれ計上いたしました。
 第2条一時借入金は、借入限度額1億円の範囲内で資金需要の集中する時期などに一時借り入れができるようにしようとするものであります。
 以上で説明を終わります。
 
○佐々木昭俊 保健福祉部長  議案第86号平成14年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計予算の内容について説明をいたします。
 第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ124億2,730万円となります。
 まず、歳出でありますが、第5款総務費は2億652万3,000円で、職員の給与、国民健康保険の資格・給付事務に要する経費、保険料の賦課・徴収に要する経費などを計上いたしました。
 第10款保険給付費は71億5,640万円で、一般被保険者療養給付費は被保険者を3万4,400人、1人当たり費用額を17万264円、退職被保険者等療養給付費は被保険者を9,200人、1人当たり費用額を30万7,434円とそれぞれ見込んでおります。
 第15款老人保健拠出金は42億9,442万2,000円で、老人保健法に基づき医療費拠出金及び事務費拠出金を、第17款介護納付金は6億2,254万8,000円で、介護保険法に基づき、事業運営費として支払基金に拠出する本市負担分を、第20款共同事業拠出金は1億1,151万2,000円で、高額医療費共同事業に要する経費などを、第25款保健事業費は1,644万8,000円で人間ドックの助成、医療費通知などに要する経費を、第27款基金積立金は5万1,000円で、国民健康保険運営基金への積み立てを、第30款諸支出金は939万6,000円で保険料過誤納還付金などの経費を、第35款予備費は1,000万円をそれぞれ計上いたしました。
 次に、歳入について申し上げます。
 第5款国民健康保険料は53億6,638万8,000円で、一般被保険者の医療保険分の現年度保険料は1人当たり平均7万5,892円、退職被保険者等は9万2,630円であります。なお、介護保険分の1人当たり平均保険料は1万9,214円であります。
 第10款一部負担金は4,000円を、第15款使用料及び手数料は1,000円を、第20款国庫支出金は36億5,306万8,000円で、療養給付費等負担金などを、第25款療養給付費交付金は18億8,809万3,000円で、退職被保険者等の医療費財源に充てるための交付金を、第30款県支出金は1,000万円で、国民健康保険運営強化事業促進対策費補助金を、第35款共同事業交付金は1億1,000万円で、高額医療費共同事業交付金を、第38款財産収入は5万円で、鎌倉市国民健康保険運営基金の運用利子を、第40款繰入金は10億6,050万1,000円で、一般会計からの繰入金を、第45款繰越金は3億3,000万円で、前年度からの繰越見込み額を、第50款諸収入は919万5,000円をそれぞれ計上いたしました。
 第2条歳出予算の流用は、歳出予算の各項に計上いたしました給料、職員手当等及び賃金に係るものを除く共済費並びに保険給付費の各項の予算額に過不足を生じた場合、同一款内の各項相互間で流用を行い、弾力的な予算の執行を可能にしようとするものであります。
 引き続きまして、議案第87号平成14年度鎌倉市老人保健医療事業特別会計予算の内容について説明をいたします。
 第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ176億5,100万円となります。
 まず、歳出でありますが、第5款総務費は7,486万円で、老人医療の資格・給付事務に要する経費を計上いたしました。
 第10款医療諸費は173億5,100万円で、現物給付の経費として、医療給付費171億900万円、現金給付の経費として、医療費支給費1億5,400万円のほか、診療報酬の審査支払手数料を計上いたしました。
 なお、年間平均受給者数は2万6,686人を、1人当たり給付額は約64万7,000円をそれぞれ見込んでおります。
 第15款諸支出金は2億1,514万円で、前年度の一般会計繰入金の精算に伴う繰出金等を、第20款予備費は1,000万円をそれぞれ計上いたしました。
 次に、歳入について申し上げます。第5款支払基金交付金は118億9,900万1,000円で、医療費交付金、審査支払手数料交付金を計上いたしました。
 第10款国庫支出金は37億9,936万円を、第15款県支出金は9億3,550万円を、第20款繰入金は10億1,700万円で、一般会計からの繰入金を、第25款繰越金は13万7,000円で、前年度からの繰越見込み額を、第30款諸収入は2,000円をそれぞれ計上いたしました。
 以上で説明を終わります。
 
○石井潔 総務部長  議案第88号平成14年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計予算の内容について説明いたします。
 第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ39億1,220万円となります。
 まず、歳出でありますが、第5款事業費は32億7,983万4,000円で、深沢地域国鉄跡地周辺総合整備事業用地並びに鎌倉市土地開発公社が所有する鎌倉市由比ガ浜三丁目の旧今井邸及び旧鈴木邸の用地取得費を、第10款公債費は、6億3,236万6,000円で、長期債償還の経費として、元金償還金及び支払利子をそれぞれ計上いたしました。
 次に、歳入について申し上げます。
 第3款財産収入は5,982万7,000円で、貸地料収入を、第5款繰入金は5億7,250万円で、長期債償還の元金償還金及び支払利子に充てるため、一般会計からの繰入金を、第7款繰越金は7万3,000円で、前年度からの繰越金を、第10款市債は32億7,980万円で、公共用地先行取得事業債をそれぞれ計上いたしました。
 次に、第2条地方債は、歳入歳出予算で説明いたしました事業費の財源として、第2表の金額と条件などにより起債しようとするものであります。
 以上で説明を終わります。
 
○佐々木昭俊 保健福祉部長  議案第89号平成14年度鎌倉市介護保険事業特別会計予算の内容について説明いたします。
 第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ79億5,560万円となります。
 まず、歳出でありますが、第5款総務費は3億7,150万3,000円で、職員の給与、介護認定調査・審査に要する経費、第1号被保険者の保険料賦課徴収に要する経費などを計上いたしました。
 第10款保険給付費は74億9,000万円で、居宅及び施設サービスを受けたときの給付費などを計上いたしました。
 第15款財政安定化基金拠出金は3,285万4,000円で、第1号被保険者保険料の不足などに備えるため、県に設置された基金への拠出金を、第25款基金積立金は54万2,000円で、介護給付準備基金への積立金の経費を、第30款諸支出金は6,050万1,000円を、第35款予備費は20万円をそれぞれ計上いたしました。
 次に、歳入について申し上げます。
 第5款介護保険料は13億2,909万1,000円で、第1号被保険者の保険料を、第15款国庫支出金は17億6,070万1,000円で、介護給付に対する国庫の負担金などを、第20款県支出金は9億3,730万1,000円で、介護給付に対する県の負担金などを、第25款支払基金交付金は25億2,970万円で、第2号被保険者の保険料について社会保険診療報酬支払基金からの交付金を、第30款財産収入は54万1,000円を、第35款寄附金は1,000円を、第40款繰入金は13億9,556万3,000円で一般会計からの繰入金及び介護給付準備基金からの繰入金を、第45款繰越金は269万7,000円で、前年度からの繰越見込み額を、第50款諸収入は5,000円をそれぞれ計上いたしました。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(松中健治議員)  以上で提案理由の説明は全部終了いたしました。
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○議長(松中健治議員)  お諮りいたします。運営委員会の協議もあり、本日は説明を聴取するにとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって延会することに決しました。
 なお、残余の日程については、来る3月5日午前10時に再開いたします。ただいま御着席の方々には改めて御通知いたしませんから、御了承願います。
 本日はこれをもって延会いたします。
                   (16時30分  延会)

 平成14年2月27日(水曜日)

                          鎌倉市議会議長    松 中 健 治

                          会議録署名議員    藤 田 紀 子

                          同          野 村 修 平

                          同          仙 田 みどり